JP5672599B2 - 頭部覆い具 - Google Patents

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Description

本発明は、入浴時、化粧時、洗顔時、調理時など多様なシチュエーションにおいて、簡単に取付けや取外しができるほか、髪の毛を濡らさない、汚さない、落とさないようにするのに役立つ頭部覆い具に関する。
従来から、入浴時、洗顔時等に、例えば、女性が長い髪の毛を濡らさないようにするため、髪の毛の全体をヘアーキャップやヘアバンドで抑えること、長方形状の所謂バスタオルで覆うことがあるのはよく知られている。これに関連し、髪の毛を濡らさないことの他に、更なる付加価値を付した頭部被り物やヘアーキャップに係る発明が下記特許文献にて提案されている。
特開2003−313718号公報 特開平9−241913号公報
しかし、従来のヘアーキャップやヘアバンドをはじめ、上記特許文献にて提案された頭部被り物やヘアバンドに係る発明では、頭部のほとんどが締め付けられる構成であり、例えば、入浴時などに使用すると不快な蒸れが生じるという不都合がある。また例えば、介護の現場等で被介護者に使用する際に、頭部の締め付けが嫌われるという問題も生じている。さらに、特許文献1に係る頭部被り物では、長髪の場合に髪の毛の先端が外部に露出する構成であるので、入浴時、洗顔時等に髪の毛が濡れることを完全に回避することができないという問題があるし、特許文献2に係るヘアーキャップでは、濡れた髪の毛を乾かすことを主な目的しているため、その使用がいささか面倒であって、洗顔時や化粧時、調理時等の他の用途に向かないという問題があった。
このほか、従来のヘアーキャップやヘアバンドは、きつく締め付ける構成であれば、額に締め付け跡が残る虞があり、髪の毛を縛る構成であれば、その縛った跡が残る虞がある等、髪の毛を濡らさないという本来の機能を重視すれば、使い勝手の良さが失われるという作製に係る難しさもあった。
上述のように、従来のヘアーキャップやヘアバンド等の製品は、使う者の要望を必ずしも満足させるものではなく、また作製に係る困難性が付随している。
本発明は、上記実情に鑑み提案されたもので、髪の毛を濡らさない又は汚さないようにする頭部覆い具に関し、髪の毛の全体を横からはみ出させることなく包む、覆うという思想を具現化することにより、入浴時、洗顔時のほか、化粧時、調理時など多様な場面において、簡単に取付けや取外しができるほか、髪の毛を濡らさない、汚さない、落とさないようにするという本来の機能を充足させるとともに、利便性をも兼ね備えた頭部覆い具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、細長い形状に形成された第一布帛材の長手方向の一方の辺縁に、丸みを帯びた頂部と緩やかな曲線とした斜辺とで形成された概略三角形状の第二布帛材の底辺側が連設されて構成される頭部覆い具であって、前記第一布帛材には、正面視および背面視した際の長手方向の左側端部にそれぞれ、端部同士を着脱可能に接着させる接着部が設けられ、正面視した際の右側端部に、前記第二布帛材の頂部と着脱可能に連結する連結部が設けられるとともに、この連結部に着脱可能に連結する頂部連結部が前記第二布帛材の頂部に設けられ、使用時には、前記第一布帛材を後頭部下側から前頭部へ頭髪の生え際に沿って巻回し、前記前頭部にて、前記連結部を外側に位置させつつ前記接着部同士を接着して環状にし、その後、前記第二布帛材によって頭上部を覆うようにして前記頂部を前記前頭部側へ移動させ、前記頂部の頂部連結部を前記第一布帛材の外側を向いている前記連結部に前記前頭部上にて接着し、前記頭髪を前記第一布帛材および前記第二布帛材によって形成された空間内に収容するものである
特に、本発明は、上記第二布帛材は一部が裁断され、この裁断された箇所が縫着されて形成され、使用時に前記第一布帛材を後頭部下側から前頭部へ頭髪の生え際に沿って巻回し、前記前頭部にて前記連結部を外側に位置させつつ前記接着部同士を接着して環状にしたとき、前記第二布帛材の斜辺が内側へ向くようになることを特徴とする。
また、上記頭部覆い具は、第二布帛材が連設されていない第一布帛材の長手方向の他方の辺縁を、内側に湾曲した曲線とすることが好ましく、接着部の被接着側および連結部が、第一布帛材を構成している生地によりその機能を担保するものであることがさらに好ましい。
また、第一布帛材と第二布帛材とを、一つの布帛材から一体形成しても好ましい。
本発明に係る頭部覆い具は、細長い形状に形成された第一布帛材に、丸みを帯びた頂部と緩やかな曲線とした斜辺とで形成された概略三角形状の第二布帛材が連設されて構成されているので、細長い第一布帛材を髪の毛の生え際に沿って巻回し、第二布帛材の略三角形状により頭部全体を覆うという簡単な操作により、髪の毛全体を覆うことができる。しかも、第一布帛材が細長い形状であるので、頭部のほとんどを締め付けるということもない。したがって、入浴時、化粧時、洗顔時、調理時やその他の多様なシチュエーションにおいて、髪の毛を濡らさない又は汚さないように、かつ、手軽に使える頭部覆い具として提供することができる。また、髪の毛の全体を覆うので、例えば、抜けた髪の毛が落ちるというようなことも防ぐことができる。
特に、第一布帛材には、正面視および背面視した際の長手方向の左側端部にそれぞれ、端部同士を着脱可能に接着させる接着部が設けられた構成であるので、ずれや緩みを生じさせることもない。また、使用者の好みに応じて頭部への締め付けを調整することができ、頭部覆い具の締め付け跡が頭部につくようなこともなくなって、さらに使い勝手の良いものとすることができる。正面視した際の右側端部には、第二布帛材の頂部と着脱可能に連結する連結部が設けられ、この連結部に着脱可能に接着する頂部連結部が第二布帛材の頂部に設けられた構成であるので、連結部と頂部連結部によって、髪の毛の全体を覆って第二布帛材の略三角形状内に簡単に収容することができ、長髪であってもその先端が濡れる、汚れる、抜けた髪の毛が落ちるようなことをなくすことができる。
また、本発明は、第一布帛材を、後頭部下側から前頭部へ頭髪の生え際に沿って巻回し、前頭部にて連結部を外側に位置させつつ接着部同士を接着して環状にし、その後、第二布帛材によって頭上部を覆うようにして頂部を前頭部側へ移動させ、頂部の頂部連結部を第一布帛材の外側を向いている連結部に接着するという使い方をする。これによって、長髪であっても髪の毛の全体を第一布帛材および第二布帛材によって形成された空間内に収容することができ、髪の毛を濡らさない、汚さない、落とさないようにすることができる。また、髪の毛の全体を第一布帛材および第二布帛材によって形成された空間内に収容し、なんら髪の毛を拘束しないので、髪型の乱れも生じにくいものとなる。また、接着部、連結部および頂部連結部を前頭部上にて第一布帛材を介して一箇所に集中させているので、ずれや緩みを生じさせる可能性をさらに少なくさせることができる。
特に、本発明においては、第二布帛材の一部を裁断し、この裁断された箇所を縫着して形成することにより、使用時に第一布帛材を後頭部下側から前頭部へ頭髪の生え際に沿って巻回し、前頭部にて連結部を外側に位置させつつ接着部同士を接着して環状にしたとき、第二布帛材の斜辺が内側へ向くようになるため、側頭部の髪の毛を漏らさないように髪の毛全体を覆うことができて、髪の毛の全体を簡単に収容することができる。
このほか、接着部の被接着側および連結部が、第一布帛材を構成している生地によりその機能を担保するものとすれば、十分な接着性、連結性を発揮しつつ、簡単に取付や取外しができるという利便性をさらに向上させることができる。また、第一布帛材の第二布帛材が連設されていない長手方向の他方の辺縁を、内側に湾曲させて形成すれば、第一布帛材の首筋への密着性が高まるため、髪の毛を濡らさない、汚さない、落とさないようにする効果を向上させることができる。第一布帛材と第二布帛材を一つの布帛材から一体形成すれば、コストダウン等を図ることできる。
したがって、本発明に係る頭部覆い具は、上記の通りの構成であるので、髪の毛を濡らさない、汚さない、落とさないようにするという本来の機能が充実するほか、かつ、簡単に取付けや取外しができ、便利に使えるという利便性を兼ね備えることができる。なお、老若男女を問わず誰にでも使用できること、ショート、ロングのいずれの髪型にも使用できることは、いうまでもない。
第1実施形態の頭部覆い具の正面図である。 第1実施形態の頭部覆い具の背面図である。 第2実施形態の頭部覆い具の正面図である。 第2実施形態の頭部覆い具の背面図である。 第2実施形態の頭部覆い具について、連結部を外側に位置させつつ接着部同士を接着して環状にしたときの平面図である。 図5における頭部覆い具の側面図である。 第2実施形態の頭部覆い具の装着手順を説明するための斜視図である。 第2実施形態の頭部覆い具の装着手順を説明するための別の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について2つの例を、図面を参照しつつ詳述する。
(第1実施形態)
本発明に係る頭部覆い具Aは、図1および図2に示すように、細長い形状に形成され、使用者の頭部と接触することになる第一布帛材としての接触生地部1Aと、丸みを帯びた頂部21Aと緩やかな曲線とした斜辺22A,23Aとで形成された概略三角形状であって、頭髪を覆うものとなる第二布帛材としての通気性生地部2Aとから構成される。また、頭部覆い具Aは、通気性生地部2Aの略三角形状の底辺24A側が、接触生地部1Aの長手方向の一方の辺縁に連設されて構成されている。
特に、接触生地部1Aには、正面視および背面視した際の長手方向の左側端部にそれぞれ、これらの端部同士を着脱可能に接着させる接着部として、例えば、雌雄両用の接触生地部面ファスナー1a、1bが縫着されている。また、図1に示すように、正面視した際の右側端部には、通気性生地部2Aの頂部21Aと着脱可能に連結する連結部として、例えば、雌雄両用の通気性生地部連結面ファスナー1cも縫着されている。また、図2に示すように、通気性生地部2Aの頂部21Aにも、通気性生地部連結面ファスナー1cに着脱可能に連結する頂部連結部として、例えば、雌雄両用の頂部連結部面ファスナー21aが縫着されている。なお、図1、図2の図中の破線はミシン目を示すものである。
ここで、接触生地部1Aおよび通気性生地部2Aについて、図1および図2に基づいてそれぞれ説明する。
接触生地部1Aは、両端部を丸みを帯びたものとした細長い略矩形状の生地により構成されている。通気性生地部2Aの底辺24A側が連設されていない接触生地部1Aの他方の辺縁は、中央部を内側に湾曲させた湾曲線11Aとされている。この湾曲線11Aは、頭部覆い具Aを使用する際に、使用者の後頭部下側、具体的には首筋のラインを意識して、首筋との密着性を高めるために設けられるものである。接触生地部1Aの長手方向の長さは、通気性生地部2Aの底辺24Aの長さと同様とするか、若しくは、通気性生地部2Aの底辺24Aの長さよりも少し長い程度(1.1〜1.2倍程度)とすればよい。
接触生地部1Aは、使用者の頭部と接触する生地部分であり、肌触り、付け心地等を考慮すれば、その素材として、例えば、パイル生地等のタオル地を採用することが好ましい。また、頭部へのフィット感や締め付けの程度を微調整するため、伸縮性を備えさせても好ましいものとなる。ただし、接触生地部1Aの素材は、タオル地や伸縮性を備えたものに限定されるものではない。
また、接触生地部1Aの正面視および背面視した左側端部に縫着した接着部、正面視した右側端部に縫着した連結部として、雌雄両用の接触生地部面ファスナー1a、1b、通気性生地部連結面ファスナー1cを採用しているが、これは例示に過ぎない。例えば、接着部、連結部としてボタンフック等であっても採用することができる。このほか、接触生地部面ファスナー1a、1b、通気性生地部連結面ファスナー1cを縫着する位置は、長手方向の両端から概ね1〜3cm程度内側とすれば好ましい形態となる。
通気性生地部2Aは、丸みを帯びた頂部21と緩やかな曲線とした斜辺22A,23Aとの概略三角形状の生地により形成される。なお、接触生地部1Aに連設される底辺24側は、ほぼ直線に裁断すればよい。
特に、通気性生地部2Aの頂部21Aの丸みや斜辺22A,23Aの緩やかな曲線は、髪の毛の全体を概略三角形状の生地で覆うのに好ましい形態であるので、採用すべき形状となる。なぜなら、通気性生地部2Aを略三角形状とすることにより、額上にて接触生地部1Aの接触生地部面ファスナー1a、1bを接着して環状にした段階で、髪の毛の全体を筒状に包んだ状態にすることができるからである。また、通気性生地部2Aを略三角形状は頭部覆い具Aのデザイン性を高める要素でもある。ただし、丸みや曲線のアールの程度は、髪の毛の全体を概略三角形状の生地で覆う目的から逸脱しない限り、適宜決定すればよい。純粋な二等辺三角形のような形状であれば、通気性生地部2Aによって髪の毛の全体を覆うことが難しくなるので好ましくない。また、半円形状であれば、通気性生地部2Aにより髪の毛の全体を覆って頂部連結部面ファスナー21aにより接触生地部1Aに連結した後に、髪の毛を覆わない無駄な生地領域が発生し、その無駄な生地領域が洗顔や化粧、入浴、調理等の邪魔をすることになるので好ましくないのである。
通気性生地部2Aは、使用者の髪の毛を覆う生地部分であり、頭部の蒸れの防止、涼しさという付け心地等を考慮すれば、その素材として、通気性の良いコットン100%の綿生地を採用することが好ましい。さらに、使用者によって髪の毛の量に差があるので、これを微調整するため、伸縮性を備えさせても好ましいものとなる。ただし、通気性生地部2Aの素材は、綿生地や伸縮性を備えたものに限定されるものではない。また、通気性生地部2Aには、所望箇所に適宜ダーツ等の立体感を備えさせる縫製を加えることも好ましい。これにより、頭髪を柔らかく包み込むことができ、髪の蒸れや髪型の乱れをより少なくすることも可能となる。
また、通気性生地部2Aの頂部21Aに縫着した頂部連結部として、雌雄両用の頂部連結部面ファスナー21aを採用しているが、これは例示に過ぎない。通気性生地部2Aの接着部、連結部と同様、例えば、通気性生地部2Aの頂部連結部としてボタンフック等であっても採用することができる。頂部連結部面ファスナー21aを縫着する位置は、頂部21Aの頂点から概ね3〜5cm程度内側とすれば好ましい形態となる。
接触生地部1Aと通気性生地部2Aとは、接触生地部1Aの湾曲線11Aの設けられてない辺縁に、通気性生地部2Aの略三角形状の底辺24A側を縫着することによって連設されている。なお、縫着のほか適宜の連設方法により、接触生地部1Aと通気性生地部2Aとを連設してもよい。また、接触生地部1Aと通気性生地部2Aとは、一つの生地から、できあがりの形状を考慮しつつ裁断して一体形成してもよい。この場合、製造工程の省略、生地の省略等によってコストダウンを図ることができる。
(第2実施形態)
また、本発明に係る頭部覆い具Bは、図3〜図8に示すような形態であり、以下、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本発明に係る頭部覆い具Bにおける第1実施形態の頭部覆い具Aと異なるところは、まず、第二布帛材としての通気性生地部2Bに関し、略三角形状の一部が裁断され、この裁断された箇所が縫着されて形成されている点である。具体的には、図3および図4に示すように、通気性生地部2Bは、略三角形状の生地の底辺24Bの中央部の2箇所から頂部方向に向け、細長い杯(かさずき)又は鼓(つつみ)様の裁断片が形成されるように、内側にアールを描くようにして裁断する(2点鎖線による裁断線B1,B2参照)とともに、略三角形状の生地の両斜辺22B,23Bの中央部2箇所から略三角形状の生地の中央へ向け、それぞれ略台形状の裁断片が形成されるように直線状に裁断し(2点鎖線による裁断線B3〜B6参照)、通気性生地部2Bを4分割した後、この4分割したものを縫着して形成されている。これにより通気性生地部2Bは、立体感を有する、やや歪んだ略三角形状となる。なお、頂部21Bの丸みは、縫着するときに適宜形成すればよく、斜辺22B,23Bの緩やかな曲線は、縫着後も維持される。また、細長い杯(かさずき)又は鼓(つつみ)様の裁断線B1,B2によって裁断される裁断片は、最も幅の狭いところで1〜2cm、最も幅の広いところで3〜5cmとなればよく、略台形状の裁断線B3〜B6によって裁断される裁断片は、斜辺であった部分の長さが1〜5cmであればよい。
また、本発明に係る頭部覆い具Bが頭部覆い具Aと異なるところは、接触生地部1Bの接着部の接着する側を接触生地部雄面ファスナー1dとし、略三角形状の一部を裁断し、この裁断した箇所を縫着した後の通気性生地部2Bの頂部連結部に、頂部連結部雄面ファスナー21bを設けた点であり、かつ、接触生地部1の生地上の、少なくとも接着部の被接着側および連結部となる領域を、接触生地部雄面ファスナー1d、頂部連結部雄面ファスナー21bが接着する素材で被接着部1Baとして形成している点である。すなわち、頭部覆い具Bでは、接触生地部1Bに関し、図3および図4に示すように、接触生地部雄面ファスナー1dが、正面視および背面視した際の長手方向の左側端部のいずれかに設けられているのみであり、正面視した際の右側端部についても、第1実施形態の頭部覆い具Aと異なって何らかの連結部が設けられておらず、接触生地部1Bの生地の素材により連結部の機能が担保されているのである。なお、図3〜図8の図中の破線はミシン目を示している。
接触生地部1B、通気性生地部2Bのその他の点については、第1実施形態の頭部覆い具Aと同様に構成すればよい。例えば、接触生地部1Bの湾曲線11Bや接触生地部1Bの長手方向の長さ、通気性生地部2Bの素材、頂部連結部雄面ファスナー21bを縫着する位置等は、第1実施形態の頭部覆い具Aと同様に構成することができる。
以下、本発明に係る頭部覆い具Bの使用方法を、図3〜図8を参照しつつ簡単に説明する。
入浴時、化粧時、洗顔時、調理時など多様なシチュエーションにおいて頭部覆い具Bを使用する場合、まず、接触生地部1Bの背面側(図4参照)を後頭部下側、すなわち後頭部下側の首筋に当てる。このとき、接触生地部1Bの通気性生地部2Bが連設されていない側の辺縁に設けた湾曲線11Bを首筋にフィットさせて密着性を高め、えり足部分の髪の毛を出さないようにすることを忘れないように留意する。
次に、図7に示すように、後頭部下側の首筋から前頭部の額上へ、接触生地部1Bの両端部を髪の毛の生え際に沿って巻回し、額上にて一方の端部に設けられている雄面ファスナー1dを、巻回した他方の接触生地部1Bの端部へ接着する。そうすると、接触生地部1は環状になり、これに伴い通気性生地部2Bの略三角形状も髪の毛の全体を包んだ状態にて筒状になる。このとき、通気性生地部2Bは、略三角形状の一部が裁断され、この裁断された箇所が縫着されて形成され、立体感を有するやや歪んだ略三角形状であるので、斜辺22B,23Bが頭頂部の内側(髪の毛を包もうとする側)へ向くようになる。さらに、接触生地部1Bの両端部を髪の毛の生え際に沿って巻回するとき、通気性生地部2Bの底辺側の両端部を重ねた状態になるようにすれば、略三角形状の斜辺22B,23Bが確実に、頭頂部の内側(髪の毛を包もうとする側)へ向くようになるので、好ましい使用方法となる(図5も参照)。
また、接触生地部1の背面側を後頭部下側の首筋に当てているために、通気性生地部2の頂部21に設けられた頂部連結部面ファスナー21bも上側、すなわち、髪の毛を包もうとする側(内側)に向けられるようになる。
このほか、図6に示すように、接触生地部1Bが環状になり、これに伴い通気性生地部2Bの略三角形状も髪の毛の全体を包んだ状態にて筒状になるとき、通気性生地部2Bは、略三角形状の一部が裁断され、この裁断された箇所が縫着されて形成されて立体感を有する形態であるので、後頭部下側がふっくらと丸みを帯びた形態となる(図8も参照)。
次に、髪の毛の全体を通気性生地部2Bの略三角形状内に収めた後、通気性生地部2Bの頂部21Bを頭上部を覆うようにし、接触生地部1Bの両端部が存在している額の前まで移動させ、頂部21Bの頂部連結部雄面ファスナー21bを、接触生地部1Bへ接着する。そうすると、図8に示すように、髪の毛の全体を、接触生地部1Bと通気性生地部2Bと形成された空間内に収容することができるようになり、横から髪の毛がはみ出るようなこともなくなる。また、額上にて、接触生地部雄面ファスナー1dと頂部連結部雄面ファスナー21bとが接触生地部1を介して当接している形態となるので、ずれや緩みを生じる部分が一箇所のみとなり、その可能性を最小限に抑えている。また、額上の一箇所にて接触生地部1Bの被接着部1Baと接触生地部雄面ファスナー1dとが連結されているため、使用者の好みに応じて頭部への締め付けを調整することも簡単である。
このほか、接触生地部1Bを環状とした時点で、接触生地部1Bの首筋へのフィット感の調整すること、髪の毛が通気性生地部2Bの略三角形状の中に収まっていることを確認することも好ましい。このような微調整によって、頭部覆い具Bは、使用時の違和感や不快感をさらに回避することができる。
そして、接触生地部1Bの両端部を髪の毛の生え際に沿って巻回したり、髪の毛の全体を、接触生地部1Bと通気性生地部2Bと形成された空間内に収容しているために、髪の毛の生え際を含めて髪の毛の全体が濡れたり、汚れたりすることを確実に防止している。さらに、かがんだときの前髪や後り毛の垂れ等の従来のヘアーキャップ等で問題となっていた点も回避することができる。また、立体的な空間内への収容を意図することで、セット後の髪型の乱れも最小限に抑えることができる。このほか、髪の毛の全体は通気性生地部2B内にあるため、入浴時における髪の蒸れ等も防ぐことができる。なお、上述のような使い方であるので、老人や子ども、男性、女性の別を問わず、誰でも簡単に装着でき、ロング、ショート等の髪型によって使用が制限されるということもない。
ここで、頭部覆い具Aの使用方法については、上述した頭部覆い具Bの使用方法に準ずるものとすればよい。さらに、頭部覆い具Aの使用方法では、入浴時、化粧時、洗顔時、調理時などで使用した後、頭部から取外す際においても、髪の毛の生え際に沿って巻回した接触生地部1Aの外側に位置する端部(通気性生地部連結面ファスナー1cが設けられている側の端部)を持って、接触生地部面ファスナー1a、1b同士の接着を外す、という1つの操作で済ませることができる。具体的には、接触生地部1の通気性生地部連結面ファスナー1cが設けられている側の端部を持って、接触生地部面ファスナー1a、1b同士の接着を外せば、通気性生地部連結面ファスナー1cと頂部連結部面ファスナー21aとが接着したままの状態にて頭部から取外すことが可能である。したがって、頭部覆い具Aは、非常に簡単に取外せるので、時間のない朝の使用などにおいて特に威力を発揮することが考えられる。
以上、本発明の2つの実施形態について例示して説明したが、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り、適宜の設計変更をすることができる。
例えば、上記各実施形態では、接触生地部、通気性生地部の材質について、それぞれタオル地、綿生地としている。本発明は、これに限られるものではなく、例えばナイロン、ポリエステル、木綿、絹などの織物や、ニット、レース、メリヤス地や、伸縮性レースなどの伸縮性を有する素材、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニリデンなどの柔軟な防水性合成樹脂フィルムを使用してもよい。紙製とすれば、病院等での使い捨て用途も期待される。また、経済性を追求して生地を採用してもよい。すなわち、本発明は、上述の通り、入浴時、化粧時、洗顔時、調理時等、多様なシチュエーションに用いられるものであるため、素材の選択は、その目的用途により様々なバリエーションが考えられる。多様なシチュエーション、様々なバリエーションに対応したお洒落なデザインを施すこともできる。また、接触生地部、通気性生地部は1枚でもよいが、2枚以上重ねると、裁断端部のホツレなどが防止でき、また吸湿性など素材の特性をより向上できるので、好ましい設計変更といえる。このほか、頭部への使用を前提とするため、軽い素材を採用することも、さらに好ましい設計変更といえるものである。
さらに、上記実施形態では、入浴時、化粧時、洗顔時、調理時に用いる場合を例にとって説明したが、本発明は、これらに限られるものではない。例えば、就寝時にセットした髪型を保持したり、寝ぐせを矯正したりする場合、あるいは頭部を怪我した時の包帯等にも適用でき、生え際や襟足、衣服や寝具などの汚れを確実に防止できる。このほか、髪の毛を染める際に用いることにより、毛染液の洋服への付着防止、床への落下防止、顔パック等におけるパック液の髪の毛への付着防止等の用途も考えられる。野外作業において用いることもでき、例えば、安全用、防護用、防塵用、衛生用、紫外線防止用等の用途を見込むことができる。
A・・・・・・・頭部覆い具(第1実施形態)
1A・・・・・・接触生地部(第一布帛材)
11A・・・・・湾曲辺
1a,1b・・・接触生地部面ファスナー
1c・・・・・・通気性生地部連結面ファスナー
2A・・・・・・通気性生地部(第二布帛材)
21A・・・・・頂部
21a・・・・・頂部連結部面ファスナー
22A,23A・斜辺
24B・・・・・底辺
B・・・・・・・頭部覆い具(第2実施形態)
1B・・・・・・接触生地部(第一布帛材)
1Ba・・・・・被接着部
11B・・・・・湾曲辺
1d・・・・・・接触生地部雄面ファスナー
2B・・・・・・通気性生地部(第二布帛材)
21B・・・・・頂部
21b・・・・・頂部連結部雄面ファスナー
22B,23B・斜辺
24B・・・・・底辺
B1〜B6・・・裁断線

Claims (4)

  1. 細長い形状に形成された第一布帛材の長手方向の一方の辺縁に、丸みを帯びた頂部と緩やかな曲線とした斜辺とで形成された略三角形状の第二布帛材の底辺側が連設されて構成される頭部覆い具であって、
    前記第一布帛材には、正面視および背面視した際の長手方向の左側端部にそれぞれ、端部同士を着脱可能に接着させる接着部が設けられ、正面視した際の右側端部に、前記第二布帛材の頂部と着脱可能に連結する連結部が設けられるとともに、この連結部に着脱可能に連結する頂部連結部が前記第二布帛材の頂部に設けられ、
    使用時には、前記第一布帛材を後頭部下側から前頭部へ頭髪の生え際に沿って巻回し、前記前頭部にて、前記連結部を外側に位置させつつ前記接着部同士を接着して環状にし、その後、前記第二布帛材によって頭上部を覆うようにして前記頂部を前記前頭部側へ移動させ、前記頂部の頂部連結部を前記第一布帛材の外側を向いている前記連結部に前記前頭部上にて接着し、前記頭髪を前記第一布帛材および前記第二布帛材によって形成された空間内に収容し、
    前記第二布帛材は一部が裁断され、この裁断された箇所が縫着されて形成され、
    使用時に前記第一布帛材を後頭部下側から前頭部へ頭髪の生え際に沿って巻回し、前記前頭部にて前記連結部を外側に位置させつつ前記接着部同士を接着して環状にしたとき、前記第二布帛材の斜辺が内側へ向くようになる、
    ことを特徴とする頭部覆い具。
  2. 前記第二布帛材が連設されていない前記第一布帛材の長手方向の他方の辺縁を、内側に湾曲させた曲線とした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の頭部覆い具。
  3. 前記接着部の被接着側および前記連結部は、前記第一布帛材の材質によりその機能が担保される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の頭部覆い具。
  4. 前記第一布帛材と前記第二布帛材を、一つの布帛材から一体形成する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の頭部覆い具。
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