JP5666810B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、力の弱い消費者でも開封後をきれいとし且つ開封容易としつつ、持ち運び時に破断し難い包装袋に関し、トイレットペーパーやキッチンペーパー等の衛生用品の包装に好適なものである。
従来、ロール状のトイレットペーパー等の衛生用品の販売に際して、複数のトイレットペーパー等の被収納物をまとめて包装袋に収納することが一般的であり、また、収納する為の包装袋を形成する材料として、軟質であり且つ強度が高いプラスチック製のパッケージフィルムが一般に使用されていた。
他方、持ち運び時の不便さを解消するための把持用の取手が上部に設置された包装袋も知られていて、この取手を上部に有した包装袋内における、トイレットペーパーの収納形態として、例えば1段当たり4個並びであって3段重ねにされて合計12個のトイレットペーパーが収納される場合や、1段当たり2個並びであって2段重ねとされて計4個のトイレットペーパーが収納される場合等が有り、複数個のトイレットペーパーを段積みして包装した形で、店頭において販売に供されるようになっていた。
つまり、販売の前後において不用意に破断しないように、高い強度を有するプラスチック製のパッケージフィルムを包装材として使用していることから、トイレットペーパーの使用時における包装袋の開封が困難となる虞が生じるようになる。この為、包装袋を無理矢理破断して開放する必要が生じるようになる結果として、高齢者などの力の弱い消費者には開封し難くなるだけでなく、開封後の包装袋の見栄えが一般的に良くなかった。
これに対して、包装袋の上部に取手が設置されているだけでなく、包装袋の下部にミシン目を設けてこのミシン目の部分から開放する等の改善策がとられた包装袋も、知られている。
実登3115621号公報 特開2007-022638号公報 特開2004-269009号公報 特開2005-132433号公報 特開2003-095337号公報
しかし、包装袋の下部にミシン目を設けた場合でも、開封のし難さが未だ十分には解決されておらず、また、開封後の見栄えも十分ではなかった。
以上より、本発明の主たる課題は、力の弱い消費者でも開封後をきれいとし且つ開封容易としつつ、持ち運び時に破断し難い包装袋を提供することにある。
請求項1に係る包装袋は、 被収納物を収納する包装袋であって、
被収納物の上下面及び側面を覆う包装袋本体と、
基端側が被収納物の側面を覆う包装袋本体の位置に固着された連結部とされ且つ、把持可能とされる取手と、
連結部の下部側に隣接した包装袋本体の位置に包装袋本体の側面に沿った方向に延びるように形成されたミシン目と、を含み、
前記ミシン目が連結部に隣接した包装袋本体の位置以外の部分にまで延び、
連結部に隣接した包装袋本体の位置のミシン目のタイカット比が、1:3〜1:10の範囲の値とされ、連結部に隣接した包装袋本体の位置以外のミシン目のタイカット比が、1:4〜1:15の範囲の値とされ、かつ、連結部に隣接した包装袋本体の位置のミシン目のタイカット比が、連結部に隣接した包装袋本体の位置以外のミシン目のタイカット比よりも小さい、ことを特徴とする。
請求項1に係る包装袋の作用を以下に説明する。
本請求項の包装袋によれば、例えばロール状に形成された被収納物が複数収納されている。また、被収納物の上下面及び側面を包装袋本体が覆い、把持可能とされて被収納物を搬送するために設置される取手の基端側とされた連結部が、被収納物の側面を覆う包装袋本体の位置に固着されている。そして、この取手の連結部の下部側に隣接した位置にミシン目が包装袋本体の側面に沿った方向に延びるように形成されている。
従って、本請求項に係る包装袋によれば、包装袋の上部に存在することになる取手により被収納物ごと包装袋を持ち上げることが可能になる。他方、この取手の連結部の下部側であってこの連結部に隣接した位置にミシン目が形成されていることから、必要な場合には、取手を引っ張ることで、ミシン目に沿って包装袋本体が容易に破られて、包装袋が開封される。
つまり、本請求項によれば、力の弱い消費者でも開封後をきれいとし且つ開封容易としつつ、持ち運び時に破断し難い包装袋となる。
また、本請求項では、ミシン目が連結部に隣接した包装袋本体の位置以外の部分にまで延び、連結部に隣接した包装袋本体の位置のミシン目のタイカット比が、1:3〜1:10の範囲の値とされ、連結部に隣接した包装袋本体の位置以外のミシン目のタイカット比が、1:4〜1:15の範囲の値とされるという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、取手の連結部に隣接した包装袋本体の位置のミシン目のタイカット比を1:3より小さくした場合や、取手の連結部に隣接した包装袋本体の位置以外のミシン目のタイカット比を1:4より小さくした場合には、ミシン目を破断し難くなる。
他方、連結部に隣接した位置のミシン目のタイカット比を1:10より大きくした場合や、連結部に隣接した位置以外のミシン目のタイカット比を1:15より大きくした場合には、包装袋を持ち運ぶ際にこのミシン目の部分から包装袋が不用意に破断し易くなる。
以上より、比較的破れ易い連結部に隣接した包装袋本体の部分のタイカット比を小さくする形になるように、これらミシン目のタイカット比の範囲を上記の値の範囲とした。
他方、本請求項に係る包装袋の開封に際しては、連結部に隣接した位置のミシン目の強度と連結部に隣接した位置以外のミシン目の強度とを適切に組み合わせたことから、これらミシン目の切り込み幅を必要以上に小さくする必要が無くなるので、持ち運び時においてより不用意に破断し難くしつつ、高齢の消費者などの力の弱い消費者でもミシン目から包装袋をより容易に開封でき、中身のロール状の被収納物を包装袋から取り出し易くなった。
請求項2に係る包装袋の作用を以下に説明する。
本請求項に係る包装袋は請求項1の発明と同一の作用を奏する。但し、本請求項では、ミシン目が被収納物の側面を覆う部分の半周分以下の長さを有するという構成を有している。
つまり、本請求項によれば、開封後における被収納物の衛生面の確保や、開封後において包装材が不用意に破断してしまうことを防ぐ為に、ミシン目を被収納物の側面を覆う部分の半周分以下とした。
以上のとおり本発明の包装袋によれば、力の弱い消費者でも開封後をきれいとし且つ開封容易としつつ、持ち運び時に破断し難いという優れた効果を奏するようになる。
本発明に係る包装袋の第1の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る包装袋の第1の実施の形態に適用される第1ミシン目及び第2ミシン目の要部を展開しつつ拡大して示す展開拡大図である。 本発明に係る包装袋の第2の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る包装袋の第2の実施の形態の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る包装袋の第2の実施の形態の別の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る包装袋の第1の実施の形態を図1及び図2に示し、これら図面を参照しつつ本実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態に係る包装袋10の本体部分を形成する包装袋本体10Aは、延伸加工された厚さ0.03mmの延伸フィルムであるポリエチレン等のプラスチックフィルムまたはシートを筒状に形成した包装材により構成されている。図1に示すように、この筒状の包装袋本体10Aは、その両側端面16、18が内方へ折り込まれたガセット袋とされ、各袋の長さ毎に溶断することで、完成されている。つまり、この包装袋本体10Aを形成する包装材は、前面12、背面14及び側端面16、18を有している。
さらに、被収納物であるトイレットペーパー30が収納されている包装袋10の製造に際し、この包装材の下側の溶着時には、側端面16、18を前面12と背面14の下端とともに積層して一端がシールされて、下側に位置する底部22が形成される。また、トイレットペーパー30の収納後におけるこの包装材の上側の溶着時には、側端面16、18を前面12と背面14の上端とともに積層して一端がシールされて、上側に位置する頂部28が同様に形成され、この頂部28がトイレットペーパー30の上端面を覆う部分とされている。
以上より、これら前面12、背面14、側端面16、18、底部22及び頂部28により、本実施の形態に係る包装袋10の包装袋本体10Aが構成されることになる。
他方、この包装袋本体10Aの上側には、側端面16と側端面18との間をアーチ状に繋ぐ形で、使用者による把持を可能とする取手24が設置されている。この取手24の両基端側は、包装袋本体10Aにおける側端面16、18の上端部付近に位置していて、これら両基端側が接着等により側端面16、18に固着された連結部24Aとされている。
尚、本実施の形態では、図1に示すように8個のロール状に形成されたトイレットペーパー30が、同一平面内においてその外周面同士を接しつつ複数個である4個配置される形で、4個ずつ2段に重ねてこの包装袋本体10A内に収納されている。そして、これら
トイレットペーパー30は1ロール当たり150グラム程度の重さがあるので、8ロールでは、1200グラム程度の重さとなる。
この一方、本実施の形態では、図1及び図2に示すように、上記の連結部24Aの下部側に隣接した側端面16の位置に、包装袋本体10Aの側面に沿った方向である水平方向(図2におけるX方向)に延びる第1ミシン目31が形成されている。そして、この連結部24Aに隣接した位置の第1ミシン目31のタイカット比は、1:3〜1:10の範囲の値とされている。
この第1ミシン目31の両端部に繋がる前面12及び背面14の部分には、連結部24Aに隣接した位置以外のミシン目とされる第2ミシン目32が同じく水平方向に延びるように、それぞれ形成されている。そして、この第2ミシン目32のタイカット比は、1:4〜1:15の範囲の値とされている。
以上より、第1ミシン目31の強度は、第2ミシン目32の強度より強くされている。但し、これらミシン目31、32の全体の長さは、トイレットペーパー30の側面である前面12、背面14及び側端面16、18を覆う部分の半周分以下の長さになっている。
本実施の形態では、図2に示すように、例えば第1ミシン目31の切り込み長さL1を4.0mm、間隔T1を1.0mmとすることで、第1ミシン目31のタイカット比を1:4とした。また、第2ミシン目32の切り込み長さL2を5.0mm、間隔T2を1.0mmとすることで、第2ミシン目32のタイカット比を1:5とした。
ここで、ミシン目のタイカット比とは、第1ミシン目31の間隔T1と第1ミシン目31の切り込み長さL1との比率であり、また、第2ミシン目32の間隔T2と第2ミシン目32の切り込み長さL2との比率である。そして、T1:L1やT2:L2とされるタイカット比のT1,T2に対してのL1,L2の値が相対的に小さいほど切り離しにくく、T1,T2に対してのL1,L2の値が相対的に大きいほど切り離し易くなる。すなわち、このタイカット比によれば、T1に対してL1が小さいほど、また、T2に対してL2が小さいほど、ミシン目31,32における引張強度(JISP8113)が高くなる。
尚、本実施の形態に係る包装袋10の大きさは、包装袋10内においてトイレットペーパー30が開封前に崩れることがないような大きさに設定されている。つまり、好ましくはほぼぴったりとトイレットペーパー30を包むように、包装袋10の寸法が定められている。
次に、本実施の形態に係る包装袋10の作用を説明する。
本実施の形態の包装袋10によれば、ロール状に形成された被収納物であるトイレットペーパー30が複数収納されている。また、トイレットペーパー30の上下面及び側面を包装袋本体10Aが覆い、把持可能とされてトイレットペーパー30を搬送するために設置される取手24の基端側とされた連結部24Aが、トイレットペーパー30の側面を覆う包装袋本体10Aの位置に固着されている。そして、この取手24の連結部24Aの下部側に隣接した位置を中心に、ミシン目31、32がトイレットペーパー30の側面を覆う部分の半周分以下の長さを有する形で、形成されている。
従って、本実施の形態に係る包装袋10によれば、包装袋10の上部に存在することになる取手24によりトイレットペーパー30ごと包装袋10を持ち上げることが可能になる。他方、第1ミシン目31がこの取手24の連結部24Aの下部側であってこの連結部24Aに隣接した位置に、形成されていることから、必要な場合には、この取手24を引っ張ることで、第1ミシン目31に沿って包装袋本体10Aが容易に破られ、これに伴って、第2ミシン目32まで切断されて包装袋10が開封される。
つまり、本実施の形態によれば、力の弱い消費者でも開封後をきれいとし且つ開封容易として中身のロール状のトイレットペーパー30を包装袋10から取り出し易くしつつ、持ち運び時に破断し難い包装袋10となる。
この一方、本実施の形態では、連結部24Aに隣接した包装袋本体10Aの位置の第1ミシン目31のタイカット比が、1:3〜1:10の範囲の値とされ、連結部24Aに隣接した包装袋本体10Aの位置以外の第2ミシン目32のタイカット比が、1:4〜1:15の範囲の値とされている。
つまり、本実施の形態によれば、この連結部24Aに隣接した位置の第1ミシン目31のタイカット比を1:3より小さくした場合や、この連結部24Aに隣接した位置以外の第2ミシン目32のタイカット比を1:4より小さくした場合には、ミシン目を破断し難くなる。
他方、この連結部24Aに隣接した位置の第1ミシン目31のタイカット比を1:10より大きくした場合や、この連結部24Aに隣接した位置以外の第2ミシン目32のタイカット比を1:15より大きくした場合には、包装袋10を持ち運ぶ際にこのミシン目の部分から包装袋10が不用意に破断し易くなる。
以上より、比較的破れ易い連結部24Aに隣接した包装袋本体10Aの部分のタイカット比を小さくする形になるように、これらミシン目31、32のタイカット比の範囲を上記の値の範囲とした。
また、本実施の形態に係る包装袋10の開封に際しては、第1ミシン目31の強度と第2ミシン目32の強度とを適切に組み合わせたことから、これらミシン目31、32の切り込み幅を必要以上に大きくする必要が無くなる。このことで、持ち運び時においてより不用意に破断し難くしつつ、高齢の消費者などの力の弱い消費者でも第1ミシン目31から包装袋10をより容易に開封し易くなった。
さらに、トイレットペーパー30の1ロール分の大きさがあれば、十分な開封性を有することから、本実施の形態では、ミシン目31、32がトイレットペーパー30の側面を覆う部分の半周分以下の長さとされている。ことから、開封後におけるトイレットペーパー30の衛生面の確保や、開封後において包装材が不用意に破断してしまうことを防ぐことができるようにもなった。
ここで、第1ミシン目31のタイカット比T1:L1が、好ましくは1:3〜1:10の範囲の値とされ、また、第2ミシン目32のタイカット比T2:L2が、好ましくは1:4〜1:15の範囲の値とされる理由を具体的に説明する。つまり、表1において「タイカット比(第1ミシン目)」と表記した第1ミシン目31が、1:2〜1:15までの各タイカット比とされると共に、表1において「タイカット比(第2ミシン目)」と表記した第2ミシン目32が、1:3〜1:20までの各タイカット比とされたものを下記の表1に示す組み合わせとして、各サンプルをまずそれぞれ作成した。
そして、これらサンプルに関して、トイレットペーパー30が収納された状態で包装袋10を10分間持ち運ぶことで、包装袋10を持ち運ぶ際においてミシン目31,32から不用意に破断しないかの試験を行い、これを「強度」として表わし、試験結果が、問題なければ「○」とし、ミシン目32から破れてしまって問題有りとされれば「×」とした。
他方、包装袋10のミシン目31,32からの開封し易さを試験した結果を「開封し易さ」として表わし、この開封し易さの試験結果が、非常に開け易ければ「◎」とし、開け易ければ「○」とし、開け難ければ「△」とし、非常に開け難ければ「×」とした。
Figure 0005666810
この表1に示される試験結果によれば、第1ミシン目31のタイカット比T1:L1が
1:10より大きい1:15以上の場合や、第2ミシン目32のタイカット比T2:L2が1:15より大きい1:20以上の場合には、L1,L2が相対的に大きくなり過ぎるのに伴い、第1ミシン目31から破れてしまった。つまり、表1において「×」としたサンプルは、第1ミシン目31と第2ミシン目32との境目であって第1ミシン目31に近い箇所で破れた。
また、第1ミシン目31のタイカット比T1:L1が1:3より小さい1:2以下の場合や第2ミシン目32のタイカット比T2:L2が1:4より小さい1:3以下の場合には、T1,T2が相対的に大きくなり過ぎるのに伴い、ミシン目31,32から非常に開封し難くなってしまった。
以上より、表1に示す試験結果から上記の第1ミシン目31のタイカット比を1:3〜1:10とし、第2ミシン目32のタイカット比を1:4〜1:15とする範囲の値が良いことが確認された。
次に、本発明に係る包装袋の第2の実施の形態を図3に示し、この図面を参照しつつ本実施の形態を詳細に説明する。
第1の実施の形態では、取手24の連結部24Aの直下の位置に第1ミシン目31が形成されていたが、本実施の形態では、取手24の連結部24Aに対して距離Sが2cmだけ下方の側端面16の位置に、第1ミシン目31が形成されている。
つまり、取手付きのトイレットペーパーの代表的な商品に関し、取手に力を加えて包装用のフィルムを引き伸ばす試験を行ったときに、このフィルムが破断する最低限の距離Sは、2cmより短い距離であった。このことから、トイレットペーパー30が収納されている包装袋10を使用者等が取手24を把持して、持ち運ぶ時にフィルムが伸びてしまわないように、距離Sを2cmとした。これに伴い、第2ミシン目32もこの第1ミシン目31の両端部に相互に繋がる形で、第1の実施の形態と比較して2cm低く形成されている。
以上より、本実施の形態も第1の実施の形態と同様に、力の弱い消費者でも開封し易くしつつ、持ち運び時に破断し難い包装袋10となる。
さらに、本実施の形態の変形例として、図4に示すようなものが考えられる。つまり、本変形例では、取手24の連結部24Aに対して距離Sが2cmだけ下方の側端面16の位置に、第1ミシン目31が形成されているものの、第2ミシン目32は第1の実施の形態と同一の高さの位置に形成されている。これに伴い、これら相互に高さの相違する第1ミシン目31と第2ミシン目32との間を縦方向(図4のY方向)に伸びる接続用ミシン目33が繋いでいる。従って、必要な場合には、取手24を引っ張ることで、第1ミシン目31に沿って包装袋本体10Aが容易に破られ、これに伴って、接続用ミシン目33が切断されてから第2ミシン目32まで切断されて、包装袋10が開封される。
さらに、本実施の形態の別の変形例として、図5に示すようなものが考えられる。つまり、本変形例では、取手24の連結部24Aに対して同様に2cmだけ下方の側端面16の位置に、第1ミシン目31の直下の部分が形成されているものの、本変形例の第1ミシン目31の両端部は第1の実施の形態と同一の高さに位置していて、これら両端部と直下の部分との間を接続用ミシン目33と同様の接続用ミシン目34が繋いでいる。これに合わせて、本変形例でも、第2ミシン目32は第1の実施の形態と同一の高さの位置に形成されている。
尚、上記実施の形態では、被収納物をトイレットペーパーとしたが、キッチンペーパーとしても良く、類似形態の他のロール状の物品であっても良い。また、上記実施の形態の包装袋を構成する包装材としては、ポリエチレン製のものを採用したが、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート等のプラスチック製の材料である合成樹脂材料を採用しても良い。
さらに、上記実施の形態では、トイレットペーパーが4個ずつ2段に重ねられて8個だけ収納されていたが、トイレットペーパーを他の4個、12個あるいはそれ以外の個数としても良い。この際、例えば4個の場合では600グラム程度の重さとなり、12個の場合では1800グラム程度の重さとなる。但し、これらの場合には、トイレットペーパーが増えれば、被収納物の重量も増えることから、上記実施の形態に対して、包装材の厚み、ミシン目の長さ及びタイカット比等を変更することが、例えば考えられる。
本発明は、トイレットペーパー、キッチンペーパー及びティシュペーパー等の衛生用品全般の収納に利用できるものである。
10 包装袋
10A 包装袋本体
24 取手
24A 連結部
30 トイレットペーパー(被収納物)
31 第1ミシン目
32 第2ミシン目

Claims (2)

  1. 被収納物を収納する包装袋であって、
    被収納物の上下面及び側面を覆う包装袋本体と、
    基端側が被収納物の側面を覆う包装袋本体の位置に固着された連結部とされ且つ、把持可能とされる取手と、
    連結部の下部側に隣接した包装袋本体の位置に包装袋本体の側面に沿った方向に延びるように形成されたミシン目と、を含み、
    前記ミシン目が連結部に隣接した包装袋本体の位置以外の部分にまで延び、
    連結部に隣接した包装袋本体の位置のミシン目のタイカット比が、1:3〜1:10の範囲の値とされ、連結部に隣接した包装袋本体の位置以外のミシン目のタイカット比が、1:4〜1:15の範囲の値とされ、かつ、連結部に隣接した包装袋本体の位置のミシン目のタイカット比が、連結部に隣接した包装袋本体の位置以外のミシン目のタイカット比よりも小さい、ことを特徴とする包装袋。
  2. ミシン目が被収納物の側面を覆う部分の半周分以下の長さを有することを特徴とする請求項1記載の包装袋。
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