JP5651370B2 - 放熱マット - Google Patents

放熱マット Download PDF

Info

Publication number
JP5651370B2
JP5651370B2 JP2010094203A JP2010094203A JP5651370B2 JP 5651370 B2 JP5651370 B2 JP 5651370B2 JP 2010094203 A JP2010094203 A JP 2010094203A JP 2010094203 A JP2010094203 A JP 2010094203A JP 5651370 B2 JP5651370 B2 JP 5651370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
pipe
heat medium
header
mat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010094203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011226666A (ja
Inventor
田中 章裕
章裕 田中
田中 良彦
良彦 田中
徹 寺口
徹 寺口
Original Assignee
株式会社ガスター
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ガスター filed Critical 株式会社ガスター
Priority to JP2010094203A priority Critical patent/JP5651370B2/ja
Publication of JP2011226666A publication Critical patent/JP2011226666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5651370B2 publication Critical patent/JP5651370B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

本発明は床面の暖房を行う放熱マットに関するものである。
住生活の快適環境を図る観点から、建物(家屋)の床面暖房が広く普及されており、フローリング等の床暖房を行う装置として、温水式の放熱マット(暖房マット)が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
図7には本出願人が開発している放熱マットの一例が熱源器と共に示されている。同図に示すように、放熱マット(暖房マット)11は、板状のマット本体としてのマット材12を有しており、マット材12は、四角形状をした発泡スチロール等により形成されている。マット材12の互いに対向する辺側からマット材12の長手方向(対向辺の辺長方向)に間隔を介して、互い違いに相手側の辺方向に伸張するスリットが複数形成され、その各スリットに骨材としての小根太13と小小根太15が収容配置されている。小根太13や小小根太15は、通常、横断面が四角形状を呈した木材の棒状の角材が使用されるが、合成樹脂であってもよい。
マット材12の上面側には、放熱用(暖房用)の熱媒体である温水を通すパイプ(熱媒体流通パイプ)6が、小根太13を迂回する形態で1本以上(図7に示す例ではパイプ6aとパイプ6bの2本)引き回し配設されている。なお、通常は、マット材12の表面にパイプ6を配線するための溝が形成され、その溝にパイプ6が収容されて配線敷設されている。
また、マット材12の上面にはパイプ6と根太(小根太13および小小根太15)とを覆うように、シート状の放熱部材であるアルミ箔(同図には図示せず)が接着形成されている。前記マット材12の端部側にはパイプ6と外部配管18とを連通接続するヘッダ1が設けられており、ヘッダ1には外部配管18(外部往管18aと外部戻り管18b)を介して熱源器20が接続されている。
熱源器20は給水される水を加熱して温水(湯)を作り出す給湯機能を備えた熱源器であり、熱源器20で作り出された温水は外部往管18aを通してヘッダ1に供給される。ヘッダ1は熱源器20から供給される温水を放熱マット11に導くと共に、放熱マット11から戻ってくる温水(湯温が低下した温水)を、外部戻り管18bを通して、再加熱のために熱源器20へ戻す役割を担う。
ところで、近年は、従来に比べて高気密、高断熱住宅が多くなり、このような住宅においては、床暖房開始時から時間がたって放熱マット11の定常運転を行うときには、暖房負荷が小さくなる(暖房のための熱量が小さくても、部屋を十分に温めることができる)ために、従来の放熱マット11を用い、従来のように放熱マット全体を加熱して床暖房を行うと、室温が高くなりすぎてしまうといった問題が生じた。
