しかしながら、特許文献1に記載されるようなカッティングプリンタの場合、線分の印刷後、その線分をカットする場合には、印刷すべきものとして印刷データを作成した後、別個にカットを所望する線分にカットデータを付加するという煩雑な手順を踏まねばならないという問題点があった。
また、一般的に、このようなカッティングプリンタを作動させるためデータ(カッティングプリンタ用データ)の作成、即ち、印刷データの作成及びその印刷データへのカットデータの付加は、専用のアプリケーションを必要とするため、利便性が悪く、そのため、手軽にカッティングプリンタを利用し得ないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、一般的な描画用アプリケーションで作成した描画データをカッティングプリンタ用データに変換するカッティングプリンタ制御プログラムと、一般的な描画アプリケーションで作成した描画データを用いてカッティングプリンタを制御するためのカッティングプリンタ制御装置及びカッティングプリンタ制御方法とを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、アプリケーションにより作成され切断条件を指定するデータが付加されていない描画データ描画データを、切断線データ及び印刷データに変換し、その切断線データ及びその印刷データに基づく切断及び印刷をカッティングプリンタに実行させるものであって、前記描画データに含まれる線分データを抽出する抽出手段と、その抽出手段により抽出された線分データの書式が記憶手段に記憶されている所定の書式に合致するか否かを判断する判断手段と、その判断手段により判断した結果、前記線分データの書式が前記所定の書式に合致すると判断された場合に、その合致すると判断された書式を有する線分データを、前記カッティングプリンタにより切断される切断線の切断線データに変換する切断線データ生成手段と、前記描画データのうち前記抽出手段により抽出された線分データ以外のデータと前記線分データの書式が前記所定の書式に合致しないと前記判断手段により判断された線分データとを印刷データに変換する印刷データ生成手段と、前記切断線データ及び前記印刷データに基づく切断及び印刷がカッティングプリンタで実行されるように、前記切断線データ及び前記印刷データを供給するデータ供給手段としてコンピュータを機能させるためのものである。
この請求項1記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、コンピュータが以下の各手段として機能し、描画データがカッティングプリンタ用の切断線データ及び印刷データに変換される。まず、抽出手段により、描画データに含まれる線分データが抽出されると、判断手段により、その抽出された線分データの書式が記憶手段に記憶されている所定の書式に合致するか否かが判断される。そして、その判断手段により、該書式が所定の書式に合致すると判断された場合には、切断線データ生成手段により、その合致すると判断された線分データが該カッティングプリンタにより切断される切断線の切断線データに変換される。一方、描画データのうち抽出手段により抽出された線分データ以外のデータ、及び、線分データの書式が所定の書式に合致しないと判断手段により判断された線分データとが、印刷データ生成手段により印刷データに変換される。そして、得られた切断線データ及び印刷データに基づく切断及び印刷がカッティングプリンタで実行されるように、データ供給手段により、切断線データ及び印刷データが供給される。これにより、描画アプリケーションにより作成された描画データを用いてカッティングプリンタに切断処理及び印刷処理を実行させることができる。
請求項2記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項1記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記所定の書式は、1又は複数の書式から構成されるものであり、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データが前記1又は複数の書式のいずれかに合致するか否かを判断するものであり、前記切断線データ生成手段は、前記判断手段において、前記線分データが前記1又は複数の書式のいずれかに合致すると判断された場合に、その合致すると判断された書式を有する線分データを、その線分データの書式毎に、それぞれ異なる切断条件の付加されている切断線の切断線データに変換するものである。
この請求項2記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1記載のカッティングプログラムと同様に作用する上、判断手段により、抽出手段により抽出された線分データが、記憶手段に記憶されている1又は複数の書式のいずれかに合致するか否かが判断され、この判断手段により、該線分データが該1又は複数の書式のいずれかに合致すると判断された場合には、切断線データ生成手段により、その合致すると判断された書式を有する線分データが、その線分データの書式毎に、それぞれ異なる切断条件の付加されている切断線の切断線データに変換される。それによって、カッティングプリンタにおいて、線分データの書式に応じた異なる切断条件で切断がなされるように制御することができる。
請求項3記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項2記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記切断条件は、カット圧、カット回数、カット速度のうちの少なくとも1つである。
請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項1から3のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データにおける線分の色が前記所定の書式に合致するか否かを判断する色判断手段を含むものである。
この請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1から3のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムと同様に作用する上、判断手段では、抽出手段により抽出された線分データにおける線分の色が所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項5記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記色は、RGB値から構成される色データである。
請求項6記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記色は、CMYK値から構成される色データである。
請求項7記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項1から6のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データにおける線分の太さが前記所定の書式に合致するか否かを判断する太さ判断手段を含むものである。
この請求項7記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1から6のいずれかに記載のカッティングプリンタと同様に作用する上、判断手段では、抽出手段により抽出された線分データにおける線分の太さが所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項8記載のカッティングプリンタ制御プログラムは、請求項1から7のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データにおける線分の線種が前記所定の書式に合致するか否かを判断する線種判断手段を含むものである。
この請求項8記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1から7のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムにおいて、判断手段では、抽出手段により抽出された線分データにおける線分の線種が所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項9記載のカッティングプリンタ制御装置は、カッティングプリンタを制御するものであって、アプリケーションにより作成され切断条件を指定するデータが付加されていない描画データに含まれる線分データを抽出する抽出手段と、所定の書式を記憶する記憶手段と、前記抽出手段により抽出された線分データの書式が前記記憶手段に記憶されている所定の書式に合致するか否かを判断する判断手段と、その判断手段により判断した結果、前記線分データの書式が前記所定の書式に合致すると判断された場合に、その合致すると判断された書式を有する線分データを、前記カッティングプリンタにより切断される切断線の切断線データに変換する切断線データ生成手段と、前記描画データのうち前記抽出手段により抽出された線分データ以外のデータと前記線分データの書式が前記所定の書式に合致しないと前記判断手段により判断された線分データとを印刷データに変換する印刷データ生成手段と、前記切断線データ及び前記印刷データに基づく切断及び印刷がカッティングプリンタで実行されるように、前記切断線データ及び前記印刷データを供給するデータ供給手段とを備えている。
