JP5670143B2 - ソリッドタイヤ - Google Patents

ソリッドタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP5670143B2
JP5670143B2 JP2010225627A JP2010225627A JP5670143B2 JP 5670143 B2 JP5670143 B2 JP 5670143B2 JP 2010225627 A JP2010225627 A JP 2010225627A JP 2010225627 A JP2010225627 A JP 2010225627A JP 5670143 B2 JP5670143 B2 JP 5670143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
rim
width direction
rubber
bead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010225627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012076673A (ja
Inventor
靖夫 遠竹
靖夫 遠竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2010225627A priority Critical patent/JP5670143B2/ja
Publication of JP2012076673A publication Critical patent/JP2012076673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5670143B2 publication Critical patent/JP5670143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はソリッドタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、産業車輌に用いられるニューマチック型ソリッドタイヤに関する。
一般にソリッドタイヤは、フォークリフト等の産業車輌に適用されるため、その使用環境上、重荷重等のシビアな入力条件下で使用されることが多い。特に近年では、社会情勢より、環境面の配慮と合わせて生産効率化の推進が企業にとって不可欠となっている中で、構内運搬業については、荷役負荷の過多や車輌の減少による1台あたりの稼働率の増大、管理作業(メンテナンス)の省略等により、タイヤに対する負担が増大する傾向にある。
このような環境下におけるソリッドタイヤ使用時の固有問題として、過大な外的入力(トラクション、ブレーキ、サイドフォース等)を受けた際に、リム滑りが発生することが挙げられる。リム滑りが発生すると、操縦安定性が低下して、安全性の問題に至る可能性がある。さらにリム滑りが進行すると、タイヤ故障の原因となることで、経済性(ライフ不足)や、耐久面による安全性にも悪影響を及ぼすことになる。
ソリッドタイヤの耐リム滑り性を向上させる手段としては、従来、以下のような技術が知られている。(1)タイヤベース部の形状とリム形状とが重なる領域(締め代)を大きく設定する。(2)タイヤベース層内に、ナイロン等の有機繊維とコーティングゴムとで構成される短繊維混入ゴムを配置する。(3)タイヤベース層内に、有機繊維コード層を周方向に積層配置する。(4)タイヤベース層内に、スチールのビードまたはベルトからなる補強材を配置する。
上述のように、タイヤの形状および構造を改良することで、耐リム滑り性を向上させることは可能である。しかし、この場合、一方ではリム組み性や耐久性等の他の性能品質を損なう可能性があり、これら背反事項との両立が必要となる。また、構造面での有効な改良手法として、上記(4)のようにタイヤベース層内に補強材を配置して、リム嵌合圧を高める方法があるが、この方法は製造面での問題を伴う可能性が高く、製造品質(外観不良)を考慮する必要があった。特に、タイヤ幅方向に連続するベルトを設けた場合には、図4(c)に示すように、タイヤの製造過程においてベルト21が波打ってしまい、結果としてリム嵌合圧が低下してしまうという懸念があり、ビードを配置した場合には、偏芯やタイヤ断面内の位置のばらつきが大きいという不具合があった。一方で、タイヤ幅方向において部分的に補強材を配置する方法では、補強材を配置した部位のリム嵌合圧は高まるものの、補強材が配置されていない部位のリム嵌合圧は低下する傾向となり、タイヤ幅方向における圧力分布が不均一になるという難点があった。
耐リム滑り性の改良に係る技術として、例えば、特許文献1には、ベース部に複数本の環状補強材をタイヤ軸方向に平行に並べるように埋設し、この環状補強材を、ベース部を構成するゴムよりも高い硬度を有するゴムで構成される環状ゴムを芯部とし、環状ゴムの外側に複数本の引揃えられた繊維コードをゴム引きしたテープ状のストリップ材を周方向に沿って螺旋状に巻き付けるように構成したニューマチック形クッションタイヤが開示されている。また、特許文献2には、ベースゴム層を短繊維コードを含むゴム組成物からなる環状ゴム層とし、このベースゴム層内に、タイヤ周方向に対し−10°〜+10°の角度で並置されたスチールコードをゴムで被覆してなるリボン状スチールコード層をタイヤ周方向に周回したニューマチック型ソリッドタイヤが開示されている。
特開2007−216905号公報(特許請求の範囲等) 特開2002−144810号公報(特許請求の範囲等)
上述のように、従来は、リム滑りを抑制する手法として、タイヤベース層のゴム物性およびゲージ、または、タイヤベース部の形状を変更することで対応してきたが、このような手法では充分なリム滑り抑制効果が得られるものではなく、タイヤとリムとの拘束力を高めるために、タイヤベース層にスチール補強材を配置する構造が、現在では一般的になっている。
しかしながら、補強材を配置する構造は製造上の問題が大きく、特許文献1に記載された技術においても、タイヤ製造過程において、特にセンター部付近に配置される環状補強材の位置が変動する場合が多く、安定した性能が確保できないという問題があった。また、特許文献2に記載された技術によれば、一定の耐リム滑り性向上効果が得られるが、この技術も、タイヤ幅方向におけるリム嵌合圧の均一性の点では、未だ不十分なものであった。
そこで本発明の目的は、他性能を損なうことなく、タイヤ幅方向におけるリム嵌合圧をより均一化して、過大入力等のシビアな使用条件下においてもタイヤとリムとの接触圧を保持して耐リム滑り性を向上するとともに、品質の向上と製造品質との両立を図ったソリッドタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、タイヤ内に、補強材を、タイヤ幅方向に離間させて配置するとともに、タイヤセンター部において、内径側のタイヤ外形に突出部を設けることで、タイヤ幅方向におけるリム嵌合圧をより均一化することが可能となることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のソリッドタイヤは、タイヤ幅方向に離間して、かつ、タイヤ赤道面を中心として左右対称に、補強材が配置されるとともに、タイヤ径方向内側のタイヤ外形が、ビードヒール部からテーパー部およびタイヤ軸方向に平行な平坦部を経て、該補強材のタイヤ幅方向内側端よりタイヤ赤道面側において、タイヤ径方向内方に突出する突出部を有し、
タイヤ幅方向における前記補強材間の距離が、ビード幅の18〜30%であり、
ビード幅をBW、平坦部および突出部を合わせた部分のタイヤ幅方向の半幅をbw1とし、突出部のタイヤ幅方向の半幅をbw2とするとき、
bw1=BW/2×(0.3〜0.7)
bw2=bw1×(0.2〜0.8)
の関係を満たすことを特徴とするものである。
本発明においては、前記補強材として、スチールコードをゴム被覆してなるスチールベルトまたはスチールビードを好適に用いることができる。
本発明によれば、上記構成としたことで、他性能を損なうことなく、タイヤ幅方向におけるリム嵌合圧をより均一化して、過大入力等のシビアな使用条件下においてもタイヤとリムとの接触圧を保持して耐リム滑り性を向上するとともに、品質の向上と製造品質との両立を図ったソリッドタイヤを実現することが可能となった。
本発明のソリッドタイヤの一例に係る幅方向断面図である。 リム嵌合圧の分布を示す説明図である。 (a),(b)は、突出部の形状の例を示す幅方向部分断面図である。 (a)〜(c)は、従来のソリッドタイヤの構造の例を示す幅方向断面図である。 本発明のソリッドタイヤの他の例に係る幅方向断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明のソリッドタイヤの一例の幅方向断面図を示す。図示するように、本発明のソリッドタイヤにおいては、タイヤ幅方向に離間して、かつ、タイヤ赤道面を中心として左右対称に、補強材1が配置されるとともに、タイヤ径方向内側のタイヤ外形が、補強材1のタイヤ幅方向内側端よりタイヤ赤道面側において、タイヤ径方向内方に突出する突出部11を有している。
このように、タイヤ周方向に配設される補強材1を、タイヤ幅方向に離間して設けるとともに、この補強材1の間、すなわち、補強材1の配置されていないタイヤセンター部近傍の領域に、タイヤ内径側に突出する突出部11(締め代)を設けたことで、補強材1が配置されていない部位の接触圧を、この突出部11により高めることができる。これにより、タイヤ幅方向におけるタイヤベース部の圧力分布を均一化して、全体としてリム嵌合圧を高めることで、リム滑り性をより向上させることが可能となった。図2に、リム嵌合圧の分布を示す説明図を示す。図中、符号Aが本発明を適用した場合、符号Bが補強材を配置しない場合、符号Cが幅方向に連続するフラットベルトの場合、符号Dがベルトまたはビードを離間配置した場合の、それぞれにおけるリム嵌合圧分布を示す。
また、リムと嵌合するタイヤのベース部に、突出部を有しないフラット形状を採用した場合、タイヤ加硫時のゴム流れがスムーズに進まず、外観不良となる場合がある。特に、補強材を離間配置した場合、このような現象を増長させる傾向があるが、本発明によれば、上記突出部を設けることで、ベース部のフラット形状に段差を形成することができ、この外観不良の問題をも解消することができる。さらに、加硫時の生タイヤの配置状態も安定させることができるので、偏芯による周上不均一の問題の発生を防止する効果も得られるものである。
本発明において、補強材1としては、スチールコードをゴム被覆してなるスチールベルトまたはスチールビードを好適に用いることができる。具体的には例えば、スチールベルトとしては、タイヤ周方向に対し−30°〜+30°の角度で並置されたスチールコードをゴムで被覆してなるゴム引き層を、タイヤ周方向に周回して、少なくとも1層、例えば、2〜6層にて積層配置して用いることができる。また、補強材としてスチールビードを用いる場合には、例えば、図5に示すような構成とすることができる。図示する例では、4個のスチールビード1Aを、2個ずつタイヤ幅方向に離間して配置している。ここで、タイヤ幅方向における補強材1間の距離sは、好適には、ビード幅BWの8〜30%とする。この距離が短すぎると、補強層周りに歪が集中することで耐久面の懸念が生じ、長すぎると、リムベースの圧力不均一から嵌合圧不足が生じ、いずれにおいても本発明の所期の効果が得られない。
また、ビードヒール部12から補強材1の高さ方向中心位置までの高さh3は、H×(0.05〜0.45)とすることが好ましい。さらに、補強材1の幅は、その配置箇所におけるタイヤ幅の0.10倍以上0.80倍以下であることが好ましく、好ましくは5〜60mm、より好ましくは15〜50mmの範囲である。かかる範囲内において、タイヤサイズ等に応じ適宜最適な幅を選定することで、他の諸性能を阻害することなく良好なタガ効果を得ることができる。
また、本発明において突出部11は、補強材1のタイヤ幅方向内側端よりタイヤ赤道面側において、タイヤ径方向内方に突出して設けるものであればよく、その寸法や形状については、目的とするリム嵌合圧に応じて適宜設定すればよく、特に制限はない。例えば、突出部11の形状は、図1および図3(a)に示すような断面三角形状のほか、図3(b)に示すような断面台形状としてもよい。また、図1ないし図3において、屈曲点について面取りR仕上げを行った形状としてもよい。
本発明においてタイヤ外形は、特には、図1に示すように、タイヤ径方向内側のタイヤ外形が、ビードヒール部12からテーパー部13およびタイヤ軸方向に平行な平坦部14を経て、突出部11を有するものとすることが好ましい。このような形状とすることで、リムベースとの圧力均一化により嵌合力が向上するとのメリットが得られる。この場合、好適には、平坦部14および突出部11を合わせた部分のタイヤ幅方向の半幅bw1をBW/2×(0.3〜0.7)、突出部11のタイヤ幅方向の半幅bw2をbw1×(0.2〜0.8)の範囲でそれぞれ設定する。また、ビードヒール部の内径をBHとしたとき、好適には、平坦部14の内径h1をBH×(0.94〜0.97)、突出部11のタイヤ内方端の内径h2をh1×(0.95〜0.99)の範囲でそれぞれ設定する。なお、図中の符号Hは、ビードヒール部12を基準としたタイヤ径方向のタイヤ高さを示し、符号bw0は、ビード幅BWの半幅を示す。
本発明のソリッドタイヤにおいては、上記補強材1および突出部11に係る以外の点については、特に制限されるものではなく、常法に従い適宜構成することが可能である。例えば、ソリッドタイヤは、通常、リムに取付けられるタイヤベース部を構成する環状のベースゴム層と、その半径方向外側に配設されたトレッドゴム層とを具備する。
このうちトレッドゴム層は、1種のゴム組成物からなるものとすることもでき、また、耐カット性および耐摩耗性に優れたゴムからなるトップゴムと、その内側に配置されたクッション性等に優れたミドルゴムとの2層構造として、車両の乗心地性能等の改善を図ることもできる。
ミドルゴムとしては、JIS−A硬度40〜65度の軟質ゴムを用いることができ、このミドルゴムの厚さは、例えば、タイヤ径方向のタイヤ高さHの25〜50%の範囲とすることができる。また、トップゴムとしては、JIS−A硬度が60〜75度程度で、かつ、耐摩耗性および耐カット性に優れたゴム組成物を好適に用いることができる。JIS−A硬度が60度未満になると、耐カット性および耐摩耗性に劣り、一方、JIS−A硬度75度を超えると、グリップ性能が低下する。なお、トップゴムやミドルゴムに用いるゴム組成物の配合系は、特に制限されるべきものではなく、従来同様の目的で使用されている既知の配合系を適宜選択することができる。
ベースゴム層は、タイヤをリム組みしたときのビードベースラインからの高さを、リムフランジのビードベースラインからの高さよりも高くして、タイヤ径方向のタイヤ高さHの30〜70%の範囲内で形成することが好ましい。また、ベースゴム層には、ナイロン等のポリアミドやポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルなどの有機繊維コードを短く、好ましくは20〜80mm程度にて切断してなる短繊維コードを、20〜70質量%にて混入した補強ゴムを好適に使用することができ、これにより、初期におけるベースゴム層の硬度を高めることができる。
また、本発明においては、補強材1の被覆ゴムの100%伸長時の弾性率が2.0〜8.0N/cmであることが好ましく、かかる範囲の弾性率が得られるように、ゴム組成物の配合内容を常法に従い適宜選定することが望ましい。さらに、補強材1に用いるスチールコード1本当たりの強力は500〜2000Nの範囲内であることが好ましく、かかる範囲内の強力を有するスチールコードであれば、その撚り構造は特に制限されるべきものではなく、ゴム補強用として従来より知られている撚り構造の中から適宜採用することができる。さらにまた、本発明においては、所期の目的を達成する上で、配置された補強材1を構成するスチールコードのタイヤ1本当たりの総強力が50000〜180000Nとなるように、スチールコードの打込み数および積層数を設定することが望ましい。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例1〜4)
図1に示すタイヤサイズ250−15のソリッドタイヤを、下記表1中に示す条件にて作製した。このソリッドタイヤのタイヤ内には、タイヤ幅方向に離間して、かつ、タイヤ赤道面を中心として左右対称に、2層のスチールベルトが配置され、タイヤ径方向内側のタイヤ外形は、補強材1のタイヤ幅方向内側端よりタイヤ赤道面側において、タイヤ径方向内方に突出する突出部11を有していた。
Figure 0005670143
スチールベルトは、タイヤ周方向に対し20°の角度で並置されたスチールコードをゴムで被覆してなるゴム引き層からなるものとし、その配置幅は40mm、ビードヒール部12から補強材1の高さ方向中心位置までの高さh3はH×0.09とした。また、タイヤ幅方向における補強材1間の距離は、ビード幅BWの30%とした。なお、使用したスチールコード1本あたりの強力 は902Nであり、タイヤ1本あたりの総強力は105,350Nであった。
(従来例1〜4)
突出部を有しない以外は実施例と同構造にて、図4(a)に示すタイヤサイズ250−15のソリッドタイヤを作製した。
(リム滑り量)
作製したタイヤをフォークリフトに装着して、下記表中に示す試験条件に従い、それぞれリム滑り量を評価した。具体的には、実際にリム滑りが発生する条件下において、リムとタイヤとの接触部(フランジ上部)にタイヤとリムとが一直線になるようにタイヤ径方向の線を走行前に付けておき、各表中に示す走行期間の後にその擦れ量を測定して、リム滑り量とした。その結果を、下記の表中に併せて示す。
Figure 0005670143
上記表中に示すように、補強材に加えて突出部を設けた各実施例の供試タイヤにおいては、補強材のみを設けた従来例のタイヤと比較して、いずれも大幅にリム滑り量が低減しており、耐リム滑り性が向上していることが明らかである。
(実施例5および従来例5〜8)
上記実施例1等において作製したタイヤサイズ250−15のソリッドタイヤを、リム組み後、3.5トンフォークリフトのフロント荷重輪に装着し、実車テストを実施した。また、比較のために、突出部を形成せず、下記表中に示す条件に従い補強材の配置条件を変えた以外は実施例5と同様にして作製した各従来例のタイヤについても、同様に評価を行った。なお、図4(b)中の符号22は、スチールビードを示す。
(リム滑り量)
実際にリム滑りが発生する条件下において、リムとタイヤとの接触部(フランジ上部)にタイヤとリムとが一直線になるようにタイヤ径方向の線を走行前に付けておき、1ヶ月後にその擦れ量を測定して、リム滑り量とした。リム滑り量が10mm未満の場合を◎、リム滑り量が10mm以上100mm未満の場合を○、リム滑り量が100mm以上200mm未満の場合を△、リム滑り量が200mm以上の場合を×とした。
(リム組み性)
リム組みに要する時間を測定して、リム組み性の指標とした。所要時間が10分以下の場合を◎、所要時間が10分を超え15分以下の場合を○、所要時間が15分を超え20分以下の場合を△、所要時間が20分を超える場合を×とした。
(リムフィット性)
リム組みの際のリムに対するタイヤの偏芯P−P値(mm)を求め、リムフィット性の指標とした。偏芯P−P値が2.0mm以下の場合を◎、偏芯P−P値が2.0mmを超え2.5mm以下の場合を○、偏芯P−P値が2.5mmを超え3.0mm以下の場合を△、偏芯P−P値が3.0mmを超える場合を×とした。ここで、実車での乗り心地性評価において、振動問題が発生しない偏心値の上限は3mmであることが確認されている。
(耐久性)
最大時速を15kmに制限しながら一日約6〜7時間だけフォークリフトを連続運転して、紙ロールを搬送した。このような運転を約9ヶ月行った後に、各供試タイヤを解剖し、いずれかの部位において亀裂が発生しているか否かを調べた。亀裂発生の兆候がまったくない場合を◎、亀裂発生の兆候があるがその長さが2mm以下である場合を○、亀裂長さが2〜5mmである場合を△、5mm以上である場合を×とした。
これらの結果を、下記の表中に併せて示す。
Figure 0005670143
上記表中に示すように、補強材に加えて突出部を設けた実施例の供試タイヤにおいては、突出部を有しない各従来例のタイヤと比較して、リム組み性、リムフィット性および耐久性をいずれも損なうことなく、耐リム滑り性が向上されていることが明らかである。
1 補強材
1A スチールビード
11 突出部
12 ビードヒール部
13 テーパー部
14 平坦部
21 ベルト
22 スチールビード

Claims (2)

  1. タイヤ幅方向に離間して、かつ、タイヤ赤道面を中心として左右対称に、補強材が配置されるとともに、タイヤ径方向内側のタイヤ外形が、ビードヒール部からテーパー部およびタイヤ軸方向に平行な平坦部を経て、該補強材のタイヤ幅方向内側端よりタイヤ赤道面側において、タイヤ径方向内方に突出する突出部を有し、
    タイヤ幅方向における前記補強材間の距離が、ビード幅の18〜30%であり、
    ビード幅をBW、平坦部および突出部を合わせた部分のタイヤ幅方向の半幅をbw1とし、突出部のタイヤ幅方向の半幅をbw2とするとき、
    bw1=BW/2×(0.3〜0.7)
    bw2=bw1×(0.2〜0.8)
    の関係を満たすことを特徴とするソリッドタイヤ。
  2. 前記補強材が、スチールコードをゴム被覆してなるスチールベルトまたはスチールビードである請求項1記載のソリッドタイヤ。
JP2010225627A 2010-10-05 2010-10-05 ソリッドタイヤ Active JP5670143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010225627A JP5670143B2 (ja) 2010-10-05 2010-10-05 ソリッドタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010225627A JP5670143B2 (ja) 2010-10-05 2010-10-05 ソリッドタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012076673A JP2012076673A (ja) 2012-04-19
JP5670143B2 true JP5670143B2 (ja) 2015-02-18

Family

ID=46237398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010225627A Active JP5670143B2 (ja) 2010-10-05 2010-10-05 ソリッドタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5670143B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107053954B (zh) * 2017-01-19 2019-10-01 青岛双星轮胎工业有限公司 免充气轮胎

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3470288B2 (ja) * 1996-11-18 2003-11-25 愛知タイヤ工業株式会社 産業車両用ニュ−マチック形クッションタイヤ
JP2002144810A (ja) * 2000-11-16 2002-05-22 Bridgestone Corp ニューマチック型ソリッドタイヤ
JP4219584B2 (ja) * 2001-11-12 2009-02-04 株式会社ブリヂストン ニューマチック型ソリッドタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012076673A (ja) 2012-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3459763B1 (en) Tire
JP4017641B2 (ja) 重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤ
US20030213542A1 (en) Run flat pneumatic tire with shoulder cushion rubber layer loss tangent less than carcass coating bubber loss tangent
JPH11170823A (ja) 重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP5580559B2 (ja) ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いたタイヤ
JPH0325556B2 (ja)
US20160129731A1 (en) Pneumatic vehicle tire
US9840114B2 (en) Pneumatic radial tire for a passenger car having ultra fine steel cords for a carcass ply
JP5294396B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
CA1274759A (en) Tire band structure
JPH01237204A (ja) 乗物用空気入りタイヤ
JP5670143B2 (ja) ソリッドタイヤ
CN110770039A (zh) 轮胎
JP2009248751A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2012501276A (ja) 少なくとも各ショルダ中にクラウン補強材内に納められた少なくとも2つの追加の層を有する重車両用タイヤ
JP2007031890A (ja) スチールコード及び空気入りラジアルタイヤ
JP4959182B2 (ja) 航空機用ラジアルタイヤ
US20160288573A1 (en) Continuous crown reinforcement for a pneumatic tire
JP4627886B2 (ja) 複合強化ゴム材および空気入りタイヤ
JP4312736B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2008088613A (ja) スチールコード、ゴム−スチールコード複合体および重荷重用空気入りラジアルタイヤ
JP4865274B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
US20240116315A1 (en) Tire with multiple steel belts and a reinforcement layer
JPH06127206A (ja) ニューマチック型ソリッドタイヤ
JP7288396B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5670143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250