JP5670256B2 - 落石防護網の支柱およびこれを利用した落石防護装置。 - Google Patents
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Description
すなわち、落石防護網を支持するために立設される支柱であって、
相互に間隔をあけて設置される複数の支持脚と、これらの支持脚間に架設されたビーム部材と、前記ビーム部材上に立設されると共に前記落石防護網を支持する支持ポストとを備え、
前記支持脚は、前記支持ポストの軸心から離れた位置で前記ビーム部材を支持すると共に、各支持脚は前記ビーム部材の延在方向に対して直交する方向に傾動自在なヒンジを介して設置されていることを特徴とする。
このように支持ポストの剛性を高めずとも、負荷に対する十分な強度が得られる。
また、ビーム部材に支持脚が直角に接合されるため、ビーム部材および支持脚の有する弾性を最大限に生かして力を吸収できる。
これらの数値に基づいて支持脚及びビーム部材の寸法を設定すれば、コスト及び強度面でバランスのとれた支柱構造を得ることができる。なお、ここで脚長とは、ヒンジの傾動中心からビーム部材と支持脚の接合面までの距離である。
前記支柱は、相互に間隔をあけて設置される複数の支持脚と、これらの支持脚上に架設されたビーム部材と、前記ビーム部材上に立設されると共に前記ロープを介して前記落石防護網を支持する支持ポストとを備え、
前記支持脚は、前記支持ポストの軸心から離れた位置で前記ビーム部材を支持すると共に、各支持脚は、前記ビーム部材の延在方向に対して直交する方向に傾動自在なヒンジを介して設置されている構成の落石防護装置でもある。
この構成では、ロープによって支えることができる荷重が増すため、例えば、従来に比べて補強ロープの本数が多い衝撃吸収能に優れた強化防護網を吊下げることができる。
そして、このヒンジ21を備えた2本の支持脚20,20によって斜面S上に支持脚20と共にビーム部材30が傾動自在に支持される。
ここで支持脚20に設けられるヒンジ21とビーム部材30との関係を説明すると、各ヒンジ21に設けられる連結ピン24,24はビーム部材30の軸方向に延びる中心線に対して平行に設けられ、さらに各連結ピン24,24はそれぞれが一直線上に並ぶ同軸上に配置されている。このため、ビーム部材30は、支持脚20と一体になってビーム部材30の延在方向と直交する方向に傾動自在(回動自在)に支持される。ここで、傾動自在(回動自在)とは、斜面に対する傾きが自由に変化することである。
支持ポスト40は、図3及び図4のようにビーム部材30の中央に立設されている。一対の各支持脚20から支持ポスト40までのそれぞれの距離L3は互いに等しい値になっている。
また、ビーム部材30と支持ポスト40の接合部分には、略三角形の複数枚の補強板41が設けられ、支持ポスト40はビーム部材30に強固に溶接固定されている。
なお、以下の作業工程および作業方法は、あくまでも施工例であり施工規模、作業環境等にあわせて変更される。また、施工に用いられる各種ロープの束数、素線数、太さ並びに金網等の太さ、寸法等も各種仕様に応じて適宜変更可能である。
なお、支柱吊ロープ53(束数7×素線数7ロープ径φ30)は、支持ポスト40の先端に連結される支柱用ロープ51の一つであり、その下端は連結ピン48によって支柱10の頂部に繋がれ、上端は支柱吊ロープ53用のアンカー53aに繋がれる。
落石防護網70は、たとえば、目の細かさが50mm×50mm、太さφ5mmの斜面幅方向に長い連続した金網で、最上段横ロープ55にその上縁が支持されて斜面幅方向に懸架される。なお、金網の目の細かさと太さの数値が上記数値に限定されることがないことはいうまでもない。詳しくは、例えば、ラフテレーンクレーンによって斜面Sの上方から斜面正面側に落石防護網70を吊り込み、その上縁部を最上段横ロープ55に被せて折り返し固定する。
このように最上段横ロープ55及び支柱10によって斜面Sの正面側に落石防護網70が懸架され、斜面上方に開口したポケット状の落石停留域Pが形成される。
支柱10は、先に説明したように相互に間隔をあけて設置される複数の支持脚20と、これらの支持脚20間に架設されたビーム部材30と、ビーム部材30上に立設されると共に落石防護網70を支持する支持ポスト40とを備え、各支持脚20の下端にはビーム部材30の延在方向と直交する方向に傾動自在なヒンジ21が設けられている。
具体的には、支持ポスト40を中心とした円(図中仮想線F)の接線方向において、相反する方向に等しい力が作用する(図6中矢印C方向及び矢印B方向)。また、この接線方向の力は、同接線方向に支持脚20を曲げる力になって各支持脚20、20に伝達される。
このように本実施の形態に示す支柱10は、支柱10のそのものの剛性を高めずとも、各種負荷に対して高い強度が得られる。
このように本実施の形態に示す落石防護装置は強度、耐費用効果において多くの利点が得られた。
例えば、ビーム部材1本につき、その長手方向に3本以上の支持脚を設ける。また、斜面の幅方向に配置されているビーム部材を斜面Sの上下方向に配置してよい。また、ビーム部材を十字状に組上げ、そのビーム部材の各端部に支持脚を設けると共に、ビーム部材中央の交差部分に支持ポストを立設するように変更してもよい。
21 ヒンジ
22 接地側ブラケット
22a 接地側ブラケットの板状部材
23 支持脚側ブラケット
23a 支持脚側ブラケットの板状部材
24 連結ピン
25 ヒンジ固定用のアンカーボルト
30 ビーム部材
30a,30b ビーム部材の端部
40 支持ポスト
41 補強リブ
42 昇降用タラップ
44 ステー
45 ガイドプレート
46 最上段横ロープの脱落防止ボルト
48 連結ピン
51 支柱用ロープ
53 支柱吊ロープ
53a 支柱吊ロープ用のアンカー
53b 支柱吊ロープ用のターンバックル
54 支柱サイド控ロープ
54a 支柱サイド控ロープ用のアンカー
55 最上段横ロープ
55a 最上段横ロープ用のアンカー
55b 最上段横ロープ用のターンバック
57 縦主ロープ
59 横主ロープ
70 落石防護網
71 縦補強ロープ
72 横補強ロープ
100 ポケット式落石防護網
103 支柱
104 縦ロープ
105 横ロープ
105a アンカー
107 吊りロープ
108 防護網
108a 防護網の上部
201 支柱
202 補助支柱
203 簾状金網
203a 篭状金網の上縁部
204 最上段横ロープ
S 斜面
P 落石停留域
L1 支持脚の脚長
L2 支持脚の設置間隔
L3 支持脚から支持ポストまでの距離
Claims (7)
- 落石防護網を支持するために立設される支柱であって、
相互に間隔をあけて設置される複数の支持脚と、これらの支持脚間に架設されたビーム部材と、前記ビーム部材上に立設されると共に前記落石防護網を支持する支持ポストとを備え、
前記支持脚は、前記支持ポストの軸心から離れた位置で前記ビーム部材を支持すると共に、各支持脚は前記ビーム部材の延在方向に対して直交する方向に傾動自在なヒンジを介して設置されていることを特徴とする落石防護網の支柱。 - 前記支持脚から前記支持ポストまでの前記ビーム部材の延在方向における距離が、各支持脚共に等しいことを特徴とする請求項1に記載の落石防護網の支柱。
- 前記ヒンジは、前記支持脚の下端にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の落石防護網の支柱。
- 前記各支持脚は、前記支持ポストに対して平行に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の落石防護網の支柱。
- 前記支持脚は、その脚長が550mm以上650mm以下であり、さらに隣接する他の支持脚に対する間隔が、その中心間距離で650mm以上750mm以下になるように配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の落石防護網の支柱。
- 斜面に立設される支柱と、この支柱によって斜面上方に懸架されるロープと、前記ロープから垂れ下げられた落石防護網とを備える落石防護装置であって、
前記支柱は、相互に間隔をあけて設置される複数の支持脚と、これらの支持脚上に架設されたビーム部材と、前記ビーム部材上に立設されると共に前記ロープを介して前記落石防護網を支持する支持ポストとを備え、
前記支持脚は、前記支持ポストの軸心から離れた位置で前記ビーム部材を支持すると共に、各支持脚は、前記ビーム部材の延在方向に対して直交する方向に傾動自在なヒンジを介して設置されていることを特徴とする落石防護装置。 - 前記ロープは、前記支柱1本に対して少なくとも2本以上懸架されていることを特徴とする請求項6に記載の落石防護装置。
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