JP5664325B2 - 遠隔通信管理システム及び遠隔通信管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔通信管理システム及び遠隔通信管理方法の分野に関する。
近年、出張経費及び出張時間を削減する要請に伴い、インターネット等の通信ネットワークを介してテレビ会議などを行う遠隔通信システム、テレビ会議システムが普及している。このような遠隔通信システムでは、複数の通信端末の間で通話を開始すると、画像データ及び音声データの送受信が行われ、テレビ会議を実現することができる。また、近年のブロードバンド環境の充実化により、複数の通信端末間で高画質の画像データや高音質の音声データの送受信が可能となった。これにより、テレビ会議の相手の状況を把握し易くなり、会話による意思疎通の充実度を向上することができるようになった。
このような遠隔通信システムは、SIP(Session Initiation Protocol)やXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocol)といったプロトコル等が使われており、例えばSIPの場合、通信端末はSIP URI(Uniform Resource Identifier)と呼ばれるIDを使って遠隔通信システム(プロキシサーバ)にアクセスすることで、相手先の通信端末のIPアドレスを知らなくても通信ができるようになっている。また、また一般に、呼制御と実際のデータのやりとりでは違ったプロトコルを使うことが多く、例えば呼制御にはSIPが用いられ、呼確立後の実際のデータ(画像データや音声データ等)のやりとりにはRTP(Real-time Transport Protocol)などのプロトコルが用いられる。
さてここで、近年のブロードバンド環境の充実化においても、通信ネットワークを介して多数のテレビ会議が行われている場合や、通信ネットワーク上の狭帯域経路を使用して画像データや音声データを受信する場合には、ときに画像データや音声データの受信に遅延が生じてしまうことがある。画像データや音声データの受信に0.5秒以上の遅延が生じると、遠隔通信システムの利用者は、会話中にストレスを感じてしまうと言われている。このため、遠隔通信システムでは、通信ネットワークにおけるLAN毎に、テレビ会議端末等の通信端末の間で、画像データ及び音声データを中継する中継装置(MCU:Multi Conferencing Unit)が設置される場合もある。これら中継装置により、テレビ会議の通信処理を分散して各中継装置の負荷を軽減すると共に、中継する画像データや音声データなどのデータ伝送量を分散することができるからである。複数の中継装置のうち、通信端末のIPアドレスに近いIPアドレスの中継装置を選択することで、この選択された中継装置を介して、高画質の画像データや高音質の音声データを送受信することができる(例えば特許文献1参照)。
また、このような遠隔通信システムは「状態管理機能」を有しており、システム上通話の開始要求を行う要求元の通信端末には、宛先候補の通信端末がログインしているか否かを示す状態情報が送られて来て、通話(通信)を開始する前から、宛先候補の状態を把握することができる。具体的には、要求元の通信端末が自端末で宛先候補の各宛先名を示した宛先リストを管理しておき、通話を開始する前に、宛先候補としての各通信端末からログインの有無を示す状態情報を受信して、自端末の宛先リストに反映させて表示させる(例えば特許文献2参照)。このように、通話を開始する前から宛先候補の状態が分かるため、要求元の通信端末から通話の開始要求を行った後に、宛先の通信端末がログアウトしていて通話できないといったような無駄な作業を省略することができる。
図1は、宛先リスト画面例(その1)を示す。要求元の通信端末の電源をONにして直ぐに宛先リストを表示すると、その時点では宛先候補の状態情報を受信していないため、図に示されているように仮の状態として、宛先候補の状態が全て電源OFFを示したアイコンとして表示される。
図2は、宛先リスト画面例(その2)を示す。宛先リストが表示された後、例えば数秒間で、宛先候補のうちの複数の通信端末から状態情報が送られて来ると、図に示されているように、受信された状態情報に係る状態を示したアイコンに切り替わる。
これら図において、宛先リスト枠1100−1には、宛先名「日本 東京事業所 AB端末」1100−2等の各宛先名が表示されており、宛先名毎に状態情報を反映させるべく、この状態を示したアイコン(1100−3a,1100−3b,1100-3c,1100-3d)が表示されている。このうち、アイコン1100−3aは、宛先候補の一つの通信端末がOFFライン状態で、この通信端末と通話不可能であることを示す。アイコン1100−3bは、宛先候補の一つの通信端末がONライン状態で、この通信端末と通話可能であることを示す。アイコン1100−3cは、宛先候補の一つの通信端末が他の通信端末と通話中の状態で、通話仲間に加わって、三者通信等が可能な状態を示す。アイコン1100−3dは、宛先候補の一つの通信端末が他の通信端末と通話中の状態であるが、離席中等により一時中断しているため、通話仲間に加われない状態を示す。
遠隔通信システム上、通話の開始要求を行う要求元の通信端末は、このような宛先リスト画面の宛先候補の通信端末のうち例えばONライン状態のアイコン1100−3bを操作(選択)するだけで、簡単に相手先の通信端末(アメリカニューヨーク事業所CA端末)と呼を確立し、またその後実際のデータ(画像データや高音質の音声データ等)のやりとりを行うことができるようになっている。
さて、このような遠隔通信システムにおいて、状態管理機能に不具合・障害が発生した場合、宛先リスト画面には、宛先候補の状態が全て電源OFFを示したアイコンとして表示されたり、又はシステムによっては宛先候補(アイコン)が非表示になるので、通信端末はシステム上から相手先の通信端末と呼を確立できなくなる。仮に相手先の通信端末のIPアドレスを知っている場合には、ダイレクトアクセスによる相手先の通信端末とのデータ通信もありうるが、遠隔通信システムを利用しているような場合、それも稀である。
これを防ぐには、サーバを多重化するか、通信端末のIPアドレスを通知するリダイレクトサーバを提供するといった方法がある。しかしながら、前者は導入・運用にコストがかかるという問題があり、後者は通信端末間のダイレクトアクセスとなるために、遠隔通信システム側(通話サービス提供側)で一元的な制御がし難いという問題があった。
本発明では上記のような問題に鑑みて、通信端末が宛先リスト画面を操作して相手先の通信端末との通信を行えない場合、宛先リスト画面を代替手段(代替画面)に切替えて、通信端末が代替手段(代替画面)を操作することにより、システム上における相手先の通信端末との通信を回避的に実現させる遠隔通信管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る遠隔通信管理システムは、複数の遠隔通信端末、中継装置、遠隔通信管理装置を含み構成され、複数の遠隔通信端末間で通信ネットワークを介して遠隔通信されるデータ通信を中継装置で中継しながら通信する遠隔通信管理システムであって、遠隔通信管理装置は、中継装置の少なくともIPアドレスを記憶・管理した第1記憶手段と、遠隔通信端末に対して通信宛先の遠隔通信端末の情報を含む宛先一覧情報の提供の可否を判定するとともに、宛先一覧情報の提供が否と判定されたとき前記第1記憶手段に記憶された中継装置に対し、認証ID取得要求を行う判定手段と、前記宛先一覧情報を提供すべき遠隔通信端末に対し、前記第1記憶手段に記憶された中継装置の前記IPアドレスと、中継装置から取得された認証IDとを送信する送信手段と、を有し、中継装置は、複数の認証IDを記憶・管理した第2記憶手段と、遠隔通信管理装置からの前記認証ID取得要求に応じて、前記第2記憶手段に記憶された認証IDを発行する認証ID発