JP5652383B2 - グラフト共重合体および溶液型撥水撥油剤組成物 - Google Patents
グラフト共重合体および溶液型撥水撥油剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5652383B2 JP5652383B2 JP2011266009A JP2011266009A JP5652383B2 JP 5652383 B2 JP5652383 B2 JP 5652383B2 JP 2011266009 A JP2011266009 A JP 2011266009A JP 2011266009 A JP2011266009 A JP 2011266009A JP 5652383 B2 JP5652383 B2 JP 5652383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- vinyl monomer
- polymer
- meth
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XPEKVUUBSDFMDR-UHFFFAOYSA-N CC(C1C(O2)=O)C=CCC1C2=O Chemical compound CC(C1C(O2)=O)C=CCC1C2=O XPEKVUUBSDFMDR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
撥水撥油剤組成物に高い製品安定性および希釈安定性を与えるために、撥水撥油剤有効成分におけるフッ素濃度を低くすると、撥水撥油性能が低下する。
特公昭61−50082号公報は、OH基の反応性を利用したグラフト重合により得られたグラフト共重合体からなる撥水撥油剤を開示しているが、水酸基がポリマー中に残存するため、グラフト共重合体は撥水性が不充分である。
特開平06−228534号公報は、フッ素系グラフト共重合体からなる撥水撥油剤を開示しているが、フッ素系モノマーから誘導される繰り返し単位は幹ポリマーにしか含まれないため、フッ素系グラフト共重合体は石油系溶剤への溶解性が不充分である。
特開平09−95516号公報は、酸無水物を含むパーフルオロアルキルビニルモノマー共重合体を含む撥水撥油剤を開示しているが、共重合体がグラフト体でないために、フッ素含量を抑えないと溶解性が不充分である。
本発明は、パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマーから誘導された繰り返し単位、および重合性環状酸無水物から誘導された繰り返し単位を有するグラフト共重合体、および有機溶剤を含む溶液型の撥水撥油剤組成物を提供する。
また、本発明は、パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマーから誘導された繰り返し単位、および重合性環状酸無水物から誘導された繰り返し単位を有するグラフト共重合体を提供する。
さらに、本発明は、
グラフト共重合体において、幹ポリマーが、
(B)非フッ素系ビニルモノマー、
(C)重合性環状酸無水物、
(D)NCO基、酸クロライド基およびハロメチル基からなる群から選択された、枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー
から誘導された繰り返し単位を有してなり、
枝ポリマーが、
(E)パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー、
(F)非フッ素系ビニルモノマー、
から誘導された繰り返し単位を有してなるグラフト共重合体、および有機溶剤を含む溶液型の撥水撥油剤組成物であって、
グラフト共重合体100重量部に対して、
成分(E)の量が10〜75重量部であり、
成分(B)と(F)の合計量が1〜50重量部であり、
成分(D)の量が0.1〜10重量部であり、
成分(C)の量が0.1〜50重量部であり、
成分(B)および(F)が、(メタ)アクリレート類である撥水撥油剤組成物を提供する。
(A)必要により存在する、パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマー、
(B)必要により存在する、非フッ素系ビニルモノマー、
(C)必要により存在する、重合性環状酸無水物、
(D)枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー
から構成され、
枝ポリマーが、
(E)必要により存在する、パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー、
(F)必要により存在する、非フッ素系ビニルモノマー、
(G)必要により存在する、重合性環状酸無水物
から構成されており、
成分(A)および成分(E)の少なくとも一方が必須成分であり、成分(C)および成分(G)の少なくとも一方が必須成分である。
(i)パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)および重合性環状酸無水物(C)を含有する幹ポリマー、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)および重合性環状酸無水物(G)を含有する枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(ii)パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)を含有し、重合性環状酸無水物(C)を含有しない幹ポリマー、重合性環状酸無水物(G)を含有し、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)を含有しない枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(iii)重合性環状酸無水物(C)を含有し、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)を含有しない幹ポリマー、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)を含有し、重合性環状酸無水物(G)を含有しない枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(iv)パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)および重合性環状酸無水物(C)を含有する幹ポリマー、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)を含有し、重合性環状酸無水物(G)を含有しない枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(vi)パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)を含有し、重合性環状酸無水物(C)を含有しない幹ポリマー、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)および重合性環状酸無水物(G)を含有する枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(vii)パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)および重合性環状酸無水物(C)を含有する幹ポリマー、重合性環状酸無水物(G)を含有し、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)を含有しない枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(viii)パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)および、重合性環状酸無水物(C)を含有する幹ポリマー、非フッ素系ビニルモノマー(F)を含有し、重合性環状酸無水物(G)およびパーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)を含有しない枝ポリマーを有するグラフト共重合体;
(ix)非フッ素系ビニルモノマー(B)を含有し、パーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(A)および重合性環状酸無水物(C)を含有しない幹ポリマー、重合性環状酸無水物(G)およびパーフルオロアルキル基含有ビニルモノマー(E)を含有する枝ポリマーを有するグラフト共重合体。
パーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートは、次の一般式で表されるものであってよい。
Rf−A2−OCOR18=CH2
[式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアルキル基、R18は水素またはメチル基、A2は2価の有機基である。]
パーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば以下のものを例示できる。
CF3(CF2)7(CH2)OCOCH=CH2、
CF3(CF2)6(CH2)OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)6(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)7(CH2)2OCOC(CH3)=CH2、
CF3(CF2)7(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)7SO2N(CH3)(CH2)2OCOCH=CH2、
CF3(CF2)7SO2N(C2H5)(CH2)2OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)6CH2CH(OCOCH3)CH2OCOC(CH3)=CH2、
(CF3)2CF(CF2)8CH2CH(OH)CH2OCOCH=CH2、
CF3C6F10(CF2)2SO2N(CH3)(CH2)2OCOCH=CH2、
パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマーは、他のフッ素系モノマーを使用してもよい。他のフッ素系モノマーとしては、フッ素化オレフィン(炭素数、例えば3〜20)、例えば、CF3(CF2)7CH=CH2などが挙げられる。
非フッ素系ビニルモノマーとしては、例えば以下のものを例示できる。
また、非フッ素系ビニルモノマーは、ケイ素系モノマー(例えば、(メタ)アクリロイル基含有アルキルシラン、(メタ)アクリロイル基含有アルコキシシラン、(メタ)アクリロイル基含有ポリシロキサン)であってよい。
、R23:HまたはCH3、n=1〜100]
(例えば、(メタ)アクリロキシプロピルポリジメチルシロキサン)
であってよい。
上記の非フッ素系ビニルモノマーは2種以上を混合して用いることもできる。
で示される化合物であってよい。
具体的には、無水マレイン酸(R31=H、R32=H)、無水シトラコン酸(R31=H、R32=CH3)が挙げられる。
[式中、R33とR34は一緒になって、炭素−炭素二重結合を有し、4〜30個の炭素原子を有する置換(例えば、メチル基または、環状無水物基による置換)または非置換の環を形成する。R35、R36は、水素原子または1〜10個の炭素原子を有する飽和炭化水素基(例えば、アルキル基)を示す。R37、R38、R39、R40、R41、R42は、独立して塩素原子または水素原子または1〜10個の炭素原子を有する飽和炭化水素基(例えば、アルキル基)を示してよく、R37とR39は一緒になって、置換(ハロゲン原子置換)または非置換の炭素数1〜10の二価の飽和炭化水素基を形成してよい。]
枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)は、イソシアネート基、グリシジル基または酸クロライド基含有ビニルモノマーであってよい。イソシアネート(NCO)基、グリシジル基または酸クロライド基が、枝ポリマーの活性水素基と反応して、幹ポリマーと枝ポリマーが結合する。
