JP5677786B2 - 検出センサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検出センサの製造方法に関するものである。
検出センサにおいて、センサ主要部を内部に備えたケースと、ケースに形成された筒状のケーブル導出部から外部に導出されるケーブルの外皮部材とが、耐薬品性に優れるフッ素樹脂からなるものがある(例えば特許文献1参照)。このような検出センサは、薬品等に晒されることによるセンサ主要部及びケーブル内の導線の腐食を防ぐためにケース及びケーブルの外皮部材がフッ素樹脂にて構成されているが、センサ主要部の腐食を防ぐためにはケース内部の水密性も確保しなければならず、そのためにはケースのケーブル導出部とケーブルとの間を確実に封止する必要がある。その方法として、ケーブル導出部とケーブルとを接着剤にて接着する方法が考えられるが、フッ素樹脂は接着剤に対する緩和性が低いため、フッ素樹脂同士であるケーブル導出部とケーブルの外皮部材との接着剤による接着は難しかった。また、接着以外の方法として加熱溶着する方法が考えられるが、フッ素樹脂は耐薬品性を有するだけでなく、耐熱性も優れているために融点が高く、フッ素樹脂同士であるケーブル導出部とケーブルの外皮部材との加熱溶着も難しい。
そこで、ケーブル導出部とケーブルとをレーザ光にて溶着する方法が考えられる。この方法では、ケーブルが挿通されたケーブル導出部に対して外側からレーザ光を照射することで、十分なエネルギーがケーブル導出部とケーブルとの境界部分に付与され、これにより、ケーブル導出部とケーブルとを溶着することが可能となっている。
特開2005−285501号公報
ところで、上記のような検出センサにおいて、ケーブル導出部をケーブルの保持に十分な剛性とするためには、ケーブル導出部の肉厚(内周面から外周面までの厚さ)を厚くする必要がある。しかしながら、ケーブル導出部の肉厚を厚くすると、レーザ光のエネルギーがケーブルとの境界部分に良好に付与されず、溶着が不十分となる。その結果、ケーブル導出部とケースとの間の溶着強度及びケースの水密性の低下を招く虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ケーブル導出部をケーブルの保持に十分な剛性としつつも、ケーブル導出部とケーブルとを良好にレーザ溶着することが可能な検出センサの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、フッ素樹脂からなるケースに突出形成された筒状のケーブル導出部の先端部から、フッ素樹脂からなる外皮部材を有するケーブルが前記ケースの外部に導出され、前記ケーブル導出部と前記ケーブルの外皮部材とがレーザ溶着されその間が封止されてなる検出センサの製造方法であって、前記ケーブル導出部の先端部先細り形状に形成し、その先端部が鉛直方向上方に向くように前記ケースを配置し、その状態で前記ケーブル導出部の軸線と直交する方向から前記ケーブル導出部の先端部にレーザ光を照射して前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行い、その後、レーザ光の出射位置を鉛直方向下方にずらし、その位置でレーザ光を照射して前記ケーブル導出部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行うことを特徴とする。
この発明では、ケーブル導出部の基端部の肉厚を厚く構成しても、先細りするケーブル導出部の先端部の肉厚は薄く構成できる。このため、ケーブル導出部の先端部では、ケーブルとの境界部分にレーザ光のエネルギーを良好に付与でき、ケーブル導出部とケーブルとを確実にレーザ溶着させることが可能となる。これにより、ケーブル導出部の基端部の肉厚を厚くしてケーブルの保持のために十分な剛性としつつも、先端部においてケーブル導出部とケーブルとを良好にレーザ溶着することが可能となる。また、ケーブルの外皮部材の中に導線等を挿通させた状態で、ケーブル導出部の内周面とケーブルの外皮部材とを溶着することが可能となるため、検出センサの製造を簡素化することができる。
また、ケーブル導出部の先端部とケーブルとのレーザ溶着の際に、ケーブル導出部の先端部は鉛直方向上側に向いているため、レーザ光のエネルギーによって溶融したケーブル導出部の先端部分が重力方向に流れてケーブル導出部の内周面とケーブルとの間の隙間に入りやすくなる。そして、その隙間に入った樹脂によってケーブル導出部とケーブルとの間をより確実に封止することができる。