行手段と、遠隔通信端末から認証IDを含む第1接続要求を受信すると、該認証IDが前記第2記憶手段から発行された認証IDであるかの照合を行うことにより、端末認証を行う端末認証手段と、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末が前記端末認証されたのち、第1遠隔通信端末から第2遠隔通信端末の認証IDを含む第2接続要求を受信すると、該認証IDと、前記第2記憶手段から発行された認証IDであるかの照合を行うことにより、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末間の接続認証を行う接続認証手段と、前記接続認証されたのち、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末間のデータ通信を中継する中継手段と、を有することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、通信端末が宛先リスト画面を操作して相手先の通信端末との通信を行えない場合、宛先リスト画面を代替手段(代替画面)に切替えて、通信端末が代替手段(代替画面)を操作することにより、システム上における相手先の通信端末との通信を回避的に実現させる遠隔通信管理システムを提供することができる。
宛先リスト画面例(その1)を示す。 宛先リスト画面例(その2)を示す。 本発明の一実施形態に係る遠隔通信システム1の概略図である。 本発明の一実施形態に係る遠隔通信端末10のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る遠隔通信管理装置50のハードウェア構成図である。 本実施形態の遠隔通信システム1を構成する各端末、各装置の機能ブロック図である。 認証ID管理DB3001のデータテーブル例を示す。 中継装置管理DB5001のデータテーブル例を示す。 端末認証管理DB5002のデータテーブル例を示す。 端末管理DB5003のデータテーブル例を示す。 宛先リスト管理DB5004のデータテーブル例を示す。 正常時のログイン要求〜宛先リスト表示処理を説明するシーケンス図である。 異常時のログイン要求〜異常時用画面表示処理を説明するシーケンス図である。 異常時用画面A例を示す。 異常時の接続要求〜接続処理を説明するシーケンス図である。 異常時用画面B例を示す。
以下、本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。
[システム構成]
<実施形態の全体構成>
図3は、本発明の一実施形態に係る遠隔通信システム1の概略図であり、まずは図3を用いて、本実施形態の概略を説明する。
図3に示す遠隔通信システム1は、複数の遠隔通信端末(10aa,10ab,…,10db)、各遠隔通信端末(10aa,10ab,…,10db)用のディスプレイ(11aa,11ab,…,11db)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、及び遠隔通信管理装置50によって構築されている。
なお、本実施形態では、遠隔通信端末(10aa,10ab,…,10db)のうち任意の遠隔通信端末を示す場合には「遠隔通信端末10」を用い、中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置を示す場合には「中継装置30」を用いる。
遠隔通信端末10は、他の遠隔通信端末10との間で、画像データ、音声データ等の送受信を行う。画像データの画像は、動画又は静止画であってもよいし動画と静止画の両方が含まれてもよい。中継装置30は、複数の遠隔通信端末10の間で、画像データ及び音声データの中継を行う。遠隔通信管理装置50は、遠隔通信端末10及び中継装置30を一元的に管理する。
また、図3に示されている複数のルータ(70a,70b,…,70g)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。
UI提供装置90は、遠隔通信端末10にて表示する画面情報(例えば宛先リスト画面の枠組み画面等)を保持しており、遠隔通信端末10からの画面情報取得要求に応じて、適切な画面情報を遠隔通信端末10に返す。なお、遠隔通信管理装置50がUI提供装置80を兼ねて画面情報を保持させるよう構成することもできる。
また、遠隔通信端末10aa、遠隔通信端末10ab、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。遠隔通信端末10ba、遠隔通信端末10bb、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70cが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、遠隔通信端末10ca、遠隔通信端末10cb、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。遠隔通信端末10da、遠隔通信端末10db、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70eが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカであり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70c,70e)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、遠隔通信管理装置50、及びUI提供装置90は、インターネット2iを介して、遠隔通信端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。遠隔通信管理装置50、及びUI提供装置90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。
また、図3において、各遠隔通信端末10、各中継装置30、遠隔通信管理装置50、各ルータ70、及びプUI提供装置90の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、遠隔通信端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが。説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
<実施形態のハードウェア構成>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る遠隔通信端末10のハードウェア構成図である。図2に示されているように、本実施形態の遠隔通信端末10は、遠隔通信端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、遠隔通信端末用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うSSD(Solid State Drive)104、フラッシュメモリ等の記録メディア105に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ106、遠隔通信端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン107、遠隔通信端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ108、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111、CPU101の制御に従って被写体を撮像し画像データを得るCCD(Charge Coupled Device)112、このCCD112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力するマイク114、音声を出力するスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ11に画像データを伝送するディスプレイI/F117、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
