JP5670024B2 - チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム - Google Patents

チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5670024B2
JP5670024B2 JP2009010465A JP2009010465A JP5670024B2 JP 5670024 B2 JP5670024 B2 JP 5670024B2 JP 2009010465 A JP2009010465 A JP 2009010465A JP 2009010465 A JP2009010465 A JP 2009010465A JP 5670024 B2 JP5670024 B2 JP 5670024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference signal
channel estimation
data
value
estimation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009010465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010171556A (ja
Inventor
織尾 正雄
正雄 織尾
Original Assignee
レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) filed Critical レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港)
Priority to JP2009010465A priority Critical patent/JP5670024B2/ja
Publication of JP2010171556A publication Critical patent/JP2010171556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5670024B2 publication Critical patent/JP5670024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明はチャネル推定装置及びその方法並びにプログラムに関し、特に無線通信システムにおける空間伝搬路のチャネル推定をなす装置及びその方法並びにプログラムに関するものである。
無線通信の大容量化及び高速化に伴い、有限な周波数資源を有効に利用することが不可欠であり、その一つの技術として、空間領域を利用する手法がある。その手法の一例として、複数のアンテナを利用したMIMO(Multi Input Multi Output)技術が開発され、実用化が始まっている。このMIMO技術は、例えば、複数のデータを複数のアンテナから同時に送信することにより、空間多重を行い、受信側では、受信データから元の複数のデータを取り出す技術である。同時刻に送信するデータ量を増やすことができるので、通信速度が向上することになる。
また変調方式も通信速度に大きく関係しており、例えば、QPSK変調方式では2ビット、16QAM変調方式では4ビット、64QAM変調方式では6ビットと、いずれも同時に送信可能な情報ビット数を増やすことができる。但し、同時に送信可能なビット数が増えれば、それだけ雑音耐性が低下するので、符号化率や符号化方法と合わせて、伝搬路環境の品質に応じた最適な方式を選択するAMC(Adaptive Modulation and Coding)という技術が開発され用いられている。
移動体通信においても、現在、3GPP(Third Generation Pertnership Project)によりLTE(Long Term Evolution )と称される新しい通信方式での標準化が進められており、このMIMO技術やAMC技術が採用されている。
このように、送信機及び受信機が複数のアンテナを備えて、空間多重伝送を行う時、S/N(信号対雑音比)が十分大きい環境下においては、アンテナ数に比例した通信容量の拡大が可能となる。かかる空間多重伝送方式として、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Multiplexing )を用いたマルチキャリア変調方式が用いられる。
このマルチキャリア変調方式は、複数のサブキャリアを用いる伝送方式であり、OFDMは、各サブキャリア周波数が直交関係にあり、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)技術を用いて周波数の異なるサブキャリア信号を一括変換処理するものである。そして、サブキャリア信号を時間軸の信号に変換した後、送信するようになっている。
このようなOFDM信号の受信に際しては、マルチパスフェージング環境下におけるチャネル特性の高精度な推定が不可欠である。このチャネル推定方法としては、既知パターンであるパイロットシンボルを用いる方法が一般的に利用されている。例えば、先述した3GPP LTEでは、パイロットシンボルの構成として、図9に一例を示す様に、サブフレーム内でパイロットシンボルを時間軸方向および周波数方向に二次元的に分散配置する、いわゆるスキャッタードマッピング(scattered mapping )が提案されている。