さらに、ケーブル導出部の先端部とケーブルとのレーザ溶着の際に、ケーブル導出部の軸線と直交する方向からレーザ光が照射されるため、ケーブル導出部の先端部とケーブルと好適にレーザ溶着することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の検出センサの製造方法において、前記ケーブル導出部の軸中心に前記ケース及び前記ケーブルを回転させながら、前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行うことを特徴とする。
この発明では、鉛直方向上側を向いたケーブル導出部の先端部とケーブルとを容易にレーザ溶着することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の検出センサの製造方法において、前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとを遠赤外線のレーザ光にてレーザ溶着することを特徴とする。
この発明では、ケーブル導出部とケーブルとのレーザ溶着に遠赤外線のレーザ光を用いるため、より確実にレーザ溶着することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出センサの製造方法において、前記ケースにおいて内部部品を組み付けるための開口とその開口を塞ぐカバーとをレーザ溶着した後、前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行うことを特徴とする。
この発明では、ケースの開口とその開口を塞ぐカバーとをレーザ溶着した後に、ケーブル導出部の先端部とケーブルとがレーザ溶着される。カバーにて塞がれるケースの開口は、ケースの内部部品を組み付けるためのものであり、その開口の開口面積は一般にケーブル導出部の開口面積よりも大きいため、ケースの開口とカバーとの溶着面積もケーブル導出部とケーブルとの溶着面積よりも大きい。従って、ケースの開口とカバーとのレーザ溶着による発熱量は、ケーブル導出部とケーブルとの溶着による発熱量よりも大きい。このため、ケースの開口とカバーとのレーザ溶着の前にケーブル導出部の先端部とケーブルとをレーザ溶着してしまうと、ケーブル導出部がレーザ溶着により封止されることでケースの内部の熱を放出する放熱路が絶たれるため、ケースの開口とカバーとのレーザ溶着により生じる熱により内部温度が上昇し、その結果、ケースが膨張しすぎて開口とカバーとがうまく溶着されない虞がある。その点、この発明では、ケースの開口とカバーとのレーザ溶着により生じたケースの内部熱は、ケーブルが溶着される前のケーブル導出部から外部に放出されるため、ケースの内部温度の上昇を小さく抑えることができ、その結果、ケースの開口とカバーとを確実にレーザ溶着にて封止することが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、ケーブル導出部をケーブルの保持に十分な剛性としつつも、ケーブル導出部とケーブルとを良好にレーザ溶着することが可能となる。
本実施形態の漏液検出センサの用途の一例を示す概略図である。 漏液検出センサの斜視図である。 漏液検出センサの分解斜視図である。 漏液検出センサの上面図である。 漏液検出センサの下面図である。 漏液検出センサの断面図である。 漏液検出センサを検出部を通るように切った断面図である。 カバーの斜視図である。 投光素子からの光の進路を説明するための模式図である。 ケーブル導出部とケーブルとのレーザ溶着方法を説明するための斜視図である。 (a)(b)は、ケーブル導出部とケーブルとのレーザ溶着を説明するための斜視図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、漏液検出センサ1は、工場内の製造装置Dの下方の設置面Pにボルト(図示略)にて取り付けられ、製造装置Dからの漏液を検出するためのものである。漏液検出センサ1は、図2、図3、図4及び図5に示すように、センサ本体部11と、設置面Pとセンサ本体部11との間に介在されるベース部12と、センサ本体部11を設置面Pに対して固定するとともにベース部12を保持する保持部材13とを有している。
センサ本体部11は、略有底円筒状のケース14と、ケース14の上部を水密に閉塞するカバー15と、ケース14から導出されたケーブル16とを有する。ケース14は、耐熱性及び耐薬品性を有するPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)等のフッ素樹脂からなり、円筒形の外周部21と、外周部21の一端を塞ぐ底部22とを有する。外周部21の開口14a(底部22とは反対側の端部)は、略円盤状のカバー15(図8参照)にて閉塞されており、このカバー15も、耐熱性及び耐薬品性を有するPFA等のフッ素樹脂からなる。
ケーブル16は、耐熱性及び耐薬品性を有するPFA等のフッ素樹脂からなるチューブ状の外皮部材16aを有し、その外皮部材16aの内部に複数の導線(図示略)を有する。ケーブル16は、その内部の導線がケース14の内部に収容された基板17に電気的に接続されるとともに、ケース14に形成されたケーブル導出部23の先端部23aからケース14の外部に導出されている。ケース14内に収容された基板17は、その板面が高さ方向Zと直交するように設けられている。基板17の下面には、投光素子18と受光素子19がそれぞれ2つずつ設けられている(図7参照)。また、基板17の上面には、左右方向Yに並ぶ3つのLED20が設けられている(図6及び図7参照)。
ケース14の外周部21の前後方向Xの後端部には、略矩形状に突出する基部24が形成されている。基部24の前後方向Xの端面24aは前後方向Xと直交する平面をなしており、その端面24aからは前後方向Xに沿って突出する前記ケーブル導出部23が形成されている。ケーブル導出部23は円筒状をなし、その内周部はケーブル16が挿通される挿通孔25となっている。
ケーブル導出部23の先端部23aは、テーパ形状をなすとともに、先細りする形状をなしている。詳述すると、ケーブル導出部23の挿通孔25の径(ケーブル導出部23の内周径)は、ケーブル導出部23の軸方向全体に亘って一定となるように形成されている(図6参照)。尚、ケーブル導出部23の軸方向は、挿通孔25の貫通方向と一致しており、本実施形態では漏液検出センサ1の前後方向Xとも一致している。一方、ケーブル導出部23の外周径は、その基端部23bからケーブル導出部23の軸方向の中間部分までは一定であり、ケーブル導出部23の先端部23aにおいては、先端に向かうにつれて徐々に径が小さくなっている。換言すれば、ケーブル導出部23の外周面は、基端部23bからケーブル導出部23の軸方向の中間部分までにおいてはケーブル導出部23の軸方向に沿っており、先端部23aにおいてはテーパ形状をなして傾斜面となっている。即ち、ケーブル導出部23は、その基端部23bが先端部23aよりも肉厚が厚くなっており、これにより、ケーブル導出部23の剛性を確保することが可能となっている。
尚、基部24の端面24aにおいてケーブル導出部23の左右方向Yの両側には、高さ方向Zに沿って直線状に延びる嵌合溝26がそれぞれ形成されている。また、基部24の左右方向Yの両側面には、高さ方向Zに沿って直線状に延びる係合凸部27が形成されている。
また、ケース14の外周部21において左右方向Yの両側部分には、複数の突起群からなる把持部21aが形成されている(図4参照)。把持部21aは、漏液検出センサ1又はセンサ本体部11単体を持つ際の目印及び滑り止めとなる。また、ケース14の外周部21において把持部21aよりも前端側(反基部側)の位置には、一対の突出部21bが形成されており、図示しない固定治具にて突出部21bを下方に押しつけることで、ケース14の前端部の振動を防止するようになっている。また、この突出部21bは、高さ方向Zの中間部に形成されているため、前記固定治具で突出部21bを下方に押さえる際に、その固定治具がケース14よりも上方に突出しないように構成することが可能となっている。
保持部材13には、固定用の前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔31aを有する固定部31が形成されている。また、保持部材13には、固定部31から高さ方向Zに延びるとともにケース14のケーブル導出部23の周囲を囲う包囲部32と、包囲部32から延びてケース14の基部24を保持する保持片33とが形成されている。尚、ケース14のケーブル導出部23から導出されたケーブル16は、包囲部32に形成された切り欠き32aに挿通されている。
保持片33には、図3に示すように、高さ方向Zに延び前方に突出する一対の嵌合凸部34が形成され、この各嵌合凸部34はケース14の基部24の各嵌合溝26に嵌合される。嵌合凸部34は、先端にかけて幅広となる形状をなすとともに、嵌合するケース14の嵌合溝26も嵌合凸部34に対応する形状をなし、これにより、ケース14が保持部材13から前方へ外れてしまうことが防止されるようになっている。
また、保持片33には、左右方向Yに対向する一対の係合溝35が形成され、この各係合溝35はケース14の基部24の各係合凸部27に係合される。各係合凸部27の高さ方向Zの中央部には、左右方向Yに突出する突起27aが形成され、この突起27aは、係合溝35に形成された係止孔35aに係止される。これにより、センサ本体部11が保持部材13から高さ方向Zに外れてしまうことが防止されるようになっている。
