JP5661809B2 - 反力制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、走行中の自車両の走行路上前方にカーブがある場合に、アクセルペダルに反力を付与し運転者に前記自車両の減速を促す反力制御装置に関する。
特開1999−229917号公報(以下、「JP1999−229917A」という)には、自車両の前方にあるカーブに応じて駆動力制御を行う車両制御装置において、ナビゲーション装置によりカーブを検出したときには、その検出結果に基づき減速制御許可範囲を設定し、自車両がこの範囲内に入ったときにエンジンブレーキ量を増量補正して減速制御を行う車両制御装置が開示されている(JP1999−229917Aの[0002]、[0003])。
そして、JP1999−229917Aでは、山岳路のようにカーブが連続している状況では、減速制御のON−OFFが頻繁に繰り返されるのを防止するために、隣接する前記減速制御可能範囲の距離が小さい場合には、これらを連続した減速制御可能範囲を設定するようにしている(JP1999−229917Aの[0007])。
しかしながら、JP1999−229917Aではアクセル開度を零にしたときに減速制御を行うようにしていることから分かるように(JP1999−229917Aの[0017]、[0035]、[0040])、アクセルペダルを踏んでいるときに、アクセルペダルに反力を発生して運転者に報知し、運転者にアクセルペダルを戻させるという、いわゆるアクセルペダル反力制御については何も考慮されていない。
連続するカーブ(連続カーブ)を運転者に知らせるため、あるいは運転者にアクセル開度を小さくさせるために、アクセルペダル反力を発生させる場合、それぞれのカーブの手前で、例えば、カーブの曲率に比例した反力を発生させるように制御することが考えられる。
しかしながら、カーブの手前でカーブの曲率に比例した反力をアクセルペダルに発生させるように制御した場合には、あるカーブを旋回中に、次のカーブの曲率に応じた反力が発生されると、カーブ旋回中の運転者のアクセルペダルの操作に違和感を与える。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、自車両がカーブを走行する際、特に連続するカーブを走行する際に、運転者のアクセルペダル操作に違和感を与えるおそれを少なくすることを可能とする反力制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る反力制御装置は、アクセルペダルと、前記アクセルペダルに対してアクチュエータにより発生される反力を制御する反力制御部と、自車両の走行路上のカーブを検出するカーブ検出部と、を有する反力制御装置であって、前記反力制御部は、前記自車両が第1カーブと、これに続く第2カーブの少なくとも2つのカーブを走行するとき、前記第1カーブ及び前記第2カーブのそれぞれに対して目標反力を設定し、前記第1カーブ及び前記第2カーブのうち、一方のカーブに対する目標反力が、他方のカーブに対する目標反力に基づいて補正されるように設定することを特徴とする。
この発明によれば、連続するカーブを走行する際に、運転者のアクセルペダル操作に与える違和感を少なくし、それぞれのカーブに応じたアクセルペダルへの反力特性を設定することができる。
この場合、前記反力制御部は、前記カーブに入る前に、前記カーブの曲率に応じて前記アクセルペダルへの目標反力を設定し、設定した前記目標反力を前記カーブに入る前に発生して前記アクセルペダルに付与する制御を行う際に、前記第1カーブを旋回中に発生しているアクセルペダルへの現在の反力よりも、次に走行しようとする前記第2カーブに入る前に設定された目標反力の方が大きい場合、前記自車両が前記第1カーブを抜けるまで前記第2カーブに対する前記目標反力を減少させて付与する制御を行うようにしてもよい。
この発明によれば、連続するカーブを走行する際に、運転者のアクセルペダル操作に与える違和感を少なくし、それぞれのカーブに応じたアクセルペダルへの反力特性を設定することができる。
この場合、前記反力制御部は、前記カーブ検出部により検出される前記第1カーブの出口と前記第2カーブの入口との間の距離が短い程、前記第2カーブに対する前記目標反力の減少幅を小さくするようにしてもよい。
このようにすれば、第1カーブと第2カーブとの間の距離が短い場合は、距離が長い場合に比べてより大きな減速が求められるが、前記距離が短い程、前記第2カーブに対する前記目標反力の減少幅を小さくするようにしたので、第1カーブ走行時の運転者へ与える違和感を抑えながら第2カーブに備えての減速を促す、あるいは第2カーブの存在を運転者に知得させることができるため、カーブ間の距離の短い連続カーブ走行時における操縦性を高めることができる。
また、前記反力制御部は、前記カーブ検出部により前記第1カーブの曲率よりも前記第2カーブの曲率の方が小さい(前記第2カーブの曲率半径が大きい)ことが検出された場合には、前記第2カーブに対する目標反力の前記減少幅を小さくするようにしてもよい。
すなわち、第2カーブの曲率が小さい(曲率半径が大きい)場合は、反力の発生に伴う運転者のアクセルペダルの操作性に与える違和感が小さいため、前記第2カーブに対する目標反力の前記減少幅を小さくするように制御しても、運転者は、曲率の小さい(曲率半径の大きい)第2カーブの旋回走行に備えることができる。
さらに、前記反力制御部は、前記カーブ検出部により前記第1カーブの曲率よりも前記第2カーブの曲率の方が小さい(前記第2カーブの曲率半径が大きい)ことが検出された場合には、前記第2カーブに対する目標反力の前記目標反力を減少させないようにしてもよい。
すなわち、第2カーブの曲率が小さい(曲率半径が大きい)場合は、反力の発生に伴う運転者のアクセルペダルの操作性に与える違和感が小さいため、前記第2カーブに対する目標反力を減少させないように制御しても、運転者は、曲率の小さい(曲率半径の大きい)第2カーブの旋回走行に備えることができる。
さらにまた、前記反力制御部は、前記カーブ検出部により前記第2カーブの曲率が所定曲率よりも小さい(前記第2カーブの曲率半径が所定曲率半径よりも大きい)ことが検出された場合には、前記第2カーブに対する目標反力の前記減少幅を小さくするようにしてもよい。
すなわち、第2カーブの曲率が所定曲率よりも小さい(曲率半径が所定曲率よりも大きい)場合は、反力の発生に伴う運転者のアクセルペダルの操作性に与える違和感が小さいため、前記第2カーブに対する目標反力の前記減少幅を小さくするように制御しても、運転者は、曲率の小さい(曲率半径の大きい)第2カーブの旋回走行に備えることができる。
さらにまた、前記反力制御部は、前記カーブ検出部により前記第2カーブの曲率が所定曲率よりも小さい(前記第2カーブの曲率半径が所定曲率半径よりも大きい)ことが検出された場合には、前記第2カーブに対する目標反力を減少させないようにしてもよい。
すなわち、第2カーブの曲率が所定曲率よりも小さい(所定曲率半径よりも大きい)場合は、反力の発生に伴う運転者のアクセルペダルの操作性に与える違和感が小さいため、前記第2カーブに対する目標反力を減少させないように制御しても、運転者は、曲率の小さい(曲率半径の大きい)第2カーブの旋回走行に備えることができる。
さらに、車速を測定する車速センサと、前記カーブ検出された前記カーブの曲率に応じて、検出した前記カーブを走行又は旋回する速度を旋回目標速度として算出する目標速度算出部と、を更に備え、前記目標速度算出部は、前記車速センサで測定された現在の車速から前記旋回目標速度まで目標速度を減少させる前記目標速度の低減特性を算出し、前記反力制御部は、前記車速センサで測定された現在の車速と、前記目標速度算出部により算出された前記旋回目標速度及び前記目標速度の前記低減特性と、に基づいて、前記目標反力を設定するようにしてもよい。
この発明に係る反力制御装置は、アクセルペダルと、前記アクセルペダルに対してアクチュエータにより発生される反力を制御する反力制御部と、自車両の走行路上のカーブを検出するカーブ検出部と、を有する反力制御装置であって、前記反力制御部は、前記カーブ検出部により一つのカーブのみが検出された場合には、検出された前記一つのカーブに応じて目標反力を設定し、前記自車両が前記一つのカーブの終了地点に到達したときに、反力を徐々に低減させることを特徴とする。
この発明によれば、自車両がカーブを走行する際、及びカーブの走行直後に、運転者のアクセルペダル操作に違和感を与えるおそれを少なくすることができる。
また、前記カーブ検出部により、前記自車両が前記第1カーブを走行又は旋回しているときに、前記第2カーブが検出されたとき、前記反力制御部は、前記第2カーブに基づいて第2カーブ用目標反力を算出し、算出した前記第2カーブ用目標反力が、前記第1カーブを走行中に現在付与されている反力よりも大きい反力である場合は、前記車速センサによって測定される現在の車速と、前記第2カーブに対して設定される目標速度との差分に応じて前記反力特性にレートリミットをかけるようにすれば、連続するカーブを走行する際の運転者のアクセルペダル操作に違和感を与えるおそれを少なくすることができる。
この発明によれば、連続するカーブを走行する際に、運転者のアクセルペダル操作に与える違和感を少なくし、それぞれのカーブに応じたアクセルペダルへの反力特性を設定することができる。
この発明の一実施形態に係る反力制御装置のブロック図である。 図1に示す反力制御装置の動作説明に供されるフローチャート(1/2)である。 図1に示す反力制御装置の動作説明に供されるフローチャート(2/2)である。 図4Aは、第1カーブ出口から所定距離内に第2カーブが存在していない場合の反力制御処理の説明に供される模式的走行路の説明図、図4Bは、距離に対する目標速度の設定の説明図、図4Cは、距離に対する反力の設定の説明図である。 カーブが単独で存在する場合の速度差に応じた付与反力の特性図である。 図6Aは、第1カーブ出口から所定距離内に第2カーブが存在している場合の反力制御処理の説明に供される模式的走行路の説明図、図6Bは、距離に対する目標速度の設定の説明図、図6Cは、距離に対する反力の設定の説明図である。 カーブが続いている場合の速度差に応じた付与反力の特性図である。 図8Aは、第1カーブ出口から直ぐに第2カーブが存在している場合の反力制御処理の説明に供される模式的走行路の説明図、図8Bは、距離に対する目標速度の設定の説明図、図8Cは、距離に対する反力の設定の説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この実施形態に係る反力制御装置10のブロック図である。反力制御装置10は、四輪乗用車等の車両(自車両ともいう。)11に搭載され、基本的には、図示しないスロットルバルブの開度を調整するアクセルペダル12と、操作量センサ14(アクセルペダル操作量センサ)と、車速センサ16(車速計)と、ナビゲーション装置20と、ECU(electronic control unit:電子制御装置)22と、反力付与機構24と、を備える。
アクセルベダル操作量センサ14は、アクセルペダル12の原位置(θ=0[゜])からの操作量(アクセルペダル操作量θ[゜])をポテンショメータ等により検出し、ECU22に出力する。
車速センサ16は、車両の車速(現在の速度)V[km/h]を測定し、ECU22に出力する。
ナビゲーション装置20は、GPS(Global Positioning System)を用いて自車両11の位置を検出可能であると共に、メモリ30に記憶されている地図データ上の現在位置と比較してマップマッチング処理を行い、処理結果の自車両11の現在位置を所定範囲の地図上に表示して表示部20A上に表示する。
さらに、ナビゲーション装置20は、自車両11の走行路(設定された目的地まで案内する経路)上のカーブを検出するカーブ検出装置としても機能し、検出したカーブの情報、この実施形態では、カーブの入口(の位置)、カーブ(区間)の距離と曲率(曲率半径の逆数)、カーブの出口(の位置)、このカーブの出口に続く次のカーブの入口(の位置)、次のカーブ(区間)の距離と曲率、及び次のカーブの出口(の位置)までの情報をECU22内のカーブ検出部22Aに送出する。
この実施形態において、カーブ検出部22Aは、ナビゲーション装置20からカーブ(の情報)を検出するようにしているが、カーブ(の情報)、例えば、カーブの入口、出口、カーブ(旋回部分)は、図示しないハンドル(ステアリングホイール)のハンドル角(操舵角)、保舵角、ハンドルが切られている時間、図示しない横Gセンサにより検出される自車両11にかかる横Gの時間変化、図示しないヨーレートセンサにより検出される自車両11のヨーレートの時間変化等により検出することもできる。
ECU22の目標速度算出部22Bは、検出されたカーブの曲率(曲率半径の逆数)に応じて、検出したカーブを走行(旋回)する速度を旋回目標速度Vtcとして算出するとともに、現在の速度(現在速度又は実速度ともいう。)Vを、検出したカーブの入口までに旋回目標速度Vtcとする目標速度Vtの低減特性を算出する。
ECU22の反力制御部22Cは、運転者に対し、目標速度Vtの低減特性及び旋回目標速度Vtcと、現在速度Vとを比較し、比較結果に基づくアクセルペダル12に付与する反力Frを算出して制御信号を生成し、反力付与機構24を通じてアクセルペダル12に反力Frを付与する。
反力付与機構24は、アクセルペダル12に連結された図示しないモータ等からなり、ECU22から受領した制御信号に応じた反力Frをアクセルペダル12に付与する。
これにより、アクセルペダル12には、ばね等によるアクセルペダル12自体の原位置復帰力(原位置に復帰しようとする力で、アクセルペダル12から足を離したときにアクセルペダル12は、アクセルペダル操作量θがθ=0[゜]の原位置に復帰する。)Forgに加えて反力付与機構24からの反力Frが付加される。
ECU22は、CPUが各種入力に基づきROM等のメモリ(記憶部)23に格納されたプログラムを実行することで各種の機能を実現する機能実現部(機能実現手段)として動作する。この実施形態において、ECU22は、カーブ検出部22A、目標速度算出部22B、及び反力制御部22Cの他、時間を計時する計時部22D等として機能する。なお、メモリ23には、ROMの他、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ハードディスク等が含まれる。
この実施形態に係る反力制御装置10は、基本的には以上のように構成され、かつ動作するものであり、次に、ECU22によるアクセルペダル12に対する反力の設定・制御処理にについて、一つのフローチャートを分割して示す図2及び図3のフローチャート中、図2のフローチャート、並びに図4A、図4B、及び図4Cに示す距離チャートを参照して詳しく説明する。
[第1の処理:第1カーブ出口から所定距離内に第2カーブが存在していない場合の反力制御処理]
図4Aに示すナビゲーション装置20によって設定された目的地までの模式的な走行経路(単に、走行路ともいう。)50を自車両11(図4Aにおいて、黒三角のマークが自車両11の現在位置を表示している。)が走行中、ステップS1において、カーブ検出装置として機能するナビゲーション装置20は、走行路50上前方の所定距離内に第1カーブ51が存在しているか否かを検出し、第1カーブ51が存在していることを検出したとき、自車両11から第1カーブ入口地点P2までの距離、第1カーブ入口地点P2の位置、第1カーブ出口地点P3の位置、及び第1カーブ51の曲率(第1カーブ曲率)Cu1を含むカーブ(の情報)をカーブ検出部22Aに送出する。
カーブ検出部22Aは、受領したカーブの情報を第1カーブ用目標速度算出部として機能する目標速度算出部22Bに転送する。
ステップS2において、目標速度算出部22Bは、カーブの情報を受領した地点P0にて、第1カーブ51の曲率に応じて第1カーブ51の旋回目標速度(第1カーブ旋回目標速度ともいう。)Vtc1を算出するとともに、算出した旋回目標速度Vtc1と実速度Vとからカーブ進入前目標速度特性(カーブ進入前目標速度ともいう。)Vtf1を算出する。
このように、第1カーブ用目標速度Vt1は、カーブ進入前目標速度Vtf1と、旋回目標速度Vtc1とを含み、このうち、旋回目標速度Vtc1は、第1カーブ曲率Cu1に応じて第1カーブ曲率Cu1を有する第1カーブ51を余裕を持って旋回できる一定速度に設定され、カーブ進入前目標速度Vtf1は、第1カーブ入口地点P2において旋回目標速度Vtc1となるように自車両11に対してカーブ進入区間(第1カーブ用減速開始地点P1から第1カーブ入口地点P2までの区間)での反力算出用として設定される。
具体的に、カーブ進入前目標速度Vtf1は、第1カーブ入口地点P2と、この第1カーブ入口地点P2の所定距離手前の第1カーブ用減速開始地点P1との間の距離(図4B中、地点P1から地点P2までの距離)の間で、現在速度Vが旋回目標速度Vtc1に徐々に低下するような速度勾配(直性あるいは曲線)を持つように設定される。
なお、この実施形態において、旋回目標速度Vtc1は、曲率(曲率半径の逆数)に比例して小さく(低く)設定される。すなわち、曲率が大きい急なカーブほど小さな値に設定される。
次に、ステップS3において、反力制御部22Cは、図5に示す速度差ΔVに対して付与する反力Frを決定するための反力特性61を用いて、アクセルペダル12に付与しようとする反力Frを決定する。ここで、速度差ΔVは、図4Bに示すように、実速度(現在速度)Vとカーブ進入前目標速度Vtf1との差を表す(ΔV=V−Vtf1)。
このようにして算出された反力Frが、ステップS4にて、反力付与機構24を通じてアクセルペダル12に付与される。なお、図5の反力特性61に示すように、この実施形態では、速度差ΔVが閾値ΔVthより小さい場合には、反力Frの付与は不要と判定し反力Frは付与しない。
次いで、ステップS5において、自車両11が第1カーブ入口地点P2に到達したかどうかが判定され、到達するまで、図4Bに示す実速度Vとカーブ進入前目標速度Vtf1との速度差ΔVに基づき、図4Cに示すように算出された特性102の反力Frが算出され(ステップS3)、出力される(ステップS4)。
ステップS5の判定が肯定的、すなわち車両11が第1カーブ入口地点P2に到達したとき、ステップS6において、第1カーブ入口地点P2の到達時点で付与されていた反力Frが保持される。
次いで、この第1カーブ入口地点P2の到達時点で付与された反力Frを特性104に示すように一定に保持したまま自車両11は、第1カーブ旋回区間Xc1での旋回走行を開始し、ステップS7において、第1カーブ旋回区間Xc1が終了したか否かを監視するとともに、旋回中のステップS8において、自車両11の走行路50上所定距離内に第2カーブ52が存在しているか否かを検出する。
なお、第1カーブ51の旋回中に、反力Frを変化させないので、運転者は、違和感なくアクセルペダル12を操作することができる。
この図4例の距離チャート上では、所定距離の終了地点である地点P4までの間に第2カーブ52は、存在しないので、ステップS7の判定が成立したとき、すなわち、第1カーブ旋回区間Xc1の終了地点である第1カーブ出口地点P3に自車両11が到達したときに、ステップS19に示す反力フェード処理が実行され、所定時間又は所定距離の間で、図4Cの第1カーブ出口地点P3からの反力特性106に示すように反力Frが徐々にゼロ値となるまで減じられる。
[第2の処理:第1カーブ出口から所定距離内に第2カーブが存在している場合の反力制御処理]
次に、ECU22によるアクセルペダル12に対する反力の設定処理にについて、一つのフローチャートを分割して示す図2及び図3のフローチャート、並びに図6A、図6B、及び図6Cに示す距離チャートを参照して詳しく説明する。
ステップS1〜ステップS8までの処理内容は上述した第1の処理と同一であるので、簡略して説明する。
図6Aに模式的に示す走行路50Aを自車両11が走行中のステップS1において、ナビゲーション装置20は、走行路50A上所定距離内に第1カーブ51が存在しているか否かを検出し、第1カーブ51が存在していることを検出したとき、自車両11から第1カーブ入口地点P2までの距離、第1カーブ入口地点P2の位置、第1カーブ出口地点P3の位置、及び第1カーブ51の曲率(第1カーブ曲率)Cu1を含むカーブ(の情報)をカーブ検出部22Aに送出する。
