JP5662894B2 - 耐食性に優れた原油タンカーのタンク上甲板用またはバラ積み船の船倉用鋼材 - Google Patents

耐食性に優れた原油タンカーのタンク上甲板用またはバラ積み船の船倉用鋼材 Download PDF

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Description

本発明は、耐食性に優れた原油タンカーのタンク上甲板用またはバラ積み船の船倉用鋼材に関するものである。特には、硫化水素、SO/SOなどの腐食性ガスや、石炭、油分に含まれる硫黄等(以下、これらを「硫黄含有物質」と総称することがある)の存在する過酷な腐食環境においても、優れた耐食性を発揮する、原油タンカーのタンク上甲板用鋼材またはバラ積み船の船倉用鋼材に関するものである。
例えば原油タンカーや、バラ積み船のように、原油、石炭等の燃料輸送を目的とした船舶において、構造材として用いられ、かつ腐食環境にさらされる鋼材には、燃料の漏洩防止等を目的に、何らかの防食手段を施すことが一般に行われている。防食手段としては、(a)防食塗装や(b)電気防食(例えば、亜鉛などの犠牲陽極や外部電源による電気防食)などが従来から知られており、両者を併用する場合も多い。
このうち(a)防食塗装は、例えば原油タンカーの原油タンク内に形成される。具体的に、原油タンカーの原油タンク内は、硫黄含有物質による腐食が顕著であるため、タンクを構成する鋼材の表面には、エポキシ樹脂系塗料を用いた防食塗装が施される場合が多い。この防食塗装は、船舶で一般的に用いられる防食手段であるが、外的要因や経年劣化等で、塗膜に疵が生じたり、塗装が剥離するなどして防食性能が維持できない場合がある。よって防食塗装後には、定期的な防食性能の検査やメンテナンスが必要であり、このメンテナンスに要する時間や費用が多大であるといった問題がある。
一方、(b)電気防食は、海水などの電解質水溶液に完全に浸漬されて、電気回路が形成される部位には非常に有効である。しかし、電解質水溶液に浸漬されない原油タンク内の気相部やバラ積み船の船倉では、電気回路が形成されず、電気防食効果が不十分であるという問題がある。
以上のことから、船舶の安全性向上や長寿命化のために、外的要因等により防食塗装が劣化した部位や電気防食の採用できない部位においても、優れた耐食性を発揮する鋼材が求められている。
上記要求に対し、これまでに、鋼材の化学成分を調整することによって、鋼材自身の耐食性を向上させる技術が提案されている(例えば特許文献1)。詳細には、特許文献1に、Cr:0.1mass%超0.5mass%以下、Cu:0.03〜0.4mass%を添加した鋼に、W,Mo,Sn,Sb,NiおよびCoのうちから選ばれる1種または2種以上を添加し、さらにそれらの成分がある特定の関係を満たすようにすれば、タンカー油槽部内において、裸状態および塗装後のいずれにおいても優れた耐食性(耐全面腐食性、耐局部腐食性)を発揮することが示されている。この様に鋼材の化学成分を調整することによって、従来の防食手段よりもある程度優れた防食性を確保できると思われる。
しかしながら、バラ積み船の船倉や原油タンク甲板の裏面(原油側)等の、硫黄含有物質が存在する過酷な腐食環境下では、この特許文献1の技術をもってしても十分な耐食性を確保することが困難であり、更なる耐食性の向上が要求されている。
特開2010−222701号公報
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、硫黄や硫黄酸化物、硫化物等の硫黄含有物質が存在する過酷な腐食環境に曝された場合であっても、優れた耐食性を発現し、かつ溶接性や熱間加工性が通常の船舶構造用鋼と同等以上である、原油タンカーのタンク上甲板用またはバラ積み船の船倉用鋼材を提供することにある。
上記課題を解決し得た本発明の原油タンカーのタンク上甲板用またはバラ積み船の船倉用鋼材は、C:0.01〜0.30%(質量%の意味、以下同じ)、Si:0.20〜1.0%、Mn:0.50〜1.60%、P:0.005〜0.040%、S:0.005〜0.020%、Al:0.050〜0.100%、Cu:0.20〜1.0%、Ni:0.03%以下(0%を含む)、Cr:0.05〜0.30%、Zn:0.001〜0.50%、Sn:0.005〜0.050%、およびCa:0.0005〜0.0050%を満たし、残部がFeおよび不可避不純物からなるところに特徴を有する。
