JP4137606B2 - 出力システム、出力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷等の出力を行うためのドライバの設定を制御する出力システム、出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
広く利用されている印刷システムでは、ホスト装置(パーソナルコンピュータ等のコンピュータ)で生成された印刷データを印刷装置(プリンタ)に送信し、印刷出力する。このような印刷システムを構成するコンピュータは、オペレーティングシステム(OS)上で働くアプリケーションプログラム及びプリンタドライバを備えている。なお、OSは、入出力機能やメモリの管理等、多くのアプリケーションプログラムから共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するプログラムである。アプリケーションプログラムは、文書の作成、数値計算等、ある特定の目的のために設計されたプログラムであって、OS上に導入される。アプリケーションプログラムには、ワープロソフト、表計算ソフト等の他、企業で使われる財務会計ソフト等の業務支援ソフトも含まれる。プリンタドライバは、プリンタを動作させるためのプログラムであって、OSがプリンタを制御するための橋渡しを行う。プリンタの仕様や制御方法は製品によって異なり、OSが単独ですべての製品をサポートすることはできないため、使用する製品に応じて、その製品を制御するためのプリンタドライバをOSに組み込んで使用する。
【0003】
このような印刷システムでは、アプリケーションプログラムは文書等の作成データについての描画指示をOSを介してプリンタドライバに渡す。一方、プリンタドライバは、印刷条件の設定操作や設定の確認をユーザに行わせるための入力操作部を備えたユーザインターフェースを有している。また、プリンタドライバは、設定された印刷条件を保存することもできる。そして、プリンタドライバは、設定された印刷条件に従って、アプリケーションプログラムから受け取った文書等の作成データに基づいて印刷データを生成し、プリンタに送信する(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−350606号公報(第3−5頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プリンタドライバに保存された印刷条件を用いない場合、ユーザが印刷条件の設定操作を行う必要がある。また、特定の種類の文書を作成する場合も、印刷する際は、プリンタドライバが有するユーザインターフェースにより印刷条件の設定を行う必要がある。一方、特定の種類の文書を作成する場合、その文書に適した印刷条件を用いて印刷することが望ましい。しかし、ユーザが、その都度、その文書の種類に応じた印刷条件をプリンタドライバのユーザインターフェースを用いて設定したのでは、必ずしも的確な印刷条件が設定されるとは限らない。また、プリンタドライバに印刷条件の設定を保存しておくとしても、他の文書を印刷する場合には、保存された印刷条件を利用しにくい。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、出力対象の文書に適した出力条件で出力可能な出力システム、出力方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、アプリケーションモジュールにより生成された文書を出力装置に送信するために前記出力装置の仕様に応じたドライバモジュールを備えた出力システムにおいて、前記アプリケーションモジュールが、前記ドライバモジュールのパラメータを設定するために、文書タイプに応じて複数の設定条件を記憶する設定条件記憶手段と、ユーザに前記複数の設定条件の中から前記文書を印刷する場合の設定条件を選択させるためのユーザインターフェース、前記ユーザインターフェースを用いて文書タイプが選択された文書の出力要求に基づいて前記設定条件記憶手段から設定条件を抽出する抽出手段と、前記設定条件を前記文書データとともに前記ドライバモジュールに渡す提供手段とを備えるとともに、前記ドライバモジュールが、前記設定条件に基づいて前記ドライバモジュールのパラメータを設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータの設定に従って前記文書に出力条件を設定した出力データを生成する出力データ生成手段とを備え、前記パラメータ設定手段が、アプリケーションから渡された文書データに設定条件が付加されているかどうかを確認し、前記文書データに設定条件が付加されている場合、その設定条件に従ってプリンタドライバのパラメータを設定し、前記文書データに設定条件が付加されていない場合には、設定条件を設定させるためのユーザインターフェースを表示することを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の出力システムにおいて、前記設定条件は印刷条件に関するものであり、前記出力装置はプリンタ装置であることを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の出力システムにおいて、前記設定条件はファクシミリによる送信先を含み、前記出力装置はネットワークに接続され送信機能を有するファクシミリ装置であることを要旨とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、プリケーションモジュールにより生成された文書を出力装置に送信するために前記出力装置の仕様に応じたドライバモジュールを備えた出力システムを用いて文書の出力を行う出力方法において、前記アプリケーションモジュールが、前記ドライバモジュールのパラメータを設定するために、文書タイプに応じて複数の設定条件を設定条件記憶手段に記憶する段階と、ユーザに前記複数の設定条件の中から前記文書を印刷する場合の設定条件を選択させるためのユーザインターフェースを提供する段階、前記ユーザインターフェースを用いて文書タイプが選択された文書の出力要求に基づいて前記設定条件記憶手段から設定条件を抽出する段階と、前記設定条件を前記文書データとともに前記ドライバモジュールに渡す段階とを実行するとともに、前記ドライバモジュールが、前記設定条件に基づいて前記ドライバモジュールのパラメータを設定する段階と、前記パラメータの設定に従って前記文書に出力条件を設定した出力データを生成する段階とを実行し、前記パラメータ設定段階において、アプリケーションから渡された文書データに設定条件が付加されているかどうかを確認し、前記文書データに設定条件が付加されている場合、その設定条件に従ってプリンタドライバのパラメータを設定し、前記文書データに設定条件が付加されていない場合には、設定条件を設定させるためのユーザインターフェースを表示することを要旨とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の出力方法において、前記設定条件は印刷条件に関するものであり、前記出力装置はプリンタ装置であることを要旨とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の出力方法において、前記設定条件はファクシミリによる送信先を含み、前記出力装置はネットワークに接続され送信機能を有するファクシミリ装置であることを要旨とする。
【0022】
(作用)
請求項1又はに記載の発明によれば、出力システムは、アプリケーションモジュールにより生成された文書を出力装置に送信するために出力装置の仕様に応じたドライバモジュールを備える。アプリケーションモジュールは、ドライバモジュールのパラメータを設定するための設定条件を設定条件記憶手段に記憶し、文書の出力要求に基づいて設定条件記憶手段から設定条件を抽出し、その設定条件を文書とともにドライバモジュールに渡す。そして、ドライバモジュールは、その設定条件に基づいてドライバモジュールのパラメータを設定し、そのパラメータの設定に従って、文書に出力条件を設定した出力データを生成する。このため、設定条件記憶手段に記憶された設定条件に従って、自動的にドライバモジュールのパラメータが設定され、設定条件記憶手段に記憶された設定条件に従って、適切な出力条件で、効率的に文書を出力することが可能となる。
【0023】
発明によれば、前記設定条件は印刷条件に関するものであり、前記出力装置はプリンタ装置である。このため、文書の印刷を行う場合に、設定条件記憶手段に記憶された設定条件に従って、適切な印刷条件で、効率的に印刷を行うことが可能となる。
【0024】
発明によれば、前記設定条件はファクシミリによる送信先を含み、前記出力装置はネットワークに接続され送信機能を有するファクシミリ装置である。このため、ファクシミリにより文書を送信する場合に、設定条件記憶手段に設定条件として記憶された送信先に、効率的に文書を送信できる。
【0025】
発明によれば、設定条件記憶手段は複数の設定条件を記憶する。そして、アプリケーションモジュールは、複数の設定条件の中からユーザに設定条件を選択させるためのユーザインターフェースをさらに備え、そのユーザインターフェースを用いた設定条件の選択に基づいて設定条件記憶手段から設定条件を抽出する。このため、複数の設定条件の中から出力対象の文書に適した設定条件をユーザに選択させることができ、効率的に、各文書を、それぞれ適切な出力条件で出力することが可能となる。
【0026】
発明によれば、コンピュータは、アプリケーションプログラムにより生成された文書を出力装置に送信する、出力装置の仕様に応じたドライバを備えている。そして、コンピュータは、アプリケーションプログラムにより、文書の出力要求に基づいてドライバのパラメータの設定条件を記憶する設定条件記憶手段から設定条件を抽出し、その設定条件を文書とともにドライバに渡す。このため、設定条件記憶手段に記憶された設定条件に従って、自動的にドライバのパラメータが設定され、設定条件記憶手段に記憶された設定条件に従って、適切な出力条件で、効率的に文書を出力することが可能となる。
【0027】
発明によれば、アプリケーションプログラムにより生成された文書を出力装置に送信するドライバは、出力装置の仕様に応じた仕様となっている。そして、ドライバにより、コンピュータは、アプリケーションプログラムによりドライバのパラメータを設定するための設定条件を受け入れ、その設定条件に基づいてドライバのパラメータを設定し、そのパラメータの設定に従って、アプリケーションプログラムにより生成された文書に出力条件を設定した出力データを生成する。このため、アプリケーションプログラムにより渡された設定条件に従って、自動的にドライバのパラメータが設定される。従って、アプリケーションプログラムにより、適切なパラメータをドライバに設定することが可能となり、適切な出力条件で、効率的に文書を出力することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した印刷システムの一実施形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、本発明の印刷システムの実施例の構成の概要を示すブロック図である。本発明の印刷システムは、図1に示すように、コンピュータとしてのパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータという)10と出力装置としての複合機20とにより構成される。
【0029】
コンピュータ10は、CPU、RAM、ROM、外部メモリ、インターフェース、キーボード、マウス、ディスプレイ等を備えている。CPUは、ROMや外部メモリに記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。ROMや外部メモリには、CPUの制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)、各種データ等が記憶されている。RAMは、CPUの主メモリ、ワークエリア等として機能する。コンピュータ10は、インターフェースを介して複合機20に接続される。
【0030】
一方、複合機20は、プリンタ装置及びファクシミリ装置としての機能を有し、CPU、ROM、RAM、インターフェース、印刷部(プリンタエンジン)等を備えている。さらに、複合機20は、ネットワークを介して、文書の送信先のファクシミリ装置と接続されている。
【0031】
コンピュータ10は、オペレーティングシステム上で働くアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションという)12及びプリンタドライバ16を搭載している。また、コンピュータ10は、各種アプリケーションプログラムで生成されるドキュメントファイル(以下、単にドキュメントという)11を記憶している。ドキュメント11は文書データ及び属性情報等により構成される。
【0032】
アプリケーション12は、各種業務支援プログラムであって、図面等を含む各種文書の作成、管理等の支援を行う。本実施形態では、このアプリケーション12を仕入管理についての業務支援プログラムとして説明する。アプリケーション12は、設定条件記憶手段としての出力条件マスタ13及び送信先マスタ14を用いる。出力条件マスタ13には、プリンタドライバ16のパラメータを設定するための複数の設定条件が記憶されている。各出力条件は、画質(例えば、解像度、濃度エッジ補正)、速度(例えば、フォントキャッシュ、グラフィック処理、フォント置換)に関する条件を含む。さらに、各設定条件は、仕上げ(例えば、ステープル、パンチ、ソート)、レイアウト(例えば、集約、縮小拡大)、特殊機能(例えば、蓄積印刷、試し印刷)に関する条件を含む。これらの設定条件は、各出力装置に対応した仕様となっており、本実施形態では、複合機20に対応した仕様となっている。
【0033】
また、送信先マスタ14には、ファクシミリ機能を用いる場合の送信先が記憶されている。ドキュメント11の文書の印刷等を行う場合、アプリケーション12は、ドキュメント11を読み込み、設定条件や送信先をドキュメント11の文書データに付加し、描画指示とともにプリンタドライバ16に渡す。つまり、コンピュータ10は、アプリケーション12により、抽出手段、提供手段として機能する。
【0034】
プリンタドライバ16は、複合機20に対応した仕様を有しており、複合機20のプリンタ機能を使用する場合はプリンタドライバとして機能し、複合機20のファクシミリ機能を使用する場合はファクシミリドライバとして機能する。プリンタドライバ16は、アプリケーション12から渡される設定条件に従って、ドキュメント11の文書に出力条件を設定した出力データを生成する。
【0035】
そして、プリンタドライバ16は、この出力データを複合機20に送信する。つまり、複合機20は、プリンタドライバ16により、パラメータ設定手段、出力データ生成手段として機能する。複合機20のファクシミリ機能を使用する場合、プリンタドライバ16は、さらに、アプリケーション12から渡された送信先を出力データに付加する。
【0036】
なお、設定条件が付加されていない文書データが描画指示とともに渡された場合、プリンタドライバ16は、ユーザインターフェースからの設定条件の指定や、その時点で設定されている設定条件に従って、出力データを生成する。
【0037】
(アプリケーション12の動作)
次に、ユーザにより印刷要求又はファクシミリの送信要求が行われた場合のアプリケーション12の動作を説明する。ここでは、ユーザが印刷要求又はファクシミリの送信要求の入力を行う段階と、入力された印刷要求又はファクシミリの送信要求に従って印刷又はファクシミリ送信を行う段階とに分けて説明する。
【0038】
まず、ユーザが印刷要求又はファクシミリの送信要求の入力を行う段階におけるアプリケーション12のユーザインターフェースについて説明する。コンピュータ10のディスプレイには、アプリケーション12によって、ファイルの一覧や、そのファイルの中身の文書等が表示される。そして、ファイルの一覧を表示する一覧画面(図示せず)や文書を表示する文書表示画面(図示せず)には、印刷要求を行うための印刷ボタンやファクシミリ送信を行うための送信ボタンが設けられている。ここで、一覧画面でファイルを選択して印刷ボタンをクリックした場合、又は、文書表示画面で印刷ボタンをクリックした場合、図2に示す印刷画面30が表示される。
【0039】
図2に示すように、印刷画面30には、プリンタ選択ボックス31、各種の文書タイプ選択ボタン32及び閉ボタン33が表示される。プリンタ選択ボックス31では、印刷を行うプリンタを選択する。本実施形態では、複合機20を選択する。文書タイプ選択ボタン32は、それぞれ、元帳、集計表、明細票の印刷を行う場合に用いる。各文書タイプ選択ボタン32の横には、使用する用紙及びその用紙をセットしているトレイが示されている。閉ボタン33は、この印刷画面30を閉じて、印刷処理を終了する場合に用いる。
【0040】
例えば、元帳の印刷においては、両面印刷でカラー罫線を印刷するとともに、2穴パンチを行う場合を想定する。元帳印刷についての文書タイプ選択ボタン32をクリックすると、出力条件マスタ13から元帳印刷についての設定条件が読み込まれる。ここで、元帳印刷についての設定条件として、両面印刷、カラー罫線の印刷、及び、2穴パンチを行う指示が設定されている。その設定条件がドキュメント11の文書データとともにプリンタドライバ16に渡されて、その設定条件に従ってプリンタドライバ16の各パラメータが設定される。そして、このパラメータに従って印刷データが生成され、印刷が行われる。
【0041】
一方、一覧画面でファイルを選択して送信ボタンをクリックした場合、又は、文書表示画面で送信ボタンをクリックした場合、ファクシミリ送信用の文書タイプを選択するためのファクシミリ送信画面(図示せず)が表示される。このファクシミリ送信画面には、文書タイプを選択するための文書タイプ選択ボタン、及び、送信先マスタの内容を表示して送信先を指定するための送信先選択ボタンが設けられている。なお、ファクシミリ送信の際に用いるファクシミリ装置の指定は、本実施形態の処理に先立って予め設定されており、ここでは、複合機20が指定されている。
【0042】
次に、入力された印刷要求又はファクシミリの送信要求に従って印刷又はファクシミリ送信を行う段階について、アプリケーション12の動作を図3を用いて説明する。
【0043】
図3に示すように、ユーザにより印刷要求が行われた場合(ステップS1−1で「印刷」の場合)、コンピュータ10は、アプリケーション12に従って、プリンタを特定する(ステップS1−2)。具体的には、コンピュータ10は、印刷画面30のプリンタ選択ボックス31にて選択されたプリンタ指定に基づいて、印刷を行うプリンタを特定する。ここでは、コンピュータ10は、複合機20を印刷を行うプリンタとして特定する。さらに、コンピュータ10は、アプリケーション12に従って、そのプリンタ指定と選択された文書タイプとに基づいて設定条件を出力条件マスタ13から抽出する(ステップS1−3)。ここでは、複合機20を用いて、選択された文書タイプ(例えば、元帳)の文書を印刷する場合の設定条件が抽出される。そして、アプリケーション12は、描画指示とともに、ドキュメント11の文書データに設定条件を付加したデータをプリンタドライバ16に出力し(ステップS1−4)、処理を終了する。
【0044】
一方、ファクシミリの送信要求が行われた場合(ステップS1−1で「送信」の場合)、アプリケーション12は、送信先マスタから選択された送信先指定を抽出する(ステップS1−5)。さらに、アプリケーション12は、複合機20についてのプリンタ指定とクリックされた文書タイプ選択ボタンとから設定条件を出力条件マスタ13から抽出する(ステップS1−6)。そして、アプリケーション12は、描画指示とともに、ドキュメント11の文書データに設定条件及び送信先指定を付加したデータをプリンタドライバ16に出力し(ステップS1−7)、処理を終了する。
【0045】
(プリンタドライバ16の動作)
プリンタドライバ16は、アプリケーション12や他のアプリケーションから描画指示を渡されると、その描画指示とともに渡された文書データに設定条件が付加されているかどうかを確認する。そして、文書データに設定条件が付加されている場合(ステップS2−1でYESの場合)、プリンタドライバ16は、その設定条件に従ってプリンタドライバ16のパラメータを設定する(ステップS2−2)。
【0046】
一方、文書データに設定条件が付加されていない場合(ステップS2−1でNOの場合)、プリンタドライバ16は、ユーザインターフェースをコンピュータ10のディスプレイに表示する。そして、ユーザがそのユーザインターフェースにおいて設定条件を設定すると、プリンタドライバ16は、ユーザによって設定された設定条件によりプリンタドライバ16のパラメータを設定する(ステップS2−5)。
【0047】
なお、プリンタドライバ16は設定情報を保存する機能を有し、初期値又は直前に処理された印刷データの設定情報が保存されている。このため、その時点でのプリンタドライバ16の設定に従って印刷を行うことができる。例えば、各種アプリケーションにおいて、画面上に表示された印刷ボタンがクリックされると、プリンタドライバ16は、その時点で設定されているパラメータを用いる。
【0048】
プリンタドライバ16は、上記のようにして設定されたパラメータに従って、ドキュメント11の文書データに基づいて出力データを生成する(ステップS2−3)。そして、プリンタドライバ16は、この出力データを複合機20に出力し(ステップS2−4)、処理を終了する。
【0049】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、複合機20の仕様に応じた仕様のプリンタドライバ16のパラメータを設定するための設定条件を出力条件マスタ13に記憶している。そして、アプリケーション12は、出力条件マスタ13から設定条件を抽出して、描画指示とともに、ドキュメント11の文書データにその設定条件を付加してプリンタドライバ16に渡す。そして、プリンタドライバ16は、その設定条件に基づいて、プリンタドライバ16のパラメータを設定する。このため、複合機20の仕様に応じたプリンタドライバ16のパラメータがアプリケーション12から自動的に設定される。従って、プリンタドライバ16が提供するユーザインターフェースを用いてユーザが設定操作をしなくても、複合機20の機能を活用して、適切な出力条件で、効率的に文書を出力することが可能となる。
【0050】
