JP5653579B2 - プログラム、切断線指示ファイル生成装置、切断線指示ファイル生成方法、rip処理装置、rip処理方法、及び印刷切断システム - Google Patents

プログラム、切断線指示ファイル生成装置、切断線指示ファイル生成方法、rip処理装置、rip処理方法、及び印刷切断システム Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、切断線指示ファイル生成装置、切断線指示ファイル生成方法、RIP処理装置、RIP処理方法、及び印刷切断システムに関する。
従来、媒体への印刷(プリント)及び切断(カット)を行う装置が知られている。このような装置としては、例えば、カッティングヘッド付きのインクジェットプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−335149号公報
このような装置は、例えば、予め設定された切断線に沿って、媒体の切断を行う。また、このような装置では、例えばユーザの操作により、切断動作の条件(カット条件)を様々に設定することが可能である。
近年、このような装置の用途の多様化等により、様々なカット条件を柔軟かつ適切に設定可能な方法が求められている。例えば、切断線毎に異なるカット条件を柔軟かつ適切に設定可能な方法が求められている。そこで、本発明は、上記の課題を解決できるプログラム、切断線指示ファイル生成装置、切断線指示ファイル生成方法、RIP処理装置、RIP処理方法、及び印刷切断システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(構成1)媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルをコンピュータに生成させるプログラムであって、切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する色準備処理と、複数の切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成処理とをコンピュータに行わせ、色準備処理は、それぞれ異なるカット条件と対応付けられた複数種類のカット条件対応色を準備し、切断線指示ファイル生成処理は、それぞれがいずれかのカット条件対応色と関連付けられている複数の切断線を示し、かつ、それぞれのカット条件対応色とカット条件とを対応付けたカット条件情報を含む切断線指示ファイルを生成し、切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、切断線指示ファイル生成処理は、カット条件情報を、切断線指示ファイルのコメント情報として書き込み、プログラムは、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいてプリント用の入力ファイルを生成する処理をコンピュータに更に行わせ、切断線指示ファイル生成処理は、プリントデータとは別のデータであり、切断線を示すデータであるカットデータに基づいて、切断線指示ファイルを生成する
切断線指示ファイル生成処理は、例えば、入力される画像に含まれる線を切断線として認識し、認識した切断線に対し、設定すべきカット条件に応じて、カット条件対応色を関連付ける。また、切断線指示ファイル生成処理は、例えば、切断線の色としてカット条件対応色を指定することにより、切断線とカット条件対応色との関連付けを行う。カット条件情報は、例えば、少なくとも切断線指示ファイルにおいて使用されているカット条件対応色について、色名と、カット条件とを対応付けた情報である。
このように構成すれば、例えば、切断線毎に異なるカット条件を、適切に設定できる。そのため、例えば、一つの切断線指示ファイル内で、切断される位置やオブジェクトに応じた複数種類のカット条件を適切に設定することが可能になる。また、これにより、例えば、カット条件の設定を、柔軟かつ適切に行うことが可能になる。
尚、媒体を切断する切断線とは、例えば、媒体において切断すべき位置を示す線のことである。この切断線は、例えば、画像が印刷された媒体から画像を切断する切断線である。画像を媒体から切断するとは、例えば、媒体において画像が印刷されている部分を、媒体の他の領域から切り離すことである。媒体において画像が印刷されている部分とは、画像を囲む余白部分を含む領域であってもよい。また、画像を媒体から切断するとは、その後に印刷される画像が媒体から切断された状態となるように、印刷前の媒体を切断することであってもよい。この場合、切断線は、印刷前に行われる切断の位置を示す切断線であってよい。
また、媒体の切断は、例えば、シール等の台紙上に本紙が貼り付けられている媒体に対する切断であってもよい。この場合、媒体の切断は、本紙のみを切断することであってもよい。
また、このプログラムは、例えば、グラフィックソフトウェアのプログラムである。また、カット条件対応色が対応付けられるカット条件は、例えば、切断の速度(カットスピード)、圧力、切断線の線種の指定等である。線種の指定とは、切断線を構成する線の種類の指定であり、例えば、通常の連続的な実線状の切断線、後で切り離すためのミシン目状の切断線等の指定である。また、カット条件は、レイアウト情報や、その他の各種制御情報を更に含む条件であってよい。
(構成2)切断線指示ファイルは、コメント情報を書き込むデータ領域を含む形式のファイルであり、切断線指示ファイル生成処理は、カット条件情報を、切断線指示ファイルのコメント情報として書き込む。このように構成すれば、例えば、カット条件情報を含む切断線指示ファイルを適切に生成できる。
(構成3)切断線を示すカットデータを作成するデータ生成処理を更にコンピュータに行わせ、切断線指示ファイル生成処理は、RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルにカットデータが示す画像を変換することにより、切断線指示ファイルとして、カットデータに対応するRIP入力形式ファイルであるカット用RIP入力ファイルを生成し、かつ、カット用RIP入力ファイルにおいて、切断線の色としてカット条件対応色を指定することにより、切断線とカット条件対応色とを関連付ける。
カット用RIP入力ファイルは、例えばPostscriptファイルである。カット用RIP入力ファイルは、PDFファイル等であってもよい。このように構成すれば、例えば、後段のRIP処理の入力ファイルとして、切断線を示すカット用RIP入力ファイルを適切に生成できる。
ここで、データ生成処理は、例えば、切断線を描画するユーザの操作に基づき、カットデータを生成する。この場合、ユーザは、例えば、各種のカット条件と対応付けられたツールを操作することにより、切断線の描画を行う。
また、色準備処理は、切断線を描画するツールと対応付けられたカット条件と対応付けて、それぞれのカット条件対応色を準備する。これにより、切断線指示ファイル生成処理は、例えば、切断線の描画時に使用されたツールに対応するカット条件に応じたカット条件対応色を、切断線に関連付ける。カット条件対応色としては、特色を用いることが好ましい。特色とは、例えば、プロセスカラーの混合により表現される色以外の色である。プロセスカラーとは、例えば、印刷装置で使用されるCMYKインクの各色である。
(構成4)色準備処理は、切断の速度の条件を少なくとも一部に含むカット条件をそれぞれのカット条件対応色に対応付け、切断線指示ファイル生成処理は、切断の速度を第1の速度とする条件を含むカット条件と対応付けられた第1のカット条件対応色と関連付けられた第1の切断線と、切断の速度を第1の速度と異なる第2の速度とする条件を含むカット条件と対応付けられた第2のカット条件対応色と関連付けられた第2の切断線とを示す切断線指示ファイルを生成する。
このように構成すれば、例えば、切断される位置やオブジェクトに応じて、切断の速度を適切に設定できる。これにより、例えば、複数のオブジェクトを切断する場合に、より複雑なオブジェクトに対する切断の速度をより低速に設定できる。また、例えば、簡単な四角形等の単純な図形のパスを通常の速度でカットする一方で、細かい文字等のカットを、カット速度を遅くして、丁寧に行うこと等が可能になる。
(構成5)色準備処理は、切断の圧力の条件を少なくとも一部に含む前記カット条件をそれぞれのカット条件対応色に対応付け、切断線指示ファイル生成処理は、切断の速度を第1の圧力とする条件を含むカット条件と対応付けられた第1の前記カット条件対応色と関連付けられた第1の前記切断線と、切断の速度を第1の圧力と異なる第2の圧力とする条件を含むカット条件と対応付けられた第2のカット条件対応色と関連付けられた第2の切断線とを示す切断線指示ファイルを生成する。
このように構成すれば、例えば、切断される位置やオブジェクトに応じて、切断の圧力を適切に設定できる。これにより、例えば、切断に使用するカッターの刃の媒体への切り込み深さを、切断線毎に異ならせることが可能になる。また、例えば、シール等の台紙上に本紙が貼り付けられている媒体を使用する場合において、高い圧力により台紙まで切削する切断と、低い圧力により本紙のみを切削する切断とを使い分けることが可能になる。
(構成6)色準備処理は、切断線の線種を指定する条件を少なくとも一部に含むカット条件をそれぞれのカット条件対応色に対応付け、切断線指示ファイル生成処理は、線種を実線とする条件を含むカット条件と対応付けられた第1のカット条件対応色と関連付けられた第1の切断線と、線種をミシン目状の線とする条件を含むカット条件と対応付けられた第2のカット条件対応色と関連付けられた第2の切断線とを示す切断線指示ファイルを生成する。ミシン目状の線とは、例えば、点線状又は破線状の線である。
このように構成すれば、例えば、切断される位置やオブジェクトに応じて、切断線の線種を適切に設定できる。また、第2の切断線は、ミシン目状の線であるため、例えば人手により、後で簡単に切り離すことが可能になる。そのため、このように構成すれば、例えば、一部の切断線を、後で切り離しを行うための切断線として形成できる。
また、これにより、例えば、シールの切断を行う場合等において、デザイン部分のオブジェクトを実線状に切断する一方で、オブジェクトの外周部分をミシン目状に切断すること等が可能になる。例えば、デザイン部分となる複数のオブジェクトを矩形領域内に含むシールの切断を行う場合、切断線指示ファイルが示す複数の切断線のうち、一番外の矩形領域を囲む切断線をミシン目状の線にすることが考えられる。このように構成すれば、例えば、この矩形領域を、後で簡単に切り離すことが可能になる。また、この場合、この矩形領域内のオブジェクトを囲む切断線を実線とすることが考えられる。これにより、例えば切断を実行する装置において、シールのデザイン部分のオブジェクトを適切に切断できる。尚、シールの切断とは、例えば、シールの台紙上の本紙のみの切断であってよい。
(構成7)RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを出力先の装置が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換するRIP処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルをRIP入力形式ファイルとして読み込むファイル読み込み処理と、切断線指示ファイルをRIP出力形式ファイルへ変換することにより、切断線指示ファイルに対応するRIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成するカット用RIP出力ファイル生成処理と、カット用RIP出力ファイルを出力先の装置へ出力するRIP出力ファイル出力処理とをコンピュータに行わせ、切断線指示ファイルは、それぞれがいずれかのカット条件対応色と関連付けられている複数の切断線を示し、かつ、それぞれのカット条件対応色と、切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件とを対応付けたカット条件情報を含み、カット用RIP出力ファイル生成処理は、切断線指示ファイルに含まれるカット条件情報に基づき、切断線が関連付けられているカット条件対応色に対応するカット条件に応じて切断動作を制御する切断制御コマンドを含むカット用RIP出力ファイルを生成する。カット用RIP出力ファイルは、切断制御コマンドの他に、例えば、切断線を示す画像のデータを含む。
このように構成すれば、例えば、複数種類のカット条件対応色のそれぞれに対応したカット条件に従って、出力先の装置を適切に制御できる。また、これにより、例えば、構成1と同様の効果を得ることができる。
尚、RIP出力形式ファイルは、例えば、出力先の装置を制御するコマンド及びデータにより構成されるファイルである。RIP出力形式ファイルは、例えばプリンタ記述言語又は同様の言語で切断線を示したファイルであってよい。また、出力先の装置は、例えば、カッティングヘッド付きのインクジェットプリンタである。この装置は、例えばカッティングプロッタ等であってよい。
(構成8)媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成装置であって、切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する色準備部と、複数の切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成部とを備え、色準備部は、それぞれ異なるカット条件と対応付けられた複数種類のカット条件対応色を準備し、切断線指示ファイル生成部は、それぞれがいずれかのカット条件対応色と関連付けられている複数の切断線を示し、かつ、カット条件対応色とカット条件とを対応付けたカット条件情報を含む切断線指示ファイルを生成する。
このように構成すれば、例えば、構成1と同様の効果を得ることができる。切断線指示ファイル生成装置は、例えばプログラムに従って動作するコンピュータであってよい。この場合、例えばコンピュータのCPUが、プログラムに従って、切断線指示ファイル生成装置の各部として動作する。
(構成9)媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成方法であって、切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する色準備段階と、複数の切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成段階とを備え、色準備段階は、それぞれ異なるカット条件と対応付けられた複数種類のカット条件対応色を準備し、切断線指示ファイル生成段階は、それぞれがいずれかのカット条件対応色と関連付けられている複数の切断線を示し、かつ、カット条件対応色とカット条件とを対応付けたカット条件情報を含む切断線指示ファイルを生成する。このようにすれば、例えば、構成1と同様の効果を得ることができる。
(構成10)RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを出力先の装置が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換するRIP処理を行うRIP処理装置であって、媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルをRIP入力形式ファイルとして読み込むファイル読み込み部と、切断線指示ファイルをRIP出力形式ファイルへ変換することにより、切断線指示ファイルに対応するRIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成するカット用RIP出力ファイル生成部と、カット用RIP出力ファイルを出力先の装置へ出力するRIP出力ファイル出力部とを備え、切断線指示ファイルは、それぞれがいずれかのカット条件対応色と関連付けられている複数の切断線を示し、かつ、それぞれのカット条件対応色と、切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件とを対応付けたカット条件情報を含み、カット用RIP出力ファイル生成部は、切断線指示ファイルに含まれるカット条件情報に基づき、切断線が関連付けられているカット条件対応色に対応するカット条件に応じて切断動作を制御する切断制御コマンドを含むカット用RIP出力ファイルを生成する。
このように構成すれば、例えば、構成6と同様の効果を得ることができる。RIP処理装置は、例えばプログラムに従って動作するコンピュータであってよい。この場合、例えばコンピュータのCPUが、プログラムに従って、RIP処理装置の各部として動作する。
(構成11)RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを出力先の装置が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換するRIP処理を行うRIP処理方法であって、媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルをRIP入力形式ファイルとして読み込むファイル読み込み段階と、切断線指示ファイルをRIP出力形式ファイルへ変換することにより、切断線指示ファイルに対応するRIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成するカット用RIP出力ファイル生成段階と、カット用RIP出力ファイルを出力先の装置へ出力するRIP出力ファイル出力段階とを備え、切断線指示ファイルは、それぞれがいずれかのカット条件対応色と関連付けられている複数の切断線を示し、かつ、それぞれのカット条件対応色と、切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件とを対応付けたカット条件情報を含み、カット用RIP出力ファイル生成段階は、切断線指示ファイルに含まれるカット条件情報に基づき、切断線が関連付けられているカット条件対応色に対応するカット条件に応じて切断動作を制御する切断制御コマンドを含むカット用RIP出力ファイルを生成する。このようにすれば、例えば、構成6と同様の効果を得ることができる。
(構成12)媒体への画像の印刷、及び切断線に沿った媒体の切断を行う印刷切断システムであって、構成8に記載の切断線指示ファイル生成装置と、構成10に記載のRIP処理装置と、RIP処理装置の出力先の装置である印刷切断装置とを備える。このように構成すれば、例えば、構成8及び構成10と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、例えば、カット条件の設定を柔軟かつ適切に行うことが可能になる。また、例えば、切断線毎に異なるカット条件を柔軟かつ適切に設定できる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る印刷切断システム10の構成の一例を示す。印刷切断システム10は、媒体への画像の印刷、及び切断線に沿った媒体の切断を行うシステムであり、クライアントPC12、RIP用PC14、及び印刷切断装置16を備える。印刷切断システム10は、これらの各構成の一部又は全てを、複数台備えてもよい。また、例えば、クライアントPC12及びRIP用PC14を、例えば1台のコンピュータで構成してもよい。
本例において、クライアントPC12とRIP用PC14との間は、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルにより、ネットワークを介して接続されている。また、RIP用PC14と印刷切断装置16との間は、例えばUSB2.0規格のUSBケーブルにより接続されている。
クライアントPC12は、グラフィックソフトウェアのプログラムがインストールされたコンピュータである。また、本例において、クライアントPC12は、切断線指示ファイル生成装置の一例である。クライアントPC12は、このグラフィックソフトウェアに従ってRIP入力ファイルとして動作することにより、後段のRIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを生成及び出力する。
本例において、クライアントPC12は、RIP入力形式ファイルとして、ID情報により互いに関連付けられたプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを生成する。プリント用RIP入力ファイルは、印刷される画像を示すプリントデータに対応するRIP入力形式ファイルである。カット用RIP入力ファイルは、画像を媒体から切断する切断線を示すカットデータに対応するRIP入力形式ファイルである。
尚、プリント用RIP入力ファイル、及びカット用RIP入力ファイルは、例えばEPS形式等のPostscriptファイルである。プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルは、PDFファイル等であってもよい。Postscriptファイル及びPDFファイル等は、コメント情報を書き込むデータ領域を含む形式のファイルの一例である。また、カット用RIP入力ファイルは、媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルの一例である。
また、クライアントPC12は、生成したプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを、RIP用PC14に設定された共有フォルダへ、ネットワークを介して出力する。これにより、クライアントPC12は、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを、RIP用PC14に受け渡す。
尚、クライアントPC12は、必要に応じて、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルの一方のみを生成してもよい。クライアントPC12の動作については、後に更に詳しく説明する。
RIP用PC14は、RIP処理を行うコンピュータである。RIP用PC14は、RIP処理用のソフトウェア(RIPソフトウェア)に従ってRIP処理装置として動作し、クライアントPC12から受け取るRIP入力形式ファイルであるプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを、出力先の装置である印刷切断装置16が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換する。
本例において、RIP用PC14は、記憶装置102において予め設定された共有フォルダを利用して、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを受け取る。また、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルのID情報に基づき、互いに関連付けられているプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを認識し、自動的に連携させる。
そして、RIP用PC14は、RIP処理により、RIP出力形式ファイルとして、プリント用RIP入力ファイルに対応するプリント用RIP出力ファイルと、カット用RIP入力ファイルに対応するカット用RIP出力ファイルとを生成する。また、生成したプリント用RIP出力ファイル及びカット用RIP出力ファイルを、ID情報による関連付けに応じたタイミングで、印刷切断装置16へ出力する。尚、RIP用PC14の動作についても、後に更に詳しく説明する。
印刷切断装置16は、RIP用PC14が生成するプリント用RIP出力ファイル及びカット用RIP出力ファイルの出力先の装置であり、例えばUSBケーブルを介して、これらのファイルを、RIP用PC14から順次受け取る。本例において、印刷切断装置16は、RIP用PC14から受け取るプリント用RIP出力ファイルに従って、画像の印刷を行う。そして、カット用RIP出力ファイルに従って、設定された切断線に沿って、画像を媒体から切断する。また、この場合、印刷切断装置16は、例えば、印刷後、媒体の切断を行う前に、例えばRIP用PC14の指示に応じて、媒体の位置合わせを行う。
尚、印刷切断装置16は、例えば、カット用RIP出力ファイルに従ってカッターを縦横に移動させることにより、画像を媒体から切断する。印刷切断装置16は、例えば直線状の部分や曲線状の部分を含む切断線に沿って、画像を切断してよい。印刷切断装置16は、例えば、カッターが設けられたカッティングヘッド付きのインクジェットプリンタである。印刷切断装置16は、例えばカッティングプロッタ等であってよい。
また、印刷切断装置16は、例えばシール等の台紙上に本紙が貼り付けられている媒体に対して印刷及び切断を行ってよい。この場合、印刷切断装置16は、例えば、台紙までカッターの刃が届かない圧力で切断を行うことにより、本紙のみを切断してもよい。
また、印刷切断装置16は、例えば、先に媒体の切断を行った後に、媒体への印刷を行ってもよい。この場合、例えば、印刷後にインクの乾燥を待つ必要がないため、全体での作業時間を短縮できる。また、この場合、RIP用PC14は、例えば、カット用RIP出力ファイルを出力した後に、プリント用RIP出力ファイルを出力する。
本例によれば、例えば、クライアントPC12のグラフィックソフトウェアにより作成されるプリントデータ及びカットデータに基づき、RIP処理を適切に行うことができる。また、これにより、適切に印刷及び画像の切断を行うことができる。
図2は、クライアントPC12の動作の一例を示すフローチャートである。クライアントPC12は、プリントデータ及びカットデータの作成用のグラフィックソフトウェアに従い、以下の動作を行う。
尚、プリントデータ用のグラフィックソフトウェアと、カットデータ用のグラフィックソフトウェアとは、同じソフトウェアであってもよく、それぞれ別のソフトウェアであってもよい。プリントデータ及びカットデータの作成用のグラフィックソフトウェアとしては、例えば、イラストレーター(登録商標)等の公知のグラフィックソフトウェアを用いることができる。この場合、例えば、カットデータの作成用のプラグインソフトウェアが更にインストールされる。また、公知のグラフィックソフトウェアに代えて、例えば、プリントデータ及びカットデータの両方を作成可能な独自のグラフィックソフトウェアを用いてもよい。
これらのグラフィックソフトウェアの機能により、クライアントPC12は、先ず、データ生成処理を行い、例えば画像及び切断線を描画するユーザの操作に基づき、プリントデータ及びカットデータを生成する(S102)。このプリントデータ及びカットデータは、例えば、グラフィックソフトウェアのデータ形式で画像及び切断線を示すデータである。
データ生成処理において、クライアントPC12は、プリントデータ用のグラフィックソフトウェアに従い、ユーザの操作に基づき、例えば、プロセスカラーにより画像を示すプリントデータを生成する。また、クライアントPC12は、カットデータ用のグラフィックソフトウェアに従い、ユーザの操作に基づき、例えば、各種のカット条件と対応付けられた切断線を示すカットデータを生成する。この場合、ユーザは、例えば、各種のカット条件と対応付けられたツールを操作することにより、切断線の描画を行う。
尚、カット条件とは、例えば、切断線に沿った切断動作の条件を指定するパラメータである。カット条件は、例えば、切断線の線種、切断の速度(カットスピード)、切断の圧力等を指定する条件であってよい。また、カット条件は、レイアウト情報や、その他の各種制御情報を更に含む条件であってもよい。
また、本例において、カットデータ用のグラフィックソフトウェアには、切断線を描画するツールとして、例えば、それぞれ異なるカット条件と対応付けられた複数のツールが用意されている。この場合、例えば複数の切断線の描画時において、それぞれの切断線を異なるツールにより描画することにより、切断線毎に異なるカット条件を設定することが可能になる。これにより、データ生成処理において、クライアントPC12は、例えば、それぞれ異なるカット条件と対応付けられた複数の切断線を示すカットデータを生成する。
そして、データの作成後、クライアントPC12は、プリント用RIP入力ファイル生成処理及びカット用RIP入力ファイル生成処理を行うことにより、プリントデータ及びカットデータを、RIP入力形式ファイルに変換する(S104)。これにより、クライアントPC12は、プリントデータに対応するプリント用RIP入力ファイル、及びカットデータに対応するカット用RIP入力ファイルを生成する。
そして、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルの生成後、クライアントPC12は、ファイル出力処理を行い、RIP用PC14の記憶装置102における予め設定された共有フォルダへ、ネットワークを介して、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを出力する(S106)。これにより、クライアントPC12は、プリントデータ及びカットデータのそれぞれに対応するRIP入力形式ファイルを、合計2ファイルの別々のファイルであるプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルとして、RIP用PC14へ受け渡す。
本例によれば、例えば、後段のRIP処理の入力ファイルとして、印刷される画像及び切断線のそれぞれを示すプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを適切に生成できる。これにより、例えば、印刷される画像及び切断線をそれぞれ示すファイルを、容易かつ適切に準備できる。
また、本例によれば、プリント用RIP入力ファイルとカット用RIP入力ファイルとを別のファイルとして出力することにより、例えば後段のRIP処理において一方のファイルに対応する処理のみを行う場合に、使用しない方のファイルのデータを読み込む必要がなくなる。これにより、例えば印刷と切断を一連の動作として行うのではなく、先に印刷のみを実行して、後に切断のみを実行する場合等に、それぞれの処理に要する時間を短縮できる。例えば、後で切断のみを行う場合に、プリント用RIP入力ファイルを読み込む必要がなくなり、その分の時間を短縮できる。また、特に、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルのデータのサイズが大きい場合、処理に要する時間の短縮の効果が顕著となる。
尚、本例において、クライアントPC12は、ID情報を付して、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルを生成する。例えば、プリント用RIP入力ファイル生成処理において、クライアントPC12は、カット用RIP入力ファイルと関連付けられ、かつ、プリント用RIP入力ファイルであることを識別可能なID情報を付して、プリント用RIP入力ファイルを生成する。プリント用RIP入力ファイルであることを識別可能なID情報とは、例えば、カット用RIP入力ファイルと区別可能なID情報である。
また、カット用RIP入力ファイル生成処理において、クライアントPC12は、プリント用RIP入力ファイルと関連付けられ、かつ、カット用RIP入力ファイルであることを識別可能なID情報を付して、カット用RIP入力ファイルを生成する。カット用RIP入力ファイルであることを識別可能なID情報とは、例えば、プリント用RIP入力ファイルと区別可能なID情報である。
クライアントPC12は、これらのID情報を、例えば、コメント情報として、それぞれのファイル内に付す。クライアントPC12は、ID情報を、それぞれのファイル名内に付してもよい。本例によれば、例えば、ID情報により両ファイルを関連付けることにより、後段のRIP処理において、印刷される画像と切断線とを適切に対応付けて処理を行うことができる。
ここで、カット用RIP入力ファイル生成処理について更に詳しく説明する。本例において、クライアントPC12は、カット用RIP入力ファイル生成処理として、色準備処理及び切断線指示ファイル生成処理を行う。
色準備処理は、カット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する処理である。本例の色準備処理において、クライアントPC12は、それぞれ異なるカット条件と対応付けられる複数種類のカット条件対応色を準備する。各カット条件対応色は、例えば、カットデータ用のグラフィックソフトウェアにおいて切断線を描画する各ツールのカット条件と対応付けられる。
尚、色準備処理において、クライアントPC12は、例えば予め設定された書式(フォーマット)に従って、複数種類のカット条件対応色を自動的に生成する。また、クライアントPC12は、カット条件対応色として、例えば特色(スポットカラー)を準備する。
切断線指示ファイル生成処理は、例えば、カットデータが示す切断線の画像をRIP入力形式ファイルに変換する処理により、カット用RIP入力ファイルを生成する。切断線指示ファイル生成処理において、クライアントPC12は、例えば、カットデータが示す画像に含まれる線を切断線として認識し、認識した切断線の色として、カット条件対応色を指定する。この場合、クライアントPC12は、その切断線の描画に使用されたツールのカット条件に応じて、対応するカット条件対応色を指定する。これにより、クライアントPC12は、カットデータに含まれる複数の切断線について、切断線毎に、設定すべきカット条件に応じて、切断線とカット条件対応色とを関連付ける。
また、本例の切断線指示ファイル生成処理において、クライアントPC12は、更に、カット用RIP入力ファイルのコメント情報(PSコメント)として、カット条件情報を書き込む。カット条件情報は、例えば、カット条件対応色とカット条件とを対応付けた情報であり、少なくともカット用RIP入力ファイルにおいて使用されているカット条件対応色について、色名と、カット条件とを対応付けて示す。
尚、本例において、カット条件とカット条件対応色との対応は、1対1の対応となる。但し、カット条件対応色と切断線との対応は1対多でよく、同じカット条件対応色(カット条件)を複数の切断線に設定できる。
以上のように、本例のカット用RIP入力ファイル生成処理において、クライアントPC12は、カット条件の異なる切断線に対し、異なるカット条件対応色(例えば特色)の色名を設定し、カット用RIP入力ファイルを生成する。また、カット条件の詳細を示すカット条件情報を、カット用RIP入力ファイルのコメント情報として書き込む。これにより、クライアントPC12は、複数の切断線を示し、かつカット条件対応色により切断線毎にカット条件を示すカット用RIP入力ファイルを生成する。
図3は、カット用RIP入力ファイル生成処理について更に詳しく説明する図である。図3(a)は、カット用RIP入力ファイルのコメント情報として書き込まれるカット条件情報の一例を示す。本例のカット用RIP入力ファイル生成処理において、クライアントPC12は、カット用RIP入力ファイルのコメント情報として所定のフィールド名及びその値を書き込むことにより、カット条件情報を書き込む。例えば、図示した例において、クライアントPC12は、カット条件情報として、フィールド名%MimakiCutConditionと、その値であるパラメータP1〜P4とを書き込む。
このうち、パラメータP1は、カット条件対応色の色名を示す。パラメータP1には、例えば、カット条件対応色として割り当てられた特色の色名を示す文字列が設定される。
また、パラメータP2は、印刷切断装置16において予め設定されている既定のカット条件を示す。本例において、印刷切断装置16には、既定のカット条件として、例えば、CUT1〜3、PEN、HALF、及びDF等の名前で、切断速度及び切断の圧力等のカット条件が予め設定される。また、これらの名前は、切断線の線種とも対応付けられており、切断線の線種を指定する条件として使用される。線種の指定とは、切断線を構成する線の種類の指定であり、例えば、通常の連続的な実線状の切断線、後で切り離すためのミシン目状の切断線等の指定である。ミシン目状の線とは、例えば、点線状又は破線状の線である。
本例において、CUT1、CUT2、CUT3のそれぞれの名前では、例えば、切断の速度又は圧力をそれぞれ異ならせて切断を行う実線状の切断線のカット条件が設定される。HALFの名前では、例えば、所定の切断の速度及び圧力によるミシン目状のカット条件が設定される。また、PENの名前では、例えば、所定の切断の速度及び圧力による、所定のペン作図条件と予め対応付けられた線種でのカット条件が設定される。DFは、例えば、カット用RIP出力ファイルによるカット条件の指定を行わないことを意味する値である。パラメータP2に値DFが設定された場合、印刷切断装置16は、印刷切断装置16において設定されているカット条件の設定値に従って、切断を行う。
尚、パラメータP2にこれらの名前が設定されている場合、RIP用PC14は、例えば、印刷切断装置16へ送るカット用RIP出力ファイルに、例えば切断制御コマンドとして、その名前を示すコードを設定する。これにより、RIP用PC14は、既定のカット条件の名前を示すコードを印刷切断装置16へ送る。印刷切断装置16は、送られた名前に従って切断の速度や圧力等のカット条件を決定し、切断を行う。
また、本例において、パラメータP2は、省略可能なパラメータである。パラメータP2が省略された場合、そのカット条件対応色が指定された切断線は、ダミーの切断線となり、その切断線に対応するパスは切断されない。
パラメータP3は、切断の速度(カットスピード)の条件を示す。切断の速度とは、例えば、切断時にカッターを移動させる速度である。本例において、パラメータP3には、1〜30の範囲の整数値により、切断の速度(cm/s)が設定される。また、切断の速度の条件を省略する場合には、値−1が設定される。この場合、切断の速度は、例えば印刷切断装置16において設定される速度となる。
パラメータP4は、切断の圧力の条件を示す。切断の圧力とは、例えば、カッターの刃を媒体に押しつける圧力である。本例において、パラメータP4には、10〜350の範囲の整数値により、圧力(g)が設定される。また、圧力の条件を省略する場合には、値−1が設定される。この場合、切断の圧力は、例えば印刷切断装置16において設定される圧力となる。
以上のようにして、クライアントPC12は、カット条件対応色とカット条件とを対応付けたカット条件情報を書き込む。また、カット条件として、切断線の線種、切断の速度等の各種の条件を指定する。
尚、パラメータP2と、パラメータP3又はP4とが同時に設定された場合、パラメータP3、P4に設定される条件は、例えば、パラメータP2で指定される既定のカット条件からの変更値として扱われる。これにより、例えば、CUT1等の名前に対応付けられている既定のカット条件に対し、一部の条件の変更を指定することが可能になる。この場合、変更を指定された条件の値は、対応する条件について印刷切断装置16に予め設定されている値よりも優先される。また、変更を指定されなかった条件の値としては、印刷切断装置16に予め設定されている値が使用される。
例えば、パラメータP2に名前CUT1が設定され、パラメータP4に切断の圧力の条件が設定された場合、RIP用PC14は、カット用RIP出力ファイルに含まれる切断制御コマンドとして、名前CUT1を示すコード、及び切断の圧力を設定する。印刷切断装置16は、これに応じて、切断制御コマンドにより設定された圧力を、圧力の動作値に設定する。また、名前CUT1に対応する切断の速度を既定のカット条件から抽出し、速度の動作値に設定する。
図3(b)は、カット用RIP入力ファイルが示す複数の切断線の一例を示す。図示した例において、カット用RIP入力ファイルは、複数のオブジェクト202a〜202cを切断する切断線と、オブジェクト202a〜202cを囲む外周の矩形領域204を切断する切断線とを示す。オブジェクト202a〜202cは、例えばシールのデザインのオブジェクトである。また、矩形領域204は、複数のシールのデザインを含むシートを構成する領域である。
また、本例において、オブジェクト202a、202bは、簡単な四角形及び三角形のオブジェクトである。また、オブジェクト202cは、細かい文字のオブジェクトであり、オブジェクト202a、202bと比べて複雑な外周形状を有する。
このような場合において、カット条件として、以下の3種類の条件を用いる。先ず、第1の条件として、線種を所定の実線とし、切断の速度を所定の標準速度とする。また、切断の圧力も、所定の標準値に設定する。また、第2の条件として、切断の速度を第1の条件よりも小さな所定の低速値に設定する。第2の条件において、その他の設定は、第1の条件と同じにする。また、第3の条件として、線種を、所定のミシン目状の線とする。第3の条件において、その他の設定は、第1の条件と同じにする。尚、第2又は第3の条件において、例えば切断の圧力等を第1の条件と異ならせてもよい。
そして、カットデータ用のグラフィックソフトウェアにおいて切断線を描画するツールとして、上記の各条件とそれぞれ対応付けられた複数のツールを用いる。これにより、データ生成処理におけるカットデータの作成時において、ユーザは、例えば、第1の条件と対応付けられたツールを用いて、オブジェクト202a、202bの切断線を描画する。また、第2の条件と対応付けられたツールを用いて、オブジェクト202cの切断線を描画する。更に、第3の条件と対応付けられたツールを用いて、矩形領域204の切断線を描画する。
この場合、カット用RIP入力ファイル生成処理中の色準備処理において、クライアントPC12は、上記の各条件を、それぞれ異なるカット条件対応色と対応付ける。例えば、クライアントPC12は、第1〜第3の条件のそれぞれを、それぞれ異なるカット条件対応色である色A〜色Cのそれぞれに対応付ける。
これにより、カット用RIP入力ファイル生成処理中の切断線指示ファイル生成処理において、クライアントPC12は、オブジェクト202a、202bの切断線と、色Aとを関連付ける。また、オブジェクト202cの切断線と、色Bとを関連付ける。更に、矩形領域204の切断線と、色Cとを関連付ける。
また、クライアントPC12は、カット用RIP入力ファイルのコメント情報として、色A〜Cのそれぞれと対応付けて、第1〜第3の条件をそれぞれ示すカット条件情報を書き込む。これにより、クライアントPC12は、カット用RIP入力ファイルが示す複数の切断線に対し、切断線毎にカット条件を設定する。
本例によれば、例えば、切断される位置やオブジェクトに応じたカット条件を適切に設定できる。これにより、例えば、オブジェクト202a、202bのような単純な図形のパスを通常の速度で切断する一方で、オブジェクト202cのような細かい文字等の切断を、切断速度を遅くして、丁寧に行うこと等が可能になる。
また、切断線毎に線種の指定を行うことにより、例えば、一部の切断線を後で簡単に切り離すことが可能なミシン目状の線に設定できる。そのため、例えば、シールのデザイン部分のオブジェクト202a〜202cを実線状に切断する一方で、オブジェクトの外周部分の矩形領域204を、後で簡単に取り外しできるようにミシン目状に切断すること等が可能になる。
以上のように、本例によれば、例えば、カット条件の設定を柔軟かつ適切に行うことが可能になる。続いて、RIP用PC14の動作について説明する。
図4は、RIP用PC14の動作の一例を示すフローチャートである。RIP用PC14は、RIPソフトウェアに従って、以下の動作を行う。
本例において、RIP用PC14は、先ず、ファイル読み込み処理を行い、記憶装置102に設定された共有フォルダから、RIP入力形式ファイルを読み込む(S202)。本例において、RIP用PC14は、プリント用RIP入力ファイル又はカット用RIP入力ファイルがクライアントPC12から共有フォルダへ出力された場合に、そのファイルを、RIP入力形式ファイルとして読み込む。また、RIP用PC14は、読み込んだファイルのコメント情報を取得する。例えば、本例において、RIP用PC14は、カット用RIP入力ファイルのコメント情報から、カット条件情報を取得する。
尚、プリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルの両方のファイルが共有フォルダに存在する場合、RIP用PC14は、これらのファイルのコメント情報として書き込まれているID情報に基づき、両ファイルを関連付けて、以下の処理を行う。単独のプリント用RIP入力ファイル又はカット用RIP入力ファイルのみが共有フォルダに存在する場合、RIP用PC14は、そのファイルのみに対して、以下の処理を行う。
また、RIP用PC14は、プリント用RIP入力ファイル又はカット用RIP入力ファイルのコメント情報に基づき、カット条件情報以外の情報を更に取得してもよい。例えば、RIP用PC14は、コメント情報に基づき、各種の印刷制御用情報及び切断制御用情報を更に取得してもよい。
尚、印刷制御用情報とは、例えば、プリント用RIP入力ファイルに基づく印刷動作を制御する情報である。切断制御用情報とは、例えば、カット用RIP入力ファイルに基づく切断動作を制御する情報である。これらの情報は、例えばレイアウト情報やその他の各種制御情報を含む情報であってよい。この場合、RIP用PC14は、取得した情報に基づき、例えば、RIP処理の各種設定を行う。切断制御用情報は、例えばカット条件情報で指定される条件以外の条件について切断動作を制御する情報であってよい。また、切断制御用情報は、例えば、複数の切断線に対して共通のカット条件を指定する情報を含んでもよい。
続いて、RIP用PC14は、RIP処理を実行して、印刷切断装置16へ出力するRIP出力形式ファイルを生成する。このステップにおいて、RIP用PC14は、例えば、プリント用RIP出力ファイル生成処理及びカット用RIP出力ファイル生成処理を行う。尚、ファイル読み込み処理において、プリント用RIP入力ファイル又はカット用RIP入力ファイルの一方のみを読み込んだ場合、RIP用PC14は、例えば、プリント用RIP出力ファイル生成処理及びカット用RIP出力ファイル生成処理のうち、そのファイルに対応する処理のみを行う。
プリント用RIP出力ファイル生成処理において、RIP用PC14は、プリント用RIP入力ファイルをRIP出力形式ファイルへ変換することにより、プリント用RIP入力ファイルに対応するRIP出力形式ファイルであるプリント用RIP出力ファイルを生成する。この処理において、RIP用PC14は、例えば、印刷される画像に対する公知のRIP処理と同一又は同様の方法により、プリント用RIP出力ファイルを生成する。例えば、RIP用PC14は、Postscriptファイルであるプリント用RIP入力ファイルの解析、印刷切断装置16の解像度に合わせたラスタライズ、印刷切断装置16の色再現特性に合わせたカラー変換、及びスクリーニング処理等を行うことにより、プリント用RIP出力ファイルを生成する。
また、カット用RIP出力ファイル生成処理において、RIP用PC14は、カット用RIP入力ファイルをRIP出力形式ファイルへ変換することにより、カット用RIP入力ファイルに対応するRIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成する。この処理において、RIP用PC14は、先ず、例えば、カット条件対応色と関連付けられているパスを、カット用RIP入力ファイルから、切断線として抽出する。そして、この抽出結果に基づき、切断線を示す画像のデータを生成する。
そして、RIP用PC14は、更に、カット用RIP入力ファイルのコメント情報に書き込まれているカット条件情報に基づき、そのカット条件対応色に対応付けられているカット条件に応じて、それぞれの切断線に対応する切断制御コマンドを生成する。この切断制御コマンドは、例えば、カット条件に応じて切断動作を制御するコマンドである。これにより、RIP用PC14は、切断線毎に、カット条件に応じた切断制御コマンドを設定し、カット用RIP出力ファイル中へ出力する。
上記以外の点について、RIP用PC14は、カット用RIP出力ファイル生成処理において、例えば、プリント用RIP出力ファイル生成処理や、切断線に対する公知のRIP処理と同一又は同様の方法により、カット用RIP出力ファイルを生成する。これにより、RIP用PC14は、例えば、カット用RIP入力ファイルに基づき、切断線を示す画像のデータと、切断制御コマンドとを含むカット用RIP出力ファイルを生成する。
続いて、RIP用PC14は、RIP出力ファイル出力処理を行い、プリント用RIP出力ファイル及びカット用RIP出力ファイルを印刷切断装置16へ出力する。これにより、RIP用PC14は、印刷及び切断の動作を印刷切断装置16に実行させる(S206)。
本例によれば、例えば、複数種類のカット条件対応色のそれぞれに対応したカット条件に従って、印刷切断装置16を適切に制御できる。また、これにより、切断線毎に異なるカット条件を適切に設定できる。
尚、ID情報に基づいて互いに関連付けられたプリント用RIP入力ファイル及びカット用RIP入力ファイルをクライアントPC12から受け取った場合、RIP用PC14は、例えば、これらに対応するプリント用RIP出力ファイル及びカット用RIP出力ファイルのそれぞれを、対応付けに応じたタイミングで、印刷切断装置16へ出力する。例えば、RIP用PC14は、プリント用RIP出力ファイルを出力した後、例えば印刷後の乾燥時間に相当する一定の時間待って、予め設定されたタイミングで、カット用RIP出力ファイルを出力する。また、RIP用PC14は、カット用RIP出力ファイルを先に出力することにより、印刷切断装置16に、印刷より先に切断を行わせてもよい。本例によれば、例えば、印刷切断装置16に、適切に印刷及び切断を行わせることができる。
また、プリント用RIP入力ファイルとカット用RIP入力ファイルとが互いに関連付けられておらず、一方のファイルのみを受け取った場合、印刷切断装置16は、受け取ったファイルに応じて、プリント用RIP出力ファイル及びカット用RIP出力ファイルの一方のみを印刷切断装置16へ出力する。これにより、必要に応じて、印刷切断装置16に、印刷又は切断の一方のみを適切に行わせることができる。
尚、上記実施形態では、カット条件の指定方法の一例として、ツールにカット条件を対応付けた場合を説明したが、これに限らない。例えば、ツールを用いて描画後、対象の輪郭(カット線)毎にカット条件をしていく方法等も考えられる。また、この場合、カット条件に名前を付けて登録しておく方法や、その都度カット条件を設定していく方法等がある。カット条件を予め登録しておく場合には、例えば、ユーザがツールを用いて対象の輪郭を描画した後、その輪郭を選択して名前を指定することによって、カット条件と輪郭とを紐付けることができる。また、カット条件をその都度設定する場合には、例えば、ユーザがツールを用いて対象の輪郭を描画した後、その輪郭を選択してカット条件の設定フィールドを呼び出し、カット条件を指定することができる。また、レイヤーを指定することによって、レイヤー内の全ての輪郭を指定し、その全ての輪郭に対して同一のカット条件を指定するようにしてもよい。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、例えば印刷切断システムに好適に利用できる。
本発明の一実施形態に係る印刷切断システム10の構成の一例を示す図である。 クライアントPC12の動作の一例を示すフローチャートである。 カット用RIP入力ファイル生成処理について更に詳しく説明する図である。図3(a)は、カット用RIP入力ファイルのコメント情報として書き込まれるカット条件情報の一例を示す。図3(b)は、カット用RIP入力ファイルが示す複数の切断線の一例を示す。 RIP用PC14の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10・・・印刷切断システム、12・・・クライアントPC、14・・・RIP用PC、16・・・印刷切断装置、102・・・記憶装置、202a、202b、202c・・・オブジェクト、204・・・矩形領域

Claims (11)

  1. 媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルをコンピュータに生成させるプログラムであって、
    前記切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する色準備処理と、
    複数の前記切断線を示す前記切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成処理と
    を前記コンピュータに行わせ、
    前記色準備処理は、それぞれ異なる前記カット条件と対応付けられた複数種類の前記カット条件対応色を準備し、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、それぞれがいずれかの前記カット条件対応色と関連付けられている複数の前記切断線を示し、かつ、前記カット条件対応色と前記カット条件とを対応付けたカット条件情報を含む前記切断線指示ファイルを生成し、
    前記切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、前記カット条件情報を、前記切断線指示ファイルの前記コメント情報として書き込み、
    前記プログラムは、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいてプリント用の入力ファイルを生成する処理を前記コンピュータに更に行わせ、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、前記プリントデータとは別のデータであり、前記切断線を示すデータであるカットデータに基づいて、前記切断線指示ファイルを生成することを特徴とするプログラム。
  2. 前記切断線を示すカットデータを作成するデータ生成処理を更にコンピュータに行わせ、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルに前記カットデータが示す画像を変換することにより、前記切断線指示ファイルとして、前記カットデータに対応する前記RIP入力形式ファイルであるカット用RIP入力ファイルを生成し、
    かつ、前記カット用RIP入力ファイルにおいて、前記切断線の色として前記カット条件対応色を指定することにより、前記切断線と前記カット条件対応色とを関連付けることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記色準備処理は、切断の速度の条件を少なくとも一部に含む前記カット条件をそれぞれの前記カット条件対応色に対応付け、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、
    前記切断の速度を第1の速度とする条件を含む前記カット条件と対応付けられた第1の前記カット条件対応色と関連付けられた第1の前記切断線と、
    前記切断の速度を第1の速度と異なる第2の速度とする条件を含む前記カット条件と対応付けられた第2の前記カット条件対応色と関連付けられた第2の前記切断線と
    を示す前記切断線指示ファイルを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記色準備処理は、切断の圧力の条件を少なくとも一部に含む前記カット条件をそれぞれの前記カット条件対応色に対応付け、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、
    前記切断の圧力を第1の圧力とする条件を含む前記カット条件と対応付けられた第1の前記カット条件対応色と関連付けられた第1の前記切断線と、
    前記切断の圧力を第1の圧力と異なる第2の圧力とする条件を含む前記カット条件と対応付けられた第2の前記カット条件対応色と関連付けられた第2の前記切断線と
    を示す前記切断線指示ファイルを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプログラム。
  5. 前記色準備処理は、前記切断線の線種を指定する条件を少なくとも一部に含む前記カット条件をそれぞれの前記カット条件対応色に対応付け、
    前記切断線指示ファイル生成処理は、
    前記線種を実線とする条件を含む前記カット条件と対応付けられた第1の前記カット条件対応色と関連付けられた第1の前記切断線と、
    前記線種をミシン目状の線とする条件を含む前記カット条件と対応付けられた第2の前記カット条件対応色と関連付けられた第2の前記切断線と
    を示す前記切断線指示ファイルを生成することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
  6. RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを出力先の装置が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換するRIP処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを前記RIP入力形式ファイルとして読み込むファイル読み込み処理と、
    前記切断線指示ファイルを前記RIP出力形式ファイルへ変換することにより、前記切断線指示ファイルに対応する前記RIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成するカット用RIP出力ファイル生成処理と、
    前記カット用RIP出力ファイルを前記出力先の装置へ出力するRIP出力ファイル出力処理と
    を前記コンピュータに行わせ、
    前記切断線指示ファイルは、それぞれがいずれかの前記カット条件対応色と関連付けられている複数の前記切断線を示し、かつ、それぞれの前記カット条件対応色と、前記切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件とを対応付けたカット条件情報を含み、
    前記カット用RIP出力ファイル生成処理は、前記切断線指示ファイルに含まれる前記カット条件情報に基づき、前記切断線が関連付けられている前記カット条件対応色に対応する前記カット条件に応じて切断動作を制御する切断制御コマンドを含む前記カット用RIP出力ファイルを生成し、
    前記切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、
    前記切断線指示ファイルにおいて、前記カット条件情報は、前記切断線指示ファイルの前記コメント情報として書き込まれており、
    前記切断線指示ファイルは、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいて生成されたプリント用のRIP入力形式ファイルとは別のファイルであり、
    かつ、前記プリントデータとは別のデータであり、前記切断線を示すデータであるカットデータに基づいて生成されたファイルであることを特徴とするプログラム。
  7. 媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成装置であって、
    前記切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する色準備部と、
    複数の前記切断線を示す前記切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成部と
    を備え、
    前記色準備部は、それぞれ異なる前記カット条件と対応付けられた複数種類の前記カット条件対応色を準備し、
    前記切断線指示ファイル生成部は、それぞれがいずれかの前記カット条件対応色と関連付けられている複数の前記切断線を示し、かつ、前記カット条件対応色と前記カット条件とを対応付けたカット条件情報を含む前記切断線指示ファイルを生成し、
    前記切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、
    前記切断線指示ファイル生成部は、前記カット条件情報を、前記切断線指示ファイルの前記コメント情報として書き込み、
    前記切断線指示ファイル生成装置は、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいてプリント用の入力ファイルを更に生成し、
    前記切断線指示ファイル生成部は、前記プリントデータとは別のデータであり、前記切断線を示すデータであるカットデータに基づいて、前記切断線指示ファイルを生成することを特徴とする切断線指示ファイル生成装置。
  8. 媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成方法であって、
    前記切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件と対応付けられた色であるカット条件対応色を準備する色準備段階と、
    複数の前記切断線を示す前記切断線指示ファイルを生成する切断線指示ファイル生成段階と
    を備え、
    前記色準備段階は、それぞれ異なる前記カット条件と対応付けられた複数種類の前記カット条件対応色を準備し、
    前記切断線指示ファイル生成段階は、それぞれがいずれかの前記カット条件対応色と関連付けられている複数の前記切断線を示し、かつ、前記カット条件対応色と前記カット条件とを対応付けたカット条件情報を含む前記切断線指示ファイルを生成し、
    前記切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、
    前記切断線指示ファイル生成段階は、前記カット条件情報を、前記切断線指示ファイルの前記コメント情報として書き込み、
    前記切断線指示ファイル生成方法において、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいてプリント用の入力ファイルを更に生成し、
    前記切断線指示ファイル生成段階は、前記プリントデータとは別のデータであり、前記切断線を示すデータであるカットデータに基づいて、前記切断線指示ファイルを生成することを特徴とする切断線指示ファイル生成方法。
  9. RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを出力先の装置が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換するRIP処理を行うRIP処理装置であって、
    媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを前記RIP入力形式ファイルとして読み込むファイル読み込み部と、
    前記切断線指示ファイルを前記RIP出力形式ファイルへ変換することにより、前記切断線指示ファイルに対応する前記RIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成するカット用RIP出力ファイル生成部と、
    前記カット用RIP出力ファイルを前記出力先の装置へ出力するRIP出力ファイル出力部と
    を備え、
    前記切断線指示ファイルは、それぞれがいずれかの前記カット条件対応色と関連付けられている複数の前記切断線を示し、かつ、それぞれの前記カット条件対応色と、前記切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件とを対応付けたカット条件情報を含み、
    前記カット用RIP出力ファイル生成部は、前記切断線指示ファイルに含まれる前記カット条件情報に基づき、前記切断線が関連付けられている前記カット条件対応色に対応する前記カット条件に応じて切断動作を制御する切断制御コマンドを含む前記カット用RIP出力ファイルを生成し、
    前記切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、
    前記切断線指示ファイルにおいて、前記カット条件情報は、前記切断線指示ファイルの前記コメント情報として書き込まれており、
    前記切断線指示ファイルは、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいて生成されたプリント用のRIP入力形式ファイルとは別のファイルであり、
    かつ、前記プリントデータとは別のデータであり、前記切断線を示すデータであるカットデータに基づいて生成されたファイルであることを特徴とするRIP処理装置。
  10. RIP(Raster Image Processor)処理の入力データとなるデータ形式のRIP入力形式ファイルを出力先の装置が解釈可能なデータ形式のRIP出力形式ファイルへ変換するRIP処理を行うRIP処理方法であって、
    媒体を切断する切断線を示す切断線指示ファイルを前記RIP入力形式ファイルとして読み込むファイル読み込み段階と、
    前記切断線指示ファイルを前記RIP出力形式ファイルへ変換することにより、前記切断線指示ファイルに対応する前記RIP出力形式ファイルであるカット用RIP出力ファイルを生成するカット用RIP出力ファイル生成段階と、
    前記カット用RIP出力ファイルを前記出力先の装置へ出力するRIP出力ファイル出力段階と
    を備え、
    前記切断線指示ファイルは、それぞれがいずれかの前記カット条件対応色と関連付けられている複数の前記切断線を示し、かつ、それぞれの前記カット条件対応色と、前記切断線に沿った切断動作の条件を指定するカット条件とを対応付けたカット条件情報を含み、
    前記カット用RIP出力ファイル生成段階は、前記切断線指示ファイルに含まれる前記カット条件情報に基づき、前記切断線が関連付けられている前記カット条件対応色に対応する前記カット条件に応じて切断動作を制御する切断制御コマンドを含む前記カット用RIP出力ファイルを生成し、
    前記切断線指示ファイルは、所定のフィールド名及びその値が書き込まれたコメント情報を含むファイルであり、
    前記切断線指示ファイルにおいて、前記カット条件情報は、前記切断線指示ファイルの前記コメント情報として書き込まれており、
    前記切断線指示ファイルは、印刷される画像を示すデータであるプリントデータに基づいて生成されたプリント用のRIP入力形式ファイルとは別のファイルであり、
    かつ、前記プリントデータとは別のデータであり、前記切断線を示すデータであるカットデータに基づいて生成されたファイルであることを特徴とするRIP処理方法。
  11. 媒体への画像の印刷、及び切断線に沿った前記媒体の切断を行う印刷切断システムであって、
    請求項7に記載の切断線指示ファイル生成装置と、
    請求項9に記載のRIP処理装置と、
    前記RIP処理装置の出力先の装置である印刷切断装置と
    を備えることを特徴とする印刷切断システム。
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