上記鋼材は、更に、Ti:0.050%以下(0%を含まない)を含有していてもよい。
上記鋼材は、更に、Co:0.050%以下(0%を含まない)、およびMo:0.050%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される1種以上の元素を含んでいてもよい。
また上記鋼材は、更に、Bi:0.050%以下(0%を含まない)、およびSb:0.050%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される1種以上の元素を含んでいてもよい。
本発明によれば、規定の成分組成を満たす鋼材とすることによって、後述する作用が発揮されて優れた耐食性を確保できる。本発明の鋼材は、特には硫黄含有物質の存在する過酷な腐食環境にさらされる部位、即ち、原油タンカーのタンク上甲板や、バラ積み船の船倉に好適に用いられる。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、下記の知見を見出し、本発明を完成した。
即ち、腐食環境においては、腐食生成物として酸化鉄やオキシ水酸化鉄などの所謂鉄錆が鋼材表面に形成される。従来より、これらの腐食生成物が、鋼材表面を保護し、耐食性の確保に寄与することはよく知られている。
本発明者らは、原油タンク内などの気相部やバラ積み船の底板部といった硫黄含有物質の存在する過酷な腐食環境での耐食性向上を目的に、この腐食環境の腐食メカニズムと、この腐食環境で鋼材表面に形成される腐食生成物と、鋼材の耐食性との関係について鋭意研究を行った。その結果、上記硫黄含有物質の存在する過酷な腐食環境では、鉄錆以外の腐食生成物も、鋼材の耐食性発現に寄与することを見出した。
具体的には、
(i)Cu硫化物をはじめとする沈殿性化合物により形成された皮膜(沈殿性化合物皮膜)と、Cr、SiおよびPを含有させることにより形成される、Cr、SiおよびP(添え字のw、x、u、v、y、zは変数。以下同じ)を含む安定な酸化皮膜との2種類の皮膜が形成されることにより、腐食生成物として鉄錆のみが形成される場合よりも格段に耐食性が向上することを見出した。
また、下記(ii)〜(v)に示す通り、その他の成分として特に、Al、Zn、Sn、Caが耐食性の向上に寄与すること、および本発明において、Niは、かえって耐食性の向上を阻害する元素であることを併せて見出した。
(ii)Alを含有させることによって、酸化皮膜の緻密さが向上するとともに、上記Cr、SiおよびPを含む酸化皮膜の形成速度が速まり、この腐食の進展を抑制する錆層の形成が促進されることによって、耐食性が高まること、
(iii)Niは、従来の耐食鋼材(例えば耐候性鋼材)では、良好な鉄錆の形成に寄与し、鋼材の耐食性を高めることが知られている。しかし、Sを多く含む腐食環境下では、NiがCuと競合して、上記(i)の沈殿性化合物皮膜の生成に対し悪影響を及ぼす。またNiは、Sを多く含む腐食環境下では、水素過電圧を低下させてカソード(Cathode)反応を促進させる。よって本発明では、Niを含有させないか、含有させるとしても微量にする必要があること、
(iv)ZnおよびSnを含有させることにより、鋼材の水素過電圧が増加し、カソード反応が抑制されて耐食性が高まること、
(v)Caを含有させることにより、局所的な水素イオン濃度増加に伴う孔食の進展が、抑制されること。
そして本発明では、上記(i)〜(v)による相乗効果を十分に発揮させると共に、船舶用鋼材として必要な強度や、靭性、溶接性等を具備すべく、成分組成について検討した結果、下記の範囲とすればよいことを見出した。
以下、本発明鋼材の成分範囲の規定理由について説明する。
〔C:0.01〜0.30%〕
