JP5672834B2 - セメント組成体の表面仕上げ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイル等の目地を模した目地状模様を表面に備えるセメント組成体の表面仕上げ方法に関する。
従来、建物の外壁等の意匠性を高めるパネルとして、プレキャストパネル等のセメント組成体にモルタルや接着剤等でタイルや石、レンガ等(以下、「タイル」と総称する)を張り付けてなるパネル等が使用されている。
このようなパネルのタイルは、経年劣化などにより剥離・剥落の虞がある。そのため、この問題を回避すべく、最近では、予めプレキャストパネルの表面に格子状の溝部を設け、その溝部を目地部に見立てて着色してタイルに似せて仕上げることが行われている。すなわち、プレキャストパネルの表面における溝部を目地相当部分とし、溝部以外の部分をタイル相当部分として、互いに色違いで塗装することにより、タイルを模擬している。
特開2000−38826号公報
しかしながら、上記のパネルはパネルの本体部分となるプレキャストパネルの表面に、目地部に見立てた格子状の溝部を設けている。すなわち、プレキャストパネルの表面に欠損部分を設けているので、パネル自体の強度が低下する虞があるという課題がある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、セメント組成体の強度を維持しつつタイル張りの質感を醸し出す目地状模様をセメント組成体の表面に施すことが可能なセメント組成体の表面仕上げ方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明のセメント組成体の表面仕上げ方法は、セメント組成体上に目地形成用の型枠を配置する型枠配置工程と、前記目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設する打設工程と、前記セルフレベリング材が硬化した後に前記目地形成用の型枠を取り外す脱型工程と、を有するセメント組成体の表面仕上げ方法であって、 前記セメント組成体は、押出成形セメント板であり、前記押出成形セメント板には、押し出し成形時に、押し出し方向に沿って、前記セルフレベリング材の接着力を増進させる溝状アンカー部としての台形溝が形成されており、且つ、隣接する前記台形溝間の表面には、前記台形溝と平行な凹部が形成されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法である。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体上に配置した目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設し、目地形成用の型枠を取り外すことにより目地相当部分たる溝部を形成するので、溝部を形成するために基材となるセメント組成体は欠損されない。このため、基材となるセメント組成体の強度を維持することが可能である。また、基材となるセメント組成体の表面に溝部と、溝部より突出した部位とが形成され、この溝部と溝部より突出した部位とにてタイル張りの質感を醸し出す目地状模様を備える表面仕上げをセメント組成体に施すことが可能である。さらに、目地形成用の型枠内に打設されるのはセルフレベリング材なので、打設するだけで表面を平坦に仕上げることが可能である。このため、例えば鏝にて平坦にする場合のように鏝ムラが生じないので、よりタイル張りの質感を醸し出す目地状模様を備える表面仕上げを施すことが可能である。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記型枠配置工程の前に、前記セメント組成体の、前記セルフレベリング材を打設する側の表面に、前記セメント組成体と前記セルフレベリング材との接着性を増進する表面処理を施す表面処理工程を有することが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セルフレベリング材との接着性を増進する表面処理が施されたセメント組成体の表面に、セルフレベリング材が打設されるので、基材となるセメント組成体と打設されたセルフレベリング材とを強力に一体化することが可能である。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記表面処理工程にて、前記セメント組成体に前記セルフレベリング材用プライマーを塗装することが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体の表面に、セルフレベリング材用プライマーが塗装されてセルフレベリング材が打設されるので、基材となるセメント組成体と打設されたセルフレベリング材とをより一層強力に一体化することが可能である。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記表面処理工程にて、前記セメント組成体に目荒らしを施すこととしても良い。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体の表面にが目荒らしされて形成される凹部にセルフレベリング材が入り込むので、基材となるセメント組成体と打設されたセルフレベリング材とをより一層強力に一体化することが可能である。
セメント組成体上に目地形成用の型枠を配置する型枠配置工程と、前記目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設する打設工程と、前記セルフレベリング材が硬化した後に前記目地形成用の型枠を取り外す脱型工程と、を有するセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記セメント組成体は、所定方向に連続して成型される連続成型材であり、 前記連続成型材には、成形時に、成形されていく方向に沿って、前記セルフレベリング材の接着力を増進させる溝状アンカー部としての台形溝が形成されており、且つ、隣接する前記台形溝間の表面には、前記台形溝と平行な凹部が形成されていることとしてもよい。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記脱型工程後に、前記セルフレベリング材の表面を着色する着色工程を有することが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、本物のタイル張りの質感を有し所望の色の部材を提供することが可能である。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記着色工程では、前記目地形成用の型枠により形成された目地溝部も着色することが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、本物のタイル張りの質感を有し、また、セメント組成体における目地相当部分たる目地溝部もより目地の質感を備えたセメント組成体を提供することが可能である。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記セルフレベリング材は着色されていることが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セルフレベリング材は着色されているので、セルフレベリング材を打設するだけで、所望の色のセメント組成体を提供することが可能である。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記目地形成用の型枠により形成された目地溝部に目地材を充填する充填工程を有することが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体における目地相当部分たる目地溝部に、目地材を充填するので、本物のタイル張りの質感を醸し出すことが可能となる。
かかるセメント組成体の表面仕上げ方法であって、前記目地材は、セメントを主材とすることが望ましい。
このようなセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメントを主材とする目地材を用いるので、より一層タイルの質感を醸し出すことができる。
本発明によれば、セメント組成体の強度を維持しつつタイル張りの質感を醸し出す目地状模様を備える表面仕上げを施すことが可能である。
図1Aは、第1実施形態に係る目地状模様を有した外装パネルの平面図であり、図1Bは、図1AにおけるA矢視図である。 図2A乃至図2Eは、プレキャストパネルの表面仕上げ方法の説明図であり、図2Aは、基材の一例であるプレキャストパネルを示す斜視図、図2Bは、型枠配置工程後の状態を示す斜視図、図2Cは、打設工程を示す斜視図、図2Dは、脱型工程後の状態を示す斜視図、図2Eは、充填工程後の完成した外装パネルを示す斜視図である。 図3A乃至図3Eは、プレキャストパネルの表面仕上げ方法における着色工程及び充填工程の説明図であり、図3Aは、外装パネルの本体を示す断面図、図3Bは、着色工程を示す断面図、図3Cは、着色工程後の状態を示す断面図、図3Dは、充填工程を示す断面図、図3Eは、充填工程後の完成した外装パネルを示す断面図である。 図4A乃至図4Fは、打設したコンクリートでなる床部の表面仕上げ方法の説明図であり、図4Aは、基材の一例である床部の本体を打設する工程を示す斜視図、図4Bは、床部の本体上面にプライマーを塗装する表面処理工程を示す斜視図、図4Cは、型枠配置工程後の状態を示す斜視図、図4Dは、打設工程を示す斜視図、図4Eは、脱型工程後の状態を示す斜視図、図4Fは、充填工程後の完成した床部を示す斜視図である。 図5A乃至図5Eは、床部の本体の表面仕上げ方法における着色工程及び充填工程の説明図であり、図5Aは、床部の本体を示す断面図、図5Bは、着色工程を示す断面図、図5Cは、着色工程後の状態を示す断面図、図5Dは、充填工程を示す断面図、図5Eは、充填工程後の完成した床部を示す断面図である。
