JP5674371B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタや複写機に代表される画像形成装置、特に多数のノズルからインクを吐出して用紙などの記録媒体に印刷を行うインクジェット式の画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、近年特に家庭用のプリンタとしてインクジェット式プリンタが広く普及している。インクジェット式プリンタは記録装置である記録ヘッドに備えられた多数のノズルからインクを吐出して記録媒体である用紙などに印刷を実行する画像形成装置である。インクジェット式プリンタは小型で安価、静音性に優れているといった利点から普及が進み、昨今各メーカーから多数の機種が提供されている。
インクジェット式プリンタでは高品質な画像形成を継続して遂行するため、安定したインク吐出を維持する必要がある。このため、記録ヘッドにインクを供給するインクタンクのインク量の管理が重要である。これに関して、インクジェット式プリンタには、例えば記録ヘッドとインクタンクのインク液面との間の水頭差を注目しこれを管理しているものがある。この水頭差を予め設定した所定範囲で維持しないと記録ヘッドに許容できない負圧がかかり、インクの正常な吐出が実現できない虞がある。
このようにして、インクタンクのインク量を常に一定にしておく必要があるため、インクタンクのインクの残量検知部を備えたインクジェット式プリンタが提案され、その一例を特許文献1に見ることができる。特許文献1に記載されたインクジェット記録装置はインクタンク内に一対の電極で構成されるインクの残量検知部が備えられている。この残量検知部はそれら電極間のインクの有無によるインピーダンス変化に基づきインクの貯留状態を検知することができる。
特開2007−90558号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような構成のインクの残量検知部の場合、インク量を検知する電極に長時間電圧を印加することに起因して電極表面でインクが凝集する不具合の発生が懸念されている。これにより、凝集物が電極から離散してインクの流路を塞いでしまう可能性がある。なお、インクの流路にフィルタを設けている場合もあるが、フィルタも微小な異物の除去に関して絶対的なものではないこともあり凝集物がフィルタをすり抜ける虞がある。
そして、電極表面で凝集したインクの凝集物が記録ヘッドのインク吐出ノズルまで到達すると、インク吐出ノズルは非常に微細で精密な加工が施された部材であるので、インク吐出ノズルを詰まらせてしまう可能性が高い。その結果、インクの適正な吐出が実現できず画像品質が低下したり、ノズルが破損したりする不具合が発生する虞がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、インクジェット式の画像形成装置において、インクタンクのインク量を検知するにあたって検知用電極におけるインクの凝集を抑制することができ、インクの吐出不良やインク吐出ノズルの破損を回避して、高品質な画像形成を遂行することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにインクを供給するインクタンクと、前記インタンク内に設けた一対の電極間に流れる電流に基づき前記インクタンクのインクが所定量を満たすか否かを検知する残量検知部と、前記記録ヘッドからのインクの吐出量を検出する吐出量検出部と、前記吐出量検出部により検出されたインク吐出量に基づき前記残量検知部による検知時間間隔を制御する制御部と、を備えることとした。
この構成によれば、例えばインク吐出量が比較的少ないとき残量検知部による検知時間間隔を長めに設定できるので、残量検知部の電極に電圧を印加する時間をできるだけ短くすることができる。
なお、上記「所定量」は予め設定したインクタンクの任意のインク量であり、例えば記録ヘッドとインクタンクのインク液面との間の水頭差を考慮して設定することにしても良い。
また、上記構成の画像形成装置において、前記制御部は、単位時間あたりのインク吐出量が多くなるほど前記検知時間間隔を短くし、単位時間あたりのインク吐出量が少なくなるほど前記検知時間間隔を長くすることとした。
この構成によれば、インク吐出量の多寡に応じて検知時間間隔が設定されるので、インクタンクのインクが所定量を満たすよう適宜対応しながら残量検知部の電極に電圧を印加する時間をできるだけ短くすることができる。
また、上記構成の画像形成装置において、前記制御部は、前記記録ヘッドの動作状態が待機状態または通常印字状態または性能維持のためのパージ状態とを識別し、前記待機状態のとき前記残量検知部によるインク残量検知を休止させ、前記通常印字状態またはパージ状態のとき前記吐出量検出部により検出されたインク吐出量に基づき前記残量検知部による検知時間間隔を制御することとした。
この構成によれば、インクを吐出していないときインク残量検知が休止されるので、残量検知部の電極に電圧が印加されない。
また、上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにインクを供給する副インクタンクと、前記副インクタンクにインクを供給する主インクタンクと、前記副インタンク内に設けた一対の電極間に流れる電流に基づき前記副インクタンクのインクが所定量を満たすか否かを検知する残量検知部と、前記残量検知部により検出された前記副インタンクのインクが所定量より少ないとき、前記主インクタンクから前記副インクタンクにインクを供給させるとともに、前記副インクタンクのインクが所定量に到達するまで前記残量検知部による検知時間間隔を前記副インクタンクのインクが所定量以上であるときの検知時間間隔と比較して短く設定する制御部と、を備えることとした。
この構成によれば、主インクタンクから副インクタンクへのインク供給は供給速度が比較的速い場合が多いので、副インクタンクのインク量を迅速且つ適正に検知でき所定量に維持することができる。そして、副インクタンクのインクが所定量以上であるとき残量検知部による検知時間間隔を比較的長く設定できるので、残量検知部の電極に電圧を印加する時間をできるだけ短くすることができる。
本発明の構成によれば、インクジェット式の画像形成装置において、インクタンクのインク量を検知するにあたって検知用電極におけるインクの凝集を抑制することができ、インクの吐出不良やインク吐出ノズルの破損を回避して、高品質な画像形成を遂行することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット式プリンタの模型的垂直断面正面図である。 図1のプリンタの構成を示すブロック図である。 図1に示すプリンタのインク供給部の概略構成図である。 図3に示すインク供給部の残量検知部の正面図及び上面図である。 残量検知部の検知時間間隔の設定に係るパージ状態の動作を示すフローチャートである。 残量検知部の検知時間間隔の設定に係る印刷状態の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1及び図2を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の一例であるインクジェット式プリンタの概略構造を示す模型的垂直断面正面図、図2はプリンタの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタ1の本体2の内部下方には給紙部3が配置されている。給紙部3は給紙カセット4と、給紙装置5とを備えている。給紙カセット4の内部には用紙Pが積まれて収容されている。給紙装置5は給紙カセット4の用紙搬送方向下流部上方に配置されている。この給紙装置5により、用紙Pは図1において給紙カセット4の右上方に向けて送り出される。
給紙部3の用紙搬送方向下流には、用紙搬送路6、搬送ローラ対7、8、レジストローラ9、搬送ユニット30、及び記録装置40が配置されている。給紙カセット4から送り出された用紙Pは搬送ローラ対7、8よって送りが与えられ、用紙搬送路6を通ってレジストローラ9の箇所に到達する。レジストローラ9は用紙Pの斜め送りを矯正しつつ記録装置40が実行するインク吐出動作とのタイミングを計り、用紙Pを搬送ユニット30へと送り出す。
搬送ユニット30は搬送ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33、テンションローラ34、及び吸引ユニット35を備えている。搬送ベルト31は無端状に形成されたベルトで、駆動ローラ32、従動ローラ33、テンションローラ34に巻き掛けられている。そして、搬送ベルト31は駆動ローラ32により図1において反時計方向に回転する。レジストローラ9によって送り出された用紙Pはこの搬送ベルト31の上面に載置され、図1において右方から左方へと搬送される。
吸引ユニット35は吸引ダクト35aと、吸引ポンプ35bとを備えている。吸引ダクト35aは搬送ベルト31の内側であって、搬送ベルト31の用紙搬送面の反対面に対向する箇所に備えられている。吸引ダクト35aはその上面に多数の空気吸引用の孔(図示せず)を備えるとともに吸引ポンプ35bに接続され、吸引ポンプ35bを動作させることによりその上面から下方に向かって空気を吸引することができる。また、搬送ベルト31にも多数の吸引孔(図示せず)が設けられている。これにより、搬送ユニット30は搬送ベルト31と吸引ユニット35とを用いて、用紙Pを搬送ベルト31の上面に吸着させながら搬送する。
一方、プリンタ1は外部コンピュータ(図示せず)から、文字や図形、模様などの画像データ信号を受信する。この画像データの情報は後述の制御部や画像処理部などを経由して画像処理が施された後、搬送ユニット30と対向するようにその上方に配置された記録装置40に送られる。記録装置40はインク吐出ノズル(図示せず)の先端部が位置する底面と搬送ベルト31の上面である用紙搬送面との間に微小間隔(例えば1mm)を設けて配置されている。
記録装置40は、インクヘッドであるライン型インクジェット記録ヘッド41(以下、記録ヘッドと称す)を4台備えている。4台の記録ヘッド41は各々用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向に向かって延び、さらにそれらが図1に示すように搬送ベルト31の回転方向に沿って回転方向上流側から下流側に向けて一列に並べて配置されている。4台の記録ヘッド41とは上流側から順に、ブラック用の記録ヘッド41K、シアン用の記録ヘッド41C、マゼンタ用の記録ヘッド41M、及びイエロー用の記録ヘッド41Yである。
また、プリンタ1は各色の記録ヘッド41に対応してインク供給部50を備えている。各色のインクはこのインク供給部50により記録ヘッド41に供給される。なお、インク供給部50の詳細な構成は後述する。また、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き「K」「C」「M」「Y」の識別記号は省略するものとする。
記録装置40の各記録ヘッド41は、外部コンピュータから受信した画像データの情報に対応して、搬送ベルト31表面に載置された用紙Pに向かってインク吐出ノズルからインクを吐出する。そして、搬送ベルト31の回転とともに、所定のタイミングで各記録ヘッド41から各色のインクが順次吐出されることにより、搬送ベルト31表面上の用紙Pにはブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクが重ね合わされたカラーインク画像が形成、印刷される。
搬送ユニット30の用紙搬送方向下流には乾燥装置10が配置されている。記録装置40から用紙Pに吐出されたインクは乾燥装置10によって乾燥される。
乾燥装置10の下流には、排紙部11が備えられている。そして、排紙部11は排出ローラ12、排出口13、及び排出トレイ14を備えている。乾燥装置10で印刷されたインクの乾燥が済んだ用紙Pは排出ローラ12によって左方に送られ、排出口13を通して、本体2の左側面外側に設けられた排出トレイ14において機外に排出される。
そして、プリンタ1は装置全体の動作制御のため、図2に示すようにその本体2内にCPU16やその他の図示しない電子部品で構成された制御部15を備えている。制御部15は中央演算処理装置であるCPU16と画像処理部17とを利用し、記憶部18に記憶、入力されたプログラム、データに基づき給紙部3、搬送ユニット30、記録装置40、インク供給部50、排紙部11などといった構成要素を制御して一連の画像形成動作を実現する。また、プリンタ1には動作制御に利用する時間を計測するための計時部19が備えられている。
そして、制御部15は吐出量検出部20を備えている。吐出量検出部20は記録ヘッド41からのインクの吐出量を検出する。インクの吐出量は、例えば用紙Pの紙面に対する印字率として検出される。なお、印字率はプリンタ1の印刷速度との関係から単位時間当たりのインク吐出量を意味することがある。
印字率に関して吐出量検出部20は、例えば1ページの画像データに基づいて、1ページにおける全ドット数(全画素数)に対するインクを吐出させるドット(画素)の数の比を演算して印字率を求める。なお、吐出量検出部20は1ページの画像データを複数のブロックに分割し、各ブロックについて印字率を求めてもよい。また、吐出量検出部20は色ごとに印字率を求める。
続いて、インク供給部50の詳細な構成について、図2に加えて、図3及び図4を用いて説明する。図3はインク供給部の概略構成図、図4はインク供給部の残量検知部の正面図及び上面図である。
インク供給部50は各色のインクを対応する記録ヘッド41に供給するためのものであり、主インクタンク51、副インクタンク52、供給チューブ53、電磁弁54、及び残量検知部55を備えている。なお、インク供給部50はインクの色ごとに設けられるが、どの色のインクのものも同様の構成であるので、以下の説明は全てのインク供給部50に適用される。
主インクタンク51及び副インクタンク52はともにインクを貯留しておくための貯留タンクである。主インクタンク51は副インクタンク52よりもインク容量が大きく、インク供給経路の上流側に配置されている。副インクタンク52は主インクタンク51よりもインク容量が小さく、インク供給経路の下流側であって主インクタンク51と記録ヘッド41との間に配置されている。主インクタンク51、副インクタンク52、及び記録ヘッド41はこの順に供給チューブ53で連結され、インク供給経路が形成されている。
主インクタンク51と副インクタンク52との間の供給チューブ53には電磁弁54が設けられている。制御部15はこの電磁弁54の開閉を制御することにより、記録ヘッド41に直接インクを供給する副インクタンク52のインク量を調整することができる。
残量検知部55は副インクタンク52の内部に設けられている。そして、残量検知部55は副インクタンク52内のインクが予め設定した所定量を満たすか否かを検知するため、インクタンク52の比較的上部のインク液面が検知可能な箇所に配置されている。残量検知部55は図4に示すように一対の電極55aで構成されている。
制御部15は一対の電極55aに電圧を印加し、それら電極55a間に流れる電流に基づき副インクタンク52内のインクが所定量を満たすか否か残量を検知する。具体的に言えば、例えば制御部15は残量検知部55(電極55a)と接続される。そして、制御部15は残量検知部55に対して残量検知を指示して電極55aに電圧を印加させる、或いは直接電極55aに電圧を印加する。その後、制御部15は電極55aに電流が流れたか否かを確認する。そして、制御部15は記録ヘッド41による安定したインク吐出を実現するため、記録ヘッド41と副インクタンク52のインク液面との間の水頭差Hを予め設定した所定範囲で維持するようにしている(図3参照)。
さらに、制御部15は残量検知部55の一対の電極55a間に常時電圧を印加して残量検知を実行しているわけではない。すなわち、制御部15は検知時間間隔を適宜変更して設定し直し、計時部19を利用して断続的に残量検知部55による残量検知を実行している。
続いて、残量検知部55の検知時間間隔の設定に係る動作について、図5及び図6に示すフローを参照しつつ説明する。図5はパージ状態における残量検知部55の検知時間間隔の設定に係る動作を示すフローチャート、図6は印刷状態における残量検知部55の検知時間間隔の設定に係る動作を示すフローチャートである。
なお、「パージ状態」とは、記録ヘッド41のインク吐出ノズル(図示せず)の目詰まりなどを解消して性能を維持するために、印刷時以外のタイミングでインクを吐出させる状態を意味する。
まず、この記録ヘッド41のパージ状態において(図5のスタート)、制御部15は残量検知部55による副インクタンク52の残量検知を実行する(図5のステップ#101)。このとき、制御部15は直前の残量検知から、設定した検知時間間隔を経て残量検知を実行する。そして、制御部15は副インクタンク52が所定量未満であるか否かを判別する(ステップ#102)。
副インクタンク52が所定量未満であるとき(ステップ#102のYes)、制御部15は主インクタンク51から副インクタンク52にインクを供給させる(ステップ#103)。続いて、制御部15は残量検知部55の検知時間間隔を例えば1秒に設定する(ステップ#104)。そして、制御部15は再度ステップ#101に戻り、副インクタンク52の直前の残量検知から、設定した検知時間間隔を経て残量検知を実行する。
一方、ステップ#102において副インクタンク52が所定量未満ではない(ステップ#102のNo)、すなわち副インクタンク52が所定量を満たしているとき、制御部15は主インクタンク51から副インクタンク52へのインク供給を停止させる(ステップ#105)。なお、インク供給中でなければ供給停止状態を維持する。
次に、制御部15はパージ状態が終了したか否かを判別する(ステップ#106)。パージ状態が終了した場合(ステップ#106のYes)、制御部15はパージ状態における残量検知部55の検知時間間隔の設定に係る動作を終了する(図5のエンド)。そして、制御部15はプリンタ1を待機状態にして残量検知部55による副インクタンク52のインク残量検知を休止させる。
一方、ステップ#106においてパージ状態が終了していない場合(ステップ#106のNo)、制御部15は残量検知部55の検知時間間隔を例えば7秒に設定する(ステップ#107)。そして、制御部15は再度ステップ#101に戻り、副インクタンク52の直前の残量検知から、設定した検知時間間隔を経て残量検知を実行する。
上記のように副インクタンク52のインクが所定量に到達するまで残量検知部55による検知時間間隔を副インクタンク52のインクが所定量以上であるときの検知時間間隔(7秒)と比較して短く設定する(1秒)。主インクタンク51から副インクタンク52へのインク供給は供給速度が比較的速い場合が多いので、副インクタンク52のインク量を迅速且つ適正に検知でき所定量に維持することができる。そして、副インクタンク52のインクが所定量以上であるとき残量検知部55による検知時間間隔を比較的長く設定できるので、残量検知部55の電極55aに電圧を印加する時間をできるだけ短くすることができる。
続いて、プリンタ1の印刷状態において(図6のスタート)、制御部15は残量検知部55による副インクタンク52の残量検知を実行する(図6のステップ#201)。このとき、制御部15は直前の残量検知から、設定した検知時間間隔を経て残量検知を実行する。以下、ステップ#201〜ステップ#205までの動作フローは先に説明した図5のステップ#101〜ステップ#105の動作フローと同じであるので、説明を省略する。
次に、制御部15は印刷状態が終了したか否かを判別する(ステップ#206)。印刷状態が終了した場合(ステップ#206のYes)、制御部15は印刷状態における残量検知部55の検知時間間隔の設定に係る動作を終了する(図6のエンド)。そして、制御部15はプリンタ1を待機状態にして残量検知部55による副インクタンク52のインク残量検知を休止させる。
一方、ステップ#206において印刷状態が終了していない場合(ステップ#206のNo)、制御部15は吐出量検出部20を用いて記録ヘッド41からのインク吐出量、すなわち用紙Pの紙面に対する印字率を検出する。
そして、制御部15は用紙Pの紙面に対する印字率が30%未満であるか否かを判別する(ステップ#207)。なお、この印字率は複数枚印刷するときの1ページ目の印字率で判別しても良いし、印刷当初の数ページの平均印字率で判別しても良いし、その他の方法で得られる印字率で判別しても良い。印字率が30%未満であるとき(ステップ#207のYes)、制御部15は残量検知部55の検知時間間隔を例えば60秒に設定する(ステップ#208)。
印字率が30%未満でないとき(ステップ#207のNo)、制御部15は印字率が60%以上であるか否かを判別する(ステップ#209)。印字率が60%以上であるとき(ステップ#209のYes)、制御部15は残量検知部55の検知時間間隔を例えば20秒に設定する(ステップ#210)。一方、印字率が60%以上でないとき(ステップ#209のNo)、すなわち印字率が30%以上60未満であるとき、制御部15は残量検知部55の検知時間間隔を例えば30秒に設定する(ステップ#211)。このようにインク吐出量の多寡に応じて検知時間間隔が設定されるので、副インクタンク52のインクが所定量を満たすよう適宜対応しながら残量検知部55の電極55aに電圧を印加する時間をできるだけ短くすることができる。
用紙Pに対する印字率、すなわちインク吐出量に基づき残量検知部55の検知時間間隔を制御して設定すると、制御部15は再度ステップ#201に戻り、副インクタンク52の直前の残量検知から、設定した検知時間間隔を経て残量検知を実行する。
上記のようにして、用紙Pに対する印字率、すなわちインク吐出量が少ないとき残量検知部55による検知時間間隔を比較的長く設定できるので、残量検知部55の電極に電圧を印加する時間をできるだけ短くすることができる。さらに、プリンタ1が待機状態にありインクを吐出していないときインクの残量検知が休止されるので、残量検知部55の電極に電圧が印加されない。
そして、上記実施形態の構成によれば、インクジェット式の画像形成装置であるプリンタ1において、副インクタンク52のインク量を検知するにあたって残量検知部55の電極55aにおけるインクの凝集を抑制することができ、インクの吐出不良やインク吐出ノズルの破損を回避して、高品質な画像形成を遂行することが可能なプリンタ1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、多数のノズルからインクを吐出して用紙などの記録媒体に印刷を行うインクジェット式の画像形成装置において利用可能である。
1 プリンタ(画像形成装置)
15 制御部
19 計時部
20 吐出量検出部
40 記録装置
41 記録ヘッド
50 インク供給部
51 主インクタンク
52 副インクタンク
55 残量検知部
55a 電極

Claims (1)

  1. 用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドにインクを供給するインクタンクと、
    前記副インクタンクにインクを供給する主インクタンクと、
    前記インタンク内に設けた一対の電極間に流れる電流に基づき前記インクタンクのインクが所定量を満たすか否かを検知する残量検知部と、
    前記副インクタンクのインク量に基づき前記残量検知部による検知時間間隔を設定する制御部と、
    を備え
    前記制御部が、
    前記記録ヘッドの動作状態が前記記録ヘッドの性能維持のために印刷時以外のタイミングで前記インクを吐出するパージ状態である場合において、
    前記副インクタンクのインクが所定量未満ではないとき且つパージ状態が終了していない場合に設定する前記残量検知部による検知時間間隔を、
    前記副インクタンクのインクが所定量未満であるときに設定する前記残量検知部による検知時間間隔と比較して長くす
    ことを特徴とする画像形成装置。
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