・ 上記実施形態では、アプリケーション12は出力条件マスタ13を備え、文書タイプ毎に、それぞれ設定条件を予め設定している。そして、文書タイプが選択されると、アプリケーション12が、出力条件マスタ13から設定条件を抽出し、その設定条件をドキュメント11の文書データに付加して、描画指示とともにプリンタドライバ16に渡す。そして、プリンタドライバ16が、渡された設定条件に基づいてプリンタドライバ16のパラメータを設定して、その設定に従って、文書データに基づいて出力データを生成する。このため、出力する文書の文書タイプに応じて、アプリケーション12から自動的にプリンタドライバ16のパラメータが設定される。従って、プリンタドライバ16が提供するユーザインターフェースを用いてユーザが設定操作をしなくても、出力する文書に適した出力条件で、効率的に文書を出力できる。
【0051】
・ 上記実施形態では、アプリケーション12は送信先マスタ14を備えている。そして、ファクシミリ送信を行う場合に、アプリケーション12は、ユーザにより選択された送信先の指定を送信先マスタ14から抽出し、プリンタドライバ16に渡す。プリンタドライバ16は、その送信先の指定を複合機20に送信する。このため、プリンタドライバ16が提供するユーザインターフェースに従ってユーザがファクシミリ送信先を指定する操作をしなくても、送信先マスタ14から選択された送信先に文書を送信できる。また、文書を印刷してからファクシミリ送信するのでなく文書を直接送信するため用紙が無駄にならないばかりでなく、作業を効率化できる。さらに、出力条件マスタ13に記憶された設定条件を用いるため、プリンタドライバ16が提供するユーザインターフェースを用いてユーザがパラメータの設定操作をしなくても、送信する文書に適した出力条件で、効率的に文書を出力できる。
【0052】
・ 上記実施形態では、出力条件マスタ13は複数の設定条件を有し、アプリケーション12はその複数の設定条件の中からユーザに設定条件を選択させるためのユーザインターフェースを備える。このため、複数の設定条件の中から、出力対象の文書に適した設定条件をユーザが選択することで、各文書について、それぞれ適した条件で効率的に出力できる。
【0053】
・ 上記実施形態では、設定条件として、例えば、元帳を印刷する場合のカラー罫線の印刷、2穴パンチ処理等の指定のように、出力装置が有する多様な機能に対応して多様な条件を用いる。このため、出力装置が多様な機能を有する場合に、その機能を活用して効率的に文書を出力できる。
【0054】
・ 上記実施形態では、アプリケーション12は、各出力装置の仕様に応じて、その出力装置に対応するプリンタドライバのパラメータの設定のための設定条件を出力条件マスタ13に記憶できる。このため、使用する出力装置に応じた設定条件を用いることができ、各出力装置の機能を活用して効率的に文書を出力できる。
【0055】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・ 上記実施形態では、設定条件をアプリケーション12において予め設定しておいたが、ユーザが設定条件を設定しそれを保存できるようにしてもよい。この場合、ユーザが設定した設定条件を用いる場合、例えば、操作ボタン等を用意して、簡単な操作でその設定条件を用いることができるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが自由に設定条件を設定できるとともに、複数の文書について同じ条件での出力を希望する場合、簡単な作業により、希望する条件で文書を出力させることができる。
【0056】
・ 上記実施形態では、ファクシミリ送信を行う場合、アプリケーション12が有する送信先マスタ14から送信先の一覧を表示させ、ファクシミリ送信の際に送信先をユーザに選択させた。これに代えて、ドキュメント11に関連付けて送信先を記憶してもよい。このようにすることで、ファクシミリ送信を行う前に送信先の指定を一括して確認することが可能となり、送信先の間違えの発生を防止することが可能となる。また、複数の文書をそれぞれファクシミリ送信する場合に、送信要求のための操作を、ユーザが一括して行うことができる。
【0057】
・ 上記実施形態では、アプリケーション12を仕入管理についての業務支援プログラムとして説明したが、本発明のアプリケーションプログラムはこれに限られるものではない。本発明のアプリケーションプログラムは、他の業務に使用するものであってもよい。この場合、各業務に応じて出力する文書の種類毎に設定条件を記憶しておいてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、出力対象の文書に適した出力条件で出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の出力システムの構成を示すブロック図。
【図2】 アプリケーションにより表示される印刷画面の説明図。
【図3】 アプリケーションの処理手順の説明図。
【図4】 プリンタドライバの処理手順の説明図。
【符号の説明】
10…コンピュータとしてのパーソナルコンピュータ、11…文書としてのドキュメントファイル、12…アプリケーションプログラム、13…設定条件記憶手段としての出力条件マスタ、14…設定条件記憶手段としての送信先マスタ、16…ドライバとしてのプリンタドライバ、20…出力装置としての複合機。

Claims (6)

  1. アプリケーションモジュールにより生成された文書を出力装置に送信するために前記出力装置の仕様に応じたドライバモジュールを備えた出力システムにおいて、
    前記アプリケーションモジュールが、
    前記ドライバモジュールのパラメータを設定するために、文書タイプに応じて複数の設定条件を記憶する設定条件記憶手段と、ユーザに前記複数の設定条件の中から前記文書を印刷する場合の設定条件を選択させるためのユーザインターフェース、前記ユーザインターフェースを用いて文書タイプが選択された文書の出力要求に基づいて前記設定条件記憶手段から設定条件を抽出する抽出手段と、前記設定条件を前記文書データとともに前記ドライバモジュールに渡す提供手段とを備えるとともに、
    前記ドライバモジュールが、
    前記設定条件に基づいて前記ドライバモジュールのパラメータを設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータの設定に従って前記文書に出力条件を設定した出力データを生成する出力データ生成手段とを備え、前記パラメータ設定手段が、アプリケーションから渡された文書データに設定条件が付加されているかどうかを確認し、前記文書データに設定条件が付加されている場合、その設定条件に従ってプリンタドライバのパラメータを設定し、前記文書データに設定条件が付加されていない場合には、設定条件を設定させるためのユーザインターフェースを表示することを特徴とする出力システム。
  2. 前記設定条件は印刷条件に関するものであり、前記出力装置はプリンタ装置であることを特徴とする請求項1に記載の出力システム。
  3. 前記設定条件はファクシミリによる送信先を含み、前記出力装置はネットワークに接続され送信機能を有するファクシミリ装置であることを特徴とする請求項1に記載の出力システム。
  4. アプリケーションモジュールにより生成された文書を出力装置に送信
    するために前記出力装置の仕様に応じたドライバモジュールを備えた出力システムを用いて文書の出力を行う出力方法において、
    前記アプリケーションモジュールが、
    前記ドライバモジュールのパラメータを設定するために、文書タイプに応じて複数の設定条件を設定条件記憶手段に記憶する段階と、ユーザに前記複数の設定条件の中から前記文書を印刷する場合の設定条件を選択させるためのユーザインターフェースを提供する段階、前記ユーザインターフェースを用いて文書タイプが選択された文書の出力要求に基づいて前記設定条件記憶手段から設定条件を抽出する段階と、前記設定条件を前記文書データとともに前記ドライバモジュールに渡す段階とを実行するとともに、
    前記ドライバモジュールが、
    前記設定条件に基づいて前記ドライバモジュールのパラメータを設定する段階と、前記パラメータの設定に従って前記文書に出力条件を設定した出力データを生成する段階とを実行し、前記パラメータ設定段階において、アプリケーションから渡された文書データに設定条件が付加されているかどうかを確認し、前記文書データに設定条件が付加されている場合、その設定条件に従ってプリンタドライバのパラメータを設定し、前記文書データに設定条件が付加されていない場合には、設定条件を設定させるためのユーザインターフェースを表示することを特徴とする出力方法。
  5. 前記設定条件は印刷条件に関するものであり、前記出力装置はプリンタ装置であることを特徴とする請求項4に記載の出力方法。
  6. 前記設定条件はファクシミリによる送信先を含み、前記出力装置はネットワークに接続され送信機能を有するファクシミリ装置であることを特徴とする請求項4に記載の出力方法。
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