JP5661587B2 - ジオグリッド - Google Patents

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Description

本発明は、盛土中に埋設して盛土を補強するジオグリッドに関する。
図10(a)(b)に示す従来例1のジオグリッドG8は、現状の一般的なジオグリッドであって、図11(a)に示すジオグリッド構造物B8は、その従来例1のジオグリッドG8,G8・・を盛土S中に埋設した現状の一般的なジオグリッド構造物である。そのジオグリッド構造物B8の内部には、ジオグリッドG8,G8・・の周囲の盛土Sが該ジオグリッドG8,G8・・との間の摩擦で水平方向に補強されてなる補強領域r,r・・(図において2点鎖線のハッチングで示す領域)が形成されている。
また、図12(a)(b)に示す従来例2(特許文献1)には、ジオグリッド本体91の複数箇所の上面及び下面に、盛土Sとの間の摩擦(せん断抵抗)を増やすための凸部92(直径11mm、高さ4mm)と凹部93(口径8mm、深さ4mm)とを上下に並べて備えたジオグリッドG9が示されている。
特開2001−329540号公報
図10に示す従来例1のジオグリッドG8を埋設した図11に示すジオグリッド構造物B8には、次の[1]〜[4]に示す課題がある。
[1]上下方向への加速度が大きい地震では、下方への加速時毎に盛土Sの重量が一瞬低下するため、盛土Sと各ジオグリッドG8,G8・・との間の摩擦も該下方への加速時毎に一瞬低下し、そのとき、盛土Sが移動(流動)してしまい、その移動に伴い、図11(b)に示すように、ジオグリッドG8,G8・・が変状してしまうことがある。そして、そのように変状した際には、ジオグリッドG8,G8・・の機能(摩擦)が低下することにより、ジオグリッドG8,G8・・による盛土Sの補強領域r,r・・が、図11(a)に示す地震前よりも図11(b)に示す地震後において減少し、ジオグリッド構造物B8の強度が低下してしまう。しかし、そうした際にも、ジオグリッドG8,G8・・は盛土Sの内部に埋設されているため、修理することはできない。そのため、ジオグリッド構造物B8を一旦潰して造り直さない限りは、事実上、低下したジオグリッドG8,G8・・の機能(摩擦)を再び回復させることはできない。また、このような問題の他にも、加速度の大きい地震が発生した際には、盛土Sにクラックc,c・・が発生することがある。
[2]大雨等により盛土Sの含水比が著しく上昇した場合には、盛土Sと各ジオグリッドG8,G8・・との間の摩擦が低下し、ジオグリッド構造物B8の強度が低下することがある。
[3]現地の地盤から採取して使用する盛土Sの土質は多種多様であるが、使用する盛土Sの土質次第ではジオグリッド構造物B8の強度が不足する場合がある。それほど、ジオグリッド構造物B8には、良質な盛土Sが求められる。
[4]施行者の施工管理技術が不十分な場合には、ジオグリッド構造物B8の強度が不足する場合がある。すなわち、ジオグリッド構造物B8の強度を十分な大きさ確保するには、適切な盛土S(現地発生土)の選択や、適切な排水溝の設置や、適切な天候での施工(例えば、雨天時を避けての施工)等の綿密な施行管理が必要とされるが、現実にはそれらの施行管理が不十分なことが多く見受けられる。そして、それらの施行管理が不十分な場合は、加速度がさほど大きい地震でなくても、図11(b)に示すように、盛土Sが移動(流動)してジオグリッドG8,G8・・が変状し、ジオグリッド構造物B8の強度が低下することや、盛土Sにクラックc,c・・が発生することがある。それほど、ジオグリッド構造物B8の構築には、高い施工管理技術が求められる。
以上のように、ジオグリッド構造物G8の構築には、[1]の地震や[2]の大雨等の天災に対する心配の他にも、[3]の盛土Sの選択ミスや[4]の施行者の施工管理技術不足等の人災に対する心配もあり、不確実な要素を数多く含んでいる。それゆえ、より確実性を高めるために、ジオグリッドG8と盛土Sとの間の水平方向への摩擦を増強して現状以上にジオグリッド構造物B8の強度を向上させることが重要である。
また、図12に示す従来例2のジオグリッドG9では、ジオグリッド本体91の複数箇所の上面及び下面に、凸部92(直径11mm、高さ4mm)及び凹部93(口径8mm、深さ4mm)を上下に並べて設けることによって、ジオグリッドG9と盛土Sとの間の摩擦(せん断抵抗)を増やす試みがなされているが、このような凸部92と凹部93との組合せで、どの程度摩擦を増やすことができるのかについては定かではない。
そこで、ジオグリッドと盛土との間の水平方向への摩擦を増強することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のジオグリッドは、ジオグリッド本体と、前記ジオグリッド本体の使用時における上面の複数箇所に設けられて該上面から上方に突出した複数の上側突起と、前記ジオグリッド本体の使用時における下面の複数箇所に設けられて該下面から下方に突出した、突出長が前記上側突起の突出長よりも長い複数の下側突起とを備え、前記上側突起の突出長は10〜40mmであり、前記下側突起の突出長は30〜100mmであり且つ前記上側突起の突出長の1.4〜8倍である
ここで、上側突起よりも下側突起の方が長いのは、その方がより効率的にジオグリッドと盛土との間の水平方向への摩擦を増加させることができるからである。そして、その理由は、次のように推測される。水平方向への摩擦は、図7に示すように、ジオグリッドGの上方の土がジオグリッドGを下方に押し付ける力(土圧)と下方の土がジオグリッドGを上方に押し返す力(土圧)とにより発生するが、上側突起2にかかる土圧(土自身の重さにより発生する圧力と施工重機の荷重により発生する圧力)と下側突起3にかかる土圧とでは、大きさに差が生じやすい。なぜなら、上方からの土圧は主にジオグリッド本体1の上面にかかるため、上側突起2にかかる土圧はジオグリッド本体1の上面にかかる土圧よりも小さくなりやすい。それに対して、下側突起3にはジオグリッド本体1の上面にかかった土圧が伝わりやすいため、下側突起3にかかる土圧は大きくなりやすい。そのため、かかる土圧が小さくなりやすい上側突起2を大きくするよりも、かかる土圧が大きくなりやすい下側突起3を大きくすることで効果的に摩擦を増大させることができる。
そして、そのように、上方突起の突出長を長くするよりも、下方突起の突出長を長くした方が効果的であることは、次に示す予備試験を行うことにより確認した。
まず、図8(a)に示すように、長さが350mmで幅が300mmで厚さが1mmのアルミ板A1に、直径3.2mm(M3)で長さが40mm程度のボルトb,b・・を120本、それぞれ上方への突出長が20mmで下方への突出長が20mmとなるように10行12列で配置し固定した。そして、そのアルミ板A1をジオグリッドG1(RS−3)の上に載せるとともにボルトb,b・・をジオグリッドG1の網目から下方に突出させることにより、アルミ板A1をジオグリッドG1に係合させてから、そのジオグリッドG1を土中に埋設した。そして、そのジオグリッドG1を前方に引き抜く引抜試験を行うことにより、そのときの引抜荷重(引抜抵抗)の大きさを測定した。その結果を図9の曲線L1に示す。ここで、横軸は、ジオグリッドG1を前方に引っ張って移動させた移動距離を示しており、縦軸はそのときの引抜荷重の大きさを示している。このときジオグリッドG1にかけた土圧は、砂(土)の自重分の2.354kPaに上載荷重分の1kPaを足した3.354kPaである。また、ジオグリッドG1を引き抜く引抜速度は毎分5mmである。なお、曲線L0は、ジオグリッドG1(RS−3)に上記のようなアルミ板A1を係合させずに埋設して同様の引抜試験を行ったときの測定結果を示している。
次に、図8(b)に示すように、上記と同じ寸法のアルミ板A2に上記と同じ寸法のボルトb,b・・を上記と同数、上方への突出長が0mmで下方への突出長が40mmとなるように固定した。そして、そのアルミ板A2を上記と同じように同様のジオグリッドG2(RS−3)に係合させてから、そのジオグリッドG2を土中に埋設した。そして、そのジオグリッドG2の引抜試験を上記と同じ条件で行うことにより、そのときの引抜荷重の大きさを測定した。その結果を図9の曲線L2に示す。
図9によれば、略全域で曲線L1よりも曲線L2の方が上にくること、すなわち、略全ての移動距離(横軸)において、前者の場合(上方への突出長が20mmで下方への突出長が20mmの場合)よりも、後者の場合(上方への突出長が0mmで下方への突出長が40mmの場合)の方が引抜荷重(縦軸)が大きくなることが分かる。これにより、上方への突出長と下方への突出長との和が同じ(40mm)であるならば、上下両側に均等に突出させるよりも、下側に大きく突出させた方が効率的であることを確認した。
前記ジオグリッド本体は、樹脂材料を成形して作られた平らなネットである。前記ジオグリッド本体の形状は、特に限定されないが、上面視で四角形の格子(グリッド)を有する形状や、スリット状の格子を有する形状や、四角形以外の多角形の格子を有する形状等を例示する。
前記上側突起の突出長は、前記のとおり、10〜40mmである10mmよりも短いと、施工時に摩擦が小さくなるおそれがあるからである。また、40mmよりも長いと、ジオグリッドの製造が技術的に難しくなったり、ジオグリッドの運搬時や施工時等に上側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記上側突起の突出長は20〜40mmである。
前記下側突起の突出長は、前記のとおり、30〜100mmである30mmよりも短いと、施工時に摩擦が小さくなるおそれがあるからである。また、100mmよりも長いと、ジオグリッドの製造が技術的に難しくなったり、ジオグリッドの運搬時や施工時等に下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の突出長は40〜90mmである。
前記上側突起と前記下側突起との長さの比は、前記のとおりであり、前記下側突起の突出長は、前記上側突起の突出長の1.4〜8倍である上側突起を長くするよりも下側突起を長くした方が、より効率的にジオグリッドと盛土との間の水平方向への摩擦を増加させることができる一方、下側突起のみを極端に長くし過ぎても、ジオグリッドの製造が技術的に難しくなったり、ジオグリッドの運搬時や施工時等に該下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の突出長は前記上側突起の突出長の1.7〜7倍であることである。また、更に好ましくは、2〜6倍であることである。
前記上側突起及び前記下側突起の材質は、特に限定されないが、前記上側突起及び前記下側突起は、樹脂で形成されていることが好ましい。また、前記上方突起及び前記下方突起の加工方法は、特に限定されないが、前記上方突起及び前記下方突起を前記ジオグリッド本体と一緒に樹脂で一体成形する場合や、前記ジオグリッド本体とは別体に樹脂で成形した上側突起及び下側突起を前記ジオグリッド本体の上面及び下面に熱融着等で接合する場合等を例示する。
前記上側突起の基端部での水平方向の幅は、特に限定されないが、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にあることが好ましい。20mmよりも狭いと、上側突起の強度が小さくなるおそれがあるからである。また、60mmよりも広いと、ジオグリッドの運搬時や施工時等に上側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記上側突起の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても30〜50mmの範囲内にあることである。
前記下側突起の基端部での水平方向の幅は、特に限定されないが、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にあることが好ましい。20mmよりも狭いと、下側突起の強度が小さくなるおそれがあるからである。また、60mmよりも広いと、ジオグリッドの運搬時や施工時等に下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても30〜50mmの範囲内にあることである。
前記上側突起の数(密度)は、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体1m当たり5〜25個であることが好ましい。1m当たり5個未満なら施工時に摩擦が小さくなるおそれがあるからである。また、1m当たり20個を越えると、ジオグリッドの運搬時や施工時等に上側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記上側突起の数(密度)は、前記ジオグリッド本体1m当たり10〜20個である。
前記下側突起の数(密度)は、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体1m当たり5〜25個であることが好ましい。1m当たり5個未満なら施工時に摩擦が小さくなるおそれがあるからである。また、1m当たり20個を越えると、ジオグリッドの運搬時や施工時等に下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の数(密度)は、前記ジオグリッド本体1m当たり10〜20個である。
前記上側突起を設ける位置は、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体の格子構成要素の交差部の上面であることが好ましい。交差部から水平方向にはジオグリッド本体が放射状に延出し、上方向には上側突起が延出することによって、より安定にジオグリッドと盛土との間の摩擦を増加させることができるからである。
前記下側突起を設ける位置は、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体の格子構成要素の交差部の下面であることが好ましい。交差部から水平方向にはジオグリッド本体が放射状に延出し、下方向には下側突起が延出することによって、より安定にジオグリッドと盛土との間の摩擦を増加させることができるからである。
前記上側突起と前記下側突起との位置関係は、特に限定されないが、前記上側突起と前記下側突起とは、前記ジオグリッド本体の同じ箇所の上面及び下面に上下に並ぶように突設されていることが好ましい。同じ箇所から上下両側に上側突起及び下側突起が延出することによって、より安定にジオグリッドと盛土との間の摩擦を増加させることができるからである。
前記上側突起の態様は、特に限定されないが、前記上側突起は、前記ジオグリッド本体の上面から上方に延びる上側仮想線において互いに接合された少なくとも2つのリブ片からなることが好ましい。2つ以上のリブ片によって、より安定にジオグリッドと盛土との間の摩擦を増加させることができるからである。
前記下側突起の態様は、特に限定されないが、前記下側突起は、前記ジオグリッド本体の下面から下方に延びる下側仮想線において互いに接合された少なくとも2つのリブ片からなることが好ましい。その理由は、上記の上側突起の場合と同様である。
前記上側突起の具体的な態様は、特に限定されないが、上面視でL字をなすように前記上側仮想線において互いに接合された2つの前記リブ片からなる態様や、上面視で三叉形状をなすように前記上側仮想線において接合された3つの前記リブ片からなる態様や、上面視で四叉形状(十字)をなすように前記上側仮想線において接合された4つの前記リブ片からなる態様や、上面視で六叉形状をなすように前記上側仮想線において接合された6つの前記リブ片からなる態様等を例示する。それらの中でも、前記上側突起は、上面視で十字をなすように前記上側仮想線において互いに接合された4つの前記リブ片からなることが好ましい。
前記下側突起の具体的な態様は、特に限定されないが、下面視でL字をなすように前記下側仮想線において互いに接合された2つの前記リブ片からなる態様や、下面視で三叉形状をなすように前記下側仮想線において接合された3つの前記リブ片からなる態様や、下面視で四叉形状(十字)をなすように前記下側仮想線において接合された4つの前記リブ片からなる態様や、下面視で六叉形状をなすように前記下側仮想線において接合された6つの前記リブ片からなる態様等を例示する。それらの中でも、前記下側突起は、下面視で十字をなすように前記下側仮想線において互いに接合された4つの前記リブ片からなることが好ましい。
前記ジオグリッド本体に対する前記上側突起の上面視での十字の向きは、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体は、前後方向に並設されて左右方向に延びる複数の格子構成横要素と、左右方向に並設されて前後方向に延びる複数の格子構成縦要素とから四角格子状に形成され、前記上側突起の上面視での十字は、前記格子構成横要素と前記格子構成縦要素との交差部及びその周辺部がなす十字に対して上面視で40〜50度回った向きをしていることが好ましい。十字(X字)の中の4つのV字部が左方向及び右方向(格子構成横要素の長さ方向)並びに前方向及び後方向(格子構成縦要素の長さ方向)を向くことによって、効率的にジオグリッドと盛土との間の水平方向への摩擦を増強することができるからである。
前記ジオグリッド本体に対する前記下側突起の下面視での十字の向きは、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体は、前後方向に並設されて左右方向に延びる複数の格子構成横要素と、左右方向に並設されて前後方向に延びる複数の格子構成縦要素とから四角格子状に形成され、前記下側突起の下面視での十字は、前記格子構成横要素と前記格子構成縦要素との交差部及びその周辺部がなす十字に対して下面視で40〜50度回った向きをしていることが好ましい。その理由は、上記の上側突起の場合と同様である。
前記上側突起の形状は、特に限定されないが、前記上側突起は、少なくとも上部が先細りに形成されていることが好ましい。土中にくい込み易くなるからである。
前記下側突起の形状は、特に限定されないが、前記下側突起は、少なくとも下部が先細りに形成されていることが好ましい。その理由は、上記の上側突起の場合と同様である。
本発明によれば、ジオグリッド本体に上側突起とそれよりも長い下側突起とを設けることによって、ジオグリッドと盛土との間の水平方向への摩擦を、上記の通り効率的に増強することができる。
実施例のジオグリッドを左前方斜め上から見た斜視図(a)及びその左前端部分を拡大して示す斜視図(b)である。 実施例のジオグリッドの左前端部分を前方斜め上から見た斜視図(a)、上側突起及び下側突起を前方斜め上から見た斜視図(b)並びに上側突起及び下側突起を前方斜め下から見た斜視図(c)である。 実施例のジオグリッドの左前端部分を上方から見た平面図(a)、前方から見た正面図(b)及び下方から見た底面図(c)である。 実施例のジオグリッドを埋設して構築したジオグリッド構造物を前方から見た正面断面図(a)及びその地震後の状態を示す正面断面図(b)である。 実施例のジオグリッドを埋設して構築した別のジオグリッド構造物を示す側面断面図(a)及び更に別のジオグリッド構造物を示す側面断面図(b)である。 実施例のジオグリッドを埋設して構築したまた更に別のジオグリッド構造物を示す側面断面図である。 本発明のジオグリッドに土圧がかかる様子を模式的に示す正面断面図である。 本発明の予備試験を示す側面断面図である。 本発明の予備試験の結果を示すグラフである。 従来例1のジオグリッドの一部分を上方から見た平面図(a)及び前方から見た正面断面図(b)である。 従来例1のジオグリッドを埋設して構築したジオグリッド構造物を前方から見た正面断面図(a)及びその地震後の状態を示す正面断面図(b)である。 従来例2のジオグリッドの一部分を上方から見た平面図(a)及び前方から見た正面断面図(b)である。
図1〜図6に示す本実施例のジオグリッドGは、幅が1〜4mで長さが20m程度の樹脂製のロール状のジオグリッドを、2〜5mの適当な長さに切ったものである。このジオグリッドGは、次に示すジオグリッド本体1と、上側突起2,2・・と、下側突起3,3・・とから構成されている。
ジオグリッド本体1は、前後方向に間隔をおいて並設されて左右方向に延びる複数本の格子構成横要素1x,1x・・と、左右方向に間隔をおいて並設された前後方向に延びる複数本の格子構成縦要素1y,1y・・とから四角格子状に形成された平らな樹脂製のネットである。各格子構成横要素1xの寸法は、左右方向の長さが2〜5mで、前後方向の幅が30〜50mmで、上下方向の厚さが5〜10mmである。また、前後方向に隣り合って並ぶ各前後2つの格子構成横要素1x,1xどうしの前後方向の間隔は150〜250mmである。また、各格子構成縦要素1yの寸法は、前後方向の長さが1〜4mで、左右方向の幅が30〜50mm、上下方向の厚さが5〜10mmである。また、左右方向に隣り合って並ぶ各左右2つの格子構成縦要素1y,1yどうしの左右方向の間隔は200〜300mmである。
上側突起2,2・・は、格子構成横要素1x,1x・・と格子構成縦要素1y,1y・・とが交差した各交差部の上面に熱融着等で接合された樹脂製の上面視で十字状(X字状)の突起である。詳しくは、各上側突起2は、上面視で十字をなすように、交差部の上面から上方に延びる上側仮想線2zにおいて接合された4つのリブ片2a,2b,2c,2dからなり、その上面視での十字は、ジオグリッド本体1の交差部及びその周辺部がなす十字に対して上面視で45度回った向きをしている。各上側突起2の4つの各リブ片2a,2b,2c,2dの寸法は、いずれも、ジオグリッド本体1の上面からの上方への突出長が30〜40mmで、上面視で中心点となる上側仮想線2zからの水平方向への突出長が基端で10〜20mmで、該水平方向への突出長方向に直交する水平方向の厚さが3〜5mmである。そして、4つの各リブ片2a,2b,2c,2dの上部は、上方に向かう従い上側仮想線2zからの水平方向への突出長が徐々に小さくなる先細りに形成されている。
下側突起3,3・・は、格子構成横要素1x,1x・・と格子構成縦要素1y,1y・・とが交差した各交差部の下面に熱融着等で接合された樹脂製の下面視で十字状(X字状)の突起である。詳しくは、各下側突起3は、下面視で十字をなすように、交差部の下面から下方に延びる下側仮想線3zにおいて接合された4つのリブ片3a,3b,3c,3dからなり、その下面視での十字は、ジオグリッド本体1の交差部及びその周辺部がなす十字に対して下面視で45度回った向きをしている。各下側突起3の4つの各リブ片3a,3b,3c,3dの寸法は、いずれも、ジオグリッド本体1の下面からの下方への突出長が50〜80mmで、下面視で中心点となる下側仮想線3zからの水平方向への突出長が基端で15〜25mmで、該水平方向への突出長方向に直交する水平方向の厚さが4〜6mmである。そして、4つの各リブ片3a,3b,3c,3dの下部は、下方に向かう従い下側仮想線3zからの水平方向への突出長が徐々に小さくなる先細りに形成されている。また、各下側突起3の下方への突出長は、各上側突起2の上方への突出長の2〜6倍となっている。
なお、図2(b)は、上側突起2及び下側突起3を前方斜め上から見た斜視図であるが、左方斜め上から見た斜視図、右方斜め上から見た斜視図及び後方斜め上から見た斜視図についても、意匠的には図2(b)と同様である。また、図2(c)は、上側突起2及び下側突起3を前方斜め下から見た斜視図であるが、左方斜め下から見た斜視図、右方斜め下から見た斜視図及び後方斜め下から見た斜視図についても、意匠的には図2(c)と同様である。
本実施例のジオグリッドGによれば、次の[ア]〜[エ]の効果を得ることができる。
[ア]図4(a)に示すように、本実施例のジオグリッドG,G・・を埋設して構築したジオグリッド構造物B1の内部では、ジオグリッドG,G・・と盛土Sとの間に加わる水平方向への摩擦が、ジオグリッド本体1から突出した上側突起2,2・・と下側突起3,3・・とによって増強される。そのため、ジオグリッドG,G・・の周囲の盛土Sが該ジオグリッドG,G・・との間の摩擦で補強されてなる補強領域r,r・・(図において2点鎖線のハッチングで示す領域)を、図11(a)に示す従来例1の場合(上側突起2,2・・及び下側突起3,3・・がない場合)よりも、大きくすることができる。そのため、加速度の大きい地震が発生した際にも、図4(b)に示すように、盛土Sの移動(流動)を、図11(b)に示す従来例1の場合よりも小さく抑えることができる。
[イ]上側突起2,2・・よりも下側突起3,3・・の方が長いため、より効率的にジオグリッドGと盛土Sとの間の水平方向への摩擦を増強することができる。そして、そのことは、図8,図9に示す上記の予備試験を行うことにより確認した。
[ウ]上側突起2,2・・及び下側突起3,3・・は、上面視又は下面視でX字状(十字状)の形状をしているため、そのX字の中の4つのV字部が左方向及び右方向(格子構成横要素1xの長さ方向)並びに前方向及び後方向(格子構成縦要素1yの長さ方向)を向き、それにより、効率的にジオグリッドG,G・・と盛土Sとの間の水平方向への摩擦を増強することができる。また、上側突起2,2・・及び下側突起3,3・・は、平面視でX字状(十字状)の形状をしているのに加えて先端部が尖っている(先細り形状をしている)ので、盛土Sにくい込み易い。そのため、くい込み摩擦を増やして、この点でも、効率的にジオグリッドG,G・・と盛土Sとの間の水平方向への摩擦を増強することができる。
[エ]上記の[ア]で示したとおり、地震によるジオグリッドG,G・・の変状を小さく抑えることができるので、該変状に伴うジオグリッドG,G・・の機能(摩擦)の低下も小さく抑えることができる。そのため、図4(a)に示す地震前から図4(b)に示す地震後にかけてのジオグリッドG,G・・による補強領域r,r・・の縮小も、図11(a)(b)に示す従来例1の場合よりも、小さく抑えることができる。そのため、本実施例では、上記の[ア]で示したとおり、図4(a)に示す地震前において補強領域r,r・・が大きいことに加えて、この[エ]で示したとおり、地震による該補強領域r,r・・の縮小も小さいため、地震後においても、図4(b)に示すように、ジオグリッド構造物B1は十分な強度(十分な大きさの補強領域r,r・・)を確保することができる。
[オ]上側突起2,2・・と下側突起3,3・・とにより、ジオグリッドG,G・・と盛土Sとの間の水平方向への摩擦が増強されているため、雨水等により盛土Sの含水比が上昇した場合においても、十分な強度を確保することができる。また、同じく水平方向への摩擦が増強されているため、盛土Sの強度不足(土質の悪さ)から起こる事故や、施工管理不良から起こる事故を減らすことができる。
本実施例のジオグリッドG,G・・を埋設して構築するジオグリッド構造物は、特に限定されないが、図4に示したような道路の下の盛土Sに本実施例のジオグリッドG,G・・を埋設することにより、該道路の下の盛土Sを補強してなるジオグリッド構造物B1の他にも、次の[A][B][C]に示すジオグリッド構造物B2,B3,B4を例示する。
[A]図5(a)に示すジオグリッド構造物B2は、上下方向に積み重ねられた壁面ブロック12,12・・の背後の盛土Sに、本実施例のジオグリッドG,G・・を埋設することにより、該壁面ブロック12,12・・の背後の盛土Sを補強している。また、壁面ブロック12,12・・にジオグリッドG,Gの端部を連結することにより、該壁面ブロック12,12・・を前方に滑動し難くしている。
[B]図5(b)に示すジオグリッド構造物B3は、擁壁最下段の箱型ブロック13の背後の盛土Sに、本実施例のジオグリッドGを埋設することにより、該擁壁最下段の箱型ブロック13の背後の盛土Sを補強している。また、箱型ブロック13にジオグリッドGの端部を連結することにより、該箱型ブロック13を前方に滑動し難くしている。
[C]図6に示すジオグリッド構造物B4は、橋台用ブロック14の背後の盛土Sに、本実施例のジオグリッドGを埋設することにより、橋台用ブロック14の背後の盛土Sを補強している。また、橋台用ブロック14にジオグリッドGの端部を連結することにより、該橋台用ブロック14を前方に滑動し難くしている。
以上に示した本実施例では、上側突起2の突出長は30〜40mmであるが、それよりも短く10〜30mmにしてもよい。また、本実施例では、下方突起3の突出長は50〜80mmであるが、それよりも短く30〜50mmにしてもよい(但し、上側突起2よりも長くなくてはならない。)し、それよりも長く80〜100mmにしてもよい。これらの場合にも、上記[A][B][C]の効果を得ることができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、上記以外でも発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することができる。
G ジオグリッド
1 ジオグリッド本体
1x 格子構成横要素(格子構成要素)
1y 格子構成縦要素(格子構成要素)
2 上側突起
2z 上側仮想線
3 下側突起
3z 下側仮想線
S 盛土

Claims (10)

  1. ジオグリッド本体(1)と、
    前記ジオグリッド本体(1)の使用時における上面の複数箇所に設けられて該上面から上方に突出した複数の上側突起(2)と、
    前記ジオグリッド本体(1)の使用時における下面の複数箇所に設けられて該下面から下方に突出した、突出長が前記上側突起(2)の突出長よりも長い複数の下側突起(3)とを備え、
    前記上側突起(2)の突出長は10〜40mmであり、
    前記下側突起(3)の突出長は30〜100mmであり且つ前記上側突起(2)の突出長の1.4〜8倍であるジオグリッド。
  2. 前記上側突起(2)と前記下側突起(3)とは、樹脂で形成された請求項1記載のジオグリッド。
  3. 前記上側突起(2)の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にあり、前記下側突起(3)の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にある請求項1又は2記載のジオグリッド。
  4. 前記上側突起(2)は、前記ジオグリッド本体(1)1m当たり5〜25個設けられ、前記下側突起(3)は、前記ジオグリッド本体(1)1m当たり5〜25個設けられた請求項1〜3のいずれか一項に記載のジオグリッド。
  5. 前記上側突起(2)は、前記ジオグリッド本体(1)の格子構成要素(1x,1y)の交差部の上面に突設され、前記下側突起(3)は、前記ジオグリッド本体(1)の格子構成要素(1x,1y)の交差部の下面に突設された請求項1〜4のいずれか一項に記載のジオグリッド。
  6. 前記上側突起(2)と前記下側突起(3)とは、前記ジオグリッド本体(1)の同じ箇所の上面及び下面に上下に並ぶように突設された請求項1〜5のいずれか一項に記載のジオグリッド。
  7. 前記上側突起(2)は、前記ジオグリッド本体(1)の上面から上方に延びる上側仮想線(2z)において互いに接合された少なくとも2つのリブ片(2a,2b,2c,2d)からなり、前記下側突起(3)は、前記ジオグリッド本体(1)の下面から下方に延びる下側仮想線(3z)において互いに接合された少なくとも2つのリブ片(3a,3b,3c,3d)からなる請求項1〜6のいずれか一項に記載のジオグリッド。
  8. 前記上側突起(2)は、上面視で十字をなすように前記上側仮想線(2z)において互いに接合された4つの前記リブ片(2a,2b,2c,2d)からなり、前記下側突起(3)は、下面視で十字をなすように前記下側仮想線(3z)において互いに接合された4つの前記リブ片(3a,3b,3c,3d)からなる請求項7記載のジオグリッド。
  9. 前記ジオグリッド本体(1)は、前後方向に並設されて左右方向に延びる複数の格子構成横要素(1x)と、左右方向に並設されて前後方向に延びる複数の格子構成縦要素(1y)とから四角格子状に形成され、
    前記上側突起(2)の上面視での十字は、前記格子構成横要素(1x)と前記格子構成縦要素(1y)との交差部及びその周辺部がなす十字に対して上面視で40〜50度回った向きをしており、
    前記下側突起(2)の下面視での十字は、前記格子構成横要素(1x)と前記格子構成縦要素(1y)との交差部及びその周辺部がなす十字に対して下面視で40〜50度回った向きをした請求項8記載のジオグリッド。
  10. 前記上側突起(2)は、少なくとも上部が先細りに形成され、前記下側突起(3)は、少なくとも下部が先細りに形成された請求項1〜9のいずれか一項に記載のジオグリッド。
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