JP5670127B2 - 放射線撮像システム、放射線撮像装置 - Google Patents

放射線撮像システム、放射線撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、人体を透過した放射線を撮像する放射線撮像システム、放射線撮像装置に関する。
医療分野においては、人体を透過した放射線の強度を検出することで、人体内部の撮像を行う可搬型の放射線撮像装置(例えば、FPD(Flat Panel Detector))が用いられている。可搬型のFPDは、持ち運びが可能なために取り扱い時に誤って可搬型のFPDを落としてしまったり、撮影台やドア等の固体物にぶつけてしまうことにより、可搬型のFPDが故障する場合がある。
下記に示す特許文献1には、衝撃センサを可搬型のFPDに設け、衝撃センサからの信号によって自己診断を実行し、自己診断の結果により不具合があると判断された場合は、撮像動作、放射線の照射を禁止することが記載されている。
特開2005−177379号公報
FPDを落下して、そのときに不具合が検出されない場合であっても、それが原因でFPDの劣化が進行する場合があり、上記特許文献1では、このような時間の経過とともに進行する劣化を診断することができない。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、時間の経過とともに進行する劣化を的確に診断する放射線撮像システム、放射線撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線を照射する放射線装置と、照射された前記放射線を撮像する撮像パネルを備えた放射線撮像装置とを有する放射線撮像システムであって、前記放射線撮像装置は、定期的に前記放射線撮像装置の不具合を診断する第1の不具合診断を実行する不具合診断部と、外部圧力、又は、落下を検出する故障要因検出部と、を備え、前記不具合診断部は、検出された外部圧力が閾値以上の場合、又は、落下が検出された場合は、前記第1の不具合診断を実行するとともに、前記第1の不具合診断の実行間隔を短くさせて前記第1の不具合診断を定期的に実行することを特徴とする。
前記第1の不具合診断は、空撮像して、又は空読み出しして得られた画像データに基づいて、前記撮像パネルの全撮像領域のうち、前記放射線を撮像することができない撮像不可能領域を診断する機能を含み、前記放射線装置は、前記不具合診断の実行時に、前記放射線撮像装置の不具合を診断するための診断用の前記放射線を撮像パネルに照射し、前記不具合診断部による前記第1の不具合診断は、前記診断用の放射線を空撮像して得られた画像データに基づいて前記撮像不可能領域を診断する。
検出された外部圧力が閾値以上の場合は、又は、落下が検出された場合は、それ以後、前記第1の不具合診断とともに第2の不具合診断を定期的に実行する。
前記第2の不具合診断は、解像度テストチャートを介して空撮像して得られた画像データに基づいて、画像の解像度を診断する機能を含む。
前記不具合診断部による診断結果をユーザに報知する報知部を備える。
前記外部圧力、環境湿度、環境温度、又は前記環境温度の変位差が所定値以上となった場合、又は、前記外部圧力、前記環境湿度、前記環境温度、又は前記環境温度の変位差が所定値以上となった回数が所定回数を超えた場合は、更に、前記第1の不具合診断の実行間隔を短くさせて、前記第1の不具合診断を定期的に実行する。
前記不具合診断部の診断結果に基づいて、前記放射線撮像装置の機能に制限をかける機能制限部を備える。
前記放射線撮像装置は、可搬型の放射線撮像装置である。
前記放射線装置は、前記不具合診断部による診断が実行中の間は、撮影用の前記放射線の照射を禁止する。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線撮像装置であって、定期的に前記放射線撮像装置の不具合を診断する第1の不具合診断を実行する不具合診断部と、外部圧力、又は、落下を検出する故障要因検出部と、を備え、前記不具合診断部は、検出された外部圧力が閾値以上の場合、又は、落下が検出された場合は、前記第1の不具合診断を行うとともに、前記第1の不具合診断の実行間隔を短くさせて前記第1の不具合診断を定期的に実行することを特徴とする。
本発明によれば、定期的に第1の不具合診断を行うとともに、閾値以上の外部圧力又は落下が検出された場合は、第1の不具合診断を行うとともに、定期的に実行する第1の不具合診断の実行間隔を短くするので、時間の経過とともに進行する放射線撮像装置の劣化の進行度合いを的確に診断することができる。放射線撮像装置の劣化の進行度合いを診断することができることから、放射線撮像装置の買換え時期、部品の交換時期など予測することが可能となる。
実施の形態の放射線撮像システムの構成図である。 図1に示す電子カセッテの斜視図である。 図2に示す電子カセッテのIII−III線断面図である。 図3に示す放射線検出器の概略的構成図であり、図4Aは、シンチレータをアルミニウム基板上に真空蒸着法で形成した場合の放射線検出器を表しており、図4Bは、シンチレータをTFT基板上に真空蒸着法で形成した場合の放射線検出器を表している。 図1に示す電子カセッテの電気的な概略構成図である。 自己診断部により診断された撮像不可能領域の一例を示す図である。 図1に示すコンソールの電気的な概略構成図である。 図7に示す表示部による自己診断結果に応じ制限された機能の表示例を示す図である。 電子カセッテの動作を示すフローチャートである。 電子カセッテの動作を示すフローチャートである。 画像形成に用いられない撮像可能領域の周縁領域を示す図である。 第1の不具合診断の動作を示すフローチャートである。
本発明に係る放射線撮像装置を有する放射線撮像システムについて、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の放射線撮像システム10の構成図である。放射線撮像システム10は、ベッド等の撮影台12に横臥した被写体14である患者に対して、放射線16を照射する放射線装置18と、被写体14を透過した放射線16を検出して放射線画像に変換する電子カセッテ(放射線撮像装置)20と、放射線撮像システム10全体を制御するコンソール24と、撮影した放射線画像等を表示する表示装置26とを備える。コンソール24は、医師又は技師等(以下、ユーザという)の入力操作を受け付ける入力部を有する。
コンソール24と、放射線装置18と、電子カセッテ20と、表示装置26と、サーバ32との間には、例えば、UWB(Ultra Wide Band)、IEEE802.11.a/b/g/n等の無線LAN、又は、ミリ波等を用いた無線通信により信号の送受信が行われる。なお、ケーブルを用いた有線通信により信号の送受信を行ってもよい。
コンソール24には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)28が接続され、RIS28には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)30が接続されている。