かかるパイロット信号がRS(Reference Signal)信号として、送信アンテナ毎に送信されるようになっている。なお、送信すべきデータは、RS信号が配置されていない位置に配置されることになる。
図9において、送信アンテナ#0のRS信号は斜線、送信アンテナ#1のRS信号は縦線、送信アンテナ#2のRS信号は黒塗り、送信アンテナ#3のRS信号は横線でそれぞれ示されている。なお、図9に示したRS信号の配置は、単に一例を示すものである。
RS信号が配置されている位置のチャネル推定方法の例としては、例えば、特許文献1に開示されているように、受信データをRS信号のレプリカで除算する方法がある。この方法においては、データが配置されている部分のチャネル推定は、例えば、RS信号により求めたチャネル推定値を用いて補間処理を行うことによって算出するようになっている。
更に、チャネル推定精度を高める方法として、受信データに含まれる雑音成分を効率良く抑圧する技術が特許文献2に示されている。この技術によれば、周波数方向のデータをIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)技術により時間方向のデータに戻す。そして、この時間方向で、不要な成分や雑音と推定される成分などを、例えば、ゼロデータに置換して、FFT処理により周波数方向のデータに戻すことにより、雑音などの抑圧を図っている。
ここで、周波数方向でみてRS信号間やRS信号端において、周波数方向あるいは時間方向の補間により仮推定値を生成し、これを雑音抑圧処理に含めることにより、雑音抑圧の恩恵をより広く享受する方法がある。例えば、図10に示す送信アンテナ#0のRS信号間における仮推定値を求める場合について説明する。ここで、仮推定値とは、RS信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を求めるための仮の推定値である。
RS信号間(図10の黒塗りで示す部分)における仮推定値をhtmp (0,b,n,0,0)とすると、周波数方向補間の場合は、hrs(0,b,n,0,0)とhrs(0,b,n,0,1)とを用いてhtmp を生成し、また時間方向補間の場合は、hrs(0,b,n−1,1,0)とhrs(0,b,n,1,0)とを用いてhtmp を生成する。
ここで、RS信号が配置されている位置のチャネル推定値をhrs(a,b,n,r,k)とし、仮推定値をhtmp (a,b,n,r,k)とする。ここに、aは送信アンテナ番号(0〜3)、bは受信アンテナ番号(0〜3)、nはサブフレームを構成するスロットの番号、rはRS信号の種別を示すRS種(0:1stRS,1:2ndRS)、kはRS番号を、それぞれ示す。なお、hrsおよびhtmp は複素数である。
周波数方向及び時間方向の各仮推定値htmp (0,b,n,0,0)は、以下の式(1)および式(2)でそれぞれ示されることになる。なお、Wf (n,i)は周波数方向の内挿補間係数を示し、Wt (n,i)は時間方向の内挿補間係数を示す。ここに、iは2点間の補間における各点を特定するための番号である。
tmp (0,b,n,0,0)=Wf (n,0)*hrs(0,b,n,0,0)+Wf (n,1)*hrs(0,b,n,0,1)……(1)

tmp (0,b,n,0,0)=Wt (n,0)*hrs(0,b,n−1,1,0)+Wt (n,1)*hrs(0,b,n,1,0)……(2)
また、図11に送信アンテナ#2のRS信号間における仮推定値htmp (2,b,n,0,0)を求める場合について示している。この場合の周波数方向及び時間方向の各仮推定値は、式(3)および(4)でそれぞれ示される。
tmp (2,b,n,0,0)=Wf (n,0)*hrs(2,b,n,0,0)+Wf (n,1)*hrs(2,b,n,0,1)……(3)

tmp (2,b,n,0,0)=Wt (n,0)*hrs(2,b,n−1,0,0)+Wt (n,1)*hrs(2,b,n+1,0,0)……(4)
このように、チャネル推定では、先ず、パイロット信号であるRS信号の位置におけるチャネル推定値hrsを算出し、次に、このRS信号の位置におけるチャネル推定値hrsを用いて、式(1)〜(4)などにより得られたRS信号の位置以外のデータ位置の周波数方向および時間方向の仮推定値htmp を算出する。
その後、これら周波数方向および時間方向の仮推定値htmp のうち一つを適宜選択して、周波数方向または時間方向の補間処理をなすことにより、RS信号の位置以外のチャネル推定値を求める。こうしてチャネル推定値が求まると、チャネル推定値とパイロット信号を除いた受信データとを用いて等化処理を行う。その後、この等化信号を復調して復調データを導出するのである。
特開2008−160822号公報 特開2008−167088号公報
RS信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を求めるためには、上述したように、RS信号の位置におけるチャネル推定値から求めた周波数方向および時間方向の仮推定値のうち一つを選択して、周波数方向で補間するか、時間方向で補間するかの選択をする必要がある。そのためには、図10や図11のBで示す時間まで、受信データをバッファリングしておくことが必要である。よって、バッファリングのためのメモリ容量が増大し、また、仮推定値の生成もBで示す時間まで遅延することになる。
本発明の目的は、チャネル推定精度を維持しつつ、仮推定値の推定処理時間を短縮してチャネル推定処理完了までの処理時間を短くすると共に、受信データのバッファリングのためのメモリ容量の増大を防止可能なチャネル推定装置及びその方法並びにプログラムを提供することである。
本発明によるチャネル推定装置は、空間伝搬路のチャネル推定用の基準信号が周波数方向及び時間方向の二次元領域に分散配置されて付加された受信データ系列を受信して、前記基準信号に基づいて受信データのチャネル推定をなすチャネル推定装置であって、前記基準信号の位置におけるチャネル推定値に基づいて、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を算出するための仮推定値を算出する仮推定手段を有し、前記仮推定手段は、前記基準信号の位置におけるチャネル推定値を用いて周波数方向補間により一次推定値を算出する第一の周波数補間手段と、前記一次推定値に対して過去のチャネル推定値による忘却処理を行って前記仮推定値を算出する忘却処理手段とを有し、前記忘却処理後の仮推定値に基づいて前記データ位置のチャネル推定をなすことを特徴とする。
本発明によるチャネル推定方法は、空間伝搬路のチャネル推定用の基準信号が周波数方向及び時間方向の二次元領域に分散配置されて付加された受信データ系列を受信して、前記基準信号に基づいて受信データのチャネル推定をなすチャネル推定方法であって、前記基準信号の位置におけるチャネル推定値に基づいて、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を算出するための仮推定値を算出する仮推定ステップを有し、前記仮推定ステップは、前記基準信号の位置におけるチャネル推定値を用いて周波数方向補間により一次推定値を算出する第一の周波数補間ステップと、前記一次推定値に対して過去のチャネル推定値による忘却処理を行って前記仮推定値を算出する忘却処理ステップとを有し、前記忘却処理後の仮推定値に基づいて前記データ位置のチャネル推定をなすことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、空間伝搬路のチャネル推定用の基準信号が周波数方向及び時間方向の二次元領域に分散配置されて付加された受信データ系列を受信して、前記基準信号に基づいて受信データのチャネル推定をなすチャネル推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記基準信号の位置におけるチャネル推定値に基づいて、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を算出するための仮推定値を算出する仮推定処理を有し、前記仮推定処理は、前記基準信号の位置におけるチャネル推定値を用いて周波数方向補間により一次推定値を算出する第一の周波数補間処理と、前記一次推定値に対して過去のチャネル推定値による忘却処理を行って前記仮推定値を算出する忘却処理とを有し、前記忘却処理後の仮推定値に基づいて前記データ位置のチャネル推定をなすことを特徴とする。
本発明によれば、データ位置のチャネル推定値を算出するための仮の推定値の算出において、先ず、周波数方向に内挿補間し、この補間結果に対して、過去のチャネル推定値による忘却処理を行うようにしたので、周波数方向補間と時間方向補間との選択のために、時間方向で少なくとも一つ後の基準信号を待つ必要がなくなり、遅延時間をゼロとすることができる。また、時間方向の忘却処理を行うことにより、チャネル推定精度の向上も可能となる。
本発明の実施の形態が適用される無線通信システムの概略図である。 図1の受信側における復調部の例を示すブロック図である。 図2の仮推定回路32の一例を示すブロック図であり、本発明の一実施の形態を示す図である。 図3の仮推定回路32の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態の動作を説明するための図である。 本発明に関連する技術の機能ブロック図の例である。 図2の仮推定回路32の他の例を示すブロック図であり、本発明の他の実施の形態を示す図である。 本発明の他の実施の形態の動作を説明するための図である。 3GPP LTEにより提案されているスキャッタードマッピングの例を示す図である。 本発明に関連する技術の一例を説明する図である。 本発明に関連する技術の他の例を説明する図である。
以下に図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態が適用される通信システムの全体構成図である。図1に示すように、送信側は、例えば基地局10であり、符号化部11、変調部12、D/A(デジタル/アナログ)変換部13および複数のアンテナ14を有する。受信側は、例えば携帯電話機などのユーザ端末20であり、複数のアンテナ24、A/D(アナログ/デジタル)変換部23、復調部22および復号化部21を有する。
送信側の基地局10では、例えば、先ず基地局10の図示せぬCPU(制御部)が送信したいデータを情報ビットとして符号化部11へ入力する。符号化部11は、入力された情報ビットに対しCRC(Cyclic Redundancy Check )コードの付加や、畳み込み符号化を施す。変調部12は、入力された符号データを変調し、変調後のデータである複数の変調データをD/A変換部13に出力する。D/A変換部13は、変調部12が出力した変調データをデジタル信号からアナログ信号に変換する。そして、アナログ信号に変換された変調データは複数のアンテナ14を介して送信される。
受信側のユーザ端末20は、複数のアンテナ24を介して送信側10のアンテナ14から送信されたデータを受信する。但し、アンテナ24が受信したデータは、アンテナ14から出力された後、空間を伝播する際のノイズの影響を受けていることに留意する必要がある。
アンテナ24が受信したデータはA/D変換部23に入力される。A/D変換部23は、入力されたデータをアナログ信号からデジタル信号に変換する。A/D変換部23は、変換後のデジタル信号を復調部22に出力する。そして、復調部22は、A/D変換部23が出力したデータを復調する。復調部22は、復調して得た復調データを復号化部21に出力する。復号化部21は、入力された復調データに対して誤り訂正復号化を行う。その結果得られる復号データを使用して、後段の図示せぬCPUなどの処理回路が所定の処理を実施する。
ここで、送信側の基地局10にある変調データを送信データ、受信側のユーザ端末20にあるA/D変換部23が出力したデータを受信データと呼ぶこととする。
図1に示した復調部22の構成例を図2に示している。復調部22は、RS推定回路31、仮推定回路32、雑音抑圧回路33、補間推定回路34、等化回路35および復調回路36により構成されている。
チャネル推定は、復調部22において実施される。先ず、RS推定回路31において、受信データに含まれるパイロット信号であるRS信号と、このRS信号のレプリカとを用いて、RS信号の位置におけるチャネル推定値を算出する。次に、仮推定回路32において、RS信号の位置におけるチャネル推定値から仮推定値を算出する。
続いて、雑音抑圧回路33において、RS信号の位置におけるチャネル推定値および仮推定値から雑音の抑圧を行い、補間推定回路34において、雑音抑圧後の結果を周波数方向および時間方向の二次元補間することにより、RS信号の位置以外のチャネル推定値を求める。こうして、チャネル推定値が求まると、等化回路35において、チャネル推定値と、パイロット信号を除いた受信データとを用いて等化処理を行い、更に復調回路36において等化信号を復調し、復調データを算出する。この復調データは後段の復号化部21に出力されることになる。
仮推定回路32の一構成例を図3に示している。この仮推定回路32は、周波数補間回路51と忘却処理回路52とにより構成されている。図4のフローチャートに示すように、先ず、周波数補間回路51において、RS信号位置のチャネル推定値から一次仮推定値を算出し(ステップS1)、次に忘却処理回路52において、一次仮推定値に対して過去のチャネル推定値による忘却を行い(ステップS2)、仮推定を算出する。
この仮推定値htmp の算出方法の例を、図5に示しており、その算出式は次の式(5)である。
tmp (0,b,n,0,0)=(1−α)*{Wf (n,0)*hrs(0,b,n,0,0)+Wf (n,1)*hrs(0,b,n,0,1)}+α*hrs(0,b,n−1,1,0)……(5)
すなわち、先ず、周波数補間回路51において、式(5)の右辺第一項の{}に示すように、周波数補間による一次仮推定値を求めて、更にその一次仮推定値について、忘却処理回路52において、過去のパイロット信号による忘却処理を行う。ここで、α(0<α<1)は忘却係数である。
ここで、参考までに、図10および図11において説明した仮推定をなすための仮推定回路の構成を図6に示している。この場合の仮推定回路32は、周波数補間回路41と時間補間回路42と選択回路43とにより構成されている。
周波数補間回路41による周波数方向の補間処理が、式(1)または式(3)で行われる。そして、時間補間回路42による時間方向の補間処理が、式(2)または式(4)で行われる。しかる後に、選択回路43において、周波数方向の補間結果か、時間方向の補間結果のいずれかが、適宜選択されるようになっている。
この図6の方式では、前述したように、RS信号の位置におけるチャネル推定値から求めた周波数方向および時間方向の仮推定値のうち一つを選択して、周波数方向で補間するか、時間方向で補間するかの選択をする必要がある。そのためには、図10や図11のBで示した時間まで、受信データをバッファリングしておくことが必要である。よって、バッファリングのためのメモリ容量が増大し、また、仮推定値の生成もBで示す時間まで遅延することになる。
これに対して、図3〜図5で示した本発明の一実施の形態では、周波数方向の補間を行った後、過去のパイロット(RS)信号による忘却処理を行うようにしているので、時間方向での少なくとも1つ次のパイロット(RS)信号を待つ必要がなくなる。よって、受信データのバッファリングの必要もなく、また処理遅延時間もゼロとすることができる。更には、時間方向の忘却処理を行うので、チャネル推定精度も向上することになる。
図7は本発明の他の実施の形態を説明するための機能ブロックであり、図3と同等部分は同一符号により示している。図7は仮推定回路32の他の構成例を示すものであり、この仮推定回路32は、第一の周波数補間回路51と、忘却処理回路52と、更には第二の周波数補間回路53とにより構成されている。
図7の機能ブロックの動作例を、図8に示している。図3〜図5で示した先の実施の形態では、時間方向で一つ前のパイロット信号を用いて忘却処理を行っているが、本実施の形態では、時間方向で二つ前パイロット信号を用いて忘却処理を行うようにしている。
これを数式で示すと、下記の式(6)となる。
tmp (0,b,n,0,0)=(1−α)*{Wf (n,0)*hrs(0,b,n,0,0)+Wf (n,1)*hrs(0,b,n,0,1)}+α*{Wf (n−1,0)*hrs(0,b,n−1,0,0)+Wf (n−1,1)*hrs(0,b,n−1,0,1)}……(6)
すなわち、第一の周波数補間回路51により、式(6)の右辺第一項の{}に示すように、周波数補間による第一の一次仮推定値を求め、更に、第二の周波数補間回路53により、式(6)の右辺第二項の{}に示すように、周波数補間による第二の一次仮推定値を求める。そして、これら第一及び第二の一次仮推定値について、忘却処理回路52において、過去のパイロット信号による忘却処理を行う。なお、忘却処理は、過去の複数の値を用いて行うこともできることは明白である。
上述した実施の形態においては、送信側を基地局とし、受信側を携帯電話機などのユーザ端末としたが、これに限定されることなく、広く無線通信システムに適用されるものである。また、図2、図3、図4及び図7などの各機能ブロックやその動作は、予めその動作手順をプログラムとして記録媒体に格納しておき、これをコンピュータにより読取らせて実行させるように構成できることは勿論である。
10 送信側
11 符号化部
12 変調部
13 D/A変換部
14,24 アンテナ
20 受信側
21 復号化部
22 復調部
23 A/D変換部
31 RS推定回路
32 仮推定回路
33 雑音抑圧回路
34 補間推定回路
35 等化回路
36 復調回路
51,53 周波数補間回路
52 忘却回路

Claims (3)

  1. 空間伝搬路のチャネル推定用の基準信号が周波数方向及び時間方向の二次元領域に分散配置されて付加された受信データ系列を受信して、前記基準信号に基づいて受信データのチャネル推定をなすチャネル推定装置であって、
    前記基準信号の位置におけるチャネル推定値に基づいて、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を算出するための仮推定値を算出する仮推定手段を有し、
    前記仮推定手段は、
    前記基準信号の位置におけるチャネル推定値を用いて周波数方向補間により一次推定値を算出する第一の周波数補間手段と、
    前記一次推定値に対して、前記一次推定値が算出されたデータと同一の周波数であって前記一次推定値におけるデータを受信する前に受信した基準信号を用いて、前記一次推定値に対して忘却処理を行って前記仮推定値を算出する忘却処理手段とを有し、前記忘却処理後の仮推定値および前記基準信号の位置におけるチャネル推定値から雑音の抑圧を行い、前記雑音の抑圧後の結果を周波数方向および時間方向の二次元補間することにより、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定をなすことを特徴とするチャネル推定装置。
  2. 空間伝搬路のチャネル推定用の基準信号が周波数方向及び時間方向の二次元領域に分散配置されて付加された受信データ系列を受信して、前記基準信号に基づいて受信データのチャネル推定をなすチャネル推定方法であって、
    前記基準信号の位置におけるチャネル推定値に基づいて、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を算出するための仮推定値を算出する仮推定ステップを有し、
    前記仮推定ステップは、
    前記基準信号の位置におけるチャネル推定値を用いて周波数方向補間により一次推定値を算出する第一の周波数補間ステップと、
    前記一次推定値に対して前記一次推定値が算出されたデータと同一の周波数であって前記一次推定値におけるデータを受信する前に受信した基準信号を用いて、前記一次推定値に対して忘却処理を行って前記仮推定値を算出する忘却処理ステップとを有し、
    前記忘却処理後の仮推定値および前記基準信号の位置におけるチャネル推定値から雑音の抑圧を行い、前記雑音の抑圧後の結果を周波数方向および時間方向の二次元補間することにより、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定をなすことを特徴とするチャネル推定方法。
  3. 空間伝搬路のチャネル推定用の基準信号が周波数方向及び時間方向の二次元領域に分散配置されて付加された受信データ系列を受信して、前記基準信号に基づいて受信データのチャネル推定をなすチャネル推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記基準信号の位置におけるチャネル推定値に基づいて、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定値を算出するための仮推定値を算出する仮推定処理を有し、
    前記仮推定処理は、
    前記基準信号の位置におけるチャネル推定値を用いて周波数方向補間により一次推定値を算出する第一の周波数補間処理と、
    前記一次推定値に対して前記一次推定値が算出されたデータと同一の周波数であって前記一次推定値におけるデータを受信する前に受信した基準信号を用いて、前記一次推定値に対して忘却処理を行って前記仮推定値を算出する忘却処理とを有し、
    前記忘却処理後の仮推定値および前記基準信号の位置におけるチャネル推定値から雑音の抑圧を行い、前記雑音の抑圧後の結果を周波数方向および時間方向の二次元補間することにより、前記基準信号の位置以外のデータ位置のチャネル推定をなすことを特徴とするプログラム。
JP2009010465A 2009-01-21 2009-01-21 チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム Expired - Fee Related JP5670024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009010465A JP5670024B2 (ja) 2009-01-21 2009-01-21 チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009010465A JP5670024B2 (ja) 2009-01-21 2009-01-21 チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010171556A JP2010171556A (ja) 2010-08-05
JP5670024B2 true JP5670024B2 (ja) 2015-02-18

Family

ID=42703277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009010465A Expired - Fee Related JP5670024B2 (ja) 2009-01-21 2009-01-21 チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5670024B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5565880B2 (ja) * 2009-11-19 2014-08-06 日本電気株式会社 受信装置および受信方法、並びにプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081504A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Hitachi Kokusai Electric Inc Ofdm受信機における伝送路特性補間方法及びその装置
JP2008206053A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kyocera Corp 無線通信方法および無線通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010171556A (ja) 2010-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8064328B2 (en) Channel estimation device
KR100913870B1 (ko) 직교 주파수 분할 시스템에서의 채널 추정 방법 및 장치
WO2011108429A1 (ja) チャネル推定回路、チャネル推定方法および受信機
US20120219079A1 (en) Receiving device, receiving method, communication system, and communication method
JP3910956B2 (ja) Ofdm無線通信システムのための伝搬路推定器及びこれを用いた受信装置
JP5832652B2 (ja) 受信機、受信機による伝送路の周波数応答推定方法
JP2008227622A (ja) 受信装置及び通信方法
US8937989B1 (en) Channel estimation using linear phase estimation
JP5641816B2 (ja) 受信装置及び受信方法
JP5263958B2 (ja) 信号処理装置
JP5670024B2 (ja) チャネル推定装置及びその方法並びにプログラム
JP5788088B2 (ja) 受信装置および受信方法
JP6097609B2 (ja) 受信機および受信方法
WO2011158727A1 (ja) 無線通信装置、受信方法およびそのプログラム
JP5291990B2 (ja) 無線通信システム及び受信装置並びに受信信号処理方法
JP6683643B2 (ja) 無線通信システムおよび受信装置
JP6585565B2 (ja) 通信システムおよび受信装置
CN115225436B (zh) 干扰抑制方法、装置、设备及存储介质
JP4628977B2 (ja) 伝送路推定装置、伝送路推定プログラム、および記録媒体
JP5252734B2 (ja) 無線受信装置、無線受信方法、及び無線受信プログラム
JP2010045422A (ja) 無線受信装置および無線受信方法
JP5317194B2 (ja) 受信装置、受信方法およびプログラム
JP5005803B2 (ja) 伝送路推定装置および伝送路推定プログラム
JP2013042253A (ja) 受信装置、受信方法、通信システム及び通信方法
JP2009105847A (ja) 無線データ伝送における復調方法及び復調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140617

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5670024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees