JP5663627B2 - 加工システム - Google Patents
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Description
本発明は、ワークを加工する加工システムに関する。
従来、このような加工システムとして、シリンダヘッドのワークを第1加工位置に固定する第1ジグ機構と、第1加工位置に固定されたワークを加工する第1加工部と、ワークを第2加工位置に固定する第2ジグ機構と、第2加工位置に固定されたワークを加工する第2加工部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の加工システムでは、第1及び第2ジグ機構に対するワークの供給及び回収に際しては、ワークを搭載したパレットが、ワークを寝かせた状態で搬送機構により搬送される。そして、ワークは、搬送機構と第1又は第2ジグ機構との間で、ローダを介して、パレットとともに授受される。
このワークの授受に際しては、ローダにより、ワークの姿勢が、寝かせた状態と立てた状態との間で変換される。第1及び第2加工部によるワークの加工は、ワークを立てた状態で行われるからである。
一方、別の同様の加工システムとして、搬送機構と第1又は第2ジグ機構との間のワークの授受を、パレットを介することなく直接ローダでワークを把持して行うものも知られている。この場合も、寝かせた状態で搬送されるワークの姿勢が、ローダにより、寝かせた状態と立てた状態との間で変換される。
しかしながら、上記特許文献1の加工システムによれば、搬送機構と第1又は第2ジグ機構との間でのワークの授受をパレットとともに行っている。このため、使用したパレットを、未加工のワークに再利用するために、ワークにパレットを取り付ける位置に戻す必要がある。したがって、パレットを戻すための搬送機構や、そのためのスペースが必要となる。
一方、上記のパレットを介することなくワークの授受を行うものにおいては、パレットを用いていないので、ワークの把持や姿勢変換が容易ではなく、ワークの授受に非常に長期間を要する。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、第1及び第2ジグ機構に対するワークの供給及び回収を効率的に行うことができる加工システム及び加工方法を提供することにある。
本発明の加工システムは、ワークを着脱可能に把持する第1〜第3ハンド部をこの順で第1方向に等間隔で配列して有する移動部と、前記移動部を前記第1方向に移動させる移動機構と、前記第1又は第2ハンド部との間で前記ワークを授受するとともに、該ワークを第1加工位置に固定する第1ジグ機構と、前記第1加工位置に固定された前記ワークを加工する第1加工部と、前記第2又は第3ハンド部との間で前記ワークを授受するとともに、該ワークを第2加工位置に固定する第2ジグ機構と、前記第2加工位置に固定された前記ワークを加工する第2加工部とを備え、前記第1及び第2ジグ機構は、前記第1方向に沿って、前記第1〜第3ハンド部の配列間隔と同じ間隔を置いて配置され、前記移動部が、前記移動機構により、前記第2ハンド部が前記第1ジグ機構に対峙しかつ前記第3ハンド部が前記第2ジグ機構に対峙する第1移動位置に位置付けられたとき、前記第1加工部により加工された前記ワークが前記第1ジグ機構から前記第2ハンド部に渡され、かつ前記第2加工部により加工された前記ワークが前記第2ジグ機構から前記第3ハンド部に渡され、前記移動部が、前記移動機構により、前記第1ハンド部が前記第1ジグ機構に対峙しかつ前記第2ハンド部が前記第2ジグ機構に対峙する第2移動位置に位置付けられたとき、前記第1ハンド部が把持している前記ワークが前記第1ジグ機構に渡され、かつ前記第2ハンド部が把持している前記第1ジグ機構から渡された前記ワークが前記第2ジグ機構に渡されることを特徴とすることを特徴とする。
本発明の加工システムにおいては、次のようにして、順次投入されるワークを、第1加工部による加工(以下、「第1加工」という。)及び第2加工部による加工(以下、「第2加工」という。)を施してゆくことができる。すなわち、まず、移動部を所定のワーク投入位置に位置付けて、所定の投入ステーション上に供給された未加工のワークを上述の第1ハンド部により受け取る。
次に、移動部を第1移動位置に位置付けて、第1及び第2加工が施された各ワークを第1及び第2ジグ機構からそれぞれ第2及び第3ハンド部で受け取る。なお、このときに第3ハンド部が受け取る第2加工が施されたワークは、既に第1加工も施し済みである。
次に、移動部を第2移動位置に位置付けて、第1ハンド部が把持している未加工のワークを第1ジグ機構に渡し、第2ハンド部が把持している第1加工が施されたワークを第2ジグ機構に渡す。第1及び第2ジグ機構に渡された各ワークには、それぞれ第1及び第2加工が施される。
