JP5663221B2 - 什器システム - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスや病院、公共施設等における執務空間、および家庭等の居住空間にて使用され、給電部が設けられたテーブル等の固定什器と、この給電部からの給電を受ける受電部が設けられたカート等の移動什器と、とを備える什器システムに関する。
従来から、物品を載置、収納する手段を有しつつ、床面上を走行可能なカート等の移動什器が知られている。このようなカートは、例えば、病院や介護施設等で病室を回診する際などに利用されており、近年、カルテなどの電子化に伴って、情報端末などの電子機器を載置可能とするカートが提案されてきている。
具体的には、床面上を走行するキャスタと、所定の向きで電子機器を載置可能な天板と、カートを操作するための操作部となる取っ手とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。そして、このようなカートでは、操作部となる取っ手を把持しながら押すことでカートを走行させて移動しつつ、天板上の電子機器を利用することが可能である。
また、カートと、このカートの一部を収容可能に構成されたテーブル等の固定什器とを組み合わせた什器システムも知られている。カートは、例えば、テーブルの天板の下の空間に収容されるように構成されており、このような構成とすることによって、執務空間としての使い勝手及び体裁を良好とすると共に、カートとしての使い勝手及び体裁も良好に収めることができる。
一方、カートとテーブルとを組み合わせた什器システムにおいて、カートに載置された電子機器に電力を供給したり、電子機器に用いられるバッテリーを充電したりするための装置を備えたものもある。このシステムは、テーブル側にコネクタ形状の給電部を設けると共に、カート側にテーブル側のコネクタに対応する受電部を設け、テーブル側にカートを収容した際に、コネクタ同士が接続されることで、カート側の電子機器に電力が供給されるように構成したものである。
特開2005−46412号公報 特開2008−142278号公報
ところで、受電部と給電部との接続は、カートの操作部を操作してカートと移動させ、テーブルの空間にカートを収容することにより行われる。この際、使用者がカートをテーブルの下の空間に収容させ、両者の接続を試みた場合においても、正常に接続されていない場合がある。しかしながら、使用者がコネクタが正常に接続されていない状態に気付かない場合、電子機器に内蔵されたバッテリーが充電されずに放置されてしまう等の問題がある。
本発明は、上述する事情に鑑みてなされたもので、使用者が、外部から給電部と受電部の接続状態を確認することができる什器システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の什器システムは、床面上に移動可能に設けられた移動什器と、床面上に載置され、前記移動什器が所定の組み合わせ状態に組み合わされる固定什器と、前記固定什器に設けられた給電部と、前記移動什器に設けられ、前記移動什器が前記所定の組み合わせ状態となったときに前記給電部からの給電を受ける受電部とを有する什器システムであって、前記固定什器は天板を備え、前記給電部と前記受電部とが電気的に接続されたことを外部に示す表示装置が該天板の上面に設けられていることを特徴としている。
この発明に係る什器システムによれば、表示装置に給電部と受電部の接続状態が表示されるため、使用者は、外部から接続状態を確認することができる。
また、固定什器の天板の上面に設けられた表示装置に接続状態が表示されるため、使用者は、接続状態をより明確に確認することができる。
また、上記の什器システムにおいて、前記表示装置は、前記給電部と一体的に設けられたものとしても良い。
この発明に係る什器システムによれば、給電部に表示装置が設けられているので、例えば、給電部と表示装置のケースの共用化が可能となり、コストを削減することができる。
また、上記の什器システムにおいて、前記受電部は、前記移動什器における前記固定什器に組み合わせる際に前記固定什器に向かう側に配設されていることが好ましい。
この発明に係る什器システムによれば、給電部と受電部の接続部が作業空間とは反対側となり、作業空間を広く確保することができる。
また、上記の什器システムにおいて、前記移動什器はバッテリー装置を有しており、前記表示装置には、前記給電部と前記受電部との接続状況と共に、前記バッテリー装置の残量が表示されるものとしても良い。
この発明に係る什器システムによれば、表示装置にバッテリー装置の残量が表示されるため、電源供給の状態だけでなく、バッテリー装置の残量を把握することができ、什器としての使い勝手をより向上させることができる。
また、上記の什器システムにおいて、前記給電部及び受電部は、前記給電部と前記受電部とが磁気的に吸着することによって電気的な接続状態を確立するマグネット機構を有するコンセント装置であることがより好ましい。