Cは、鋼材の強度確保のために必要な元素である。船舶の構造部材として要求される強度を得るには、Cを0.01%以上含有させる必要がある。C量は、好ましくは0.07%以上であり、より好ましくは0.10%以上、更に好ましくは0.12%以上である。一方、C量が0.30%を超えると靱性が劣化する。よって、C量の上限を0.30%とした。C量は、好ましくは0.26%以下、より好ましくは0.23%以下、更に好ましくは0.20%以下である。
〔Si:0.20〜1.0%〕
Siは、腐食環境においてSi酸化物を鋼材表面に形成し、耐食性を向上させるのに有効な元素である。このような作用は、特にSにより腐食が進展する環境で効果が大きい。本発明では該効果を発揮させるため、Siを0.20%以上含有させる。Si量は、好ましくは0.31%以上、より好ましくは0.40%以上、更に好ましくは0.45%以上である。一方、Si量が1.0%を超えると、局所的にSiが偏析して錆の膨れの原因となり、耐食性を悪化させる。よって、Si量の上限を1.0%とした。Si量の好ましい上限は0.87%であり、より好ましい上限は0.78%であり、更に好ましい上限は0.68%である。
〔Mn:0.50〜1.60%〕
Mnは、Sと結合してMnSを形成し、その周囲から局部腐食が進展するため、耐食性に悪影響を及ぼす元素である。よって本発明では、Mn量の上限を1.60%と定めた。Mn量の好ましい上限は1.20%、より好ましい上限は1.1%、更に好ましい上限は1.0%である。一方、Mnは、脱酸および強度確保のために必要な元素でもある。よって、Mn量は0.50%以上とした。好ましくは0.60%以上であり、より好ましくは0.75%以上であり、更に好ましくは0.80%以上である。
〔P:0.005〜0.040%〕
Pは、腐食環境において、鋼材表面が酸化された場合に、リン酸塩を生成してCuの硫化物を安定化させる作用があるため、耐食性向上に必要な元素である。このような効果を得るには、P量を0.005%以上とする必要がある。P量は、好ましくは0.010%以上、より好ましくは0.013%以上、更に好ましくは0.015%以上である。しかし、Pが過剰に含まれていると、リン酸が局所的に集中して生じ、孔食を生じさせるおそれがある。よって本発明ではP量を0.040%以下とする。好ましくは0.034%以下であり、より好ましくは0.030%以下であり、更に好ましくは0.025%以下である。
〔S:0.005〜0.020%〕
Sは、腐食環境において溶出した場合に、Cuとともに鋼材表面に沈殿性化合物皮膜を生成して腐食溶解反応を低減させる作用があるため、耐食性向上に必要な元素である。このような作用は、腐食環境にSが存在する場合に効果が大きい。この効果を十分に発揮させるため、本発明ではS量を0.005%以上とする。好ましくは0.008%以上であり、より好ましくは0.010%以上である。一方、Sが過剰に含まれると、不必要なSが水素イオンと結合しカソード反応を促進させて、孔食の原因となり、かえって耐食性を悪化させる。よってS量は0.020%以下とする。好ましくは0.017%以下であり、より好ましくは0.015%以下である。
〔Al:0.050〜0.100%〕
Alは、安定なAl酸化物皮膜を鋼材表面に生成し、腐食溶解反応を低減させる作用があるため、耐食性向上に必要な元素である。また上述したとおり、酸化皮膜の緻密さを向上させると共に、Cr、SiおよびPを含む酸化皮膜の形成速度を速め、腐食の進展を抑制する錆層の形成を促進させることによって、耐食性を高めることのできる有効な元素である。更には、SiやMnと同様に脱酸および強度確保のために必要な元素でもある。これらの効果を発揮させるため、本発明ではAl量を0.050%以上とする。好ましくは0.056%以上であり、より好ましくは0.061%以上、更に好ましくは0.065%以上である。一方、Alが0.100%を超えて過剰に含まれると、局所的にAlが偏析して錆の膨れの原因となり耐食性を悪化させる。よって、本発明ではAl量の上限を0.100%とした。好ましい上限は0.085%であり、より好ましい上限は0.080%、更に好ましい上限は0.075%、特に好ましい上限は0.070%である。
〔Cu:0.20〜1.0%〕