(i)イソシアネート基含有(メタ)アクリレートエステル
(ii)式:H2C=C(R11)−A1−NCO
[R11:Hまたは炭素数1〜20(例えば、1〜10)の直鎖状、分岐状もしくは環状炭化水素基(例えば、アルキル基)、A1:直接結合または炭素数1〜20の炭化水素基]
で示されるビニルイソシアネート、または
(iii)イソシアネート基を2つ有する化合物(iii−1)と、炭素−炭素二重結合および活性水素を有する化合物(iii−2)との反応物
である。
H2C=C(R12)COO(CH2CH2O)n(CH2)m−NCO
[R12:HまたはCH3、n:0〜20、m:1〜20]
(例えば、2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレート)
が挙げられる。
H2C=C(R13)−NCO
[R13:炭素数1〜20(例えば、1〜10)の直鎖状、分枝状もしくは環状炭化水素基(例えば、アルキル基、またはシクロヘキシル基)]
H2C=C(R14)−(CH2)n−NCO
[R14:Hまたは炭素数1〜20(例えば、1〜10)の直鎖状、分枝状もしくは環状炭化水素基(例えば、アルキル基、またはシクロヘキシル基)、n:2〜20]
H2C=C(R15)−Ph−C(R16)2−NCO
[R15:HまたはCH3、R16:HまたはCH3、Ph:フェニレン基]
が挙げられる。
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
HO(CH2CH2O)nCOC(R17)C=CH2
[R17:HまたはCH3、n=2〜20]、
アミノエチル(メタ)アクリレート
が挙げられる。
酸クロライドを有するビニルモノマーとしては、(メタ)アクリロイルクロリドが挙げられる。
HS(CH2)nOH [n=2、4、6、11]
HSCH2COOH
HSCH2CH(CH3)COOH
HSCH2CH2SO3Na
HSCH2CH2SO3H
ハロメチル基を有するモノマーは、ハロメチル基およびスチレン基を有するモノマーであってよい。
パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマー(A)と(E)の合計量が10〜75重量部、例えば10〜65重量部であり、
非フッ素系ビニルモノマー(B)と(F)の合計量が0〜89.8重量部、例えば0〜89、特に1〜50重量部であり、
枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)の量が0.1〜10重量部、例えば1〜10重量部であり、
重合性環状酸無水物(C)と(G)の合計量が0.1〜89.9重量部、例えば0.1〜50であってよい。
幹ポリマーは、幹ポリマー100重量部に対して重合性環状酸無水物(C)から誘導された繰り返し単位0.1〜89.9重量部、例えば0.1〜50重量部を有していてよい。
枝ポリマーは、枝ポリマー100重量部に対して重合性環状酸無水物(G)から誘導された繰り返し単位0〜75重量部、例えば0〜50重量部を有してよい。
(A)枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマーを枝ポリマーに反応させて得たマクロモノマーと、共重合可能なモノマー(幹モノマー)を共重合させて幹ポリマーを形成することからなる方法(枝ポリマーの存在下で幹モノマーを重合する方法)、または
(B)枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマーと共重合可能なモノマーを共重合させることによって得られた幹ポリマーに、枝ポリマーを反応させることからなる方法(枝ポリマーと幹ポリマーを別個に重合する方法)。
(A−1)枝ポリマーの構成成分であるモノマー(枝モノマー)、必要により存在する、連鎖移動剤を重合して枝ポリマーを得る;
(A−2)得られた枝ポリマーと、枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマーを反応させ、マクロモノマーを得る;
(A−3)マクロモノマーを幹モノマーと重合して、グラフト共重合体を得る。
(B−1)幹ポリマーの構成成分である枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマーと共重合可能なモノマーを重合して、枝ポリマーと結合する基を有する幹ポリマーを得る;
(B−2)得られた幹ポリマーに、別に合成した枝ポリマーをグラフト化して、グラフト共重合体を得る。
(C−1)ハロメチルモノマー(例えば、クロロメチルスチレン)と他のモノマーと溶媒と重合開始剤を用いて、幹ポリマーを製造する。溶媒は、ハロゲンを含まない有機溶媒である。幹ポリマー製造で用いる溶媒の例は、以下の枝ポリマー製造で説明する溶媒の例と同様である。幹ポリマーの典型的な重合条件の例は、重合温度110℃、時間4hrである。重合開始剤としては、パーオキサイド等の通常の重合開始剤を使用できる。
(C−2)幹ポリマーに、枝モノマーとハロゲン化金属触媒を添加して、枝ポリマーが幹ポリマーに結合したグラフト共重合体を得る。
反応は、溶媒の存在下で行うことが好ましい。溶媒としては、種々の非フッ素系溶媒を使用できるが、炭化水素系溶媒または極性溶媒およびその混合溶媒を使用することが好ましい。
本発明の撥水撥油剤組成物には、必要に応じて他の撥水撥油剤や柔軟剤、帯電防止剤、架橋剤、防しわ剤などの添加剤を配合してよい。
エアゾールは、容器内部の液体を外部に噴射する機構を有する容器、例えばエアゾール容器、スプレー容器などに収容される。
撥水撥油性
重合体溶液を、固形分濃度が0.8重量%になるようミネラルスピリットで希釈し、ハンドスプレーでしっとりぬれる程度に布に塗布する。布としては、ポリエステル布、ポリエステル/綿混紡布および綿布を使用する。室温で10時間乾燥後、以下の方法で、撥水性および撥油性を評価する。