この発明に係る什器システムによれば、受電側・給電側のコンセント装置を接続した状態において、接続を解除するのを忘れて移動什器を給電位置から移動させてしまった場合においても、移動什器を操作する力がマグネット機構による接続力よりも大きければ、その接続が自動的に解除されるため、使用時における安全性を確保することができる。
また、上記の什器システムにおいて、前記給電部及び受電部は、非接触給電によって給電を行うものとして良い。
この発明に係る什器システムによれば、移動什器を固定什器からの給電状態においても自由に移動させることができるので、使用時における安全性を確保することができる。
本発明によれば、移動什器及び固定什器の少なくとも一方に、給電部と受電部とが電気的に接続されたことを外部に示す表示装置を設けたことにより、表示装置に給電部と受電部の接続状態が表示されるため、使用者は、外部から接続状態を確認することができる。
本発明の第一の参考例の什器システムの全体構成を示す斜視図である。 本発明の第一の参考例のカートを示す斜視図である。 図1のA方向から見たカートの側面図である。 カートの受電部を示す図である。 固定式テーブルの給電部を示す図である。 表示装置の表示画面を示す図である。 什器システムの組み合わせ状態を示す断面図である。 本発明の実施形態の什器システムを示す断面図である。 本発明の第二の参考例の什器システムの全体構成を示す斜視図である。 第二の参考例の什器システムを示す側面図である。
(第一の参考例
以下、本発明の参考例の什器システムについて図面を参照して詳細に説明する。図1は、什器システムの全体構成を示す斜視図である。
参考例の什器システムは、カート1(移動什器)、固定式テーブル30(固定什器)とから構成され、床面上に固定的に設置された固定式テーブル30に対して、床面上を移動可能なカート1を組み合わせて使用することが可能となっている。また、固定式テーブル30に対して、複数のカート1を組み合わせる構成とすることができる。
図1に示すように、カート1を固定式テーブル30に向けて前方に移動させ、カート1の進入部16に固定式テーブル30の天板32を進入させることにより、カート1の天板4上に、パソコンP等を載置したままの状態で、カート1の収容部10を、固定式テーブル30の天板32の下方に潜入させて使用することができる。
参考例の什器システムは、このようにカート1と固定式テーブル30を組み合わせることで、固定式テーブル30側に固定的に設けられた給電部と、カート1に設けられた受電部とが接続されるように構成されている。
次に、本参考例のカート1について図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の参考例のカート1を示す斜視図である。図3は、図2のA方向から見たカート1の側面図である。なお、以下の説明において、図3の右方向を「前方」とし、左方向を「後方」とする。
参考例のカート1は、図2および図3に示すように、4つのキャスタ2と、キャスタ2により支持された金属製のフレーム3と、フレーム3の上部に載置された天板4と、フレーム3内に組み込まれたバッテリー部5とを主な構成要素として備えている。
フレーム3は、側面枠6,6、ハンドル部13,13、第一天板支持材14,14、及び第二天板支持材15等からなり、カート1を構成する天板4を支持すると共に、収容部10を画定している。
フレーム3は、側面視倒立U字形をなす左右1対の側面枠6,6によって、カート1の両側面を構成している。各側面枠6は、前部支柱61と、後部支柱62と、前部支柱61の上端から後方に向けて水平に延び、かつ後部支柱62に連結された横桟63とにより枠組みされている。4つのキャスタ2は、前部支柱61、及び後部支柱62の下端に取り付けられている。また、前部支柱61の下端と後部支柱62の下端は、それぞれ下桟8によって連結されている。さらに、一対の下桟8は、複数の連結棹8aによって連結されている。
上下方向を向く前部支柱61は、カートの操作時に、障害物等との衝突による収容物の破損を防止する保護部材となる。前後両支柱61,62間には、複数のワイヤー部材7が上下に所望の間隔をもって前後方向に沿って架設されている。
左右の側面枠6,6は、その前方上部間が連結杆9により連結されている。これにより、カート1の左右両側面が、左右の側面枠6,6により保護されるとともに、前後両面に、収容物の取り出し口が形成された収容部10が形成されている。
収容部10内における左右の側面枠6,6間には、収容物を収容可能な上下2段のトレイ11,11が配設されている。各トレイ11は、各側面枠6における前後両支柱61,62間に架設された支持ワイヤー部材12によって着脱自在に支持されている。
左右の後部支柱62,62における各々の上部には、収容部10の上面より上方に離間する位置において、円弧状をなして前方に折曲させることにより、円弧状の折曲部と、前向部とが形成され、この折曲部により、カート操作用のハンドル部13,13(操作部)が、また前向部により、第一天板支持材14,14がそれぞれ形成されている。第一天板支持材14,14は、その前方端部において、第二天板支持材15により連結されている。これにより、第一天板支持材14,14、及び第二天板支持杆15は、平面視U字形をなしている。