Cuは、腐食環境において溶出した場合に、鋼材表面に、緻密な沈殿性化合物(Cu硫化物)皮膜を形成して、腐食反応を低減させる作用を有しており、耐食性の向上に必要な元素である。このような効果を十分発揮させるため、Cu量を0.20%以上とした。好ましくは0.25%以上であり、より好ましくは0.30%以上である。しかしCuを過剰に含有させると、溶接性や熱間加工性の劣化が生じるのみならず、鋼中Cuとその周辺との電位差により局部腐食が生じるおそれがある。よって、Cu量は1.0%以下とする。好ましくは0.78%以下であり、より好ましくは0.65%以下、更に好ましくは0.50%以下である。
〔Ni:0.03%以下(0%を含む)〕
Niは、上述した通り、一般的には耐食性を向上させる元素であるが、Sを多く含む腐食環境下では、カソード反応を非常に促進させて、孔食の原因となり耐食性をかえって悪化させる。また、Sを多く含む腐食環境下では、NiはCuと競合し沈殿性化合物皮膜の生成に対し悪影響を及ぼす。よって本発明では、Ni量を0.03%以下に抑える。好ましくは0.01%以下であり、最も好ましくは0%である。
〔Cr:0.05〜0.30%〕
Crは、腐食環境において溶出した場合に、鋼材表面に緻密な沈殿性化合物皮膜を形成して、腐食反応を低減させる作用を有しており、耐食性向上に必要な元素である。この様な効果を発揮させるには、Crを0.05%以上含有させることが必要である。Cr量は好ましくは0.11%以上であり、より好ましくは0.13%以上、更に好ましくは0.15%以上である。しかしCrを過剰に含有させると、腐食先端部分のpH低下を招いて孔食が生じやすくなり、耐食性がかえって劣化する。よって、本発明ではCr量を0.30%以下とする。好ましくは0.27%以下であり、より好ましくは0.23%以下である。
〔Zn:0.001〜0.50%〕
Znは、鋼材中に含有されることで、腐食環境において鋼材表面の水素過電圧を増加させ、カソード反応を抑制することで耐食性を向上させる効果を有する。また、Cuと同様に鋼材表面に緻密な沈殿性化合物皮膜を形成して、腐食反応を低減させる作用を有している。本発明では、これらの効果を十分に発揮させるため、Znを0.001%以上含有させる。好ましくは0.005%以上、より好ましくは0.015%以上、更に好ましくは0.020%以上、特に好ましくは0.025%以上である。一方、Znが過剰に含まれていると、鋼中Znとその周辺との電位差により局部腐食が発生する。よって本発明ではZn量の上限を0.50%とした。好ましい上限は0.33%であり、より好ましい上限は0.10%であり、更に好ましい上限は0.065%である。
〔Sn:0.005〜0.050%〕
Snは、Znと同様に、鋼材表面の水素過電圧を増加させ、カソード反応を抑制する効果がある。またCuと同様に、鋼材表面に緻密な沈殿性化合物皮膜を形成して、腐食反応を低減させる作用を有している。これらの効果を発揮させるため、Sn量を0.005%以上とする。好ましくは0.010%以上であり、より好ましくは0.014%以上である。一方、Snが過剰に含まれていると、鋼中Snとその周辺との電位差により局部腐食が発生し、耐食性がかえって低下する。よってSn量の上限を0.050%とする。好ましい上限は0.045%であり、より好ましい上限は0.040%、更に好ましい上限は0.035%である。
〔Ca:0.0005〜0.0050%〕
腐食環境において孔食が発生した場合、孔食の進展は、局所的な水素イオン濃度増加に伴って生じる。Caは、孔食内に溶解してpHの低下を抑制し、孔食の進展を抑制する元素である。このCaの効果を発揮させるため、本発明ではCa量を0.0005%以上とする。好ましくは0.0012%以上である。しかしながらCaが過剰に含まれていると、局所的にCaが偏析して錆の膨れの原因となり耐食性を悪化させる。よって本発明ではCa量の上限を0.0050%とした。好ましい上限は0.0043%である。
本発明鋼材の基本的な成分組成は上記の通りであり、残部は鉄および不可避不純物からなるものである。また、下記に示す通り、上記元素に加えて更に、Ti、Coおよび/またはMo、Biおよび/またはSbを含有させて、耐食性を更に高めることもできる。
〔Ti:0.050%以下(0%を含まない)〕
Tiは、腐食環境において孔食が発生した場合に、孔食内に溶解してpHの低下を抑制し、孔食の進展を抑制して耐食性を確保するのに有用な元素である。この効果を発揮させるには、Tiを0.010%以上含有させることが好ましい。より好ましくは0.015%以上である。一方、Ti量が過剰になると、局所的にTiが偏析し錆の膨れの原因となり耐食性を悪化させる。上記観点から、Ti量の上限は0.050%とすることが好ましい。より好ましい上限は0.045%である。
〔Co:0.050%以下(0%を含まない)、およびMo:0.050%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される1種以上の元素〕
Coは、耐食性向上に有効な元素であり、必要に応じて含有させることができる。詳細にはCoは、安定なCo酸化物を含む皮膜を鋼材表面に形成し、腐食溶解反応を低減させる作用がある。この効果を発揮させるには、0.001%以上含有させることが好ましく、より好ましくは0.005%以上である。しかし、Co量が0.050%を超えると、局所的にCoが偏析し錆の膨れの原因となり耐食性を悪化させる。よってCoを含有させる場合には、Co量の上限を0.050%とすることが好ましい。より好ましくは0.041%以下である。
Moも、耐食性向上に有効な元素であり、必要に応じて含有させることができる。詳細にはMoは、上記Coと同様に、安定なMo酸化物を含む皮膜を鋼材表面に形成し、腐食溶解反応を低減させる作用がある。この効果を発揮させるには、0.001%以上含有させることが好ましく、より好ましくは0.005%以上である。しかし、Mo量が0.050%を超えると、局所的にMoが偏析し錆の膨れの原因となり耐食性を悪化させる。よってMoを含有させる場合には、Mo量の上限を0.050%とすることが好ましい。より好ましくは0.040%以下である。
〔Bi:0.050%以下(0%を含まない)、およびSb:0.050%以下(0%を含まない)よりなる群から選択される1種以上の元素〕
Biは、耐食性向上に有効な元素であり、必要に応じて含有させることができる。詳細にはBiは、腐食環境において溶出した場合に、鋼材表面に緻密な沈殿性化合物皮膜を形成し、腐食反応を低減させることによって、耐食性を向上させる元素である。このような効果を発揮させるには、Biを0.010%以上含有させること好ましい。より好ましくは0.014%以上である。しかしBiを過剰に含有させると、溶接性や熱間加工性が劣化するのみならず、鋼中Biとその周辺との電位差により局部腐食が発生する。よってBi量は0.050%以下とすることが好ましい。より好ましくは0.046%以下である。
Sbも、耐食性向上に有効な元素であり、必要に応じて含有させることができる。詳細にはSbは、上記Biと同様に、腐食環境において溶出した場合に、鋼材表面に緻密な沈殿性化合物皮膜を形成し、腐食反応を低減させることによって、耐食性を向上させる元素である。このような効果を発揮させるには、Sbを0.010%以上含有させることが好ましい。より好ましくは0.014%以上である。しかしSbを過剰に含有させると、溶接性や熱間加工性が劣化するのみならず、鋼中Sbとその周辺との電位差により局部腐食が発生する。よってSb量は0.050%以下とすることが好ましい。より好ましくは0.046%以下である。
本発明の鋼材は、上記成分組成を調整することを除き、一般的に行われている条件で製造することができる。
本発明の鋼材は、特には硫黄含有物質の存在する過酷な腐食環境にさらされる部位、即ち、原油タンカーのタンク上甲板や、バラ積み船の船倉に用いられる。本発明の鋼材は、耐食性に優れているので、塗装無しで、上記原油タンカーのタンク上甲板やバラ積み船の船倉に用いることができる。また必要に応じて、初期の錆止めを目的としたジンクリッチペイントやショッププライマーなどの処理を施しても良い。また塗装を施しても問題なく使用できる。上記塗装に用いる塗料としては、タールエポキシ樹脂系塗料、変性エポキシ樹脂塗料、またはそれ以外の代表的な重防食塗料などが挙げられる。また電気防食(流電陽極法、外部電源法)などの他の防食方法と併用してもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
