JP5656506B2 - シリンダライナ - Google Patents

シリンダライナ Download PDF

Info

Publication number
JP5656506B2
JP5656506B2 JP2010182565A JP2010182565A JP5656506B2 JP 5656506 B2 JP5656506 B2 JP 5656506B2 JP 2010182565 A JP2010182565 A JP 2010182565A JP 2010182565 A JP2010182565 A JP 2010182565A JP 5656506 B2 JP5656506 B2 JP 5656506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential groove
cylinder
cylinder liner
cooling
circumferential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010182565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012041842A (ja
Inventor
剛 門脇
剛 門脇
信幸 國弘
信幸 國弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010182565A priority Critical patent/JP5656506B2/ja
Priority to KR1020137001433A priority patent/KR101458727B1/ko
Priority to PCT/JP2011/068419 priority patent/WO2012023502A1/ja
Priority to CN201180037329.XA priority patent/CN103052786B/zh
Publication of JP2012041842A publication Critical patent/JP2012041842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5656506B2 publication Critical patent/JP5656506B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/004Cylinder liners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/26Cylinder heads having cooling means
    • F02F1/36Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/40Cylinder heads having cooling means for liquid cooling cylinder heads with means for directing, guiding, or distributing liquid stream 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F11/00Arrangements of sealings in combustion engines 

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、船用ディーゼル機関等の内燃機関に適用されるシリンダライナに関するものである。
船用ディーゼル機関等の内燃機関に適用されるシリンダライナとしては、その内部(壁内)に、シリンダ軸に垂直な平面に対して傾いた冷却穴(以下、「クーリングボア」という。)を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−214933号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたシリンダライナでは、図11および図12に示すように、内周面で圧縮応力が最大となり、外周面で引張応力が最大となる。また、上記特許文献1に開示されたシリンダライナでは、最上部外周面に位置するクーリングボア(ドリル穴:キリ穴)の出口(木口)周縁部において熱応力が高くなる。そのため、上記特許文献1に開示されたシリンダライナでは、肉厚を低減させて軽量化を図ることは困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、肉厚を低減させて軽量化を図ることができるシリンダライナを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の第1の形態に係るシリンダライナは、外周面から壁内に向かって斜め上方にあけられた第1のクーリングボアを複数本備え、上端面の、板厚方向における中央部に第1の周溝を備えたシリンダライナであって、前記第1の周溝に冷却媒体を流入させる前記第1のクーリングボアの出口を、前記第1の周溝を形成する底面に、その平面視形状が楕円形状または長円形状を呈するようにして設け、前記出口における前記第1のクーリングボアの平面視形状である楕円または長円の長軸は、前記第1の周溝の中心円に対して引かれた接線上に位置する
本発明に係るシリンダライナによれば、例えば、図11に示すように、第1のクーリングボア15の出口が、板厚方向における中央部、すなわち、応力0(ゼロ)点(圧縮応力も引張応力も作用しない点)近傍で、かつ、最上部外周面における熱応力よりも小さい熱応力が作用する場所(領域)に設けられることになる。
また、第1のクーリングボアの出口が、第1の周溝を形成する底面に、その平面視形状が楕円形状または長円形状もしくは円形状を呈するようにして設けられることになる。
これにより、肉厚を低減させて外径の小径化を図ることができ、軽量化を図ることができるとともに、上部クーリングボアの出口における応力集中を緩和(軽減)させることができる。
本発明に係る内燃機関の冷却構造は、上記いずれかのシリンダライナと、下端面から壁内に向かって斜め上方にあけられた第2のクーリングボアを複数本備え、下端面の、板厚方向における外周部に第2の周溝を備えるとともに、前記シリンダライナの上に配置されて、前記シリンダライナの上方に位置する開口を塞ぐシリンダカバーとを具備した内燃機関の冷却構造であって、前記第2のクーリングボアの入口を、前記第2の周溝を形成する壁面または底面に設けるようにした。
本発明に係る内燃機関の冷却構造によれば、第1のクーリングボアの出口から第1の周溝内に流入した冷却媒体(例えば、冷却水)は、例えば、図3に示す凸部28の外周側の壁面(周溝25を形成する内周側の壁面)と、周溝16を形成する外周側の壁面との間に形成された隙間を通って第2の周溝25内に流入した後、第2のクーリングボア24の入口から第2のクーリングボア24内に流入することになる。
これにより、第1のクーリングボアの出口から流出した冷却媒体を第2のクーリングボアの入口に導くために従来必要とされた冷却媒体連絡金物を不要とすることができ、シリンダライナとシリンダカバーとの接合部(接続部)における構成の簡略化を図ることができる。
また、冷却媒体連絡金物を不要とすることができることにより、シリンダライナとシリンダカバーとの接合部(接続部)における外径の小径化を図ることができるとともに、軽量化を図ることができる。
上記内燃機関の冷却構造において、前記シリンダライナの上に被せた際に、前記第1の周溝および前記第2の周溝の内周側に位置する前記下端面の、板厚方向における内周部に第3の周溝を備えるとともに、前記シリンダライナの上端面と前記シリンダカバーの下端面との間を通って前記第3の周溝内に流入した燃焼ガスを前記シリンダカバーの外周面に設けられた開口に導くガス抜き通路が設けられているとさらに好適である。
このような内燃機関の冷却構造によれば、異常燃焼時におけるガス圧を逃がすために従来必要とされた逃がし弁を不要とすることができ、シリンダカバー周りの構成の簡略化を図ることができる。
上記内燃機関の冷却構造において、前記ガス抜き通路が、前記第2の周溝の近傍を通るようにして設けられているとさらに好適である。
このような内燃機関の冷却構造によれば、第2の周溝内を通過する冷却媒体によりガス抜き通路を通過する燃焼ガスが冷却されることになる。
これにより、シリンダカバーの外周面に設けられた開口から噴出する燃焼ガスの温度を低下させることができ、内燃機関の周りで作業をする作業員(例えば、船舶の機関士・機関員)の安全を確保することができる。
上記内燃機関の冷却構造において、前記シリンダカバーの外周面に嵌って前記シリンダカバーの外周面との間にガス抜き用の空間を形成するカバー外筒を備え、前記ガス抜き用の空間が、前記ガス抜き通路を通って前記シリンダカバーの外周面から噴き出した燃焼ガスを、前記シリンダカバーの外周面に沿って下方に導くように形成されているとさらに好適である。
このような内燃機関の冷却構造によれば、ガス抜き通路を通ってシリンダカバーの外周面に設けられた開口から噴き出した燃焼ガスは、シリンダカバーの外周面に沿って下方に導かれるようになっている。すなわち、シリンダカバーの外周面に設けられた開口から噴出する燃焼ガスが、内燃機関の周りで作業をする作業員(例えば、船舶の機関士・機関員)に向かって噴き出されないようになっている。
これにより、内燃機関の周りで作業をする作業員(例えば、船舶の機関士・機関員)の安全をさらに確保することができる。
上記内燃機関の冷却構造において、前記第1の周溝を形成する内周側の壁面に、周方向に沿ってOリングを収容する第4の周溝が設けられている場合に、該第4の周溝の内周側で、かつ、前記第3の周溝の底部を形成する底面と対向する前記シリンダライナの上面に、シリンダ軸に沿って前記シリンダライナの下面に向かって彫り込まれた熱ダムを設けるようにするとさらに好適である。
このような内燃機関の冷却構造によれば、熱ダム内に滞留する空気層により第4の周溝に収容されたOリングの熱負荷が(温度にして約10℃)低減されることになる。
これにより、Oリングの熱による損傷を防止することができ、Oリングの長寿命化を図ることができて、Oリングのメンテナンス間隔を長期化させることができる。
上記内燃機関の冷却構造において、前記シリンダカバーの下端面に、前記第2の周溝の内周面を形成する壁面と、この壁面に連続する前記下端面と、この下端面に連続して前記第3の周溝の外周面を形成する壁面とで形成されて、前記第1の周溝の内周側に位置する前記シリンダライナの上端面に設けられた第4の周溝に嵌り込む第3の凸部が設けられており、該第3の凸部を形成する外周側の壁面に、周方向に沿ってOリングを収容する第5の周溝が設けられているとさらに好適である。
このような内燃機関の冷却構造によれば、シリンダカバーとシリンダライナとの合わせ面からのガス漏れを防止するOリングが、シリンダライナよりも温度の低いシリンダカバーの側に配置され、第5の周溝に収容されたOリングの熱負荷が、上述した熱ダムによるものよりも低減されることになる。
これにより、Oリングの熱による損傷を防止することができ、Oリングの長寿命化を図ることができて、Oリングのメンテナンス間隔を長期化させることができる。
本発明に係る内燃機関は、上記いずれかのシリンダライナまたは上記いずれかの内燃機関の冷却構造を具備している。
本発明に係る内燃機関によれば、肉厚を低減させて外径の小径化を図ることができるとともに、軽量化を図ることができるシリンダライナを具備しているので、機関全体の小型化および軽量化を図ることができる。
本発明に係るシリンダライナによれば、肉厚を低減させて軽量化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るシリンダライナの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシリンダライナを備えた内燃機関の冷却構造を示す要部の断面図である。 図2の要部を拡大して示す図である。 本発明の第1実施形態に係るシリンダライナの上面の一部を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るシリンダライナの上部に設けられた上部クーリングボアを、シリンダライナの内側から見た図である。 本発明の第1実施形態に係るシリンダライナの上部に設けられた上部クーリングボアを、シリンダライナの外側から見た図である。 図2の要部を拡大して示す図である。 本発明の第1実施形態に係るシリンダライナを備えた内燃機関の冷却構造を示す要部の断面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 本発明の第1実施形態に係るシリンダライナを示す要部の斜視図である。 従来および本発明に係るクーリングボアの出口に作用する応力を説明するための図である。 従来および本発明に係るクーリングボアの出口に作用する応力を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るシリンダライナを備えた内燃機関の冷却構造を示す要部の断面図である。 図13の要部を拡大して示す図である。 本発明の第2実施形態に係るシリンダライナの上面の一部を示す平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係るシリンダライナについて、図1から図12を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るシリンダライナの斜視図、図2は本実施形態に係るシリンダライナを備えた内燃機関の冷却構造を示す要部の断面図、図3は図2の要部を拡大して示す図、図4は本実施形態に係るシリンダライナの上面の一部を示す平面図、図5は本実施形態に係るシリンダライナの上部に設けられた上部クーリングボアを、シリンダライナの内側から見た図、図6は本実施形態に係るシリンダライナの上部に設けられた上部クーリングボアを、シリンダライナの外側から見た図、図7は図2の要部を拡大して示す図、図8は本実施形態に係るシリンダライナを備えた内燃機関の冷却構造を示す要部の断面図、図9は図8のIX−IX矢視断面図、図10は本実施形態に係るシリンダライナを示す要部の斜視図、図11および図12はそれぞれ従来および本発明に係るクーリングボアの出口に作用する応力を説明するための図である。
本発明に係るシリンダライナは、船用ディーゼル機関等の内燃機関に適用されるものであり、その内部にはピストン(図示せず)が配置され、このピストンがその内周面に沿って摺動することになる。
図2、図3、図7から図10中の符号11は、シリンダライナの上部外周面に嵌って(取り付けられて)シリンダライナの上部外周面との間に下部水室12および上部水室13を形成するライナ外筒(水室金物)である。下部水室12および上部水室13はそれぞれ、周方向に沿って平面視環状に形成された空間(水室)であり、下部水室12は上部水室13の下方に、上部水室13は下部水室12の上方に設けられている。
さて、本実施形態に係るシリンダライナ10は、下部クーリングボア14と、上部クーリングボア(第1のクーリングボア)15とを備えている。
下部クーリングボア14は、シリンダライナ10の上部外周面にライナ外筒11が嵌められた際に、下部水室12と上部水室13とを連通する直線状の穴であり、周方向に沿って複数本(本実施形態では14本)設けられている。下部クーリングボア14の入口(木口)は、シリンダライナ10の上部下側に位置するシリンダライナ10の外周面に設けられており、下部クーリングボア14の出口(木口)は、シリンダライナ10の上部上側に位置するシリンダライナ10の外周面に設けられていて、下部クーリングボア14の長手方向軸線(中心軸線)は、シリンダ軸に垂直な平面に対して傾いている。
上部クーリングボア15は、シリンダライナ10の上部外周面にライナ外筒11が嵌められた際に、上部水室13と、シリンダライナ10の上面(頂面)に設けられた(第1の)周溝(周方向に沿って連続して設けられた平面視環形状を呈する溝)16とを連通する直線状の穴であり、周方向に沿って複数本(本実施形態では14本)設けられている。上部クーリングボア15の入口(木口)は、シリンダライナ10の上部上側で、下部クーリングボア14の出口よりも上方に位置するシリンダライナ10の外周面に設けられており、上部クーリングボア15の出口(木口)は、周溝16の底部を形成する周溝16の底面に設けられていて、上部クーリングボア15の長手方向軸線(中心軸線)は、シリンダ軸に垂直な平面に対して傾いている。また、上部クーリングボア15は、周溝16の底面に形成される出口(木口)の平面視形状が楕円形状(または長円形状もしくは円形状)を呈するとともに、その楕円(または長円)の長軸が、周溝16の幅方向において中央を通る周溝16の中心円に対して引かれた接線上に位置するように、途中で少なくとも一回曲げられた折れ継ぎとされている。
図2、図3、図7、図8、図11に示すように、周溝16は、断面視(略)矩形状を呈するとともに、シリンダライナ10の上面からシリンダ軸に沿ってシリンダライナ10の下面(底面)に向かって彫り込まれた(掘り下げられた)溝であり、図11および図12に示すように、応力0(ゼロ)点(圧縮応力も引張応力も作用しない点)近傍で、かつ、応力0点よりも外周側に設けられている。
なお、図1から図3、図7、図8に示すように、シリンダライナ10の上部外周面には、周方向に沿ってOリング(図示せず)を収容する周溝17が設けられている。また、図2、図3、図7、図8に示すように、周溝16を形成する内周側の壁面には、周方向に沿ってOリング(図示せず)を収容する(第4の)周溝18が設けられている。
図2、図3、図7、図8に示すように、シリンダライナ10の上にはシリンダカバー20が配置され、シリンダライナ10の上方に位置する開口が塞がれる(密封される)ようになっている。
図2、図3、図7中の符号21は、シリンダカバー20の外周面に嵌って(取り付けられて)シリンダカバー20の外周面との間に水室22を形成するカバー外筒(水室金物)である。水室22は、周方向に沿って平面視環状に形成された空間であり、シリンダカバー20の軸方向(長さ方向)における中央部に設けられている。
シリンダカバー20は、上部クーリングボア23と、下部クーリングボア(第2のクーリングボア)24とを備えている。
上部クーリングボア23は、シリンダカバー20の外周面にカバー外筒21が嵌められた際に、水室22と、シリンダカバー20の上部(頂部)中央部とを連通する直線状の穴であり、周方向に沿って複数本(本実施形態では10本)設けられている。上部クーリングボア23の入口(木口)は、水室22を形成する上側(天井側)の壁面に設けられており、上部クーリングボア23の長手方向軸線(中心軸線)は、シリンダ軸に垂直な平面に対して傾いている。
下部クーリングボア24は、シリンダカバー20の外周面にカバー外筒21が嵌められた際に、シリンダカバー20の下面(底面)に設けられた(第2の)周溝25と、水室22とを連通する直線状の穴であり、周方向に沿って複数本(本実施形態では10本)設けられている。下部クーリングボア24の入口(木口)は、周溝25の底部を形成する周溝25の底面に設けられており、下部クーリングボア24の出口(木口)は、水室22を形成する下側(底側)の壁面に設けられていて、下部クーリングボア24の長手方向軸線(中心軸線)は、シリンダ軸に垂直な平面に対して傾いている。
図2、図3、図7、図8に示すように、周溝25は、断面視U字形状を呈するとともに、シリンダカバー20の下面からシリンダ軸に沿ってシリンダカバー20の上面(頂面)に向かって彫り込まれた(掘り下げられた)溝であり、シリンダライナ10の上に被せられた際に、周溝16の外周側に位置するように設けられている。
なお、シリンダカバー20の外周面には、周方向に沿ってOリング(図示せず)を収容する周溝26が設けられている。また、周溝25の内周側には、断面視U字形状を呈する(第3の)周溝27が周方向に沿って設けられている。
周溝25を形成する内周側の壁面と、この壁面に連続するシリンダカバー20の下面と、この下面に連続して周溝27を形成する外周側の壁面とで、周溝16に嵌り込む(第1の)凸部28が形成されている。凸部28は、その外周側の壁面(周溝25を形成する内周側の壁面)と、周溝16を形成する外周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、3mm)が形成され、その下面(シリンダカバー20の下面)と、周溝16の底部を形成する底面との間に所定の隙間が形成されて、その内周側の壁面(周溝27を形成する外周側の壁面)と、周溝16を形成する外周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、0.25mm)が形成されるようにして、シリンダ軸に沿って下方に突出している。
また、周溝16を形成する外周側の壁面と、この壁面に連続するシリンダライナ10の上面と、この上面に連続するシリンダライナ10の外周面とで、周溝25に嵌り込む(第2の)凸部29が形成されている。凸部29は、その内周側の壁面(周溝16を形成する外周側の壁面)と、周溝25を形成する内周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、3mm)が形成され、その上面(シリンダライナ10の上面)と、周溝25の底部を形成する底面との間に所定の隙間が形成されて、その外周側の壁面(シリンダライナ10の外周面)と、周溝25を形成する外周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、0.45mm)が形成されるようにして、シリンダ軸に沿って上方に突出している。
図7に示すように、カバー外筒21の下端部内周側には、周方向に沿ってガス抜き用の空間30が設けられており、この空間30と周溝27とは、ガス抜き通路31を介して連通されている。
ガス抜き通路31は、シリンダカバー20の中心から外周面に向かって放射状に、かつ、等間隔(本実施形態では45度間隔)で設けられており、周溝27の底部を形成する底面に開口してシリンダカバー20内をシリンダ軸に沿ってシリンダカバー20の上面に向かって延びる第1の通路32と、第1の通路32の上端部に開口するとともにシリンダカバー20の外周面に開口してシリンダカバー20内をシリンダ軸と直交する方向に沿って延びる第2の通路33とを備えている。
図8から図10に示すように、ライナ外筒11の下端部には、冷却水供給管34(図8および図9参照)を接続するための管継手35が、フランジ36およびボルト37を介して接続されている(取り付けられている)。
管継手35は、シリンダカバー20の中心から外周面に向かって放射状に、かつ、等間隔(本実施形態では90度間隔)で設けられており、管継手35の一端部は、ライナ外筒11の下端部に形成されて、板厚方向に貫通する貫通穴38を介して下部水室12内に挿入されている。管継手35の一端部両側面にはそれぞれ、下部水室12に向かって開口する正面視長方形状(図8参照)を呈する開口39が設けられており、冷却水供給管34および管継手35を介して供給された冷却水が、開口39を介してシリンダライナ10の外周面に沿って周方向に供給されるようになっている。
なお、管継手35の一端(先端)側は閉塞されており、開口39からのみ冷却水が流出するようになっている。また、冷却水供給管34と管継手35とは、冷却水供給管34の一端部に設けられたフランジ40、管継手35の他端部に設けられたフランジ41、およびボルト42、ナット43により接続されている。
一方、図2、図3、図7、図8に示すように、周溝27の底部を形成する底面と対向するシリンダライナ10の上面には、熱ダム44が設けられている。熱ダム44は、断面視U字形状を呈するとともに、シリンダライナ10の上面からシリンダ軸に沿ってシリンダライナ10の下面に向かって彫り込まれた(掘り下げられた)周溝(例えば、幅11mm、深さ26mmのU字溝)である。
本実施形態に係るシリンダライナ10によれば、例えば、図11に示すように、第1のクーリングボア15の出口が、板厚方向における中央部、すなわち、応力0(ゼロ)点(圧縮応力も引張応力も作用しない点)近傍で、かつ、最上部外周面における熱応力よりも小さい熱応力が作用する場所(領域)に設けられることになる。
また、第1のクーリングボアの出口が、第1の周溝を形成する底面に、その平面視形状が楕円形状または長円形状もしくは円形状を呈するようにして設けられることになる。
これにより、肉厚を低減させて外径の小径化を図ることができ、軽量化を図ることができるとともに、上部クーリングボアの出口における応力集中を緩和(軽減)させることができる。
本実施形態に係るシリンダライナ10とシリンダカバー20とを具備してなる内燃機関の冷却構造によれば、上部クーリングボア15の出口から周溝16内に流入した冷却水は、凸部28の外周側の壁面(周溝25を形成する内周側の壁面)と、周溝16を形成する外周側の壁面との間に形成された隙間を通って周溝25内に流入した後、下部クーリングボア24の入口から下部クーリングボア24内に流入することになる。
これにより、上部クーリングボア15の出口から流出した冷却水を下部クーリングボア24の入口に導くために従来必要とされた冷却媒体連絡金物を不要とすることができ、シリンダライナ10とシリンダカバー20との接合部(接続部)における構成の簡略化を図ることができる。
また、冷却媒体連絡金物を不要とすることができることにより、シリンダライナ10とシリンダカバー20との接合部(接続部)における外径の小径化を図ることができるとともに、軽量化を図ることができる。
また、本実施形態に係るシリンダライナ10とシリンダカバー20とを具備してなる内燃機関の冷却構造によれば、シリンダライナ10の上に被せた際に、周溝16および周溝25の内周側に位置するシリンダカバー20下端面の、板厚方向における内周部に周溝27を備えるとともに、シリンダライナ10上端面とシリンダカバー20下端面との間を通って周溝27内に流入した燃焼ガスをシリンダカバー20の外周面に設けられた開口(第2の通路33の出口)に導くガス抜き通路31が設けられているので、異常燃焼時におけるガス圧を逃がすために従来必要とされた逃がし弁を不要とすることができ、シリンダカバー20周りの構成の簡略化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係るシリンダライナ10とシリンダカバー20とを具備してなる内燃機関の冷却構造によれば、ガス抜き通路31が、周溝25の近傍を通るようにして設けられており、周溝25内を通過する冷却水によりガス抜き通路31を通過する燃焼ガスが冷却されることになる。
これにより、シリンダカバー20の外周面に設けられた開口から噴出する燃焼ガスの温度を低下させることができ、内燃機関の周りで作業をする作業員(例えば、船舶の機関士・機関員)の安全を確保することができる。
さらにまた、本実施形態に係るシリンダライナ10とシリンダカバー20とを具備してなる内燃機関の冷却構造によれば、シリンダカバー20の外周面に嵌ってシリンダカバー20の外周面との間にガス抜き用の空間30を形成するカバー外筒21を備え、ガス抜き用の空間30が、ガス抜き通路31を通ってシリンダカバー20の外周面から噴き出した燃焼ガスを、シリンダカバー20の外周面に沿って下方に導くように形成されており、ガス抜き通路31を通ってシリンダカバー20の外周面に設けられた開口から噴き出した燃焼ガスは、シリンダカバー20の外周面に沿って下方に導かれるようになっている。すなわち、シリンダカバー20の外周面に設けられた開口から噴出する燃焼ガスが、内燃機関の周りで作業をする作業員(例えば、船舶の機関士・機関員)に向かって噴き出されないようになっている。
これにより、内燃機関の周りで作業をする作業員(例えば、船舶の機関士・機関員)の安全をさらに確保することができる。
さらにまた、本実施形態に係るシリンダライナ10とシリンダカバー20とを具備してなる内燃機関の冷却構造によれば、周溝16を形成する内周側の壁面に、周方向に沿ってOリングを収容する周溝18が設けられている場合に、周溝18の内周側で、かつ、周溝27の底部を形成する底面と対向するシリンダライナ10の上面に、シリンダ軸に沿ってシリンダライナ10の下面に向かって彫り込まれた熱ダム44が設けられ、熱ダム44内に滞留する空気層により周溝18に収容されたOリングの熱負荷が(温度にして約10℃)低減されることになる。
これにより、Oリングの熱による損傷を防止することができ、Oリングの長寿命化を図ることができて、Oリングのメンテナンス間隔を長期化させることができる。
本実施形態に係るシリンダライナ10または本実施形態に係る内燃機関の冷却構造を具備してなる内燃機関によれば、肉厚を低減させて外径の小径化を図ることができるとともに、軽量化を図ることができるシリンダライナを具備しているので、機関全体の小型化および軽量化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係るシリンダライナについて、図13から図15を参照しながら説明する。図13は本実施形態に係るシリンダライナを備えた内燃機関の冷却構造を示す要部の断面図、図14は図13の要部を拡大して示す図、図15は本実施形態に係るシリンダライナの上面の一部を示す平面図である。
本実施形態に係るシリンダライナ50には、熱ダム44の代わりに(第4の)周溝51が周方向に沿って設けられており、本実施形態に係るシリンダカバー60には、(第4の)周溝51に嵌り込む(第3の)凸部61が周方向に沿って設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
さて、本実施形態において、第1実施形態のところで説明した周溝25に対応する周溝62は、断面視(略)矩形状を呈するとともに、シリンダカバー60の下面からシリンダ軸に沿ってシリンダカバー60の上面(頂面)に向かって彫り込まれた(掘り下げられた)溝であり、シリンダライナ50の上に被せられた際に、周溝16の内周側に位置するように設けられている。
また、第1実施形態のところで説明した周溝27に対応する周溝63は、断面視(略)矩形状を呈するとともに、シリンダカバー60の下面からシリンダ軸に沿ってシリンダカバー60の上面(頂面)に向かって彫り込まれた(掘り下げられた)溝であり、シリンダライナ50の上に被せられた際に、周溝62の内周側に位置するように設けられている。
さらに、本実施形態において、凸部28は、その外周側の壁面(凸部29の内周側の壁面と対向する壁面)と、周溝16を形成する外周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、0.25mm)が形成され、その下面(シリンダカバー60の下面)と、周溝16の底部を形成する底面との間に所定の隙間が形成されて、その内周側の壁面と、周溝16を形成する内周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、3mm)が形成されるようにして突出している。また、凸部28の外周面には、周方向に沿ってOリング(図示せず)を収容する周溝26が設けられている。
さらにまた、本実施形態においては、周溝16の内周面を形成する壁面と、この壁面に連続するシリンダライナ50の上面と、この上面に連続して周溝51の外周面を形成する壁面とで、周溝62に嵌り込む(第3の)凸部52が形成されている。凸部52は、その外周側の壁面(凸部28の内周側の壁面と対向する壁面)と、凸部28を形成する内周側の壁面(周溝62を形成する外周側の壁面)との間に所定の隙間(例えば、0.25mm)が形成され、その下面(シリンダカバー60の下面)と、周溝51の底部を形成する底面との間に所定の隙間が形成されて、その内周側の壁面(凸部61の外周側の壁面と対向する壁面)と、凸部61を形成する外周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、0.25mm)が形成されるようにして、シリンダ軸に沿って上方に突出している。
さらにまた、周溝62の内周面を形成する壁面と、この壁面に連続するシリンダカバー60の下面と、この下面に連続して周溝63の外周面を形成する壁面とで、周溝51に嵌り込む(第4の)凸部61が形成されている。凸部61は、その外周側の壁面(凸部29の内周側の壁面と対向する壁面)と、周溝16を形成する外周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、0.25mm)が形成され、その下面(シリンダカバー60の下面)と、周溝16の底部を形成する底面との間に所定の隙間が形成されて、その内周側の壁面と、周溝16を形成する内周側の壁面との間に所定の隙間(例えば、3mm)が形成されるようにして突出している。また、凸部61の外周面には、周方向に沿ってOリング(図示せず)を収容する(第5の)周溝64が設けられている。
本実施形態に係るシリンダライナ50によれば、シリンダカバー60とシリンダライナ50との合わせ面からのガス漏れを防止するOリングが、シリンダライナ50よりも温度の低いシリンダカバー60の側に配置され、周溝64および凸部28の外周面に形成された周溝26に収容されたOリングの熱負荷が、第1実施形態のところで説明した熱ダム44によるものよりも低減されることになる。
これにより、Oリングの熱による損傷を防止することができ、Oリングの長寿命化を図ることができて、Oリングのメンテナンス間隔を長期化させることができる。
その他の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更・変形が可能である。
10 シリンダライナ
15 上部クーリングボア(第1のクーリングボア)
16 (第1の)周溝
18 (第4の)周溝
20 シリンダカバー
21 カバー外筒
24 下部クーリングボア(第2のクーリングボア)
25 (第2の)周溝
27 (第3の)周溝
30 ガス抜き用の空間
31 ガス抜き通路
44 熱ダム
50 シリンダライナ
51 (第4の)周溝
60 シリンダカバー
61 (第3の)凸部
62 (第2の)周溝
63 (第3の)周溝
64 (第5の)周溝

Claims (8)

  1. 外周面から壁内に向かって斜め上方にあけられた第1のクーリングボアを複数本備え、上端面の、板厚方向における中央部に第1の周溝を備えたシリンダライナであって、
    前記第1の周溝に冷却媒体を流入させる前記第1のクーリングボアの出口を、前記第1の周溝を形成する底面に、その平面視形状が楕円形状または長円形状を呈するようにして設け
    前記出口における前記第1のクーリングボアの平面視形状である楕円または長円の長軸は、前記第1の周溝の中心円に対して引かれた接線上に位置するシリンダライナ。
  2. 請求項1に記載のシリンダライナと、
    下端面から壁内に向かって斜め上方にあけられた第2のクーリングボアを複数本備え、前記下端面の、板厚方向における外周部に第2の周溝を備えるとともに、前記シリンダライナの上に配置されて、前記シリンダライナの上方に位置する開口を塞ぐシリンダカバーとを具備した内燃機関の冷却構造であって、
    前記第2のクーリングボアの入口を、前記第2の周溝を形成する壁面または底面に設けた内燃機関の冷却構造。
  3. シリンダライナとシリンダカバーとを具備した内燃機関の冷却構造であって、
    前記シリンダライナは、
    外周面から壁内に向かって斜め上方にあけられた複数本の第1のクーリングボアと、
    上端面の板厚方向における中央部に形成された第1の周溝とを備え、
    前記第1のクーリングボアの出口を、前記第1の周溝を形成する底面に、その平面視形状が楕円形状または長円形状もしくは円形状を呈するようにして設けており、
    前記シリンダカバーは、
    下端面から壁内に向かって斜め上方にあけられた複数本の第2のクーリングボアと、
    前記下端面の板厚方向における外周部に形成された第2の周溝と、
    前記シリンダライナの上に配置されて、前記シリンダライナの上方に位置する開口を塞ぐシリンダカバーと、
    前記シリンダライナの上に被せた際に、前記第1の周溝および前記第2の周溝の内周側に位置する前記シリンダカバーの下端面の板厚方向における内周部に形成された第3の周溝
    前記シリンダライナの上端面と前記シリンダカバーの下端面との間を通って前記第3の周溝内に流入した燃焼ガスを前記シリンダカバーの外周面に設けられた開口に導くガス抜き通路とを備えた内燃機関の冷却構造。
  4. 前記ガス抜き通路は、前記第2の周溝の近傍を通るようにして設けられている請求項3に記載の内燃機関の冷却構造。
  5. 前記シリンダカバーの外周面に嵌って前記シリンダカバーの外周面との間にガス抜き用の空間を形成するカバー外筒を備え、前記ガス抜き用の空間が、前記ガス抜き通路を通って前記シリンダカバーの外周面から噴き出した燃焼ガスを、前記シリンダカバーの外周面に沿って下方に導くように形成されている請求項3または4に記載の内燃機関の冷却構造。
  6. 前記第1の周溝を形成する内周側の壁面に、周方向に沿ってOリングを収容する第4の周溝が設けられているとともに、該第4の周溝の内周側で、かつ、前記第3の周溝の底部を形成する底面と対向する前記シリンダライナの上端面に、シリンダ軸に沿って前記シリンダライナの下端面に向かって彫り込まれた熱ダムが設けられている請求項3または4に記載の内燃機関の冷却構造。
  7. 前記シリンダカバーの下端面に、前記第2の周溝の内周面を形成する壁面と、この壁面に連続する前記下端面と、この下端面に連続して前記第3の周溝の外周面を形成する壁面とで形成されて、前記第1の周溝の内周側に位置する前記シリンダライナの上端面に設けられた第4の周溝に嵌り込む第3の凸部が設けられており、該第3の凸部を形成する外周側の壁面に、周方向に沿ってOリングを収容する第5の周溝が設けられている請求項3または4に記載の内燃機関の冷却構造。
  8. 請求項1に記載のシリンダライナまたは請求項2から4のいずれか一項に記載の内燃機関の冷却構造を具備している内燃機関。
JP2010182565A 2010-08-17 2010-08-17 シリンダライナ Expired - Fee Related JP5656506B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010182565A JP5656506B2 (ja) 2010-08-17 2010-08-17 シリンダライナ
KR1020137001433A KR101458727B1 (ko) 2010-08-17 2011-08-12 실린더 라이너
PCT/JP2011/068419 WO2012023502A1 (ja) 2010-08-17 2011-08-12 シリンダライナ
CN201180037329.XA CN103052786B (zh) 2010-08-17 2011-08-12 内燃机的冷却构造及内燃机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010182565A JP5656506B2 (ja) 2010-08-17 2010-08-17 シリンダライナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012041842A JP2012041842A (ja) 2012-03-01
JP5656506B2 true JP5656506B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=45605156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010182565A Expired - Fee Related JP5656506B2 (ja) 2010-08-17 2010-08-17 シリンダライナ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5656506B2 (ja)
KR (1) KR101458727B1 (ja)
CN (1) CN103052786B (ja)
WO (1) WO2012023502A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2703630A1 (de) * 2012-08-31 2014-03-05 Wärtsilä Schweiz AG Zylinderliner für eine Hubkolbenbrennkraftmaschine
CN112483272A (zh) * 2020-12-02 2021-03-12 潍柴动力股份有限公司 一种气缸套
DE202023102190U1 (de) 2023-04-25 2023-05-04 Innio Jenbacher Gmbh & Co Og Zylinderlaufbuchse für eine Brennkraftmaschine

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49120036A (ja) * 1973-03-26 1974-11-16
JPS5576420U (ja) * 1978-11-13 1980-05-26
JPS62253945A (ja) * 1986-03-31 1987-11-05 Tech Res Assoc Highly Reliab Marine Propul Plant 液冷式内燃機関のシリンダ構造
JPS62243944A (ja) * 1986-04-14 1987-10-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリンダライナ及びシリンダカバ−構造
JPH0526103A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却装置
JPH05214933A (ja) * 1992-02-06 1993-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 内燃機関のシリンダ
JPH05306646A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Suzuki Motor Corp シリンダスリーブの保持構造
SE501469C2 (sv) * 1993-06-30 1995-02-20 Saab Automobile Cylinderfoderstödjande anordning
JPH0742611A (ja) * 1993-07-27 1995-02-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリンダライナ冷却通路
DE4428202A1 (de) * 1994-08-09 1996-02-15 Deutsche Forsch Luft Raumfahrt Vorrichtung zur Erzeugung eines Bildes
JPH094452A (ja) * 1995-06-19 1997-01-07 Yanmar Diesel Engine Co Ltd エンジン
JP2005315116A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Toyota Motor Corp 冷却液流路の空気抜き構造
JP2009197698A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリンダライナの冷却構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN103052786A (zh) 2013-04-17
KR20130041911A (ko) 2013-04-25
KR101458727B1 (ko) 2014-11-05
JP2012041842A (ja) 2012-03-01
WO2012023502A1 (ja) 2012-02-23
CN103052786B (zh) 2016-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9353701B2 (en) Cylinder block and manufacturing method thereof
JP4811317B2 (ja) ターボチャージャ
KR102401326B1 (ko) 실린더 헤드
KR20150034084A (ko) 실린더 헤드와 부실시스템을 포함하는 장치
US8146544B2 (en) Engine cylinder head cooling features and method of forming
JP5656506B2 (ja) シリンダライナ
JP6540357B2 (ja) 静翼、及びこれを備えているガスタービン
JP2006342799A (ja) 内燃機関
US20150007792A1 (en) Cylinder head assembly having cooled valve insert
JP2015117619A (ja) シリンダヘッド
JP2014114852A (ja) ガスケットとシリンダヘッドガスケット
WO2012008335A1 (ja) シリンダライナ
JP5909043B2 (ja) 内燃機関の冷却構造
JP5721595B2 (ja) 内燃機関の冷却構造
CN206571589U (zh) 一种新型柴油机气缸盖
JP2010216338A (ja) シリンダヘッドの冷却構造
US9447748B2 (en) Cylinder head with cooling channel
JP2007132300A (ja) 内燃機関用ピストン
JP5986613B2 (ja) 内燃機関
JP6499783B1 (ja) シリンダヘッドの冷却構造、冷却構造を有するシリンダヘッド
KR20150003977A (ko) 클린엔진 인테이크 에어챔버와 실린더 헤드의 연결구조
JP2018053835A (ja) 排気ターボ過給機
JP2023117543A (ja) エンジン
KR20130044307A (ko) 실린더 헤드 및 이 실린더 헤드가 장착된 내연 기관
BR102018002165B1 (pt) Motor de combustão interna, junta de cabeçote de cilindro, cabeçote de cilindro, bloco de motor, veículo e método para descarga de gás de fuga

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140825

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140909

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20141015

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5656506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees