JP5651926B2 - 農業機械のディーゼルエンジン - Google Patents

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Description

この発明は、排気ガス中の粒状化物質を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタからなる後処理装置を備えた農業機械のディーゼルエンジンに関する。
ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を再生させるにあたり、DPF前後の圧力を検出して所定値以上になると吸気絞り弁を絞ってDPFの温度を上昇させてDPFを再生する構成である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−90359号公報
前述のような技術では、一旦エンジンを停止してしまうと、DPFの再生は行なわれず、次回の運転時にはDPFは詰った状態であるので、エンジン馬力の低下により効率の良い運転ができないという欠点がある。
本発明の課題は、前述のような不具合を解消するディーゼルエンジンを提供することである。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1記載の発明では、排気ガス中の粒状化物質(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)からなる後処理装置(46)を備えた農業機械のディーゼルエンジンにおいて、前記後処理装置(46)の上流側に排気ガス圧力を検出する圧力センサ(52)を設け、後処理装置(46)の下流側に排気絞り弁(47)と温度センサ(59)を設け、後処理装置(46)の上流側において排気ガスの一部を吸気側に戻すEGR回路(44)を構成し、通常運転状態では前記圧力センサ(52)の値が一定値となるように前記排気絞り弁(47)の制御を行なう構成とし、
前記ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生運転を行なうDPF強制再生モードでは、低エンジン回転数で排気絞り弁(47)を絞って排気温度を上昇させる構成とし、前記温度センサ(59)の値が所定値を超えると、エンジン回転数を一旦最高回転数まで上昇させ、その後中速域の回転数まで減速させる構成とし、
操作部にエンジン回転数を調節するアクセルレバー(25)を設け、操作部のステップフロア(19)にエンジン回転数を調節するアクセルペダル(23)を設け、
前記通常運転状態又はDPF強制再生モードにおいて、前記アクセルレバー(25)を操作してアクセル開度が規定値以上で、前記アクセルペダル(23)を一定以上踏み込むと、燃料噴射状態を切り替えてディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生を行う構成としたことを特徴とする農業機械のディーゼルエンジンとしたものである。
請求項1の作用は、燃焼した排気ガスはシリンダから出ていくが、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)は排気ガス中の粒状化物質(PM)を捕集する。また、圧力センサ(52)で後処理装置(46)上流側の排気ガス圧力を検出する。通常運転状態では、この圧力センサ(52)の検出値が一定値となるように、後処理装置(46)下流側の排気絞り弁(47)の開度調節制御を行なう。
また、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生運転を行なうDPF強制再生モードでは、低エンジン回転数で排気絞り弁(47)を絞って排気温度を上昇させ、温度センサ(59)の値が所定値を超えると、エンジン回転数を一旦最高回転数まで上昇させ、その後中速域の回転数まで減速する。
また、通常運転状態又はDPF強制再生モードにおいて、アクセルレバー(25)を操作してアクセル開度が規定値以上で、アクセルペダル(23)を一定以上踏み込むと、燃料噴射状態を切り替えてディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生を行う。
請求項2記載の発明では、エンジンからラジエータ(66)に戻る冷却水回路に排気管冷却水回路(74)を接続し、該排気管冷却水回路(74)に電磁バルブ(75)を設け、エンジンからの排気ガスを大気中に排出する排気管(76)と前記排気管冷却水回路(74)とを接触させる構成とし、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の強制再生が始まると、前記電磁バルブ(75)を開いて排気管冷却水回路(74)内に冷却水が流れる制御を行なう構成としたことを特徴とする請求項1に記載の農業機械のディーゼルエンジンとしたものである。
請求項2の作用は、請求項1の作用に加え、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の強制再生が始まると、電磁バルブ(75)を開いて排気管冷却水回路(74)内に冷却水を流し、排気管(76)内の排気ガス温度を下げる。
本発明は上述のごとく構成したので、請求項1記載の発明においては、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)に対して一定の背圧を与えることができるので、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)内部の温度を高温状態に保つことができる。これにより、通常の運転状態でディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生が可能となる。また、通常の運転で完全にPMの除去ができない状態があっても、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生サイクルが長くなる。また、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)に対して一定の背圧のため、EGR率が安定するようになる。
また、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生運転を行なうDPF強制再生モードで、温度センサ(59)の値が所定値を超えると、エンジン回転数を一旦最高回転数まで上昇させ、その後中速域の回転数まで減速するので、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の許容温度を超えないようにして、再生を中断することなく効率よく再生を行なうことができる。
また、通常運転状態又はDPF強制再生モードにおいて、アクセルレバー(25)を操作してアクセル開度が規定値以上で、アクセルペダル(23)を一定以上踏み込むと、燃料噴射状態を切り替えてディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生を行うので、運転者の希望するときに再生が可能となる。
請求項2記載の発明においては、請求項1の効果に加え、エンジンの冷却水を利用して排気ガス温度を効率よく下げることができ、再生を中断することなく効率よく再生を行なうことができる。
蓄圧式燃料噴射装置の全体構成図 制御モードによるエンジン回転数と出力トルクの関係を示す線図 トラクタの左側面図 トラクタの平面図 吸気系と排気系の模式図 (a)トラクタの側面図(b)トラクタの平面図 (a)エンジン周辺の側面図(b)エンジン周辺の正面図 エンジン周辺の側面図 エンジン周辺の側面図 エンジン周辺の側面図 エンジンの正面図及び排気管の一部及びその拡大図 エンジン正面図及び冷却水流れの模式図 エンジン周辺の斜視図 (a)コンバイン搭載時のエンジンの正面図(b)コンバイン搭載時のエンジンの側面図(c)コンバインの平面図 (a)コンバインの斜視図(b)コンバインの平面図 (a)コンバイン搭載時のエンジンの正面図(b)コンバイン搭載時のエンジンの側面図 (a)トラクタの正面図(b)トラクタの側面図 (a)トラクタの正面図(b)トラクタの側面図
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、蓄圧式燃料噴射装置の全体構成図である。蓄圧式燃料噴射装置は、例えば、多気筒ディーゼル機関に適用されるものであるが、ガソリン機関でもよい。そして、蓄圧式燃料噴射装置は、噴射圧力に相当する高圧燃料を蓄圧するコモンレール1と、このコモンレール1に取り付けられる圧力センサ2と、燃料タンク3より汲み上げた燃料を加圧してコモンレール1に圧送する高圧ポンプ4と、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料をエンジンEのシリンダー5内に噴射する燃料噴射ノズル6と、前記高圧ポンプ4と燃料噴射ノズル6等の動作を制御する制御装置(ECU)等から構成される。ECUとは、エンジンコントロールユニットの略称である。
このように、コモンレール1は、エンジンEの各シリンダー5へ燃料を噴射するものであり、燃料供給を要求された圧力とするものである。
前記燃料タンク3内の燃料は吸入通路により燃料フィルタ7を介してエンジンEで駆動される高圧ポンプ4に吸入され、この高圧ポンプ4によって加圧された高圧燃料は吐出通路8によりコモンレール1に導かれて蓄えられる。
コモンレール1内の高圧燃料は各高圧燃料供給通路9により気筒数分の燃料噴射ノズル6に供給され、ECU100からの指令に基づき、各シリンダーに燃料噴射ノズル6が作動して、高圧燃料がエンジンEの各シルンダー5室内に噴射供給され、各燃料噴射ノズル6での余剰燃料(リターン燃料)は各リターン通路10により共通のリターン通路10へ導かれ、このリターン通路10によって燃料タンク3へ戻される。