次に、移動部を所定のワーク払出し位置に位置付けて、第3ハンド部が把持している第1及び第2加工が施されたワークを所定の払出しステーション又はアイドルステーションに渡す。この後、移動部を再び上記のワーク投入位置に位置付けて、次の未加工ワークを第1ハンド部で受け取る。
このように、移動部をワーク投入位置、第1移動位置、第2移動位置及びワーク払出し位置にこの順で位置付けてワークの授受を行う動作を循環的に繰り返すことにより、順次投入されるワークに対し、第1加工及び第2加工を順次施してゆくことができる。
このように、移動部を第1移動位置に位置付けた状態で、第1及び第2ジグ機構から第2及び第3ハンド部へのワークの受け渡しが並行して行われ、また、移動部を第2移動位置に位置付けた状態で第1及び第2ハンド部から第1及び第2ジグ機構へのワークの受け渡しが並行して行われる。このため、ワークの第1ジグ機構への供給、第1ジグ機構から第2ジグ機構への移送、及び第2ジグ機構からの払出しが効率的に行われる。
また、ワークは、第1〜第3ハンド部により把持された状態で移動され、第1〜第3ハンド部と第1及び第2ジグ機構との間で授受される。したがって、第1〜第3ハンド部によるワークの把持を、第1及び第2ジグ機構がワークを受け取るときのワークの姿勢と同じ姿勢で行うことにより、ワークの授受時における姿勢変換が不要となる。
したがって、本発明によれば、第1及び第2ジグ機構に対するワークの供給及び回収を効率的に行うことができる加工システムを提供することができる。
本発明において、前記第1〜第3ハンド部のうちの少なくとも第2ハンド部は、前記第1又は第2ジグ機構との間で前記ワークの授受を行うとき、該第1又は第2ジグ機構が該ワークの授受のために該ワークをクランプ又はアンクランプした時点を、該クランプ又はアンクランプに係る部材の動きを検出して認識するためのセンサを備えてもよい。
これによれば、ワークが第1又は第2ジグ機構によりクランプ又はアンクランプされた時点を、第1又は第2ジグ機構における油圧センサからの信号に基づいて検知する場合に比べて、迅速に検知することができる。これにより、第1及び第2ジグ機構に対するワークの供給及び回収を、より効率的に行うことができる。
本発明において、前記第1及び第2ジグ機構のそれぞれは、前記ワークの授受のために該ワークを着脱可能にクランプするクランプ機構を備え、前記第1〜第3ハンド部のそれぞれは、前記ワークの授受のために該ワークを着脱可能に把持する把持部を備え、かつ該把持部を、前記第1方向と交差する第2方向に移動させることができ、前記クランプ機構は、前記ワークを前記第2方向に支持する支持面と、前記支持面よりも前記ワーク側に突出し、該ワークの該支持面に沿った方向の位置を決定する突出部と、前記支持面上で前記突出部により位置決めされた前記ワークを、該支持面との間に挟んでクランプするためのクランプ部材と、前記クランプ部材を、前記ワークのクランプ又はアンクランプのために、該支持面に交差する方向に移動させるクランプ部材駆動機構とを備え、前記移動部が前記第1移動位置から前記第2移動位置に移動されるとき、前記第1〜第3ハンド部は、これらが把持している前記ワークが、前記突出部及び前記クランプ部材と干渉しないように、前記第1方向に見て、該突出部と該クランプ部材との間に位置するように前記把持部を移動させてもよい。
この場合、移動部が第1移動位置に位置付けられたとき、第2及び第3ハンド部は、その把持部を第1及び第2ジグ機構がクランプしているワークを受け取ることができる位置まで第2方向に移動させる。その後、第2及び第3ハンド部は、第1及び第2ジグ機構が該ワークをアンクランプするタイミングに合わせて該ワークを把持することにより、第1及び第2ジグ機構からワークを受け取ることができる。
ワークを受け取った後、第2及び第3ハンド部は、受け取ったワークが上述の突出部とクランプ部材との間に位置するように把持部を移動させる。この移動は、ワークを突出部の先端より僅かにクランプ部材側に位置させるだけの微小なもので足りる。この移動の後、移動機構は、移動部の第2移動位置への移動を開始することができる。
なお、第1ハンド部は、それが把持している未加工のワークを、移動部の第2移動位置への移動が開始される時点までに、同様の突出部とクランプ部材との間の位置に位置させればよい。
したがって、第2及び第3ハンド部が第1及び第2ジグ機構からワークを受け取った後、上述の微小移動のみを行うだけで、移動部の第2移動位置への移動を開始することができる。このため、第1及び第2ジグ機構に対するワークの供給及び回収を、さらに効率的に行うことができる。