これら第一天板支持材14,14、及び第二天板支持材15上には、天板4が載置され、かつ固定されている。これにより、収容部10の上面と、天板支持材14,15及び天板4の下面との間には、前方および両側方に開口する、後記する固定式テーブル30等の天板32の進入部16が形成されている。
ハンドル部13,13である両支柱62,62の円弧状の折曲部の上面および後面には、軟質パット13aがそれぞれ設けられている。ハンドル部13,13は、収容部10より後方および両側方に突出することがないので、不使用時におけるカート収容スペースの縮小化を図ることができる。
各第一天板支持材14には、前後1対の固定ねじ17,17によりストッパ18が固着されている。このストッパ18の上面は、第一天板支持材14の上方に突出させることにより、天板4の下面を支持する天板受け部材を兼ねている。
側面枠6の左右の横桟63,63の間の空間には、バッテリー部5が設けられている。
バッテリー部5は、バッテリー収容部20とバッテリー21から構成されている。
バッテリー収容部20は、平面視が略正方形状であって、上下方向に薄い直方体状の箱型である。バッテリー収容部20は、後方に開口部を有しており、この開口部からバッテリーを挿入することができる。バッテリー収容部20は、その両側部が横桟63,63に固定されている。バッテリー収容部20は、フレーム3と同様に金属製であり、フレーム3の補強部材としても機能している。
バッテリー収容部20の内部には、バッテリーのプラグが接続可能なコンセントが取り付けられており、バッテリー収容部20の前面には、このコンセントと接続された受電側コネクタ22(受電部)が、前側に突出するように設けられている。図4は、カート1の前方からみた受電側コネクタ22を示す図である。この受電側コネクタ22には、後述する給電側コネクタ33(給電部)と電気的に接続が可能に構成されている。受電側コネクタ22は、オス型端子22aと吸着板22bとを備えており、マグネットを備える給電側コネクタ33と磁気的に吸着することによって、電気的な接続状態を確立するマグネット機構を構成している。
また、バッテリー21には、図示しないメスコンセントが設けられている。メスコンセントは、パソコンP等の電子機器に接続することにより、この電子機器に電力を供給することができるように構成されている。
天板4の上面であって、後端4aには、表示装置23が取り付けられている。表示装置23は、板状の表示装置本体23aと、この表示装置本体23aの一面に設けられている表示画面24とから構成されており、バッテリー21の状態等を表示するものである。表示装置23の詳細については後述する。
次に、本参考例の固定式テーブル30について説明する。固定式テーブル30は、支柱31及び天板32を主な構成要素として有している。天板32は、任意の位置を支柱31によって支持されている。天板32は、カート1を前方に移動させた際、天板32の上面が、天板支持材14,15に接触せず、かつ、天板32の下面がフレーム6のバッテリー収容部20の上面に接触しないような高さにされている。
図5は、固定式テーブル30を後方から見た図であり、天板32の下面に配置されている給電側コネクタ33(給電部)を示す図である。図5に示すように、固定式テーブル30の天板32の下部には、メス型端子33aとマグネット33bとからなる給電側コネクタ33(給電部)が設けられている。給電側コネクタ33は、床面からの高さが、カート1の受電側コネクタ22と同じになるように配置されている。給電側コネクタ33は、電力を供給可能な、図示しない電源線と電気的に接続されている。また、カート1を固定式テーブル30の任意の位置まで挿入した際、受電側コネクタ22と給電側コネクタ33が接続されるような位置に配置されている。また、互いに磁気的に吸着された吸着板22bとマグネット33bとは、その吸着力よりも大きい外力によって、互いに離間できるように構成されている。
また、給電側コネクタ33の周囲には、コネクタガイド34が設けられている。コネクタガイド34は、給電側コネクタ33の上方及び両側方に設けられた斜面34aによって構成された案内部材である。それぞれの斜面34aは、受電側コネクタ22が、給電側コネクタ33の方向に進入する際、受電側コネクタ22の位置を給電側コネクタ33に位置合わせさせるような傾斜を有している。
天板32の下部には、一対のカートガイド35が設けられている。カートガイド35は、カート1を固定式テーブル30に向かって前進させた際、カート1のフレーム3を当接させながらカート1の位置を修正し、受電側コネクタ22が、給電側コネクタ33に接続されるように導く部材である。
カートガイド35は、カート1が固定式テーブル30と組み合わされた際に、フレーム3の横桟63の両側方に配置されるように、天板32の下面に所定の間隔で固定された一対の棒状の部材である。一対のカートガイド35は、それぞれ延在方向の途中で屈曲しており、導入部35aと、ガイド部35bとから形成されている。一対の導入部35aの間隔は、フレーム3の天板支持部材14,15の幅寸法よりも十分に大きい間隔から、この幅寸法よりもやや大きい間隔まで徐々にその間隔を狭めるように形成され、カート1の進行方向に対して角度を有するように設けられている。ガイド部35bは、導入部35aの前端に接続され、カート1を進行方向に導くように、進行方向に沿う方向に延在している。
次に、図6を参照して表示装置23について説明する。表示装置23は、表示装置本体23aと、表示画面24とから構成されている。
表示画面24には、受電側コネクタ22と給電側コネクタ33とが電気的に接続されたことを示す接続ランプ24aと、バッテリー21の残量を示す残量ゲージ24bとが表示されている。
また、表示装置23は、図示しない制御回路を備えている。この制御回路はバッテリー21の状態を監視しており、これにより、表示装置23は、受電側コネクタ22と給電側コネクタ33とが接続された際、接続ランプ24aと点灯させたり、バッテリー21の残量を残量ゲージ24bに表示させたりすることができる。
図7は、カート1の収容部10を、テーブル30の天板32の下方に潜入させた状態を示す断面図である。図7に示すように、カート1を、テーブル30に向けて前方に移動し、進入部16にテーブル30の天板32を進入させることにより、カート1の天板4上に、パソコンP等を載置したままの状態で、カート1の収容部10を、テーブル30の天板32の下方に潜入させて使用することができる。さらに、固定式テーブル30の給電側コネクタ33と、カート1の受電側コネクタ22とを接続させ、バッテリー部5のバッテリーに電力を供給することができる。
進入部16に進入してきたテーブル30の天板32は、ハンドル部13および天板4の後端4aより前方における第一天板支持材14の下面に設けられたストッパ18に当接し、それ以上の進入が阻止されるので、ハンドル部13を握る使用者の手が、テーブル30の天板32で挟まれることがなく、また、収容部10の上面がテーブル30の天板32により、完全に覆われるのを防止し、カートの後上方からの収容物の確認、および出し入れを行うことができる。
この際、カート1の天板4は、固定式テーブル30のカートガイド35によって、左右方向の位置が調整され、所定の位置に案内される。具体的には、カート1が前方に移動すると、カートガイド35の導入部34aに横桟63の前部が当接し、さらに前方に移動させることによって、カート1の位置が所定の位置に案内され、固定式テーブル30の給電側コネクタ33と、カート1の受電側コネクタ22とが接続される。
給電側コネクタ33と受電側コネクタ22とが接続されると、表示装置23の表示画面24の接続ランプ24aが点灯する。また、表示画面24には、バッテリー21の残量が表示される。
参考例によれば、天板4の上面であって、端部4aに取り付けられた表示装置23に受電側コネクタ22と給電側コネクタ33の接続状態及びバッテリー21の残量が表示されるため、使用者は、外部から接続状態を確認することができ、かつ、バッテリー21の残量を知ることができる。表示装置23の取り付け位置は、ハンドル部13の近傍であるため、使用者は、より容易にバッテリーの状態を確認することができる。
また、受電側コネクタ22と給電側コネクタ33との接続機構にマグネット機構を採用した。これにより、コネクタ同士の接続の解除を忘れてカート1を固定式テーブル30から離間させるように移動させてしまった場合においても、カート1を操作する力がマグネット機構による接続力よりも大きければ、その接続が自動的に解除されるため、使用時における安全性を確保することができる。
また、受電側コネクタ22は、カート1において、カート1を固定式テーブル30に組み合わせる際に、固定式テーブル30に向かう側に配設されているため、使用者の作業空間を広く確保できる。
なお、上記参考例においては、バッテリー21に電力を供給する電源装置にマグネット機構を有するコンセント装置を用いたが、これに限ることはなく、例えば、給電側コネクタ33側に設けられた送電コイルに流した電流によって生じる電磁誘導により、受電側コネクタ22側に設けられた受電コイルに電流を生じさせることで、カート1のバッテリー21に電源を供給する非接触給電を採用してもよい。
非接触給電を採用することによって、給電状態においてもカート1を自由に移動させることができるので、使用時における安全性を確保することができる。
また、表示装置23の取り付け位置は、上記参考例で示した位置に限ることはなく、使用者が視認可能な位置であれば、例えば、固定式テーブル30の天板32上であってもよい。
さらに、表示装置23の表示装置本体23aは、天板と一体に設けられていてもよい。
実施形態
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図8は、本実施形態の什器システムを示す断面図である。なお、本実施形態では、上述した第一の参考例との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
本実施形態の什器システムは、固定式テーブル30Aを構成する給電側コネクタ33A(給電部)が表示装置と一体的に設けられていることを特徴としている。図8に示すように、給電側コネクタ33Aは、上下方向に長さを有する直方体形状をなし、天板32Aを貫通するように設置されている。これによって、給電側コネクタ33Aの上面は、天板32Aの上面に露出される。この給電側コネクタ33Aの上面には、表示画面24Aが設けられており、使用者は、外部からコネクタの接続状態を確認することができる。
本実施形態によれば、給電側コネクタ33Aのケースに表示画面24Aを組み込むことで、表示装置のためのケースを製造する必要がなくなる等、コストの削減が可能となる。
第二の参考例
次に、本発明の第二の参考例について図面に基づいて説明する。図9は、第二の参考例の什器システムの全体構成を示す斜視図である。図10は、第二の参考例の什器システムを示す側面図である。なお、以下の説明において、図10の右方向を「前方」とし、左方向を「後方」とする。
図9に示すように、本参考例の什器システムは、キャビネット40(移動什器)、固定式テーブル50(固定什器)とから構成され、床面上に固定的に設置された固定式テーブル50に対して、床面上を移動可能なキャビネット40を組み合わせて使用することが可能となっている。
キャビネット40は、前面に開口部を有した直方体形状の本体40aと、この本体の内部を二分割するように、本体の前面に設けられた2つの引き出し41,41と、キャスタ42とから構成されている。キャビネット40は、2つの引き出し41,41の内部に電子機器等の物品を収納が可能である。
図10の側面図に最もよく示されているように、キャビネット40の天板43の上面には、受電側コネクタ44が設けられている。受電側コネクタ44は、箱形状であり、その前面(図10の右側)に第一の参考例と同様のマグネット機構を採用したオス型端子と吸着板を具備している。
一方、固定式テーブル50の天板51の下面には、箱状の給電側コネクタ52が設けられている。給電側コネクタ52の後面には、メス型端子とマグネットが設けられている。
これらのコネクタ44,52は、キャビネット40を固定式テーブル50に向けて前方に移動し、天板51の下方に潜入させた際に、電気的に接続されるように構成されている。
また、受電側コネクタ44の後面には、表示画面45が一体的に設けられており、受電側コネクタ44は、表示装置として機能するようになっている。表示画面45には、第一の参考例と同様に、各コネクタ44,52同士の接続状態等を表示することができるようになっている。
参考例によれば、受電側コネクタ44の後面、つまり、キャビネット40と固定式テーブル50とを組み合わせた際、使用者から最もよく視認できる位置に、コネクタ44,52同士の接続状態を表示する表示画面45を設けた。これにより、使用者は、外部から接続状態を確認することができる。
また、受電側コネクタ44に表示画面45が一体的に設けられているため、表示装置のためのケースを製造する必要がなくなる等、コストの削減が可能となる。
1 カート(移動什器)
4 天板
5 バッテリー部
10 収容部
13 ハンドル部(操作部)
21 バッテリー
22 受電側コネクタ(受電部)
23 表示装置
30 固定式テーブル
33 給電側コネクタ(給電部)

Claims (6)

  1. 床面上に移動可能に設けられた移動什器と、
    床面上に載置され、前記移動什器が所定の組み合わせ状態に組み合わされる固定什器と、
    前記固定什器に設けられた給電部と、
    前記移動什器に設けられ、前記移動什器が前記所定の組み合わせ状態となったときに前記給電部からの給電を受ける受電部とを有する什器システムであって、
    前記固定什器は天板を備え、前記給電部と前記受電部とが電気的に接続されたことを外部に示す表示装置が該天板の上面に設けられていることを特徴とする什器システム。
  2. 請求項に記載の什器システムにおいて、
    前記表示装置は、前記給電部と一体的に設けられていることを特徴とする什器システム。
  3. 請求項1または2に記載の什器システムにおいて、
    前記受電部は、前記移動什器における前記固定什器に組み合わせる際に前記固定什器に向かう側に配設されていることを特徴とする什器システム。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の什器システムにおいて、
    前記移動什器はバッテリー装置を有しており、前記表示装置には、前記給電部と前記受電部との接続状況と共に、前記バッテリー装置の残量が表示されることを特徴とする什器システム。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の什器システムにおいて、
    前記給電部及び前記受電部は、前記給電部と前記受電部とが磁気的に吸着することによって電気的な接続状態を確立するマグネット機構を有するコンセント装置であることを特徴とする什器システム。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の什器システムにおいて、
    前記給電部及び前記受電部は、非接触給電によって給電を行うことを特徴とする什器システム。
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