[供試材の作製]
表1、2に示す成分組成(残部は鉄および不可避不純物)を満たす鋼材を、電気炉により溶製し、熱間圧延および必要に応じて熱処理を施して板厚10mmの鋼素材を得た。そして、この鋼素材から大きさ30×30×5(mm)のテストピース(TP)を切り出した。次いでTPを、湿式回転研磨機でSiC#600まで全面を研磨し、水洗およびアセトン洗浄を行い、乾燥させてから、下記の試験に用いた。
[腐食試験方法]
上記TPを用い、原油タンカーのタンク上部構造およびバラ積み船(バルカー)の船倉を模擬して、0.01mol硫酸水溶液(室温)に3日間浸漬させる腐食試験を行った。本腐食試験には、表1、2に示したNo.1〜55の鋼材のTPをそれぞれ5枚使用した。上記浸漬後は、10%クエン酸水素二アンモニウム水溶液(室温)にTPを浸漬させて陰極電解を行い、TP表面に形成されていた腐食生成物を除去してから、水洗およびアセトン洗浄し、乾燥させた後に、下記の通りTP表面形状の評価を行った。
[TP表面形状の評価]
腐食を表す測定パラメータとして「1.孔食の有無」「2.局部腐食の有無」「3.表面の膨れの有無」の3つを対象とした。この1〜3の測定パラメータの評価基準は下記の通りである。そして、各測定パラメータにつき、TP5枚中4枚以上が下記腐食なしの場合を○、TP5枚中3枚が下記腐食なしの場合を△、それ以外を×とした。そして総合判定として、上記3種の測定パラメータのうち、1〜3の全てが○のものを◎、1〜3のうち2つが○で1つが△のものを○、それ以外を×とした。その結果を表1,2に示す。
(測定パラメータの評価基準)
1.孔食の有無・・・鋼材表面(30mm×30mmの表裏面2面)に、直径(円相当直径)0.5mm以上の孔が5個以上分散している場合を、孔食ありと判断した。尚、2個以上の孔がくっついているものは1個とカウントした。
2.局部腐食の有無・・・鋼材側面(30mm×5mmの4面)に、直径(円相当直径)1.0mm以上の孔が1つでも発生している場合を、局部腐食ありと判断した。
3.表面の膨れの有無・・・TP表面に直径(円相当直径)0.1mm以上の半球が10個以上分布している場合を「表面の膨れ」ありと判断した。
Figure 0005662894
Figure 0005662894
表1,2より次の様に考察できる。即ち、本発明で規定の成分組成を満たすものは、腐食試験において孔食、局部腐食、膨れのいずれについてもほとんど生じず、優れた耐食性を発揮していることがわかる。これに対し、本発明で規定の成分組成を満たさないものは、腐食が著しく、耐食性に劣っている。

Claims (4)

  1. C:0.01〜0.30%(質量%の意味、以下同じ)、
    Si:0.20〜1.0%、
    Mn:0.50〜1.60%、
    P:0.005〜0.040%、
    S:0.005〜0.020%、
    Al:0.050〜0.100%、
    Cu:0.20〜1.0%、
    Ni:0.03%以下(0%を含む)、
    Cr:0.05〜0.30%、
    Zn:0.001〜0.50%、
    Sn:0.005〜0.050%、および
    Ca:0.0005〜0.0050%
    を満たし、残部がFeおよび不可避不純物からなることを特徴とする耐食性に優れた原油タンカーのタンク上甲板用またはバラ積み船の船倉用鋼材。
  2. 更に、Ti:0.050%以下(0%を含まない)を含有する請求項1に記載の鋼材。
  3. 更に、
    Co:0.050%以下(0%を含まない)、および
    Mo:0.050%以下(0%を含まない)
    よりなる群から選択される1種以上の元素を含む請求項1または2に記載の鋼材。
  4. 更に、
    Bi:0.050%以下(0%を含まない)、および
    Sb:0.050%以下(0%を含まない)
    よりなる群から選択される1種以上の元素を含む請求項1〜3のいずれかに記載の鋼材。
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