また、コモンレール1内の燃料圧力(コモンレール圧)を制御するため高圧ポンプ4に圧力制御弁11が設けられており、この圧力制御弁11はECU100からのデューティ信号によって、高圧ポンプ4から燃料タンク3への余剰燃料のリターン通路10の流路面積を調整するものであり、これによりコモンレール1側への燃料吐出量を調整してコモンレール圧を制御することができる。
具体的には、エンジン運転条件に応じて目標コモンレール圧を設定し、レール圧力センサ2により検出されるコモンレール圧が目標コモンレール圧と一致するよう、圧力制御弁11を介してコモンレール圧をフィードバック制御する構成としている。
作業車(農作業機)におけるコモンレール1を有するディーゼルエンジンEのECU100は、図2に示すように、回転数と出力トルクの関係において走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードCの三種類の制御モードを有する構成としている。
走行モードAは、エンジン回転数の変動で出力も変動するドループ制御である。農作業を行わず移動走行する場合に使用するものである。例えば、ブレーキを掛けて走行速度を減速したり停止したりすると、この走行負荷の増大に伴ってエンジン回転数が低下するため走行速度の減速や停止を安全に行うことができるものである。
通常作業モードBは、負荷が変動してもエンジン回転数が一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御である。通常の農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクターであれば耕耘作業時に耕地が固く耕耘刃に抵抗が掛かるときであり、コンバインであれば収穫作業時に収穫物が多く負荷が増大したときでも、出力が変動して回転数を維持するときである。
重作業モードCは、通常作業モードBと同様に負荷が変動してもエンジン回転数一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御に加え、負荷限界近くになると回転数を上昇させて出力を上げる重負荷制御を加えた制御である。特に、負荷限界近くで農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクターで耕耘作業を行っている際に、特に、固い耕地に遭遇してもエンジン出力が通常の限界を越えて増大するので作業を中断することがなく、効率の良い作業が可能となる。
これらの作業モードA,B,Cは、各作業モードA,B,Cを切り替え可能な作業モード切替スイッチの操作、又は農作業車(トラクター、コンバイン、田植機等)の走行変速レバーの変速操作、又は作業クラッチ(トラクターであればロータリであり、コンバインであれば刈取部、脱穀部である)の入り切り操作等によって切り替わるように構成する。
ディーゼルエンジンEでは、メイン噴射に先立って少量の燃料をパルス的に噴射するパイロット噴射を行うことにより、着火遅れを短縮してディーゼルエンジンE特有のノック音を低減し、騒音を低減することが可能な構成としている。
このパイロット噴射は、メイン噴射の前に1回又は2回に限定して行われるものであったが、前記コモンレール1の蓄圧式燃料噴射装置を用いることで、エンジンEの状況に応じてパイロット噴射の状態を変化させ、騒音の低減や不完全燃焼による白煙又は黒煙の発生を抑制できるようになる。また、メイン噴射に先立って少量の燃料をパルス的に噴射するパイロット噴射を行うことにより、排ガス中の窒素酸化物の量が減少するようになる。
図3は、前述のようなコモンレール1を有するディーゼルエンジンを搭載したトラクターの側面図を示し、図4はその平面図を示している。平面図においては、図3に示すキャビン14を省いた状態を示している。
トラクターは、機体の前後部に前輪12、12と後輪13、13を備え、機体の前部に搭載したエンジンEの回転動力をトランスミッションケースT内の変速装置によって適宜減速して、これら前輪12、12と後輪13、13に伝えるように構成している。
機体中央であってキャビン14内のハンドルポスト15にはステアリングハンドル16が支持され、その後方にはシート17が設けられている。ステアリングハンドル16の下方には、機体の進行方向を前後方向に切り換える前後進レバー18が設けられている。この前後進レバー18を前側に移動させると機体は前進し、後方へ移動させると後進する構成である。
また、ハンドルポスト15を挟んで前後進レバー18の反対側にはエンジン回転数を調節するアクセルレバー25が設けられ、またステップフロア19の右コーナー部には、同様にエンジン回転数を調節するアクセルペダル23と、左右の後輪13、13にブレーキを作動させる左右のブレーキペダル24L、24Rが設けられている。ステップフロア19の左コーナー部にはクラッチペダル20が設けられている構成である。
また、主変速レバー26はシート17の左前方部にあり、低速、中速、高速及び中立のいずれかの位置を選択できる副変速レバー27はその後方にあり、さらにその右側にPTO変速レバー28を設けている。シート17の右側には作業機21(ロータリ等)の高さを設定するポジションレバー29と圃場の耕耘深さを自動的に設定する自動耕深レバー30、これらのレバーの後に作業機21の右上げスイッチ31と右下げスイッチ32が配置され、さらにその後に作業機21の自動水平スイッチ33とバックアップスイッチ34が配置されている。バックアップスイッチ34は、機体が後進時において、作業機21を自動的に上昇させるものである。作業機21は、機体の後方にリンク22で連結されている構成である。トラクターは作業機21を駆動させて機体を走行させることで、圃場内の耕耘等の作業を行なうものである。21aは作業機21を昇降する油圧シリンダーである。
図5はエンジンのシリンダー5内への吸気と排気の模式図であり、4サイクルのディーゼルエンジンの実施例である。過給器TBの吸気タービン36により過給された空気は、エアクリーナー35から吸気タービン36、インタークーラー37を通過して吸気マニホールド38からシリンダー5内へ送られる構成である。39は吸気バルブであり、40はピストンである。48はカムでありロッカーアーム49を介して吸排気バルブ39、41を開閉させるものである。
シリンダー5内で燃焼した排ガスは、排気バルブ41から排気マニホールド42を通過した後、過給器TBの排気タービン45で過給器TBを駆動して排出される構成である。
このディーゼルエンジンは、排気ガスの一部を吸気側に混入させるためのEGR(排気再循環装置)回路44を有している。EGR回路44は過給器TBの上流側に構成している。このEGR回路44で排気ガスの一部を吸気側に混入させることで酸素量(O2)を減らして、窒素酸化物Noxの発生を低減させるように構成している。ただし、EGR率が上昇しすぎると、逆に酸素量が少なくなって不完全燃焼になるので、燃焼状態によりEGR率を調節する必要がある。この調節は、EGRバルブ43にて行う。また、EGR回路44の途中にはEGRクーラ57を設ける構成としている。EGRバルブ43の開閉具合でシリンダー5内への排気ガスの還元量が変化する。
排気タービン45を通過後の排気ガスは、後処理装置46を通過してマフラー50から大気中に排出される。後処理装置46は、酸化触媒(DOC)46aとディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)46bとから構成されている。
酸化触媒(DOC)は不燃物室を燃焼させるものであり、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)は粒状化物質(PM)を捕集するためのものである。前記EGRバルブ43と絞り弁47については、ECU100により制御される構成である。後処理装置46はディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)46bのみで構成してもよい、酸化触媒(DOC)を設けると不燃物質が燃焼するので、よりクリーンな排気ガスとなる。
DPF46bは、排気ガスの温度が低い状態(低負荷)が長時間続くと、PMが溜まってきて能力の低下が懸念される。そこで、後処理装置46の下手側に絞り弁47を設け、この絞り弁47を絞るとDPF46b内の圧力が高く保持されるので温度も高くなる。これにより、高い温度の影響により、DPF46bの再生が可能となる。即ち、高い温度の排気ガスがDPF46bを通過すると、DPF46b内に存在しているPMが焼き飛ばされることでDPF46bが再生される。
DPF46bを再生させるためのDPF再生運転としては、EGRバルブ43と絞り弁47の両方を絞る。そして、燃料噴射タイミングのリタード(遅角)と合わせてDPF46b内のガス温度を上昇させ、DPF46bが再生に入るようにする。これにより、燃料のアフター噴射(排気ガス温度を上昇させるため)が不要となったり、又は、アフター噴射自体の回数を減らすことができるようになるので、燃料消費量を抑制できて環境にもよい。
このようなDPF再生運転を行うための条件としては、後処理装置46の上手側に圧力センサ52を設け、後処理装置46の下手側にも圧力センサ53を設け、この圧力差が所定値以上になるとDPF46b内にPMが蓄積して抵抗となっている状態なので、DPF再生運転を行うようにする。また、圧力センサ52の替わりにDOC46aとDPF46bとの間に圧力センサ58を設ける構成としてもよい。
また、後処理装置46の上流側に排気ガス圧力を検出する圧力センサ52と、後処理装置46の下流側の排気絞り弁47の関係において、圧力センサ52の値が略一定値となるように前記排気絞り弁47の制御を行なうことで、ディーゼルパティキュレートフィルタ46bに対して略一定の背圧を与えることができるようになり、ディーゼルパティキュレートフィルタ46b内部の温度を高温状態に保つことができる。これにより、通常の運転状態でディーゼルパティキュレートフィルタ46bの再生が可能となる。また、通常の運転で完全にPMの除去ができない状態があっても、ディーゼルパティキュレートフィルタ46bの再生サイクルが長くなる。また、ディーゼルパティキュレートフィルタ46bに対して略一定の背圧のため、EGR率が安定するようになる。
この場合において、圧力センサ52の検出値がディーゼルパティキュレートフィルタ46bの再生完了時における定格回転数で略最大負荷時の許容最大圧力となるように、排気絞り弁47の開度調整制御を行なうことで、通常運転時におけるPMの除去効率が向上するようになる。
また、前述したDPF46bの再生運転時において、過熱状態となってしまうとDPF46bが損傷してしまう。そこで、後処理装置46の下手側に温度センサ59を設け、この温度センサ59の値が所定値を超えないように制御する構成とする。
通常はEGRバルブ43と絞り弁47を同時に制御し、EGR量を適宜コントロールするようにしてもよい。特に、絞り弁47を有することで、DPF46b内のガス温度を高く保持することができるようになる。
DPFの再生運転を行なうDPF強制再生モードにおいては、排気絞り弁47を絞り、ON−OFF制御によってEGRバルブ43を全閉とするように構成する。したがって、排気ガスの還元が行なわれないのでNoが増加し、このNoが酸化触媒(DOC)46aによってNo2に転換され、DPF46bの再生が促進されるようになる。
また、DPF46bの強制再生中において、エンジン回転がローアイドルに移行した場合は、前記EGRバルブ43を全開とする。DPF46bの下流側には温度センサ59を設けているので、この温度センサ59による検出値が所定値以上に上昇したことも条件に加えるようにしてもよい。
絞り弁47を絞ってDPF46bの強制再生を行なう場合において、エンジン回転数を低い回転数にして供給酸素量を増加させるとともに、排気ガス流速が減少することで温度を上昇しやすくしていた。ところが、再生中にエンジン回転数がローアイドルまたはその近傍に変更された場合、供給酸素量の増加と流速の減少により、煤が急速に燃焼してしまう。その結果、温度が急速に上昇してDPF46bが損傷してしまう可能性がある。そこで、最高温度が許容温度を超えないようにする煤を管理する必要がある。
このために、温度センサ59が所定値を超えると、エンジン回転数を中速域まで上昇させるように構成する。これにより、排気ガスの流速が速くなるので最高温度が下がり、DPF46bの損傷を防止できるようになる。また、前記温度センサ59の所定値の値を限界値近傍で制御すると、DPF46bの再生を効率よく行なうことができるようになる。
前記エンジン回転数を中速域まで上昇させるにあたり、一旦最高回転数まで上昇させ、その後中速域まで減速させるように構成してもよい、これにより、一旦排気ガスが最高速度で流れるので、予熱などでDPF46bが加熱されてしまって閾値の温度を超えてしまうことを防止できるようになる。
また、DPF46bの強制再生中において、前述のようにエンジン回転数をローアイドルに移行するときにおいて、ポスト噴射を中断し、その後エンジン回転数を最高回転数まで上昇させ、中速域に移行する段階でポスト噴射を再開する構成とする。これにより、排気ガス温度の急激な上昇が抑制できるので、DPF46bの損傷を防止できるようになる。
DPF46b前後の差圧が所定値以上になった場合、作業後に運転者がDPF46bの再生モードを選択することで、自動でDPF46bの再生を行い、DPF46b再生後は自動でエンジンを停止するように構成する。DPF46b前後の差圧を圧力センサ58、53で監視する。エンジン停止直前のDPF46b前後差圧が所定値以上であると、警告ランプやアラームで報知し、運転者は自らDPF46bの再生を行なうスイッチ(図示せず)を操作する。
そして、エンジンキーが切りの位置になっても、前記再生モードを選択していることで、エンジンはアイドリング状態で回転を維持し、DPF46bの再生を実行する。DPF46b前後の差圧が所定値以下になると、エンジンを自動で停止する。ECU100で前述の制御を行なう。
これにより、作業終了後であっても自動でDPF46bの再生、エンジン停止が可能となるために、運転者は本機から離れて他の作業ができるようになる。
DPF46bを連続再生するときにおいて、排気ガス温度が再生に必要な温度に達していない場合について説明する。実施例は前述したトラクタである。トラクタのアクセルには自動車と同じようなフットアクセルに加えて、ハンドアクセルがある。ハンドアクセルはハンドル下方のハンドルコラムに設けている。通常、DPF46bの再生は、ECU100による自動再生が基本であるが、運転者の意図を反映させるために、前記ハンドアクセルの開度が規定値以上であって、さらに、フットアクセルを一定以上踏込んでいるときは、高排気温度になる燃料噴射マップに切り替えて、手動でのDPF46b再生を行う構成とする。これにより、運転者が行いたいときにDPF46bの再生ができるようになる。
前記DOC46aとDPF46bを農業機械であるトラクタに搭載する場合において、DPF46bを車両右側ステップ65の下部に設け、DOC46aをDPF46bの入口や過給器TBの直近に取り付ける構成とする。ステップ65はDPF46bを囲う形状とし、DPF46bの支持と保護を行なう構成とする。これにより、重量物であるDPF46bの搭載位置が確保可能となる。
また、図7に示すように、DPF46bをトラクタの車両前方のラジエータ66やバッテリー67の下方に配置してもよい。左右のアクスルブラケット68,68やフロントウエイト部でDPF46bを囲う形状で支持することで、DPF46bの保護が可能となる。また、図8に示すように、DOC46aをエンジン上方に配置し、DPF46bを左右のアクスルブラケット68,68間に搭載することで、DPF46bを支持するために別部材が不要となる。また、DPF46bの再生時にはDPF46b自体が高温となるが、この高温の影響を他部品に及ぼすことを防止できるようになる。DOC46aやDPF46bの防振構造も容易に可能となる。
また、図9に示すように、エンジンの周囲に枠組69を構成し、この枠組69から防振ゴム79を介してクランプ71でDPF46bを吊り下げるように構成する。前記枠組69はトラクタの中でも強度が強く振動の少ないアクスルブラケット68から立設して設けることで、DPF46bを安定して吊り下げ可能となる。また、図10に示すように、エンジンEやラジエータ66の前方であって、アクスルブラケット68上にDPF46bを搭載するように構成してもよい。この場合、DPF46bとアクスルブラケット68との間には、マウントゴム72を設ける構成とする。このマウントゴム72は、左右のアクスルブラケット68,68間に亘り設けている構成である。これにより、DPF46b支持用の別部材が不要となる。また、高温となるDPF46bが他部品へ及ぼす影響を少なくできるようになる。
次に、図11について説明する。DPF46b内のPMを除去する再生時においては、マフラー50から大気中に排出される排気ガス温度がかなりの高温となるために、特に農業機械であるコンバインにDPF46b付エンジンを搭載する場合には注意が必要となる。コンバインの周辺には燃えやすい藁屑があり、着火して火災となる懸念もある。そこで、図11に示すように、DPF46b下流側の排気管76を上流側排気管76aと下流側マフラー76bに二分割し、さらに、上流側排気管76aと下流側排気管76bとの間に隙間73を設け、この隙間73から温度の低い大気を導入する構成とする。排気管76内を通過する排気ガスの流速が速いために、いわゆるディフューザ効果によって自然に大気が排気管76内に入り込んでくる。これにより、マフラー50から排出される排気ガス温度が下がるので、火災等を防止できるようになる。
また、図12に示すように、DPF46b下流側の排気ガス温度を下げるための別の方法として、DPF46bの強制再生時に冷却水の一部を利用して排気ガス温度を下げる構成とする。具体的には、エンジンEからラジエータ66に戻る冷却水回路に排気管冷却水回路74を接続し、さらに、この排気管冷却水回路74の途中に電磁バルブ75を設ける構成とする。そして、DPF46bの再生が始まったことをECU100が検出すると、ECU100からの信号により前記電磁バルブ75を開く構成とする。排気管冷却水回路74と排気管76との接触部分については、直接接触させる構成としているが、熱伝導の良い部材を介して接続するように構成してもよい。また、排気管冷却水回路74の一部を利用して、EGRクーラ57の冷却を行なう構成としている。
また、図13に示すように、コモンレール1を搭載したエンジンEにおいて、コモンレール1近辺のパイプ77(主にコモンレール1に接続している燃料パイプ及び接続部)をカバーするプレート78をシリンダヘッド上に設け、該プレート78上にDPF46bを搭載し、DPF46bのマウント支持ステーを兼ねる構成とする。さらに、前記プレート78の支持をエンジン後方リヤプレート79まで延長して連結する構成とする。前記プレート78を設けることで、コモンレール1近辺の燃料漏れが発生しても、燃料飛散を防止できるようになる。また、高い剛性でDPF46bを支持可能となる。
図14はDPF46b有するディーゼルエンジンをコンバインに搭載した場合の実施例である。過給器TBに排気出口をフライホイール81側に向け、DPF46bはフライホイール81の配置する構成としている。そして、テールパイプ80は図14(c)の平面図に示すように、グレンタンク82の角部近傍を上方に向かって配置する構成としている。83は脱穀装置、84は刈取装置、85は座席である。このように、DPF46bを過給器TBの直近に配置することで、排気ガス温度の低下を防止し、DPF46b内のPMの燃焼を妨げないようになる。また、テールパイプ80をコンバインの上方に向かわせることで、DPF46b再生時における高温の排気ガスが藁屑等に着火させるのを防止できるようになる。また、図15に示すように、テールパイプ80を一旦コンバインの右側端部に延長し、その後、上方に向かって配置するように構成してもよい。
また、図16に示すように、DPF46b取り付け用のブラケット86をエンジンのリヤプレート87と一体にしてDPF46bを支持する構成とし、テールパイプ80を機体下方に沿わせて機体後方に向かわせるように構成してもよい。
図17に示すように、トラクタの運転席に着座した運転者の視界において、ボンネット89によって死角となる範囲内90にDPF46bを配置する構成とする。88は運転者の視線である。そして、DPF46bの排気ガス入口は、エンジンEの過給器TBの排気ガス出口に極力近い構成とし、排気ガス温度が下がらないようにする。DPF46bの排気ガス出口は機体の右側サイドとし、運転者の視界において、キャビンフレームの死角範囲内に排気筒91をレイアウトできるようにDPF46bを設置する構成とする。これにより、トラクタにおけるDPF46bの配置を有効的に可能となる。特に、DPF46b本体から発生する高熱の影響を少なくすることができるようになる。
図18に示すように、燃料タンク92をリヤフェンダー93内に設け、DPF46bを運転席下方であってミッションケースの側方に設ける構成とする。94はバッテリーである。このバッテリー94も運転席の下方であってミッションケースの側方に設ける構成としている。ミッションケースに対して、DPF46b又はバッテリー94のいずれかが右側であってもよく、左側であってもよい。これにより、DPF46bはエンジンの排気出口に近くなり、スペース的にも無理なく設置可能となる。また、左右のリヤフェンダー93,93内に空洞を構成し、この空洞内に燃料を搭載することで、燃料も確保可能となる。
トラクターやコンバイン等の農作業機を始め一般車両にも利用可能である。
E エンジン
PM 粒状化物質
19 ステップフロア
23 アクセルペダル
25 アクセルレバー
44 EGR回路
46 後処理装置
46b ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)
47 排気絞り弁
52 圧力センサ
59 温度センサ
66 ラジエータ
74 排気管冷却水回路
75 電磁バルブ
76 排気管

Claims (2)

  1. 排気ガス中の粒状化物質(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)からなる後処理装置(46)を備えた農業機械のディーゼルエンジンにおいて、前記後処理装置(46)の上流側に排気ガス圧力を検出する圧力センサ(52)を設け、後処理装置(46)の下流側に排気絞り弁(47)と温度センサ(59)を設け、後処理装置(46)の上流側において排気ガスの一部を吸気側に戻すEGR回路(44)を構成し、通常運転状態では前記圧力センサ(52)の値が一定値となるように前記排気絞り弁(47)の制御を行なう構成とし、
    前記ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生運転を行なうDPF強制再生モードでは、低エンジン回転数で排気絞り弁(47)を絞って排気温度を上昇させる構成とし、前記温度センサ(59)の値が所定値を超えると、エンジン回転数を一旦最高回転数まで上昇させ、その後中速域の回転数まで減速させる構成とし、
    操作部にエンジン回転数を調節するアクセルレバー(25)を設け、操作部のステップフロア(19)にエンジン回転数を調節するアクセルペダル(23)を設け、
    前記通常運転状態又はDPF強制再生モードにおいて、前記アクセルレバー(25)を操作してアクセル開度が規定値以上で、前記アクセルペダル(23)を一定以上踏み込むと、燃料噴射状態を切り替えてディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の再生を行う構成としたことを特徴とする農業機械のディーゼルエンジン。
  2. エンジンからラジエータ(66)に戻る冷却水回路に排気管冷却水回路(74)を接続し、該排気管冷却水回路(74)に電磁バルブ(75)を設け、エンジンからの排気ガスを大気中に排出する排気管(76)と前記排気管冷却水回路(74)とを接触させる構成とし、ディーゼルパティキュレートフィルタ(46b)の強制再生が始まると、前記電磁バルブ(75)を開いて排気管冷却水回路(74)内に冷却水が流れる制御を行なう構成としたことを特徴とする請求項1に記載の農業機械のディーゼルエンジン。
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