===第1実施形態===
図1Aは、第1実施形態に係る目地状模様を有した外装パネル1の平面図である。また、図1Bは、図1AにおけるA矢視図である。
外装パネル1は、セメント組成体の一例としてコンクリート製の板状部材でなるプレキャストパネル2と、このプレキャストパネル2の一方の表面2aに設けられた外装部5と、を有している。
外装部5は、タイルの目地部を模した目地溝部3に目地材9が充填された目地相当部分4と、プレキャストパネル2の外方に突出し、目地溝部3を形成する複数の外装突部6の表面が塗料10にて塗装されたタイル相当部分7と、を有している。図示例では、目地状模様をなす目地相当部分4が外装パネル1の表面1aの全面に亘って形成され、目地相当部分4以外の部位(島状に残った部位)がタイル相当部分7をなしている。ここで、プレキャストパネル2の外方に外装突部6が突出して目地溝部3が形成された状態を、以下、外装パネル1の本体1bという。また、本実施形態の目地相当部分4には、目地材9とプレキャストパネル2及び外装突部6との間にてプレキャストパネル2及び外装突部6に塗装されている塗料10も含まれる。
本実施形態のプレキャストパネル2は、例えば株式会社ノザワ製アスロック(登録商標)のような押出成形セメント板であり、セメント、けい酸質原料及び繊維質原料を用いて中空を有する板状に押出成形し、オートクレーブ養生したパネルである。プレキャストパネル2の外装部5側となる一方の表面2aには、図2Aに示すように、表面側が狭く内側が広く形成された溝状アンカー部としての台形溝2bが複数設けられており、隣接する台形溝2b間の表面2aには、台形溝2bと平行に設けられた凹部2cが設けられている。これら台形溝2b及び凹部2cは、プレキャストパネル2が押出成型される際の押出方向(図2Aではプレキャストパネル2の長手方向)に沿って、隣接する台形溝2b間に2本の凹部2cが設けられている。このように台形溝2b及び凹部2cが、押出成形セメント板であるプレキャストパネル2が押出成型される際の押出方向に沿って設けられているので、プレキャストパネル2を製造するだけで、セルフレベリング材6aと強固に接合されるプレキャストパネル2を製造することが可能である。
本実施形態の外装突部6は、セルフレベリング材6aにて形成され、その表面は塗装されている。つまり塗料10によって着色されている。
セルフレベリング材6aは、フロー値が200〜300mmのものが好ましく、特に200〜250mmのものが好ましい。このセルフレベリング材6aのフロー値は、日本建築学会規格JASS15M−103「セルフレベリング材の品質基準」に記載されている方法により測定した値を意味する。セルフレベリング材6aは、セメント系セルフレベリング材、セラミック系セルフレベリング材、石膏系セルフレベリング材、あるいはレジンモルタルなどの各種のセルフレベリング材から任意に選んで使用することができる。これらのセルフレベリング材はいずれも公知であり、実際に使用されている。セメント系セルフレベリング材は、セメント(ポルトランドセメント、アルミナセメント、アーウィン系セメント等)、砂(フライアッシュ、川砂、海砂、珪砂、石灰石等)、そして水を主成分とし、これに任意に、流動化剤(ナフタリン酸系、メラミンスルホン酸系、ポリカルボン酸系、アミノスルホン酸系、リグニンスルホン酸系、カゼイン類等)、硫酸塩(硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム等)、リン酸塩(縮合リン酸塩等)、増粘剤(ポリアクリル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等)、消泡剤(シリコン系、非イオン系界面活性剤等)などを配合したものである。セラミック系セルフレベリング材は、上記のセメント系セルフレベリング材の砂の一部を、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化チタン、炭化ケイ素などのようなセラミックで置き替えた組成を有する。石膏系セルフレベリング材は、上記のセメント系セルフレベリング材のセメントの一部または全部を石膏で置き替えた組成を有する。本発明の目地状模様を有した外装パネル1を製造するためにはセメント系セルフレベリング材6aを用いることが好ましい。セルフレベリング材のフロー値は、主として水の含有量を変えることにより調整することができるが、水以外の各種の成分の種類、性状(例、砂の粒度、形状等)、あるいは配合量などを変えることによっても調整可能である。セルフレベリング材は一般に、水以外の成分を配合したプレミックスの状態で販売、供給され、使用する際に所望のフロー値を得るために必要な水を添加配合してセルフレベリング材とする。
