JP5666065B1 - スイッチング電源回路およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施の形態1にかかるスイッチング電源回路およびその他の回路を搭載した電子機器に関する要部構成を示すブロック図である。図1では、インバータ装置に搭載した例を示しており、スイッチング電源回路1、制御回路2、主回路3、周辺機器回路4、主電源5を有して構成される。制御回路2は、電子機器の動作全体を制御し、スイッチング電源回路1は、電子機器の実動作を行う主回路3および電子機器の実動作に関わらない主回路3以外の回路(その他の回路)に対する動作電力を、主電源の電力に基づいて生成する。
・巻線数:1次巻線11:N11、2次巻線21:N21、2次巻線22:N22、2次巻線23:N23、補助巻線:NB1
・インダクタンス:1次巻線11:L11、2次巻線21:L21、2次巻線22:L22、2次巻線23:L23、補助巻線:LB1
・コアの有効断面積:Ae
・スイッチング周波数:fsw(動作周波数固定のPWM制御方式とする)
・スイッチング電源回路1における入力と出力との間の効率:η(η=出力電力/入力電力)
電源制御用IC8の動作の詳細について説明する。図3に、電源制御用IC8の動作を説明する図を示す。電源制御用IC8の動作は、エラーアンプ9およびフォトカプラOIの動作により決定される。コンデンサC21の充電電圧V2は、抵抗R1,R2によって分圧され、分圧された電圧はフィードバック電圧VFBとしてエラーアンプ9のマイナス端子に入力される。エラーアンプ9は、プラス端子に入力される基準電源Vrefの電圧値と、マイナス端子に入力されるフィードバック電圧VFBとの比較を行い、フィードバック電圧VFBと基準電源Vrefの差が小さくなるように出力端子から出力V9outを出力する。出力V9outは、フィードバック電圧VFBが基準電源Vrefよりも小さい場合、(つまり、充電電圧V2が指令電圧V2refよりも小さい場合)、V9outは増加する。一方、フィードバック電圧VFBが基準電源Vrefよりも大きい場合(充電電圧V2が指令電圧V2refよりも大きい場合)、V9outは減少する。
つぎに、電源制御用IC8の過電流保護動作について説明する。図4に、電源制御用IC8の過電流保護動作を説明する図を示す。実線は、電源制御用IC8による過電流保護動作が有効であるときの動作であり、破線は、電源制御用IC8による過電流保護動作が無効であるときの動作を示している。
スイッチング素子7がオンしているとき、1次巻線11の端子間電圧V11は、主電源5の電源電圧V1と同一になり、1次巻線11およびスイッチング素子7には、電流IDが流れ、1次巻線11にエネルギーが蓄積され、トランス6のコアが磁化される。この際、2次巻線21の端子間には、巻線比N21/N11×V11の電圧がマイナス方向に発生するが、ダイオードD21により、2次巻線21およびダイオードD21には電流が流れない。
スイッチング素子7がオフしているとき、2次巻線21,22,23および補助巻線B1に電力が供給される。このため、2次巻線21の端子間電圧V21には、プラス方向に電圧が発生する。これに対し、1次巻線11の端子間電圧V11には、巻線比N11/N21×V21の電圧がマイナス方向に発生する。このとき、スイッチング素子7はオフしているので、スイッチング素子7には電流が流れない。これに対し、ダイオードD21には電流I21が流れる。
・スイッチング周波数はfswで固定
・2次巻線に接続された回路負荷は固定、すなわちスイッチング電源回路1が供給する電力負荷は固定
・主電源5の電源電圧のみが変化
つぎに、図7aの原理について数式を使って説明する。スイッチング電源回路1の動作は、1次巻線に印加される電圧値と、各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続される回路の総電力負荷により決定される。スイッチング電源回路1が定常時の2次巻線21,22,23および補助巻線B1の総電力負荷をPall、スイッチング電源回路1全体の効率をηとすると、定常時における1次巻線11に必要となる電力Pinは式(2)で表すことができる。
=2×IDave/fsw/IDp …(13)
=2×Pin/Vin/fsw/IDp …(14)
=2×Pin/((1+α)×Vin)/fsw/IDp
=1/(1+α)×2×Pin/Vin/fsw/IDp
=1/(1+α)×Ton1 …(15)
=Ton1−1/(1+α)×Ton1
=(α/(1+α))×Ton1 …(16)
つぎに、図7aのときと同様に、図7bの原理について数式を使って説明する。前述のようにスイッチング素子7がオンしているとき、2次巻線21およびダイオードD21には電流が流れない。スイッチング素子7がオフしているときに、2次巻線21およびダイオードD21に電流I21が流れる。図7aと同様に、主電源5の電源電圧がVinのとき、スイッチング素子7がオフする時間はToffとなり、Toffの期間、電流I21が流れる。これに対し、主電源5の電源電圧が(1+α)×Vinのとき、スイッチング素子7がオフする時間はToff+ΔTonになるが、電流I21が流れる期間は、Toffの期間だけでΔTonの期間中、電流I21は0となる。
(1)起動時、抵抗R4を介して電源制御用IC8を動作させ、スイッチング素子7を動作させるが、起動時は、コンデンサC21の電圧V2が指令電圧に到達していないため、コンデンサC21の充電電圧V2が指令電圧に到達するまでの間、過電流状態から過電流保護動作を繰り返す。
(2)定常時、スイッチング素子7がオンの時は、1次巻線11およびスイッチング素子7に電流が流れる。1次巻線11の端子間電圧V11は、電源電圧Vinと同じになり、2次巻線21の端子間電圧V21は、1次巻線11の端子間電圧V11に巻線比N21/N11が積算された値がマイナス方向に発生する。
(3)定常時、スイッチング素子7がオフの時は、1次巻線およびスイッチング素子7には電流が流れなくなる。1次巻線11の端子間電圧V11は、2次巻線21の端子間電圧V21に巻線比N11/N21が積算された値がマイナス方向に発生する。一方、2次巻線21にはプラス方向に電圧が発生し、2次巻線21およびダイオードD21に電流が流れる。
(4)定常時、1次巻線11に必要となる電力Pin、1次巻線11のインダクタンスL11、スイッチング素子7のスイッチング周波数fswが同一の場合、1次巻線11およびスイッチング素子7に流れる電流IDの電流ピーク値IDpは一定である。
(5)定常時、主電源5の電源電圧V1が増加した場合、スイッチング素子7のオン時間Tonはその逆数でオン時間が短くなる。逆に、電源電圧V1が減少した場合、オン時間Tonはその逆数でオン時間が長くなる。
(6)定常時、2次巻線21に必要となる電力P21、2次巻線21のインダクタンスL21、スイッチング周波数fswが同一の場合、2次巻線21およびダイオードD21に流れる電流I21の電流ピーク値I21pは一定となる。
(7)定常時、主電源5の電源電圧V1が増加することにより、スイッチング素子7のオン時間TonがΔTon短くなっても、2次巻線21およびダイオードD21に電流I21が流れる時間はToffのままで、ΔTonの間、電流は流れない。
つぎに、電源制御用IC8の過電流保護動作が働く過電流保護レベル電流の設定について説明する。図4にも示したように、起動時、スイッチング電源回路1は、過電流保護動作と解除を繰り返しながら、各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24に電圧を充電し、電源制御用IC8が監視するコンデンサC21の電圧が十分に充電されたら、スイッチング電源回路1の動作は、定常状態になる。
第1のステップは、主電源5への電源供給から、電圧V2が指令電圧V2refに到達するまでの期間、すなわち起動期間中の動作である。この期間では、制御回路2および電源制御用IC8に対し電力が供給される。このとき、主回路3および周辺機器回路4は動作を開始しない、すなわち主回路3および周辺機器回路4では電力消費がない状態となる。
第2のステップは、電圧V2が指令電圧V2refに到達し、制御回路2および電源制御用IC8が動作している期間、すなわち定常期間中の動作である。この期間では、予設定されたディレイ時間Δt1が経過するまでは、主回路3および周辺機器回路4は動作を開始しない。
第3のステップは、主回路3および周辺機器回路4が動作を開始し、全回路が動作を行う期間中の動作である。この期間では、ディレイ時間Δt1経過後、制御回路2から、主回路3および周辺機器回路4に対し、出力信号sout,foutがそれぞれ出力され、主回路3および周辺機器回路4は動作を開始する。
図9は、本実施の形態1のスイッチング電源回路1による効果を説明する図である。図9では、電流ID、電圧V2、制御回路2から主回路3への出力信号soutおよび、制御回路2から周辺機器回路4への出力信号foutの動作波形を示している。
前述のように、第1のステップでは、各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24の充電と、制御回路2、電源制御用IC8に対する電力供給が行われる。時刻t00において、主電源5に電源が供給され、スイッチング電源回路1が動作を開始する。起動時は、電源制御用IC8の過電流保護動作と解除動作とを繰り返すため、電流IDは、過電流保護レベル電流IDOCまで流れ、電圧V2が充電され、時刻t01に電圧V2が指令電圧V2refに到達する。前述のように、第1のステップでは、制御回路2および電源制御用IC8に対する電力供給を行うが、この他に各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24に対しそれぞれの指令電圧に充電する動作も行う。過電流保護レベル電流値IDOCをIDOC、コンデンサC22に対する指令電圧をV3ref、C23に対する指令電圧をV4ref、コンデンサC24に対する指令電圧をV5ref、時刻t00〜時刻t01の期間をΔts1、電源制御用IC8が消費する電流をI5とすると、以下の式で表すことができる。
=(1/2×C21×V2ref2+1/2×C22×V3ref2
+1/2×C23×V4ref2+1/2×C24×V5ref2
+V2ref×I2×Δts1+V5ref×I5×Δts1)/η
…(24)
前述のように、第2のステップでは、予め設定されたディレイ時間Δt1が経過するまでは、主回路3と周辺機器回路4の動作を開始しない。スイッチング電源回路1は、定常状態であり、制御回路2および電源制御用IC8が動作している。この期間は、コンデンサC21,C22,C23,C24は指令電圧への充電が完了しており、電流IDも過大な電流は流れず、予め設定されたディレイ時間Δt1(ここでは、Δt1=t02−t01とする)が経過するまでは、主回路3と周辺機器回路4の動作は開始しない。なお、この期間の1次巻線11およびスイッチング素子7に流れる電流の電流ピーク値をID2pとすると、1次巻線11の消費電力は以下の式で表すことができる。
前述のように、第3のステップでは、制御回路2からの出力信号sout,foutにより主回路3、周辺機器回路4の動作が開始される。ディレイ時間Δt1が経過した時刻t02にて、制御回路2から主回路3、周辺機器回路4に対し、出力信号sout,foutがそれぞれ出力される。t02〜t03の期間では、電流IDが増加している。これは、主回路3および周辺機器回路4が動作を開始し、2次巻線22,23に対する電力負荷が増加したためである。時刻t03において、スイッチング電源回路1に接続された全回路が動作をした状態で定常状態になっている。時刻t03以降の1次巻線11およびスイッチング素子7に流れる電流の電流ピーク値をID3p、主回路3が消費する電流をI3、周辺機器回路4が消費する電流をI4とすると、1次巻線11の消費電力は以下の式で表すことができる。
=(V2×I2+V3×I3+V4×V4+V5×I5)/η …(26)
図10は、実施の形態2にかかるスイッチング電源回路1およびその他の回路を搭載した電子機器に関する要部構成を示すブロック図である。実施の形態1と同様に、インバータ装置に搭載した例を示しているが、実施の形態1との相違点は、主電源5の電源電圧を監視する電源電圧検出部50を付加した点にある。電源電圧検出部50は、主電源5の電源電圧V1を検出し、制御回路2に対し、検出結果である出力信号V50を出力する機能を有している。なお、図1と同一または同等の部分については、同一符号を付して示し、重複する内容は適宜省略した説明とする。
第1のステップは、主電源5への電源供給から、電圧V2が指令電圧V2refに到達するまでの期間、すなわち起動期間中の動作である。この期間では、制御回路2および電源制御用IC8に対し電力が供給される。このとき、主回路3および周辺機器回路4は動作を開始しない、すなわち主回路3および周辺機器回路4では電力消費がない状態となる。
第2のステップは、電圧V2が指令電圧V2refに到達し、制御回路2および電源制御用IC8が動作している期間、すなわち定常期間中の動作である。この期間では、制御回路2に設けられる電源電圧判定部80は、電源電圧検出部50からの出力信号V50に基づいて、主電源5の電源電圧V1の診断・判定を行う。
第3のステップでは、電源電圧判定部80の診断・判定結果に応じた処理が実行される。具体的には、電源電圧判定部80の診断・判定結果が、診断・判定基準を満足していれば、制御回路2から主回路3および周辺機器回路4に対し、出力信号sout,foutがそれぞれ出力され、主回路3および周辺機器回路4は動作を開始する。一方、電源電圧判定部80の診断・判定結果が、診断・判定基準を満たしていなければ、診断・判定基準を満たしていない主回路3、周辺機器回路4に対しては、制御回路2からの出力信号sout,foutは出力されず、代わりにアラーム信号を出力して主電源5の電源電圧に異常があることが伝達される。
第1のステップでは、各2次巻線21,22,23および補助巻線B1にそれぞれダイオードD21,D22,D23,D24を介して接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24の充電と、制御回路2、電源制御用IC8に対する電力供給を行う。時刻t00において、主電源5に電源が供給され、スイッチング電源回路1が動作を開始する。前述のように、起動時は、電源制御用IC8の過電流保護動作と解除動作とを繰り返すため、電流IDは、過電流保護レベル電流値IDOCまで流れ、電圧V2が充電され、時刻t01に電圧V2が指令電圧V2refに到達する。前述のように、第1のステップでは、制御回路2および電源制御用IC8に対する電力供給を行うが、この他に各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24に対しそれぞれの指令電圧に充電する動作も行う。
第2のステップでは、制御回路2にて、主電源5の電源電圧V1を確認し、他の回路の動作の可否を決定する。スイッチング電源回路1は、定常状態であり、制御回路2および電源制御用IC8が動作している。この期間は、コンデンサC21,C22,C23,C24は指令電圧への充電が完了しており、また、電源電圧判定部80にて電源電圧検出部50の出力信号V50に対する判定処理が行われているので、過大な電流IDも流れない。電源電圧検出部50の出力信号V50(すなわち主電源5の電源電圧V1)に異常がなければ、時刻t02にて、主回路3および周辺機器回路4の動作が開始されるが、電源電圧V1に異常があった場合には、アラーム信号が出力され、主電源5の電源電圧V1に異常がある旨が主回路3および周辺機器回路4に通知される。
第3のステップでは、制御回路2からの出力信号sout,foutにより主回路3、周辺機器回路4の動作が開始される。時刻t02にて、電源電圧判定部80からの出力信号s80により、制御回路2から主回路3、周辺機器回路4に対し、出力信号sout,foutがそれぞれ出力される。t02〜t03の期間では、電流IDが増加している。これは、主回路3および周辺機器回路4が動作を開始し、2次巻線22,23に対する電力負荷が増加したためである。時刻t03において、スイッチング電源回路1に接続された全回路が動作をした状態で定常状態になっている。
実施の形態3では、電源電圧検出部50を2次側に設ける構成について説明する。実施の形態1,2では、前述のように、電源電圧検出部50は、トランス6の1次巻線11に接続された主電源5の電源電圧V1を検出し、制御回路2に検出結果V50を送付する機能を備え、電源電圧検出部50には1次巻線11に接続された主電源5の電源電圧V1が入力され、制御回路2に対して電源電圧V1に基づいた検出値V50が出力される構成であった。
図17は、実施の形態4にかかるスイッチング電源回路1およびその他の回路を搭載した電子機器に関する要部構成を示すブロック図であり、実施の形態1,2と同様、インバータ装置に搭載した例を示している。実施の形態2では、制御回路2に対し、電源電圧検出部50の出力信号が入力されていたのに対し、実施の形態4では、電源電圧検出部50に代わり、スイッチング動作検出部70が設けられ、制御回路2に対し、スイッチング動作検出部70の出力信号tPoutが入力される構成となっている。なお、図1と同一または同等の部分については、同一符号を付して示し、重複する内容は適宜省略した説明とする。
第1のステップでは、各2次巻線21,22,23および補助巻線B1にそれぞれダイオードD21,D22,D23,D24を介して接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24の充電と、制御回路2、電源制御用IC8に対する電力供給を行う。時刻t00において、主電源5に電源が供給され、スイッチング電源回路1が動作を開始する。前述のように、起動時は、電源制御用IC8の過電流保護動作と解除動作とを繰り返すため、電流IDは、過電流保護レベル電流値IDOCまで流れ、電圧V2が充電され、時刻t01に電圧V2が指令電圧V2refに到達する。前述のように、第1のステップでは、制御回路2および電源制御用IC8に対する電力供給を行うが、この他に各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24に対しそれぞれの指令電圧に充電する動作も行う。なお、この期間における1次巻線11に必要となる電力エネルギーは、実施の形態1で示した式(23)となるので説明は省略する。
第2のステップでは、制御回路2にて、主電源5の電源電圧V1を確認し、他の回路の動作の可否を決定する。スイッチング電源回路1は、定常状態であり、制御回路2および電源制御用IC8が動作している。この期間は、コンデンサC21,C22,C23,C24は指令電圧への充電が完了しており、また、スイッチング動作判定部90にてスイッチング動作検出部70の出力信号tPoutに対する判定処理が行われているので、過大な電流IDも流れない。スイッチング素子7の動作(すなわち時間幅計測部100の出力信号tout)に異常がなければ、時刻t02にて、主回路3および周辺機器回路4の動作が開始されるが、スイッチング素子7の動作に異常があった場合には、アラーム信号が出力され、主電源5の電源電圧V1に異常がある旨が主回路3および周辺機器回路4に通知される。なお、この期間における1次巻線11に必要な電力は、実施の形態1で示した式(24)となるので説明は省略する。
第3のステップでは、制御回路2からの出力信号sout,foutにより主回路3、周辺機器回路4の動作が開始される。時刻t02にて、スイッチング動作判定部90からの出力信号t90により、制御回路2から主回路3、周辺機器回路4に対し、出力信号sout,foutがそれぞれ出力される。時刻t02〜t03の期間では、電流IDが増加している。これは、主回路3および周辺機器回路4が動作を開始し、2次巻線22,23に対する電力負荷が増加したためである。時刻t03において、スイッチング電源回路1に接続された全回路が動作をした状態で定常状態になっている。なお、時刻t03以降における1次巻線11に必要な電力は、実施の形態1で示した式(25)となるので説明は省略する。
図24は、実施の形態5にかかるスイッチング電源回路1およびその他の回路を搭載した電子機器に関する要部構成を示すブロック図であり、実施の形態1〜4と同様に、インバータ装置に搭載した例を示している。実施の形態2では、制御回路2に対し、電源電圧検出部50の出力信号V50が入力され、また、実施の形態4では、制御回路2に対し、スイッチング動作検出部70の出力信号tPoutが入力される構成を開示したが、実施の形態5では、電源電圧検出部50の出力信号V50およびスイッチング動作検出部70の出力信号tPoutの双方が入力される構成を開示するものである。なお、図1または図10と同一または同等の部分については、同一符号を付して示し、重複する内容は適宜省略した説明とする。
(1)主電源5の電源電圧V1
(2)スイッチング素子7の動作(スイッチング素子7のオン時間Ton、オフ時間Toff、スイッチング周波数fsw、2次巻線21およびダイオードD21に流れる電流)
(3)1次巻線11およびスイッチング素子7に流れる電流IDの電流ピーク値IDp
(4)各2次巻線に接続された回路の消費電力Pallと、主電源の電源電圧V1、スイッチング素子7の動作の整合性確認
(5)トランス6の磁束密度ΔB
=1/2×L11×(V1/L11×Ton)2×fsw
…(31)
第1のステップでは、各2次巻線21,22,23および補助巻線B1にそれぞれダイオードD21,D22,D23,D24を介して接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24の充電と、制御回路2、電源制御用IC8に対する電力供給を行う。時刻t00において、主電源5に電源が供給され、スイッチング電源回路1が動作を開始する。前述のように、起動時は、電源制御用IC8の過電流保護動作と解除動作とを繰り返すため、電流IDは、過電流保護レベル電流値IDOCまで流れ、電圧V2が充電され、時刻t01に電圧V2が指令電圧V2refに到達する。前述のように、第1のステップでは、制御回路2および電源制御用IC8に対する電力供給を行うが、この他に各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24に対しそれぞれの指令電圧に充電する動作も行う。なお、この期間における1次巻線11に必要となる電力エネルギーは、実施の形態1で示した式(24)となるので説明は省略する。
第2のステップでは、制御回路2にて、スイッチング電源回路1の動作状態を診断する。スイッチング電源回路1は、定常状態であり、制御回路2および電源制御用IC8が動作している。この期間は、コンデンサC21,C22,C23,C24は指令電圧への充電が完了しており、また、電源電圧検出部50の出力信号V50およびスイッチング動作検出部70の出力信号tPoutに関する診断処理が行われているため、過大な電流IDも流れない。
…(34)
第3のステップでは、制御回路2からの出力信号sout,foutにより主回路3、周辺機器回路4の動作が開始される。時刻t02にて、スイッチング動作判定部90からの出力信号t90により、制御回路2から主回路3、周辺機器回路4に対し、出力信号sout,foutがそれぞれ出力される。時刻t02〜t03の期間では、電流IDが増加している。これは、主回路3および周辺機器回路4が動作を開始し、2次巻線22,23に対する電力負荷が増加したためである。時刻t03において、スイッチング電源回路1に接続された全回路が動作をした状態で定常状態になっている。なお、時刻t03以降についても、定期的に、スイッチング電源回路1の動作状態を診断する。
=1/2×L11×ID3sp2×fsw …(37)
・ステップ1:各2次巻線21,22,23および補助巻線B1に接続されたコンデンサC21,C22,C23,C24の充電、電源制御用IC8への電力供給、制御回路起動用IC230での電圧V2の監視
・ステップ2:制御回路起動用IC230から、演算処理部210、記憶保持部220に起動信号RESETが出力され、演算処理部210、記憶保持部220が動作を開始
・ステップ3:演算処理部210、記憶保持部220の安定動作後に、電源電圧検出部50の出力信号V50の判定を実施
図27は、実施の形態6にかかるスイッチング電源回路1およびその他の回路を搭載した電子機器に関する要部構成を示すブロック図であり、実施の形態1,2,4と同様に、インバータ装置に搭載した例を示している。実施の形態6では、制御回路2に接続されるコンデンサC21と接続されている2次巻線21およびダイオードD21に電流が流れる時間を検出する2次巻線導通時間検出部1000が設けられ、2次巻線導通時間検出部1000は、2次巻線21およびダイオードD21に電流が流れる時間t21outを検出し、制御回路2に対し、検出結果である出力信号t21outを出力する機能を有している。なお、これまで示した実施の形態と同一または同等の部分については、同一符号を付して示し、重複する内容は適宜省略した説明とする。
…(44)
=1/2×L11×IDOC×fsw×η/V2−P51/V2
…(45)
・スイッチング周波数fswは固定
・スイッチング電源回路1の動作状態は、前述の第1のステップ終了後の状態、すなわち、制御回路2および電源制御用IC8は動作をしており、主回路3および周辺機器回路4は動作していない状態
・主電源5の電源電圧は一定
・制御回路2が消費する電流I2のみが変化
V2×1.2×I2=1/2×L21×I21p1.2 2×fsw
I21p1.2=√(2×V2×1.2×I2/(L21×fsw))
…(46)
V2×I2=1/2×L21×I21p2×fsw
I21p=√(2×V2×I2/(L21×fsw)) …(47)
Toff1.2=2×1.2×I2×Tall/√(1.2)×I21p
Toff1.2=1.2/√(1.2)×Toff …(49)
=(V2×I2max+V5×I5+V3×I3+V4×I4)/η
…(50)
=Pinmax×η/V2−(V5×I5+V3×I3+V4×I4)/V2
…(51)
Claims (25)
- 電子機器の動作全体を制御する制御回路、前記電子機器の実動作を行う主回路および前記電子機器の実動作に関わらないその他の回路に対する動作電力を、主電源の電力に基づいて生成する動作を行うスイッチング電源回路であって、
1次巻線と1つ以上の2次巻線により構成される絶縁トランスと、
前記絶縁トランスの1次巻線に直列に接続され、オン/オフ制御されることによって前記主電源から前記1次巻線に電力供給を行うスイッチング素子と、
前記絶縁トランスの2次巻線にダイオードを介して接続されるコンデンサと、
前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記スイッチング素子のオン/オフ動作を制御する電源制御用ICと、
前記2次巻線および前記ダイオードに電流が流れる時間を推定可能な時間要素を検出し、前記制御回路に検出結果を出力する2次巻線導通時間検出部と、
を備え、
前記制御回路は、前記主電源に電源が供給されてから前記コンデンサに予め設定された所望の電圧が充電され、前記所望の電圧が充電されてから、前記2次巻線導通時間検出部の出力信号に基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作を制御することを特徴とするスイッチング電源回路。 - 前記2次巻線導通時間検出部は、前記時間要素として、スイッチング素子がオンしている時間を検出することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
- 前記2次巻線導通時間検出部は、前記時間要素として、スイッチング素子がオフしている時間を検出することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
- 前記制御回路は、前記2次巻線導通時間検出部の出力信号に基づいて、前記2次巻線の電力を使用する回路が消費する電流を判定し、その判定値に基づいて、アラーム信号を出力するとともに、前記主回路および前記その他の回路を動作させることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
- 電子機器の動作全体を制御する制御回路、前記電子機器の実動作を行う主回路および前記電子機器の実動作に関わらないその他の回路に対する動作電力を、主電源の電力に基づいて生成する動作を行うスイッチング電源回路であって、
1次巻線と1つ以上の2次巻線により構成される絶縁トランスと、
前記絶縁トランスの1次巻線に直列に接続され、オン/オフ制御されることによって前記主電源から前記1次巻線に電力供給を行うスイッチング素子と、
前記絶縁トランスの2次巻線にダイオードを介して接続されるコンデンサと、
前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記スイッチング素子のオン/オフ動作を制御する電源制御用ICと、
前記スイッチング素子のオン時間を推定可能な時間要素を検出し、前記制御回路に検出結果を出力するスイッチング動作検出部と、
を備え、
前記制御回路は、前記主電源に電源が供給されてから前記コンデンサに予め設定された所望の電圧が充電され、前記所望の電圧が充電されてから予め設定されたディレイ時間の経過後に、前記主回路および前記その他の回路が動作を開始するように制御するとともに、
前記スイッチング動作検出部の出力に基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作を制御することを特徴とするスイッチング電源回路。 - 前記スイッチング動作検出部は、前記制御回路に電力供給を行う前記2次巻線の端子間電圧に基づいて前記時間要素を検出することを特徴とする請求項5に記載のスイッチング電源回路。
- 前記制御回路は、前記スイッチング動作検出部の出力信号に基づいて、前記主回路および前記その他の回路に対する動作の開始および停止を判定するスイッチング動作判定部を備えることを特徴とする請求項5または6に記載のスイッチング電源回路。
- 前記スイッチング動作検出部が検出する前記スイッチング素子の動作に起因する時間要素は、前記スイッチング素子のスイッチングオン時間、前記スイッチング素子のスイッチングオフ時間、前記スイッチング素子の動作周波数、前記絶縁トランスの2次巻線および2次巻線に接続されたダイオードに流れる電流の時間の何れか1つであることを特徴とする請求項7に記載のスイッチング電源回路。
- 前記スイッチング動作判定部は、前記スイッチング動作検出部の出力信号に基づいて、前記時間要素の時間を計測する時間計測部を備えることを特徴する請求項7に記載のスイッチング電源回路。
- 電子機器の動作全体を制御する制御回路、前記電子機器の実動作を行う主回路および前記電子機器の実動作に関わらないその他の回路に対する動作電力を、主電源の電力に基づいて生成する動作を行うスイッチング電源回路であって、
1次巻線と1つ以上の2次巻線により構成される絶縁トランスと、
前記絶縁トランスの1次巻線に直列に接続され、オン/オフ制御されることによって前記主電源から前記1次巻線に電力供給を行うスイッチング素子と、
前記絶縁トランスの2次巻線にダイオードを介して接続されるコンデンサと、
前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記スイッチング素子のオン/オフ動作を制御する電源制御用ICと、
前記主電源の電源電圧を検出し、前記制御回路に検出結果を出力する電源電圧検出部と、
前記スイッチング素子のオン時間を推定可能な時間要素を検出し、前記制御回路に検出結果を出力するスイッチング動作検出部と、
を備え、
前記制御回路は、前記主電源に電源が供給されてから前記コンデンサに予め設定された所望の電圧が充電され、前記所望の電圧が充電されてから予め設定されたディレイ時間の経過後に、前記主回路および前記その他の回路が動作を開始するように制御するとともに、前記電源電圧検出部および前記スイッチング動作検出部の出力に基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作を制御することを特徴とするスイッチング電源回路。 - 前記電源電圧検出部は、前記制御回路に電力供給を行う前記2次巻線の端子間電圧を前記検出結果として出力し、
前記スイッチング動作検出部は、前記制御回路に電力供給を行う前記2次巻線の端子間電圧に基づいて前記時間要素を検出する
ことを特徴とする請求項10に記載のスイッチング電源回路。 - 前記制御回路は、前記電源電圧検出部の出力信号および前記スイッチング動作検出部の出力信号に基づいて、前記主回路および前記その他の回路に対する動作の開始および停止を判定する回路診断部を備えることを特徴とする請求項10または11に記載のスイッチング電源回路。
- 前記制御回路は、前記電子機器の動作全体を制御する演算処理部を備え、
前記演算処理部には、前記回路診断部が設けられ、
前記回路診断部は、前記電源電圧検出部の出力信号および前記スイッチング動作検出部の出力信号のうちの少なくとも1つの信号に基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作を制御することを特徴とする請求項12に記載のスイッチング電源回路。 - 電子機器の動作全体を制御する制御回路、前記電子機器の実動作を行う主回路および前記電子機器の実動作に関わらないその他の回路に対する動作電力を、主電源の電力に基づいて生成する動作を行うスイッチング電源回路の制御方法であって、
前記スイッチング電源回路は、
1次巻線と1つ以上の2次巻線により構成される絶縁トランスと、
前記絶縁トランスの1次巻線に直列に接続され、オン/オフ制御されることによって前記主電源から前記1次巻線に電力供給を行うスイッチング素子と、
前記絶縁トランスの2次巻線にダイオードを介して接続されるコンデンサと、
前記コンデンサの充電電圧に基づいて前記スイッチング素子のオン/オフ動作を制御する電源制御用ICと、
を備え、
前記制御回路の処理には、前記主電源の電力を用いて前記コンデンサに予め設定された所望の電圧を充電する第1のステップが含まれ、
前記制御回路は、前記第1のステップの処理完了後から予め設定されたディレイ時間の経過後に、前記主回路および前記その他の回路に起動信号を出力して、前記主回路および前記その他の回路の動作を開始するように制御することを特徴とするスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記制御回路の処理には、
前記主電源の電源電圧値を判定する第2のステップと、
前記第2のステップの判定結果に基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作の開始または停止を制御し、あるいは、動作を開始させずにアラーム信号を出力する第3のステップと、
が含まれることを特徴とする請求項14に記載のスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記第2のステップでは、前記主電源の電源電圧値と予め設定された電圧上限しきい値とを比較すると共に、当該電源電圧値と予め設定された電圧下限しきい値とを比較し、前記電源電圧値が、前記電圧下限しきい値以上かつ前記電圧上限しきい値以下である第1条件、あるいは、前記電圧下限しきい値以上である第2条件を満たしているか否かを判定し、
前記第3のステップでは、前記第2のステップにて前記第1条件もしくは前記第2条件の何れかを満足していると判定した場合、予め設定されたディレイ時間の経過後に、前記主回路および前記その他の回路に起動信号を出力して、前記主回路および前記その他の回路の動作を開始する制御を行うことを特徴とする請求項15に記載のスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記第2のステップでは、前記主電源の電源電圧値と予め設定された電圧上限しきい値とを比較すると共に、当該電源電圧値と予め設定された電圧下限しきい値とを比較し、前記電源電圧値が、前記電圧下限しきい値以上かつ前記電圧上限しきい値以下である第1条件、あるいは、前記電圧下限しきい値以上である第2条件を満たしているか否かを判定し、
前記第3のステップでは、前記第2のステップにて前記第1条件および前記第2条件の何れも満足していないと判定した場合、前記主回路および前記その他の回路に起動信号を出力せずに、前記主回路および前記その他の回路の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項15に記載のスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記第3のステップでは、前記主回路および前記その他の回路を動作させた以降において、前記主電源の電源電圧値に基づいて、前記電圧上限しきい値および前記電圧下限しきい値のうちの少なくとも1つを変更することを特徴とする請求項16または17に記載のスイッチング電源回路の制御方法。
- 前記第3のステップでは、前記主回路および前記その他の回路を動作させた以降において、前記電圧上限しきい値および前記電圧下限しきい値のうちの少なくとも1つを変更した後に、前記第1条件および前記第2条件のうちの1つを満足しなくなった場合、前記主回路および前記その他の回路のうちの少なくとも1つの回路の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項18に記載のスイッチング電源回路の制御方法。
- 前記制御回路の処理には、
前記スイッチング素子のオン時間を推定可能な時間要素を検出する第2のステップと、
前記第2のステップの検出結果に基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作の開始または停止を制御し、あるいは、動作を開始させずにアラーム信号を出力する第3のステップと、
が含まれることを特徴とする請求項14に記載のスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記第2のステップでは、前記時間要素と予め設定された時間上限しきい値とを比較すると共に、当該時間要素と予め設定された時間下限しきい値とを比較し、前記時間要素が、前記時間下限しきい値以上かつ前記時間上限しきい値以下である第1条件、あるいは、前記時間下限しきい値以上である第2条件を満たしているか否かを判定し、
前記第3のステップでは、前記第2のステップにて前記第1条件もしくは前記第2条件の何れかを満足していると判定した場合、予め設定されたディレイ時間の経過後に、前記主回路および前記その他の回路に起動信号を出力して、前記主回路および前記その他の回路の動作を開始する制御を行うことを特徴とする請求項20に記載のスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記第2のステップでは、前記時間要素と予め設定された時間上限しきい値とを比較すると共に、当該時間要素と予め設定された時間下限しきい値とを比較し、前記時間要素が、前記時間下限しきい値以上かつ前記時間上限しきい値以下である第1条件、あるいは、前記時間下限しきい値以上である第2条件を満たしているか否かを判定し、
前記第3のステップでは、前記第2のステップにて前記第1条件および前記第2条件の何れも満足していないと判定した場合、前記主回路および前記その他の回路に起動信号を出力せずに、前記主回路および前記その他の回路の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項20に記載のスイッチング電源回路の制御方法。 - 前記第3のステップでは、前記主回路および前記その他の回路を動作させた以降において、前記時間要素に基づいて、前記時間上限しきい値および前記時間下限しきい値のうちの少なくとも1つを変更することを特徴とする請求項21または22に記載のスイッチング電源回路の制御方法。
- 前記第3のステップでは、前記主回路および前記その他の回路を動作させた以降において、前記時間上限しきい値および前記時間下限しきい値のうちの少なくとも1つを変更した後に、前記第1条件および前記第2条件のうちの1つを満足しなくなった場合、前記主回路および前記その他の回路のうちの少なくとも1つの回路の動作を停止する制御を行うことを特徴とする請求項23に記載のスイッチング電源回路の制御方法。
- 前記制御回路の処理には、
前記主電源の電源電圧値を判定すると共に、前記スイッチング素子のオン時間を推定可能な時間要素を検出する第2のステップと、
前記電源電圧値の判定結果および前記時間要素の検出結果のうちの少なくとも1つに基づいて、前記主回路および前記その他の回路の動作の開始または停止を制御し、あるいは、動作を開始させずにアラーム信号を出力する第3のステップと、
が含まれること特徴とする請求項14に記載のスイッチング電源回路の制御方法。
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