コンソール24と無線で接続されているサーバ32は、メンテナンス業者に設けられており、コンソール24は、後述する電子カセッテ20の診断結果をサーバ32に送信する。これにより、メンテナンス業者は、電子カセッテ20の状態を把握することができる。
放射線装置18は、放射線16を照射する放射線源34と、放射線源34を制御する放射線制御装置36とを備える。放射線源34は、電子カセッテ20に対して放射線16を照射する。放射線源34が照射する放射線16は、X線、α線、β線、γ線、電子線等であってもよい。
図2は、図1に示す電子カセッテ20の斜視図であり、図3は、図2に示す電子カセッテ20のIII−III線断面図である。電子カセッテ20は、パネル部(撮像パネル)40と、該パネル部40上に配置された制御部42とを備える。なお、パネル部40の厚みは、制御部42の厚みよりも薄く設定されている。
パネル部40は、放射線16に対して透過可能な材料からなる略矩形状の筐体44を有し、パネル部40の撮像面46には放射線16が照射される。撮像面46の略中央部には、被写体14の撮像領域及び撮像位置を示すガイド線48が形成されている。ガイド線48の外枠が、放射線16の照射野を示す撮像可能領域50になる。また、ガイド線48の中心位置(ガイド線48が十字状に交差する交点)は、撮像可能領域50の中心位置である。撮像面46には、撮像領域を特定するための領域目盛りが付されている。領域目盛りは、列を表す数字(1、2、・・・)と、行を表す英文字(A、B、・・・)とで構成されている。なお、撮像面46に貼るシートや、電子カセッテ20の収納袋に領域目盛りが印刷されていてもよい。
パネル部40は、シンチレータ52及び放射線変換パネル54を有する放射線検出器(撮像パネル)56と、放射線変換パネル54を駆動させる後述する駆動回路部80(図5参照)とを備える。シンチレータ52は、被写体14を透過した放射線16を、可視光領域に含まれる蛍光に変換する。放射線変換パネル54は、シンチレータ52が変換した前記蛍光を電気信号に変換する間接変換型放射線変換パネルである。放射線16が照射される撮像面46から順に、シンチレータ52と放射線変換パネル54とが筐体44内部に配設される。なお、放射線変換パネル54が放射線16を直接電気信号に変換する直接型放射線変換パネルの場合は、該放射線変換パネル54が放射線検出器56となる。この場合は、シンチレータ52は不要だからである。
制御部42は、放射線16に対して非透過性の材料からなる略矩形状の筐体58を有する。該筐体58は、撮像面46の一端に沿って延在しており、撮像面46における撮像可能領域50の外に制御部42が配設される。この場合、筐体58の内部には、後述するパネル部40を制御するカセッテ制御部84、コンソール24との間で無線による信号の送受信が可能な通信部88、内蔵バッテリ90等が配置されている(図5参照)。内蔵バッテリ90は、カセッテ制御部84、通信部88等に電力を供給する。制御部42の短手方向の側面には、外部の電源から内蔵バッテリ90に対して充電を行うためのACアダプタの入力端子60と、外部機器(例えば、コンソール24等)との間で情報を送受信可能なインターフェース手段としてのUSB端子62とが設けられている。
図4は、放射線検出器56の概略的構成図である。図4Aは、シンチレータ52をアルミニウム基板70上に真空蒸着法で形成した場合の放射線検出器56を表しており、図4Bは、シンチレータ52をTFT基板上に真空蒸着法で形成した場合の放射線検出器56を表している。
図4Aでは、シンチレータ52は、アルミニウム基板70上に、例えば、ヨウ化セシウム(CsI(Tl))が真空蒸着法で短冊状の柱状結晶構造72に形成されたものである。そして、アルミニウム基板70とは反対側に放射線変換パネル54が設けられる。シンチレータ52と放射線変換パネル54とは互いに押し当てられた状態で固定されている。放射線変換パネル54は、TFT基板上に画素が積層されたものである。柱状結晶構造72のCsIは、湿度(水分)に弱い(シンチレータ52の非柱状結晶部分は特に湿度に弱い)という特性を有するので、防湿保護材74でシンチレータ52を封止する。なお、シンチレータ52と放射線変換パネル54とを互いに押し当てることで、シンチレータ52と放射線変換パネル54との相対位置を固定するようにしたが、シンチレータ52と放射線変換パネル54とを貼り合わせることで固定してもよい。
図4Bでは、シンチレータ52は、TFT基板上に、ヨウ化セシウム(CsI(Tl))が真空蒸着法で短冊状の柱状結晶構造72に形成されたものである。そして、防湿保護材74でシンチレータ52が封止されている。柱状結晶構造72は、硬く脆い特性を有するため、外部からの圧力、応力に弱い。したがって、電子カセッテ20を落下させたり、過度に外部から圧力をかけたりすることで、柱状結晶構造72及び防湿保護材74に皹が入ったり、柱状結晶構造72が折れてしまう。また、シンチレータ52とTFT基板とは熱膨張率が異なるため、温度変化によってもシンチレータ52に応力が加わり、柱状結晶構造72及び防湿保護材74に皹が入ったり、柱状結晶構造72が折れてしまう。柱状結晶構造72が折れたり、皹が入ってしまうと、放射線検出器56の撮像の性能、感度が低下する。
柱状結晶構造72に皹が入った場合は、電子カセッテ20には、使用や環境温度変化によって応力(外部圧力、温度変化の膨張率差による応力)が与えられるため、時間の経過とともに皹が成長し、柱状結晶構造72が折れてしまう。また、防湿保護材74に皹や亀裂が入ると、水分が皹等から浸入してしまうので、時間の経過とともに柱状結晶構造72が潮解し、これにより放射線検出器56の撮像の性能、解像度が徐々に低下する。
図5は、図1に示す電子カセッテ20の電気的な概略構成図である。電子カセッテ20は、駆動回路部80、故障要因検出部82、カセッテ制御部84、メモリ86、通信部88、内蔵バッテリ90、及び発光部(報知部)92を備える。内蔵バッテリ90は、故障要因検出部82、カセッテ制御部84、通信部88、及び発光部92に対して電力を供給する。また、カセッテ制御部84は、内蔵バッテリ90から供給された電力を、バイアス電源108、ゲートIC114、ASIC116等に電力を供給するとともに、また、内蔵バッテリ90の電力を、故障要因検出部82、通信部88、及び発光部92に対して供給する電力を制御する。
放射線変換パネル54は、TFT102が行列状に配列されたTFT基板上に画素104を形成する光電変換層を配置した構造を有する。駆動回路部80を構成するバイアス電源108からバイアス電圧が供給される各画素104では、シンチレータ52により変換された蛍光を光電変換することにより発生した電荷が蓄積される。
各画素104に接続されるTFT102には、行方向に延びるゲート線110と、列方向に延びる信号線112とが接続される。各ゲート線110には、駆動回路部80を構成するゲートIC114が接続される。また、各信号線112には、駆動回路部80を構成するASIC116が接続される。
図5では、便宜上、各ゲートIC114には、1つのゲート線110しか接続されていないが、各ゲートIC114には複数のゲート線110が接続されており、各ゲート線110には、TFT102を介して複数の画素104が接続されている。また、各ASIC116には、便宜上、1つの信号線112しか接続されていないが、各ASIC116には複数の信号線112が接続されており、各信号線112には、TFT102を介して複数の画素104が接続されている。
ゲートIC114は、ゲート信号をゲート線110に出力する。ゲート信号がゲート線110に出力されると、ゲート信号が出力された該ゲート線110に接続されているTFT102が一斉にオンになり、画素104に蓄積された電荷が電荷信号として、TFT102を介して信号線112から読み出される。これにより、画素104に蓄積された電荷が1行単位で読み出される。
ゲートIC114は、カセッテ制御部84から駆動信号が送られてくると、自己に接続されているゲート線110を順次選択していき、該選択したゲート線110にゲート信号を出力することで、画素104に蓄積された電荷を行単位で順次読み出す。ゲートIC114は、自己に接続されている全てのゲート線110にゲート信号を出力すると(自己が読み出すことができる画素104の電荷を全て読み出すと)、カセッテ制御部84に終了信号を出力する。
ASIC116は、読み出された電荷信号(電気信号)を増幅する増幅器と、マルチプレクサと、AD変換器等を有し、複数の信号線112から読み出された電気信号を増幅した後、増幅された電気信号を順次選択し、該選択した電気信号をデジタル信号に変換してカセッテ制御部84に出力する。
故障要因検出部82は、電子カセッテ20の故障要因となる外部圧力、落下、及び環境刺激(環境湿度、環境温度及びその温度変化)を検出する。環境湿度、環境温度、温度変化、外部圧力、落下以外の他の外乱によって電子カセッテ20が故障する虞がある場合は、故障要因検出部82は、該他の故障要因も検出してもよい。
具体的には、故障要因検出部82は、加速度センサ又はジャイロセンサ等を含み、電子カセッテ20の落下を検出する落下検出部120と、電気抵抗式又は電気容量式の湿度センサを含み、電子カセッテ20の環境湿度(電子カセッテ20が置かれている環境の湿度)を検出する湿度検出部122と、熱電対、サーミスタ、又は赤外線式の温度センサを含み、電子カセッテ20の環境温度(電子カセッテ20が置かれている環境の温度)を検出する温度検出部124と、感圧素子(半導体ダイアフラム型、静電容量型、圧電型)等の圧力センサを含み、電子カセッテ20に加えられた外部圧力を検出する圧力検出部126とを有する。故障要因検出部82は、電子カセッテ20のどの箇所に設けられていてもよい。なお、温度検出部124は、一定時間(例えば、24時間)における温度変化(最高温度と最低温度との温度差)を検出する機能を有してもよい。
カセッテ制御部84は、撮像制御部130、不具合診断部132と、機能制限部134とを有する。撮像制御部130は、放射線16の撮像を制御する。詳しくは、放射線変換パネル54の露光開始タイミング及び露光終了タイミングと、画像読み出しとを制御する。撮像制御部130は、放射線装置18の放射線16の照射開始タイミングと同期するように露光開始タイミングを制御し、放射線16の照射終了タイミングと同期するように露光終了タイミングを制御する。撮像制御部130は、コンソール24を介して放射線装置18と無線通信することで、露光開始タイミング及び露光終了タイミングの同期をとる。
撮像制御部130は、ゲートIC114を順次選択していき、該選択したゲートIC114に駆動信号を出力することで、画像の読み出しを制御する。詳しくは、撮像制御部130は、選択したゲートIC114に駆動信号を出力し、その後、選択した該ゲートIC114から終了信号が送られてくると、次のゲートIC114を選択して駆動信号を出力するというように、順次ゲートIC114を選択して、駆動信号を該選択したゲートIC114に出力する。これにより、放射線変換パネル54の全画素に蓄積された電気信号が行単位で順次読み出される。つまり、画像読み出しが行われる。撮像制御部130は、カセッテ制御部84は、ASIC116から送られてきた画像データのデジタル信号をメモリ86に記憶させる。通信部88は、メモリ86に記憶させた画像データをコンソール24にパケット送信する。
不具合診断部132は、第1の不具合診断を定期的に実行する。また、落下が検出されたり、検出された外部圧力が閾値以上の場合は、第1の不具合診断の実行間隔(周期)を短くするとともに、第1の不具合診断とともに第2の不具合診断を実行する。第1の不具合診断には、例えば、自己診断及び実画像診断が含まれ、第2の不具合診断には、例えば、解像度診断が含まれる。
不具合診断部132は、自己診断を行うための自己診断部140と、実画像診断を行うための実画像診断部142と、解像度診断を行うための解像度診断部144と、定期診断の周期を記憶する周期記憶部146とを有する。周期記憶部146には、デフォルト値である周期が記憶されており、該周期記憶部146に記憶されている周期で不具合診断部132は、定期的に第1の不具合診断を行う。
自己診断部140は、バイアス電源108、ゲートIC114、及びASIC116が正しく動作するか(故障しているか)否かを診断する。例えば、自己診断部140は、ゲートIC114やASIC116にテスト信号を送り、ゲートIC114やASIC116から送られてくる回答信号に基づいて、ゲートIC114やASIC116が故障しているか否かを診断する。
また、自己診断部140は、電子カセッテ20の配線状態が正常か否か(配線がショートしているか、配線が断線しているか、接続が不安定か(接続状態となったり断線したりと接触不良を起こしている場合))を診断したり、放射線16を撮像することができない撮像不可能領域を診断する。
図6は、自己診断部140により診断された撮像不可能領域の一例を示す図である。図6では、複数のゲートIC114のうち、最も上にあるゲートIC114と、複数のASIC116のうち、最も左にあるASIC116とが、断線やショートにより故障しているものとし、撮像不可能領域を斜線で表している。故障としているゲートIC114は、自己に接続された複数のゲート線110にゲート信号を出力することができないため、該複数のゲート線110にTFT102を介して接続された複数の画素104に蓄積された電荷を読み出すことができない。したがって、故障しているゲートIC114に接続されている複数のゲート線110に、TFT102を介して接続されている該複数の画素104がある領域は、撮像不可能領域となる。
また、故障しているASIC116は、自己に接続された複数の信号線112から送られてくる電荷信号をカセッテ制御部84に出力することができない。したがって、故障している該ASIC116に接続されている複数の信号線112に、TFT102を介して接続されている複数の画素104がある領域は、撮像不可能領域となる。
さらに、自己診断部140は、メモリ86、通信部88、内蔵バッテリ90を診断する。例えば、自己診断部140は、メモリ86のセルに異常がないかを診断して、メモリ86の可能記憶容量を診断したり、コンソール24と通信テストを行うことで、通信部88の通信機能が正常であるかどうかを診断する。また、内蔵バッテリ90に設けられた電圧センサが検出した内蔵バッテリ90の充電電圧に基づいて内蔵バッテリ90のバッテリ残量(容量)や内蔵バッテリ90の劣化度合いを診断する。なお、負荷電流テストを実施して、内蔵バッテリ90のバッテリ残量や内蔵バッテリ90の劣化度合いを診断してもよい。
実画像診断部142は、実際に照射された放射線16を空撮像して得られた画像データに基づいて、撮像することができない撮像不可能領域を診断する。自己診断部140によって撮像不可能領域でないと診断された領域であっても、実際に撮像することができない領域がある可能性がある。例えば、シンチレータ52の柱状結晶構造72が折れている領域では放射線16を蛍光に変換することができないので、該領域では放射線16を撮像することができない。また、シンチレータ52と放射線変換パネル54との相対位置がズレることで、撮像可能領域50のうち、シンチレータ52が変換した蛍光が入射しない領域が発生する場合もあり、該蛍光が入射しない領域は画像を撮像することができない。空撮像とは、放射線装置18と電子カセッテ20との間に患者たる被写体14がいない状態での放射線を撮像することをいう。
実画像診断部142は、例えば、筋状や帯状に著しく周辺とは異なる値が検出されたら、該異なる値が検出された領域を撮像不可能領域と診断してもよい。また、放射線16の空撮像の撮像条件は予め決まっているので、空撮像により得られる画像データの値もある範囲内にあることが想定される。したがって、想定される範囲から外れるデータの領域を撮像不可能領域と診断してもよい。このとき、放射線装置18は、診断用の放射線16を照射し、撮像制御部130は、該照射された診断用の放射線16の撮像制御を行う。実画像診断部142は、診断用の放射線16を撮像して得られた画像データを用いて、撮像不可能領域を診断する。この診断用の放射線16の撮像制御は、診断用の放射線16の照射開始タイミングと露光開始タイミングとが同期していなくてもよく、また、照射終了タイミングと露光終了タイミングとが同期していなくてもよい。要は、診断用の放射線16を撮像することができればよい。
解像度診断部144は、実際に照射され、解像度テストチャート(例えば、MTFチャート)を透過した放射線16を空撮像して得られた画像データに基づいて、画像の解像度を診断する。
機能制限部134は、不具合診断部132の診断結果に応じて継続的使用する電子カセッテ20の機能に制限をかける。例えば、自己診断部140によりゲートIC114又はASIC116が故障していると判断した場合は、故障している該ゲートIC114又はASIC116への電力の供給を禁止する。これにより、故障しているゲートIC114が異常に熱を持つことを防ぐことができ、撮像不可能領域での撮像動作が制限される。また、自己診断部140により配線状態が正常でない配線(断線又はショートしている配線)には、電流を供給しないので、ショート又は断線によって生じる熱の発生を防ぐことができる。また、不要に電流を供給しないので、消費電力を必要最小限に抑えることができる。なお、ゲートIC114が故障していると判断された場合は、該故障しているゲートIC114への駆動信号の出力を禁止してもよい。
また、機能制限部134は、実画像診断部142により診断された撮像不可能領域の画像が得られないように、電子カセッテ20の機能を制限する。例えば、撮像不可能領域と判断された画素に蓄積された電荷の読み出し動作を行わないようにする。詳しくは、撮像不可能領域の画素の読み出しを行うゲートIC114又は撮像不可能領域の画素104に蓄積された電荷をデジタル信号として出力するASIC116への電力の供給を禁止することで該ゲートIC114又はASIC116とを停止状態にしたり、撮像不可能領域の画素に蓄積された電荷の読み出しを行うゲート線110へのゲート信号の出力を禁止したりする。これにより、撮像不可能領域で撮像動作が行われないので、撮像不可能領域の画像が得られない。
ここで、ゲートIC114は、複数行の画素104に蓄積された電荷の読み出しを行うので、複数行の画素104の中に、1つでも撮像不可能領域の画素があると、該複数行の画素104全ての電荷の読み出しが行われなくなってしまう。したがって、撮像不可能領域の画素104の読み出しを行うゲートIC114が読み出しを担当する全画素104のうち、撮像不可能領域でない画素104の数に対する撮像不可能領域の画素104の数の比が所定比以上の場合には、ゲートIC114への電力供給を禁止して、画素104の読み出し動作を禁止してもよい。撮像不可能領域でない画素104の数に対する撮像不可能領域の画素104の数が所定比以上の場合は、良好な画像が得られないからである。これは、ASIC116についても同様である。
更に、撮像不可能領域の画素104の読み出しを行うゲートIC114が読み出しを担当する全画素104のうち、撮像不可能領域でない画素104の数に対する撮像不可能領域の画素104の数の比が所定比未満の場合であっても、撮像不可能領域の画素104が所定数以上連続している場合は、ゲートIC114への電力供給を禁止して、画素104の読み出し動作を禁止する。撮像不可能領域の画素104が所定比以上連続している場合は、撮像できない領域が大きくなり良好な画像が得られないからである。これは、ASIC116についても同様である。
なお、画素の読み出し動作を禁止しない場合は、撮像不可能領域が無くなるように画像補正(例えば、画素補間)を行うことで対応する。この画像補正は、コンソール24側で行ってもよいし、カセッテ制御部84が行ってもよい。また、画像補正をやり過ぎると、病気の診断精度が低下するので、例えば、ガン診断の病変部の形状、大きさを測定するような場合は、前記所定比、又は、前記所定数を小さくすることで、ゲートIC114への電力供給を禁止して、画素104の読み出し動作を禁止する。
また、ゲートIC114又はASIC116への電力供給を禁止するのではなく、撮影用の放射線16を撮像することにより得られる画像データのうち、診断された撮像不可能領域の画像データをトリミングして抜き取ることで、撮像領域を制限してもよい。これにより、放射線撮像により得られた画像データは、撮像不可能領域の画像が抜き取られた画像データとなる。このトリミングして抜き取られた画像データがメモリ86に記憶され、通信部88によりコンソール24に送信される。なお、撮影用の放射線16と診断用の放射線16とは、照射条件である管電流、管電圧、及び照射時間が同じであってもよく、異なっていてもよい。また、診断用の放射線16は、診断のための用いられるので、撮影用の放射線16より曝射量(mAs値)が小さくてもよい。
さらに、機能制限部134は、メモリ86の可能記憶容量が所定値より小さいと判断した場合は、連続撮像機能を制限したり、通信部88の通信機能が正常で無いと判断すると、通信部88への電力の供給を禁止して通信機能を制限したり、内蔵バッテリ90のバッテリ残量が所定値よりも低い場合、又は、内蔵バッテリ90の劣化度合いが所定値よりも進んでいる場合は、内蔵バッテリ90の使用を制限する。内蔵バッテリ90の使用を制限する場合は、直ちに内蔵バッテリ90の使用を制限するのではなく、一定時間経過後(例えば、5分後)に使用を制限してもよい。また、内蔵バッテリ90の使用を制限する場合は、内蔵バッテリ90の使用を一切制限するのではなく、内蔵バッテリ90が供給する電力を制限してもよい。
通信部88の無線機能が制限された場合(例えば、通信部88への電力供給が禁止された場合)は、ユーザは、コンソール24に接続されたUSBケーブルの先端にあるUSBコネクタをUSB端子62に接続することで、電子カセッテ20とコンソール24とを有線接続することができる。通信部88に電力を供給しないことで、故障した通信部88の異常発熱を防止することができる。通信機能に不具合があるときは、コンソール24に送信するデータをメモリ86に記憶しておき、電子カセッテ20とコンソール24とがUSBケーブルで接続された後で、該データをコンソール24に送信する。なお、本実施の形態では、電源ケーブルとしての機能を兼ね備えるUSBケーブルを用いて有線通信する場合を説明したが、USBケーブルに代えて、電源ケーブルとしての機能を有さない通信ケーブルを用いてもよい。
また、内蔵バッテリ90の使用が制限された場合は、外部電源のケーブルの先端にあるACコネクタを入力端子60に接続することで、外部電源から電子カセッテ20に電力を供給することができる。これにより、電子カセッテ20の使用中にバッテリ不足となる事態を防ぐことができる。
発光部92は、通信部88及び内蔵バッテリ90等の機能が制限されたことをユーザに報知するために光を発光する。発光部92は、異なる色(例えば、赤、青等)の発光素子を複数有する。機能制限部134により通信部88の機能が制限されると、カセッテ制御部84は、例えば赤色の発光素子を点灯するように発光部92を制御し、内蔵バッテリ90の機能を制限すると、例えば青色の発光素子を点灯するように発光部92を制御する。これにより、ユーザは、通信部88及び内蔵バッテリ90等の機能が制限されたことを認識することができる。
機能制限部134は制限した機能を、通信部88を介してコンソール24に送信する。このとき、通信部88を制限した場合は、電子カセッテ20とコンソール24とがUSBケーブルで接続された後に、制限した機能をコンソール24に送信する。
図7は、コンソール24の電気的な概略構成図である。コンソール24は、ユーザの入力操作を受け付ける入力部150と、コンソール24全体を制御する制御部152と、表示部(報知部)154と、電子カセッテ20等と無線で信号の送受信を行うための通信部156とを備える。制御部152は、不具合診断部132の診断結果及び(又は)機能制限部134により制限された機能を表示部154に表示させる。
図8は、自己診断結果に応じて機能制限部134により制限された機能の表示例を示す図である。図8は、撮像領域、及び内蔵バッテリが制限されたときの表示例である。表示部154の左側には、上面から見た電子カセッテ20を模した電子カセッテ20´が表示されており、その右側には、制限した機能を説明する説明欄が表示されている。
表示部154に表示された電子カセッテ20´の撮像可能領域50´内には、診断された(制限された)撮像不可能領域(斜線で示す領域)が表示されており、説明欄には「1の列とAの行の撮像領域は、撮像不可能領域です。」と表示されている。これにより、電子カセッテ20に表示されている領域目盛りを見ることで、具体的にどの撮像領域が制限されたかをユーザは認識することができる。また、説明欄には、「内蔵バッテリの容量が少ないです。内蔵バッテリを制限しますので、ケーブルを接続してください。」と表示される。
図9及び図10は、電子カセッテ20の動作を示すフローチャートである。故障要因検出部82は定期的に、落下、環境湿度、環境温度、外部圧力を検出している。
不具合診断部132は、周期記憶部146に記憶されている定期診断の周期が到来したか否かを判断する(図9のステップS1)。つまり、例えば、周期記憶部146に記憶されている周期が6ヶ月の場合は、前回行った定期診断から6ヶ月が経過したかを判断することになる。
ステップS1で、定期診断の周期が到来していないと判断すると、不具合診断部132は、圧力検出部126により検出された外部圧力が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2で、外部圧力が閾値以上でないと判断すると、不具合診断部132は、落下検出部120により落下が検出されたか否かを判断する(ステップS3)。ステップS3で、落下が検出されていないと判断すると、ステップS1に戻る。
一方、ステップS2で、外部圧力が閾値以上であると判断された場合、又は、ステップS3で、落下が検出されたと判断された場合は、電子カセッテ20に故障又は不具合が発生した(例えば、柱状結晶構造72や防湿保護材74が折れた若しくは皹が入った、ゲートIC114等が故障した、断線又はショートした)と判断し、不具合診断部132は、定期診断の周期を所定期間(例えば、1ヶ月)又は所定の割合(例えば、7割)だけ短くする(ステップS4)。閾値以上の外部圧力が検出された場合、又は、落下が検出された場合は、電子カセッテ20の劣化進行が早く進むと考えられるので、定期診断の周期を短くする。現在の定期診断の周期が6ヶ月の場合に、定期診断の周期が1ヶ月短くされた場合は、定期診断の周期は、5ヶ月となる。この短くされた定期診断の周期は、周期記憶部146に記憶される。また、不具合診断部132は、閾値以上の外部圧力又は落下が検出された旨を図示しない内蔵メモリに記憶する。
次いで、不具合診断部132は、自己診断及び実画像診断を行うことで、第1の不具合診断を実行する(ステップS5)。閾値以上の外部圧力、又は、落下が検出された場合は、電子カセッテ20の機能に不具合が生じる可能性もあるので、第1の不具合診断を実行する。第1の不具合診断については、後で詳細に説明する。
次いで、撮像制御部130は、解像度テストチャートを透過した診断用の放射線16の空撮像を行う(ステップS6)。詳しくは、撮像制御部130は、通信部88を介してコンソール24に診断用の放射線16の照射を要求する要求信号を出力する。コンソール24は、該要求信号を受け取ると、放射線装置18に診断用の放射線16の照射を命令する命令信号を出力する。コンソール24は、命令要求信号を出力すると、表示部154に、「解像度テストチャートをセットしてください。」という文字を表示させることで、ユーザの解像度テストチャートのセットを促す。
放射線装置18は、命令信号を受けると一定時間(例えば、3分)経過後に放射線16を照射する。この一定時間が経過する間に、ユーザは、電子カセッテ20の撮像面46の上に解像度テストチャートをセットする。撮像制御部130は、要求信号を出力すると、前記一定時間経過後に予め決められた時間露光を画素104に行わせ、該露光により画素104に蓄積された電荷を読み出す。
次いで、解像度テストチャートを透過した診断用の放射線16の撮像を行うと、不具合診断部132は、解像度診断を行うことで第2の不具合診断を実行する(ステップS7)。解像度診断部144は、ステップS6で撮像された画像データに基づいて、画像の解像度を診断する。これにより、シンチレータ52が折れた若しくは皹が入ったことによって低下した画像の解像度を診断することができる。解像度診断部144は、解像度の診断結果を通信部88を介してコンソール24に送信する。コンソール24は、解像度診断部144の診断結果を表示部154に表示することで、診断結果をユーザに報知してもよい。ステップS7で、第2の不具合診断を行うとステップS1に戻り、定期診断の周期が到来するまで上記した動作を繰り返す。
ステップS1で、定期診断の周期が到来したと判断すると、不具合診断部132は、自己診断部及び実画像診断部を行うことで、第1の不具合診断を実行する(図10のステップS8)。第1の不具合診断を定期的に実行することで、定期的に電子カセッテ20の不具合、故障を診断することができる。電子カセッテ20の上には、患者である被写体が乗るため、通常の使用によっても電子カセッテ20に外部圧力、応力等がかかり、該継続的な使用による応力等によって電子カセッテ20に不具合が発生したり、故障したりする可能性があるからである。
次いで、不具合診断部132は、過去に閾値以上の外部圧力又は落下が検出されたか否かを判断する(ステップS9)。ステップS9で、過去に閾値以上の外部圧力又は落下が検出されていないと判断すると、図9のステップS1に戻る。
一方、ステップS9で、過去に閾値以上の外部圧力又は落下が検出されたと判断すると、撮像制御部130は、解像度テストチャートを透過した診断用の放射線16を空撮像する(ステップS10)。このステップS10では、ステップS6と同様の動作を行うことで、解像度テストチャートを透過した診断用の放射線16を撮像することができる。
次いで、不具合診断部132は、該撮像された画像データに基づいて解像度診断を行うことで第2の不具合診断を実行して(ステップS11)、図9のステップS1に戻る。これにより、シンチレータ52が潮解することによって低下する画像の解像度を定期的に診断することができる。解像度診断部144は、解像度の診断結果を通信部88を介してコンソール24に送信する。コンソール24は、解像度診断部144の診断結果を表示部154に表示することで、診断結果をユーザに報知してもよい。ここで、過去に閾値以上の外部圧力又は落下が検出された場合は、定期診断に第2の不具合診断を追加することとしたのは、落下等による劣化予兆をより正確に把握することで、正確な診断、交換時期の予測精度を上げるためである。したがって、過去に電子カセッテ20が落下していない場合、又は、閾値以上の外部圧力が電子カセッテ20に与えられていない場合は、防湿保護材74に皹や亀裂が入っている可能性は少なく、シンチレータ52が湿気に触れる可能性は少ないと考えられるからである。
特に、柱状結晶構造72は、湿度による劣化(解像度劣化)が懸念されるので、第2の不具合診断として、解像度テストチャートを介して空撮像を行う。また、第2の不具合診断時においては、図11に示すように、撮像可能領域50の周縁領域160も診断に用いてもよい。この周縁領域160の画素104の電荷は、画像形成には用いられない電荷(画像形成では捨てられる電荷)であるが、湿度によるシンチレータ52の劣化はシンチレータ52の周縁部から発生するので、撮像可能領域50の周縁領域160も第2の不具合診断に用いることで、劣化予兆を早く把握することができる。
なお、不具合診断部132は、第1の不具合診断及び第2の不具合診断の実行中は、放射線装置18が撮影用の放射線16を照射しないように、照射禁止要求を、通信部88を介してコンソール24に送信し、コンソール24は放射線装置18に照射禁止命令を送信する。これにより、放射線装置18は、第1の不具合診断及び第2の不具合診断の実行中の間、撮影用の放射線16の照射を禁止する。通信部88が故障している場合は、コンソール24は、電子カセッテ20と無線通信を行うことができないので、コンソール24側で、通信部88に不具合があると判断し、撮影用の放射線16の照射の禁止制御を行ってもよい。また、不具合診断部132は、第1の不具合診断及び第2の不具合診断が終了すると、撮影用の放射線16の照射が可能である旨の信号をコンソール24に送信し、コンソール24は、撮影用の放射線16の照射が可能である旨を放射線装置18に送信する。これにより、放射線装置18は、撮影用の放射線16の照射が可能となる。
図12は、第1の不具合診断の動作を示すフローチャートである。第1の不具合診断が実行されると、自己診断部140は、自己診断を実行する(ステップS21)。具体的には、ゲートIC114及びASIC116が故障していないかの診断、配線状態の診断、撮像不可能領域の診断、メモリ86、通信部88、内蔵バッテリ90の診断を行う。自己診断部140は、該診断結果を通信部88を介してコンソール24に送信する。
次いで、機能制限部134は、自己診断の診断結果に応じて継続的使用する電子カセッテ20の機能に制限をかける(ステップS22)。例えば、ゲートIC114やASIC116が故障していると判断した場合は、該故障したゲートIC114やASIC116への電力の供給を中止させる。これにより、撮像不可能領域での撮像動作が制限される。また、断線、ショート、接続が不安定と診断された配線への電力の供給を禁止する。機能制限部134は、自己診断に応じて制限した機能を通信部88からコンソール24に送信する。自己診断によって診断された撮像不可能領域を第1撮像不可能領域と呼ぶ。
次いで、コンソール24の制御部152は、自己診断結果及び自己診断結果に応じて制限された機能を表示部154に表示させる(ステップS23)。例えば、撮像面46に付された領域目盛りに示すAの行の画素104に蓄積された電荷を読み出すゲートIC114と、1の列の画素に蓄積された電荷信号をカセッテ制御部84に出力するASIC116とが故障していると診断された場合は、図8に示すように、電子カセッテ20´の撮像可能領域50´のうち、診断された第1撮像不可能領域に対応する領域を斜線で表示するとともに、説明欄には、「1の列とAの行の撮像領域は、撮像不可能領域です。」と表示する。また、内蔵バッテリ90のバッテリ残量が所定値よりも低いと診断された場合は、説明欄に、「内蔵バッテリの容量が少ないです。内蔵バッテリを制限しますので、ケーブルを接続してください。」と表示する。
次いで、撮像制御部130は、診断用の放射線16の空撮像を行う(ステップS24)。詳しくは、撮像制御部130は、通信部88を介してコンソール24に診断用の放射線16の照射を要求する要求信号を出力する。コンソール24は、該要求信号を受けると、放射線装置18に診断用の放射線16の照射を命令する命令信号を出力する。放射線装置18は、該命令を受け取ると診断用の放射線16を照射する。撮像制御部130は、要求信号を出力すると、放射線変換パネル54に一定時間露光を行わせ、該露光により画素104に蓄積された電荷を読み出す。この診断用の放射線16の撮像により得られた画像データは、メモリ86に記憶される。なお、このときには、自己診断の診断結果に応じて機能が制限された状態で、診断用の放射線16が撮像されている。
診断用の放射線16の撮像を行うと、実画像診断部142は、診断用の放射線16の撮像により得られた画像データに基づいて、撮像することができない不可能領域を診断する(ステップS25)。実画像診断部142によって診断された撮像不可能領域を第2撮像不可能領域と呼ぶ。実画像診断部142は、該診断結果を通信部88を介してコンソール24に送信する。
次いで、機能制限部134は、実画像診断結果に応じて継続的使用する電子カセッテ20の機能に制限をかける(ステップS26)。つまり、機能制限部134は、実画像診断部142により診断された第2撮像不可能領域の画像が得られないように、電子カセッテ20の機能を制限する。例えば、第2撮像不可能領域と判断された画素に蓄積された電荷の読み出し動作を行わないように、ゲートIC114やASIC116への電力供給を停止してもよいし、放射線撮像により得られる画像データのうち、第2撮像不可能領域の画像データをトリミングして抜き取るようにしてもよい。機能制限部134は、実画像診断に応じて制限した機能を通信部88からコンソール24に出力する。機能制限部134は、制限した機能を通信部88を介してコンソール24に送信する。
次いで、コンソール24の制御部152は、実画像診断結果及び実画像診断結果に応じて制限された機能を表示部154に表示させる(ステップS27)。制御部152は、図8に示す要領で、実画像診断により診断された第2撮像不可能領域を表示させてもよい。また、第2撮像不可能領域の画素104の読み出しを行うゲートIC114への電力供給を禁止することで撮像領域を制限した場合は、実際に制限された撮像領域は第2撮像不可能領域より広範囲となり、実際に制限された撮像領域と第2撮像不可能領域とは一致しない。このような場合は、診断した第2撮像不可能領域ではなく、実際に制限する撮像領域を撮像不可能領域として表示する。また、自己診断結果に応じて制限された機能と併せて、実画像診断結果に応じて制限された機能を表示させてもよい。例えば、第1撮像不可能領域と第2撮像不可能領域とを併せて表示させてもよい。
このように、定期的に第1の不具合診断を行うとともに、閾値以上の外部圧力又は落下が検出された場合は、第1の不具合診断を行うとともに、定期的に実行する第1の不具合診断の実行間隔を短くするので、時間の経過とともに進行する電子カセッテ20の劣化の進行度合いを的確に診断することができる。また、コンソール24がサーバ32に診断結果を送信することで、メンテナンス業者は、電子カセッテ20の買換え時期、部品の交換時期など予測することが可能となる。
閾値以上の外部圧力又は落下が検出された場合は、それ以後、第2の不具合診断とともに画像の解像度を診断する第2の不具合診断を実行するので、電子カセッテ20の解像度低下の進行度合いを的確に診断することができる。
診断結果を表示部154に表示するので、電子カセッテ20の現在の劣化度合いをユーザは認識することができる。
また、診断結果に応じて電子カセッテ20の機能に制限を設けるので、電子カセッテ20が異常な熱を持ったりすることもなく、消費電力を必要最小限に抑えることができる。不具合診断部132による診断が実行中の間は、撮影用の放射線16の照射を禁止するので、診断中に無駄に放射線16を被写体14に浴びせるということを防ぐことができる。
上記実施の形態は、以下のように変形可能である。
(変形例1)
上記実施の形態では、検出された外部圧力が閾値以上の場合又は落下が検出された場合(図9のステップS2でY、又は、ステップS3でY)は、ステップS4に進むようにした、検出された外部圧力、環境湿度、環境温度、温度変化の何れかが閾値以上の場合、又は、落下が検出された場合は、ステップS4に進むようにしてもよい。環境温度や環境湿度によっても電子カセッテ20に不具合が生じる場合があるからである。この場合は、図10のステップS9では、過去に閾値以上の外部圧力、環境湿度、環境温度、温度変化、又は落下が検出されたかを判断し、検出されたと判断するとステップS10に進み、検出されていないと判断すると図9のステップS1に戻る。
(変形例2)
上記実施の形態では、検出された外部圧力が閾値以上の場合又は落下が検出された場合は、第1の不具合診断と第2の不具合診断を行うようにしたが(図9のステップS5、ステップS7)、第2の不具合診断を行わなくてもよい。この場合は、ステップS5の動作を経ると、ステップS1に戻る。つまり、ステップS6及びステップS7の動作は不要となる。閾値以上の外部圧力が検出された直後、又は落下が検出された直後は、そこまで画像の解像度が低下するとは考え難いからである。
(変形例3)
上記実施の形態では、検出された外部圧力が閾値以上の場合又は落下が検出された場合は(図9のステップS2でY、又は、ステップS3でY)、ステップS4で、定期診断の周期を短くするようにしたが、現在の定期診断の周期が所定周期(例えば、1ヶ月、15日等)以下の場合は、それ以上定期診断の周期を短くしなくてもよい。定期診断が行われると、その間は診察のために電子カセッテ20を使用することができないので、このように制限を設けることで、定期診断が頻繁(例えば、1日毎)に行われることによる診察への影響を防止することができる。
(変形例4)
上記実施の形態では、過去に閾値以上の外部圧力又は落下が検出された場合は、定期診断の時に第1の不具合診断とともに第2の不具合診断も行うようにしたが(図10のステップS9〜ステップS11)、過去に閾値以上の外部圧力又は落下が検出された場合であっても、第2の不具合診断を行わないようにしてもよい。この場合は、ステップS9〜ステップS11に動作は不要となり、ステップS8の動作を経ると、図9のステップS1に戻る。なお、この場合、第1の不具合診断の中に、解像度診断を含めるようにしてもよい。
(変形例5)
本変形例5では、不具合診断部132は、検出された外部圧力、環境湿度、環境温度、温度変化が所定値以上となった場合、又は、検出された外部圧力、環境湿度、環境温度、温度変化が所定値以上となった回数をカウントし、該所定値以上となった回数が所定回数を超えた場合は、定期診断の周期を短くするようにしてもよい。このような場合は、電子カセッテ20の劣化進行が早く進むと考えられるので、定期診断の周期を短くする。
不具合診断部132は、閾値以上の外部圧力が検出された後、又は、落下が検出された後に、本変形例5の動作を行うようにしてもよく、閾値以上の外部圧力又は落下が検出されたか否かにかかわらず、本変形例5の動作を行うようにしてもよい。
(変形例6)
上記実施の形態では、撮像制御部130は、実画像診断用のための撮像と、解像度診断のための撮像を行うために、診断用の放射線16を2回撮像するようにしたが、診断用の放射線16を1回だけ撮像するようにしてもよい。この場合は、不具合診断部132は、該1回撮像された画像データを用いて、実画像診断と解像度診断を行う。つまり、撮像制御部130は、解像度テストチャートを透過した診断用の放射線16を撮像し、不具合診断部132は、該撮像して得られた1枚の画像データを用いて、実画像診断と解像度診断との両方を行う。
(変形例7)
上記実施の形態では、第1の不具合診断として、自己診断と実画像診断との両方を行うようにしたが、自己診断及び実画像診断の何れか一方を行うようにしてもよい。また、第1の不具合診断として、自己診断及び実画像診断以外の他の診断を実行してもよい。また、第2の不具合診断として解像度診断を行うようにしたが、解像度診断に加えて、又は解像度診断に代えて他の診断を行うようにしてもよい。
(変形例8)
上記実施の形態では、実画像診断部142により第2撮像不可能領域が診断された場合は、図12のステップS26で、第2撮像不可能領域の画像が得られないように電子カセッテ20の機能を制限したが、機能を制限しなくてもよい。この場合は、ステップS26及びステップS27の動作は不要となり、該ステップに代えて、単に第2撮像不可能領域を表示部154に表示させる。
(変形例9)
パネル部40の裏面(撮像面46と反対側の面)に、液晶パネル等の表示部を設け、パネル部40の裏面に設けられた表示部に、自己診断及び(又は)実画像診断により制限された撮像不可能領域を表示させるようにしてもよい。これにより、パネル部40をひっくり返すことでどの領域が撮像不可能領域であるのかを感覚的に認識することができる。また、電子カセッテ20の領域目盛りの位置に、LED等の発光素子を配設させ、カセッテ制御部84は、該発光素子を点灯又は点滅させることで、撮像不可能領域を表示させてもよい。
(変形例10)
実画像診断部142は、放射線16を空撮像して得られた画像データに基づいて、撮像不可能領域を診断するようにしたが、空読み出しして得られた画像データに基づいて、撮像不可能領域を診断するようにしてもよい。空読み出しとは、放射線16を電子カセッテ20に照射することなく、画素104に蓄積された電気信号(暗電流の電気信号)を読み出すことをいう。
(変形例11)
上記変形例1乃至変形例10を任意に組み合わせた態様であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…放射線撮像システム 16…放射線
18…放射線装置 20…電子カセッテ
24…コンソール 26…表示装置
34…放射線源 36…放射線制御装置
40…パネル部 42、152…制御部
50…撮像可能領域 52…シンチレータ
54…放射線変換パネル 56…放射線検出器
84…カセッテ制御部 86…メモリ
88、156…通信部 90…内蔵バッテリ
92…発光部 102…TFT
104…画素 110…ゲート線
112…信号線 120…落下検出部
122…湿度検出部 124…温度検出部
126…圧力検出部 130…撮像制御部
132…不具合診断部 134…機能制限部
140…自己診断部 142…実画像診断部
144…解像度診断部 146…周期記憶部
150…入力部 154…表示部
160…周縁領域

Claims (10)

  1. 放射線を照射する放射線装置と、照射された前記放射線を撮像する撮像パネルを備えた放射線撮像装置とを有する放射線撮像システムであって、
    前記放射線撮像装置は、
    定期的に前記放射線撮像装置の不具合を診断する第1の不具合診断を実行する不具合診断部と、
    外部圧力、又は、落下を検出する故障要因検出部と、
    を備え、
    前記不具合診断部は、検出された外部圧力が閾値以上の場合、又は、落下が検出された場合は、前記第1の不具合診断を実行するとともに、前記第1の不具合診断の実行間隔を短くさせて前記第1の不具合診断を定期的に実行することを特徴とする放射線撮像システム。
  2. 請求項1に記載の放射線撮像システムであって、
    前記第1の不具合診断は、空撮像して、又は空読み出しして得られた画像データに基づいて、前記撮像パネルの全撮像領域のうち、前記放射線を撮像することができない撮像不可能領域を診断する機能を含み、
    前記放射線装置は、前記不具合診断の実行時に、前記放射線撮像装置の不具合を診断するための診断用の前記放射線を撮像パネルに照射し、
    前記不具合診断部による前記第1の不具合診断は、前記診断用の放射線を空撮像して得られた画像データに基づいて前記撮像不可能領域を診断することを特徴とする放射線撮像システム。
  3. 請求項2に記載の放射線撮像システムであって、
    検出された外部圧力が閾値以上の場合は、又は、落下が検出された場合は、それ以後、前記第1の不具合診断とともに第2の不具合診断を定期的に実行することを特徴とする放射線撮像システム。
  4. 請求項3に記載の放射線撮像システムであって、
    前記第2の不具合診断は、解像度テストチャートを介して空撮像して得られた画像データに基づいて、画像の解像度を診断する機能を含むことを特徴とする放射線撮像システム。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の放射線撮像システムであって、
    前記不具合診断部による診断結果をユーザに報知する報知部を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の放射線撮像システムであって、
    前記外部圧力、環境湿度、環境温度、又は前記環境温度の変位差が所定値以上となった場合、又は、前記外部圧力、前記環境湿度、前記環境温度、又は前記環境温度の変位差が所定値以上となった回数が所定回数を超えた場合は、更に、前記第1の不具合診断の実行間隔を短くさせて、前記第1の不具合診断を定期的に実行することを特徴とする放射線撮像システム。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の放射線撮像システムであって、
    前記不具合診断部の診断結果に基づいて、前記放射線撮像装置の機能に制限をかける機能制限部を備えることを特徴とする放射線撮像システム。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の放射線撮像システムであって、
    前記放射線撮像装置は、可搬型の放射線撮像装置であることを特徴とする放射線撮像システム。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の放射線撮像システムであって、
    前記放射線装置は、前記不具合診断部による診断が実行中の間は、撮影用の前記放射線の照射を禁止することを特徴とする放射線撮像システム。
  10. 定期的に放射線撮像装置の不具合を診断する第1の不具合診断を実行する不具合診断部と、
    外部圧力、又は、落下を検出する故障要因検出部と、
    を備え、
    前記不具合診断部は、検出された外部圧力が閾値以上の場合、又は、落下が検出された場合は、前記第1の不具合診断を行うとともに、前記第1の不具合診断の実行間隔を短くさせて前記第1の不具合診断を定期的に実行することを特徴とする放射線撮像装置。
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