JP5658476B2 - パレット整列機 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に開示したように、車体の前部にマストを取り付け、このマストに沿ってリフトブラケットを上下動自在に設け、そのリフトブラケットにフォーク爪を取り付けたフォークリフトトラックが知られている。
前述したフォークリフトトラックにより荷物を運搬するには、パレットの上に荷物を載せ、そのパレットの穴にフォーク爪を差し込み、そのフォーク爪を上昇してパレットとともに荷物を持ち上げて走行することで運搬している。
このようにすれば、生産ライン1に沿って移動された製品6を人の手でパレット4に載せ、図示しないフォークリフトトラックのフォーク爪をパレット4に差し込んで持ち上げることで運搬することができる。
この後に、パレット支持台3を上昇して次のパレット4を生産ライン1の上面と略同一高さとし、次の製品6を載せて前述のように運搬することができるので、生産ライン1の下流側にパレット4を1つずつ置く必要がないと共に、生産ライン1の製品6をパレット4に載せる作業がやり易いから、製品を効率良く運搬できる。
このパレット4は軽量化、コストなどから木材で作製するのが一般的である。
また、前面が開口している箱の中に、パレットを前から押し込む方法では、整列するために左右に設けられた壁に、パレットをぶつけながら、強引にパレットを積み重ねることが行われており、パレットが損傷することがある。
また、前述のようなパレットの損傷をなるべく防ぐように、作業者が注意深く慎重に作業を進めることも考えられるが、その場合には作業時間が長くなってしまうため、実際には、そのようなことはあまり行われていないし、慎重に作業をするにも限度がある。
前記基台10の前部に、前方位置と後方位置とに亘って前後方向に移動自在に設けた可動体60を備え、
前記両方の側面部30,40の少なくとも片方は、外側位置と内側位置とに亘って左右方向に移動自在で、
前記可動体60と移動する側面部は、連動機構70により、可動体60が前方の位置のときには側面部が外側位置となる第1の状態、可動体が後方位置のときには側面部が内側位置となる第2の状態となるように連動して移動するようにし、
前記側面部と可動体60の少なくとも一方を移動して前述の第1の状態に保持する付勢機構80を設け、前記一方の側面部30と他方の側面部40の左右方向の間隔を、挿入するパレットの幅よりも大きく保持し、
前記可動体60は、前記一方の側面部30と他方の側面部40との間にパレットを挿入するフォークリフトトラックの一部分が接し、そのフォークリフトトラックによって後方位置に向けて移動されるようにしたことを特徴とするパレット整列機である。
前記移動する側面部は、前記側面部用ガイドレール14に沿ってスライド自在に支承されるガイド32を備え、
前記可動体60は、前記可動体用ガイドレール16に沿ってスライド自在に支承されるガイド62を備えているパレット整列機とすることができる。
前記一方の側面部30の前後中間部と可動体60とに亘って連動機構70を取り付け、可動体60を前方位置に移動して保持したパレット整列機とすることができる。
フォークリフトトラックのフォーク爪で複数のパレットを積み重ねた状態で支持し、その状態でフォークリフトラックを前進走行してフォーク爪とともにパレットを両方の側面部30,40間に挿入することで、フォークリフトトラックによって可動体60が後方位置に向けて移動され、側面部が内側位置に向けて移動してパレットを整列することができる。
パレットが整列した後に、フォークリフトトラックを後進走行してフォーク爪とともにパレットを両方の側面部30,40間から抜き出すことができる。
したがって、フォーク爪上にパレットを支持したままの状態で、そのパレットを整列することができる。
基台10と、この基台10の後部に設けた後面部20と、前記基台10の左右一側部に設けた一方の側面部30と、前記基台10の左右他側部に設けた他方の側面部40で前面と上面を開放した略箱状の本体50及び、前記基台10の前部に設けた可動体60でパレット整列機としてある。前記本体50は上面が閉塞されていても良い。
前記基台10は平面形状が略四角形状である。
前記後面部20は、基台10の後部に立設して固定してある。
前記一方の側面部30は、基台10の左右一側部に左右方向に移動可能に設けてあり、この一方の側面部30と他方の側面部40の間隔を大きくしたり、小さくできるようにしてある。
前記他方の側面部40は、基台10の左右他側部に立設して固定してある。
前記一方の側面部30と前記可動体60は、連動機構70で、その可動体60が前方位置のときには一方の側面部30が外側位置となる第1の状態と、前記可動体60が後方位置のときには一方の側面部30が内側位置となる第2の状態となるように連動して移動するようにしてある。
例えば、一方の側面部30を付勢機構80で外側位置に移動して保持し、可動体60を前方位置に移動して保持している。
例えば、可動体60を基台10の前端面10aよりも前方に張り出して取り付け、その可動体60が基台10の前端面10aに接近した位置を後方位置、離れた位置を前方位置とする。
前記一方の側面部30の外側位置とは、他方の側面部40と一方の側面部30との左右方向の間隔が大きい位置で、一方の側面部30の内側位置とは、他方の側面部40と一方の側面部30との左右方向の間隔が小さい位置である。
例えば、一方の側面部30を基台10の左右一端面10bよりも側方に張り出して取り付け、その左右一端面10bに接近した位置を内側位置、離れた位置を外側位置とする。
例えば、複数のパレットを積み重ねた状態で、フォークリフトトラックのフォーク爪を最下部のパレットに差し込み、そのフォーク爪を持ち上げてフォーク爪とともにパレットを一方の側面部30と他方の側面部40との間に挿入する際に、その両方の側面部30,40とパレットとの間のクリアランス(隙間)を大きくして、両方の側面部30,40とパレットが干渉ないように容易に挿入できる。
したがって、両方の側面部30,40間からパレットを容易に引き出しできる。
例えば、図3に仮想線で示すように、フォークリフトトラックのマスト90を可動体60の前面60aに当接し、フォークリフトトラックを前進走行することで可動体60を後方に向けて押すことで後方に向かう力F1を加えることができる。
これによって、整列したパレットを両方の側面部30,40間からスムーズに抜き出すことができる。
また、パレットを整列するときにも、前述した図5に示すように、パレット4はフォーク爪9に対して左右に移動できるので、フォーク爪9を左右に移動させることなくパレット4を整列できる。
しかも、前述したようにして整列したパレットを、そのままの状態でフォークリフトトラックを走行して図4に示すパレット収納部5のパレット支持台3上に載せることができ、パレット支持台3上に整列したパレットを載せる作業を効率良く実施できる。
前記基台10は、左右方向に向かう前後の下横材11,11と、この前後の下横材11,11の左右両端寄り上面間に亘って取り付けた前後方向に向かう左右の連結横材12,12と、この左右の連結横材12,12の前後両端寄り上面間に亘って取り付けた左右方向に向かう前後の上横材13,13を備えている。
前記左右の連結横材12,12の上面間に亘って左右方向に向かう前後一対の側面部用ガイドレール14が取り付けてあると共に、中間上横材15が取り付けてある。
前記前後の下横材11,11の上面間に亘って前後方向に向かう左右一対の可動体用ガイドレール16,16が取り付けてある。この可動体用ガイドレール16は前記側面部用ガイドレール14よりも下方に位置していると共に、この可動体用ガイドレール16の上面に、前記上横材13、可動体用ガイドレール14、中間上横材15が接している。
前記上横材13、側面部用ガイドレール14、中間上横材15は、その各上面が面一となっていると共に、前後方向に離隔している。
前記一方の側面部30は、上下方向、前後方向に向かう板状体31を備え、この板状体31の内側面31aは平坦面で、パレットの左右一端面が接するようにしてある。前記板状体31の前端部分31bは外側に向けて折曲してパレットを挿入し易くしてある。
前記板状体31の下部には左右方向に向かう前後一対のガイド32がそれぞれ取り付けてある。
この各ガイド32が前記各側面部用ガイドレール14内に左右方向にスライド可能に挿入して支持され、一方の側面部30はスムーズに左右方向に移動する。
前記各ガイド62が前記各可動体用ガイドレール16内にスライド可能に挿入して支持され、可動体60は前後方向にスムーズに移動する。
前記横材63は、前記基台10の下横材11の上面と上横材13、側面部用ガイドレール14、中間横材15の下面との間に前後方向に移動自在に設けてある。
前記横向体61は、金属材の横向体64の前面に緩衝材65を取り付けてある。
前記第2の索条72の他端部72bに滑車75を取り付け、この滑車75を第1の索条71に接し、可動体60が後方位置に向けて移動するときには滑車75を介して第1の索条71を引張り、一方の側面部30が左右一方に移動するときには滑車75を介して第2の索条72を左右一方に引張るようにしてある。
前記基台10の下横材11に支持フレーム84を左右一方に向けて取り付け、この支持フレーム84は一方の側面部30よりも左右一方寄りに張り出し、その張り出した部分に滑車83を取り付ける。
前記索条82は滑車83を経て左右他方に向きを変え、一方の側面部30に連結され、一方の側面部30を外側位置に移動して保持する。
この場合には、連結機構70の第1の索条71を可動体60に取り付け、第2の索条72を一方の側面部30に取り付ける。
また、一方の側面部30と可動体60を付勢機構80でそれぞれ外側位置、前方位置に移動して保持しても良い。
前述の付勢機構80は前述の構成に限ることはなく、スプリングで直接に移動するようにしたり、エアシリンダを用いたりすることができる。
すなわち、少なくとも片方の側面部を外側位置と内側位置とに亘って移動自在とすれば良い。
Claims (3)
- 基台10と、後面部20と、左右一方の側面部30と、左右他方の側面部40で、少なくとも前面が開放した箱状の本体50と、
前記基台10の前部に、前方位置と後方位置とに亘って前後方向に移動自在に設けた可動体60を備え、
前記両方の側面部30,40の少なくとも片方は、外側位置と内側位置とに亘って左右方向に移動自在で、
前記可動体60と移動する側面部は、連動機構70により、可動体60が前方の位置のときには側面部が外側位置となる第1の状態、可動体が後方位置のときには側面部が内側位置となる第2の状態となるように連動して移動するようにし、
前記側面部と可動体60の少なくとも一方を移動して前述の第1の状態に保持する付勢機構80を設け、前記一方の側面部30と他方の側面部40の左右方向の間隔を、挿入するパレットの幅よりも大きく保持し、
前記可動体60は、前記一方の側面部30と他方の側面部40との間にパレットを挿入するフォークリフトトラックの一部分が接し、そのフォークリフトトラックによって後方位置に向けて移動されるようにしたことを特徴とするパレット整列機。 - 前記基台10は、左右方向に向かう側面部用ガイドレール14と、前後方向に向かう可動体用ガイドレール16を備え、
前記移動する側面部は、前記側面部用ガイドレール14に沿ってスライド自在に支承されるガイド32を備え、
前記可動体60は、前記可動体用ガイドレール16に沿ってスライド自在に支承されるガイド62を備えている請求項1記載のパレット整列機。 - 前記基台10の前端寄りと後端寄りに付勢機構80をそれぞれ設け、この付勢機構80で一方の側面部30を外側位置に移動して保持し、
前記一方の側面部30の前後中間部と可動体60とに亘って連動機構70を取り付け、可動体60を前方位置に移動して保持した請求項2記載のパレット整列機。
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