本発明の加工方法は、第1ジグ機構により第1加工位置に固定されたワークを第1加工部により加工する第1加工工程と、前記第1ジグ機構に対し第1方向に所定の間隔を置いて配置された第2ジグ機構により第2加工位置に固定されたワークを第2加工部により加工する第2加工工程と、第1〜第3ハンド部をこの順で前記第1方向に等間隔で配列して有する移動部を、該第1ハンド部で未加工のワークを把持した状態で、該第1方向に沿って第1移動位置に移動させることにより、前記第2ハンド部を前記第1ジグ機構に対峙させ、かつ前記第3ハンド部を前記第2ジグ機構に対峙させる第1移動工程と、前記第1移動工程の後、前記第2ハンド部に、前記第1加工工程を経たワークを前記第1ジグ機構から渡し、前記第3ハンド部に、前記第2加工工程を経たワークを前記第2ジグ機構から渡す第1授受工程と、前記第1授受工程の後、前記移動部を、前記第1方向に沿って第2移動位置に移動させることにより、前記第1ハンド部を前記第1ジグ機構に対峙させ、かつ前記第2ハンド部を前記第2ジグ機構に対峙させる第2移動工程と、前記第2移動工程の後、前記第1ハンド部が把持しているワークを前記第1ジグ機構に渡し、かつ前記第2ハンド部が把持しているワークを前記第2ジグ機構に渡す第2授受工程と、前記第2授受工程で前記第1及び第2ジグ機構に渡されたワークを、該第1及び第2ジグ機構により、前記第1及び第2加工位置にそれぞれ固定するワーク固定工程とを備えることを特徴とする。
本発明の加工方法によれば、上述の加工システムの場合と同様に、ワークの第1ジグ機構への供給、第1ジグ機構から第2ジグ機構への移送、及び第2ジグ機構からの払出しが効率的に行われ、かつワークの授受時における姿勢変換が不要となるので、第1及び第2ジグ機構に対するワークの供給及び回収を効率的に行うことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。実施形態の加工システムは、シリンダのワークに対して、複数の吸気用バルブ孔及び排気用バルブ孔を加工するものである。
図1に示すように、この加工システム1は、加工位置2aに位置するワークWに第1加工を施す複数の工具3aを有する加工部4aと、ワークWを授受位置5aにおいて授受するとともに、そのワークWを加工位置2aに固定するジグ機構6aとを備える。
加工部4aは、工具3aにより、ワークWに複数の吸気用バルブ孔を加工する。ジグ機構6aは、所定の中心軸線の周りで回転することにより、ワークWを、授受位置5aと加工位置2aとの間で変位させる。
なお、加工位置2aは、複数箇所、例えば2又は3箇所であってもよい。この場合、ワークWは、複数の加工位置2aにおいて、対応する加工が行われる。その際、加工部4aの工具の位置も、各加工位置2aに対応して移動される。
また、加工システム1は、加工位置2bに位置するワークWに第2加工を施す複数の工具3bを有する加工部4bと、ワークWを授受位置5bにおいて授受するとともに、そのワークWを授受位置5bと加工位置2bとの間で変位させるジグ機構6bとを備える。
加工部4bは、工具3bにより、ワークWに複数の排気用バルブ孔を加工する。ジグ機構6bは、所定の中心軸線の周りで回転することにより、ワークWを、授受位置5bと加工位置2bとの間で変位させる。加工位置2bも、加工位置2aと同様に、複数箇所が存在してもよい。ジグ機構6bは、ジグ機構6aに対し、第1方向D1に所定の間隔を置いて配置される。
また、加工システム1は、ワークWを搬送するための移動機構7と、加工システム1の各部を制御する制御部8(図3参照)と、加工部4a及び4bによる加工がなされる前の未加工のワークWが配置される投入ステーション9と、加工部4a及び4bによる加工がなされたワークWが、次の加工のために配置されるアイドルステーション10と、第1〜第3の3つのハンド部12a〜12cを有する移動部13とを備える。
ハンド部12a〜12cは、この順で第1方向D1に等間隔で配列される。その配列間隔は、ジグ機構6aとジグ機構6bとの間の間隔と同じである。ハンド部12a〜12cのそれぞれは、ワークWを把持部11により着脱可能に把持する機能を有し、かつその把持部11を、第1方向D1と直交する第2方向D2に移動させることができる。移動部13は、移動機構7により第1方向D1に移動される。
ジグ機構6a及び6bのそれぞれは、ハンド部12a〜12cとの間でワークWを授受するためにワークWを着脱可能にクランプするクランプ機構14a及び14bを備える。
図2は、クランプ機構14a及び14bを示す斜視図である。図2に示すように、クランプ機構14a及び14bのそれぞれは、ワークWを第2方向D2について支持する支持面15と、支持面15よりもワークW側に突出し、ワークWの支持面15に沿った方向の位置を決定する突出部16と、支持面15上で突出部16により位置決めされたワークWをクランプするクランプ部材駆動機構17とを備える。
クランプ部材駆動機構17は、支持面15上で位置決めされたワークWに、支持面15と反対側からクランプ部材18を支持面15方向に駆動して接触させ、ワークWを支持面15とクランプ部材18との間に挟んでクランプする。
図3は、加工システム1の各部を制御する制御部8のブロック図である。図3に示すように、制御部8は、制御プログラム19や、制御用のデータ20に従い、近接センサ21a及び21bや、各部位置決め用のその他のセンサ22からの情報に基づき、ハンド部12a及び12b、移動部13、ジグ機構6a及び6b、加工部4a及び4b等を制御する。
図4は、近接センサ21a及び21bの作用を示す。近接センサ21a及び21bは、ハンド部12a〜12c(図1)に設けられる。近接センサ21a及び21bは、ジグ機構6a及び6bからハンド部12b及び12cにワークWの受け渡しが行われるとき、並びにハンド部12a及び12bからジグ機構6a及び6bにワークWの受け渡しが行われるときに、ジグ機構6a及び6bによりワークWがクランプ又はアンクランプされた時点を、直ちに検知するために用いられる。
すなわち、かかる受け渡しが行われるとき、受け渡しに係るハンド部12a、12b又は12cの把持部11が、受け渡しを行い得るように、授受位置5a及び5bに対応する位置に移動される。
これにより、図4のように、移動された把持部11の近接センサ21aは、対応するジグ機構6a又は6b(図1)におけるアンクランプ時のクランプ部材18に対応する位置に位置付けられ、近接センサ21bは、2点鎖線で示されるクランプ時のクランプ部材18に対応する位置に位置付けられる。
このとき、クランプ部材18は、ワークWのクランプを解除したアンクランプ位置にあるとき(図4中の上)、近接センサ21aで検出される。一方、クランプ部材18は、2点鎖線で示されるクランプ位置にあるとき、近接センサ21bで検出される。したがって、制御部8(図3)は、ジグ機構6a及び6bによりワークWがクランプ又はアンクランプされた時点を、近接センサ21a及び21bにより、直ちに検知することができる。
図5は、第1方向D1に見たときの移動部13とジグ機構6a及び6bとの位置関係を示す。図5(a)では、第1移動位置から第2移動位置への移動時以外の移動部13の通常移動時の様子が示されている。
図5(b)では、ジグ機構6a及び6bとハンド部12a及び12bとの間、又はジグ機構6a及び6bとハンド部12b及び12cとの間でワークWの授受が行われる時点での様子が示されている。また、図5(c)では、移動部13を、第1移動位置から第2移動位置に移動させるときの様子が示されている。
図5(a)のように、通常移動時には、ハンド部12a〜12cの把持部11が、第2方向D2における原点位置に位置付けられる。これにより、通常移動時には、把持部11、さらには把持部11で把持されたワークWは、ジグ機構6a及び6bにおけるクランプ部材18の外側(支持面15と反対側)を通る。
また、図5(b)のように、上述のワークWの授受が行われるとき、該授受に係るハンド部12a、12b又は12cの把持部11は、授受位置5a及び5b(図1参照)に対応する位置に駆動される。この状態で、該把持部11と、クランプ機構14a及び14bのクランプ部材駆動機構17とを同期させて駆動することにより、該ワークWの授受が支障なく行われる。
また、移動部13を、第1移動位置から第2移動位置に移動させるときには、図5(c)のように、ハンド部12a〜12cが把持しているワークWが、第2方向D2に見て、クランプ機構14a及び14bの突出部16と、アンクランプ位置に位置するクランプ部材18との間のこれらと干渉しない位置に位置付けられる。すなわち、ハンド部12a〜12cは、これを達成する非干渉位置に位置付けられる。これにより、ワークWと、突出部16及びクランプ部材18との干渉が回避される。
図6は、加工システム1における一部の動作を示すタイミングチャートである。図6(a)では、クランプ機構14a及び14bにおけるアンクランプの開始と終了及びクランプの開始と終了のタイミングが示されている。図6(b)では、クランプ機構14a及び14bにおけるアンクランプ及びクランプの完了を確認するためのクランプ確認信号Aのオン・オフタイミングが示されている。
図6(c)では、ワークWがクランプ機構14a及び14bに着座したことを確認するための着座確認信号のオン・オフタイミングが示されている。図6(d)では、クランプ機構14a及び14bとの間でワークWの授受を行う把持部11が原点、上述の非干渉位置又はノックイン位置に至るタイミングが示されている。
把持部11の原点位置は、図5(a)における把持部11の位置である。ノックイン位置とは、把持部11がクランプ機構14a又は14bとの間でワークWの授受を行う位置であり、授受位置5a又は5bに対応する位置である。
図6(e)では、クランプ機構14a又は14bとの間でワークWの授受を行う把持部11におけるワークWのクランプ(把持)の開始と終了及びアンクランプ(把持の解除)の開始と終了のタイミングが示されている。
図6(f)では、把持部11におけるクランプ及びアンクランプの完了を確認するためのクランプ確認信号Bのオン・オフタイミングが示されている。そして、図6(g)では、移動部13の第1移動位置から第2移動位置への移動開始及び移動終了のタイミングが示されている。
図6の動作の開始時点t0においては、図1と同様に、移動部13は、第1移動位置に位置している(図6(g))。ハンド部12a〜12cの把持部11は、原点に位置している(図6(d))。ハンド部12b及び12cの把持部11はアンクランプ状態である(図6(e))。ただし、ハンド部12aの把持部11は、未加工のワークWを把持している。
一方、図1のように、ジグ機構6aのクランプ機構14aは、第1加工が完了したワークWを授受位置5aにおいてクランプしている。ジグ機構6bのクランプ機構14bは、第1加工及び第2加工が完了したワークWを授受位置5bにおいてクランプしている(図6(a))。
図6の動作により、ハンド部12aが把持する未加工のワークWがジグ機構6aに渡され、ジグ機構6aが保持する第1加工が完了したワークWがジグ機構6bに移送され、ジグ機構6bが保持する第1加工及び第2加工が完了したワークWがハンド部12cに渡される。
すなわち、図6の動作が開始されると、ハンド部12b及び12cの把持部11が、原点から第1方向D1に沿ってクランプ機構14a及び14bの方向に移動され、時点t1でノックイン位置に到達する(図6(d))。これに応答して、クランプ機構14a及び14bのアンクランプ動作が開始され(図6(a))、かつハンド部12b及び12cの把持部11のクランプ動作が開始される(図6(e))。
このアンクランプ動作及びクランプ動作が時点t2で完了すると、クランプ機構14a及び14bがアンクランプ状態となり、ハンド部12b及び12cの把持部11がクランプ状態となる。これにより、クランプ機構14a及び14bの各ワークWが、ハンド部12b及び12cの各把持部11に渡されたことになる。
この受け渡しの完了に応答して、クランプ確認信号A及びBがオフ状態からオン状態に変化する(図6(b)、(f))。クランプ確認信号Aのオン状態への変化は、上述図4の近接センサ21aによるクランプ部材18の検出に基づいて行われる。また、クランプ確認信号A及びBのオン状態への変化に応答して、ハンド部12a〜12cの把持部11の非干渉位置への移動が開始される(図6(d))。
この移動が時点t3で完了すると、これに応答して、移動部13の第2移動位置への移動が開始される(図6(g))。この移動は、図5(c)のように、ハンド部12a〜12cの把持部11が非干渉位置に位置している状態で行われるので、ハンド部12a〜12cの把持部11により把持された各ワークWが、突出部16及びクランプ部材18と干渉することはない。
移動部13が、時点t4において第2移動位置に到達すると(図6(g))、これに応答して、図6(d)のように、ハンド部12a及び12bの把持部11が、それぞれ非干渉位置から第2方向D2に沿ってクランプ機構14a及び14bの方向に駆動され、時点t5でノックイン位置に到達する。
これにより、ハンド部12a及び12bが把持しているワークWが、クランプ機構14a及び14bの支持面15に接し、突出部16により位置決めされる。これに応答して、クランプ機構14a及び14bのクランプ動作が開始され(図6(a))、かつワーク着座確認信号Cのオフ状態からオン状態への移行が開始される(図6(c))。
ワーク着座確認信号Cがオン状態となってから、例えば0.5秒後の時点t6において、ハンド部12a及び12bのワークWがクランプ機構14a及び14bへ確実に着座したものとみなされる。これに応答して、ハンド部12a及び12bの把持部11のアンクランプ動作が開始される(図6(e))。
また、このとき、クランプ機構14a及び14bのクランプ動作が完了し(図6(a))、これが図4の近接センサ21bで検出される。これにより、クランプ確認信号Aがオフ状態に変化する(図6(b))。
ハンド部12a及び12bの把持部11のアンクランプ動作が時点t7で完了すると(図6(e))、クランプ確認信号Bがオフ状態に変化する(図6(f))。このとき、既に、クランプ機構14a及び14bのクランプ動作が完了していることがクランプ確認信号Aにより確認される(図6(a))。
そこで、ハンド部12a〜12cの把持部11は、原点に向けて駆動され(図6(d))、時点t8において原点に到達する。これにより、図6の動作が完了する。このときのハンド部12c及び移動部13の状態が、図1において、2点鎖線で示されている。
図7は、図6の動作と同様の動作を別のタイミングで行う場合のタイミングチャートである。このタイミングチャートは、図6のものとほぼ同じであるが、クランプ機構14a及び14bのアンクランプ及びクランプの完了を確認するためのクランプ確認信号A’のタイミングが、図6のクランプ確認信号Aと異なる。
すなわち、クランプ確認信号A’として、油圧センサの出力が用いられる。この油圧センサは、クランプ機構14a及び14bにおけるクランプ部材駆動機構17を作動させるための油圧を検出するものである。
この場合、クランプ確認信号A’は、クランプ機構14a及び14bが、図7(a)のように、時点t1からt2にかけてクランプ状態からアンクランプ状態へ移行した時点t2でクランプ確認信号A’が立ち上がり始める(図7(b))。
