JP5672749B2 - 溶融金属めっき浴用ロール - Google Patents
溶融金属めっき浴用ロール Download PDFInfo
- Publication number
- JP5672749B2 JP5672749B2 JP2010085180A JP2010085180A JP5672749B2 JP 5672749 B2 JP5672749 B2 JP 5672749B2 JP 2010085180 A JP2010085180 A JP 2010085180A JP 2010085180 A JP2010085180 A JP 2010085180A JP 5672749 B2 JP5672749 B2 JP 5672749B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- molten metal
- metal plating
- shaft
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
大径の溶融金属めっき浴用ロールは、図8に示す構造となる。図8に示すように大型の溶融金属めっき浴用ロールは、胴部10の端部内周に接合される軸部20は胴部10の端部内周に接合される大径部21、軸受け(図示せず)に接触される小径部23、大径部21と小径部23との間にあるテーパ部26からなる。テーパ部26の形状は、軸部自体が胴部の大径化に備えて高い応力に耐える必要があり、大径部21から小径部23へ滑らかに繋がる形状とする必要があるが、胴部の外径が300mm以上に大きくなると、軸部の外径と胴部の外径の差が大きいことから必然的にテーパ角度が例えば45°以上に大きくなる。
前記中間部は、軸部の外周に接合される孔の外周側に、ロール軸方向に貫通する孔を有することが好ましい。
前記中間部は、前記胴部内周面に接合される円筒状の大径部と前記軸部の外周に接合される円筒状の小径部を有し、前記中間部の前記大径部と前記小径部は、円盤状のリング部により一体形成されていると好ましい。
本発明の溶融金属めっき浴用ロールは、胴部と軸部との間に別体で中間部を設けたことにより、中間部の形状が成形、焼成などの製造時に不具合が発生しにくい形状となるため、問題なく製造することが出来る。
図1(a)
は本発明の一実施態様による溶融金属めっき浴用ロールの断面形状を示し、図1(b)は一方の軸方向から端部を見たロールを示す。このロールは図9に示す溶融金属めっき浴中でシンクロール5として使用される。ロール5は、中空円筒状の胴部10、胴部10の各端部に焼嵌めにより接合される中間部30、および中間部の内面に接合される軸部40、軸部40に挿入される蓋状スラスト受け部材44から構成される。
胴部10と中間部30、中間部30と軸部40はそれぞれネジ止め、焼嵌めにより接合されると好ましい。特に焼き嵌めにより接合されると好ましい。胴部10、中間部30、軸部40がネジ止め又は焼嵌めにより接合されているので、溶融金属めっき浴中に長時間浸漬されていても、胴部から中間部、中間部から軸部が脱離することがなく、長時間の連続溶融金属めっきを行うことができる。また、焼き嵌めにより接合される場合には、ネジ止めする場合のような例えば接合される胴部と中間部にネジ加工をおこなうという煩雑なネジ加工も不要となり組立てが容易となり、製作コストも低減できる。
また、軸部40と軸受けとの接触磨耗により、軸部外周部が摩耗した場合にも、軸部40のみを交換することも可能となり、ランニングコストが低減できる。
実施例1
平均粒径0.5μmの窒化ケイ素粉末に、焼結助剤として、平均粒径0.2μmの酸化マグネシウム粉末を3.0重量%、平均粒径2.0μmの酸化イットリウム粉末を3.0重量%添加し、適量の分散剤を加えエタノール中で粉砕、混合した。ついで、噴霧乾燥後、篩を通して造粒した後、ゴム型に充填し、静水圧により冷間静水圧プレス(CIP)を行い、図2(a)、図2(b)に示す所定形状の成形体を作製した。この成形体を1950℃、60気圧の窒素ガス雰囲気中で5時間焼成し、窒化ケイ素セラミックス焼結体を得た。得られた焼結体をそれぞれ所定の形状に機械加工して胴部10、中間部30、および軸部40を作製した。
mmの中空円筒状焼結体からなるように機械加工により形成した。
中間部30は、胴部10の内周面に接合される大径部31を外径約550mm、厚さ20mm、長さ200mm、軸部の外周面に接合される小径部34を内径約400mm、厚さ20mm、長さ200mmになるように機械加工により形成した。また、軸部40は、中間部30の小径部34と接合される外周部41を外径約400mm、厚さ20mm、長さ210mm、軸受けと接触する軸43を外径160mm、厚さ20mm、長さ300mmとなるように機械加工により形成した。
実施例1と同じ窒化珪素系セラミックスを用いて、図8に示す形状のシンクロール5の胴部10及び軸部20を同じ手順で作製した。図8に示す形状のシンクロール5は、胴部10は、外径600mm、内径550mm及び長さ1700
mmの中空円筒状焼結体からなるように機械加工により形成した。 軸部20は、胴部10の内周面に接合される軸部の大径部21を外径約550mm、厚さ20mm、長さ100mm、軸受けに接触して使用される軸部の小径部23を外径160mm、厚さ20mm、長さ100mmとなるように冷間静水圧プレス(CIP)を用いて粉末を成形した。この際、小径部とテーパ部26bの境界に成形割れが発生し、軸部20を形成することができなかった。
1 鋼板、 2
スナウト、 3 溶融金属浴、 4 浴槽、 5
シンクロール、
6 サポートロール、 7
ガスワイピングノズル、
10 胴部、 10a 胴部の内径域、
20 軸部、
21 軸部の大径部、 22 中間部、 22b 小径部近傍の中間部、
23 軸部の小径部、
24 スラスト受け部材、26 テーパ部
30
中間部、 31 中間部の大径部、32 リング部、 34 中間部の小径部、
35 貫通孔、36 溝部、
40 軸部、
41 軸部の大径部、42 テーパ部、 43 軸部の小径部、
44 スラスト受け部材
Claims (4)
- 鋼板と接触する中空状であって円筒状の胴部と、軸受けに接触する中空状であって円筒状の軸部と、前記胴部内面に接合されるとともに前記軸部の外周に接合される中空状であって円筒状の中間部とからなるとともに、前記胴部、前記軸部及び前記中間部のそれぞれをセラミックスで形成した後、接合してなることを特徴とする溶融金属めっき浴用ロール。
- 前記中間部は、前記軸部の外周に接合される孔の外周側に、ロール軸方向に貫通する孔を有することを特徴とする請求項1に記載の溶融金属めっき浴用ロール。
- 前記中間部は、前記胴部内周面に接合される円筒状の大径部と前記軸部の外周に接合される円筒状の小径部を有し、前記大径部と前記小径部は、円盤状のリング部により一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の溶融金属めっき浴用ロール。
- 前記胴部の外周が300mm以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の溶融金属めっき浴用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085180A JP5672749B2 (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | 溶融金属めっき浴用ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085180A JP5672749B2 (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | 溶融金属めっき浴用ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011214115A JP2011214115A (ja) | 2011-10-27 |
JP5672749B2 true JP5672749B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=44944153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010085180A Expired - Fee Related JP5672749B2 (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | 溶融金属めっき浴用ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5672749B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5888593B2 (ja) * | 2011-12-12 | 2016-03-22 | 日立金属株式会社 | 溶融金属めっき浴用ロール |
CN111630201B (zh) | 2017-12-21 | 2022-06-21 | Ak钢铁产权公司 | 用于热浸渍涂布生产线中的辊 |
JP7316378B2 (ja) * | 2020-09-08 | 2023-07-27 | 三井金属鉱業株式会社 | 溶湯浸漬部材 |
KR102375014B1 (ko) * | 2020-09-28 | 2022-03-18 | 주식회사 삼우에코 | 사용수명이 향상된 포트롤 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57174440A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-27 | Nisshin Steel Co Ltd | Member for molten metallic bath |
JPH08109434A (ja) * | 1994-10-13 | 1996-04-30 | Kubota Corp | 鋼板移送用高硬度ロール |
JP4147509B2 (ja) * | 1999-09-21 | 2008-09-10 | 日立金属株式会社 | 連続溶融金属めっき用ロール |
JP4315014B2 (ja) * | 2004-02-23 | 2009-08-19 | 住友金属工業株式会社 | 溶融めっき用浴中サポートロール及び溶融めっき鋼板の製造方法 |
JP4453072B2 (ja) * | 2004-03-18 | 2010-04-21 | 日立金属株式会社 | 連続溶融金属めっき用ロール |
JP4453073B2 (ja) * | 2004-03-23 | 2010-04-21 | 日立金属株式会社 | 連続溶融金属めっき用ロール |
JP4474639B2 (ja) * | 2004-04-06 | 2010-06-09 | 日立金属株式会社 | 連続溶融金属めっき用ロール |
JP4127252B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2008-07-30 | 住友金属工業株式会社 | 溶融金属めっき装置、及びその装置における浴中軸受け構造 |
JP4873284B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2012-02-08 | 日立金属株式会社 | 溶融金属めっき浴用ロール |
-
2010
- 2010-04-01 JP JP2010085180A patent/JP5672749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011214115A (ja) | 2011-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4683217B2 (ja) | 溶融金属めっき浴用ロール | |
JP5672749B2 (ja) | 溶融金属めっき浴用ロール | |
JP4678581B2 (ja) | 溶融金属めっき浴用ロール | |
JP4147514B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4474639B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4147509B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4678580B2 (ja) | 溶融金属めっき浴用ロール | |
JP3765485B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4873284B2 (ja) | 溶融金属めっき浴用ロール | |
JP4123457B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4147515B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4453072B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4678565B2 (ja) | 連続溶融金属めっき浴中ロール用軸受 | |
JP3765484B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4305821B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4639399B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2004183011A (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4453073B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2004182486A (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP4305822B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2005060804A (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2006137979A (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2007270270A (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2006137977A (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JP2012180552A (ja) | 回転体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130703 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140410 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5672749 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |