JP5659571B2 - ダイクッション制御装置 - Google Patents

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本発明は、ダイクッション制御装置に関する。
周知のように、ダイクッション装置とは、上金型と下金型との間でワークを挟んで成型するプレス機械において、上金型との間でワークを狭持して、しわ押え用の反力やワークをプレス成型するための突き上げ力(上金型が固定されたスライドに対する押付力:クッション力)を発生する装置である。このダイクッション装置は、クッション力の目標値とセンサ検出値とが一致するようにフィードバック制御されることが一般的である(下記特許文献1参照)。
近年では、スライドの駆動源としてサーボモータを用い、任意のモーションでスライドを昇降動作させることの可能なサーボプレスが注目されている。このサーボプレスにダイクッション装置を設けた場合、スライドのモーションに合わせてクッション力を制御する必要があるが、加減速が大きなモーションや速度が逆転するようなモーションでスライドを動作させると、センサ検出値の伝達遅れやクッション機構の応答遅れ等により、クッション力を所望の目標値に制御することが困難となる。
このような問題に対し、例えば下記特許文献2には、スライド速度を加味してダイクッション装置のクッション力制御を行うことで、スライドモーションに対するクッション力の追従性(言い換えれば、クッション力の制御性)を向上させ、以ってプレス加工性能を向上させる技術が開示されている。
特許第3308463号公報 特開2009−148766号公報
上記のように、スライド速度を加味してダイクッション装置のクッション力制御を行う技術は公知であるが、任意のモーションで運転可能なサーボプレスにおいて、クッションコントローラ(ダイクッション制御装置)側でスライド速度を計算するための明確な手法が確立されているとは言い難く、クッション力の制御性向上に当って改善の余地があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ダイクッション制御装置側でスライド速度を計算するための明確な手法を提供し、以ってクッション力の制御性向上を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、ダイクッション制御装置に係る第1の解決手段として、サーボモータをスライドの駆動源とし、単調増加するように設定されたマスター角度と目標スライド位置との対応関係を示すモーションデータを予め格納するモーション設定装置と、プレス開始指示を受けた場合、マスター速度を基に算出した更新周期でマスター角度を単調増加させ、現マスター角度に対応する目標スライド位置を前記指定されたモーションデータから求め、現スライド位置が前記目標スライド位置と一致するように前記サーボモータを制御するプレス制御装置と、を備えたプレス機械に設けられたダイクッション装置を制御するダイクッション制御装置であって、前記指定されたモーションデータを基にマスター角度の単位変化量に対する目標スライド位置の変化量を仮スライド速度として算出し、当該算出した仮スライド速度とマスター角度との対応関係を示す速度変換テーブルを作成する速度変換テーブル作成部と、前記プレス制御装置から更新周期毎に入力されるマスター角度に対応する仮スライド速度を前記速度変換テーブルから求め、前記指定されたマスター速度を単位時間当りのマスター角度の変化量に換算して前記仮スライド速度に乗算することにより、単位時間当たりのスライド移動量を示すスライド速度を算出するスライド速度算出部とを具備することを特徴とする。
また、本発明では、ダイクッション制御装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記スライド速度算出部は、前記プレス制御装置から更新周期毎に入力されるマスター角度を、前記指定されたマスター速度に応じて進角補正し、当該進角補正後のマスター角度に対応する仮スライド速度を前記速度変換テーブルから求めることを特徴とする。
本発明によれば、任意のモーションで運転可能なサーボプレスにおいて、ダイクッション制御装置側でスライド速度を精度良く計算することができるため、クッション力の制御性向上を実現することができる。また、マスター速度が変更された場合であっても、速度変換テーブルを変更する必要はないため、ダイクッション制御装置の処理負荷を軽減することができる。
本実施形態におけるプレス機械Aの概略構成図である。 モーション設定装置42に格納されているモーションデータの一例である。 クッションコントローラ45のスライド速度算出機能を表す機能ブロック図である。 クッションコントローラ45の速度変換テーブル作成部45aにて作成された速度変換テーブルの一例である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるプレス機械Aの概略構成図である。この図1に示すように、プレス機械Aは、サーボモータを駆動源とするスライド1、スライド駆動機構2、ダイクッション装置3及び制御装置4から構成されており、スライド1とダイクッション装置3の間に挟持されたワークW(被加工物)をプレス成型するサーボプレスである。
スライド1は、プレス機械A内において鉛直方向に対して昇降自在に支持された金型固定用部材であり、その下面にはワークWをプレス成型するための上金型D1が取り付けられている。
スライド駆動機構2は、スライド1の昇降動作(スライドモーション制御)を実現するものであり、制御装置4によって回転制御されるサーボモータ21と、該サーボモータ21の回転軸に取り付けられたピニオンギア22と、該ピニオンギア22に噛合するメインギア23と、該メインギア23の回転軸に接続されたクランク軸24と、該クランク軸24の偏心部とスライド1の上面とを連結するコネクティングロッド25と、メインギア23の回転軸に設置されたロータリーエンコーダ26とから構成されている。
つまり、スライド駆動機構2は、サーボモータ21の回転動作をピニオンギア22、メインギア23、クランク軸24及びコネクティングロッド25を介してスライド1の昇降動作に変換するものである。また、ロータリーエンコーダ26は、メインギア23(言い換えればクランク軸24)が一定角度回転するのに要した時間を1周期とするパルス信号を制御装置4に出力する角度センサである。
ダイクッション装置3は、ワークWのしわ押え力(クッション力)を発生するものであり、下金型D2を下方から固定支持するクッションパッド31と、該クッションパッド31の昇降動作(クッション力制御)を実現する油圧駆動機構32から構成されている。
また、この油圧駆動機構32は、油圧シリンダ33と、可動板34と、制御装置4によって回転制御されるサーボモータ35と、圧力センサ36a〜36cとから構成されている。
油圧シリンダ33は、クッションパッド31に接続された上ピストンP1と、可動板34に接続された下ピストンP2とによって内部空間が上室33aと中室33bと下室33cとに仕切られた円筒形状部材であり、これら上室33a、中室33b及び下室33cには油が充填されている。可動板34は、ネジ溝を有する穴部が両端部に形成された平板状部材であり、これら穴部の各々には、サーボモータ35に同軸接続されたボールネジ35aが介挿されている。
つまり、油圧駆動機構32は、サーボモータ35の回転動作をボールネジ35a、可動板34、油圧シリンダ33を介してクッションパッド31の昇降動作に変換するものである。ここで、サーボモータ35の駆動によって可動板34を上方向に移動させると、油圧シリンダ33の中室33bに充填された油が加圧されるため、クッションパッド31のクッション力を大きくすることができる。これに対し、サーボモータ35の駆動によって可動板34を下方向に移動させると、油圧シリンダ33の中室33bに充填された油が減圧されるため、クッションパッド31のクッション力を小さくすることができる。
また、圧力センサ36a〜36cは、油圧シリンダ33の上室33aの油圧、中室33bの油圧、下室33cの油圧をそれぞれ検出し、その検出結果を示す油圧検出信号を制御装置4に出力するものである。
制御装置4は、プレス機械Aの全体動作を統括制御する(言い換えれば、スライドモーション制御とクッション力制御とを行う)ものであり、操作盤41、モーション設定装置42、プレスコントローラ43、第1モータドライバ44、クッションコントローラ45及び第2モータドライバ46から構成されている。
操作盤41は、作業者がプレス機械Aのプレス動作に必要なデータを入力するための各種設定キーや、プレス動作の開始或いは停止を指示するためのプレス開始・停止キー、また、プレス機械Aの動作状態及び設定データを作業者に報知するための表示パネル等から構成されている。この操作盤41は、作業者によるキー入力情報をプレスコントローラ43に出力する一方、プレスコントローラ43から提供されるプレス機械Aの動作状態及び設定データ等を表示パネルに表示する。
モーション設定装置42は、スライドモーションを規定するモーションデータを予め複数格納しており、プレスコントローラ43から要求されたモーションデータをプレスコントローラ43に提供するものである。ここで、モーションデータとは、図2に示すように、単調増加するように設定されたマスター角度θm(単位はdeg)と、目標メインギア角度θp(単位はdeg)および目標スライド位置Xs(単位はmm)との対応関係を示すデータである。
図2では、モーションデータの一例として、0°から360°まで0.1°ずつ単調増加するように設定されたマスター角度θm(i)に対して、目標スライド位置Xs(i)と、目標スライド位置Xs(i)から一義的に定まる目標メインギア角度θp(i)とが対応付けられたものを図示している。また、図2において、iは0から3599までの整数であり、例えばマスター角度θm(2)は、2番目のマスター角度(つまり0.2°)を指し、目標スライド位置Xs(2)及び目標メインギア角度θp(2)は2番目のマスター角度θm(2)に対応する値となる。
なお、本実施形態では後述するように、ロータリーエンコーダ26の出力パルス信号をもとにメインギア23の回転角度(つまりクランク軸24の回転角度)を検出し、その検出結果(現メインギア角度)が目標メインギア角度θp(i)に一致するようにサーボモータ21をフィードバック制御することで、スライド1の位置制御、つまりスライドモーション制御を実現している。そのため、モーションデータ中に目標メインギア角度θp(i)を設定しているが、サーボモータ21のフィードバック制御に、スライド位置を直接センシング可能なセンサを用いる場合には必ずしもモーションデータ中に目標メインギア角度θpを設定する必要はない。
プレスコントローラ43(プレス制御装置)は、操作盤41から入力されるキー入力情報、ロータリーエンコーダ26の出力パルス信号、及びモーション設定装置42から得られるモーションデータに基づいてサーボモータ21を制御することでスライドモーション制御を実現するものである。
具体的には、このプレスコントローラ43は、操作盤41を介してプレス開始指示を受けた場合、同じく操作盤41を介して指定されたマスター速度Vm(1分間当りのスライド1のストローク数;単位はspm)とコントローラの更新周期をもとにマスター角度θm(i)を算出し、現マスター角度θmに対応する目標メインギア角度θpを求め、現メインギア角度(ロータリーエンコーダ26の出力パルス信号を基に検出(算出)したメインギア23の回転角度)が目標メインギア角度θpと一致するようにサーボモータ21をフィードバック制御する。
なお、このプレスコントローラ43は、操作盤41を介してプレス開始指示を受けた場合、同じく操作盤41を介して指定されたモーションデータ及びマスター速度Vmをクッションコントローラ45に提供すると共に、更新周期毎に現マスター角度θmをクッションコントローラ45に出力する。
また、第1モータドライバ44は、プレスコントローラ43による制御に応じて現メインギア角度を目標メインギア角度θpと一致させるために必要なモータ駆動信号を生成し、該モータ駆動信号をサーボモータ21に出力するものである。
クッションコントローラ45(ダイクッション制御装置)は、プレスコントローラ43から得られるモーションデータ、マスター速度Vm及び現マスター角度θmと、ロータリーエンコーダ26の出力パルス信号と、ダイクッション装置3の圧力センサ36a〜36cから得られる油圧検出信号とに基づいてサーボモータ35を制御することでクッション力制御を実現するものである。
具体的には、このクッションコントローラ45は、ロータリーエンコーダ26の出力パルス信号を基に検出(算出)したメインギア角度から現在のスライド1の位置(現スライド位置)を把握し、圧力センサ36a〜36cによる油圧検出結果を参照しつつ、現スライド位置に応じた目標クッション力が発生するようにサーボモータ35をフィードバック制御する。この時、クッションコントローラ45は、スライド1の速度(スライド速度)を加味してサーボモータ35のフィードバック制御を行うことにより、クッション力の制御精度の向上を図っている。
また、第2モータドライバ46は、クッションコントローラ45による制御に応じて目標クッション力をダイクッション装置3に発生させるために必要なモータ駆動信号を生成し、該モータ駆動信号をサーボモータ35に出力するものである。
なお、本実施形態において、スライド速度を加味したクッション圧力制御については、特開2009−148766号公報や特開2006−142312号公報等に開示されているように既知の技術であるため詳細な説明を省略し、以下ではクッションコントローラ45の特徴的な機能であるスライド速度算出機能について説明する。
図3は、クッションコントローラ45のスライド速度算出機能を表す機能ブロック図である。この図3において、符号45aは速度変換テーブル作成部であり、符号45bは進角補正部であり、符号45cは速度変換部であり、符号45dは単位換算部であり、符号45eは乗算部である。なお、進角補正部45b、速度変換部45c、単位換算部45d及び乗算部45eは、本発明におけるスライド速度算出部を構成するものである。
速度変換テーブル作成部45aは、プレスコントローラ43から得られたモーションデータを基に、下記(1)式を用いてマスター角度θm(i)の単位変化量に対する目標スライド位置Xs(i)の変化量を仮スライド速度Vs(i)(単位はmm/deg)として算出し、当該算出した仮スライド速度Vs(i)とマスター角度θm(i)との対応関係を示す速度変換テーブル(図4参照)を作成する。
Vs(i)={Xs(i)−Xs(i−1)}/{θm(i)−θm(i−1)}
・・・・(1)
この速度変換テーブル作成部45aは、上記のように作成した速度変換テーブルを速度変換部45cに出力する。
進角補正部45bは、マスター速度Vmに応じて更新周期毎に入力される現マスター角度θm(i)の進角補正を行い、進角補正後の現マスター角度θm’(i)を速度変換部45cに出力する。具体的には、この進角補正部45bは、マスター速度Vmが速い程、現マスター角度θm(i)の進角補正量を大きくする。速度変換部45cは、速度変換テーブル作成部45aから得た速度変換テーブルに基づいて、進角補正部45bから入力される進角補正後の現マスター角度θm’(i)に対応する仮スライド速度Vs(i)を求め、当該求めた仮スライド速度Vs(i)を乗算部45eに出力する。
単位換算部45dは、マスター速度Vmを単位時間当りのマスター角度の変化量に換算し(つまりマスター速度Vmの単位をspmからdeg/sに変換する)、当該単位換算後のマスター速度Vm’を乗算部45eに出力する。乗算部45eは、速度変換部45cから入力される仮スライド速度Vs(i)と、単位換算部45dから入力される単位換算後のマスター速度Vm’とを乗算することにより、単位時間当たりのスライド移動量を示すスライド速度Vs’(単位はmm/s)を算出する。
次に、上記のように構成されたプレス機械Aによるプレス動作について時系列的に説明する。まず、プレスコントローラ43は、操作盤41を介してモーションデータ及びマスター速度Vmの指定を受けると、指定されたモーションデータをモーション設定装置42から取得し、マスター速度Vmを基にマスター角度θmを算出する。
例えば、指定されたモーションデータが図2に示すような3600個のマスター角度θm(i)から構成されており、また、指定されたマスター速度Vmが60(spm)であった場合、1秒間にスライド1を1ストロークさせる(メインギア23を1回転させる)必要があるため、マスター角度θmは、0.27(ms)で0.1°増加する。
この時、プレスコントローラ43は、マスター速度Vmとモーション設定装置42から取得したモーションデータをクッションコントローラ45に出力する一方、クッションコントローラ45の速度変換テーブル作成部45aは、プレスコントローラ43から得られたモーションデータを基に図4に示した速度変換テーブルを予め作成する。これにより、プレス動作の開始準備が完了する。
そして、プレスコントローラ43は、操作盤41を介してプレス開始指示を受けると、マスター速度に応じた変化量で、マスター角度θmを単調増加させ、対応する目標メインギア角度θpを指定されたモーションデータから求め、現メインギア角度が目標メインギア角度θpと一致するようにサーボモータ21をフィードバック制御する。
例えば、プレス開始指示から0.54(ms)が経過したとすると、現マスター角度θm(i)はθm(2)=0.2°となるため、プレスコントローラ43は、現メインギア角度が目標メインギア角度θp(2)と一致するようにサーボモータ21をフィードバック制御する。これにより、スライド1は指定されたモーションデータに応じたスライドモーションを描きながら昇降移動することになる。
一方、クッションコントローラ45は、プレスコントローラ43から得たマスター速度Vmと、現マスター角度θmとを用いてスライド速度Vs’(mm/s)を算出する。例えば、プレス開始指示から0.54(ms)が経過し、現マスター角度θmとしてθm(2)=0.2°がクッションコントローラ45に入力されたとすると、進角補正部45bによって現マスター角度θm(2)の進角補正が行われた後、速度変換部45cによって進角補正後の現マスター角度θm’(2)に対応する仮スライド速度Vs(2)が速度変換テーブルから得られる。
そして、単位換算部45dから得られた単位換算後のマスター速度Vm’と、進角補正部45bから得られた仮スライド速度Vs(2)とが乗算部45eにて乗算されて、単位時間当たりのスライド移動量を示すスライド速度Vs’(mm/s)が算出される。そして、クッションコントローラ45は、算出したスライド速度Vs’を加味して、ダイクッション装置3のクッション力が目標クッション力となるように、サーボモータ35のフィードバック制御を行う。これにより、ダイクッション装置3は、スライド1の位置に応じたクッション力を発生し、スライド1とダイクッション装置3とに挟持されたワークWのプレス成形が行われることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、任意のスライドモーションで運転可能なプレス機械Aにおいて、クッションコントローラ45側でスライド速度Vs’を精度良く計算することができるため、クッション力の制御性向上を実現することができる。また、マスター速度Vmが変更された場合であっても、速度変換テーブルを新たに作成し直す必要はないため、クッションコントローラ45の処理負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態では、スライド速度Vs’の算出にロータリーエンコーダ26の出力パルス信号を用いないため、センサ信号の遅れによるクッション力の制御性低下を回避することができるが、油圧シリンダ22の応答遅れを考慮して、プレスコントローラ43から出力されるマスター角度(現マスター角度θm(i))の進角補正を行っている。しかしながら、ダイクッション装置4の駆動手段として応答遅れの少ないアクチュエータを用いる場合には、必ずしもマスター角度の進角補正を行う必要はない。
A…プレス機械、1…スライド、2…スライド駆動機構、3…ダイクッション装置、4…制御装置、42…モーション設定装置、43…プレスコントローラ、45…クッションコントローラ、45a…速度変換テーブル作成部、45b…進角補正部、45c…速度変換部、45d…単位換算部、45e…乗算部

Claims (2)

  1. サーボモータをスライドの駆動源とし、
    単調増加するように設定されたマスター角度と目標スライド位置との対応関係を示すモーションデータを予め格納するモーション設定装置と、
    プレス開始指示を受けた場合、指定されたモーションデータ及びマスター速度を基に算出した更新周期でマスター角度を単調増加させ、現マスター角度に対応する目標スライド位置を前記指定されたモーションデータから求め、現スライド位置が前記目標スライド位置と一致するように前記サーボモータを制御するプレス制御装置と、
    を備えたプレス機械に設けられたダイクッション装置を制御するダイクッション制御装置であって、
    前記指定されたモーションデータを基にマスター角度の単位変化量に対する目標スライド位置の変化量を仮スライド速度として算出し、当該算出した仮スライド速度とマスター角度との対応関係を示す速度変換テーブルを作成する速度変換テーブル作成部と、
    前記プレス制御装置から更新周期毎に入力されるマスター角度に対応する仮スライド速度を前記速度変換テーブルから求め、前記指定されたマスター速度を単位時間当りのマスター角度の変化量に換算して前記仮スライド速度に乗算することにより、単位時間当たりのスライド移動量を示すスライド速度を算出するスライド速度算出部と、
    を具備し、
    前記スライド速度算出部によって算出された前記スライド速度を加味して、前記ダイクッション装置のクッション力が目標クッション力となるように前記ダイクッション装置を制御する
    ことを特徴とするダイクッション制御装置。
  2. 前記スライド速度算出部は、前記プレス制御装置から更新周期毎に入力されるマスター角度を、前記指定されたマスター速度に応じて進角補正し、当該進角補正後のマスター角度に対応する仮スライド速度を前記速度変換テーブルから求めることを特徴とする請求項1に記載のダイクッション制御装置。
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