JP5656485B2 - 光コネクタ用フェルール脱着治具 - Google Patents
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Description
図1に示す光コネクタ1を組み立てる場合、まず、光ファイバコード21付きのフェルール12を、筒状のハウジング11のフェルール装着部11fに挿入する。次に、フェルール12の後側に配設されたコイルばね15をストッパ16によって押圧し、ハウジング11の段差部11aにフェルール12のつば部12aを当接させる。そして、ストッパ16の係止片16bをハウジング11の係止孔11cに係止させた後、かしめ部材19によりストッパ16を光ファイバコード21に固着する。これにより、フェルール12はハウジング11に対して付勢された状態で装着される。
前記フェルールを装着する筒状のハウジングと、
前記フェルールを前記ハウジングに所定の押圧力で付勢するコイルばねと、
前記ハウジングに係止されることにより前記コイルばねが前記フェルールに押圧された状態を保持するストッパと、
前記ハウジングの外周にスライド可能に配設され、前記ハウジングに対してスライドさせた状態で前記ハウジングと前記ストッパの係止状態を外部から解除可能とする貫通孔を有するスライダと、を備えた光コネクタから前記フェルールを脱着する際に用いられる光コネクタ用フェルール脱着治具であって、
前記光コネクタを挿入可能なコネクタ収容部を有し、このコネクタ収容部に前記光コネクタが挿入されたときに前記スライダの先端が前記コネクタ収容部の開口端の周縁に当接する台座と、
前記台座上に前記コネクタ収容部を挟んで対向配置され、前記スライダの先端が前記開口端の周縁に当接したときに、軸方向に移動して前記貫通孔に挿入され、前記ハウジングと前記ストッパの係止状態を解除する1対のピンと、
前記コネクタ収容部の底部に弾性部材を介して設けられ、常時は前記一対のピンの軸方向への移動を規制するとともに、前記光コネクタの挿入に伴い前記弾性部材の弾性力に抗して移動され、前記ハウジングと前記ストッパの係止状態を解除可能となったときに前記ピンの軸方向への移動を可能とするピン移動規制部材と、を備えることを特徴とする。
図1は、本発明に係る光コネクタ用フェルール脱着治具によりフェルールが脱着される光コネクタの要部構成を示す断面図である。図2は、図1の光コネクタの平面図(a)と側面図(b)である。光コネクタ1は、例えばJIS C 5962規格に準拠したオス型のMPOコネクタであり、例えば光アダプタを介してメス型のMPOコネクタと接続される。
ハウジング11は、合成樹脂等で構成され、内部にフェルール12等を収容する。ハウジング11は、略長方形状の断面を有する筒状に形成されている。ハウジング11の前部内周面は、フェルール12の外形に対応して形成されており、フェルール12のつば部12aと当接する段差部11aを有している。この段差部11aより前方が、フェルール12を装着されるフェルール装着部11fとなる。
ハウジング11の中部外周面には、光アダプタに形成された係止片を係止する係止部11bが形成されている。ハウジング11の後両側部の内面には、ストッパ16の係止片16bを係止する係止孔11cが形成され、外面にはスプリング17を収容する凹部11dが形成されている。
フェルール12の外形は、ハウジング11のフェルール装着部11fに嵌合可能な形状となっている。すなわち、フェルール12の後部には、つば部12aが形成されており、このつば部12aがハウジング11の段差部11aに当接することにより、フェルール12の前方への移動が規制される。
図3は、第1実施形態に係る光コネクタ用フェルール脱着治具100の概略構成を示す側面図である。図3では一部を切欠断面で示している。図4は光コネクタ用フェルール脱着治具100を構成する台座110の上面図で、図5は図4のA−A断面図である。
図3〜5に示すように、光コネクタ用フェルール脱着治具100は、光コネクタ1を保持する台座110と、スライダ18の貫通孔18aに挿入されるピン120とを備えている。
コネクタ収容部112の下方は開放されているので、光コネクタ1を挿入したときに、フェルール12の先端面12bは何れの部材とも非接触となる。これにより、光コネクタ1の解体作業時に、フェルール12の先端面(特に光ファイバ端面が配置された光接続部)12bが損傷するのを防止できる。
また、台座110の底面において、コネクタ収容部112(下部開口112b)の両側には脚部114が設けられており、コネクタ収容部112の下部開口112bが設置面から所定長だけ離間されるようになっている。これにより、光コネクタ1の解体作業時に、フェルール12の先端が設置面に接触して、フェルール12の先端面が損傷するのを防止できる。
コネクタ収容部112に光コネクタ1を挿入すると、スライダ18の先端はコネクタ収容部112の上部開口112aの周縁、すなわち凸部113に当接し、さらに光コネクタ1を押し込むと、ハウジング11に対してスライダ18が相対的に後方に移動する(スライダ18の貫通孔18aがハウジング11とストッパ16の係止部に近づく)こととなる。
ここで、軸方向に移動されたピン120が容易に元の位置(止め輪140がピン保持部111と当接する位置)に復元されるように、また、ピン120をストッパ16の係止片16bに突き当てるときの押圧力が必要以上に大きくならないように、コイルばね130のバネ定数を0.5N/mm以上とするのが望ましい。
また、ハウジング11とストッパ16の係止状態を解除する際、ピン120が必要以上に押し込まれないように、ピン120の後端には、ピン保持部111に係止されることによりピン120の移動長を規制するフランジ124が形成されている。
まず、図6(a)に示すように、光コネクタ用フェルール脱着治具100のコネクタ収容部112に光コネクタ1を挿入し、スライダ18の先端を凸部113に当接させる。コネクタ収容部112の外形は光コネクタ1の外形とほぼ同じなので、光コネクタ1はコネクタ収容部112により安定した状態で保持される。
この状態でスライダ18の貫通孔18aとピン120の先端部121の位置は一致しているので、ピン120を軸方向に移動させると、ピン120は貫通孔18aに容易に挿入される。しかし、スライダ18の貫通孔18aと、ハウジング11とストッパ16の係止部Lの位置は一致していないので、係止部Lの係止状態を解除することはできない。
また、光コネクタ用フェルール脱着治具100においては、コネクタ収容部112に光コネクタ1が抜き差しされるだけなので、耐久性の問題もなく、治具自体の構造が簡易なので低コストで作製することができる。
図7は、第2実施形態に係る光コネクタ用フェルール脱着治具200の概略構成を示す側面図である。図7では、一部を切欠断面で示している。図8は光コネクタ用フェルール脱着治具200を構成する台座210の上面図で、図9は図8のA−A断面図である。
光コネクタ用フェルール脱着治具200の基本的な構成は、第1実施形態の光コネクタ用フェルール脱着治具100と同様であるので詳細な説明を省略する。第1実施形態の光コネクタ用フェルール脱着治具100の構成要素と同一又は対応する構成要素には200番台で置き換えた符号を付している。
図7〜9に示すように、光コネクタ用フェルール脱着治具200では、ピン220の軸方向への移動を規制するピン移動規制部材260が設けられている点が、第1実施形態の光コネクタ用フェルール脱着治具100と相違している。
第1実施形態の光コネクタ用フェルール脱着治具100と異なり、コネクタ収容部212の底部は閉塞されているので、光コネクタ用フェルール脱着治具200の底部からごみ等が侵入して、フェルール12の先端面12bに付着することはない。
なお、メス型のMPOコネクタを用いる場合には、フェルール12の先端面12bが収容孔260cに当接することとなる。このとき、フェルール12の先端面12bの光接続部がピン移動規制部材260に接触しないように、収容孔260cの底部を凹状に形成するのが望ましい。
まず、図10(a)に示すように、光コネクタ用フェルール脱着治具200のコネクタ収容部212に光コネクタ1を挿入し、スライダ18の先端を凸部213に当接させる。コネクタ収容部212の外形は光コネクタ1の外形とほぼ同じで、フェルール12の先端がピン移動規制部材260の収容孔260cに係合されるので、光コネクタ1はコネクタ収容部212により安定した状態で保持される。
この状態でスライダ18の貫通孔18aとピン220の先端部221の位置は一致しているが、ピン移動規制部材260の側壁260aがピン220の胴部222の端面に当接しているので、ピン220を軸方向へ移動させることはできない。
最終的にスライダ18の貫通孔18aと係止部Lの位置が一致し、係止状態を解除可能な状態となる。このとき、ピン移動規制部材260の側壁260aはピン220から完全に離脱し、ピン220が軸方向に移動可能となる。この状態で光コネクタ1の両側から貫通孔18aを介してピン220を挿入し、ストッパ16の係止片16bを同時に押圧することで、係止部Lの係止状態は解除される。そして、光ファイバコード21等を引き抜くことで、フェルール12等はハウジング11から容易に脱着される。
また、光コネクタ用フェルール脱着治具200においては、コネクタ収容部212に光コネクタ1が抜き差しされるだけなので、耐久性の問題もなく、治具自体の構造が簡易なので低コストで作製することができる。
さらに、ピン移動規制部材260を備えているので、係止部Lの係止状態が解除可能となる前にピン220が誤って押圧され、ハウジング11を破損させてしまう虞もない。
11 ハウジング
11a 段差部
11b 係止部
11c 係止孔
11d 凹部
11f フェルール装着部
12 フェルール
12a つば部
12b 先端面
12c 貫通孔
13 ガイドピン
14 スペーサ
15 コイルばね
16 ストッパ
16a 本体部
16b 係止片
17 スプリング
18 スライダ
19 かしめ部材
20 保護ブーツ
100 光コネクタ用フェルール脱着治具
110 台座
111 ピン保持部
112 コネクタ収容部
112a 上部開口
112b 下部開口
113 凸部(コネクタ収容部の開口端の周縁)
114 脚部
120 ピン
121 先端部
122 胴部
123 後部
124 フランジ
Claims (4)
- 光ファイバコードの一端を保持・固定するフェルールと、
前記フェルールを装着する筒状のハウジングと、
前記フェルールを前記ハウジングに所定の押圧力で付勢するコイルばねと、
前記ハウジングに係止されることにより前記コイルばねが前記フェルールに押圧された状態を保持するストッパと、
前記ハウジングの外周にスライド可能に配設され、前記ハウジングに対してスライドさせた状態で前記ハウジングと前記ストッパの係止状態を外部から解除可能とする貫通孔を有するスライダと、を備えた光コネクタから前記フェルールを脱着する際に用いられる光コネクタ用フェルール脱着治具であって、
前記光コネクタを挿入可能なコネクタ収容部を有し、このコネクタ収容部に前記光コネクタが挿入されたときに前記スライダの先端が前記コネクタ収容部の開口端の周縁に当接する台座と、
前記台座上に前記コネクタ収容部を挟んで対向配置され、前記スライダの先端が前記開口端の周縁に当接したときに、軸方向に移動して前記貫通孔に挿入され、前記ハウジングと前記ストッパの係止状態を解除する1対のピンと、
前記コネクタ収容部の底部に弾性部材を介して設けられ、常時は前記一対のピンの軸方向への移動を規制するとともに、前記光コネクタの挿入に伴い前記弾性部材の弾性力に抗して移動され、前記ハウジングと前記ストッパの係止状態を解除可能となったときに前記ピンの軸方向への移動を可能とするピン移動規制部材と、を備えることを特徴とする光コネクタ用フェルール脱着治具。 - 前記ピンの先端には面取り加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用フェルール脱着治具。
- 前記コネクタ収容部と挿入された前記光コネクタの前記フェルール端面が非接触となることを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ用フェルール脱着治具。
- 前記コネクタ収容部が、挿入された前記光コネクタの前記ハウジングと係合して前記光コネクタを保持するコネクタ保持部を有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の光コネクタ用フェルール脱着治具。
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