JP5672834B2 - セメント組成体の表面仕上げ方法 - Google Patents
セメント組成体の表面仕上げ方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5672834B2 JP5672834B2 JP2010178043A JP2010178043A JP5672834B2 JP 5672834 B2 JP5672834 B2 JP 5672834B2 JP 2010178043 A JP2010178043 A JP 2010178043A JP 2010178043 A JP2010178043 A JP 2010178043A JP 5672834 B2 JP5672834 B2 JP 5672834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement composition
- joint
- self
- cement
- leveling material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
このようなパネルのタイルは、経年劣化などにより剥離・剥落の虞がある。そのため、この問題を回避すべく、最近では、予めプレキャストパネルの表面に格子状の溝部を設け、その溝部を目地部に見立てて着色してタイルに似せて仕上げることが行われている。すなわち、プレキャストパネルの表面における溝部を目地相当部分とし、溝部以外の部分をタイル相当部分として、互いに色違いで塗装することにより、タイルを模擬している。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セルフレベリング材との接着性を増進する表面処理が施されたセメント組成体の表面に、セルフレベリング材が打設されるので、基材となるセメント組成体と打設されたセルフレベリング材とを強力に一体化することが可能である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体の表面に、セルフレベリング材用プライマーが塗装されてセルフレベリング材が打設されるので、基材となるセメント組成体と打設されたセルフレベリング材とをより一層強力に一体化することが可能である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体の表面にが目荒らしされて形成される凹部にセルフレベリング材が入り込むので、基材となるセメント組成体と打設されたセルフレベリング材とをより一層強力に一体化することが可能である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、本物のタイル張りの質感を有し所望の色の部材を提供することが可能である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、本物のタイル張りの質感を有し、また、セメント組成体における目地相当部分たる目地溝部もより目地の質感を備えたセメント組成体を提供することが可能である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セルフレベリング材は着色されているので、セルフレベリング材を打設するだけで、所望の色のセメント組成体を提供することが可能である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体における目地相当部分たる目地溝部に、目地材を充填するので、本物のタイル張りの質感を醸し出すことが可能となる。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメントを主材とする目地材を用いるので、より一層タイルの質感を醸し出すことができる。
図1Aは、第1実施形態に係る目地状模様を有した外装パネル1の平面図である。また、図1Bは、図1AにおけるA矢視図である。
外装パネル1は、セメント組成体の一例としてコンクリート製の板状部材でなるプレキャストパネル2と、このプレキャストパネル2の一方の表面2aに設けられた外装部5と、を有している。
図4A乃至図4Fは、打設したコンクリートでなる床部の表面仕上げ方法の説明図である。図5A乃至図5Eは、床部の本体の表面仕上げ方法における着色工程及び充填工程の説明図である。図4A乃至図4F及び図5A乃至図5Eは、セメント組成体を床部の本体とした場合である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
台形溝2bと凹部2cとが設けられている例について説明したが、これに限らず、例えば、セルフレベリング材との接着性を増進するために施す表面処理として、平坦な表面にウォータージェット加工やサンドブラスト加工等により目荒らしを施しても良い。また、平坦な表面に第2実施形態のようにセメント系セルフレベリング材用のプライマー11を塗装してもよい。また、台形溝2bと凹部2cとが設けられているプレキャストパネル2に、セルフレベリング材との接着性をさらに増進するために施す表面処理として、目荒らしを施したりセメント系セルフレベリング材用のプライマー11を塗装してもよい。
2 プレキャストパネル、2a 表面、2b 台形溝、2c 凹部、
3 目地溝部、4 目地相当部分、4a 縁部、5 外装部、
6 外装突部、6a セルフレベリング材、7 タイル相当部分、
9 目地材、10 塗料、11 プライマー、12 型枠、
25 型枠、25a 底板、25b 側板、30 床部、
31 打設コンクリート部、31a 上面、32 スプレー、
33 鏝、35 床本体、37 コンクリート供給管
Claims (10)
- セメント組成体上に目地形成用の型枠を配置する型枠配置工程と、
前記目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設する打設工程と、
前記セルフレベリング材が硬化した後に前記目地形成用の型枠を取り外す脱型工程と、
を有するセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記セメント組成体は、押出成形セメント板であり、
前記押出成形セメント板には、押し出し成形時に、押し出し方向に沿って、前記セルフレベリング材の接着力を増進させる溝状アンカー部としての台形溝が形成されており、且つ、隣接する前記台形溝間の表面には、前記台形溝と平行な凹部が形成されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項1に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記型枠配置工程の前に、前記セメント組成体の、前記セルフレベリング材を打設する側の表面に、前記セメント組成体と前記セルフレベリング材との接着性を増進する表面処理を施す表面処理工程を有することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項2に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記表面処理工程にて、前記セメント組成体に前記セルフレベリング材用プライマーを塗装することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項2に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記表面処理工程にて、前記セメント組成体に目荒らしを施すことを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - セメント組成体上に目地形成用の型枠を配置する型枠配置工程と、
前記目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設する打設工程と、
前記セルフレベリング材が硬化した後に前記目地形成用の型枠を取り外す脱型工程と、
を有するセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記セメント組成体は、所定方向に連続して成型される連続成型材であり、
前記連続成型材には、成形時に、成形されていく方向に沿って、前記セルフレベリング材の接着力を増進させる溝状アンカー部としての台形溝が形成されており、且つ、隣接する前記台形溝間の表面には、前記台形溝と平行な凹部が形成されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記脱型工程後に、前記セルフレベリング材の表面を着色する着色工程を有することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項6に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記着色工程では、前記目地形成用の型枠により形成された目地溝部も着色することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記セルフレベリング材は着色されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記目地形成用の型枠により形成された目地溝部に目地材を充填する充填工程を有することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。 - 請求項9に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