カーブ検出部22Aは、受領したカーブの情報を第1カーブ用目標速度算出部として機能する目標速度算出部22Bに転送する。
ステップS2において、目標速度算出部22Bは、カーブの情報を受領した地点P0にて、第1カーブ51の旋回目標速度Vtc1を算出するとともに、算出した旋回目標速度Vtc1と実速度Vとからカーブ進入前目標速度特性(カーブ進入前目標速度ともいう。)Vtf1を算出する。ここで、第1カーブ用目標速度Vt1は、カーブ進入前目標速度Vtf1と、旋回目標速度Vtc1とを含み、旋回目標速度Vtc1は、第1カーブ曲率Cu1に応じて第1カーブ51を余裕を持って旋回できる一定速度に設定され、カーブ進入前目標速度Vtf1は、第1カーブ入口地点P2において旋回目標速度Vtc1となるように自車両11に対してカーブ進入区間(第1カーブ用減速開始地点P1から第1カーブ入口地点P2までの区間)での反力算出用として設定される。
ステップS3において、反力制御部22Cは、速度差ΔVに対して付与する反力Frを決定するための反力特性61(図5参照)を用いて、アクセルペダル12に付与しようとする反力Frを決定する。ここで、速度差ΔVは、図6Bに示すように、実速度(現在速度)Vと進入前目標速度Vtf1との差を表す(ΔV=V−Vtf1)。
このようにして算出された反力Frが、ステップS4にて、反力付与機構24を通じてアクセルペダル12に付与される。
次いで、ステップS5において、自車両11が第1カーブ入口地点P2に到達したかどうかが判定され、到達するまで、図6Bに示す実速度Vとカーブ進入前目標速度Vtf1との速度差ΔVに基づき、図6Cに示す特性102の反力Frが算出され(ステップS3)、出力される(ステップS4)。
ステップS5の判定が肯定的、すなわち車両11が第1カーブ入口地点P2に到達したとき、ステップS6において、その到達時点の特性104に示す一定の反力Frが保持される。
次いで、この一定の反力Frを保持したまま自車両11は、第1カーブ旋回区間Xc1での旋回走行を開始し、ステップS7において、第1カーブ旋回区間Xc1が終了したか否かを監視するとともに、旋回中のステップS8において、自車両11の走行路50上所定距離内に第2カーブ52が存在しているか否かを検出する。
図6例の距離チャート上では、第2カーブ52が存在しているので、ステップS8の判定が肯定的となり、図3中、ステップS9の処理に進む。
ステップS9では、ステップS2の処理と同様に、目標速度算出部22Bは、第2カーブ52の情報を受領した地点(地点P2と地点P3との間の地点)にて、第2カーブ52の旋回目標速度Vtc2を算出するとともに、算出した旋回目標速度Vtc2と実速度Vとからカーブ進入前目標速度特性(カーブ進入前目標速度ともいう。)Vt2を算出する。
この場合においても、旋回目標速度Vtc2は、第2カーブ曲率Cu2に応じて第2カーブ曲率Cu2を有する第2カーブ52余裕を持って旋回できる一定速度に設定され、カーブ進入前目標速度Vtf2は、第2カーブ入口地点P5において旋回目標速度Vtc2となるように自車両11に対してカーブ進入区間(第2カーブ52を検出した所定距離前の位置の地点Paから第2カーブ入口地点P5までの区間)での反力算出用として設定される。
具体的に、カーブ進入前目標速度Vtf2は、第2カーブ52の入口地点P5の所定距離手前の地点(ここでは、第1カーブ51を旋回中の第2カーブ52の検出地点)Paと、第2カーブ入口地点P5との間の距離(図6B中、地点Paから地点P5までの距離)の間で、現在速度Vが第2カーブ52の旋回目標速度Vtc2まで徐々に低下するような勾配(直性あるいは曲線)を持つように設定される。
ステップS10において、反力制御部22Cは、速度差ΔVに対して付与する反力Frを決定するための図7に示す反力特性62a(第1及び第2カーブ間距離が短い場合)、62b(第1及び第2カーブ間距離が長い場合)を用いて、アクセルペダル12に付与しようとする反力Frを反力特性61で決定される反力Frより小さい反力特性62aと反力特性62bとの間の反力Frに決定する。
すなわち、反力特性62aは、第1カーブ51と第2カーブ52との間の距離(カーブ間距離)が近い場合に適用される特性であり、反力特性62bは、第1カーブ51と第2カーブ52との間の距離(カーブ間距離)が遠い場合に適用される特性であり、第1及び第2カーブ間距離に応じて反力特性62aと反力特性62bとの間の勾配を採る特性に補間される。
次いで、ステップS11において、現在付与されている反力Frより第2カーブ用目標反力Frが大きいか否かを判定し、小さい場合には、ステップS15にて、第2カーブ用目標反力Fr(この場合、特性104で示す反力Fr)が出力されて、第2カーブ入口地点に到達したか否かが判定される。
これに対して、ステップS11における判定において、第2カーブ用目標反力Fr(特性108で示す反力Fr)が現在付与されている反力Fr(特性104で示す反力Fr)より大きい場合(図6Cの地点Pa参照)、第1カーブ51を旋回中であるので、運転者に反力Frの付与による違和感を感じさせないように、第2カーブ用目標反力Frに対応する特性108の反力Frをそのまま付与しないで、特性110の反力Rrに示すように、速度差ΔVに応じて図7の反力特性62aと反力特性62bとの間の反力特性を参照してレートリミットをかけて第2カーブ用目標反力Frを小さくして付与する。
レートリミットをかけている間(地点Pa〜P3の間)、ステップS13において、第1カーブ旋回区間Xc1が終了したか否かを判定し、第1カーブ旋回区間Xc1を終了した地点P3のステップS14において、レートリミットを解除し、ステップS15において、反力特性61(図7)を参照し、速度差ΔVに応じて算出された特性112(図6C)に示すような第2カーブ用目標反力Frを出力する。そして、第2カーブ入口地点P5に到着したか否かを判定し、到達した場合には、ステップS17に示すように、「第1」を「第2」に置換して、ステップS6に戻り、反力を保持する(地点P5)。
図6A、図6B、及び図6Cの場合、第2カーブ入口地点P5の手前の地点Pbにおいて、速度差ΔV=V−Vtf2がゼロ値とされ第2カーブ入口地点P5においても速度差ΔVが負(ΔV<0)とされているので反力Frはゼロ値とされ(Fr=0)、そのゼロ値の反力Fr=0が、第2カーブ入口地点P5で保持される。
よって、第2カーブ入口地点P5から第2カーブ出口地点P6までの第2カーブ旋回区間Xc2において、反力Frは、ゼロ値に保持される。
なお、第2カーブ入口地点P5から第2カーブ出口地点P6までの第2カーブ旋回区間Xc2では、図6Bに示すように、実速度Vが第2カーブ52の旋回目標速度Vtc2=Vt2を下回っているので、余裕を持って旋回走行を行うことができる。
なお、図8A、図8B、及び図8Cに示すように、第1カーブ51の出口地点P3と第2カーブ52の入口地点P5との間の距離が短い場合、特性118の反力Frに示すように、特性110(図6C)の反力Frほど小さくしない。すなわち、反力Frをレートリミットにより小さくする度合いは、第1カーブ51とこれに続く第2カーブ52との間の距離が短い程、小さくしない。この図8A、図8B、及び図8C例では、第1カーブ51の出口地点P3(=第2カーブ52の入口地点P5)から、第2カーブ52の旋回目標速度Vtc2と実速度Vとの差ΔVに応じて図7に示す反力特性61が参照されて反力Frが算出され、算出された反力Frが反力付与機構24を通じてアクセルペダル12に付与される。
また、図8A、図8B、及び図8C中、地点P6から地点P8を経由して地点P9までの走行路50B上にはカーブが検出されないので、反力Frは、特性124に示すようにゼロ値のままとされる。実速度Vが第2カーブの旋回目標速度Vtc2を下回る地点Pc(特性122から特性124に変わる地点)から地点P6までも反力Frはゼロ値とされる。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように上述した実施形態に係る反力制御装置10は、図示しないスロットルバルブの開度(なお、車両がモータにより走行可能な電動車両である場合には、モータ駆動用の電流量)を調整するアクセルペダル12と、アクセルペダル12に対して反力付与機構24としてのアクチュエータにより発生される反力Frを制御する反力制御部22Cと、自車両11の走行路50、50A、50B上のカーブ51、52を検出するカーブ検出部22Aと、を有する。
反力制御部22Cは、カーブ51、52に入る前に、カーブ51、52の曲率Cu1、Cu2に応じてアクセルペダル12への目標反力Frを設定し、設定した目標反力Frをカーブ51、52に入る前に発生してアクセルペダル12に付与する制御を行う際に、自車両11が第1カーブ51と、それに続く第2カーブ52の少なくとも2つのカーブ51、52を走行しようとするとき、第1カーブ51を旋回中に発生しているアクセルペダル12への現在の反力Fr(図6C中、特性104で示す反力)よりも、次に走行しようとする第2カーブ52に入る前に設定された目標反力Fr(図6C中特性108で示す反力)の方が大きい場合、自車両11が第1カーブ51を抜けるまで第2カーブ52に対する目標反力Frを減少させて付与する(図6C中、特性110で示す反力を付与する)制御を行う。
この実施形態によれば、連続するカーブ51、52を走行する際に、運転者のアクセルペダル操作に与える違和感を少なくし、それぞれのカーブ51、52に応じたアクセルペダル12への反力特性を設定することができる。
なお、連続するカーブ51、52を走行する際に、第2カーブ52に対する目標反力Frを第1カーブ51に対する目標反力Frに基づいて補正(算出)されるようにしてもよく、これとは反対に、第1カーブ51に対する目標反力Frが第2カーブ52に対する目標反力Frに基づいて補正(算出)されるようにしてもよい。すなわち、一方のカーブに対する目標反力Frが、他方のカーブに対する目標反力Frに基づいて補正されるように設定することができる。
この場合、反力制御部22Cは、図8A、図8B、及び図8Cに示すように、カーブ検出部22Aにより検出される第1カーブ51の出口地点P3と第2カーブ52の入口地点P5との間の距離が短い程、第2カーブ52に対する目標反力Frの減少幅(特性108と特性118との反力値の差)を小さくするようにしてもよい。
このようにすれば、第1カーブ51と第2カーブ52との間の距離が短い場合は、距離が長い場合に比べてより大きな減速が求められるが、前記距離が短い程、第2カーブ52に対する目標反力Frの減少幅を小さくするようにしたので、第1カーブ51の走行時の運転者へ与える違和感を抑えながら第2カーブ52に備えての減速を促す、あるいは第2カーブ52の存在を運転者に知得させることができるため、カーブ間の距離の短い連続カーブ走行時における操縦性を高めることができる。
なお、反力制御部22Cは、カーブ検出部22Aにより第1カーブ51の曲率Cu1よりも、第1カーブ51に続く第2カーブ52の曲率Cu2の方が小さい(第2カーブ52の曲率半径が大きい)こと(Cu2<Cu1)、あるいは第2カーブ52の曲率Cu2が所定曲率(曲率閾値)Cuthよりも小さい(第2カーブ52の曲率半径が所定曲率半径よりも大きい)こと(Cu2<Cuth)が検出された場合には、第2カーブ52に対する目標反力Frの前記減少幅を小さくする、あるいは減少させないようにしてもよい。
すなわち、第2カーブ52の曲率Cu2が小さい(曲率半径が大きい)場合は、反力の発生に伴う運転者のアクセルペダル12の操作性に与える違和感が小さいため、第2カーブ52に対する目標反力Frの前記減少幅を小さくする、あるいは減少させないように制御しても、運転者は、曲率Cuの小さい(曲率半径の大きい)第2カーブ52の旋回走行に備えることができる。
さらに、上述した実施形態には、次に説明する反力制御方法(反力制御装置)に係る構成も含まれている。
すなわち、この反力制御方法(反力制御装置)は、カーブ51、52に入る手前でカーブ51、52の曲率Cu1、Cu2に応じたカーブ51、52の旋回目標速度Vtc1、Vtc2を設定し、設定した旋回目標速度Vtc1と実速度(現在速度)Vとの速度差(偏差)ΔVに応じた反力Frをアクセルペダル12に付与し、カーブ51、52の入口地点P2、P5までの間に旋回目標速度Vtc1、Vtc2までの減速を運転者に促す反力制御方法(反力制御装置)であって、第1カーブ51を旋回中に、この第1カーブ51に所定距離間隔内で続く第2カーブ52の旋回目標速度Vtc2が設定されたときに、第2カーブ用の旋回目標速度Vtc2と既に設定されている第1カーブ用の旋回目標速度Vtc1とを比較する比較過程(上述したステップS11の判定に代替する。比較手段、比較部)と、比較結果において、第2カーブ用の旋回目標速度Vtc2が第1カーブ用の旋回目標速度Vtc1より小さいとき、実速度Vと第2カーブ用の旋回目標速度Vtc2との速度差ΔVに応じた反力Fr(特性108)を減少させた反力Fr(特性118)を第1カーブ51を旋回中にアクセルペダル12へ付与する反力減少付与過程(ステップS19、反力減少付与手段、反力減少付与部)と、を備える。
この構成によれば、連続するカーブ51、52を走行する際に、運転者のアクセルペダル操作に与える違和感を少なくし、それぞれのカーブ51、52に応じたアクセルペダル反力特性を設定することができる。
また、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
例えば、アクセルペダル12と、前記アクセルペダル12に対してアクチュエータである反力付与機構24により発生される反力Frを制御する反力制御部22Cと、自車両11の走行路50上のカーブを検出するカーブ検出部22Aと、を有する反力制御装置10であって、前記反力制御部22Cは、例えば、図4Aに示すように、前記カーブ検出部22Aにより一つのカーブ51のみが検出された場合には、検出された前記一つのカーブ51に応じて目標反力Frを設定し、前記自車両11が前記一つのカーブ51の第1カーブ出口地点(終了地点)P3に到達したときに、反力特性106に示すように反力Frを徐々にゼロ値まで低減させるようにしてもよい。このようにすれば、自車両11がカーブ51を走行する際、及びカーブ51の走行直後に、運転者のアクセルペダル12の操作に違和感を与えるおそれを少なくすることができる。

Claims (8)

  1. アクセルペダル(12)と、
    前記アクセルペダル(12)に対してアクチュエータ(24)により発生される反力を制御する反力制御部(22C)と、
    自車両(11)の走行路(50,50A,50B)上のカーブ(51,52)を検出するカーブ検出部(22A)と、
    を有する反力制御装置(10)であって、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記自車両(11)が第1カーブ(51)と、これに続く第2カーブ(52)の少なくとも2つのカーブ(51,52)を走行するとき、
    前記第1カーブ(51)及び前記第2カーブ(52)のそれぞれに対して目標反力を設定し、
    前記第1カーブ(51)及び前記第2カーブ(52)のうち、一方のカーブに対する目標反力が、他方のカーブに対する目標反力に基づいて補正されるように設定し、
    前記カーブ(51,52)に入る前に、前記カーブ(51,52)の曲率に応じて前記アクセルペダル(12)への目標反力を設定し、設定した前記目標反力を前記カーブ(51,52)に入る前に発生して前記アクセルペダル(12)に付与する制御を行う際に、前記第1カーブ(51)を旋回中に発生している前記アクセルペダル(12)への現在の反力よりも、次に走行しようとする前記第2カーブ(52)に入る前に設定された目標反力の方が大きい場合、前記自車両(11)が前記第1カーブ(51)を抜けるまで前記第2カーブ(52)に対する前記目標反力を減少させて付与する制御を行う
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  2. 請求項1記載の反力制御装置(10)において、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記カーブ検出部(22A)により検出される前記第1カーブ(51)の出口と前記第2カーブ(52)の入口との間の距離が短い程、前記第2カーブ(52)に対する前記目標反力の減少幅を小さくする
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  3. 請求項1又はに記載の反力制御装置(10)において、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記カーブ検出部(22A)により前記第1カーブ(51)の曲率よりも前記第2カーブ(52)の曲率の方が小さいことが検出された場合には、前記第2カーブ(52)に対する前記目標反力の減少幅を小さくする
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  4. 請求項1のいずれか1項に記載の反力制御装置(10)において、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記カーブ検出部(22A)により前記第1カーブ(51)の曲率よりも前記第2カーブ(52)の曲率の方が小さいことが検出された場合には、前記第2カーブ(52)に対する前記目標反力を減少させない
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の反力制御装置(10)において、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記カーブ検出部(22A)により前記第2カーブ(52)の曲率が所定曲率よりも小さいことが検出された場合には、前記第2カーブ(52)に対する前記目標反力の減少幅を小さくする
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の反力制御装置(10)において、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記カーブ検出部(22A)により前記第2カーブ(52)の曲率が所定曲率よりも小さいことが検出された場合には、前記第2カーブ(52)に対する前記目標反力を減少させない
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の反力制御装置(10)において、
    車速を測定する車速センサ(16)と、
    前記カーブ検出された前記カーブ(51,52)の曲率に応じて、検出した前記カーブ(51,52)を走行又は旋回する速度を旋回目標速度として算出する目標速度算出部(22B)と、を更に備え、
    前記目標速度算出部(22B)は、
    前記車速センサ(16)で測定された現在の車速から前記旋回目標速度まで目標速度を減少させる前記目標速度の低減特性を算出し、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記車速センサ(16)で測定された現在の車速と、前記目標速度算出部(22B)により算出された前記旋回目標速度及び前記目標速度の前記低減特性と、に基づいて、前記目標反力を設定する
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の反力制御装置(10)において、
    前記カーブ検出部(22A)により、前記自車両(11)が前記第1カーブ(51)を走行又は旋回しているときに、前記第2カーブ(52)が検出されたとき、
    前記反力制御部(22C)は、
    前記第2カーブ(52)に基づいて第2カーブ用目標反力を算出し、算出した前記第2カーブ用目標反力が、前記第1カーブ(51)を走行中に現在付与されている反力よりも大きい反力である場合は、車速センサ(16)によって測定される現在の車速と、前記第2カーブ(52)に対して設定される目標速度との差分に応じて反力特性にレートリミットをかける
    ことを特徴とする反力制御装置(10)。
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