なお、記録メディア105は、遠隔通信端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うものであればSSD104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。更に、CCD105は、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する電荷結合素子であり、被写体を撮像するものであればCCDに限らず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いてもよい。また、ディスプレイ11は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成されている。
更に、上記遠隔通信端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア105等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係る遠隔通信管理装置50のハードウェア構成図である。遠隔通信管理装置50は、遠隔通信管理装置50全体の動作を制御するCPU201、遠隔通信管理用プログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データを記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御にしたがってHD204に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記遠隔通信管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記遠隔通信管理装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<実施形態の機能構成>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態の遠隔通信システム1を構成する各端末、各装置の機能ブロック図である。図6では、遠隔通信端末10、中継装置30、遠隔通信管理装置50、及びUI提供装置90が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<遠隔通信端末の機能構成>
遠隔通信端末10は、他の遠隔通信端末10との間で、画像データ、音声データ等の送受信を行う端末で、具体的にはユーザが使用するテレビ会議用端末である。遠隔通信端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14a、画像表示制御部14b、音声入出力部15、記憶・読出処理部16、及び記憶部1000を有している。
送受信部11は、図4に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。操作入力受付部12は、操作ボタン107、及び電源スイッチ108によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が電源スイッチ108をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて電源をONにする。ログイン要求部13は、CPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び遠隔通信端末10abの現時点のIPアドレスを自動的に送信する。
撮像部14aは、CCD112、及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。画像表示制御部14bは、画像表示プログラム、ディスプレイI/F117によって実現され、表示画像を生成して外付けのディスプレイ11に対して画像データを送信するための制御を行う。音声入出力部15は、マイク114、スピーカ115及び音声入出力I/F116によって実現され、利用者の音声を入力し、この音声を音声信号に変換することで、音声信号に係る音声データを出力する。また音声データに係る音声信号を音声に変換して出力する。
(中継装置の機能構成)
次に、中継装置30の機能又は手段について説明する。中継装置30は、送受信部31、端末認証部32、記憶・読出処理部33、認証ID発行部34及び記憶部3000を有している。また記憶部3000には、認証ID管理DB3001が構築される。
送受信部31は、ネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(情報)の送受信、中継を行う。具体的には、遠隔通信端末10同士がテレビ会議を行う際、画像(映像)データや音声データを中継する。中継装置30により、テレビ会議の通信処理を分散してシステム負荷を軽減すると共に、中継する画像データや音声データなどのデータ伝送量を分散する目的があるので、中継の際にはデータ品質の管理やトラフィック品質の管理を行いうるが、説明を簡潔にするため詳細は割愛する。
端末認証部32は、遠隔通信端末10が中継装置30に対し接続してきた際、遠隔通信端末10からの認証IDを取得し、認証ID管理DB3001内の認証IDとの照合により端末認証を行う。つまり認証ID管理DB3001から貸し出し出されている認証IDであるかどうかでもって端末認証を行う。
記憶・読出処理部33は、記憶部3000の認証ID管理DB3001から認証IDを読み出す。遠隔通信管理装置50から認証IDの取得要求に応じて認証ID管理DB3001内に格納される1の認証IDが読み出される。
認証ID発行部34は、遠隔通信管理装置50から認証IDの取得要求に応じて、記憶部3000の認証ID管理DB3001から認証IDを読み出して、一時的に認証IDを発行する(貸し出す)。
(認証ID管理DB3001)
図7は、認証ID管理DB3001のデータテーブル例を示す。「中継装置内認証ID」は、予めいくつかの認証IDがストックされており、遠隔通信管理装置50から認証IDの取得要求に応じて一時的に認証IDが貸し出される。そして貸出中の認証IDに対しては、貸し出し状態を示す「使用中フラグ」において、認証IDが現在使用中(貸出中)かどうかを判断するフラグ(True:使用中/False:未使用中)が入れられる。よって新たに認証IDが貸し出される場合には、フラグがFalseである認証IDを貸し出す。また使用終了時(返却時)には、フラグをTrueからFalseへ更新する。
なお、ここで貸し出された認証IDは、一旦遠隔通信管理装置50へ貸し出され、さらに遠隔通信管理装置50から遠隔通信端末10に対して貸し出される。詳細は後述するが、遠隔通信端末10は、遠隔通信管理装置50に不具合が発生した場合には、中継装置30に対しこの認証IDを用いてアクセス、認証し、相手の遠隔通信端末10との通信を行うことになる。
なお中継装置30が複数存在する場合、認証ID管理DB3001のデータは全中継装置30で共有される。よってデータ更新のタイミング毎に全中継装置30で共有的に同期されるようになっている。
(遠隔通信管理装置の機能構成)
次に、遠隔通信管理装置50の機能又は手段について説明する。遠隔通信管理装置50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55、セッション管理部56、サービス判定部57、記憶・読出処理部58、Webブラウザ59及び記憶部5000を有している。また記憶部5000には、中継装置管理DB5001、端末認証管理DB5002、端末管理DB5003、宛先リスト管理DB5004が構築される。
送受信部51は、ネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、送受信部51を介して受信された遠隔通信端末10からのログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとし、記憶部5000の端末認証管理DB5002を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部53は、ログイン要求してきた遠隔隔通信端末10の稼動状態を管理すべく、端末管理DB5003に、この遠隔通信端末10の端末ID、遠隔通信端末10の稼動状態(ONライン/OFFライン等)、遠隔通信管理装置50でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末10のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。
端末抽出部54は、ログイン要求した遠隔通信端末10の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、ログイン要求した遠隔通信端末10と遠隔通信することができる遠隔通信端末10の候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。また、端末抽出部54は、ログイン要求してきた遠隔通信端末10の端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、ログイン要求してきた遠隔通信端末10の端末IDを宛先の遠隔通信端末10の候補として登録している他の要求元の遠隔通信端末10の端末IDも抽出する。
端末状態取得部55は、端末抽出部54によって抽出された宛先の遠隔通信端末10の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部55は、ログイン要求してきた遠隔通信端末10と遠隔通信することができる宛先の遠隔通信端末10の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部55は、端末抽出部54によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末状態管理DB5003を検索し、ログイン要求してきた遠隔通信端末10の稼動状態も取得する。
セッション管理部56は、遠隔通信端末10同士のセッション(例えばSIPセッション)を接続、管理する。要求元の遠隔通信端末10が宛先リストの中からログイン中(稼働中)の宛先の遠隔通信端末10に対し接続操作を行うと、SIP INVITE(コマンド)が発行されるので、セッション管理部56はこれを宛先の遠隔通信端末10に対し転送し、また宛先の遠隔通信端末10からのSIP 200 OKを要求元の遠隔通信端末10に転送したりして、呼を接続させる。
サービス判定部57は、端末の状態を管理する機能・サービスが正常に動作しているかどうかを調査し判定する。要求元の遠隔通信端末10においては、上述したように宛先リスト(図2参照)が提供され、この宛先リストには宛先の遠隔通信端末10及びその稼動状態(ONライン等)が表示されるが、遠隔通信管理装置50は、この宛先リストを要求元の遠隔通信端末10に対し提供するため、上述の端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55等の複数の機能を備えている。つまりサービス判定部57は、宛先リスト提供の可否を判定するために、宛先リストを提供するこれら宛先リスト提供機能・サービスが正常に動作しているかどうかを判定する機能部である。この点再度後述する。
記憶・読出処理部58は、記憶部5000内に記憶されている各種データを読み出したり、書き込んだりするもので、記憶部5000を制御するものである。
Webブラウザ59は、テレビ会議を行うにあたり各種の表示画面を表示する。表示画面には、各種設定画面、操作画面、宛先一覧画面(宛先リスト)、会議相手の映像画面などが表示される。なお、図1の宛先リスト枠1100−1などもこのWebブラウザ59により実現できる。
(中継装置管理DB5001)
図8は、中継装置管理DB5001のデータテーブル例を示す。中継装置管理DB5001には、遠隔通信システム1内の中継装置30が登録されている。具体的には、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の「稼動状態」、稼動状態が示される状態情報が遠隔通信管理装置50で受信された「受信日時」、中継装置30の「IPアドレス」等が関連付けられて管理される。例えば図において、中継装置IDが「111a」の中継装置30aは、稼動状態が「ONライン」で、遠隔通信管理装置50で状態情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時00分」で、この中継装置30aのIPアドレスが「1.2.1.2」であることが示されている。なお中継装置管理DB5001の各データは、遠隔通信管理装置50が中継装置30に対し状態確認を行なったり、またもしくは中継装置30から遠隔通信管理装置50に対し状態確認通知を行うことにより、定期的に更新される。
(端末認証管理DB5002)
図9は、端末認証管理DB5002のデータテーブル例を示す。端末認証管理DB5002には、遠隔通信管理装置50によって管理される全ての遠隔通信端末10の各「端末ID」に対して、各「パスワード」が関連付けられて管理される。例えば図において、遠隔通信端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理DB5003)
図10は、端末管理DB5003のデータテーブル例を示す。端末管理DB5003には、各遠隔通信端末10の「端末ID」毎に、各遠隔通信端末10の「稼動状態」、ログイン要求が遠隔通信管理装置50で受信された「受信日時」、及び遠隔通信端末10の「IPアドレス」が関連付けられて管理される。例えば図において、端末IDが「01aa」の遠隔通信端末10aaは、稼動状態が「ONライン」で、遠隔通信管理装置50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」で、この遠隔通信端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理DB5004)
図11は、宛先リスト管理DB5004のデータテーブル例を示す。宛先リスト管理DB5004には、テレビ会議の開始を要求する要求元の遠隔通信端末10の端末IDに対して、宛先端末10Bの候補として(予め)登録されている宛先の遠隔通信端末10の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば図において、端末IDが「01aa」である要求元端末の遠隔通信端末10からテレビ会議の開始を要求することができる宛先の遠隔通信端末10の候補は、端末IDが「01ab」の遠隔通信端末10ab、端末IDが「01ba」の遠隔通信端末10ba、及び端末IDが「01db」の遠隔通信端末10dbの3つであることが示されている。この宛先の遠隔通信端末10の候補は、要求元の遠隔通信端末10から遠隔通信管理装置50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。つまり要求元の遠隔通信端末10はテレビ会議をよく行う宛先の遠隔通信端末10を予め登録しておくものである。
(UI提供装置の機能構成)
次に、UI提供装置90の機能又は手段について説明する。UI提供装置90は、送受信部91、UI提供部92を有している。
送受信部51は、ネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。
UI提供部92は、HTML、CSS、JavaScriptファイル等からなる各種の画面情報を保持しており、遠隔通信端末10にて表示される画面はこの画面情報に基づき表示されるので、遠隔通信端末10からの画面情報取得要求に応じて各種の画面情報を提供する。なお画面情報は、予め遠隔通信端末10で用意されていたりまたもしくは遠隔通信管理装置50にて提供されることも可能であるが、単独のUI提供装置90を構築することで、画面情報のアップデート(例えば画面デザイン更新)等を容易にする。
以上、各装置の主要機能構成である。なおこれらの機能は、実際には装置のCPUが実行するプログラムによりコンピュータに実現させるものである。
[情報処理]
以下、本実施形態に係る遠隔通信システム1における情報処理・動作を説明する。
<ログイン要求〜宛先リスト表示:正常時>
図12は、正常時のログイン要求〜宛先リスト表示処理を説明するシーケンス図である。はじめに、遠隔通信端末10の遠隔通信装置50へのログイン要求から、宛先リスト表示までの処理・動作を説明する。即ちテレビ会議を開始するにあたって、遠隔通信端末10はまず遠隔通信装置50へログインを行う。ログイン後、テレビ会議相手となる遠隔通信端末10の宛先リスト(一覧画面)が表示されるまでの処理・動作である。
S1:まず遠隔通信端末10aaの電源ONが投入され起動したタイミングにおいて、遠隔通信端末10aaのログイン要求部13は、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する。このログイン要求情報には、要求元としての自装置である遠隔通信端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部16を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、遠隔通信端末10aaから遠隔通信管理装置50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である遠隔通信管理装置50は、送信側である遠隔通信端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
S2:次に、遠隔通信管理装置50の端末認証部52は、送受信部51を介してログイン要求情報を受信すると、受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の端末認証管理DB5002(図9参照)を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
S3:遠隔通信管理装置50のサービス判定部57は、端末の状態を管理する宛先リスト提供(宛先リスト提供サービス)が正常に動作しているかどうかを判定(確認)する。要求元の遠隔通信端末10aaにおいては、上述したように宛先リストが提供され、この宛先リストには宛先の遠隔通信端末10及びその稼動状態(ONライン等)が表示されるが、遠隔通信管理装置50は、この宛先リストを要求元の遠隔通信端末10aaに対して提供するため、上述の端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55等の複数の機能を備えている。つまりサービス判定部57は、宛先リスト提供の可否を判定するために、宛先リストを提供するこれら宛先リスト提供機能・サービスが正常に動作しているかどうかを判定する。
サービス判定の方法は機能・サービスの種類によって異なるが、主に機能・サービスの生存確認(またはこれらの組み合わせ)を行う。例えばサービスの生存確認ではhttpサービス等の場合であればデータが取得可能かどうかを実際にGETで試してみるといった方法が考えられる。他にもサービス生存確認ではプロセスが動いているかどうか、といった確認を行うこともできる。これにより、上述の端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55等の機能の全てが正常に動作しているかどうかを判定することにより宛先リストを要求元の遠隔通信端末10に対し提供できるかどうかを判定する。なお端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55のいずれか1の機能が正常に動作していない場合、正確な宛先リストは提供できないため、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)は正常に動作していないと判定する。
なお、本図12のシーケンス図では、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)が正常に動作している場合をまず説明するため、S3では、サービス判定部57は、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)が正常に動作していると判定したものとする。
S4:状態管理部53は、正当な利用権限を有する遠隔通信端末10aaからのログイン要求であると判断されると、端末管理DB5003(図10参照)に、遠隔通信端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び遠隔通信端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する。これにより、図10に示されている端末管理テーブルには、遠隔通信端末ID「01aa」に、稼動状態「ONライン」、受信日時「2009.11.10.13:40」及び端末IPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
S5:送受信部51は、端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報(例えば認証OK)を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元の遠隔通信端末10aaに送信する。なおまた認証結果情報には、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)は正常であることを示すフラグ情報を付しておく。
S6:次に、遠隔通信端末10aaは、UI提供装置90に宛先一覧画面情報取得要求を送信する。なお遠隔通信端末10aaは、上述の端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)は正常であることを示すフラグ情報によって、遠隔通信管理装置50から宛先リスト提供サービスを受けることが可能であると認知したため、宛先一覧画面情報を取得するためである。詳細は後述するが、正常でないことを示すフラグ情報を受信した場合、遠隔通信端末10aaは、宛先一覧画面情報ではなく、異常時用画面情報を取得することになる。
S7:さてUI提供装置90は、宛先一覧画面情報取得要求を受信すると、自身のUI提供部92から宛先一覧画面情報としてHTML、CSS、JavaScriptファイルを取得し、遠隔通信端末10aaに送信する。なおここでいう宛先一覧画面情報とは、宛先リスト画面(図1参照)を生成するための画面情報である。
S8:遠隔通信端末10aaは、受け取った宛先一覧画面情報を例えばWebブラウザ59で実行する。宛先一覧画面情報には、遠隔通信管理システムから宛先情報を取得するためのプログラムが含まれており、Webブラウザ59で宛先一覧画面の表示と非同期で遠隔通信管理装置50に対し、宛先情報取得要求を送信する。
S9:遠隔通信管理装置50の端末抽出部54は、ログイン要求した遠隔通信端末1010aaの端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004(図11参照)を検索し、要求元端末10aaと遠隔通信することができる宛先の遠隔通信端末10の候補の端末IDを読み出すことによって抽出する。ここでは、遠隔通信端末10aaの端末ID「01aa」に対応する宛先の遠隔通信端末10ab,10ba,10dbのそれぞれの端末ID「01ab」、「01ba」、「01db」が抽出されることになる。
S10:次に、端末状態取得部55は、端末抽出部54によって抽出された遠隔通信端末10の候補の端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)を検索キーとして、端末管理DB5003(図10参照)を検索し、端末抽出部54によって抽出された端末ID毎に稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を読み出すことにより、遠隔通信端末10ab,10ba,10dbの各稼動状態を取得する。
S11:送受信部51は、S9で使用された検索キーとしての端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)と、対応する遠隔通信端末10ab,10ba,10dbの稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して要求元の遠隔通信端末10aaに送信する。これにより、要求元の遠隔通信端末10aaは、この遠隔通信端末10aaと遠隔通信することができる宛先の遠隔通信端末10の候補である遠隔通信端末10ab,10ba,10dbの現時点のそれぞれの稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を把握することができる。
S12:遠隔通信端末10aaのWebブラウザ59は、宛先一覧画面(宛先リスト)とともに宛先の状態情報を表示する。宛先一覧画面(宛先リスト)は端末起動後に会議可能な宛先を一覧できる画面である。表示が完了すると例えば図2のような画面になるが、この例の場合正確には3つの宛先の遠隔通信端末10のアイコンが表示され、そのうち2つが「ONライン」で表示される。
遠隔通信端末10aaにおいて、宛先一覧画面(宛先リスト)のうち「ONライン」になっている宛先の遠隔通信端末10のアイコンに対し接続操作を行うと、SIP INVITE(コマンド)が発行されるので、遠隔通信管理装置50のセッション管理部56はこれを宛先の遠隔通信端末10に対し転送し、また宛先の遠隔通信端末10からのSIP 200 OKを要求元の遠隔通信端末10に転送したりして、呼を接続させる。呼確立後、遠隔通信端末10aaと宛先の遠隔通信端末10との間で、画像データや音声データが中継装置30で中継されながら送受信されるので、両端末間にて例えばWebブラウザ59の表示画面を見ながらテレビ会議を開始することができる。
<ログイン要求〜異常時用画面表示:異常時>
図13は、異常時のログイン要求〜異常時用画面表示処理を説明するシーケンス図である。この例では図12(正常時)と対比し、遠隔通信管理装置50の宛先リストを提供する機能・サービスが正常に動作していないため、S3のサービス判定以降のステップ処理が異なってくるものである。以下説明する。
S21:まず遠隔通信端末10aaの電源ONが投入され起動したタイミングにおいて、遠隔通信端末10aaのログイン要求部13は、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する。このログイン要求情報には、要求元としての自装置である遠隔通信端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。遠隔通信端末10aaから遠隔通信管理装置50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である遠隔通信管理装置50は、送信側である遠隔通信端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
S22:次に、遠隔通信管理装置50の端末認証部52は、送受信部51を介してログイン要求情報を受信すると、受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の端末認証管理DB5002(図9参照)を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
S23:遠隔通信管理装置50のサービス判定部57は、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)が正常に動作しているかどうかを判定(確認)する。つまりサービス判定部57は、宛先リスト提供の可否を判定するために、上述の端末認証部52、状態管理部53、端末抽出部54、端末状態取得部55等の複数の機能の動作を判定することにより、宛先リストを提供する宛先リスト提供機能・サービスが正常に動作しているかどうかを判定する。
なお、本図13のシーケンス図では、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)が正常に動作していない場合を説明するため、S23では、サービス判定部57は、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)が正常に動作していないと判定したものとする。
S24:サービス判定部57は、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)が正常に動作していないと判定すると、記憶部5000の中継装置管理DB5001(図8参照)を検索し、使用可能な中継装置つまり「稼動状況」がONラインになっている中継装置の情報(少なくとも中継装置ID、IPアドレス)を取得する。ここでは、中継装置ID「111a」、「111b」、「111d」の中継装置の情報が抽出されることになる。
S25:サービス判定部57は、使用可能な中継装置(中継装置ID「111a」、「111b」、「111d」)のいずれか1に対しアクセスし、認証ID取得要求を行う。認証ID管理DB3001(図7参照)には予めいくつかの認証IDがストックされており、中継装置30の認証ID発行部34は、遠隔通信管理装置50から認証IDの取得要求に応じて一時的に認証IDを貸し出す。貸し出し可能なフラグがFalseである認証IDを貸し出すので、ここでは例えば認証ID「R3000003」が貸し出される。なお上述したように中継装置30が複数存在する場合、認証ID管理DB3001のデータは全中継装置30で共有的に同期されているためいずれか1の中継装置から認証IDを取得できればよい。
S26:送受信部51は、端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報(例えば認証OK)を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元の遠隔通信端末10aaに送信する。なおまた認証結果情報には、端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)は正常でないことを示すフラグ情報、中継装置の情報(少なくとも中継装置ID、IPアドレス)、認証ID(1つ)を付しておく。
S27:次に、遠隔通信端末10aaは、UI提供装置90に異常時用画面情報A取得要求を送信する。なお遠隔通信端末10aaは、上述の端末の状態を管理する機能・サービス(宛先リスト提供サービス)は正常でないことを示すフラグ情報によって、遠隔通信管理装置50から宛先リスト提供サービスを受けることが不可能であると認知したため、宛先一覧画面情報に代え、異常時用画面情報を取得するためである。
S28:さてUI提供装置90は、異常時用画面情報A取得要求を受信すると、自身のUI提供部92から異常時用画面情報Aとしてファイル(HTML、CSS、JavaScript等)を取得し、遠隔通信端末10aaに送信する。なおここでいう異常時用画面情報とは、異常時用画面(図14参照)を生成するための画面情報である。
S29:遠隔通信端末10aaのWebブラウザ59は、異常時用画面Aとともに使用可能な中継装置、認証IDを表示する。この時点で宛先一覧画面(宛先リスト)と宛先の状態情報は表示されない(できない)ため、遠隔通信端末10aaは宛先一覧画面(宛先リスト)からテレビ会議を行う宛先の遠隔通信端末10を選択できず、システム上においてテレビ会議を開始することができない状態にある。そこでこの異常時用画面を利用することにより、システム上において回避的に宛先の遠隔通信端末10とのテレビ会議を開始できるようにする。
図14は、異常時用画面A例を示す。図に示されるように、中継装置30から貸し出された認証IDである「本端末の一時認証ID」、使用可能な中継装置のIDである「使用可能中継装置ID」が表示される。また「中継装置ID」入力欄が設けられている。ここには使用可能な中継装置のIDのうち、遠隔通信端末10aaが使用する1の中継装置のIDが入力される(その後「接続」ボタン押下)。
<接続要求〜接続処理:異常時>
図15は、異常時の接続要求〜接続処理を説明するシーケンス図である。この時点で宛先一覧画面(宛先リスト)と宛先の状態情報は表示されない(できない)ため、遠隔通信端末10aaは宛先一覧画面(宛先リスト)からテレビ会議を行う宛先の遠隔通信端末10を選択できず、システム上においてテレビ会議を開始することができない状態にある。そこで異常時用画面Aを利用することにより、システム上において回避的に宛先の遠隔通信端末10との接続を行い、テレビ会議を開始できるようにする。以下説明する。
S31:遠隔通信端末10aaは、中継装置30に接続するため、接続情報を入力する。具体的には、上述の異常時用画面A(図14参照)において、「中継装置ID」入力欄に使用可能な中継装置のIDのうち、遠隔通信端末10aaが使用(接続)する1の中継装置のIDを入力する。その後「接続」ボタン押下すると、接続要求が行われる。
S32:中継装置のIDを入力後、「接続」ボタンが押下されると、接続要求が行われる。ここでは使用可能な中継装置のIDのうち、「111a」が入力され、その後「接続」ボタン押下されるものとする。接続先は、入力された中継装置ID「111a」の中継装置30であるが、中継装置のIPアドレスは既知情報であるので(図13・S26)、このIPアドレスに対し接続することになる。そしてこのとき、接続要求に含まれるものは認証ID(R3000003)と、要求元端末である遠隔通信端末10aaのIPアドレス(1.2.1.3)である。
S33:中継装置ID「111a」の中継装置30の端末認証部32は、遠隔通信端末10aaからの認証ID「R3000003」を取得し、認証ID管理DB3001内の認証IDとの照合により端末認証を行う。つまり認証ID管理DB3001から貸し出し出されている認証IDであるかどうかでもって端末認証を行う。ここでは認証ID「R3000003」は認証ID管理DB3001内の認証ID「R3000003」と照合に成功するので、認証が成功する。また認証成功後、要求元端末である遠隔通信端末10aaのIPアドレス(1.2.1.3)を保持しておく。
S34:端末認証部32は、要求元端末である遠隔通信端末10aaに対し認証結果を送信する。
S35:次に、遠隔通信端末10aaは、UI提供装置90に異常時用画面情報取得要求を送信する。なおここでいう異常時用画面情報は、図13・S27、図14の異常時用画面情報Aと区別するため、異常時用画面情報Bとよぶ。
S36:UI提供装置90は、異常時用画面情報B取得要求を受信すると、自身のUI提供部92から異常時用画面情報Bとしてファイル(HTML、CSS、JavaScript等)を取得し、遠隔通信端末10aaに送信する。
S37:遠隔通信端末10aaのWebブラウザ59は、異常時用画面Bを表示する。図16は、異常時用画面B例を示す。図に示されるように、「相手先一時認証ID」欄と「通信開始」ボタンが表示される。遠隔通信端末10aaは、テレビ会議を行いたい相手を特定するため、「相手先一時認証ID」欄に、テレビ会議を行いたい相手に対し発行(貸し出し)されている認証IDを入力する。この点以下説明する。
そもそも遠隔通信端末10aaは宛先一覧画面(宛先リスト)からテレビ会議を行う宛先の遠隔通信端末10を選択できず、システム上においてテレビ会議を開始することができない状態にあった。そして今、テレビ会議を行いたい相手が遠隔通信端末10dbであるとする。通常の場合(正常時)、テレビ会議を行うにあたり遠隔通信端末10dbもまた遠隔通信管理装置50にログインする必要があり、ログインにより「稼動状態」がONラインとなり、その結果、遠隔通信端末10aa側の宛先一覧画面(宛先リスト)上、遠隔通信端末10dbがONライン表示・接続可能となる(図12)。しかし現時点で宛先一覧画面(宛先リスト)は使用不可になっているので、遠隔通信端末10aaは、何らかの方法でテレビ会議を行いたい相手、つまり遠隔通信端末10dbを特定する必要がある。
従ってもう一方の遠隔通信端末10dbでも、認証IDを取得する作業が必要である。即ち、遠隔通信端末10aaが遠隔通信端末10dbとテレビ会議を行うにあたって、遠隔通信端末10aaのユーザAは、遠隔通信管理装置50に対しログインを行うが、異常時用画面A(図14)が表示された段階で、宛先一覧画面(宛先リスト)からテレビ会議を行う宛先の選択を行えないと認知する。このときユーザAは、遠隔通信端末10dbのユーザBに対し例えば電話やメール等の連絡手段でもって、異常時用画面A(図14)を参照しながら、使用する中継装置IDと遠隔通信端末10aaに発行されている認証IDを伝える。具体的には例えば、中継装置ID「111a」、認証ID「R3000003」であることを伝える。
次に、遠隔通信端末10dbのユーザBは、遠隔通信管理装置50に対しログインを行う。図13のシーケンスを経て結果同様に、異常時用画面A(図14)が表示される。使用可能な中継装置のIDの中には中継装置ID「111a」も含まれており、その「中継装置ID」入力欄にユーザAより伝えられた中継装置ID「111a」を入力し、「接続」ボタン押下する。
するとやはり同様に、遠隔通信端末10dbのWebブラウザ59には、異常時用画面Bが表示される(図16)つまりこの時点で遠隔通信端末10aaと遠隔通信端末10dbとはお互いに異常時用画面Bが表示されている状態にある。またこのことはお互い、中継装置ID「111a」の中継装置に接続中であることを意味する。
そしてユーザBは遠隔通信端末10dbにおいて、異常時用画面Bの「相手先一時認証ID」欄にユーザAより伝えられた認証ID「R3000003」を入力し、「通信開始」ボタンを押下する。なお逆に、ユーザAもユーザBからユーザBの認証IDを伝えられることにより、ユーザAが遠隔通信端末10aaにおいて、異常時用画面Bの「相手先一時認証ID」欄にユーザBより伝えられた例えば認証ID「R3000004」を入力し、「通信開始」ボタンを押下してもよい。つまりいずれか片方が相手先の認証IDを入力すればよい。またもしくは両方が相互に相手先の認証IDを入力するようにしてもよい。この相手先の認証IDを入力により、中継装置30は遠隔通信端末10aaと遠隔通信端末10dbと結び付け、互いが接続・中継すべき関係にあることを認識できる。
その後、遠隔通信端末10aaと遠隔通信端末10dbは、相互に画像(映像)データや音声データをその中継装置30で中継しながら、実際のテレビ会議を行うことができる。中継装置30は遠隔通信端末10aaと遠隔通信端末10dbのIPを知っているので(図15・S32)、遠隔通信端末10aaと遠隔通信端末10dbはそれぞれ自身のストリーミングデータ(画像データや音声データ)を中継装置30に送信すれば、中継装置30はそのストリーミングデータを中継することができるからである。
[総括]
以上のように本実施形態に係る遠隔通信管理システム1は、通常、遠隔通信端末は宛先リストを介して宛先を選択することによりテレビ会議を開始できるところ、宛先リスト提供機能・サービスが正常に動作しているかどうかを判定する機能部を備え、宛先リスト提供機能・サービスが正常に動作していない場合には、宛先リストを提供できない。そこで、宛先リストに代え異常時用画面を介して遠隔通信端末が特定相手の遠隔通信端末とシステム上通信できる仕組みを備える。これにより遠隔通信端末は相手の遠隔通信端末と接続できるので、接続後は通常と同様のテレビ会議システム環境でもってテレビ会議を行うことができる。
即ち以上の本発明によれば、通信端末が宛先リスト画面を操作して相手先の通信端末との通信を行えない場合、宛先リスト画面を代替手段(代替画面)に切替えて、通信端末が代替手段(代替画面)を操作することにより、システム上における相手先の通信端末との通信を回避的に実現させる遠隔通信管理システム等を提供することが可能となる。なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 遠隔通信管理システム
2 通信ネットワーク
10 遠隔通信端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 ログイン要求部
14a 撮像部
14b 画像表示制御部
15 音声入出力部
16 記憶・読出処理部
1000 記憶部
30 中継装置
31 送受信部
32 端末認証部
33 記憶・読出処理部
34 認証ID発行部
3000 記憶部
3001 認証ID管理DB
50 遠隔通信管理装置
51 送受信部
52 端末認証部
53 状態管理部
54 端末抽出部
55 端末状態取得部
56 セッション管理部
57 サービス判定部
58 記憶・読出処理部
59 Webブラウザ
5001 中継装置管理DB
5002 端末認証管理DB
5003 端末管理DB
5004 宛先リスト管理DB
70 ルータ
90 UI提供装置
91 送受信部
92 UI提供部
特開2008−227577号公報 US2007/0263075公報

Claims (5)

  1. 複数の遠隔通信端末、中継装置、遠隔通信管理装置を含み構成され、複数の遠隔通信端末間で通信ネットワークを介して遠隔通信されるデータ通信を中継装置で中継しながら通信する遠隔通信管理システムであって、
    遠隔通信管理装置は、
    中継装置の少なくともIPアドレスを記憶・管理した第1記憶手段と、
    遠隔通信端末に対して通信宛先の遠隔通信端末の情報を含む宛先一覧情報の提供の可否を判定するとともに、宛先一覧情報の提供が否と判定されたとき前記第1記憶手段に記憶された中継装置に対し、認証ID取得要求を行う判定手段と、
    前記宛先一覧情報を提供すべき遠隔通信端末に対し、前記第1記憶手段に記憶された中継装置の前記IPアドレスと、中継装置から取得された認証IDとを送信する送信手段と、
    を有し、
    中継装置は、
    複数の認証IDを記憶・管理した第2記憶手段と、
    遠隔通信管理装置からの前記認証ID取得要求に応じて、前記第2記憶手段に記憶された認証IDを発行する認証ID発行手段と、
    遠隔通信端末から認証IDを含む第1接続要求を受信すると、該認証IDが前記第2記憶手段から発行された認証IDであるかの照合を行うことにより、端末認証を行う端末認証手段と、
    第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末が前記端末認証されたのち、第1遠隔通信端末から第2遠隔通信端末の認証IDを含む第2接続要求を受信すると、該認証IDと、前記第2記憶手段から発行された認証IDであるかの照合を行うことにより、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末間の接続認証を行う接続認証手段と、
    前記接続認証されたのち、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末間のデータ通信を中継する中継手段と、
    を有することを特徴とする遠隔通信管理システム。
  2. 遠隔通信管理装置はさらに、
    遠隔通信端末に対し、前記宛先一覧情報を提供する宛先一覧提供手段を有し、
    前記宛先一覧提供手段によって提供される宛先一覧情報は、前記通信宛先の遠隔通信端末の端末状態を含むこと、
    を特徴とする請求項1記載の遠隔通信管理システム。
  3. 遠隔通信管理システムは、複数の中継装置及びUI提供装置を含み構成され、
    UI提供装置は、
    第1遠隔通信端末に対し、前記第1接続要求を行うための第1画面を提供する画面提供手段を有し、
    第1遠隔通信端末は、
    UI提供装置から前記第1画面と、遠隔通信管理装置から複数の中継装置の前記IPアドレスと中継装置から取得された前記認証IDとを受信したとき、該第1画面内に表示された複数の中継装置のうち、1の中継装置が入力されると、該1の中継装置のIPアドレスを宛先とする中継装置に対し、該認証IDを含む第1接続要求を行うこと、
    を特徴とする請求項1又は2記載の遠隔通信管理システム。
  4. UI提供装置は、
    第1遠隔通信端末に対し、前記第2接続要求を行うための第2画面を提供する画面提供手段を有し、
    第1遠隔通信端末は、
    UI提供装置から前記第2画面を受信したとき、該第2画面内に第2遠隔通信端末の認証IDが入力されると、前記1の中継装置のIPアドレスを宛先とする中継装置に対し、第2遠隔通信端末の認証IDを含む第2接続要求を行うこと、
    を特徴とする請求項記載の遠隔通信管理システム。
  5. 複数の遠隔通信端末、中継装置、遠隔通信管理装置を含み構成され、複数の遠隔通信端末間で通信ネットワークを介して遠隔通信されるデータ通信を中継装置で中継しながら通信する遠隔通信管理システムにおける遠隔通信管理方法であって、
    遠隔通信管理装置が、
    中継装置の少なくともIPアドレスを第1記憶手段に記憶・管理する第1記憶手順と、
    遠隔通信端末に対して通信宛先の遠隔通信端末の情報を含む宛先一覧情報の提供の可否を判定するとともに、宛先一覧情報の提供が否と判定されたとき前記第1記憶手段に記憶された中継装置に対し、認証ID取得要求を行う判定手順と、
    前記宛先一覧情報を提供すべき遠隔通信端末に対し、前記第1記憶手段に記憶された中継装置の前記IPアドレスと、中継装置から取得された認証IDとを送信する送信手順と、
    を実行し、
    中継装置が、
    複数の認証IDを第2記憶手段に記憶・管理する第2記憶手順と、
    遠隔通信管理装置からの前記認証ID取得要求に応じて、前記第2記憶手段に記憶された認証IDを発行する認証ID発行手順と、
    遠隔通信端末から認証IDを含む第1接続要求を受信すると、該認証IDが前記第2記憶手段から発行された認証IDであるかの照合を行うことにより、端末認証を行う端末認証手順と、
    第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末が前記端末認証されたのち、第1遠隔通信端末から第2遠隔通信端末の認証IDを含む第2接続要求を受信すると、該認証IDと、前記第2記憶手段から発行された認証IDであるかの照合を行うことにより、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末間の接続認証を行う接続認証手順と、
    前記接続認証されたのち、第1遠隔通信端末及び第2遠隔通信端末間のデータ通信を中継する中継手順と、
    を実行することを特徴とする遠隔通信管理方法。
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