前記目地材は、セメントを主材とすることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010178043A JP5672834B2 (ja) | 2010-08-06 | 2010-08-06 | セメント組成体の表面仕上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010178043A JP5672834B2 (ja) | 2010-08-06 | 2010-08-06 | セメント組成体の表面仕上げ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012036647A JP2012036647A (ja) | 2012-02-23 |
JP5672834B2 true JP5672834B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=45848917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010178043A Active JP5672834B2 (ja) | 2010-08-06 | 2010-08-06 | セメント組成体の表面仕上げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5672834B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111424908A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-07-17 | 中山市果度装饰工程有限公司 | 一种多用途建筑装修装饰板 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012184549A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Ohbayashi Corp | 基材の表面仕上げ方法、及び基材の製造方法 |
KR101948856B1 (ko) * | 2017-04-28 | 2019-05-02 | (주)에스엘씨티 | 3d 섬유강화복합체, 이를 이용한 콘크리트 기둥의 보강구조 및 보강방법 |
WO2018199509A1 (ko) * | 2017-04-28 | 2018-11-01 | 계명대학교 산학협력단 | 3d 섬유강화복합체, 이를 이용한 콘크리트 기둥의 보강구조 및 보강방법 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60219360A (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-02 | 村樫石灰工業株式会社 | 壁面等にレンガ、タイル状の目地を形成させる方法 |
JPS62197560A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-09-01 | 日東化学工業株式会社 | セルフレベリング材の施工方法 |
JPH02292450A (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-03 | Nijiyuuitsuseiki:Kk | 塗装壁の構築方法 |
JPH0350144U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-16 | ||
JPH07214523A (ja) * | 1994-02-01 | 1995-08-15 | Takenaka Komuten Co Ltd | 押出成形セメント板における表面加工方法 |
JPH08216126A (ja) * | 1995-02-10 | 1996-08-27 | Ube Ind Ltd | 凹凸模様を有するコンクリート板の製法 |
JPH10231607A (ja) * | 1997-02-18 | 1998-09-02 | Inax Corp | タイル張り調パネル及びその製造方法 |
JP4570844B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2010-10-27 | 太平洋マテリアル株式会社 | セメント施工用プライマー、セメント施工方法、及びセメント構造物 |
-
2010
- 2010-08-06 JP JP2010178043A patent/JP5672834B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111424908A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-07-17 | 中山市果度装饰工程有限公司 | 一种多用途建筑装修装饰板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012036647A (ja) | 2012-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9114664B2 (en) | Concrete mosaic and method of forming the same | |
JP5672834B2 (ja) | セメント組成体の表面仕上げ方法 | |
JP5640392B2 (ja) | 目地状模様を有したセメント組成体の製造方法 | |
JP5957921B2 (ja) | セメント系部材、及びその製造方法 | |
JP2012184549A (ja) | 基材の表面仕上げ方法、及び基材の製造方法 | |
JP5854035B2 (ja) | 目地状模様を有したセメント組成体の製造方法 | |
JPS60244375A (ja) | セラミツク・コ−テイングを形成する方法 | |
CN207846756U (zh) | 一种图像装饰墙体 | |
US8920067B2 (en) | Concrete decorative inlay process | |
JP2016138448A (ja) | 基材の表面仕上げ方法 | |
JPH08216126A (ja) | 凹凸模様を有するコンクリート板の製法 | |
JP7492266B2 (ja) | 洗い出しパネル及びその製造方法 | |
CN108149815A (zh) | 一种图像装饰墙体及其生产方法 | |
JP3408603B2 (ja) | 流動性モルタルを用いる穴あきpc板の表面化粧先付け工法及び表面化粧層先付け穴あきpc板 | |
KR100492722B1 (ko) | 건축물 내외벽장식용 인조석과 그 인조석의 제조방법 | |
JP2016041904A (ja) | 目地状模様を有したセメント組成体の製造方法 | |
JPH07171928A (ja) | エマルジョン樹脂系及びセメント系コテ塗化粧シート | |
CN206000096U (zh) | 一种抗裂及防空鼓的免抹灰砌体墙面结构 | |
JP4294310B2 (ja) | 軽量気泡コンクリートパネルの製造方法 | |
JP2022135579A (ja) | 構造物の構築方法 | |
JP2016169533A (ja) | 貼りつけ漆喰板 | |
JP3189092B2 (ja) | コンクリート用化粧型枠及びそれを使用した コンクリート表面の化粧施工方法 | |
KR20210067354A (ko) | 벽면장식용 모르타르 조성물과 이를 이용한 벽면장식 방법 | |
JPH0492045A (ja) | 天然石模様成型板の製造・成型方法 | |
CH678609A5 (en) | Decorative hollow or solid building brick - has powered marble and cement paste applied to selected surfaces for subsequent finishing |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5672834 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |