JP5667395B2 - 光受信器 - Google Patents

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Description

本発明は、光受信器に関する。
高速光通信システムでは、各機器の動作速度の限界に伴い、伝送容量を拡大するため複数チャネルを用いたWDM(Wavelength Division Multiplex)伝送が使用されている。伝送速度の上昇に伴い、これまで、数100km以上の伝送のみに使用されてきたWDM伝送についても、数10km以下の比較的短距離の伝送への適用が検討されている。このようなシステムでは、コスト削減のため、伝送路中に光増幅器を設置するのではなく、例えば、送信器では、異なる波長の複数の信号を、変調して合波した後に増幅せずに送信し、距離延長に対応するため、受信器は、受信した信号を、半導体光増幅器で一括増幅した後に分波して受光素子で受光する。
さらには、距離にばらつきがある光ファイバに対して柔軟に対応するために、受信器の受光素子は、広いダイナミックレンジを有していることが好ましい。例えば、光ファイバの0km〜数十kmの距離ばらつきに対して、受光素子は20dB以上のダイナミックレンジを有していることが好ましい。また、送信器においても、チャネル間で光強度にばらつきが生じることがある。
特許文献1は、特定波長について入力パワーおよび出力パワーをモニタし、半導体光増幅器の特性を記憶したテーブルに従って利得を制御する技術を開示している。特許文献2は、光強度(光パワー)の波長依存性を、ゲインイコライザー等を用いて補正する技術を開示している。
特開2008−166719号公報 特開2000−252923号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、一波モニタのため、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保することができない。また、特許文献2の技術では、機器にかかるコストが増大化してしまう。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、コストを抑制しつつ、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保することができる、光受信器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、明細書開示の光受信器は、供給される動作電流に応じて波長多重光信号である入力光を増幅する光増幅器と、光増幅器の出力光を分波する分波器と、入力光の光パワーを検出する光パワー検出手段と、入力光の光パワーが第1の所定値を上回る場合には、分波器から出力される複数の波長信号のうち平均光パワーよりも大きい光パワーの波長信号をモニタ対象として選定し、入力光の光パワーが第1の所定値を下回る場合には、複数の波長信号のうち平均光パワーよりも小さい光パワーの波長信号をモニタ対象として選定し、モニタ対象の光パワーが所定の制御値に制御されるように、光増幅器の動作電流を制御する動作電流制御回路と、を備えるものである。
明細書開示の光受信器によれば、コストを抑制しつつ、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保することができる。
実施例1に係る光受信器が適用される光伝送システムの全体構成について説明するための図である。 (a)は、実施例1に係る光受信器の全体構成を説明するためのブロック図であり、(b)は、動作電流制御回路の詳細を説明するためのブロック図である。 半導体光増幅器の動作電流と利得と出力パワーとの関係について説明するための図である。 半導体光増幅器のエラーフリー領域を説明するための図である。 フローチャートの一例を説明するための図である。 図5のフローチャートに従った制御を説明するための図である。 光パワーの平均値を半導体光増幅器のフィードバック制御値として用い場合の制御を説明するための図である。 半導体光増幅器の動作電流と、半導体光増幅器の出力光パワーと、半導体光増幅器への入力光パワーとの関係を説明するための図である。 半導体光増幅器への入力パワーを演算によって算出する場合のフローチャートの一例を説明するための図である。 半導体光増幅器への入力パワーを演算によって算出する場合のフローチャートの他の例を説明するための図である。 実施例2に係る光受信器の全体構成を説明するためのブロック図である。 実施例2に係る制御を説明するための図である。 フローチャートの一例を説明するための図である。 実施例3に係る光受信器の全体構成を説明するためのブロック図である。 実施例3に係る制御を説明するための図である。 フローチャートの一例を説明するための図である。 実施例4に係る光受信器の全体構成を説明するためのブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る光受信器100が適用される光伝送システム1000の全体構成を説明するためのブロック図である。図1(a)を参照して、光伝送システム1000は、光受信器100と光送信器200とが光伝送路300を介して接続された構成を有する。
光送信器200は、複数のチャネルの波長信号のそれぞれに対して、駆動回路201およびレーザダイオード202を備えるとともに、各波長信号を合波するための合波器203を備える。各駆動回路201は、入力されるデータに基づいて、駆動信号を生成する。レーザダイオード202は、駆動回路201から入力される駆動信号に基づいて、波長信号を出力する。図1(a)においては、各波長信号は、λ〜λのように表されている。nは2以上の整数であり、チャネル数に対応した値である。ここで、レーザダイオード202としては、外部変調方式を用いた変調器、例えば、電界吸収型外部変調器付きレーザなどを用いてもよい。
合波器203は、各レーザダイオード202から入力される波長信号λ〜λを合波し、波長多重光信号として光伝送路300に出力する。光伝送路300を伝播する光信号は、光受信器100に入力される。光受信器100は、入力される光信号を半導体光増幅器で増幅した後に分波して受光する。
図1(b)は、各チャネルの波長信号λ〜λの光パワーを模式的に表した図である。図1(b)を参照して、各波長信号の光パワーには、ばらつきが生じる。したがって、光受信器100において分波された各波長信号にも、光パワーにばらつきが生じる。
図1(c)は、光受信器100の半導体光増幅器の利得の波長依存性を模式的に表した図である。図1(c)において、横軸は波長を示し、縦軸は利得を表す。図1(c)を参照して、半導体光増幅器の利得は、波長に応じて変化する。以上のことから、光受信器100の各受光素子が受光する光信号に、光パワーのばらつきが生じてしまう。そこで、本実施例においては、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保する光受信器を簡易な構成で実現する。
図2(a)は、本実施例に係る光受信器100の全体構成を説明するためのブロック図である。図2(a)を参照して、光受信器100は、光カプラ10、受光素子20、半導体光増幅器30、分波器40、複数の受光素子50、複数のTIA(トランスインピーダンスアンプ)60、複数の受信回路70、動作電流制御回路80、および動作電流供給部90を含む。
光受信器100に入力される光信号は、光カプラ10において2つに分岐する。分岐した一方の光信号は、受光素子20に入力される。受光素子20は、光受信器100に入力される光信号を電流信号に変換し、動作電流制御回路80に入力する。それにより、動作電流制御回路80は、光受信器100に入力される光信号の光パワーを検出することができる。分岐した他方の光信号は、半導体光増幅器30に入力される。半導体光増幅器30は、動作電流供給部90から供給される動作電流で、光信号を増幅して出力する。分波器40は、半導体光増幅器30から出力される増幅信号を各チャネルの波長信号λ〜λに分波し、各受光素子50に別々に入力する。
受光素子50は、入力される波長信号の光パワーを電流信号に変換し、TIA60に入力するとともに、動作電流制御回路80に入力する。それにより、動作電流制御回路80は、各波長信号の光パワーを検出することができる。TIA60は、入力される電流信号をインピーダンス変換するとともに増幅し、電圧信号として出力する。受信回路70は、TIA60から入力される電圧信号をデータに変換して出力する回路であり、リミッタアンプ等によって構成される。動作電流制御回路80は、受光素子20および各受光素子50が検出する光パワーに応じて、動作電流供給部90から半導体光増幅器30に供給される動作電流を制御する。
図2(b)は、動作電流制御回路80の詳細を説明するためのブロック図である。図2(b)を参照して、動作電流制御回路80は、第1スイッチ81、第2スイッチ82、第3スイッチ83、基準電圧発生回路84、増幅器85、チャネル選択回路86、切替回路87、および基準電圧切替回路88を含む。第1スイッチ81、第2スイッチ82および第3スイッチ83は、アナログスイッチである。
第1スイッチ81、第2スイッチ82およびチャネル選択回路86には、各受光素子50の出力電流が入力される。チャネル選択回路86は、入力される電流信号に基づいて、各受光素子50が検出する波長信号の光パワーを検出することができる。本実施例においては、チャネル選択回路86は、所定の光パワーの波長信号が選択されるように、第1スイッチ81および第2スイッチ82を制御する。切替回路87は、受光素子20の検出結果に応じて、第1スイッチ81および第2スイッチ82の出力信号のうちいずれか一方が出力されるように、第3スイッチ83を制御する。基準電圧発生回路84は、基準電圧切替回路88によって設定された基準電圧を増幅器85に入力する。それにより、第3スイッチ83が選択したチャネルの受光素子50が受光する光パワーが、上記の基準電圧に基づいて所定の制御値に制御されるように、フィードバック制御される。
ここで、半導体光増幅器30の特性について説明する。図3は、半導体光増幅器30の動作電流と利得と出力パワーとの関係について説明するための図である。図3において、横軸は半導体光増幅器30の出力パワーを示し、縦軸は半導体光増幅器30の利得を示す。図3を参照して、半導体光増幅器30の利得は、動作電流が一定であれば、出力パワーが変動してもほぼ一定値となる。また、半導体光増幅器30の利得は、動作電流が小さいほど小さくなる。
次に、半導体光増幅器30のエラーフリー領域について説明する。エラーフリー領域は、PD−TIA入力パワー、半導体光増幅器30のASEパワー、受光素子が受光可能な入力パワー等に基づいて定まる。なお、PD−TIA入力パワーとは、TIA60に接続した受光素子50に入力する光パワーのことである。
図4(a)および図4(b)は、半導体光増幅器30のエラーフリー領域を説明するための図である。図4(a)において、横軸は半導体光増幅器30への入力パワーを示し、縦軸はPD−TIA入力パワーを示す。図4(b)において、横軸は半導体光増幅器30への入力パワーを示し、縦軸は半導体光増幅器30の動作電流を示す。
図4(a)を参照して、受光素子50の受光感度には下限があるため、エラーフリー領域に下限が現れる。また、受光素子50には許容電流量が設定されているため、エラーフリー領域に上限が現れる。半導体光増幅器30への入力パワーが小さい場合にはASEの比率が大きくなるため、半導体光増幅器30への入力パワーが小さい領域においては、エラーフリー領域の下限が上昇する。半導体光増幅器30への入力パワーが大きい場合にはASEの比率が小さくなるため、エラーフリー領域の上限はほとんど影響されない。
また、エラーフリー領域は、半導体光増幅器30の利得によって定められる。図3で説明したように、半導体光増幅器30の出力パワーが変化しても利得はほとんど変化しないため、利得が一定であれば、半導体光増幅器30への入力パワーとPD−TIA入力パワーとの間に、比例関係が現れる。一方で、半導体光増幅器30の利得には、下限および上限がある。したがって、エラーフリー領域は、上記の比例関係に対応して、PD−TIA入力パワーの上限および下限が定まるとともに、半導体光増幅器30の入力パワーの上限および下限が定まる。以上のことから、半導体光増幅器30のエラーフリー領域は、図4(a)の斜線部のように表すことができる。
図4(b)は、エラーフリー領域を、半導体光増幅器30への入力パワーと半導体光増幅器30の動作電流との関係で表した図である。図4(b)においては、受光素子50の入力制限および半導体光増幅器30に大きなパワーが入力した際に生じる波形ひずみである非線形領域が考慮されている。ここで、チャネル間パワーばらつきについて考察する。チャネル間パワーばらつきは、半導体光増幅器30に入力する光パワーのチャネル間ばらつきであり、主に光送信器200で発生する。したがって、図4(b)においては、チャネル間ばらつきは、横軸方向の所定範囲として表すことができる。
図4(a)および図4(b)で説明したように、エラーフリー領域は、有限の領域である。本実施例においては、チャネル間ばらつきが生じても、各チャネルの波長信号が図4(a)および図4(b)で示したエラーフリー領域内に収まるように、半導体光増幅器30の動作電流を制御する。
例えば、半導体光増幅器30への入力パワーが小さい場合には、半導体光増幅器30の利得を大きく制御することによって、受光素子50への入力パワーを大きくする。動作電流を一定値以上にしても利得は大きくならないため、各受光素子50への入力パワーのうち最小のものについてフィードバック制御を実施する。この場合、最小パワーのチャネルをモニタ用に選択することによって、その他の大きいパワーを有するチャネルもエラーフリー領域内に収まることになる。
一方で、半導体光増幅器30への入力パワーが大きい場合には、各受光素子50への入力パワーのうち最大のものについてフィードバック制御を実施する。この場合、最大パワーのチャネルをモニタ用に選択することによって、その他の小さいパワーを有するチャネルもエラーフリー領域内に収まることになる。
続いて、図5を参照しつつ、具体的な制御について説明する。図5は、フローチャートの一例を説明するための図である。図5を参照して、まず、チャネル選択回路86は、各受光素子50のうち、最小光パワーの波長信号と、最大光パワーの波長信号とを検出する(ステップS1)。チャネル選択回路86は、検出された最小光パワーの波長信号が選択されるように、第1スイッチ81を制御する(ステップS2)。それにより、第1スイッチ81は、最小光パワーの波長信号を選択して出力する。一方で、チャネル選択回路86は、検出された最大光パワーの波長信号が選択されるように、第2スイッチ82を制御する(ステップS3)。それにより、第2スイッチ82は、最大光パワーの波長信号を選択して出力する。
切替回路87には、受光素子20の出力電流が入力される。それにより、切替回路87は、半導体光増幅器30に入力される光パワーを検出することができる。切替回路87は、半導体光増幅器30に入力される入力光パワーが第1しきい値(第1の所定値)を上回るか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において「Yes」と判定された場合には、切替回路87は、最大光パワーの波長信号が出力されるように、第3スイッチ83を制御する(ステップS5)。それにより、最大光パワーの波長信号が、フィードバック制御のモニタ対象となる。次に、基準電圧切替回路88は、半導体光増幅器30のフィードバック制御値を、受光素子50のダイナミックレンジの大側の値(第2の所定値以上の値)に設定する(ステップS6)。「大側」の値とは、PD−TIA入力のダイナミックレンジの中で平均値以上最大値以下の値である。その後、フローチャートの実行が終了する。
ステップS4において「No」と判定された場合には、切替回路87は、半導体光増幅器30に入力される入力光パワーが第2しきい値を下回るか否かを判定する(ステップS7)。なお、第2しきい値とは、第1しきい値以下の任意の値である。ステップSにおいて「Yes」と判定された場合には、切替回路87は、最小光パワーの波長信号が出力されるように、第3スイッチ83を制御する(ステップS8)。それにより、最小光パワーの波長信号が、フィードバック制御のモニタ対象となる。次に、基準電圧切替回路88は、半導体光増幅器30のフォードバック制御値を、受光素子50のダイナミックレンジの小側の値(第3の所定値以下の値)に設定する(ステップS9)。「小側」の値とは、PD−TIA入力のダイナミックレンジの中で平均値以下最小値以上の値である。その後、フローチャートの実行が終了する。また、ステップS7において「No」と判定された場合においては、半導体光増幅器30の動作電流値を所定の電流値に設定して(ステップS10)フローチャートの実行が終了する。また、さらに「No」判定された場合は、フィードバック制御値を受光素子50のダイナミックレンジ中側に設定してもよい。「中側」の値とは、PD−TIA入力のダイナミックレジの中で平均値付近の値である。さらには、第2しきい値は設けず、入力パワーが第1しきい値以下の場合は、ステップS7をスキップしてステップS8のステップに移行することも可能である。
以上のフローチャートに従った制御を、図6(a)および図6(b)を参照して説明する。半導体光増幅器30に入力される光パワーが小さい場合には、最小光パワーの波長信号がフィードバック制御のモニタ対象として選定されるとともに、受光素子50に入力される光パワーはダイナミックレンジの小側に設定される。それにより、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。また、半導体光増幅器30に入力される光強度が大きい場合には、最大光パワーの波長信号がフィードバック制御のモニタ対象として選定されるとともに、受光素子50に入力される光パワーはダイナミックレンジの大側に設定される。それにより、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。
以上のことから、チャネル間に光パワー差が生じていても、半導体光増幅器30の動作電流を適切に制御可能であるとともに、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保することができる。また、簡易な構成で光受信器100を実現することができるため、コストを抑制することができる。
なお、モニタ対象の光パワーが変更された場合には、受信回路70は、受信信号を識別してデータを生成する際の識別点の設定を変更してもよい。具体的には、受信回路70は、モニタ対象の光パワーが大きい場合には、識別点を小側にシフトさせてもよい。この場合、雑音の影響を回避することができる。それにより、識別精度が向上する。
また、上記実施例においては、最大光パワーおよび最小光パワーを出力する波長信号に着目しているが、それに限られない。例えば、各受光素子50が受光する光パワーの平均よりも大きい光パワーを出力する波長信号を、最大光パワーを出力する波長信号の代わりに用いてもよい。具体的には、半導体光増幅器30に入力される光強度が大きい場合には、各受光素子50が受光する光パワーの平均よりも大きい光パワーを出力する波長信号をフィードバック制御のモニタ対象として選定してもよい。また、各受光素子50が受光する光パワーの平均よりも小さい光パワーを出力する波長信号を、最小光パワーを出力する波長信号の代わりに用いてもよい。具体的には、半導体光増幅器30に入力される光強度が小さい場合には、各受光素子50が受光する光パワーの平均よりも小さい光パワーを出力する波長信号をフィードバック制御のモニタ対象として選定してもよい。
また、各受光素子50が受光する光パワーの平均値を、半導体光増幅器30のフィードバック制御値として用いてもよい。この場合の動作電流制御値を、図7を参照して説明する。動作電流制御値は、受光素子50への入力光パワーを一定にするために、半導体光増幅器30の基準電圧で設定される。それにより、図7を参照して、動作電流制御値は、半導体光増幅器30への入力光パワーに応じて単調増加または単調減少で変化する。このように制御することで、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。
また、上記実施例においては、光増幅器として半導体光増幅器30を用いているが、それに限られない。例えば、光ファイバアンプ等の他の光増幅器を用いてもよい。
また、上記実施例においては、受光素子20を用いて半導体光増幅器30への入力光パワーを直接検出しているが、それに限られない。例えば、半導体光増幅器30の動作電流lopと、半導体光増幅器30の出力光パワーPoutとに基づいて、半導体光増幅器30への入力光パワーPin(SOA)を算出することができる。
図8は、半導体光増幅器30の動作電流lopと、半導体光増幅器30の出力光パワーPoutと、半導体光増幅器30への入力光パワーPin(SOA)との関係を説明するための図である。図8において、横軸は半導体光増幅器30への入力光パワーPin(SOA)を示し、縦軸は半導体光増幅器30の出力光パワーPoutを示す。図8に示すように、半導体光増幅器30の動作電流が大きいほど、入力光パワーPin(SOA)に対する出力光パワーPoutの傾きが大きくなり、半導体光増幅器30の動作電流が小さいほど、入力光パワーPin(SOA)に対する出力光パワーPoutの傾きが小さくなる。動作電流に応じて利得が変化するからである。この関係を用いて、半導体光増幅器30の動作電流と、受光素子50が検出する光パワーとに基づいて、半導体光増幅器30への入力光パワーを演算によって算出することができる。
図9は、半導体光増幅器30への入力パワーを演算によって算出する場合のフローチャートの一例を説明するための図である。図9を参照して、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の動作電流lopを初期値に設定する(ステップS11)。次に、動作電流制御回路80は、Pin(SOA)=g(Pout,lop)の関係式から、Pin(SOA)を算出する(ステップS12)。この場合、図8の関係を用いることができる。次に、動作電流制御回路80は、図5のフローチャートのステップS4〜S9を実行する(ステップS13)。次に、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の出力パワーPoutを一定値にフィードバック制御する(ステップS14)。その後、動作電流制御回路80は、所定の時間を空けて、再度ステップS12を実行する。
図10は、半導体光増幅器30への入力パワーを演算によって算出する場合のフローチャートの他の例を説明するための図である。図10を参照して、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の動作電流lopを初期値に設定する(ステップS21)。次に、動作電流制御回路80は、Pin(SOA)=g(Pout,lop)の関係式から、Pin(SOA)を算出する(ステップS22)。この場合、図8の関係を用いることができる。次に、動作電流制御回路80は、ステップS22で算出したPin(SOA)に基づいて、各受光素子50が受光する光パワーの平均値を半導体光増幅器30のフィードバック制御値とし、基準電圧設定する(ステップS23)。次に、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の出力パワーPoutを一定値にフィードバック制御する(ステップS24)。その後、動作電流制御回路80は、所定の時間を空けて、再度ステップS22を実行する。
図9および図10のフローチャートによれば、半導体光増幅器30への入力光パワーを演算によって求め、その入力光パワーを用いて半導体光増幅器30の動作電流を制御することができる。
図11は、実施例2に係る光受信器100aの全体構成を説明するためのブロック図である。図11を参照して、光受信器100aは、図2の光受信器100と異なり、光カプラ10および受光素子20を備えていない。また、光受信器100aは、動作電流制御回路80および動作電流供給部90の代わりに、動作電流制御回路80aおよび可変電流源回路90aを備えている。動作電流制御回路80aには、動作電流制御回路80と異なり、第1スイッチ81および第3スイッチ83が設けられていない。また、動作電流制御回路80aには、リミットアンプ89が設けられている。リミットアンプ89は、電流値が所定値(最大リミット)以上にならないように制限するリミット機能付きのアンプである。したがって、リミットアンプ89は、最大リミット機能回路として機能する。図2と共通する構成要素については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。
図4(a)および図4(b)で説明したように、エラーフリー領域は、有限の領域である。本実施例においても、チャネル間ばらつきが生じても、各チャネルの波長信号が図4(a)および図4(b)で示したエラーフリー領域内に収まるように、半導体光増幅器30の動作電流を制御する。
チャネル選択回路86は、検出された最大光パワーの波長信号が選択されるように、第2スイッチ82を制御する。それにより、第2スイッチ82は、最大光パワーの波長信号を選択して出力する。その結果、最大光パワーの波長信号が、フィードバック制御のモニタ対象となる。基準電圧発生回路84は、基準電圧を増幅器85に入力する。それにより、第2スイッチ82が選択したチャネルの受光素子50が受光する光パワーが、上記の基準電圧に基づいて所定の制御値に制御されるように、フィードバック制御される。基準電圧切替回路88は、半導体光増幅器30のフィードバック制御値を、受光素子50が受光する光パワーが受光素子50のダイナミックレンジ内で所定値以上または動作電流の許容値のいずれか小さい値に設定する。この場合の所定値とは、最小光パワーの波長信号の光パワーがエラーフリー領域内に入る値である。最小光パワーから最大光パワーまでの光ばらつきは、あらかじめ検出しておくことができる。また、動作電流の許容値は、受光素子50の許容電流量である。
リミットアンプ89のリミット電流は、当該受光素子50が受光する光パワーが、当該受光素子50のダイナミックレンジ内で上記所定値以上または動作電流の許容値のいずれか小さい値になるように設定される。それにより、最大光パワーの波長信号の光パワーを、エラーフリー領域の上限以下に制御することができる。この場合、図12(a)および図12(b)の矢印付きの太実線を参照して、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。なお、図12(b)の雑音による劣化によるエラーフリー領域への影響量はあらかじめ取得しておくことができる。
図13は、本実施例に係る制御を表すフローチャートの一例である。図13を参照して、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の動作電流lopを初期値に設定する(ステップS31)。次に、動作電流制御回路80は、最大光パワーのチャネルを判定し、モニタ対象として最大光パワーの波長信号を選択する(ステップS32)。
次に、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の出力パワーPoutを一定値にフィードバック制御する(ステップS33)。この場合の一定値は、モニタ対象の光パワーが、受光素子50のダイナミックレンジ内で上記所定値以上または動作電流の許容値(許容電流量)のいずれか小さい値になるように設定される。その後、動作電流制御回路80は、所定の時間を空けて、再度ステップS32を実行する。
本実施例によれば、最大光パワーの波長信号の光パワーがエラーフリー領域の上限以下に制御されることから、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。したがって、チャネル間に光パワー差が生じていても、半導体光増幅器30の動作電流を適切に制御可能であるとともに、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保することができる。また、光カプラ10および受光素子20を設ける必要がないことから、回路規模を抑制することができる。
なお、本実施例においては、最大光パワーのチャネルをモニタ対象として選択しているが、それに限られない。例えば、光受信器100aが受信する複数の波長信号のうち平均光パワーよりも大きい光パワーの波長信号をモニタ対象として選定してもよい。ただし、最大光パワーのチャネルをモニタ対象として選択することによって、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めやすくなる。したがって、最大光パワーのチャネルをモニタ対象として選択することが好ましい。
図14は、実施例3に係る光受信器100bの全体構成を説明するためのブロック図である。図14を参照して、光受信器100bは、図11の光受信器100aと異なり、第2スイッチ82の代わりに第1スイッチ81を備えるとともに、リミットアンプ89の代わりに、一定電流源回路89bを備える。一定電流源回路89bは、電流値が所定値(最小リミット)以下にならないように制限するための、最小リミット機能回路である。図2および図11と共通する構成要素については、同一の符号を付すことによって説明を省略する。
チャネル選択回路86は、検出された最小光パワーの波長信号が選択されるように、第1スイッチ81を制御する。それにより、第1スイッチ81は、最小光パワーの波長信号を選択して出力する。その結果、最小光パワーの波長信号が、フィードバック制御のモニタ対象となる。基準電圧発生回路84は、基準電圧切替回路88によって設定された基準電圧を増幅器85に入力する。それにより、第1スイッチ81が選択したチャネルの受光素子50が受光する光パワーが、上記の基準電圧に基づいて所定の制御値に制御されるように、フィードバック制御される。基準電圧切替回路88は、半導体光増幅器30のフィードバック制御値を、受光素子50が受光する光パワーが受光素子50のダイナミックレンジ内で所定値以下または動作電流の許容値のいずれか大きい値に設定する。この場合の所定値とは、最大光パワーの波長信号の光パワーがエラーフリー領域内に入る値である。最小光パワーから最大光パワーまでの光ばらつきは、あらかじめ検出しておくことができる。また、動作電流の許容値は、受光素子50の受光感度の下限の許容電流量である。
一定電流源回路89bが生じる電流は、当該受光素子50が受光する光パワーが、当該受光素子50のダイナミックレンジ内で上記所定値以下または動作電流の許容値のいずれか大きい値になるように設定される。それにより、最小光パワーの波長信号の光パワーを、エラーフリー領域の下限以上に制御することができる。この場合、図15(a)および図15(b)の矢印付きの太線実線を参照して、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。
図16は、本実施例に係る制御を表すフローチャートの一例である。図16を参照して、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の動作電流lopを初期値に設定する(ステップS41)。次に、動作電流制御回路80は、最小光パワーのチャネルを判定し、モニタ対象として最小光パワーの波長信号を選択する(ステップS42)。
次に、動作電流制御回路80は、半導体光増幅器30の出力パワーPoutを一定値にフィードバック制御する(ステップS43)。この場合の一定値は、モニタ対象の光パワーが、受光素子50のダイナミックレンジ内で上記所定値以下または動作電流の許容値のいずれか大きい値になるように設定される。その後、動作電流制御回路80は、所定の時間を空けて、再度ステップS42を実行する。
本実施例によれば、最小光パワーの波長信号の光パワーがエラーフリー領域の下限以下に制御されることから、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めることができる。したがって、チャネル間に光パワー差が生じていても、半導体光増幅器30の動作電流を適切に制御可能であるとともに、複数のチャネルに対して広いダイナミックレンジ入力を確保することができる。また、光カプラ10および受光素子20を設ける必要がないことから、回路規模を抑制することができる。
なお、本実施例においては、最小光パワーのチャネルをモニタ対象として選択しているが、それに限られない。例えば、光受信器100bが受信する複数の波長信号のうち平均光パワーよりも小さい光パワーの波長信号をモニタ対象として選定してもよい。ただし、最小光パワーのチャネルをモニタ対象として選択することによって、チャネル間ばらつきをエラーフリー領域内に収めやすくなる。したがって、最小光パワーのチャネルをモニタ対象として選択することが好ましい。
図17は、実施例4に係る光受信器100cの全体構成を説明するためのブロック図である。光受信器100cは、可変電流源回路90a、チャネル数と同数のアナログ/デジタルコンバータ(ADC)91、CPU92、およびデジタル/アナログコンバータ(DAC)93を備える。本実施例においては、光受信器100cは、CPU92が所定のプログラムを実行することによって、実施例1〜3に係る光受信器100,100a,100bとして機能する。具体的には、ADC91、CPU92、およびDAC93が動作電流制御回路80,80a,80bとして機能する。また、光受信器100cが実施例1に係る光受信器100として機能する際には、可変電流源回路90aが動作電流供給部90として機能する。このように、電気回路、アナログスイッチ等の機能を、CPU、ADCおよびDACによって実現してもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(付記)
(付記1)
供給される動作電流に応じて波長多重光信号である入力光を増幅する光増幅器と、
前記光増幅器の出力光を分波する分波器と、
前記分波器から出力される複数の波長信号からモニタ対象を選定し、前記モニタ対象の光パワーが所定の制御値に制御されるように、前記光増幅器の動作電流を制御する動作電流制御回路と、を備えることを特徴とする光受信器。
(付記2)
前記入力光の光パワーを検出する光パワー検出手段を備え、
前記動作電流制御回路は、前記入力光の光パワーが第1の所定値を上回る場合には、前記複数の波長信号のうち平均光パワーよりも大きい光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定し、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を下回る場合には、前記複数の波長信号のうち平均光パワーよりも小さい光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定することを特徴とする付記1記載の光受信器。
(付記3)
前記動作電流制御回路は、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を上回る場合には、前記複数の波長信号のうち最大の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定し、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を下回る場合には、前記複数の波長信号のうち最小の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定することを特徴とする付記2記載の光受信器。
(付記4)
前記分波器から出力される複数の波長信号を受光する受光素子を備え、
前記動作電流制御回路は、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を上回る場合には、前記モニタ対象の光パワーを前記受光素子のダイナミックレンジ内で第2の所定値以上に設定し、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を下回る場合には、前記モニタ対象の光パワーを前記受光素子のダイナミックレンジ内で第3の所定値以下に設定することを特徴とする付記2または3記載の光受信器。
(付記5)
前記受光素子の検出結果に応じて受光した光信号を識別する受信回路を備え、
前記受信回路は、前記モニタ対象の光パワーが変更された場合には、識別点の設定を変更することを特徴とする付記4記載の光受信器。
(付記6)
前記光パワー検出手段は、前記入力光を受光する受光素子の検出値、または、前記光増幅器の動作電流および前記分波器からの波長信号を受光する受光素子の検出値から、前記入力光の光パワーを検出することを特徴とする付記2〜5のいずれかに記載の光受信器。
(付記7)
前記動作電流制御回路は、前記最大の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定する場合、前記モニタ対象の光パワーを、前記光増幅器の非線形領域限界以下の値で一定になるように前記光増幅器の動作電流を制御することを特徴とする付記3記載の光受信器。
(付記8)
前記動作電流制御回路は、前記複数の波長信号の光パワーの平均値を前記モニタ対象として選定することを特徴とする付記1記載の光受信器。
(付記9)
前記分波器から出力される複数の波長信号を受光する受光素子を備え、
前記動作電流制御回路は、前記複数の波長信号のうち平均光パワーよりも大きい光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定し、前記モニタ対象の光パワーを前記受光素子のダイナミックレンジ内で所定値以上または動作電流の許容値のいずれか小さい値になるように動作電流を制御することを特徴とする付記1記載の光受信器。
(付記10)
前記動作電流制御回路は、前記複数の波長信号のうち最大の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定することを特徴とする付記9記載の光受信器。
(付記11)
前記動作電流制御回路は、最大リミット機能回路によって、動作電流に上限を設けることを特徴とする付記9または10記載の光受信器。
(付記12)
前記分波器から出力される複数の波長信号を受光する受光素子を備え、
前記動作電流制御回路は、前記複数の波長信号のうち平均光パワーよりも小さい光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定し、前記モニタ対象の光パワーを前記受光素子のダイナミックレンジ内で所定値以下または動作電流の許容値のいずれか大きい値になるように動作電流を制御することを特徴とする付記1記載の光受信器。
(付記13)
前記動作電流制御回路は、前記複数の波長信号のうち最小の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定することを特徴とする付記12記載の光受信器。
(付記14)
前記動作電流制御回路は、最小リミット機能回路によって、動作電流に下限を設けることを特徴とする付記12または13記載の光受信器。
(付記15)
前記光増幅器は、半導体光増幅器であることを特徴とする付記1〜14のいずれかに記載の光受信器。
(付記16)
供給される動作電流に応じて波長多重光信号である入力光を増幅する光増幅ステップと、
前記光増幅器の出力光を分波する分波ステップと、
前記分波ステップで分波された複数の波長信号からモニタ対象を選定し、前記モニタ対象の光パワーが一定になるように前記光増幅器の動作電流を制御する動作電流制御ステップと、を含むことを特徴とする光受信方法。
10 光カプラ
20 受光素子
30 半導体光増幅器
40 分波器
50 受光素子
60 TIA
70 受信回路
80 動作電流制御回路
81 第1スイッチ
82 第2スイッチ
83 第3スイッチ
84 基準電圧発生回路
86 チャネル選択回路
87 切替回路
88 基準電圧切替回路
89 リミットアンプ
90 動作電流供給部
100 光受信器

Claims (6)

  1. 供給される動作電流に応じて波長多重光信号である入力光を増幅する光増幅器と、
    前記光増幅器の出力光を分波する分波器と、
    前記入力光の光パワーを検出する光パワー検出手段と、
    前記入力光の光パワーが第1の所定値を上回る場合には、前記分波器から出力される複数の波長信号のうち平均光パワーよりも大きい光パワーの波長信号をモニタ対象として選定し、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を下回る場合には、前記複数の波長信号のうち平均光パワーよりも小さい光パワーの波長信号をモニタ対象として選定し、前記モニタ対象の光パワーが所定の制御値に制御されるように、前記光増幅器の動作電流を制御する動作電流制御回路と、を備えることを特徴とする光受信器。
  2. 前記動作電流制御回路は、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を上回る場合には、前記複数の波長信号のうち最大の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定し、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を下回る場合には、前記複数の波長信号のうち最小の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定することを特徴とする請求項1記載の光受信器。
  3. 前記分波器から出力される複数の波長信号を受光する受光素子を備え、
    前記動作電流制御回路は、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を上回る場合には、前記モニタ対象の光パワーを前記受光素子のダイナミックレンジ内で第2の所定値以上に設定し、前記入力光の光パワーが前記第1の所定値を下回る場合には、前記モニタ対象の光パワーを前記受光素子のダイナミックレンジ内で第3の所定値以下に設定することを特徴とする請求項1または2記載の光受信器。
  4. 前記受光素子の検出結果に応じて受光した光信号を識別する受信回路を備え、
    前記受信回路は、前記モニタ対象の光パワーが変更された場合には、識別点の設定を変更することを特徴とする請求項3記載の光受信器。
  5. 前記光パワー検出手段は、前記入力光を受光する受光素子の検出値、または、前記光増幅器の動作電流および前記分波器からの波長信号を受光する受光素子の検出値から、前記入力光の光パワーを検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光受信器。
  6. 前記動作電流制御回路は、前記最大の光パワーの波長信号を前記モニタ対象として選定する場合、前記モニタ対象の光パワーを、前記光増幅器の非線形領域限界以下の値で一定になるように前記光増幅器の動作電流を制御することを特徴とする請求項2記載の光受信器。
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