この請求項9記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、抽出手段により、描画データに含まれる線分データが抽出されると、判断手段により、その抽出された線分データの書式が記憶手段に記憶されている所定の書式に合致するか否かが判断される。そして、その判断手段により、該書式が所定の書式に合致すると判断された場合には、切断線データ生成手段により、その合致すると判断された線分データが該カッティングプリンタにより切断される切断線の切断線データに変換される。一方、描画データのうち抽出手段により抽出された線分データ以外のデータ、及び、線分データの書式が所定の書式に合致しないと判断手段により判断された線分データとが、印刷データ生成手段により印刷データに変換される。そして、得られた切断線データ及び印刷データに基づく切断及び印刷がカッティングプリンタで実行されるように、データ供給手段により、切断線データ及び印刷データが供給される。それによって、描画アプリケーションにより作成された描画データを用いてカッティングプリンタに切断処理及び印刷処理を実行させることができる。
請求項10記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項9記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記所定の書式は、予め設定された1又は複数の書式から構成されるものであり、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データが前記1又は複数の書式のいずれかに合致するか否かを判断するものであり、前記切断線データ生成手段は、前記判断手段において、前記線分データが前記1又は複数の書式のいずれかに合致すると判断された場合に、その合致すると判断された書式を有する線分データを、その線分データの書式毎に、それぞれ異なる切断条件の付加されている切断線の切断線データに変換するものである。
この請求項10記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、判断手段により、抽出手段により抽出された線分データが、記憶手段に記憶されている1又は複数の書式のいずれかに合致するか否かが判断され、この判断手段により、該線分データが該1又は複数の書式のいずれかに合致すると判断された場合には、切断線データ生成手段により、その合致すると判断された書式を有する線分データが、その線分データの書式毎に、それぞれ異なる切断条件の付加されている切断線の切断線データに変換される。それによって、カッティングプリンタにおいて、線分データの書式に応じた切断条件での切断がなされるように制御することができる。
請求項11記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項10記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記切断条件は、カット圧、カット回数、カット速度のうちの少なくとも1つである。
請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項9から11のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データにおける線分の色が前記所定の書式に合致するか否かを判断する色判断手段を含むものである。
この請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から11のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、判断手段では、抽出手段により抽出された線分データにおける線分の色が所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項13記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記色は、RGB値から構成される色データである。
請求項14記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記色は、CMYK値から構成される色データである。
請求項15記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項9から14のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データにおける線分の太さが前記所定の書式に合致するか否かを判断する太さ判断手段を含むものである。
この請求項15記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から14のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、判断手段では、抽出手段により抽出された線分データにおける線分の太さが所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項16記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項9から15のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記判断手段は、前記抽出手段により抽出された線分データにおける線分の線種が前記所定の書式に合致するか否かを判断する線種判断手段を含むものである。
この請求項16記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から15のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、判断手段では、抽出手段により抽出された線分データにおける線分の線種が所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項17記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項9から16のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記所定の書式を前記記憶手段に記憶させて設定する書式設定手段を備えている。
この請求項17記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から16のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、書式設定手段により、切断線とする線分データの書式を予め設定できる。
請求項18記載のカッティングプリンタ制御装置は、請求項10から17のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置において、前記切断条件を、前記所定の書式毎に前記記憶手段に記憶させて設定する切断条件設定手段を備えている。
この請求項18記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項10から17のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、切断条件設定手段により、切断条件を、予め切断線として設定されている線分データの書式毎に設定できる。
請求項19記載のカッティングプリンタ制御方法は、カッティングプリンタを制御する方法であって、アプリケーションにより作成され切断条件を指定するデータが付加されていない描画データに含まれる線分データを抽出する抽出工程と、その抽出工程により抽出された線分データの書式が記憶手段に記憶されている所定の書式に合致するか否かを判断する判断工程と、その判断工程により判断した結果、前記線分データの書式が前記所定の書式に合致すると判断された場合に、その合致すると判断された書式を有する線分データを、前記カッティングプリンタにより切断される切断線の切断線データに変換する切断線データ生成工程と、前記描画データのうち前記抽出工程により抽出された線分データ以外のデータと前記線分データの書式が前記所定の書式に合致しないと前記判断工程により判断された線分データとを印刷データに変換する印刷データ生成工程と、前記切断線データ及び前記印刷データに基づく切断及び印刷がカッティングプリンタで実行されるように、前記切断線データ及び前記印刷データを供給するデータ供給工程とを備えている。
この請求項19記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、まず、抽出工程において、描画データに含まれる線分データが抽出され、その抽出された線分データの書式が、判断工程において、記憶手段に記憶されている所定の書式に合致するか否かが判断される。そして、その判断工程において、該書式が所定の書式に合致すると判断された場合には、切断線データ生成工程において、その合致すると判断された線分データがカッティングプリンタにより切断される切断線の切断線データに変換される。一方、描画データのうち抽出工程において抽出された線分データ以外のデータ、及び、線分データの書式が所定の書式に合致しないと判断工程において判断された線分データとが、印刷データ生成工程において印刷データに変換される。そして、得られた切断線データ及び印刷データに基づく切断及び印刷がカッティングプリンタで実行されるように、データ供給工程において、切断線データ及び印刷データが供給される。それによって、描画アプリケーションにより作成された描画データを用いてカッティングプリンタに切断処理及び印刷処理を実行させることができる。
請求項20記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項19記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記所定の書式は、1又は複数の書式から構成されるものであり、前記判断工程は、前記抽出工程により抽出された線分データが前記1又は複数の書式のいずれかに合致するか否かを判断するものであり、前記切断線データ生成工程は、前記判断工程おいて、前記線分データが前記1又は複数の書式のいずれかに合致すると判断された場合に、その合致すると判断された書式を有する線分データを、その線分データの書式毎に、それぞれ異なる切断条件の付加されている切断線の切断線データに変換するとして設定するものである。
この請求項20記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19記載のカッティングプリンタ制御方法と同様に作用する上、判断工程において、抽出工程で抽出された線分データが、記憶手段に記憶されている1又は複数の書式のいずれかに合致するか否かが判断される。そして、この判断工程において、該線分データが該1又は複数の書式のいずれかに合致すると判断された場合には、切断線データ生成工程において、その合致すると判断された書式を有する線分データが、その線分データの書式毎に、それぞれ異なる切断条件の付加されている切断線の切断線データに変換される。それによって、カッティングプリンタにおいて、線分データの書式に応じた異なる切断条件で切断がなされるように制御することができる。
請求項21記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項20記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記切断条件は、カット圧、カット回数、カット速度のうちの少なくとも1つである。
請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項19から21のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記判断工程は、前記抽出工程により抽出された線分データにおける線分の色が前記所定の書式に合致するか否かを判断する色判断工程を含むものである。
この請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から21のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法と同様に作用する上、判断手段工程において、抽出工程で抽出された線分データにおける線分の色が所定のた書式に合致するか否かが判断される。
請求項23記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記色は、RGB値から構成される色データである。
請求項24記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記色は、CMYK値から構成される色データである。
請求項25記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項19から24のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記判断工程は、前記抽出工程により抽出された線分データにおける線分の太さが前記所定の書式に合致するか否かを判断する太さ判断工程を含むものである。
この請求項25記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から24のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法と同様に作用する上、判断手段工程において、抽出工程で抽出された線分データにおける線分の太さが所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項26記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項19から25のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記判断工程は、前記抽出工程により抽出された線分データにおける線分の線種が前記所定の書式に合致するか否かを判断する線種判断工程を含むものである。
この請求項26記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から25のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法と同様に作用する上、判断手段工程において、抽出工程で抽出された線分データにおける線分の線種が所定の書式に合致するか否かが判断される。
請求項27記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項19から26のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法において、前記所定の書式を前記記憶手段に記憶させて設定する書式設定工程を備えている。
この請求項27記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から26のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法と同様に作用する上、書式設定手段において、切断線とする線分データの書式を予め設定できる。
請求項28記載のカッティングプリンタ制御方法は、請求項20からあ27のいずれかに記載カッティングプリンタ制御方法において、前記切断条件を、前記所定の書式毎に前記記憶手段に記憶させて設定する切断条件設定工程を備えている。
この請求項28記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項20から27のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置と同様に作用する上、切断条件設定工程において、切断条件を、予め切断線として設定されている線分データの書式毎に設定できる。
請求項1記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、アプリケーションにより作成され切断条件を指定するデータが付加されていない描画データにおける線分データが、予め切断線として設定しておいた書式(例えば、線分の色、線分の太さ、線分の線種など)であれば、その線分をカッティングプリンタにおける切断線(カットライン)の切断線データに変換される。一方、切断線データに変換される切断線データ以外の描画データは、印刷データに変換される。よって、カッティングプリンタ用データを作成するための専用アプリケーションを必要とすることなく、一般的な描画用アプリケーションで作成した描画データをカッティングプリンタ用データに変換することができるという効果がある。そのため、ユーザは、手軽にカッティングプリンタ用データを作成することができる。
請求項2記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1記載のカッティングプリンタ用制御プログラムの奏する効果に加えて、判断手段により、予め切断線として設定されている1又は複数の書式のうちの1つの書式を有する線分データであると判断されると、その線分データが切断線として設定される。その際、1の線分データの書式に対して設定される1の切断線にはそれぞれ異なる切断条件が付加されているので、データの書式毎に異なる切断処理を設定することができるという効果がある。従って、ユーザが描画用アプリケーションによって描画データを作成する際に、線分データの書式を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができる。そのため、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を容易に設定することができる。
請求項3記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項2記載のカッティングプリンタ制御プログラムの奏する効果に加えて、切断条件として、カット圧、カット回数、カット速度のうちの少なくとも1つが選択できるので、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を容易に設定することができるという効果がある。
請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1から3のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムの奏する効果に加えて、判断手段において、線分データの色が予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の色で描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の色で線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの色を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの色を変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項5記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムの奏する効果に加えて、判断手段において判断する色は、RGB値から構成される色データであるので、一般的な描画アプリケーションで指定可能な色データを用いることができるという効果がある。
請求項6記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項4記載のカッティングプリンタ制御プログラムの奏する効果に加えて、判断手段において判断する色は、CMYK値から構成される色データであるので、一般的な描画アプリケーションで指定可能な色データを用いることができるという効果がある。
請求項7記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1から6のいずれかに記載のカッティングプリンタの奏する効果に加えて、判断手段において、線分データの太さが予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の太さで描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の太さで線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの太さを適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの太さを変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項8記載のカッティングプリンタ制御プログラムによれば、請求項1から7のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御プログラムの奏する効果に加えて、判断手段において、線分データの線種が予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の線種で描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の線種で線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの線種(例えば、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線など)を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの線種を変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項9記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、アプリケーションにより作成され切断条件を指定するデータが付加されていない描画データにおける線分データが、予め切断線として設定しておいた書式(例えば、線分の色、線分の太さ、線分の線種など)であれば、その線分をカッティングプリンタにおける切断線(カットライン)の切断線データに変換される。一方、切断線データに変換される切断線データ以外の描画データは、印刷データに変換される。よって、カッティングプリンタ用データを作成するための専用アプリケーションを必要とすることなく、一般的な描画用アプリケーションで作成した描画データをカッティングプリンタ用データに変換することができるという効果がある。そのため、ユーザは、手軽にカッティングプリンタ用データを作成することができる。
請求項10記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、判断手段により、予め切断線として設定されている1又は複数の書式のうちの1つの書式を有する線分データであると判断されると、その線分データが切断線として設定される。その際、1の線分データの書式に対して設定される1の切断線にはそれぞれ異なる切断条件が付加されているので、データの書式毎に異なる切断処理を設定することができるという効果がある。従って、ユーザが描画用アプリケーションによって描画データを作成する際に、線分データの書式を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができる。そのため、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を容易に設定することができる。
請求項11記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項10記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、切断条件として、カット圧、カット回数、カット速度のうちの少なくとも1つが選択できるので、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を容易に設定することができるという効果がある。
請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から11のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、判断手段において、線分データの色が予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の色で描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の色で線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの色を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの色を変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項13記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、判断手段により判断される色は、RGB値から構成される色データであるので、一般的な描画アプリケーションで指定可能な色データを用いることができるという効果がある。
請求項14記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項12記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、判断手段により判断される色は、CMYK値から構成される色データであるので、一般的な描画アプリケーションで指定可能な色データを用いることができるという効果がある。
請求項15記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から14のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、判断手段において、線分データの太さが予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の太さで描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の太さで線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの太さを適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの太さを変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項16記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から15のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、判断手段において、線分データの線種が予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、線分データにおける所定の線種が予め切断線として設定されていれば、その所定の線種で描画されている線分データが切断線として設定される。よって、ユーザは、線分データの線種(例えば、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線など)を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの線種を変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項17記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項9から16のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、書式設定手段により、切断線とする線分データの書式を予め設定できるので、切断線として設定する線分データの設定自由度が増大し、それに伴って、カッティングプリンタの使い勝手も向上するという効果がある。
請求項18記載のカッティングプリンタ制御装置によれば、請求項10から17のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御装置の奏する効果に加えて、切断条件設定手段により、切断条件を、予め切断線として設定されている線分データの書式毎に設定できるので、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を、ユーザが適宜設定することができるという効果がある。
請求項19記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、アプリケーションにより作成され切断条件を指定するデータが付加されていない描画データにおける線分データが、予め切断線として設定しておいた書式(例えば、線分の色、線分の太さ、線分の線種など)であれば、その線分をカッティングプリンタにおける切断線(カットライン)の切断線データに変換される。一方、切断線データに変換される切断線データ以外の描画データは、印刷データに変換される。よって、カッティングプリンタ用データを作成するための専用アプリケーションを必要とすることなく、一般的な描画用アプリケーションで作成した描画データをカッティングプリンタ用データに変換することができるという効果がある。そのため、ユーザは、手軽にカッティングプリンタ用データを作成することができる。
請求項20記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19記載のカッティングプリンタの奏する効果に加えて、判断工程において、予め切断線として設定されている1又は複数の書式のうちの1つの書式を有する線分データであると判断されると、その線分データが切断線として設定される。その際、1の線分データの書式に対して設定される1の切断線にはそれぞれ異なる切断条件が付加されているので、データの書式毎に異なる切断処理を設定することができるという効果がある。従って、ユーザが描画用アプリケーションによって描画データを作成する際に、線分データの書式を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができる。そのため、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を容易に設定することができる。
請求項21記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項20のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、切断条件として、カット圧、カット回数、カット速度のうちの少なくとも1つが選択できるので、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を容易に設定できるという効果がある。
請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から21のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、判断工程において、線分データの色が予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の色で描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の色で線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの色を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの色を変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項23記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、判断工程により判断される色は、RGB値から構成される色データであるので、一般的な描画アプリケーションで指定可能な色データを用いることができるという効果がある。
請求項24記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項22記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、判断工程により判断される色は、CMYK値から構成される色データであるので、一般的な描画アプリケーションで指定可能な色データを用いることができるという効果がある。
請求項25記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から24のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、判断工程において、線分データの太さが予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の太さで描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の太さで線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの太さを適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの太さを変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項26記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から25のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、判断工程において、線分データの線種が予め設定された書式であるか否かが判断される。即ち、所定の線種で描画されている線分データが切断線として予め設定されていれば、その所定の線種で線分を描くことによって切断線を設定することができる。よって、ユーザは、線分データの線種(例えば、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線など)を適宜変更することによって、カッティングプリンタで実行される切断条件(例えば、カット圧、カット回数、カット速度など)を適宜変更させることができるという効果がある。一般的に、描画アプリケーションにおいて線分データの線種を変更することは非常に容易であるので、ユーザは容易に切断条件を変更することができる。
請求項27記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項19から26のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、書式設定工程において、切断線とする線分データの書式を予め設定できるので、切断線として設定する線分データの設定自由度が増大し、それに伴って、カッティングプリンタの使い勝手も向上するという効果がある。
請求項28記載のカッティングプリンタ制御方法によれば、請求項20から27のいずれかに記載のカッティングプリンタ制御方法の奏する効果に加えて、切断条件設定工程において、切断条件を、予め切断線として設定されている線分データの書式毎に設定できるので、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を、ユーザが適宜設定することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明のプリンタ制御装置として機能するプリンタサーバ10を含むカッティングプリントシステムの全体構成を示すブロック図である。図1に示されるようなカッティングプリントシステムは、プリンタサーバ10と、プリンタサーバ10に接続されるクライアントとしてのパーソナルコンピュータ30(以下、これを「クライアントPC30」と称する。)と、プリンタサーバに接続されるカッティングプリンタ50とを備えている。
プリンタサーバ10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、入力部15と、表示部16と、ネットワーク42を介してクライアントPC30に接続するネットワーク用インターフェース17(I/F17)と、カッティングプリンタ50に接続するプリンタ用インターフェース18(I/F18)と、入出力ポート20とを備えている。
CPU11は、このプリンタサーバ10を総括的に制御する中央演算処理であり、図2〜図3、図6のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。
ROM12は、CPU11により実行される各種制御プログラムや、それらの制御プログラムをCPU11により実行する上で必要なデータなどを格納した書き換え不能なメモリである。なお、図2〜図3、図6のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、このROM12内に格納されている。
RAM13は、CPU11により実行される各種処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶するためのメモリである。
記憶部14は、例えば、RAM又はハードディスクなどの、書き換え可能であり記憶容量の大きいメモリにより構成されている。また、この記憶部14は、クライアントPC30より受信した描画データを格納する描画データメモリ14aと、描画データメモリ14aに格納される描画データから変換されたカッティングプリンタ用データ(CPデータ)を格納するCPデータメモリ14bと、描画データからCPデータへの変換における変換パラメータ、例えば、カットライン(切断線)として設定するための線分データの書式(色、太さ、線種など)、カットラインに応じて設定される切断条件(カット回数、カット圧、カット速度など)などを格納する変換パラメータメモリ14cとを備えている。
入力部15は、プリンタサーバ10もデータ又はコマンドを入力するものであり、キーボード、マウスなどにより構成されている。また、この入力部15は、描画データからCPデータへの変換における変換パラメータを入力するための変換パラメータ入力部15aを備えている。
表示部16は、プリンタサーバ10で実行される処理内容や入力されたデータなどを視覚的に確認するために、文字や画像などを表示するものであり、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどにより構成されている。
I/F17(ネットワーク用インターフェイス17)は、プリンタサーバ10をネットワーク42に接続し、ネットワーク42を経由したクライアントPC30とのデータの入出力を制御するものである。
I/F18(プリンタ用インターフェイス18)は、プリンタサーバ10とカッティングプリンタ50とを接続するものであり、プリンタサーバ10は、このI/F18を介することにより、カッティングプリンタ50にCPデータを送信し、カッティングプリンタ50に被印刷物への印刷及びカット(切断)を実行させることができる。
図1に示すように、上記したCPU11、ROM12、RAM13は、バスライン20を介して互いに接続されており、このバスライン20は入出力ポート19にも接続されている。この入出力ポート19は、バスライン20の他に、記憶部14、入力部15、表示部16、I/F17、I/F18に接続されている。
一方、ネットワーク42を介して上記プリンタサーバ10に接続されているクライアントPC30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、記憶部34と、入力部35と、表示部36と、ネットワーク42を介してプリンタサーバ10に接続するネットワーク用インターフェース37(I/F37)とを備えている。
上記構成において、CPU31は、クライアントPC30の動作を制御するものであり、各種プログラムを実行する。ROM32は、クライアントPC30の動作を制御するためのプログラムなどが格納されたメモリであり、RAM33は、CPU31の処理に必要なデータなどを一時的に記憶するための読み書き可能なメモリである。
記憶部34は、ハードディスクなどにより構成され、描画データを作成するための描画アプリケーションなどが格納される。入力部35は、キーボードやマウスなどにより構成され、クライアントPC30にデータや印刷指示コマンドなどのコマンドを入力するためのものであり、表示部35は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどにより構成され、各種処理内容や入力されたデータなどを視覚的に確認するものである。また、I/F37は、クライアントPCをネットワーク42に接続し、ネットワーク42を経由したプリンタサーバ10とのデータの入出力を制御するものである。
図1に示すように、上記したCPU31、ROM32、RAM33は、バスライン40を介して互いに接続されており、このバスライン40は入出力ポート38にも接続されている。この入出力ポート38は、バスライン40の他に、記憶部34、入力部35、表示部36、I/F37に接続されている。
上記のように構成されたクライアントPC30において、記憶部34に格納される描画アプリケーションが起動されると、入力部35による入力操作により、カッティングプリンタ50での印刷及び切断を所望するデザインの描画データが作成され、そのように作成された描画データが、入力部35による印刷コマンドの入力によってI/F37からプリンタサーバ10へ出力され、ネットワーク42を経由し、プリンタサーバ10へ入力される。
なお、図1には、1台のクライアントPC30がネットワーク42に接続された状態が図示されているが、プリンタサーバ10に接続されるクライアントPC30の台数は、1台に限らず複数台であってもよい。また、クライアントPC30が1台である場合には、ネットワーク42を介さずに、クライアントPC30とプリンタサーバ10とを直接接続するようにしてもよい。
また、プリンタサーバ10に接続されるカッティングプリンタ50は、CPU51と、ROM52と、RAM53と、搬送部54と、印刷部55と、カット部56と、プリンタサーバ10に接続するプリンタ用インターフェース57(I/F57)とを備えている。
上記構成において、CPU51は、カッティングプリンタ50の動作を制御するものであり、図4のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。ROM52は、カッティングプリンタ50の動作を制御するためのプログラムなどが格納されたメモリである。ここで、図4のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、このROM52内に格納されている。RAM53は、CPU51の処理に必要なデータなどを一時的に記憶するための読み書き可能なメモリである。
搬送部54は、このカッティングプリンタ50において、被印刷物への印刷、切断時に、その被印刷物を搬送するためのものであり、搬送モータや送りローラなどにより構成される。また、印刷部55は、CPデータに基づいて被印刷物へ印刷を行うためのものであり、印刷ヘッドなどにより構成される。また、カット部56は、CPデータに基づいて被印刷物の切断(カット)を行うためのものであり、カッタ刃(刃部)などにより構成される。また、I/F57(プリンタ用インターフェイス57)は、カッティングプリンタ50とプリンタサーバ10とを接続するものであり、このI/F57を介して、プリンタサーバ10からCPデータが入力される。
図1に示すように、上記したCPU51、ROM52、RAM53は、バスライン60を介して互いに接続されており、このバスライン60は入出力ポート58にも接続されている。この入出力ポート58は、バスライン60の他に、搬送部54、印刷部55、カット部56、I/F57に接続されている。
なお、図1には、プリンタサーバ10に、1台のカッティングプリンタ50のみが接続されている状態が図示されているが、プリンタサーバ10に接続するカッティングプリンタ50の台数は1台に限らず複数台であってもよい。また、カッティングプリンタ50と印刷のみを行うプリンタとを混在させて接続してもよい。
次に、図2〜図3のフローチャートを参照して、本発明のプリンタ制御装置としてのプリンタサーバ10で実行されるデータ受信処理について説明する。図2は、プリンタサーバ10で実行されるデータ受信処理を示すフローチャートである。このデータ受信処理は、クライアントPC30より受信したデータに応じた処理を実行するものであり、特に、クライアントPC30において一般的な描画アプリケーションで作成された描画データを受信した場合には、その描画データをカッティングプリンタ用データ(CPデータ)に変換し、カッティングプリンタ50へ出力する処理を実行するものである。
このデータ受信処理は、クライアントPC30からデータが受信されると起動し、まず、受信したデータが描画データであるか否かを確認する(S1)。S1の処理により確認した結果、受信したデータが描画データでなければ(S1:No)、受信したデータに応じた各処理(例えば、クライアントPC30の入力部35による印刷停止コマンドの入力に基づく印刷停止処理の実行及びカッティングプリンタ50への印刷停止コマンドの出力)を実行し(S5)、このデータ受信処理を終了する。
一方、S1の処理により確認した結果、受信したデータが描画データであれば(S1:Yes)、受信した描画データを描画データメモリに記憶し(S2)、CPデータ変換処理(S3)を実行する。
ここで、図3のフローチャートを参照して、このCPデータ変換処理(S3)について説明する。図3は、プリンタサーバ10で実行されるCPデータ変換処理(S3)を示すフローチャートである。
このCPデータ変換処理(S3)は、描画データにおける線分データを、変換パラメータメモリ14cに記憶される書式に一致した場合にカットラインとして設定するなど、描画データからCPデータ(カッティングプリンタ用データ)に変換する処理を実行するものである。なお、本実施例では、変換パラメータメモリ14cには、色が(R,G,B)=(255,0,211)であり、且つ、太さが2.5ptであり、且つ、線種が破線である線分データとカットを1回行う第1のカットラインとが対応づけられ、また、色が(R,G,B)=(46,6,9)であり、且つ、太さが1.23ptであり、且つ、線種が一点鎖線である線分データとカットを2回行う第2のカットラインとが対応づけられているものとする。なお、以下において、第1のカットラインに変換される線分データにおいて設定されている色を「第1の色」、太さを「第1の太さ」、線種を「第1の線種」と称し、また、第2のカットラインに変換される線分データにおいて設定されている色を「第2の色」、太さを「第2の太さ」、線種を「第2の線種」と称する。
CPデータ変換処理(S3)では、まず、S2の処理により描画データメモリ14aに記憶された描画データから線分データとその他の描画領域データとをそれぞれ抽出する(S11)。次いで、抽出されたデータが線分データか否かを確認する(S12)。
S12の処理により、線分データであると確認された場合には(S12:Yes)、その線分データの色が第1の色として設定されている色、即ち、(R,G,B)=(255,0,211)であるか否かを確認する(S13)。
S13の処理により確認した結果、その線分データの色が第1の色であれば(S13:Yes)、次いで、その線分データの太さが第1の太さとして設定されている太さ、即ち、2.5ptの太さであるか否かを確認する(S14)。
S14の処理により確認した結果、その線分データの太さが第1の太さであれば(S14:Yes)、次いで、その線分データの線種が第1の線種として設定されている線種、即ち、破線であるか否かを確認する(S15)。
S15の処理により確認した結果、その線分データの線種が第1の線種であれば(S15:Yes)、その線分データを、カッティングプリンタ50で第1の切断条件(本実施例では、カット1回)の付加されている第1のカットラインとしてCPデータに変換する(S16)。
S16の処理後、変換されたCPデータをCPデータメモリ14bに記憶し(S17)、このCPデータ変換処理を終了する。
一方、S13の処理で確認した結果、その線分データの色が第1の色でなければ(S13:No)、次いで、その線分データの色が第2の色として設定されている色、即ち、(R,G,B)=(46,6,9)であるか否かを確認する(S18)。
S18の処理により確認した結果、その線分データの色が第2の色であれば(S18:Yes)、次いで、その線分データの太さが第2の太さとして設定されている太さ、即ち、1.23ptの太さであるか否かを確認する(S19)。
S19の処理により確認した結果、その線分データの太さが第2の太さであれば(S19:Yes)、次いで、その線分データの線種が第2の線種として設定されている線種、即ち、一点鎖線であるか否かを確認する(S20)。
S20の処理により確認した結果、その線分データの線種が第2の線種であれば(S20:Yes)、その線分データを、カッティングプリンタ50で第2の切断条件(本実施例では、カット2回)の付加されている第2のカットラインとしてCPデータに変換し(S21)、S17の処理へ移行する。
一方、以下の(1)〜(5)の場合が確認された場合には、S23の処理へ移行し、その線分データは印刷ラインとしてCPデータに変換され、S17の処理へ移行する:(1)S14の処理により、その線分データの太さが第1の太さでないと確認された場合(S14:No)、(2)S15の処理により、その線分データの線種が第1の線種ではないと確認された場合(S15:No)、あるいは、(3)S18の処理により、その線分データの色が第2の色ではないと確認された場合(S18:No)、(4)S19の処理により、その線分データの太さが第2の太さではないと確認された場合(S19:No)、(5)S20の処理により、その線分データの線種が第2の線種ではないと確認された場合(S20:No)。
上記のようなS12〜S21の処理により、第1の色であり、且つ、第1の太さであり、且つ、第1の線種である線分データは、CPデータにおける第1のカットラインとして変換され、一方で、第2の色であり、且つ、第2の太さであり、且つ、第2の線種である線分データは、CPデータにおける第2のカットラインとして変換され、それ以外の線分データについてはCPデータにおける印刷ラインとして変換される。つまり、カットラインにすべき部分を、予め設定されている色、太さ、線種(実線、破線、一点鎖線など)で描いておけば、プリンタサーバ10においてカットラインに自動的に変換される。描画アプリケーションにおける線分の色、太さ、線種の設定又は変更は容易な操作で行い得るので、特に煩雑な操作をすることなくカットラインすべき部分を指定することができる。また、色データとしてRGB値が使用されるが、このRGB値はRGB(赤、緑、青)の3原色を基に色を表示するものであり、一般的描画アプリケーションで採用されている色データであるので、ユーザにとって、利用及び色の設定を行い易い色データであるため、切断線の設定が容易である。
一方、S12の処理により、線分データではなく、その他の描画領域データであると確認された場合には(S12:No)、印刷されるべき描画領域データとしてCPデータに変換され(S22)、S17の処理へ移行する。
図2に戻って説明する。CPデータ変換処理(S3)の終了後、S17の処理によりCPデータメモリに記憶されたCPデータを、カッティングプリンタ50へ出力し(S4)、このデータ受信処理を終了する。
このデータ受信処理のS4の処理により、CPデータがカッティングプリンタ50に出力されると、カッティングプリンタ50では、そのCPデータに基づいて、印刷及び切断(カット)を実行する。ここで、図4を参照して、カッティングプリンタ50で実行される印刷処理について説明する。図4は、カッティングプリンタ50で実行され印刷処理を示すフローチャートであり、この印刷処理は、プリンタサーバ10からデータが受信されると起動する処理である。
この印刷処理では、まず、プリンタサーバから受信したデータがCPデータであるか否かを確認し(S41)、CPデータ以外のデータ(例えば、印刷停止コマンド)であれば、その受信データに応じた各処理を実行し(S46)、この印刷処理を終了する。
S41の処理により確認した結果、プリンタサーバ10から受信したデータがCPデータであれば(S41:Yes)、S23で処理されたCPデータにおける印刷ラインを印刷部55により印刷し(S42)、次いで、S32で処理された描画領域データを印刷部55により印刷する(S43)。S43の処理後、カットラインに沿ってカット部56によりカットする(S44)。具体的には、S44の処理では、S16で処理されたCPデータにおける第1のカットラインがある場合には、カット部56により、変換パラメータメモリ14cに記憶されている通りの第1のカットラインに対する切断条件に従い、そのカットラインに沿って1回カットを行い、また、S21で処理されたCPデータにおける第2のカットラインがある場合には、カット部56により、変換パラメータメモリ14cに記憶されている通りの第2のカットラインに対する切断条件に従い、そのカットラインに沿って2回カットを行う。S44の処理後、この印刷処理を終了する。
図5は、クライアントPC30において、一般的な描画アプリケーションにより作成された描画データが、本発明のプリンタ制御装置であるプリンタサーバ10においてCPデータに変換されることにより、カッティングプリンタ50において実行される処理を模式的に示した図である。図5(a)は、星形の描画した描画データにおいて、星形の外縁を描画する線分データが、(R,G,B)=(0,0,0)の色で2.5ptの太さの実線で描かれ、その内部が所定の色で着色されている場合を示す図である。この場合は、図3に示したCPデータ変換処理(S3)により、線分データが印刷ラインとしてCPデータに変換されるので、カッティングプリンタ50では、星形の外縁を(R,G,B)=(0,0,0)の色で2.5ptの太さの実線で印刷し、その内部を所定の色で印刷を行う。なお、図5(a)〜(c)において、星形の内部が斜線に描かれているが、これらは所定の同じ色で着色されているものとする。
図5(b)は、星形の描画した描画データにおいて、星形の外縁を描画する線分データが、(R,G,B)=(255,0,211)の色で2.5ptの太さの破線で描かれ、その内部が所定の色で着色されている場合を示す図である。この場合は、変換パラメータメモリ14cにおいて、この条件を満たす線分データが切断処理としてカットを1回行うよう設定されている第1のカットラインであると記憶されているので、図3に示したCPデータ変換処理(S3)により、線分データが第1のカットラインとしてCPデータに変換される。そのように変換されたCPデータが入力されたカッティングプリンタ50では、星形の内部を所定の色で印刷を行い、そして、星形の外縁を第1のカットラインに沿って、カット部56により1回カットする。
図5(c)は、星形の描画した描画データにおいて、星形の外縁を描画する線分データが、(R,G,B)=(46,6,9)の色で1.23ptの太さの一点鎖線で描かれ、その内部が所定の色で着色されている場合を示す図である。この場合は、変換パラメータメモリ14cにおいて、この条件を満たす線分データが切断処理としてカットを2回行うよう設定されている第2のカットラインであると記憶されているので、図3に示したCPデータ変換処理(S3)により、線分データが第2のカットラインとしてCPデータに変換される。そのように変換されたCPデータが入力されたカッティングプリンタ50では、星形の内部を所定の色で印刷を行い、そして、星形の外縁を第2のカットラインに沿って、カット部56により2回カットする。
なお、変換パラメータはユーザにより設定可能であり、この変換パラメータの設定について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、プリンタサーバ10で実行されるデータ入力処理を示すフローチャートである。このCPデータ設定更新処理は、入力部15により入力されたデータ又はコマンドに応じた処理を実行するものであり、特に、変換パラメータ入力部15aにより、描画データからCPデータへの変換において使用されるカットラインとして設定するための線分データの書式(色、太さ、線種など)、カットラインに応じて設定される切断条件などの変換パラメータが入力されると、その入力された変換パラメータを新たな変換パラメータとして設定するものである。
このデータ入力処理は、所定時間毎に起動する割り込みルーチンであり、まず、入力部15によるデータ又はコマンドの入力があったか否かを確認し(S51)、入力部15による入力が確認されなければ(S51:No)、そのまま、このデータ入力処理を終了する。
一方、S51の処理により確認した結果、入力部15によるデータ又はコマンドの入力があった場合(S51:Yes)、それが変換パラメータ入力部15aによる新たな変換パラメータ、例えば、カットラインに設定する線分データの書式の条件、色であれば、その色データを構成するRGB値の指定、太さであれば、太さのポイント(pt)値(2.5ptなど)の指定、線種であれば、実線、破線、一点鎖線などの線種の指定、あるいは、カットラインに付加されるカッティングプリンタ50での切断条件などの入力であるか否かを確認する(S52)。
S52の処理により確認した結果、変換パラメータ入力部15aによる新たな変換パラメータの入力であれば、その新たな変換パラメータを変換パラメータメモリ14cに記憶し(S53)、このデータ入力処理を終了する。
S53の処理により、変換パラメータメモリ14cに記憶された変換パラメータは、CPデータ変換処理(図3)のS13〜S15、S18〜S20の処理において参照され、その線分データの書式がカットラインとして設定されているものであるか否かが判断される。更に、カッティングプリンタ50により実行される印刷処理(図4)のS44の処理において、そのカットラインに付加された切断条件に応じた切断が実行される。
上記のようなS52〜S53の処理により、カットラインとして設定される線分データの書式や、カットラインに付加される切断条件がユーザにより設定できる。よって、印刷を所望する線分データの書式とは異なる書式をカットラインとして適宜設定することができ、目的に応じた切断条件を適宜設定することができきるので、カッティングプリンタの使い勝手を向上させることができる。
以上説明したように、本発明のプリンタ制御装置であるプリンタサーバ10によれば、予めカットラインとして設定されている書式(色、太さ、線種など)の線分データが、カットラインとしてカッティングプリンタ用データ(CPデータ)に変換されるので、専用のアプリケーションを利用せずとも、一般的な描画アプリケーションの利用によりカッティングプリンタ用データを作成することができる。また、CPデータは、複数の線分データに対して、それぞれ別々の切断条件を設定できるので、ユーザは、所定の書式の線分で描くだけで、被印刷物の厚さや硬度、カットすべき線分データの形状、カットの目的(フルカット、ハーフカットなど)などに応じた切断条件を設定することができる。
なお、請求項1記載の抽出手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS11〜S12の処理が該当し、判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS13〜S15,S18〜S20の処理が該当し、切断線データ生成手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS16,S21の処理が該当する。また、請求項4記載の色判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS13,S18の処理が該当する。また、請求項7記載の太さ判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS14,S19の処理が該当する。また、請求項8記載の線種判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS15,S20の処理が該当する。
また、請求項9記載の抽出手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS11〜S12の処理が該当し、判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS13〜S15,S18〜S20の処理が該当し、切断線データ設定手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS16,S21の処理が該当する。また、請求項12記載の色判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS13,S18の処理が該当する。また、請求項15記載の太さ判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS14,S19の処理が該当する。また、請求項16記載の線種判断手段としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS15,S20の処理が該当する。また、請求項17記載の書式設定手段としては、図6のデータ入力処理におけるS53の処理が該当する。また、請求項18記載の切断条件設定手段としては、図6のデータ入力処理におけるS53の処理が該当する。
また、請求項19記載の抽出工程としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS11〜S12の処理が該当し、判断工程としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS13〜S15,S18〜S20の処理が該当し、切断線データ生成工程としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS16,S21の処理が該当する。また、請求項22記載の色判断工程としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS13,S18の処理が該当する。また、請求項25記載の太さ判断工程としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS14,S19の処理が該当する。また、請求項226記載の線種判断工程としては、図3のCPデータ変換処理(S3)におけるS15,S20の処理が該当する。また、請求項27記載の書式設定工程としては、図6のデータ入力処理におけるS53の処理が該当する。また、請求項28記載の切断条件設定工程としては、図6のデータ入力処理におけるS53の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、本発明のプリンタ制御装置が、クライアントPC30とは独立したプリンタサーバ10であるように構成したが、これに限らず、本発明のプリンタ制御装置としてのプリンタサーバ10で実行される処理をクライアントPC30に内蔵されたプリンタサーバで実行するように構成してもよい。あるいは、本発明のプリンタ制御装置としてのプリンタサーバ10で実行される処理をカッティングプリンタ50のCPU51で実行させるように構成してもよい。
また、上記実施例のプリンタサーバ10は、クライアントPC30から入力された描画データを描画データメモリ14aに記憶し、CPデータ変換処理(図3)により変換されたCPデータをCPデータメモリ14bに記憶した後、カッティングプリンタ50へ出力するよう構成したが、プリンタサーバ10が、クライアントPC30から入力された描画データに対し、描画データメモリ14aに記憶することなく、CPデータ変換処理(図3)を行った後、CPデータメモリ14bに記憶することなく、カッティングプリンタ50へ出力するように構成してもよい。
また、上記実施例では、RGB値を用いて色データを設定したが、RGB値と同様に一般的な描画アプリケーションで設定可能なCMYK値を用いるように構成してもよい。
また、上記実施例では、カットラインに付加される切断条件がカット回数のみであったが、1のカットラインに対して、カット回数に限らず、カット圧又はカット速度、或いは、これらの任意の組み合わせであるように構成しても良い。1のカットラインに付加される切断条件のバリエーションが増えることにより、状況に応じて適切なカットラインを付与することができる。