JP5670072B2 - 真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造及び軸シール方法、並びに真空蒸発装置 - Google Patents

真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造及び軸シール方法、並びに真空蒸発装置 Download PDF

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Description

本発明は、真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造及び軸シール方法、並びに、真空蒸発装置に関し、さらに詳しくは、ロータ室内から漏洩した水蒸気により軸受のグリースや潤滑油が汚染されるのを防止するのに好適な構造及びその方法、並びにそのような好適な軸シール構造を備えたルーツブロワを有する真空蒸発装置に関するものである。
従来の真空蒸発器用ルーツブロワにおける軸シールとしては、メカニカルシールが用いられている。このようなメカニカルシール方式を使用する場合は、高精度のシール構造を実現できる。しかしながら、メカニカルシールは極めて高価であり、特に、ルーツブロワにおいては、一対の回転軸を有するため、各回転軸両側の4箇所をシールする必要がある。従って、安価な蒸発器のために、蒸発器用ルーツブロワの軸シールとしては、メカニカルシールを採用できない。
一方、ルーツポンプ式過給機の軸シールとしては、オイルシールを用いたものが提案されている(以下の特許文献1参照。)このようなオイルシール方式を蒸発器用ルーツブロワの軸シールとして採用すれば、高価なメカニカルシールを用いずに、軸シールを実現できる。
実開昭63−143793号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のルーツポンプ式過給機は空気圧縮を行うものであり、一方、蒸発器用ルーツブロワは水蒸気圧縮を行うものである。従って、ルーツポンプ式過給機の場合には、オイルシールの採用により、ロータ室内から僅かの空気が軸受側に侵入しても、運転の支障とならない。これに対して、蒸発器用ルーツブロワの場合には、オイルシールの採用により、ロータ室内から僅かの水蒸気が軸受側に侵入すると、軸受のグリースや潤滑油が水蒸気に汚染されてしまい、運転不可状態となる。そのため、短期間でグリースや潤滑油の交換が必要となり、実用的ではない。
本願発明は、上記課題に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、軸受とロータ室間の軸シールとしてオイルシールを採用すると共に、ロータ室内から漏洩した水蒸気を外部に排出し、水蒸気が軸受側に漏れないようにして、軸受のグリースや潤滑油が水蒸気により汚染されることを防止するようにした真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造及び軸シール方法、並び当該軸シール構造を備えた真空蒸発装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、互いに噛み合う一対のロータと、一対のロータの各回転軸を軸支する軸受とをケーシング内に収容し、各軸受とロータ室との間における回転軸とケーシングとの間に、シール手段をそれぞれ設けた真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造であって、前記複数のシール手段のうち少なくとも1以上のシール手段をオイルシールで構成すると共に、該オイルシールと該オイルシールに対応する軸受との間のケーシングには、外気と連通し外気をケーシング内の該オイルシールと該軸受との間の空間に導く空気注入孔、及びケーシング内の前記空間に導かれた空気を外部に排出する排出孔が形成され、前記排出孔は真空源に真空ラインを介して接続されていることを特徴とする。
上記構成により、以下の作用・効果を奏する。
(1)軸受とロータ室間の軸シールとしてオイルシールを採用することにより、安価な軸シール構造を実現できる。
(2)外気が空気注入孔からケーシング内に注入され、排出孔、真空ラインを通じて真空源から外部に排出される空気の流れが発生する。これにより、ロータ室から漏れた水蒸気が、上記の空気の流れに随伴して外部に排出されるので、軸受側に浸入することはない。この結果、グリースや潤滑油が水蒸気により汚染されることが防止される。従って、オイルシールの採用に伴う、ロータ室からの漏れ水蒸気によるグリースや潤滑油の汚染の問題を簡単な構造により解消できることになる。
なお、コストの低減を図る観点からは、ロータ室と各軸受間におけるシール手段の全てを、オイルシールとする構成が最も好ましい。
また、本発明は、互いに噛み合う一対のロータと、一対のロータの各回転軸を軸支する軸受とをケーシング内に収容し、各軸受とロータ室との間における回転軸とケーシングとの間に、シール手段をそれぞれ設けた真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール方法であって、前記複数のシール手段のうち少なくとも1以上のシール手段をオイルシールで構成すると共に、該オイルシールと該オイルシールに対応する軸受との間の空間内に、外気を注入し、この注入された外気に、ロータ室から漏洩する水蒸気を随伴させ、外部に吸引排出することを特徴とする。
上記構成により、軸シールとしてオイルシールを採用すると共に、ロータ室内から漏洩した水蒸気を外部に排出し、水蒸気が軸受側に漏れないようにして、潤滑油やグリースが水蒸気により汚染されることを防止するようにした真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール方法を実現できる。
また、本発明は、真空蒸発装置であって、供給された処理液を蒸発させる蒸発器と、請求項1記載の軸シール構造を備えたルーツブロワであって、前記蒸発器にて生成された蒸気を断熱圧縮する、そのようなルーツブロワと、加熱器と、前記加熱器及び蒸発器内部を真空に保持すると共に、前記ルーツブロワの前記排気孔に接続される真空源と、を備え、前記ルーツブロワにより温度と圧力が上昇した蒸気を前記加熱器に戻して処理液を加熱するための熱源とするように構成されていることを特徴とする。
上記の如く、請求項1記載の軸シール構造を備えたルーツブロワを備えることにより、性能の安定した真空蒸発装置が実現できる。
本発明によれば、軸受とロータ室間の軸シールとしてオイルシールを採用することにより、安価な軸シール構造を実現できる。更に、外気が空気注入孔からケーシング内に注入され、排出孔、真空ラインを通じて真空源から外部に排出される空気の流れが発生する。これにより、ロータ室から漏れた水蒸気が、上記の空気の流れに随伴して外部に排出されるので、軸受側に浸入することはない。この結果、グリースや潤滑油が水蒸気により汚染されることが防止される。従って、オイルシールの採用に伴う、ロータ室からの漏れ水蒸気によるグリースや潤滑油の汚染の問題を簡単な構造により解消できることになる。
実施の形態に係る真空蒸発器用ルーツブロワを備えた真空濃縮装置の全体構成図。 実施の形態に係る真空蒸発器用ルーツブロワの断面図。 図2のA1−A1矢視断面図。 図2のA2−A2矢視断面図。 図2のA3−A3矢視断面図。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳述する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は実施の形態に係る真空蒸発器用ルーツブロワを備えた真空濃縮装置の全体構成図である。真空濃縮装置1は、供給された処理液を蒸発させる蒸発器2と、発生蒸気を断熱圧縮するルーツブロワ3と、加熱器4とを備え、ルーツブロワ3により温度と圧力が上昇した蒸気を加熱器4に戻して処理液を加熱するための熱源とするように構成されている。
蒸発器2はフラッシュ型蒸発器であって、フラッシュ缶5を備える。フラッシュ缶5は、筒形に形成されており、内部に処理液6を貯留することができるようになっている。蒸発器2は、処理液6を循環するための循環流路7を備える。循環流路7には、循環ポンプ8及び散布器9が配置されている。循環ポンプ8はフラッシュ缶5の底部に接続されている。散布器9はフラッシュ缶5の上部に配置されており、処理液6をフラッシュ缶5の内部に散布できるように形成されている。
フラッシュ缶5は、処理液の蒸気を外部に排出するための排出管としての管10を備えている。ヒートポンプとして機能するルーツブロワ3は、管10aに接続されている。ルーツブロワ3の出口側は、管10bを介して加熱器4に接続されており、フラッシュ缶5の上部の蒸気を加熱器4に移送することができるように形成されている。なお、加熱器4には、真空ライン11aを介して真空ポンプ12が接続されている。この真空ポンプ12によって加熱器4、フラッシュ缶5等の内部が真空に保持されている。
ルーツブロワ3には、4つの空気注入孔33及び4つの排出孔34が形成されている。各排出孔34は、真空ライン11bを介して真空ポンプ12に接続されている。このような構成により、ルーツブロワ3のロータ室31(図2、図3参照)内から漏洩した水蒸気を外部に排出し、水蒸気が軸受側に漏れないようにして、軸受のグリースや潤滑油が水蒸気により汚染されることを防止している。この点に関しては、後述する。
上記構成の真空濃縮装置の処理動作の概要は、以下の通りである。
循環ポンプ8の駆動により、フラッシュ缶5に貯留する処理液6は加熱器4に導かれる。加熱器4では、ルーツブロワ3から供給される蒸気と処理液6とが熱交換されて処理液6が加熱される。加熱された処理液6は散布器9に導かれ、散布器9からフラッシュ缶5内部に散布される。これにより、処理液6はフラッシュ蒸発し、蒸気が生成される。この生成された蒸気はルーツブロワ3に供給され、ルーツブロワ3にて断熱圧縮されて温度及び圧力が上昇した後に加熱器4に送られ、加熱器4の加熱源として利用される。散布器9から散布された処理液6のうち蒸発しなかった残りは、フラッシュ缶5に貯留され、再び、循環流路7を巡る。このようなプロセスが繰り返されることにより、循環液が濃縮されることになる。
図2は実施の形態に係る真空蒸発器用ルーツブロワの断面図、図3は図2のA1−A1矢視断面図、図4は図2のA2−A2矢視断面図、図5は図2のA3−A3矢視断面図である。ルーツブロワ3は、水蒸気吸入口21(図3参照)及び水蒸気吐出口22(図3参照)を有するケーシング23を備え、ケーシング23内には、非接触で互いに噛み合う一対の繭型ロータ24A,24Bが水平に並んで収納されている。本実施の形態では、繭型ロータ24A,24Bは3葉型であるが、2葉型であってもよい。
繭型ロータ24Aの回転軸25Aは従動軸であり、繭型ロータ24Bの回転軸25Bは駆動軸である。回転軸25Aは、ケーシング23の側壁23a,23bを貫通し、側壁23a,23bと回転軸25Aとの間に介装された軸受26a,26bによって回転自在に軸支されている。回転軸25Bも、回転軸25Aと同様に、ケーシング23の側壁23a,23bを貫通し、側壁23a,23bと回転軸25Bとの間に介装された軸受26c,26dによって回転自在に軸支されている。
回転軸25A,25Bの一方の端部(図2の右側端部)には、ギヤ27a,27bが固定され、この両ギヤ27a,27bは互いに噛合している。上記ケーシング23の一方の側壁23aには、ギヤケース28が接合され、ギヤケース28と側壁23aとの間にオイル室29が形成され、このオイル室29の下部に潤滑油が貯留されている。そして、ギヤ27bの下部が、オイル室29に貯留されている潤滑油に浸漬されている。
また、上記ケーシング23の他方の側壁23bには、軸受カバー30が接合され、回転軸25Bの他方の端部(図2の左側端部)が軸受カバー30から外部に突出し、この突出端部に従動プーリ31が固定されている。そして、モータ(図示せず)の出力軸に固定される駆動プーリ(図示せず)と従動プーリ31との間にエンドレスベルト(図示せず)が巻き付けられ、モータの回転駆動力を駆動プーリ、エンドレスベルト及び従動プーリ31を介して回転軸25Bに伝達して繭型ロータ24Bを回転させるとともに、この回転力をギヤ27b,27aを介して回転軸25Aに伝達し、繭型ロータ24A及び繭型ロータ24Bを互いに反対方向に同期回転させることにより、水蒸気を水蒸気吸入口21から繭型ロータ24A,24Bを収納するロータ室31内に吸い込んで圧縮し、高温・高圧の水蒸気として水蒸気吐出口22から吐出するようになっている。
このような構成のルーツブロワ3において、潤滑油がロータ室31へ浸入しないように、また、ロータ室31からの漏れ水蒸気が軸受側へ浸入しないように、回転軸25Aと側壁23aとの間にオイルシール32aが装着され、回転軸25Aと側壁23bとの間にオイルシール32bが装着され、回転軸25Bと側壁23aとの間にオイルシール32cが装着され、回転軸25Bと側壁23bとの間にオイルシール32dが装着されている。このような軸シールとしてオイルシール32a,32b,32c,32dを採用することにより、安価な軸シール構造を実現できる。
ここで、上記のように、軸シールとしてオイルシールを採用することにより、ロータ室31から漏れた水蒸気が軸受側に浸入するという問題が生じるが、この点を解消するために、以下の構造を採用している。即ち、オイルシール32aと軸受26aとの間の側壁23aに、空気注入孔33及び排出孔34が形成されている(図4参照)。空気注入孔33は、図4に示すように、その一方の開口33aが大気と連通し、他方の開口33bが、オイルシール32と軸受26aとの間の微小な空間35と連通している。一方、排出孔34は、図4に示すように、その一方の開口34aが真空ライン11bに接続され、他方の開口34aが微小な空間35と連通している。オイルシール32bと軸受26bとの間の側壁23b、オイルシール32cと軸受26cとの間の側壁23a、及びオイルシール32dと軸受26dとの間の側壁23bにも、同様の構成を有する空気注入孔33及び排出孔34がそれぞれ形成されている(図4及び図5参照)。
このような構成により、真空ポンプ12が駆動されると、上記4箇所の各空間35において、大気が空気注入孔33に導かれて空間35内に注入され、空間35内に注入された空気は、排出孔34、真空ライン11bを通じて真空ポンプ12から外部に排出される。即ち、空気注入孔33→空間35→排出孔34→真空ラインを巡る空気の流れが発生する。このため、ロータ室31から漏れた水蒸気が、空気の流れに随伴して外部に排出されるので、軸受側に浸入することはない。この結果、グリースや潤滑油が水蒸気により汚染されることが防止されることになる。
こうして、オイルシールの採用により軸シール構造を安価にでき、しかも、簡単な構造により、軸受のグリースや潤滑油が水蒸気により汚染されることを防止した軸シール構造を実現することが可能となる。
ここで、参考まで述べると、ロータ室31から漏れる水蒸気量は僅かであるため、ケーシングに単に貫通孔を形成しただけでは、水蒸気を効率良く外部に排出できない。そこで、空気注入孔33及び排出孔34を形成すると共に、排出孔34を真空ライン11bに接続し、空気の流れを発生させることにより、その空気の流れに水蒸気を随伴させて、外部に吸引排出するようにしたものである。
なお、外気がルーツブロワ機体内に浸入すると、性能の低下を招く。そこで、外気がルーツブロワ機体内に浸入する恐れのある、回転軸25Bが軸受カバー30を貫通する箇所の軸シールとしては、シール精度の高いメカニカルシール40(図2参照)を用いている。換言すれば、本実施の形態におけるルーツブロワの軸シール構造としては、(1)軸受とロータ室間の軸シールとしては、オイルシールを用い、それらの箇所には空気注入孔及び排出孔を設け、(2)回転軸が軸受カバーを貫通する箇所の軸シールとしては、メカニカルシールを用いる(空気注入孔及び排出孔を設けない)ように構成した。
(その他の事項)
(1)上記実施の形態では、4つの軸受とロータ室との間の計4箇所の軸シールを、全てオイルシールを用い、それらの箇所には空気注入孔及び排出孔を設けるように構成したが、本発明はこれに限定されず、1箇所又はそれ以上の箇所にオイルシールを用い、当該箇所には空気注入孔及び排出孔を設け、残余の箇所はメカニカルシールを用いる構成としてもよく、このように構成すれば、4箇所全てをメカニカルシールとする構成に比べれば、コストの低減を図ることができる。勿論、上記実施の形態のように、4箇所全てをオイルシールとする構成が、コストの低減を図る観点からは、最も好ましい。
(2)空気注入孔33にエアフィルタを装着し、外部空気はエアフィルタにより不純成分が除去され、清浄空気として空間35に吸入されるように構成してもよい。
(3)上記実施の形態では、繭型ロータを使用したルーツブロワを例示したが、インボリュート型のロータや、その他の形状のロータを使用したルーツブロワにおいても本発明は適用できる。
(4)上記実施の形態では、潤滑油の供給がオイルバス方式のルーツブロワを例示したが、潤滑油ポンプ方式のルーツブロワにおいても本発明は適用できる。
(5)上記実施の形態では、加熱部(加熱器4)と蒸発部(フラッシュ缶5)とが分離したフラッシュ型蒸発器を備えた真空蒸発装置を例示したが、加熱部と蒸発部が一体化した水平管型蒸発器を備えた真空蒸発装置にも本発明は適用できる。
本発明は、真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造及び軸シール方法並びに真空蒸発装置に適用することが可能である。
1:真空蒸発装置
3:真空蒸発器用ルーツブロワ
11a,11b:真空ライン
12:真空ポンプ(真空源)
23:ケーシング
23a,23b:ケーシング23の側壁
24A,24B:繭型ロータ
25A,25B:回転軸
26a,26b,26c,26d:軸受
32a,32b,32c,32d:オイルシール
33:空気注入孔
34:排出孔
35:空間
40:メカニカルシール

Claims (3)

  1. 互いに噛み合う一対のロータと、一対のロータの各回転軸を軸支する軸受とをケーシング内に収容し、各軸受とロータ室との間における回転軸とケーシングとの間に、シール手段をそれぞれ設けた真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造であって、
    前記複数のシール手段のうち少なくとも1以上のシール手段をオイルシールで構成すると共に、該オイルシールと該オイルシールに対応する軸受との間のケーシングには、外気
    と連通し外気をケーシング内の該オイルシールと該軸受との間の空間に導く空気注入孔、及びケーシング内の前記空間に導かれた空気を外部に排出する排出孔が形成され、
    前記排出孔は真空源に真空ラインを介して接続されていることを特徴とする真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール構造。
  2. 互いに噛み合う一対のロータと、一対のロータの各回転軸を軸支する軸受とをケーシング内に収容し、各軸受とロータ室との間における回転軸とケーシングとの間に、シール手段をそれぞれ設けた真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール方法であって、
    前記複数のシール手段のうち少なくとも1以上のシール手段をオイルシールで構成すると共に、
    該オイルシールと該オイルシールに対応する軸受との間の空間内に、外気を注入し、この注入された外気に、ロータ室から漏洩する水蒸気を随伴させ、外部に吸引排出することを特徴とする真空蒸発器用ルーツブロワの軸シール方法。
  3. 供給された処理液を蒸発させる蒸発器と、
    請求項1記載の軸シール構造を備えたルーツブロワであって、前記蒸発器にて生成された蒸気を断熱圧縮する、そのようなルーツブロワと、
    加熱器と、
    前記加熱器及び蒸発器内部を真空に保持すると共に、前記ルーツブロワの前記排出孔に接続される真空源と、
    を備え、
    前記ルーツブロワにより温度と圧力が上昇した蒸気を前記加熱器に戻して処理液を加熱するための熱源とするように構成されていることを特徴とする真空蒸発装置。
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