JP5661587B2 - ジオグリッド - Google Patents
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Description
前記下側突起の突出長は、前記のとおり、30〜100mmである。30mmよりも短いと、施工時に摩擦が小さくなるおそれがあるからである。また、100mmよりも長いと、ジオグリッドの製造が技術的に難しくなったり、ジオグリッドの運搬時や施工時等に下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の突出長は40〜90mmである。
前記下側突起の基端部での水平方向の幅は、特に限定されないが、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にあることが好ましい。20mmよりも狭いと、下側突起の強度が小さくなるおそれがあるからである。また、60mmよりも広いと、ジオグリッドの運搬時や施工時等に下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても30〜50mmの範囲内にあることである。
前記下側突起の数(密度)は、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体1m2当たり5〜25個であることが好ましい。1m2当たり5個未満なら施工時に摩擦が小さくなるおそれがあるからである。また、1m2当たり20個を越えると、ジオグリッドの運搬時や施工時等に下側突起が邪魔になるおそれがあるからである。より好ましくは、前記下側突起の数(密度)は、前記ジオグリッド本体1m2当たり10〜20個である。
前記下側突起を設ける位置は、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体の格子構成要素の交差部の下面であることが好ましい。交差部から水平方向にはジオグリッド本体が放射状に延出し、下方向には下側突起が延出することによって、より安定にジオグリッドと盛土との間の摩擦を増加させることができるからである。
前記下側突起の態様は、特に限定されないが、前記下側突起は、前記ジオグリッド本体の下面から下方に延びる下側仮想線において互いに接合された少なくとも2つのリブ片からなることが好ましい。その理由は、上記の上側突起の場合と同様である。
前記下側突起の具体的な態様は、特に限定されないが、下面視でL字をなすように前記下側仮想線において互いに接合された2つの前記リブ片からなる態様や、下面視で三叉形状をなすように前記下側仮想線において接合された3つの前記リブ片からなる態様や、下面視で四叉形状(十字)をなすように前記下側仮想線において接合された4つの前記リブ片からなる態様や、下面視で六叉形状をなすように前記下側仮想線において接合された6つの前記リブ片からなる態様等を例示する。それらの中でも、前記下側突起は、下面視で十字をなすように前記下側仮想線において互いに接合された4つの前記リブ片からなることが好ましい。
前記ジオグリッド本体に対する前記下側突起の下面視での十字の向きは、特に限定されないが、前記ジオグリッド本体は、前後方向に並設されて左右方向に延びる複数の格子構成横要素と、左右方向に並設されて前後方向に延びる複数の格子構成縦要素とから四角格子状に形成され、前記下側突起の下面視での十字は、前記格子構成横要素と前記格子構成縦要素との交差部及びその周辺部がなす十字に対して下面視で40〜50度回った向きをしていることが好ましい。その理由は、上記の上側突起の場合と同様である。
前記下側突起の形状は、特に限定されないが、前記下側突起は、少なくとも下部が先細りに形成されていることが好ましい。その理由は、上記の上側突起の場合と同様である。
[A]図5(a)に示すジオグリッド構造物B2は、上下方向に積み重ねられた壁面ブロック12,12・・の背後の盛土Sに、本実施例のジオグリッドG,G・・を埋設することにより、該壁面ブロック12,12・・の背後の盛土Sを補強している。また、壁面ブロック12,12・・にジオグリッドG,Gの端部を連結することにより、該壁面ブロック12,12・・を前方に滑動し難くしている。
[B]図5(b)に示すジオグリッド構造物B3は、擁壁最下段の箱型ブロック13の背後の盛土Sに、本実施例のジオグリッドGを埋設することにより、該擁壁最下段の箱型ブロック13の背後の盛土Sを補強している。また、箱型ブロック13にジオグリッドGの端部を連結することにより、該箱型ブロック13を前方に滑動し難くしている。
[C]図6に示すジオグリッド構造物B4は、橋台用ブロック14の背後の盛土Sに、本実施例のジオグリッドGを埋設することにより、橋台用ブロック14の背後の盛土Sを補強している。また、橋台用ブロック14にジオグリッドGの端部を連結することにより、該橋台用ブロック14を前方に滑動し難くしている。
1 ジオグリッド本体
1x 格子構成横要素(格子構成要素)
1y 格子構成縦要素(格子構成要素)
2 上側突起
2z 上側仮想線
3 下側突起
3z 下側仮想線
S 盛土
Claims (10)
- ジオグリッド本体(1)と、
前記ジオグリッド本体(1)の使用時における上面の複数箇所に設けられて該上面から上方に突出した複数の上側突起(2)と、
前記ジオグリッド本体(1)の使用時における下面の複数箇所に設けられて該下面から下方に突出した、突出長が前記上側突起(2)の突出長よりも長い複数の下側突起(3)とを備え、
前記上側突起(2)の突出長は10〜40mmであり、
前記下側突起(3)の突出長は30〜100mmであり且つ前記上側突起(2)の突出長の1.4〜8倍であるジオグリッド。 - 前記上側突起(2)と前記下側突起(3)とは、樹脂で形成された請求項1記載のジオグリッド。
- 前記上側突起(2)の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にあり、前記下側突起(3)の基端部での水平方向の幅は、どの側方から見ても20〜60mmの範囲内にある請求項1又は2記載のジオグリッド。
- 前記上側突起(2)は、前記ジオグリッド本体(1)1m2当たり5〜25個設けられ、前記下側突起(3)は、前記ジオグリッド本体(1)1m2当たり5〜25個設けられた請求項1〜3のいずれか一項に記載のジオグリッド。
- 前記上側突起(2)は、前記ジオグリッド本体(1)の格子構成要素(1x,1y)の交差部の上面に突設され、前記下側突起(3)は、前記ジオグリッド本体(1)の格子構成要素(1x,1y)の交差部の下面に突設された請求項1〜4のいずれか一項に記載のジオグリッド。
- 前記上側突起(2)と前記下側突起(3)とは、前記ジオグリッド本体(1)の同じ箇所の上面及び下面に上下に並ぶように突設された請求項1〜5のいずれか一項に記載のジオグリッド。
- 前記上側突起(2)は、前記ジオグリッド本体(1)の上面から上方に延びる上側仮想線(2z)において互いに接合された少なくとも2つのリブ片(2a,2b,2c,2d)からなり、前記下側突起(3)は、前記ジオグリッド本体(1)の下面から下方に延びる下側仮想線(3z)において互いに接合された少なくとも2つのリブ片(3a,3b,3c,3d)からなる請求項1〜6のいずれか一項に記載のジオグリッド。
- 前記上側突起(2)は、上面視で十字をなすように前記上側仮想線(2z)において互いに接合された4つの前記リブ片(2a,2b,2c,2d)からなり、前記下側突起(3)は、下面視で十字をなすように前記下側仮想線(3z)において互いに接合された4つの前記リブ片(3a,3b,3c,3d)からなる請求項7記載のジオグリッド。
- 前記ジオグリッド本体(1)は、前後方向に並設されて左右方向に延びる複数の格子構成横要素(1x)と、左右方向に並設されて前後方向に延びる複数の格子構成縦要素(1y)とから四角格子状に形成され、
前記上側突起(2)の上面視での十字は、前記格子構成横要素(1x)と前記格子構成縦要素(1y)との交差部及びその周辺部がなす十字に対して上面視で40〜50度回った向きをしており、
前記下側突起(2)の下面視での十字は、前記格子構成横要素(1x)と前記格子構成縦要素(1y)との交差部及びその周辺部がなす十字に対して下面視で40〜50度回った向きをした請求項8記載のジオグリッド。 - 前記上側突起(2)は、少なくとも上部が先細りに形成され、前記下側突起(3)は、少なくとも下部が先細りに形成された請求項1〜9のいずれか一項に記載のジオグリッド。
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