ケース14の底部22と設置面Pとの間に介在されるベース部12は略円盤状をなし、高さ方向Zから見てセンサ本体部11のケース14と略同形をなしている。また、ベース部12は、ケース14と同様に耐熱性及び耐薬品性を有するPFA等のフッ素樹脂からなる。ベース部12の後部(前後方向Xの端部)には、左右方向Yの両側にそれぞれ突出する一対の凸部12aが形成されている。一方、保持部材13において凸部12aと対応する位置には、固定部31から前方に延びる一対の係止部31bが形成され、この係止部31bはベース部12の凸部12aにそれぞれ係止されている。これにより、ベース部12が保持部材13から前方へ外れてしまうことが防止されるようになっている。
また、ベース部12には、その外縁から上方に突出する係止凸部12bが形成され、この係止凸部12bがケース14の外周部21の下端に形成された係止凹部21cに周方向に係止されることにより、ケース14に対するベース部12の周方向の回り止めがされるようになっている。
カバー15の表面には、外縁に向かうほど下るような曲面をなす湾曲凸面41が形成されるとともに、その湾曲凸面41には前後方向X及び左右方向Yに沿う十字溝42が形成されている。湾曲凸面41及び十字溝42は、付着した液体をカバー15の外縁にガイドするようになっている。また、湾曲凸面41には、左右方向Yに並ぶ3つの表示部43が十字溝42と重なるように形成されている。尚、十字溝42の中心はカバー15の中心と一致し、真ん中の表示部43は十字溝42の中心と重なっている。
各表示部43の下方には、図7及び図8に示すように、裏面側から高さ方向Zに沿ってカバー15のケース内部側に延びる導光部44が形成されている。各導光部44の下端は、基板17のLED20の上方に接近しており、各LED20からの光は主に対応する導光部44を通過し、各表示部43から出射されるようになっている。尚、この表示部43の点灯状態によって、漏液検出センサ1の漏液の検出状態が示されるようになっている。
尚、カバー15の後端部の裏面には、ケース14に形成された凹部(図示略)と係合する位置決め突起45(図4及び図8参照)が形成され、この位置決め突起45によりケース14に対するカバー15の位置決めがなされるようになっている。また、カバー15の裏面には、補強リブ46が形成されており、カバー15の剛性が向上されるようになっている(図8参照)。
このような漏液検出センサ1は、設置面Pとベース部12との間の液体を検出するための2つの検出部51を有している(図5及び図7参照)。2つの検出部51は、前後方向Xに並設されており、一方は漏液検出センサ1の前縁寄りの位置に形成され、もう一方は漏液検出センサ1の中央寄りの位置に形成されている。
各検出部51はそれぞれ、一対のケース側隆起部52、一対のベース部側隆起部53、投光素子18及び受光素子19を備えている。一対のケース側隆起部52は、ケース14の底部22に左右方向Yに並設されるとともに、それぞれ下方に向かって凸となるように形成されている(図7参照)。一対のベース部側隆起部53も同様に、ベース部12に左右方向Yに並設され、それぞれ下方に向かって凸となるように形成されている。各ケース側隆起部52と各ベース部側隆起部53とは、高さ方向Zに重なるように構成されており、各ベース部側隆起部53は一部が設置面Pに当接するようになっている。また、投光素子18及び受光素子19は、各ケース側隆起部52の上方にそれぞれ配置されている。このような検出部51では、各ベース部側隆起部53の内側面が設置面P上の液体を検出するための検出面51aとなっている。
図9に示すように、このような漏液検出センサ1では、検出部51の検出面51aに液体が接触していなければ、投光素子18から出射された光は、一方(図9において左側)のケース側隆起部52及びベース部側隆起部53を通過する。このとき、その通過した光は検出面51aで屈折し、もう一方のケース側隆起部52及びベース部側隆起部53を通過して受光素子19にて受光される。一方、検出面51aに液体が接触する状態では、検出面51aでの屈折率が変化するため、受光素子19での受光量は、検出面51aに液体が接触していない状態から変化する。即ち、受光素子19での受光量は、ベース部側隆起部53間の液体の有無に応じて変化し、受光素子19はその受光量に応じた受光信号を図示しない制御部に出力する。そして、制御部は、受光素子19からの受光信号に基づき液体(漏液)の有無を検出し、液体を検出した場合には、例えばケーブル16を介して停止信号を製造装置Dに送信して製造装置Dを停止させるようになっている。
次に、漏液検出センサ1の製造方法について説明する。
まず、開口14aからケース14内に基板17等のセンサ主要部を組み付け、ケーブル16をケーブル導出部23の挿通孔25に挿通した後、ケーブル16の導線を基板17に接続する。その後、ケース14の開口14aにカバー15をレーザ溶着にて組み付け、ケース14の上部の開口14aが水密に閉塞される。尚、このレーザ溶着の際には、カバー15の外縁とケース14との境目部分にレーザ光を照射して溶着するようになっている。より具体的には、このレーザ溶着の際には、カバー15を上側から下側(ケース14側)に押しつけ、それにより、カバー15は、ケース14に対して高さ方向Z及び高さ方向Zと直交する方向(径方向)にそれぞれ密着され、この密着状態でレーザ溶着を行う。これにより、ケース14の開口14aとカバー15との間のシール性が向上されるようになっている。また、ケース14とカバー15とは同色、同材質(フッ素樹脂)の部材からなるが、ケース14とカバー15とのレーザ溶着は、重ね合わせた2部材に対してその積層方向からレーザ光を照射する方法ではなく、境目部分に直にレーザ光を照射する方法であるため、フッ素樹脂同士のレーザ溶着であっても良好に溶着することが可能となっている。
次に、ケース14のケーブル導出部23とケーブル16とをレーザ溶着する。このとき、図10及び図11(a)に示すように、ケーブル導出部23の先端部23aが鉛直方向上側を向くようにセンサ本体部11を図示しない治具に設置する。これにより、ケーブル16の導出方向が鉛直方向上側を向く。その後、ケーブル導出部23の軸線Cを中心としてセンサ本体部11及びケーブル16を回転させながら、図示しないレーザ装置にて軸線Cと直交する方向からケーブル導出部23の先端部23aにレーザ光Lを照射する。尚、図11では、ケーブル導出部23の内周(挿通孔25)とケーブル16との間の隙間を誇張して図示している。
尚、レーザ溶着に用いるレーザ装置には、溶着対象物の材質に適した波長(エネルギーが吸収されやすい波長)のレーザ光Lを出射するものを用いるのが望ましく、本実施形態のPFA等のフッ素樹脂に対しては炭酸ガスレーザ等の遠赤外線のレーザ光(波長がおよそ10.64μm)を出射するレーザ装置を用いる。即ち、レーザ装置には、炭酸ガスレーザをそのまま用いてもよく、また、YAGレーザを用いてその波長(1.064μm)を10倍に増幅して出射するレーザ装置を用いてもよい。また、YAGレーザの波長はフッ素樹脂の溶着に適したものではないが、ケーブル16の外皮部材16aとケーブル導出部23(より具体的には、ケーブル導出部23の内周側(挿通孔25側))とにYAGレーザの波長を吸収できる材質を僅かに加えて、出力エネルギーを極めて高くすればYAGレーザの波長帯のレーザ光でも溶着は可能である。しかしながら、そのような高出力のレーザ光を用いてケーブル導出部23とケーブル16とを溶着すると、ケーブル16内の導線に影響し、導線が破損することもあり得るため、このことも考慮に入れて本実施形態のレーザ溶着には波長が10.64μmのレーザ光L(炭酸ガスレーザ)を用いるのが望ましい。
ケーブル導出部23のレーザ溶着において、レーザ光Lのエネルギーをケーブル導出部23とケーブル16との境界部分に与えやすくするために、レーザ光Lを照射する位置(鉛直方向の位置)は、肉厚の薄い極めてケーブル導出部23の先端に近い位置に設定される。そして、そのレーザ光Lの鉛直方向の位置を一定として照射した状態で、センサ本体部11及びケーブル16を数十回回転させる。その後、レーザ光Lの出射位置を鉛直方向下方(ケーブル導出部23の基端部側)に若干ずらし、その位置でレーザ光Lを照射しつつセンサ本体部11及びケーブル16を再度、数十回回転させる。このようなレーザ光Lの出射位置を鉛直方向下方に若干ずらして照射する工程を数回行う。すると、ケーブル導出部23の先端部23aにおいて、エネルギーを吸収して発熱した部分が溶融し、その溶融した樹脂が重力によって鉛直方向下方に流れて挿通孔25とケーブル16の外皮部材16aとの間に入り込む(図11(b)参照)。これにより、ケーブル導出部23の内周面とケーブル16の外皮部材16aとが溶着されるとともに、その間が確実にシールされるようになっている。尚、ケース14に形成される開口部分は、内部部品を組み付けるための開口14aとケーブル導出部23の2カ所のみとなっているため、この2カ所を上記のようにレーザ溶着にて封止することで、ケース14の内部の水密性が確保される。
このように、ケーブル16が挿通されたケーブル導出部23の外周側からレーザ光L(炭酸ガスレーザ)を照射することで、外皮部材16aの内部に導線を含んだケーブル16とケーブル導出部23とが溶着されるようになっている。これにより、ケーブル導出部23と外皮部材16aとをレーザ溶着以外の加熱溶着にて溶着した後、外皮部材16aの内部に導線を挿通する場合と比較して、製造方法を簡素化できるようになっている。また、本実施形態では、ケーブル導出部23の先端部23aが先細り形状を有し、その先端部23aにレーザ光Lを照射してレーザ溶着するため、ケーブル16との境界部分にレーザ光Lのエネルギーを良好に付与でき、ケーブル導出部23とケーブル16とが確実にレーザ溶着されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態の漏液検出センサ1では、フッ素樹脂からなるケーブル導出部23とケーブル16の外皮部材16aとは、レーザ溶着されその間が封止されており、ケーブル導出部23の先端部23aは先細り形状をなしている。そのため、ケーブル導出部23の基端部23bの肉厚を厚く構成しても、先細りするケーブル導出部23の先端部23aの肉厚は薄く構成できるため、ケーブル導出部23の先端部23aでは、ケーブル16との境界部分にレーザ光Lのエネルギーを良好に付与でき、ケーブル導出部23とケーブル16とを確実にレーザ溶着させることが可能となる。これにより、ケーブル導出部23の基端部23bの肉厚を厚くしてケーブル16の保持のために十分な剛性としつつも、先端部23aにおいてケーブル導出部23とケーブル16とを良好にレーザ溶着することが可能となる。また、ケーブル16の外皮部材16aの中に導線等を挿通させた状態で、ケーブル導出部23の内周面とケーブル16の外皮部材16aとを溶着することが可能となるため、漏液検出センサ1の製造を簡素化することができる。
(2)ケーブル導出部23の先端部23aがテーパ形状をなしているため、先細りするケーブル導出部23の先端部23aを容易に成形することが可能となる。
(3)ケーブル導出部23の先端部23aが鉛直方向上側に向くようにケース14を配置した状態で、ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とがレーザ溶着される。このため、レーザ光Lのエネルギーによって溶融したケーブル導出部23の先端部分が重力方向に流れてケーブル導出部23の内周面とケーブル16との間の隙間に入りやすくなる。そして、その隙間に入った樹脂によってケーブル導出部23とケーブル16との間をより確実に封止することができる。
(4)ケーブル導出部23の軸中心にケース14及びケーブル16を回転させながら、ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とのレーザ溶着がなされる。このため、鉛直方向上側を向いたケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とを容易にレーザ溶着することが可能となる。
(5)ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とが遠赤外線のレーザ光Lにてレーザ溶着されるため、より確実にレーザ溶着することが可能となる。
(6)ケーブル導出部23の軸線と直交する方向からケーブル導出部23の先端部23aにレーザ光Lを照射して、ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とのレーザ溶着を行うため、ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16と好適にレーザ溶着することが可能となる。
(7)ケース14において内部部品を組み付けるための開口14aとその開口14aを塞ぐカバー15とをレーザ溶着した後、ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とのレーザ溶着を行う。開口14aの開口面積は一般にケーブル導出部23の開口面積よりも大きいため、ケース14の開口14aとカバー15との溶着面積もケーブル導出部23とケーブル16との溶着面積よりも大きい。従って、ケース14の開口14aとカバー15とのレーザ溶着による発熱量は、ケーブル導出部23とケーブル16との溶着による発熱量よりも大きい。このため、ケース14の開口14aとカバー15とのレーザ溶着の前にケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とをレーザ溶着してしまうと、ケーブル導出部23がレーザ溶着により封止されることでケース14の内部の熱を放出する放熱路が絶たれるため、ケース14の開口14aとカバー15とのレーザ溶着により生じる熱により内部温度が上昇し、その結果、ケース14が膨張しすぎて開口14aとカバー15とがうまく溶着されない虞がある。その点、本実施形態では、ケース14の開口14aとカバー15とのレーザ溶着により生じたケースの内部熱は、ケーブル16が溶着される前のケーブル導出部23から外部に放出されるため、ケース14の内部温度の上昇を小さく抑えることができ、その結果、ケース14の開口14aとカバー15とを確実にレーザ溶着にて封止することが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ケーブル導出部23の先端部23aはテーパ形状をなしたが、これに特に限定されるものではなく、例えば、段差を階段状に形成して徐々に先細りする形状としてもよい。また、上記実施形態のケーブル導出部23の先端部23aは、側方視で直線的な傾斜を有するテーパ状としたが、これ以外に例えば、内側又は外側に湾曲した傾斜を有するテーパ状としてもよい。
・上記実施形態では、ケーブル導出部23の先端部23aを鉛直方向上側に向け、その状態で軸線Cと直交する方向からケーブル導出部23の先端部23aにレーザ光Lを照射してレーザ溶着したが、これに限定されるものではない。
・上記実施形態では、ケーブル導出部23の軸線Cを中心としてケース14及びケーブル16を回転させながら、ケーブル導出部23の先端部23aとケーブル16とのレーザ溶着を行うが、これに特に限定されるものではなく、ケース14及びケーブル16を固定し、レーザ光Lをケーブル導出部23の軸線Cを中心として周回させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ケース14の開口14aとカバー15とをレーザ溶着した後に、ケーブル導出部23の先端部23aとをレーザ溶着するが、これに特に限定されるものではなく、反対にケース14の開口14aとカバー15とをレーザ溶着する前に、ケーブル導出部23の先端部23aとをレーザ溶着してもよい。
・上記実施形態では、ケーブル16は、センサ主要部と外部との電気的接続のためのものであるが、これに特に限定されるものではなく、光ファイバ用のケーブルとしてもよい。
・上記実施形態では、本発明を漏液検出センサ1に適用したが、これに特に限定されるものではなく、他の検出センサに適用してもよい。
1…漏液検出センサ、14…ケース、14a…開口、16…ケーブル、16a…外皮部材、23…ケーブル導出部、23a…ケーブル導出部の先端部、L…レーザ光。

Claims (4)

  1. フッ素樹脂からなるケースに突出形成された筒状のケーブル導出部の先端部から、フッ素樹脂からなる外皮部材を有するケーブルが前記ケースの外部に導出され、前記ケーブル導出部と前記ケーブルとの間が封止されてなる検出センサの製造方法であって、
    前記ケーブル導出部の先端部を先細り形状に形成し、その先端部が鉛直方向上方に向くように前記ケースを配置し、その状態で前記ケーブル導出部の軸線と直交する方向から前記ケーブル導出部の先端部にレーザ光を照射して前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行い、
    その後、レーザ光の出射位置を鉛直方向下方にずらし、その位置でレーザ光を照射して前記ケーブル導出部と前記ケーブルとレーザ溶着を行うことを特徴とする検出センサの製造方法。
  2. 請求項1に記載の検出センサの製造方法において、
    前記ケーブル導出部の軸中心に前記ケース及び前記ケーブルを回転させながら、前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行うことを特徴とする検出センサの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の検出センサの製造方法において、
    前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとを遠赤外線のレーザ光にてレーザ溶着することを特徴とする検出センサの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出センサの製造方法において、
    前記ケースにおいて内部部品を組み付けるための開口とその開口を塞ぐカバーとをレーザ溶着した後、前記ケーブル導出部の先端部と前記ケーブルとのレーザ溶着を行うことを特徴とする検出センサの製造方法。
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