撥油性はAATCC−TM118によって下記表2に示す試験溶液を試験布上、2箇所に数滴たらし、30秒後の浸透状態を観察し、浸漬を示さない試験溶液が与える撥油性の最高点を撥油性とする。
重合体溶液を石油系溶媒で、15重量%の濃度に調整した後に−5℃で1ヶ月保存し、固化又は析出を生ずる化を評価する、含芳香族溶媒中は、ミネラルスピリットに溶解し、非芳香族溶媒中は、n-デカンに溶解して評価した。
○:均一な液状を保つ
×:固化又は析出
希釈安定性
重合体溶液をn-デカンで、固形分0.8重量%の濃度になるように希釈し、−5℃で1ヶ月保存し、固化又は析出を生ずる化を評価する、
○:均一な液状で透明
△:濁りがあるが、均一で使用可能なレベル
×:固化又は析出
滴下漏斗を装着した、500mlの三口フラスコに
2,4−トリレンジイソシアネート 100g
酢酸エチル 100g
ジブチルスジズラウレート 0.1g
を投入し、60〜65℃で振とうしながら、
ヒドロキシエチルメタクリレート 90g
酢酸エチル 90g
を滴下漏斗から15分かけて滴下し8時間反応させて、以下に示すイソシアネート基含有ビニルモノマー(a)を得た。:
1000mlガラス製重合サンプル中に以下の物を投入し窒素雰囲気下で、振とうしながら75℃で8時間反応させ、枝ポリマーを得た。
メルカプトエタノール 3g
CF3CF2(C2F2)nC2H2OCOCH=CH2 (平均n=3.5) (FA) 95g
ステアリルメタクリレート (StMA) 5g
アゾイソブチロニトリル 0.17g
酢酸エチル 120g
反応後に於いてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。NMRによればポリマー中の各成分の組成比(モル比)はメルカプトエタノール:FA:StMA=1.0:4.8:0.8であった。
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 100g
無水マレイン酸 (MAN) 10g
酢酸エチル 515g
ターシャリーブチルパーオキシピバレート 9g
(日本油脂製、パーブチルPV)
反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。GPCによれば、得られた重合体の数平均分子量は8,000であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表10に示す。
2−イソシアネートエチルメタクリレートの代わりに、合成例1で、製造されたイソシアネート基含有ビニルモノマー(a)の溶液(50重量%)38gを用いる以外は、実施例1と同様にして合成した。
枝ポリマーおよびグラフト共重合体のそれぞれの製造において、モノマー消費率は100%であった。NMRによれば枝ポリマー中の各成分の組成比(モル比)はメルカプトエタノール:FA:StMA=1.0:4.7:0.6であった。
又マクロマー化時のIRスペクトルのNCO吸収はほとんど消失した。GPCによれば、得られたグラフト重合体の数平均分子量は8,000であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表10に示す。
表3に示すモノマーを用いる以外は、実施例1の手順を繰り返した。
枝ポリマーおよびグラフト共重合体のそれぞれの製造において、モノマー消費率は100%であった。NMRによればポリマー中の各成分の組成比(モル比)は実施例4では、メルカプトエタノール:FA:2−EHMA=1.0:5.2:1.8、実施例5では、メルカプトエタノール:FA:MAN=1.0:5.0:1.2、実施例6では、メルカプトエタノール:FA:StMA=1.0:5.8:1.9であった。
又マクロマー化反応のIRスペクトルのNCO吸収はほとんど消失した。
GPCによれば、得られたグラフト重合体の数平均分子量は実施例3では9,300、実施例4では8,900、実施例5では8,600、実施例6では8,200であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表10に示す。
1000mlガラス製重合サンプル中に以下の物を投入し窒素雰囲気下で、振とうしながら75℃で8時間反応させ、酢酸エチルを留去して、枝ポリマーを得た。
メルカプト酢酸 3g
FA 95g
ステアリルメタクリレート(StMA) 5g
アゾイソブチロニトリル 0.09g
酢酸エチル 120g
枝ポリマーの製造において、ガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。NMRによればポリマー中の各成分の組成比(モル比)はメルカプトエタノール:FA:StMA=1.0:6.1:1.3であった。
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 100g
無水マレイン酸(MAN) 10g
メチルイソブチルケトン 465g
ターシャリーブチルパーオキシピバレート 9g
(日本油脂製、パーブチルPV)
反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。GPCによれば、得られた重合体の数平均分子量は9,400であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表10に示す。
参考例1と同様の手順を繰り返し、表4に示すモノマーを重合した。
枝ポリマーおよびグラフト共重合体のそれぞれの製造において、モノマー消費率は100%であった。NMRによればポリマー中の各成分の組成比(モル比)は参考例2では、メルカプト酢酸:FA:2−EHMA=1.0:6.5:2.1、参考例3では、メルカプト酢酸:FA:MAN=1.0:6.9:1.6、参考例4では、メルカプト酢酸:FA:StMA=1.0:7.1:2.2であった。
GPCによれば、得られたグラフト重合体の数平均分子量は参考例2では9,300、参考例3では8,900、参考例4では8,600であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表10に示す。
(一段目幹ポリマー重合)
500mlガラス製重合サンプルに以下の物を投入し、窒素雰囲気下で振とうしながら、80℃で8時間反応させ、幹ポリマーを得た。
クロロメチルスチレン(CMS) 5g
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 90g
無水マレイン酸(MAN) 9g
コハク酸ジエチル 100g
ターシャリーブチルパーオキシピバレート 4g
(日本油脂製、パーブチルPV)
反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。
次に、幹ポリマー溶液に以下の物を添加した。
FA 100g
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 10g
塩化第一銅 3g
ビピリジル 10g
ミネラルターペン 100g
さらに、窒素雰囲気下で振とうしながら110℃で、8時間反応させ、枝ポリマーが幹ポリマーに結合したグラフト共重合体を得た。反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。
得られた濾液は、プラズマ発光分析(ICP)で、銅が残存していないことが確認された。GPCによれば、得られたグラフト重合体の数平均分子量は11,200であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表10に示す。
実施例7と同様の手順を繰り返し、表5に示すモノマーを重合した。
幹ポリマー、枝ポリマー各々の段階で反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。
GPCによれば、得られたグラフト重合体の数平均分子量は実施例8では9,600、実施例9では10,900であった。
実施例1、実施例2と同様の手順を繰り返し、表6に示すモノマーを重合した。
枝ポリマーおよびグラフト共重合体のそれぞれの製造において、モノマー消費率は100%であった。NMRによれば枝ポリマー中の各成分の組成比(モル比)は比較例1では、メルカプトエタノール:FA:StMA= 1.0:4.7:0.9で、比較例2では、メルカプトエタノール:FA:StMA= 1.0:4.8:0.6で、比較例3では、メルカプトエタノール:FA:2−EHMA= 1.0:5.1:1.5で、比較例4では、メルカプトエタノール:FA:StMA= 1.0:4.8:0.7であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
参考例1と同様の手順を繰り返し、表7に示すモノマーを重合した。
枝ポリマーおよびグラフト共重合体のそれぞれの製造において、モノマー消費率は100%であった。NMRによれば枝ポリマー中の各成分の組成比(モル比)は比較例5でメルカプト酢酸:FA:StMA=1.0:6.0:1.3、比較例6でメルカプト酢酸:FA:2−EHMA=1.0:6.4:2.2比較例7でメルカプト酢酸:FA:StMA=1.0:6.9:1.5であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
実施例7と同様の手順を繰り返し、表8に示すモノマーを重合した。
幹ポリマー、枝ポリマー各々の段階で反応後においてガスクロマトグラフィーによるモノマー消費率は100%であった。
GPCによれば、得られたグラフト重合体の数平均分子量は比較例8では11,600、比較例9では12,300であった。
得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
1.0当量の2−イソシアナトエチルメタクリレートに対し0.7当量のメルカプトエタノールとジブチルスズジラウレート0.1重量%の存在下酢酸エチル中50℃で12時間反応させた。
FA 42.7g
ステアリルメタクリレート(StMA) 2.3g
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 45.0g
無水マレイン酸(MAN) 4.5g
酢酸エチル 515g
tert−ブチルパーオキシピバレート 9g
GPCによれば、得られたランダム重合体の数平均分子量は、15,000であった。得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
参考例4と同様の手順で、表9に示すモノマーを重合した。
GPCによれば、得られたランダム重合体の数平均分子量は、13,400であった。得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
1.0当量の2−グリシジルメタクリレートに対し0.7当量のメルカプトエタノールN,N−ジメチルラウリルアミン1.0重量%の存在下酢酸エチル中50℃で12時間反応させた。
次いで、1000mlガラス製重合サンプル中へ得られた反応物(グリシジルメタクリレートとメルカプト酢酸の反応物)3.7gと以下の物を加え、窒素雰囲気下で振とうしながら75℃で8時間反応させ、ポリマーを得た。
FA 43.5g
ステアリルメタクリレート(StMA) 2.3g
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 46.0g
無水マレイン酸(MAN) 4.6g
酢酸エチル 515g
tert−ブチルパーオキシピバレート 9g
GPCによれば、得られたランダム重合体の数平均分子量は、14,500であった。得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
1000mlガラス製重合サンプル中へ以下の物を加え、窒素雰囲気下で振とうしながら75℃で8時間反応させ、ポリマーを得た。
FA 46.7g
2−エチルヘキシルメタクリレート(2−EHMA) 46.7g
無水マレイン酸(MAN) 4.3g
クロロメチルスチレン(CMS) 2.3g
酢酸エチル 515g
tert−ブチルパーオキシピバレート 9g
GPCによれば、得られたランダム重合体の数平均分子量は、13,600であった。得られた重合体溶液について、撥水撥油性、製品安定性及び希釈安定性を測定した。結果を表11に示す。
A. パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマーから誘導された繰り返し単位、および重合性環状酸無水物から誘導された繰り返し単位を有するグラフト共重合体、および有機溶剤を含む溶液型の撥水撥油剤組成物。
B. グラフト共重合体において、幹ポリマーが、
(A)必要により存在する、パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマー、
(B)必要により存在する、非フッ素系ビニルモノマー、
(C)必要により存在する、重合性環状酸無水物、
(D)枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー
から構成され、
枝ポリマーが、
(E)必要により存在する、パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー、
(F)必要により存在する、非フッ素系ビニルモノマー、
(G)必要により存在する、重合性環状酸無水物
から構成されており、
成分(A)および成分(E)の少なくとも一方が必須成分であり、成分(C)および成分(G)の少なくとも一方が必須成分である前記Aに記載の撥水撥油剤組成物。
C. グラフト共重合体100重量部に対して、
成分(A)と(E)の合計量が10〜75重量部であり、
成分(B)と(F)の合計量が0〜89.8重量部であり、
成分(D)の量が0.1〜10重量部であり、
成分(C)と(G)の合計量が0.1〜89.9重量部である前記Bに記載の撥水撥油剤組成物。
D. 重合性環状酸無水物が、一分子中にビニルモノマーと共重合可能な炭素−炭素二重結合と、少なくとも1つの分子内環状カルボン酸無水物構造を持つ前記Aに記載の組成物。
E. 枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)における結合する基が、NCO基、グリシジル基、酸クロライド基および/またはハロメチル基である前記Bに記載の撥水撥油剤組成物。
F. パーフルオロアルキル基を有するビニルモノマーから誘導された繰り返し単位、および重合性環状酸無水物から誘導された繰り返し単位を有する、撥水撥油剤用のグラフト共重合体。
Claims (12)
- グラフト共重合体において、幹ポリマーが、
(B)非フッ素系ビニルモノマー、
(C)重合性環状酸無水物、
(D)NCO基、酸クロライド基およびハロメチル基からなる群から選択された、枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー
から誘導された繰り返し単位を有してなり、
枝ポリマーが、
(E)パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー、
(F)非フッ素系ビニルモノマー、
から誘導された繰り返し単位を有してなるグラフト共重合体、および有機溶剤を含む溶液型の撥水撥油剤組成物であって、
非フッ素系ビニルモノマー(B)および(F)のそれぞれが、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートまたはステアリル(メタ)アクリレートであり、
グラフト共重合体100重量部に対して、
成分(E)の量が10〜75重量部であり、
成分(B)と(F)の合計量が1〜50重量部であり、
成分(D)の量が0.1〜10重量部であり、
成分(C)の量が0.1〜50重量部であり、
成分(B)および(F)が、(メタ)アクリレート類である撥水撥油剤組成物。 - 枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)において、
イソシアネート基含有ビニルモノマーが、
(i)イソシアネート基含有(メタ)アクリレートエステル
(ii)式:H2C=C(R11)−A1−NCO
[R11:Hまたは炭素数1〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状炭化水素基、A1:直接結合または炭素数1〜20の炭化水素基]
で示されるビニルイソシアネート、または
(iii)イソシアネート基を2つ有する化合物(iii−1)と、炭素−炭素二重結合および活性水素を有する化合物(iii−2)との反応物
であり、
酸クロライドを有するビニルモノマーが、(メタ)アクリロイルクロリドであり、
ハロメチル基を有するビニルモノマーが、ハロメチル基およびスチレン基を有するモノマーである請求項1に記載の撥水撥油剤組成物。 - 枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)における結合する基が、NCO基である請求項1または2に記載の撥水撥油剤組成物。
- パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー(E)が、一般式:
Rf−A2−OCOR18=CH2
[式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアルキル基、R18は水素またはメチル基、A2は2価の有機基である。]
で表されるパーフルオロアルキル基含有(メタ)アクリレートである請求項1〜3のいずれか1項に記載の撥水撥油剤組成物。 - 非フッ素系ビニルモノマー(B)が2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートである請求項1〜4のいずれか1項に記載の撥水撥油剤組成物。
- 非フッ素系ビニルモノマー(F)が2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートまたはステアリル(メタ)アクリレートである請求項1〜5のいずれか1項に記載の撥水撥油剤組成物。
- 重合性環状酸無水物が、一分子中にビニルモノマーと共重合可能な炭素−炭素二重結合と、少なくとも1つの分子内環状カルボン酸無水物構造を持つ請求項1〜6のいずれか1項に記載の撥水撥油剤組成物。
- 幹ポリマーが、
(B)非フッ素系ビニルモノマー、
(C)重合性環状酸無水物、
(D)NCO基、酸クロライド基およびハロメチル基からなる群から選択された、枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー
から誘導された繰り返し単位を有してなり、
枝ポリマーが、
(E)パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー、
(F)非フッ素系ビニルモノマー、
から誘導された繰り返し単位を有してなるグラフト共重合体であって、
非フッ素系ビニルモノマー(B)および(F)のそれぞれが、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートまたはステアリル(メタ)アクリレートであり、
グラフト共重合体100重量部に対して、
成分(E)の量が10〜75重量部であり、
成分(B)と(F)の合計量が1〜89重量部であり、
成分(D)の量が0.1〜10重量部であり、
成分(C)の量が0.1〜50重量部であり、
成分(B)および(F)が、(メタ)アクリレート類である撥水撥油剤用のグラフト共重合体。 - 枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)を、パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー(E)と非フッ素系ビニルモノマー(F)から形成されている枝ポリマーに反応させて得たマクロモノマーと、非フッ素系ビニルモノマー(B)および重合性環状酸無水物(C)とを共重合させて幹ポリマーを形成することからなる、枝ポリマーの存在下で幹モノマーを重合する方法によってグラフト共重合体が製造されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の撥水撥油剤組成物。
- 枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)と非フッ素系ビニルモノマー(B)および重合性環状酸無水物(C)とを共重合させることによって得られた幹ポリマーに、パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー(E)と非フッ素系ビニルモノマー(F)を反応させることからなる、枝ポリマーと幹ポリマーを別個に重合する方法によってグラフト共重合体が製造されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の撥水撥油剤組成物。
- 請求項8に記載の撥水撥油剤用のグラフト共重合体の製造方法であって、
枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)を、パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー(E)と非フッ素系ビニルモノマー(F)から形成されている枝ポリマーに反応させて得たマクロモノマーと、非フッ素系ビニルモノマー(B)および重合性環状酸無水物(C)とを共重合させて幹ポリマーを形成することからなる、枝ポリマーの存在下で幹モノマーを重合する方法によってグラフト共重合体を製造する撥水撥油剤用のグラフト共重合体の製造方法。 - 請求項8に記載の撥水撥油剤用のグラフト共重合体の製造方法であって、
枝ポリマーと結合する基を有するビニルモノマー(D)と非フッ素系ビニルモノマー(B)および重合性環状酸無水物(C)とを共重合させることによって得られた幹ポリマーに、パーフルオロアルキル基を含有するビニルモノマー(E)と非フッ素系ビニルモノマー(F)を反応させることからなる、枝ポリマーと幹ポリマーを別個に重合する方法によってグラフト共重合体を製造する撥水撥油剤用のグラフト共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011266009A JP5652383B2 (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | グラフト共重合体および溶液型撥水撥油剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011266009A JP5652383B2 (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | グラフト共重合体および溶液型撥水撥油剤組成物 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34322599A Division JP2001158811A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | グラフト共重合体およびそれを用いた溶液型撥水撥油剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012092346A JP2012092346A (ja) | 2012-05-17 |
JP5652383B2 true JP5652383B2 (ja) | 2015-01-14 |
Family
ID=46386035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011266009A Expired - Fee Related JP5652383B2 (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | グラフト共重合体および溶液型撥水撥油剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5652383B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2973348T3 (es) * | 2018-08-28 | 2024-06-19 | National Univ Corporation Nara Institute Of Science And Technology | Agentes repelentes del agua y de aceites para fibras y productos de fibra |
WO2024162205A1 (ja) * | 2023-02-01 | 2024-08-08 | 信越化学工業株式会社 | 撥水撥油剤及び物品 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642055B2 (ja) * | 1986-01-23 | 1994-06-01 | コニカ株式会社 | 写真感光材料 |
JPS63221355A (ja) * | 1986-03-18 | 1988-09-14 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
JPH01113416A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-02 | Dainippon Toryo Co Ltd | 塗料用樹脂組成物 |
JP2811183B2 (ja) * | 1988-08-25 | 1998-10-15 | 株式会社リコー | 含弗素グラフト共重合体 |
JPH0260911A (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-01 | Ricoh Co Ltd | 含弗素グラフト共重合体 |
JPH02269717A (ja) * | 1989-04-12 | 1990-11-05 | Ricoh Co Ltd | 含弗素グラフト共重合体 |
ES2093245T3 (es) * | 1990-11-27 | 1996-12-16 | Bausch & Lomb | Macromonomeros tensioactivos. |
JPH06228534A (ja) * | 1993-02-01 | 1994-08-16 | Daikin Ind Ltd | 撥水撥油剤および防汚加工剤 |
FR2746640B1 (fr) * | 1996-03-27 | 1998-05-07 | Oreal | Utilisation en cosmetique de copolymeres a squelette hydrophile et rigide, greffes par des macromonomeres hydrophobes et flexibles ; compositions mises en oeuvre |
JP2000044635A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Toagosei Co Ltd | コーティング用組成物、及びコーティング体 |
JP3978894B2 (ja) * | 1998-09-30 | 2007-09-19 | 日立化成工業株式会社 | 塗料 |
-
2011
- 2011-12-05 JP JP2011266009A patent/JP5652383B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012092346A (ja) | 2012-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5167649B2 (ja) | 含フッ素重合体からなる汚れ脱離剤 | |
JP3275402B2 (ja) | 水性分散組成物およびその製法、ならびに撥水撥油剤および離型剤 | |
WO1994018377A1 (en) | Textile product treatment | |
KR100825248B1 (ko) | 그래프트 공중합체 및 이를 이용한 용액형 발수발유 조성물 | |
JP5652383B2 (ja) | グラフト共重合体および溶液型撥水撥油剤組成物 | |
KR20100031524A (ko) | 발수발유제 조성물의 제조 방법 및 물품 | |
JP2000160148A (ja) | 溶液型撥水撥油剤組成物およびその製造方法 | |
JP4815731B2 (ja) | グラフトポリマー、その製法およびそれを用いた溶液型撥水撥油剤組成物 | |
WO2003095083A1 (fr) | Tensioactif et agent de dispersion comprenant chacun un fluoropolymere reticule | |
JP2000290329A (ja) | グラフトポリマー、その製法およびそれを用いた撥水撥油剤組成物 | |
EP1881015B1 (en) | Fluoropolymer having s-sulfate group and water/oil repellent composition containing the polymer | |
JP3603480B2 (ja) | 撥水撥油剤組成物 | |
CN107815201B (zh) | 一种石油系溶剂可溶含氟组合物及其制备方法 | |
JP3463339B2 (ja) | 共重合体溶液の製造法 | |
JPH1087702A (ja) | セルロース誘導体、製造方法、グラフト化セルロースおよび用途 | |
JP3829369B2 (ja) | 溶剤型撥水撥油剤組成物およびその製造方法 | |
JP2657494B2 (ja) | 含フッ素ブロック共重合体の製造方法 | |
JPS6321715B2 (ja) | ||
JP2004043808A (ja) | ソルベント系撥水撥油剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141021 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141103 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5652383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |