JP5654883B2 - 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力された情報に基づいて印刷を行う印刷システムにおける情報処理装置、制御方法、およびプログラムに関する。特に、プリンタおよびプリンタドライバの印刷データの処理状態についての情報を表示する技術に関する。
従来、プリンタが、画像データの受信から印刷までの一連の処理の中で、どの処理を実行中であるかを動的に又は逐次表示する技術がある(例えば特許文献1)。特許文献1によれば、画像データの受信から印刷までの一連の処理の中で、どの処理を実行中であるかの情報を取得し、プリンタに備えたステータス情報表示手段に通知して表示させることが開示されている。
特開2002−120432号公報
しかしながら、例えば特許文献1の方法では、プリンタドライバ側での処理に時間がかかる場合には正常に処理が進んでいるのか、あるいは内部で何らかのエラーが発生し応答しなくなっている状態なのかがユーザには見分けがつかないという課題がある。プリンタドライバ内の処理が通常よりも時間がかかると、プリンタドライバ内で動作している状況が見た目には分からないため、ユーザに不安感を抱かせてしまう。特にサイズが大きい画像が含まれるデータを印刷する場合には、印刷制御装置内の画像データの印刷コマンド生成処理において、通常より処理に時間がかかる場合がある。
そこで、本発明は、印刷制御装置内部の上記のような処理で通常よりも時間がかかることを検出した場合、その旨をステータス情報として明示的に表現する印刷システムを提供することにより、ユーザの不安感を取り除くことを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、印刷データからプリンタが解釈可能な印刷コマンドへ変換する印刷コマンド生成処理を行う印刷コマンド生成手段と、前記印刷コマンド生成手段による印刷コマンド生成処理が遅延するか否かを前記印刷データに基づいて判定する判定手段と、前記判定手段が前記印刷コマンド生成処理が遅延すると判定した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示す遅延コマンドを生成する遅延コマンド生成手段と、前記遅延コマンド生成手段が前記遅延コマンドを生成した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示すステータスを表示する表示手段とを有する。
本発明によると、印刷コマンド生成処理に時間がかかると検出した場合、その旨をユーザに通知することで、ユーザの不安感を取り除くことができる。
印刷システムの構成を示すブロック図。 プリンタドライバの構成を示すブロック図。 ステータス情報表示部とユーザインタフェースモジュールの処理を示すフローチャート 印刷コマンド生成部の処理を示すフローチャート。 印刷コマンド生成部の印刷コマンドの生成時間を推測する処理を示すフローチャート。 コマンド送受信部のコマンド送信処理を示すフローチャート。 ステータス情報判断部の処理を示すフローチャート。 データ生成情報によるステータス判定処理を示すフローチャート。 ステータス情報表示画面を示す図。 コマンド送受信部のコマンド送信処理を示すフローチャート。 コマンド送受信部が印刷処理開始指示を受けた際の処理を示すフローチャート。 コマンド送受信部のコマンド送信処理を示すフローチャート。 印刷コマンドの構造を示す概念図。 データ生成情報によるステータス判定処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下に示す実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[システム構成]
本実施形態のプリンタとプリンタに接続された情報処理装置によって構成された印刷システムの構成について図1のブロック図を参照して説明する。図1にプリンタ2とプリンタ2に接続された情報処理装置1によって構成された印刷システムを本発明の一実施形態として示す。情報処理装置1は、入力インタフェース11、CPU12、ROM13、RAM14、外部記憶装置15、出力インタフェース16、表示部17、キーボード10、マウス18、および入出力インタフェース19を有する。
ROM13には初期化プログラムが格納されており、外部記憶装置15にはアプリケーションプログラム群、OS(Operating System)、プリンタドライバ、およびその他各種のデータが保存されている。RAM14は、外部記憶装置15にストアされる各種プログラムのワークメモリとして使用される。
プリンタ2は、入出力インタフェース21、RAM22、プリントエンジン23、ROM24、CPU25、および表示部26を有する。入出力インタフェース21は、情報処理装置1の入出力インタフェース19と接続インタフェース(不図示)を介して接続する。本実施形態おいて、接続インタフェースはUSB(登録商標)を想定して説明しているが、特に何であっても構わない。また、この入出力インタフェース21にプリンタ2の機能を拡張する拡張オプションを接続することも可能である。RAM22は、CPU25の主メモリとワークメモリとして用いられ、受信した印刷ジョブを一旦保存するための受信バッファや各種のデータを保存する領域となる。
プリントエンジン23は、RAM22に保存されたデータに基づき印刷を行う。ROM24にはステータス管理プログラム24a等、各種の制御プログラムや各制御プログラムが使用するデータが格納されており、CPU25はこれらの制御プログラムに従ってプリンタ2の各部を制御する。ステータス管理プログラム24aは、図示していないプリンタ内部にある各種のセンサの情報を元にプリンタ2の状態を監視し、ステータス情報を作成、RAM22に格納するプログラムである。
[ソフトウェア構成]
図2は本実施形態におけるプリンタドライバの構成を説明するためにOSとプリンタドライバを中心に概念的に表したソフトウェアの構成を示すブロック図の一例である。アプリケーション201が作成した印刷データは、OS202によってスプールデータ203として一時的に蓄えられる。一時的に蓄えられたスプールデータ203は、OS202によって、プリンタドライバ220に印刷データとして供給される。ユーザインタフェースモジュール221は、印刷が開始される通知をOS202から受け取ると、ステータス情報表示部226を起動する。
一方、プリンタドライバ220の印刷コマンド生成部222は、印刷データをプリンタ230(プリンタ2)が解釈可能な印刷コマンド223に変換する。印刷コマンド223は、コマンド送受信部224によってプリンタ230に順次送信される。プリンタ230にエラーが発生した場合など、ユーザにプリンタ230の状態を通知すべき状態である場合、コマンド送受信部224はステータス情報表示部226にエラー状態の表示指示を出す。
ステータス情報表示部226は、ステータス情報判定部225によってプリンタ230の状態を解析し、プリンタ230の情報を情報処理装置1の表示部17上に表示させる。これにより、ユーザがプリンタ230の状態を確認する手段を提供する。また、プリンタ230は、ステータス管理プログラム24aによって自身の状態を解析し、プリンタ230の情報を表示部26上に表示させる。これにより、ユーザがプリンタ230の状態を確認する手段を提供する。
<第一実施形態>
以下、図3から図9を参照し、本発明における第一実施形態を詳細に説明する。
図3は、ユーザインタフェースモジュール221及びステータス情報表示部226の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。ユーザインタフェースモジュール221は、印刷の開始通知をOS202から受け取ると、ステータス情報表示部226を起動する(S301)。
ステータス情報表示部226は、処理を開始すると(S320)、ステータス情報判定部225を呼び出す(S321)。ステータス情報判定部225の処理については図8を用いて後述する。ステータス情報表示部226は、情報処理装置1の表示部17上に図9(a)に示すようなステータス情報表示画面910を表示する。そして、ステータス情報表示部226は、S321により決定した、例えば印刷コマンド生成に時間がかかる旨がユーザに対して明確に理解されるようなステータスを表示する(S322)。ステータス情報表示部226は、印刷が終了するまで(S323にてYES)、ステータス表示をし続ける。
[コマンド生成処理]
一方、図4は、印刷コマンド生成部222の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。印刷コマンド生成部222は、OS202から印刷開始の通知を受け取ると処理を開始する。ここでいう印刷コマンドの生成とは、デスプール処理とも呼ばれるが、スプールされた印刷データを一般的な各種画像処理を施し、印刷データをプリンタ230(プリンタ2)が解釈可能な印刷コマンド223に変換する処理に相当する。
例えば、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)各色8ビット(それぞれ256階調)の印刷データを最終的にシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)各色1ビットのビットイメージデータとして出力する。さらに詳細には、R,G,B各色8ビットの輝度データは、まず3次元のルックアップテーブル(LUT)を用いた第1色変換処理によってR’,G’,B’各色8ビットデータに変換される。
このR,G,BデータからR’,G’,B’データへの色変換処理は、本実施形態では、以下の処理が相当する。輝度データが表す入力画像の色空間とプリンタで再現可能な色空間の差を補正する処理、R,G,Bの輝度データが表す入力画像の色空間をデバイス非依存のXYZ系の色空間に変換する色空間変換処理、およびこのデバイス非依存の色空間をプリンタに依存する色空間へ変換する処理などである。また、この処理は上記のように3次元LUTを用いて行うが、全ての入力の組合せに対して格子点を有するものでなく、補間処理が併用される。
この色変換処理を施されたR’,G’,B’各色8ビットデータは、次段の3次元LUTを用いた処理によりC,M,Y,K各色8ビットデータに変換される。この第2色変換処理は、輝度信号で表現される入力系のRGB系データを濃度信号で表現するための出力系のCMYK系データに色変換する処理、その他マスキング、下色除去、黒生成等の処理である。
LUTによる第2色変換処理によって得られたC,M,Y,K各色8ビットデータは、それぞれの色の1次元LUTによって出力ガンマ補正が施される。これは印刷媒体の単位面積当たりに記録されるドットの数とこれを測定して得られる反射濃度などの出力特性とが、通常、線形関係とはならないことから行われる処理である。従って、この出力ガンマ補正を行うことにより、C,M,Y,K各8ビットの入力階調レベルとそれによって記録される画像の濃度レベルとの線形関係を保証することができることになる。
以上の出力ガンマ補正の後、2値化処理を行う。本実施形態のプリンタは、2値プリンタであるので上記のように得られたC,M,Y,K各色8ビットのデータは、C,M,Y,K各色1ビットのデータに量子化される。
以上のような画像処理が一般的であるが、本実施形態では、これに加えて、他の印刷コマンドの生成における画像処理としては、印刷データに復号の必要なデータが含まれており、その復号処理を行う場合もありうる。復号の必要なデータとしては例えば、電子透かしを画像に付加したもの、印刷データを暗号化したものなどが考えられる。それらのデータに対しては、各々復号化モジュールを設け、対象とする領域を特定するための判定モジュールを必要個所全域に通した後、対象とする画素を復号する処理を行なわねばならない。従って、これらの情報に対する処理は、一般に多くの所要時間を要する処理となる。
このような処理に要する時間を推定するため、まず印刷コマンド生成部222は、印刷コマンド223へ変換する処理に時間がかかるかどうかを判定する印刷コマンド生成遅延予測処理を行う(S401)。
[印刷コマンド生成遅延予測処理]
ここで、図5を用いて、図4のS401における印刷コマンド生成遅延予測処理について説明する。印刷コマンド生成遅延予測処理は、印刷コマンド生成部222から呼ばれることで開始される。印刷コマンド生成遅延予測処理は、スプールデータ203の内容と印刷コマンドの生成に時間がかかると判定するための予め定義された条件とを照らし合わせて、印刷コマンドの生成の遅延の予測を行う。まず、印刷コマンド生成遅延予測処理は、スプールデータ203に含まれる画像データのサイズの合計が印刷ページのデータサイズより大きいかどうかを判定する(S501)。
例えば、A4サイズで印刷をする場合では印刷ページのデータサイズは約100MBとなり、これより大きなサイズの画像データが含まれる場合に印刷コマンドの生成には時間がかかると予測できる。したがって、スプールデータ203に含まれる画像データのデータサイズの合計が印刷ページのデータサイズ以上であると判定した場合は(S501にてYES)、印刷コマンドの生成に時間がかかると判定する(S502)。スプールデータ203に含まれる画像データのサイズの合計が印刷ページのサイズ以上でないと判定した場合は(S501にてNO)、印刷コマンド生成遅延予測処理は、印刷データが復号化処理を必要としているデータであるかどうかを判定する(S503)。ここでの判定は、上述したように例えば電子透かしの有無などにより判定する。
印刷データの復号化処理が必要であると判定した場合は(S503にてYES)、印刷コマンドの生成に時間がかかると判定する(S504)。印刷データの復号化処理は必要でないと判定した場合は(S503にてNO)、印刷コマンドの生成に時間がかからないと判定する(S505)。なお、ここまで述べてきた各判定条件(S501およびS503)は、あくまでも一例であり必須の判定条件ではない。印刷データの種類や形式に応じて、これら以外の判定条件を定義し、用いることは可能である。
以上の印刷コマンド生成遅延予測処理(S401)の結果を受けて、印刷コマンド生成部222は、状態コマンドを生成する。具体的には、印刷コマンド223の生成に時間がかかると判定した場合(S402にてYES)、印刷コマンド生成部222は印刷コマンドのデータ生成に時間がかかる旨(生成状態)を示す状態コマンドを生成する(S403)。なお、ここで生成される状態コマンドを以降、“SlowDataGeneration(略称としてSDG)コマンド”と称する。これにより、状態コマンド生成手段を実現する。そして、印刷コマンド生成部222は、コマンド送受信部224に送信する(S404)。S401の結果を受けて印刷コマンド生成部222が印刷コマンド223の生成に時間がかかることはないと判定した場合には(S402にてNO)、印刷コマンド生成部222はSDGコマンドを生成せず次の処理(S405)に進む。
印刷コマンド生成部222は、スプールデータ203をプリンタ230が解釈可能な印刷コマンド223へ変換し(S405)、生成した印刷コマンド223を送信する(S406)。ここで、S406で送信するそれぞれのコマンドはRAM14にあるOS202のキャッシュメモリに一時保存され、OS202によってコマンド送受信部224へ随時渡される。
印刷コマンド生成部222は、以上のS401からS406を繰り返し行い、全ての印刷データの変換が完了したと判定すると(S407にてYES)、処理を終了する。以上の処理により、印刷コマンド223の生成に時間がかかりそうである場合にはSDGコマンドを生成し、後段の処理に印刷コマンド生成に時間がかかりそうな状態であると予め通知することが可能となる。
[コマンド送信処理]
続いて、図6を参照して、コマンド送受信部224がプリンタ230へコマンドを送信する際の処理について詳細に説明する。本処理は、本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。コマンド送受信部224は、OS202から印刷コマンド223およびSDGコマンドを受け取ると同時に、OS202からプリンタ230へコマンド送信指示を受け、送信処理を開始する。
コマンド送受信部224は、まずプリンタ情報としてプリンタ230の状態を取得し、外部記憶装置15に保存する(S601)。本実施形態では、プリンタ230への書き込み指示があるたびにプリンタ230の状態を取得する構成で説明する。しかし、この構成に限定するものではなく、プリンタ230の状態を取得する処理をコマンド送受信部224とは別スレッドとしてプリンタ情報取得スレッドを作成するような構成でもよい。
プリンタ情報取得スレッドは、プリンタ230の状態を一定間隔で取得し、その都度取得したプリンタ230の状態を外部記憶装置15に保存する。コマンド送受信部224は、開始した時点で外部記憶装置15に保存されたプリンタ230の状態を参照するような構成となる。コマンド送受信部224は、S601で取得した状態を解析して、プリンタ230でエラーが発生しているかを判定する(S602)。プリンタ230でエラーが発生していると判定した場合(S602にてYES)、実際にはコマンド送受信部224はプリンタ230へコマンド送信処理を行わず、OS202にプリンタ230へのコマンド送信に失敗したことを通知する(S603)。コマンド送信に失敗した旨の通知を受けたOS202は、同じ印刷コマンド223を送信が成功するまでコマンド送受信部224に通知し続ける。
プリンタ230でエラーが発生していないと判定した場合には(S602にてNO)、コマンド送受信部224はOS202から受信したプリンタ230に送信するコマンドの解析を行う(S604)。ここで、解析したコマンドがSDGコマンドであれば(S605にてYES)、コマンド送受信部224は、SDGコマンドであることを「データ生成情報」として外部記憶装置15に保存する(S608)。
データ生成情報は、ステータス情報表示部226に渡す情報である。本実施形態において、コマンド送受信部224とステータス情報表示部226とのプロセス間通信の方法として、Microsoft Developer Network(MSDN)で公開されているBidi Printer Communication(Bidi通信)を例に挙げる。
そして、コマンド送受信部224は、実際にはプリンタ230へコマンドを送信しないが、OS202に対してプリンタ230へのコマンド送信が成功した旨を通知する(S607)。そして、OS202はSDGコマンドをRAM14にあるキャッシュメモリから削除する。
S604で解析したコマンドがSDGコマンドでないと判定した場合には(S605にてNO)、コマンド送受信部224は、OS202から受信した印刷コマンド223をプリンタ230へ送信する(S608)。そして、コマンド送受信部224は、OS202にプリンタ230へのコマンド送信処理が成功したことを通知する(S609)。
[ステータス情報判定処理]
続いて、図7を用いて、ステータス情報判定部225の処理を詳細に説明する。ステータス情報判定部225は、ステータス情報表示部226から呼ばれる(S321)ことにより、処理を開始する。
ステータス情報判定部225は、まずコマンド送受信部224がプリンタ230との通信を確立できているかを判定する(S701)。プリンタ230との通信が失敗していると判定された場合(S701にてYES)、ステータス情報判定部225は通信エラーステータスが発生していると決定する(S702)。ステータス情報判定部225は、ステータス情報表示部226に決定したステータスを返却する(S703)。
コマンド送受信部224とプリンタ230との通信が成功していると判定された場合(S701にてNO)、ステータス情報判定部225は、Bidi通信によってコマンド送受信部224から保存されたプリンタ230の状態とデータ生成情報を取得する(S704)。ステータス情報判定部225は、取得したプリンタ230の状態から、プリンタ230でエラーが発生しているかを判定する(S705)。プリンタ230でエラーが発生していると判定された場合には(S705にてYES)、ステータス情報判定部225はプリンタエラーステータスが発生していると決定する(S706)。そして、ステータス情報判定部225はステータス情報表示部226に決定したステータスを返却する(S703)。
プリンタ230でエラーが発生していないと判定された場合(S705にてNO)、ステータス情報判定部225はプリンタ230が印刷中などの動作を示す状態であるかを判定する(S707)。プリンタ230が印刷などの動作中であると判定された場合には(S707にてYES)、ステータス情報判定部225はプリンタ動作ステータスが発生していると決定する(S710)。そして、ステータス情報判定部225はステータス情報表示部226に決定したステータスを返却する(S703)。
プリンタ230がいずれの動作状態でもないと判定された場合には(S707にてNO)、ステータス情報判定部225はS704によって取得したデータ生成情報によってステータスを判定する処理を開始する(S709)。そして、S709のステータス判定処理の後、ステータス情報判定部225は、ステータス情報表示部226に決定したステータスを返却する(S703)。
図8は、前述のデータ生成情報によってステータスを判定する処理(S709)を示すフローチャートである。ステータス情報判定部225は、S709にて呼び出されることで処理を開始すると、まずS704によって取得したデータ生成情報を参照する(S801)。そして、ステータス情報判定部225は、取得したデータ生成情報がSDGコマンドであることを示しているかを判定する(S802)。取得したデータ生成情報がSDGコマンドであることを示している場合には(S802にてYES)、ステータス情報判定部225は印刷コマンド生成に時間がかかるステータスが発生していると決定する(S803)。
取得したデータ生成情報がデータ生成に時間がかかる旨を示していない場合には(S802にてNO)、ステータス情報判定部225はプリンタ230および印刷コマンド生成部222が正常ステータスであると決定する(S804)。そして、本処理フローを終了する。これにより、状態コマンド判定手段を実現する。
上記の処理結果に基づき、ステータス情報表示部226は、情報処理装置1の表示部17上に図9(a)に示すようなステータス情報表示画面910を表示し、ステータス情報判定部225により決定したステータスを表示する(S322)。
すなわち、上述したように、プリンタエラーステータスが発生していると決定した場合は(S706)、ステータス情報表示部226は、まずはプリンタエラーというステータスを表示する。次にプリンタ230が印刷などの動作中であると判定された場合には(S708)、ステータス情報表示部226は、プリンタ動作中といったステータスを表示する。そうでない場合には、S803により決定した、印刷コマンド生成に時間がかかるということが明確にユーザに理解されるようなステータスを表示する(S322)ことが可能となる。
以上の構成によって、スプールデータ203の内容によって印刷コマンドの生成に時間がかかると予測した場合に、その旨をユーザに通知することが可能となる。
<第二実施形態>
以下、図10を参照し、本発明に係る第二実施形態を説明する。第一実施形態では、情報処理装置1にて、印刷コマンド223の生成に時間がかかるということをユーザに通知する例を示したが、本実施形態では、プリンタ2側で同等の通知を行う例を示す。
[コマンド送信処理]
図10は、コマンド送受信部224がプリンタ230へのコマンド送信指示をOS202から受けた際の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。コマンド送受信部224は、OS202から印刷コマンド223およびSDGコマンドを受け取ると同時に、OS202からプリンタ230へコマンド送信指示を受け、送信処理を開始する。なお印刷コマンド223およびSDGコマンドを受け取るまでの処理フローは、概ね第一実施形態に述べた通りであるので省略する。
コマンド送受信部224は、まずプリンタ230の状態を取得し、外部記憶装置15に保存する(S1001)。本実施形態では、プリンタ230への書き込み指示があるごとにプリンタ230の状態を取得する構成で説明する。しかし、プリンタ230の状態を取得する処理をコマンド送受信部224とは別スレッドとしてプリンタ情報取得スレッドを作成するような構成でもよい。この場合、プリンタ情報取得スレッドはプリンタ230の状態を一定間隔で取得し、その都度取得したプリンタ230の状態を外部記憶装置15に保存する。本実施形態において、コマンド送受信部224は、本処理フローを開始した時点で外部記憶装置15に保存されたプリンタ230の状態を参照するような構成となる。
コマンド送受信部224は、S1001で取得した状態を解析して、プリンタ230でエラーが発生しているかを判定する(S1002)。プリンタ230でエラーが発生していると判定した場合(S1002にてYES)、コマンド送受信部224はプリンタ230に対しコマンド送信処理を行なわず、OS202に対してプリンタ230へのコマンド送信に失敗したことを通知する(S1003)。コマンド送信に失敗した旨の通知を受けたOS202は、同じ印刷コマンド223を送信が成功するまでコマンド送受信部224に通知し続ける。
プリンタ230でエラーが発生していないと判定された場合(S1002にてNO)、コマンド送受信部224はOS202から受信したコマンドの解析を行う(S1004)。ここで、コマンド送受信部224はS1004で解析したコマンドがSDGコマンドであるかどうかを判定する(S1005)。S1004で解析したコマンドがSDGコマンドであると判定した場合(S1005にてYES)、コマンド送受信部224はSDGコマンドであることを「データ生成情報」として外部記憶装置15に保存する(S1006)。
データ生成情報は、ステータス情報表示部226に渡す情報である。また、本実施形態においてはコマンド送受信部224とステータス情報表示部226とのプロセス間通信の方法として、第一実施形態と同様にBidi通信を例に挙げる。そして、コマンド送受信部224はステータス情報判定部225の処理(S1007)によって、現在ユーザに通知すべきステータスを取得する。ステータス情報判定部225の処理(S1007)については、第一実施形態で説明した図7および図8の処理と同様である。
コマンド送受信部224は、S1007によって取得したステータスが印刷コマンド生成に時間がかかるステータスかどうかを判定する(S1008)。取得したステータスが印刷コマンド生成に時間がかかるステータスである場合(S1008にてYES)、コマンド送受信部224はプリンタ230にSDGコマンドを送信する(S1009)。そして、コマンド送受信部224は、OS202にプリンタ230へのコマンド送信が成功したことを通知する(S1010)。
取得したステータスが印刷コマンド生成に時間がかかるステータスでない場合(S1008にてNO)、コマンド送受信部224はプリンタ230にSDGコマンドを送信しない。コマンド送受信部224は、実際にはプリンタ230へコマンドを送信しないが、OS202にプリンタ230へのコマンド送信が成功したことを通知する(S1010)。これにより、OS202はSDGコマンドをRAM14にあるキャッシュメモリから削除する。
上述したように、S1008の判定処理を構成に加えることによって、情報処理装置1上で印刷コマンド生成に時間がかかる旨を表示するときのみプリンタ230にSDGコマンドを送信することが出来る。これにより、プリンタ230上の表示部26において情報処理装置1上との表示内容の同期をとることが可能になる。
S1004で解析したコマンドがSDGコマンドでない場合(S1005にてNO)、コマンド送受信部224は、OS202から受信した印刷コマンド223をプリンタ230へ送信する(S1011)。そして、コマンド送受信部224は、OS202にプリンタ230へのコマンド送信処理が成功したことを通知する(S1012)。プリンタ230は、コマンド送受信部224からSDGコマンドを受信すると、表示部26上に表示している図9(b)に示すようなステータス情報表示画面920に、情報処理装置1でのデータ生成処理に時間がかかっている旨のメッセージを表示する。
以上のような構成により、スプールデータ203の内容によって印刷コマンドの生成に時間がかかると判定した場合、情報処理装置1上の表示部17だけでなく、プリンタ230上の表示部26においても、その旨をユーザに通知することが可能である。本実施形態により、例えばネットワークに接続された離れた場所にあるプリンタに出力する際に、プリンタの表示部上でデータ生成に時間がかかっていることが分かるなど、ユーザの利便性が増す。また、情報処理装置1上の表示部17と、プリンタ230上の表示部26の表示内容の同期が取れるという効果もある。
<第三実施形態>
以下、図11から図14を参照し、本発明に係る第三実施形態を説明する。第一、第二実施形態では、情報処理装置1にて、印刷コマンド223の生成に時間がかかるということをSDGコマンドによってユーザに通知する例を示したが、SDGコマンドは通知されるまでに時間がかかる場合も起こり得る。本実施形態では、SDGコマンドではなく、印刷コマンド223に変換すべき印刷ジョブが存在し、プリンタドライバの処理が開始していると判定できる場合に、印刷コマンド生成部222が印刷コマンド223を生成中であると判定し、通知する例を示す。また本実施形態では、印刷コマンド生成部222からSDGコマンドが通知されたときと、そうでないときとで通知内容を変える。これにより、印刷コマンド生成処理が滞りなく完了できる見込みなのか、あるいは通常よりも時間がかかる見込みなのかを表示することでユーザが見分けることが可能となる。
[接続処理]
図11は、コマンド送受信部224がOS202から印刷開始の通知を受け取った際の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。コマンド送受信部224にはOS202から印刷開始の通知を受け取ると、本処理を開始する。
コマンド送受信部224は、まずプリンタ230との接続を試みる(S1101)。そして、コマンド送受信部224は、プリンタ230との接続が成功し、接続状態となっているかどうかを判定する(S1102)。プリンタ230との接続が成功したと判定された場合(S1102にてYES)、コマンド送受信部224は接続成功を示す識別子を外部記憶装置15に保存する(S1103)。これにより、接続判定手段を実現する。コマンド送受信部224は、OS202にプリンタ230との接続に成功した旨を通知する(S1104)。そして、本処理フローを終了する。
プリンタ230との接続が失敗したと判定された場合(S1102にてNO)、コマンド送受信部224は接続失敗を示す識別子を外部記憶装置15に保存する(S1105)。コマンド送受信部224は、OS202にプリンタ230との接続に失敗した旨を通知する(S1106)。そして、本処理フローを終了する。
上記処理はOS202から印刷開始の通知を受け取ったときにのみ行われるので、S1103およびS1105で保存された識別子はプリンタドライバ220の処理が開始しているか否かの判定に用いることが可能である。
[コマンド送信処置]
図12は、コマンド送受信部224がプリンタ230へのコマンド送信指示をOS202から受けた際の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。コマンド送受信部224は、OS202から印刷コマンド223およびSDGコマンドを受け取ると同時に、OS202からプリンタ230へコマンド送信指示を受け送信処理を開始する。印刷コマンド223およびSDGコマンドを受け取るまでの処理は第一実施形態に述べたと同等の処理であるので省略する。
コマンド送受信部224は、まずプリンタ230の状態を取得し、外部記憶装置15に保存する(S1201)。本実施形態では、プリンタ230への書き込み指示があるごとにプリンタ230の状態を取得する構成で説明する。しかし、プリンタ230の状態を取得する処理をコマンド送受信部224とは別スレッドとしてプリンタ情報取得スレッドを作成するような構成でもよい。この場合、プリンタ情報取得スレッドはプリンタ230の状態を一定間隔で取得し、その都度取得したプリンタ230の状態を外部記憶装置15に保存する。コマンド送受信部224は、本処理を開始した時点で外部記憶装置15に保存されたプリンタ230の状態を参照するような構成となる。
コマンド送受信部224は、S1201で取得した状態を解析して、プリンタ230でエラーが発生しているかを判定する(S1202)。プリンタ230でエラーが発生していると判定された場合(S1202にてYES)、コマンド送受信部224はプリンタ230に対しコマンド送信処理を行わず、OS202に対してプリンタ230へのコマンド送信に失敗したことを通知する(S1203)。コマンド送信に失敗した旨の通知を受けたOS202は、同じ印刷コマンド223を送信が成功するまでコマンド送受信部224に通知し続ける。つまり、プリンタエラーが発生している場合には、他の状態の表示に優先してその旨を表示させることとなる。
プリンタ230でエラーが発生していないと判定された場合(S1202にてNO)、コマンド送受信部224はOS202から受信しプリンタ230へ送信するコマンドの解析を行う(S1204)。ここで、コマンド送受信部224はS1204で解析したコマンドがSDGコマンドであるかどうかを判定する(S1205)。S1204で解析したコマンドがSDGコマンドであると判定された場合(S1205にてYES)、コマンド送受信部224はSDGコマンドであることを「データ生成情報」として外部記憶装置15に保存する(S1206)。
データ生成情報は、ステータス情報表示部226に渡す情報であり、本実施形態においてはコマンド送受信部224とステータス情報表示部226とのプロセス間通信の方法として、Bidi通信を例に挙げる。そして、コマンド送受信部224はステータス情報判定部225の処理(S1207)によって、現在ユーザに通知すべきステータスを取得する。ステータス情報判定部225の処理(S1207)については、図14を用いて後述する。
コマンド送受信部224は、S1207によって取得したステータスが印刷コマンド生成に時間がかかるステータスかどうかを判定する(S1208)。取得したステータスが印刷コマンド生成に時間がかかるステータスである場合(S1208にてYES)、コマンド送受信部224はプリンタ230にSDGコマンドを送信する(S1209)。そして、コマンド送受信部224は、OS202に対してプリンタ230へのコマンド送信に成功したことを通知する(S1210)。
取得したステータスが印刷コマンド生成に時間がかかるステータスでない場合(S1208にてNO)、コマンド送受信部224はプリンタ230にSDGコマンドを送信しない。コマンド送受信部224は、実際にはプリンタ230へコマンドを送信しないが、OS202に対してプリンタ230へのコマンド送信が成功したことを通知する(S1210)。そして、OS202はSDGコマンドをRAM14にあるキャッシュメモリから削除する。S1204で解析したコマンドがSDGコマンドでないと判定した場合(S1205にてNO)、S1204で解析したコマンドが印字コマンドであるか判定する(S1211)。
ここで、図13を用いて印刷コマンドの構造を説明する。印刷コマンド1301は、設定コマンド1302、印字コマンド1303、ページ終了コマンド1304、およびジョブ終了コマンド1305から構成されるコマンドである。設定コマンド1302は、印刷ジョブの印刷情報を示すコマンドである。印刷情報には、例えば、用紙サイズや用紙の種類、両面印刷を行うかどうか、などの情報が含まれる。印字コマンド1303は、画像データなどプリンタ230で出力させる内容を含むコマンドである。プリンタ230は、印字コマンド1303を受信すると、給紙動作を行い、印刷を開始する。ページ終了コマンド1304は、ジョブの毎ページの最後に付加されるコマンドである。ページ終了コマンド1304によって、プリンタ230はページの区切りを解釈することができる。ジョブ終了コマンド1305は、ジョブの最後のページのページ終了コマンドの後に付加されるコマンドである。プリンタ230はジョブ終了コマンド1305を受け取ると、印刷を終了する。
S1204で解析したコマンドが印字コマンド1303であると判定された場合(S1211にてYES)、コマンド送受信部224は、印字コマンド1303を受信した旨を示す識別子を外部記憶装置15に保存する(S1212)。そして、コマンド送受信部224は、プリンタ230に印字コマンド1303を送信する(S1213)。そしてコマンド送受信部は、OS202にプリンタ230へのコマンド送信処理が成功したことを通知する(S1214)。これにより、受信判定手段を実現する。
S1204で解析したコマンドが印字コマンド1303でないと判定された場合(S1211にてNO)、コマンド送受信部224は、プリンタ230に設定コマンド1302を送信する(S1213)。そしてコマンド送受信部224は、OS202にプリンタ230へのコマンド送信処理が成功したことを通知する(S1214)。
[ステータス判定処理]
図14は、ステータス情報判定部225がデータ生成情報によりステータスを判定する処理を示すフローチャートである。本実施形態では、CPU12が記憶部であるROM13等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。データ生成情報によりステータスを判定する処理は、第一実施形態において説明した図7のS709から実行される。
ステータス情報判定部225は処理を開始すると、S1212にて外部記憶装置15に保存された識別子を参照し、コマンド送受信部224が印字コマンド1303を受信したかどうかを判定する(S1401)。印字コマンド1303を受信済みであると判定された場合(S1401にてNO)、ステータス情報判定部225はプリンタ230および印刷コマンド生成部222が正常ステータスであると決定する(S1407)。そして、本処理を終了する。
印字コマンド1303をまだ受信していないと判定された場合(S1401にてYES)、ステータス情報判定部225は、S704にて取得したデータ生成情報を参照する(S1403)。そして、ステータス情報判定部225は、取得したデータ生成情報がデータ生成に時間がかかる旨を示しているかを判定する(S1403)。データ生成情報がSDGコマンドを示している場合(S1403にてYES)、ステータス情報判定部225は印刷コマンド生成に時間がかかるステータスが発生していると決定する(S1404)。S1405で印刷コマンド生成に時間がかかるステータスと決定された場合には、印刷コマンド生成に時間がかかるということが明確にユーザに理解されるようなステータスを表示(例えば、図9(a)に示すステータス情報表示画面910)する。
取得したデータ生成情報がSDGコマンドを示していない場合(S1403にてNO)、ステータス情報判定部225はS1103およびS1105によって外部記憶装置15に保存された識別子を参照する。そして、ステータス情報判定部225はコマンド送受信部224がプリンタ230との接続を確立したかどうかを判定する(S1405)。コマンド送受信部224とプリンタ230とが接続を確立している場合(S1405にてYES)、ステータス情報判定部225は印刷コマンド生成部222が印刷コマンド223を生成中であると決定する(S1406)。S1406で印刷コマンドを滞りなく生成できる見込みであると決定された場合、印刷コマンドを生成中であるということがユーザに理解されるようなステータスを表示(例えば図9(c)に示すステータス情報表示画面930)する。
コマンド送受信部224とプリンタ230が接続を確立していない場合(S1405にてNO)、ステータス情報判定部225はプリンタ230および印刷コマンド生成部222が正常ステータスであると決定する(S1407)。
以上の処理によって、ステータス情報表示部226は印刷コマンドの生成処理が遅延するか否かを区別して通知することが可能となる。また、印刷処理開始後直ちに、SDGコマンドが生成されていない段階でも、S1103およびS1212で保存する識別子を組み合わせて判定することで(S1401およびS1405)、印刷コマンドを生成中である旨をユーザに通知することが可能となる。
本実施形態により、ユーザは、プリンタドライバ220内部の処理が滞りなく完了できる見込みなのか、あるいは通常よりも時間がかかる見込みなのかを見分けることができる。
なお、本実施形態では、印刷コマンド生成に時間がかかる場合、SDGコマンドを作成して、データ生成情報に保存し、それをステータス情報判定部225が確認する方法をとった。しかし、実装上このような判定手段を搭載するだけのリソースを備えていないこともありうる。そのようなケースにおいて例えば、本実施形態で述べた識別子を保存し(S1103およびS1212)、保存の判定のみ(S1401およびS1405)行う。この場合、印刷コマンド生成中の表示がなされたあと、公知の方法において、プリンタへの印刷コマンド送信が成功した後は表示を「印刷中」に変更するといった方法であっても、一定の効果を有することは言うまでもない。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 印刷データからプリンタが解釈可能な印刷コマンドへ変換する印刷コマンド生成処理を行う印刷コマンド生成手段と、
    前記印刷コマンド生成手段による印刷コマンド生成処理が遅延するか否かを前記印刷データに基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記印刷コマンド生成処理が遅延すると判定した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示す遅延コマンドを生成する遅延コマンド生成手段と、
    前記遅延コマンド生成手段が前記遅延コマンドを生成した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示すステータスを表示する表示手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記印刷コマンドと前記遅延コマンドを前記プリンタに送信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 記プリンタのステータスを取得する取得手段を更に有し、
    前記プリンタのステータスがエラーもしくは印刷中であった場合、エラーもしくは印刷中のステータス表示は、前記表示手段の前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示す前記ステータスよりも優先して表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記印刷データに含まれる画像データのサイズの合計が印刷するページのデータサイズより大きい場合、もしくは、前記印刷データに対して復号化処理が必要である場合に前記印刷コマンド生成処理が遅延すると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 印刷データからプリンタが解釈可能な印刷コマンドへ変換する印刷コマンド生成処理を行う印刷コマンド生成工程と、
    前記印刷コマンド生成工程における印刷コマンド生成処理が遅延するか否かを前記印刷データに基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程にて前記印刷コマンド生成処理が遅延すると判定した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示す遅延コマンドを生成する遅延コマンド生成工程と、
    前記遅延コマンド生成工程にて前記遅延コマンドを生成した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示すステータスを表示する表示工程と
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  6. コンピュータを、
    印刷データからプリンタが解釈可能な印刷コマンドへ変換する印刷コマンド生成処理を行う印刷コマンド生成手段、
    前記印刷コマンド生成手段による印刷コマンド生成処理が遅延するか否かを前記印刷データに基づいて判定する判定手段、
    前記判定手段が前記印刷コマンド生成処理が遅延すると判定した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示す遅延コマンドを生成する遅延コマンド生成手段、
    前記遅延コマンド生成手段が前記遅延コマンドを生成した場合に、前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示すステータスを表示する表示手段
    として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを更に、
    前記印刷コマンドと前記遅延コマンドを前記プリンタに送信する送信手段として機能させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. コンピュータを更に、
    前記プリンタのステータスを取得する取得手段として機能させ、
    前記プリンタのステータスがエラーもしくは印刷中であった場合、エラーもしくは印刷中のステータス表示は、前記表示手段の前記印刷コマンド生成処理が遅延することを示す前記ステータスよりも優先して表示されることを特徴とする請求項6又は7に記載のプログラム。
  9. 前記判定手段は、前記印刷データに含まれる画像データのサイズの合計が印刷するページのデータサイズより大きい場合、もしくは、前記印刷データに対して復号化処理が必要である場合に前記印刷コマンド生成処理が遅延すると判定することを特徴とする請求項6乃至8いずれか一項に記載のプログラム。
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