外装突部6の表面を塗装する塗料10の種類は、模擬しようとするタイルの種類に応じて選択される。例えば、石板状タイルを模す場合には、石粉を混ぜた塗料10が使用され、レンガタイルを模す場合には、レンガ色の塗料10が使用され、金属タイルを模す場合には、金属色の塗料10が用いられる。
この塗装は、外装突部6のみに施しても良いし、外装突部6に加えて、外装突部6以外の部分たる目地溝部3に施しても良い。前者のように外装突部6にのみ塗装する場合には、目地溝部3を不図示のマスキングテープ等により覆ってマスキングしつつ塗料10を塗れば良い。そして、目地溝部3を塗装しない場合には目地溝部3に塗料10が付着しないので、塗装後に目地溝部3に充填すべき目地材9の目地溝部3への接着性を高めることができる。
一方、目地相当部分4には、塗料ではない謂わば本物の目地材9が充填されている。すなわち、この目地材9としては、通常のタイル張りの際に使用されるものと同種の充填材が使用される。例えば、セメントやモルタル、樹脂モルタル等のセメントを主材とする充填材が使用される。そして、これにより、この目地相当部分4には、本物の目地材9が充填されているので、外装パネル1は、本物のタイル張りと同様の質感を醸し出す。
ここで、望ましくは、図1B中の一部拡大図に示すように、目地相当部分4の縁部4a(つまり、タイル相当部分7と目地相当部分4との境界部分)が、目地材9で覆われていないようにすると良い。そうすれば、目地材9が、タイル相当部分7と面一にはならずに、同タイル相当部分7よりもへこむようになり、これにより、目地材9を充填後の目地溝部3にも適度な陰影が付与されて、より一層タイル張りの質感を醸し出すようになる。
また、望ましくは、同拡大図に示すように、目地相当部分4の縁部4aは角張っていると良い。そしてこのようになっていれば、上述と同様に陰影を高めることができる。
図2A乃至図2Eは、プレキャストパネルの表面仕上げ方法の説明図である。図3A乃至図3Eは、プレキャストパネルの表面仕上げ方法における着色工程及び充填工程の説明図である。
外装パネル1におけるプレキャストパネル2の表面仕上げ方法は、先ず、図2Aのように、成形すべき外装パネル1の外形形状に対応するプレキャストパネル2を、台形溝2bが形成されている側の面を上方に向けて作業台(不図示)等の上に配置する。
次に、図2Bのようにプレキャストパネル2上に目地形成用の型枠12を配置する(型枠配置工程)。目地形成用の型枠12は、プレキャストパネル2の周縁部を囲み、外装パネル1として完成したときに目地状模様を形成したい位置に、目地用の型枠12に囲まれた領域内を区画するように格子状に配置する。
次に、図2Cのようにプレキャストパネル2上に配置された目地用の型枠12内にセメント系セルフレベリング材6aを打設する(打設工程)。打設したセメント系セルフレベリング材6aが硬化した後に目地形成用の型枠12を取り外す(脱型工程)。これにより、図2Dのように外装パネル1の本体1bが成形される。このとき、同本体1bには格子状に目地溝部3が形成されている。
次に、図3B及び図3Cに示すように、目地溝部3が形成された本体1bの表面を、模擬すべきタイル色の塗料10で塗装して着色する(着色工程)。塗装方法はスプレー32等で塗料10を吹き付けても良いが、刷毛塗りでも良い。また、この塗装の際に、各目地溝部3をマスキングしても良いし、しなくても良い。そして、目地溝部3をマスキングしない場合には、マスキング作業を省略できて作業手間の削減を図れる。なお、ここで、後者の場合、つまり、目地溝部3のマスキングをしない場合には、望ましくは、タイル相当部分7と目地相当部分4との境界部分となる目地相当部分4の縁部4a及びその近傍部分に塗りこぼしが出ないように、例えば、タイル相当部分7だけでなく、目地相当部分4を形成する目地溝部3にも塗装すると良い。
その後、図3D及び図3Eに示すように各目地溝部3に対して、それぞれセメントを主材とする目地材9を塗料10の上から充填する(充填工程)。充填には鏝33を用いると良く、そうすれば、目地溝部3からタイル相当部分7へと若干はみ出させながら目地材9を充填するので、目地溝部3内に密実に充填可能となる。また、鏝33によれば、目地溝部3からはみ出してタイル相当部分7に付着した目地材9も、掻き落としにより容易に除去可能である。なお、タイル相当部分7に付着残存した目地材9は、最終的には、ウエス等の適宜な拭き取り部材によって拭き取られる。これにより、タイル相当部分7には塗料10が露出し、また、目地相当部分4たる目地溝部3には目地材9が露出し、以上をもって、図2E及び図3Eのような目地状模様を有した外装パネル1が完成する。
===第2実施形態===
図4A乃至図4Fは、打設したコンクリートでなる床部の表面仕上げ方法の説明図である。図5A乃至図5Eは、床部の本体の表面仕上げ方法における着色工程及び充填工程の説明図である。図4A乃至図4F及び図5A乃至図5Eは、セメント組成体を床部の本体とした場合である。
上述の第1実施形態との相違点は、この第2実施形態に係るセメント組成体が、建物等の施工現場において、現場打ちコンクリートによって製造される点にある。なお、これ以外の点は概ね上述の第1実施形態と同じであり、同じ構成については同じ符号を付し、その説明については省略する。
施工現場で床部を成形する場合には、先ず、図4Aのように、形成すべき床部の外形形状に対応させて型枠25を現地で組む。図示例では、型枠25は、底板25aと、底板25aの四辺にそれぞれ対応した配された四つの側板25bと、を有している。そして、型枠25内に配筋し、同型枠25内に上方から、コンクリート供給管37を介してコンクリート(セメント流動物に相当)を打設し、上面31aを鏝等で平坦に均して打設コンクリート部31形成する。
このコンクリートが硬化した打設コンクリート部31の上面31aは平坦なので、第2実施形態では、型枠配置工程の前に、打設コンクリート部31とセルフレベリング材との接着性を増進する表面処理を施す(表面処理工程)。本実施形態では、表面処理として、打設コンクリート部31の、セルフレベリング材6aを打設する側の上面(表面)31aに、図4Bのようにセメント系セルフレベリング材用のプライマー11を塗装する。このとき、プライマー11の塗装方法はスプレー等で吹き付けても良いが、刷毛塗りでも良い。
プライマー11が塗装された、打設コンクリート部31の略平坦な上面31a上に、図4Cのように目地溝部3を形成すべく目地形成用の型枠12を配置する(型枠配置工程)。目地形成用の型枠12は、打設コンクリート部31の周縁部及び目地形成用の型枠12に囲まれた領域内を区画するように格子状に配置する。
次に、打設コンクリート部31上に配置された目地形成用の型枠12内に、図4Dのようにセメント系セルフレベリング材6aを打設し(打設工程)、打設したセメント系セルフレベリング材6aが硬化した後に目地形成用の型枠12を取り外す(脱型工程)。これにより、図4Eのように打設コンクリート部31の上面31aに、上方に突出された外装突部6により格子状に目地溝部3が形成されて床本体35が形成される。
次に、図5B及び図5Cに示すように、目地溝部3が形成された床本体35の目地溝部3及び外装突部6の表面を、模擬すべきタイル色の塗料10で塗装して着色する(着色工程)。その後、図5D、図5Eに示すように各目地溝部3に対して、それぞれセメントを主材とする目地材9を塗料10の上から充填し(充填工程)、図4F及び図5Eに示すような目地状模様を有した床部30が完成する。
上記実施形態のセメント組成体の表面仕上げ方法によれば、セメント組成体としてのプレキャストパネル2や現場打設したコンクリートでなる打設コンクリート部31上に配置した目地形成用の型枠12内にセルフレベリング材6aを打設し、目地形成用の型枠12を取り外すことにより目地相当部分たる目地溝部3を形成するので、基材となるプレキャストパネル2や打設コンクリート部31は欠損されない。このため、基材となるプレキャストパネル2や打設コンクリート部31の強度を維持することが可能である。
また、基材となるプレキャストパネル2や打設コンクリート部31の表面2a、31aに目地溝部3と、目地溝部3より突出した外装突部6とが形成され、この目地溝部3より突出した外装突部6とにてタイル張りの質感を醸し出す目地状模様を備える表面仕上げをプレキャストパネル2や打設コンクリート部31に施すことが可能である。
さらに、目地形成用の型枠12内に打設されるのはセルフレベリング材6aなので、打設するだけで表面を平坦に仕上げることが可能である。このため、例えば鏝にて平坦にする場合のように鏝ムラが生じないので、タイル張りの質感をより醸し出す目地状模様を備える表面仕上げを施すことが可能である。
また、基材として押出成形セメント板や連続成型材でなるプレキャストパネル2を用いる場合には、強度が確保された押出成形セメント板や連続成型材に表面仕上げを施して外装部5を形成することにより容易に外装パネル1を製造したり床部30を施工することが可能である。
また、セルフレベリング材6aを打設して脱型した後に、セルフレベリング材6aが硬化した外装突部6の表面を着色するので、本物のタイル張りの質感を有し所望の色の外装パネル1や床部30を提供することが可能である。
また、外装パネル1や床部30における目地相当部分たる目地溝部3に、目地材9を充填するので、本物のタイル張りの質感を醸し出すことが可能となる。このとき、目地材9として、セメントを主材とする目地材9を用いたので、より一層タイルの質感を醸し出すことが可能である。
また、基材となる床本体31の表面に、セルフレベリング材用プライマー11を塗装した後にセルフレベリング材6aを打設すると、基材となる床本体31と打設されたセルフレベリング材6aとをより強力に一体化することが可能である。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の第1実施形態では、目地状模様を有したプレキャスト部材の一例としてプレキャストパネル2を例示したが、同様の方法で、目地状模様を有したプレキャスト柱状部材やプレキャスト梁状部材を製造しても良い。
上述の実施形態では、模擬対象のタイル形状が矩形の場合を例示した。つまり、目地状模様として格子状模様を例示したが、何等これに限るものではなく、模擬しようとするタイル形状が、三角形や五角形などの多角形でも良いし、楕円や正円等の円形でも良い。
上述の第1実施形態では、プレキャストパネル2の外装部5側となる一方の表面2aに
台形溝2bと凹部2cとが設けられている例について説明したが、これに限らず、例えば、セルフレベリング材との接着性を増進するために施す表面処理として、平坦な表面にウォータージェット加工やサンドブラスト加工等により目荒らしを施しても良い。また、平坦な表面に第2実施形態のようにセメント系セルフレベリング材用のプライマー11を塗装してもよい。また、台形溝2bと凹部2cとが設けられているプレキャストパネル2に、セルフレベリング材との接着性をさらに増進するために施す表面処理として、目荒らしを施したりセメント系セルフレベリング材用のプライマー11を塗装してもよい。
上述の第1実施形態にて用いた基材の押出成形セメント板として、たとえば株式会社スパンクリートコーポレーション製スパンクリート(登録商標)等の強度が確保された連続成型材を用いると、タイル張りの質感を醸し出す目地状模様を備える表面仕上げが施された長尺の外装パネル1を容易に製造することが可能である。このような連続成型材は、所定方向に沿って漸次コンクリートが打設されて長尺に形成されるが、スパンクリートが成型されていく所定方向に沿って溝状アンカー部を設けることにより、スパンクリートを製造するだけでセルフレベリング材と強固に接合されるスパンクリートを製造することが可能である。
また、基材となるセメント組成体として軽量気泡コンクリート板を用いると、セルフレベリング材6aが打設される表面に小孔が多数存在するので、何らの表面処理を施すことなく打設されたセルフレベリング材6aをより強力に軽量気泡コンクリート板と一体化することが可能である。基材となるセメント組成体として軽量気泡コンクリート板を用いる場合であっても、セメント系セルフレベリング材用のプライマー11を塗装しても構わない。
また、上述の第2実施形態では、施工現場にて打設された平坦な打設コンクリート部31の上面31aにプライマー11を塗装してセメント系セルフレベリング材6aを打設する例について説明したが、これに限らず、コンクリート打設時に表面に溝状アンカー部を形成すべく型枠を配置したり、表面を目荒らしして、プライマー11を塗装することなくセメント系セルフレベリング材6aを打設して床部を形成しても良い。
上記実施形態においては、溝状アンカー部の一例として台形溝2bを挙げたが、必ずしも表面側が狭くなくともよい。例えば、開口側と底側との幅がほぼ等しく断面が矩形状の溝であっても構わない。
上述の実施形態では、目地用の型枠12内に打設して硬化したセメント系セルフレベリング材6aの表面に塗料10を塗装する例について説明したが、模擬すべきタイル色に着色されたセメント系セルフレベリング材を用いると塗料を塗装することなく、セルフレベリング材を打設するだけで、所望の色の外装パネル1や床部30を提供することが可能である。このため、製造時間及び施工時間を短縮することが可能である。
上述の実施形態では、形成された目地溝部3に目地材9を充填する例について説明したが、目地材9は必ずしも充填しなくとも良い。この場合には、例えば、タイル相当部分7や床部30と異なる色に着色したり、プレキャストパネル2床本体31を露出させてもよい。目地溝部3も着色することにより、本物のタイル張りの質感を有し、また、目地相当部分たる目地溝部3もより目地の質感を備えた外装パネル1及び床部30を提供することが可能である。
上述の第1実施形態では、セメント組成体としてコンクリート製のプレキャストパネル2を例示したが、コンクリート製に限るものではなく、つまり、プレキャストパネル2のセメントには、粗骨材及び細骨材の一方又は両方が混入されていなくても良い。更に換言すると、プレキャストパネル2はモルタル製でも良いし、セメント製でも良い。
1 外装パネル、1a 表面、1b 本体、
2 プレキャストパネル、2a 表面、2b 台形溝、2c 凹部、
3 目地溝部、4 目地相当部分、4a 縁部、5 外装部、
6 外装突部、6a セルフレベリング材、7 タイル相当部分、
9 目地材、10 塗料、11 プライマー、12 型枠、
25 型枠、25a 底板、25b 側板、30 床部、
31 打設コンクリート部、31a 上面、32 スプレー、
33 鏝、35 床本体、37 コンクリート供給管

Claims (10)

  1. セメント組成体上に目地形成用の型枠を配置する型枠配置工程と、
    前記目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設する打設工程と、
    前記セルフレベリング材が硬化した後に前記目地形成用の型枠を取り外す脱型工程と、
    を有するセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記セメント組成体は、押出成形セメント板であり、
    前記押出成形セメント板には、押し出し成形時に、押し出し方向に沿って、前記セルフレベリング材の接着力を増進させる溝状アンカー部としての台形溝が形成されており、且つ、隣接する前記台形溝間の表面には、前記台形溝と平行な凹部が形成されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  2. 請求項1に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記型枠配置工程の前に、前記セメント組成体の、前記セルフレベリング材を打設する側の表面に、前記セメント組成体と前記セルフレベリング材との接着性を増進する表面処理を施す表面処理工程を有することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  3. 請求項2に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記表面処理工程にて、前記セメント組成体に前記セルフレベリング材用プライマーを塗装することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  4. 請求項2に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記表面処理工程にて、前記セメント組成体に目荒らしを施すことを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  5. セメント組成体上に目地形成用の型枠を配置する型枠配置工程と、
    前記目地形成用の型枠内にセルフレベリング材を打設する打設工程と、
    前記セルフレベリング材が硬化した後に前記目地形成用の型枠を取り外す脱型工程と、
    を有するセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記セメント組成体は、所定方向に連続して成型される連続成型材であり、
    前記連続成型材には、成形時に、成形されていく方向に沿って、前記セルフレベリング材の接着力を増進させる溝状アンカー部としての台形溝が形成されており、且つ、隣接する前記台形溝間の表面には、前記台形溝と平行な凹部が形成されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記脱型工程後に、前記セルフレベリング材の表面を着色する着色工程を有することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  7. 請求項6に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記着色工程では、前記目地形成用の型枠により形成された目地溝部も着色することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記セルフレベリング材は着色されていることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記目地形成用の型枠により形成された目地溝部に目地材を充填する充填工程を有することを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
  10. 請求項9に記載のセメント組成体の表面仕上げ方法であって、
    前記目地材は、セメントを主材とすることを特徴とするセメント組成体の表面仕上げ方法。
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