そして、クランプ確認信号A’がオン状態となって例えば0.5秒が経過した時点T3が、アンクランプ状態への移行が確認された時点とみなされる。したがって、この時点で、ハンド部12b及び12cの把持部11の移動が開始される(図7(d))。
このため、図6の場合には、クランプ機構14a及び14bのアンクランプ状態への移行が完了した時点からハンド部12b及び12cの把持部11の移動が開始されるまでの期間は、ほぼゼロであるのに対し、図7の場合には、この期間として、期間T3−T2を要している。
また、図7の動作の場合、クランプ機構14a及び14bが、図7(a)のように、時点T6からT8にかけてアンクランプ状態からクランプ状態に移行したことを確認するときにも同様に、アンクランプ状態への移行が完了した時点T8でクランプ確認信号A’が立ち上がり始め、オン状態となって例えば0.5秒が経過した時点T9が、アンクランプ状態への移行が確認された時点とみなされる(図7(b))。
したがって、この時点T9で、ハンド部12a及び12bの把持部11の移動が開始される(図7(d))。なお、この時点T9で、ハンド部12a及び12bの把持部11のアンクランプは、既に完了している(図7(e))。
これに対し、図6の動作の場合、クランプ機構14a及び14bのクランプ状態への移行の完了は、その完了時点t6において、クランプ確認信号Aにより直ちに検出される(図6(a)、(b))。したがって、その後にハンド部12a及び12bの把持部11のアンクランプが完了する時点t7において、直ちにハンド部12a及び12bの把持部11の移動が開始される(図6(d)、(e))。
したがって、図6の場合、ハンド部12a及び12bの把持部11のアンクランプが完了してからクランプ機構14a及び14bの把持部11の移動が開始されるまでの期間は、ほぼゼロである。これに対し、図7の場合、この期間として、期間T9−T8を要している。したがって、同様の動作を、図6の動作によれば、図7の動作の場合よりも、少なくとも期間T3−T2及び期間T9−T8だけ少ない期間で行うことができる。
図8は、投入ステーション9上の未加工の1つのワークWを加工システム1に投入し、第1及び第2加工が完了した1つのワークWを、アイドルステーション10上に払い出すまでの制御部8による処理を示す。
図8に示すように、処理を開始すると、まず、ステップS1において、ハンド部12aで未加工の1つのワークWが把持される。すなわち、移動部13が所定のワーク投入位置に位置付けられ、ハンド部12aの把持部11が、原点位置から第2方向D2に沿って、投入ステーション9上の未加工のワークWを把持可能な位置まで駆動される。そして、把持部11により該ワークWが把持され、把持部11が原点位置に戻される。
次に、ステップS2において、第1移動工程が行われる。すなわち、移動部13が、ジグ機構6a及び6bとハンド部12b及び12cとがそれぞれ対峙する第1移動位置に移動される。この移動が完了したときの状態が図1に示されている。
次に、ステップS3において、第1授受工程が行われる。すなわち、加工部4aによる第1加工が施されたワークWが、ジグ機構6aからハンド部12bに渡される。また、加工部4bによる第2加工が施されたワークWが、ジグ機構6bからハンド部12cに渡される。この受け渡しに際し、ハンド部12b及び12cの各把持部11は、原点位置から授受位置5a及び5bに対応する位置に駆動され、受け渡しの完了後、上述の非干渉位置に位置付けられる。
次に、ステップS4において、第2移動工程が行われる。すなわち、移動部13が、ジグ機構6a及び6bと、ハンド部12a及び12bとが、それぞれ対峙する第2移動位置に移動される。この移動は、図5(c)のように、ハンド部12a〜12cの把持部11を上述の非干渉位置に位置付けた状態で行われる。この移動が完了したときのハンド部12c及び移動部13の状態が、図1において、2点鎖線で示されている。
次に、ステップS5において、第2授受工程が行われる。すなわち、ハンド部12aが把持しているワークWが、ジグ機構6aに渡され、ハンド部12bが把持しているワークWが、ジグ機構6bに渡される。この受け渡しに際し、ハンド部12a及び12bの各把持部11は、上述の非干渉位置から授受位置5a及び5bに対応する位置に駆動される。そして、受け渡しの完了後、ハンド部12a〜12cは、原点位置に戻される。
次に、ステップS6において、ハンド部12cが把持している第1加工及び第2加工が施されたワークWが払い出される。すなわち、移動部13が、ハンド部12cがアイドルステーション10(図1参照)に対峙する位置まで移動される。次に、ハンド部12cの把持部11が、アイドルステーション10上の所定位置まで駆動される。そして、該把持部11は、当該ワークWの把持が解除され、原点位置に戻される。これにより、当該ワークWの払出しが完了する。
これにより、図8の処理が終了する。アイドルステーション10上に払い出されたワークWは、次の加工に供される。このとき、次の加工が図8の処理と同様にして行われる場合には、アイドルステーション10上のワークWを、ステップS1の場合と同様に、ハンド部12aで把持し、次の加工に投入することができる。
また、ステップS1〜S6の処理を繰り返すことにより、投入ステーション9に順次搬入されるワークWについて、順次、第1加工及び第2加工を施してゆくことができる。
この場合、図8の処理において、ステップS5の第2授受工程でジグ機構6a及び6bに渡された各ワークWについては、次回の図8の処理において、ステップS3の第1授受工程が行われる前に、図8の処理と並行して図9の加工処理が行われる。
すなわち、まず、ステップS11において、ワーク固定工程が行われる。すなわち、ジグ機構6a及び6bに渡された各ワークWが、ジグ機構6a及び6bにより、それぞれ加工位置2a及び2b(図1参照)に固定される。
次に、ステップS12において、第1加工工程及び第2加工工程が行われる。すなわち、第1加工工程として、加工位置2aに固定されたワークWに対し、加工部4aによる第1加工が施される。また、第2加工工程として、加工位置2bに固定されたワークWに対し、加工部4bによる第2加工が施される。これにより、図8の処理が終了する。
第1加工が施されたワークW及び第2加工が施されたワークWは、図8のステップS3において、それぞれジグ機構6a及び6bからハンド部12b及び12cに渡されることになる。
本実施形態によれば、移動部13(図1)を第1移動位置に位置付けた状態で、ジグ機構6a及び6bからハンド部12b及び12cへのワークWの受け渡しが並行して行われる。また、移動部13を第2移動位置に位置付けた状態でハンド部12a及び12bからジグ機構6a及び6bへのワークWの受け渡しが並行して行われる。
さらに、ワークWの授受に際してパレットを使用しないので、パレットを戻す搬送装置やそのためのスペースを要しない。このため、ワークWのジグ機構6aへの供給、ジグ機構6aからジグ機構6bへの移送、及びジグ機構6bからの払出しが効率的に行われる。
また、ワークWは、ハンド部12a〜12cにより把持された状態で移動され、ハンド部12a〜12cとジグ機構6a及び6bとの間で授受される。したがって、ハンド部12a〜12cによるワークWの把持を、ジグ機構6a及び6bがワークWを受け取るときのワークWの姿勢、すなわちシリンダヘッドを立てた姿勢と同じ姿勢で行うことにより、ワークWの授受時における姿勢変換が不要となる。したがって、ジグ機構6a及び6bに対するワークWの供給及び回収を効率的に行うことができる。
また、クランプ機構14a及び14bのクランプ部材18の動きを検出する近接センサ21a及び21bを設けたので、ワークWがクランプ機構14a及び14bによってクランプ又はアンクランプされた時点を、ジグ機構6a及び6bからの油圧の検出信号に基づいて検知する場合に比べて、迅速に検知することができる。これにより、ワークWの授受に要する時間を短縮することができる。
また、移動部13を第1移動位置から第2移動位置に移動させるとき、ハンド部12a〜12cが把持しているワークWを、第2方向D2に見て、クランプ機構14a及び14bの突出部16とクランプ部材18との間に位置させるようにしている。これにより、ワークWと突出部16及びクランプ部材18との干渉を回避しながら、ハンド部12a〜12cにおける把持部11の第2方向D2の駆動量を最小化することができる。これにより、ワークWの授受に要する時間をさらに短縮することができる。
なお、本発明は上述実施形態に限定されない。例えば、ジグ機構6a及び6bにおけるクランプ機構14a及び14bのアンクランプ動作及びクランプ動作が、図6(a)のように同じタイミングで行われる場合には、近接センサ21a及び21bは、該アンクランプ動作及びクランプ動作のいずれにおいても関連して作動するハンド部12bのみに設けてもよい。
また、ジグ機構を3つ以上のn個備え、ハンド部を4つ以上のn+1個備えてもよい。この場合も、上記実施形態の場合と同様に、ジグ機構からのハンド部へのワークの受け渡し、及びハンド部からジグ機構へのワークの受け渡しを、移動部13を第1移動位置、第2移動位置、・・・第n移動位置に順次移動させながら行うことにより、n個のジグ機構に対するワークの供給及び回収を効率的に行うことができる。
1…加工システム、2a…加工位置(第1加工位置)、2b…加工位置(第2加工位置)、4a…加工部(第1加工部)、4b…加工部(第2加工部)、6a…ジグ機構(第1ジグ機構)、6b…ジグ機構(第2ジグ機構)、7…移動機構、11…把持部、12a…ハンド部(第1ハンド部)、12b…ハンド部(第2ハンド部)、12c…ハンド部(第3ハンド部)、13…移動部、14a…クランプ機構(第1クランプ機構)、14b…クランプ機構(第2クランプ機構)、15…支持面、16…突出部、17…クランプ部材駆動機構、21a、21b…近接センサ、D1…第1方向、D2…第2方向、W…ワーク。
Claims (4)
- ワークを着脱可能に把持する第1〜第3ハンド部をこの順で第1方向に等間隔で配列して有する移動部と、
前記移動部を前記第1方向に移動させる移動機構と、
前記第1又は第2ハンド部との間で前記ワークを授受するとともに、該ワークを第1加工位置に固定する第1ジグ機構と、
前記第1加工位置に固定された前記ワークを加工する第1加工部と、
前記第2又は第3ハンド部との間で前記ワークを授受するとともに、該ワークを第2加工位置に固定する第2ジグ機構と、
前記第2加工位置に固定された前記ワークを加工する第2加工部とを備え、
前記第1及び第2ジグ機構は、前記第1方向に沿って、前記第1〜第3ハンド部の配列間隔と同じ間隔を置いて配置され、
前記移動部が、前記移動機構により、前記第2ハンド部が前記第1ジグ機構に対峙しかつ前記第3ハンド部が前記第2ジグ機構に対峙する第1移動位置に位置付けられたとき、前記第1加工部により加工された前記ワークが前記第1ジグ機構から前記第2ハンド部に渡され、かつ前記第2加工部により加工された前記ワークが前記第2ジグ機構から前記第3ハンド部に渡され、
前記移動部が、前記移動機構により、前記第1ハンド部が前記第1ジグ機構に対峙しかつ前記第2ハンド部が前記第2ジグ機構に対峙する第2移動位置に位置付けられたとき、前記第1ハンド部が把持している未加工の前記ワークが前記第1ジグ機構に渡され、かつ前記第2ハンド部が把持している前記第1ジグ機構から渡された前記ワークが前記第2ジグ機構に渡されることを特徴とする加工システム。 - 前記第1〜第3ハンド部のうちの少なくとも第2ハンド部は、前記第1又は第2ジグ機構との間で前記ワークの授受を行うとき、該第1又は第2ジグ機構が該ワークの授受のために該ワークをクランプ又はアンクランプした時点を、該クランプ又はアンクランプに係る部材の動きを検出して認識するためのセンサを備えることを特徴とする請求項1に記載の加工システム。
- 前記第1及び第2ジグ機構のそれぞれは、前記ワークの授受のために該ワークを着脱可能にクランプするクランプ機構を備え、
前記第1〜第3ハンド部のそれぞれは、前記ワークの授受のために該ワークを着脱可能に把持する把持部を備え、かつ該把持部を、前記第1方向と交差する第2方向に移動させることができ、
前記クランプ機構は、
前記ワークを前記第2方向に支持する支持面と、
前記支持面よりも前記ワーク側に突出し、該ワークの該支持面に沿った方向の位置を決定する突出部と、
前記支持面上で前記突出部により位置決めされた前記ワークを、該支持面との間に挟んでクランプするためのクランプ部材と、
前記クランプ部材を、前記ワークのクランプ又はアンクランプのために、該支持面に交差する方向に移動させるクランプ部材駆動機構とを備え、
前記移動部が前記第1移動位置から前記第2移動位置に移動されるとき、前記第1〜第3ハンド部は、これらが把持している前記ワークが、前記突出部及び前記クランプ部材と干渉しないように、前記第1方向に見て、該突出部と該クランプ部材との間に位置するように前記把持部を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の加工システム。 - 第1ジグ機構により第1加工位置に固定されたワークを第1加工部により加工する第1加工工程と、
前記第1ジグ機構に対し第1方向に所定の間隔を置いて配置された第2ジグ機構により第2加工位置に固定されたワークを第2加工部により加工する第2加工工程と、
第1〜第3ハンド部をこの順で前記第1方向に等間隔で配列して有する移動部を、該第1ハンド部で未加工のワークを把持した状態で、該第1方向に沿って第1移動位置に移動させることにより、前記第2ハンド部を前記第1ジグ機構に対峙させ、かつ前記第3ハンド部を前記第2ジグ機構に対峙させる第1移動工程と、
前記第1移動工程の後、前記第2ハンド部に、前記第1加工工程を経たワークを前記第1ジグ機構から渡し、前記第3ハンド部に、前記第2加工工程を経たワークを前記第2ジグ機構から渡す第1授受工程と、
前記第1授受工程の後、前記移動部を、前記第1方向に沿って第2移動位置に移動させることにより、前記第1ハンド部を前記第1ジグ機構に対峙させ、かつ前記第2ハンド部を前記第2ジグ機構に対峙させる第2移動工程と、
前記第2移動工程の後、前記第1ハンド部が把持しているワークを前記第1ジグ機構に渡し、かつ前記第2ハンド部が把持しているワークを前記第2ジグ機構に渡す第2授受工程と、
前記第2授受工程で前記第1及び第2ジグ機構に渡されたワークを、該第1及び第2ジグ機構により、前記第1及び第2加工位置にそれぞれ固定するワーク固定工程とを備えることを特徴とする加工方法。
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