そこで、例えば図8に示すように、小面積の放熱マット11を複数組み合わせて敷設し、暖房開始時には、熱源器20から外部ヘッダ21を介して全ての放熱マット11に温水を供給し、定常運転時には、例えばどれか一枚の放熱マットのみに熱源器20からの温水を供給するといった構成が提案されている。この場合、各放熱マット11にそれぞれ外部往管18aと外部戻り管18bを接続し、これらの外部往管18aと外部戻り管18bをそれぞれ熱源器20に接続する。
また、図9に示すように、外部往管18aと外部戻り管18bを分岐して、その分岐端をそれぞれ、複数の小面積の放熱マット11に接続することで、各放熱マット11を熱源器20に接続し、前記分岐部に設けた切り替えユニット22内の電磁弁によって温水の供給路を切り替える構成も考えられる。この構成においても、暖房開始時には、熱源器20から全ての放熱マット11に温水を供給し、定常運転時には、例えばどれか一枚の放熱マットのみに熱源器20から温水を供給することができる。なお、切り替えユニット22は、電気配線23を介して熱源器20と電気的に接続し、熱源器20からの指令によって電磁弁の切り替え動作を行うように構成される。切り替えユニット22は、床下等に設けられる。
特開平11−337091号公報
しかしながら、図8に示すような構成においては、各放熱マット11を熱源器20に接続するために、長さの長い外部配管18を複数設けなくてはならないために、外部配管18を敷設や漏れ検査をする作業が大変であり、また、外部配管18の形成コストや敷設コストが嵩むといった問題が生じる。
また、図9に示すような構成においては、図8に示す構成に比べると外部配管18の敷設長さは短くできるものの、切り替えユニット22と各放熱マット11とを接続するための外部配管18を設ける必要があるし、切り替えユニット22と熱源器20とを電気的に接続しなければならないために、そのための電気配線23の経路を考慮しなければならない。例えば一部の簡易鉄骨の住宅においては、複数のユニットを組み合わせるが、同一ユニット内の天井裏しか移動ができないため、例えば2階に複数の床暖房を入れる場合には、床暖房を入れた部屋の階下の部屋毎に天井点検口を設けないと電気配線ができないという問題が生じる。
しかも、切り替えユニット22内に設ける電磁弁のメンテナンスを考慮して切り替えユニット22を設置しなければならないため、設置の自由度が低く、さらに、切り替えユニット22のメンテナンス時には、床下等に設けられている切り替えユニット22を取り出してメンテナンスをするために床をはがさなければならないため、メンテナンス作業が大変であるといった問題も生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、必要に応じてマット全体に温水等の熱媒体を供給したり部分的に熱媒体を供給したりすることができ、装置構成が簡単で敷設コストも安く、メンテナンスの大変さもない放熱マットを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、本発明は、板状のマット本体を有して、該マット本体には放熱用の熱媒体を通すパイプが配設され、該パイプをマット外部に設けられている前記熱媒体供給用の外部配管と連通接続するための通路を備えたヘッダを有して、該ヘッダの通路には、前記マット本体の予め定められた設定領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域内配設パイプと、前記マット本体の前記設定領域以外の領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域外配設パイプとが接続され、前記ヘッダの通路のうち前記設定領域外配設パイプに接続されている通路には、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる熱媒体の温度が予め定めた設定温度以上のときには開いて前記熱媒体の温度が前記設定温度未満の時には閉じる温度対応開閉弁が介設され、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度以上のときには前記温度対応開閉弁が開状態と成して前記熱媒体を前記設定領域内配設パイプと前記設定領域外配設パイプの両方に流すことにより前記熱媒体をマット本体の全体領域に流し、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度未満のときには前記温度対応開閉弁が閉じて前記熱媒体の前記設定領域外配設パイプ側への流れを遮断し前記熱媒体を前記設定領域にのみ流す構成とした構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、板状のマット本体を有して、該マット本体には放熱用の熱媒体を通すパイプが配設されるとともに、該マット本体には前記パイプをマット外部に設けられている前記熱媒体供給用の外部配管と連通接続するための通路を内部に備えたヘッダを有して、該ヘッダの通路には、前記マット本体の予め定められた設定領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域内配設パイプと、前記マット本体の前記設定領域以外の領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域外配設パイプとが接続され、前記ヘッダの通路のうち前記設定領域外配設パイプに接続されている通路には、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる熱媒体の温度が予め定めた設定温度以上のときには開いて前記熱媒体の温度が前記設定温度未満の時には閉じる温度対応開閉弁が介設されて前記ヘッダに一体的に組み込まれており、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度以上のときには前記温度対応開閉弁が開状態と成して前記熱媒体を前記設定領域内配設パイプと前記設定領域外配設パイプの両方に流すことにより前記熱媒体をマット本体の全体領域に流し、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度未満のときには前記温度対応開閉弁が閉じて前記熱媒体の前記設定領域外配設パイプ側への流れを遮断し前記熱媒体を前記設定領域にのみ流す構成としたことを特徴とする。さらに、第3の発明は前記第1または第2の発明の構成に加え、前記設定領域はマット本体の中央部としたことを特徴とする。
本発明によれば、板状のマット本体に設けられたパイプとマット外部に設けられている熱媒体供給用の外部配管とを連通接続するための通路を備えたヘッダを有しており、該ヘッダの通路には、マット本体の設定領域に熱媒体を流してヘッダに戻す設定領域内配設パイプと、マット本体の前記設定領域以外の領域に前記熱媒体を流してヘッダに戻す設定領域外配設パイプとが接続されているが、ヘッダの通路のうち前記設定領域外配設パイプに接続されている通路には、温度対応開閉弁が介設されており、この弁の開閉動作が熱媒体の温度に応じて行われる。
つまり、本発明では、ヘッダ側からパイプ側に流れる熱媒体の温度が前記設定温度以上のときには前記温度対応開閉弁が開状態と成すことで、前記熱媒体を前記設定領域内配設パイプと前記設定領域外配設パイプの両方に流すことにより前記熱媒体をマット本体の全体領域に流すことができ、一方、前記熱媒体の温度が前記設定温度未満のときには、前記温度対応開閉弁が閉じて前記熱媒体の前記設定領域外配設パイプ側への流れを遮断し前記熱媒体を前記設定領域にのみ流すことができる。
そのため、熱源器から放熱マットに供給する熱媒体の温度を変えるだけで、マット外部の熱源器からの電気信号等による制御を行うことなく、熱媒体の流れる流路を切り替えることができ、熱媒体をマット本体の全体領域に流したり、設定領域にのみ流したりすることができる。つまり、本発明によれば、従来のように、複数の放熱マットを設けて、各放熱マットと熱源器とを接続するための配管を放熱マット毎に設ける構成のように、多数の配管を敷設する必要がなく、放熱マット内の熱媒体供給面積を切り替えることができる。また、本発明は、複数の放熱マットを設けて各放熱マットに熱媒体を流す流路を切り替えるための電磁弁を有する切り替えユニットを設ける構成のように、切り替えユニットと各放熱マットとを接続するための配管を設けることも、熱源器と電磁弁とを接続するための電気配線を設けることも不要である。
したがって、本発明は、装置構成が簡単で敷設コストも安くできるし、また、温度対応開閉弁は電気信号により開閉する弁と異なり、短い期間でメンテナンスをする必要はなく、例えば混合水栓等に用いられているように、ほぼメンテナンスフリーで用いることができるため、メンテナンス作業が大変であるといったこともなく、長期信頼性も高くすることができる。
また、設定領域はマット本体の中央部とすると、放熱マットを部屋に敷設する場合、前記設定領域は部屋の中央部になり、設定領域以外の領域は部屋の周辺部になる場合が多いと考えられる。通常、部屋の中央部には人が多くいる可能性が高く、また、部屋の周辺部は、例えば部屋敷設時は家具等が置かれる可能性が高いため、設定領域をマット本体の中央部として、部屋の中央部は熱媒体の温度を低くしたときにも熱媒体が流れて人が多くいる場所の暖房を行え、家具等が置かれている場所は、暖房開始時に部屋を暖めるときのみ温めるといったことができ、実用的で効率的に暖房を行えるようにすることができる。
本発明に係る放熱マットの一実施例を説明するための模式的な説明図である。 実施例の放熱マットに設けられているヘッダの通路形成例と温度対応開閉弁の構成および動作を説明するための断面説明図である。 実施例の放熱マットを備えた床暖房装置の制御構成例を示すブロック図である。 図3に示す制御構成を用いて放熱マットによる暖房の制御を行うために与えるデータ例を示すグラフである。 実施例の放熱マットを備えた床暖房装置の制御構成の別の例を示すブロック図である。 図5に示す制御構成を用いて放熱マットによる暖房の制御を行うために与えるデータ例を示すグラフである。 放熱マットの一例を示す説明図である。 敷設面積を切り替える構成を備えた従来の放熱マットの例を示す模式的な説明図である。 敷設面積を切り替える構成を備えた従来の放熱マットの別の例を示す模式的な説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付してある。
図1には、本発明に係る放熱マットの一実施例の放熱マット11が熱源器20と共に模式的に示されている。本実施例は図7に示した従来例と同様に、マット本体12とヘッダ1とを有し、マット本体12にはパイプ6が配設されているが、本実施例において、ヘッダ1の通路(図1には図示せず)には、マット本体12の予め定められた設定領域A(マット本体12の中央部であって、例えば部屋に敷設時は部屋中央部)に温水を流してヘッダ1に戻す設定領域内配設パイプ6Aと、マット本体12の設定領域A以外の領域B,C(マット本体12の周辺部であって、例えば部屋敷設時は家具等が置かれる可能性の高い場所)に温水を流してヘッダ1に戻す設定領域外配設パイプ6B,6Cとが接続されている。なお、領域A,B,Cは、図の鎖線により区切られた領域であり、また、図1には示されていないが、本実施例でも、図7に示した放熱マット11と同様に、小根太13等が設けられている。
図2には、ヘッダ1の通路のうち、一端側が設定領域外配設パイプ6Bに接続されている通路2と、一端側が設定領域内配設パイプ6Aに接続されている通路4とが模式的な断面図により示されている。通路2は、その他端側が、分岐部5を介して通路4の他端側とに接続されており、通路4の他端側は外部配管18に接続されている。通路2には温度対応開閉弁3が介設されており、この温度対応開閉弁3は、ヘッダ1側からパイプ6側に流れる温水の温度が予め定めた設定温度(例えば50℃)以上のときには開いて、前記温水の温度が前記設定温度未満の時には閉じる弁である。
また、同図には示されていないが、例えば通路4における温度対応開閉弁3の配設位置よりも下流側の位置に分岐部が形成され、この分岐部に、設定領域内配設パイプ6Cに接続されている通路が接続され、この通路にも温度対応開閉弁3が介設されている。
温度対応開閉弁3は、本実施例では、ヘッダ1側からパイプ6A,6B,6C側に流れる(ここでは、通路4を流れる)温水の温度が前記設定温度以上のときには、図2(a)に示すように、開状態と成す。そして、このことにより、温水を設定領域内配設パイプ6Aと設定領域外配設パイプ6B,6Cの両方に流すことにより、温水をマット本体12の全体領域に流す構成としている。また、ヘッダ1側からパイプ6A,6B,6C側に流れる(ここでは、通路4を流れる)温水の温度が前記設定温度未満のときには、図2(b)に示すように、温度対応開閉弁3が閉じ、温水の設定領域外配設パイプ6B,6C側への流れを遮断し、温水を前記設定領域にのみ流す構成としている。
なお、温度対応開閉弁3の構成は特に限定されるものではないが、その一例として図2に示す構成が適用されるものであり、以下に、この温度対応開閉弁3の構成について簡単に説明する。この温度対応開閉弁3は、ボディ28に、入口流路26と、出口流路27と、これらの流路26,27を連通する弁室29を設けて形成されており、弁室29には、環状の弁座30が設けられている。また、弁室29には、弁体31がピストン32と共に進退移動自在に設けられており、ピストン32は、ワックスサーモエレメント33を駆動部として(この図では上下方向に)進退移動する。また、弁31は、バネ34によって図の下側に付勢されている。
ヘッダ1側からパイプ6A,6B,6C側に流れる温水の温度が前記設定温度以上(例えば60℃)の時には、通路4を流れる温水の温度が前記設定温度(例えば50℃)以上となるので、図2(a)に示すように、サーモエレメント33が伸長作動して、ピストン32が、バネ34の付勢力に抗して図の上側に移動した状態となり、弁体31が弁座30から離れて温度対応開閉弁3が開状態となる。そのため、図の矢印に示すように、分岐部5を介して通路2に温水が流れ込み、温度対応開閉弁3を通り、設定領域外配設パイプ6B側へ流れる。同様に、設定領域外配設パイプ6C側へも温水が流れる。したがって、設定領域Aおよび設定領域A以外の領域B,Cに温水が流れ、放熱マット11の全体領域の暖房が行われる。
一方、ヘッダ1側からパイプ6A,6B,6C側に流れる温水の温度が前記設定温度未満(例えば40℃)の時には、通路4を流れる温水の温度が前記設定温度未満となるので、図2(b)に示すように、サーモエレメント33が収縮して、ピストン32がバネ34の付勢力によって図の下側に移動した状態となり、弁体31が弁座30に当接し、温度対応開閉弁3が閉状態となる。そのため、図の矢印に示すように、分岐部5を通った温水は通路4側にのみ流れ、設定領域内配設パイプ6Aを通って設定領域A内にのみ流れ、この領域Aの暖房が行われる。
ところで、床暖房のメリットの一つとして、素足で床に触れたときに温く感じる気持ちよさを味わえることが挙げられる。床暖房の温度は、一般に、放熱マット11に流す温水の温度と流量との積に対応する値となることが知られており、温水の温度が高いほど床暖房の温度が高くなることは言うまでもないが、それに加え、温水の流量が大きい方が、放熱マット11内を巡った温水がヘッダ1に流れ込む(戻る)部分の床暖房の温度が高くなる。したがって、例えば床暖房に伴って室温が上がりすぎることを防ぐためには、放熱マット11に流す温水の流量を小さくすることも有効であるが、このようにすると、前記のように、素足で床に触れたときに温く感じることができなくなり、気持ちよさを感じられなくなる。また、温水の流量を制御するためには、例えば熱源器20側にバルブ等を設ける必要があり、その分だけ構成が複雑になるし、制御も難しい。
それに対し、本実施例では、温水の温度を変えるだけで温度対応開閉弁3が自動的に開閉動作を行い、温水を流すパイプ6A,6B,6Cを切り替えることができるので、非常に簡単に放熱マット11における温水を流す面積を切り替えることができるし、以下に述べるように、素足で床に触れたときに温く感じるメリットを損なうこともない。つまり、本実施例において、例えばヘッダ1から全てのパイプ6A,6B,6Cに温水を流す際に、その流量を3リットル/分とすると、温水の温度を40℃にしたときには、その温水が設定領域内配設パイプ6Aにのみ流れるので、流量が大きくなり、例えば6リットル/分となる。
したがって、全てのパイプ6A,6B,6Cに温水を流して放熱マット11全体を加温したときの床暖房の温度は60℃×3リットル/分に対応する値となり、一方、設定領域内配設パイプ6Aにのみ温水を流して設定領域Aのみを加温したときの床暖房の温度は40℃×6リットル/分に対応する値となるので、温水の温度を低くしても、人が長くいるところを設定領域Aとして設定しておくことにより、人がより快適に過ごすことができる。なお、前記の如く、床暖房の温度は、一般には、温水の温度と流量との積に対応する値となるが、温水の流量が大きすぎると、温水が放熱マット11を巡っても放熱しきれずに熱いままヘッダ1に戻ってくるようになり、この場合は、温水の温度と流量との積に対応する値とはならない。
ところで、本実施例の放熱マット11においては、以上のように、熱源器20から放熱マット11に供給する温水の温度を変えるだけで、温度対応開閉弁3の開閉動作が自動的に行われて、温水を流す領域(暖房を行う領域)を可変でき、快適に過ごせるようにできるものであるが、床暖房の温度をよりきめ細かく制御するために、以下のような制御構成を設けることが好ましい。
例えば、その一例として、図3に示すように、熱源器20の制御装置内に、暖房制御手段8、メモリ部9、時計機構10、燃焼制御手段14を設け、この制御装置を、室温検出手段7に信号接続した構成を適用することができる。
室温検出手段7は、放熱マット11が床に配設される部屋の室温を検出する手段である。燃焼制御部14は、放熱マット11に供給する温水を作り出すために、熱源器20内に設けられている加熱手段(例えばバーナ)の燃焼制御を行うものである。なお、温水形成のための構成は、特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、バーナの燃焼制御によって適宜の温度の温水を形成してもよいし、バーナの燃焼に加え、水―水熱交換器等を用いて適宜の温度の温水を形成してもよい。
メモリ部9は、温水の温度と温水をパイプ6に通す時間とを変えたときの、前記部屋の室温と前記部屋の床温との関係データを格納するものである。このデータは、例えば図4に示すようなデータである。同図において、特性線aは、60℃の温水を20分間パイプ6に流したときの室温と床温との関係データであり、特性線bは、60℃の温水を10分間パイプ6に流したときの、室温と床温との関係データである。また、特性線c、特性線dは、それぞれ、同様に、温水の温度を60℃として、その温水を、特性線cにおいては6分間、特性線dにおいては3分間、パイプ6に流したときの、室温と床温との関係データである。特性線eは、40℃の温水を3分間パイプ6に流したときの、室温と床温との関係データである。
暖房制御手段8は、図4に示すような関係データと、室温検出手段7によって検出される室温検出値とに基づいて、前記部屋の床温が予め設定される設定床温になるように、温水の温度と温水をパイプ6に通す時間とを制御する制御手段として機能するものである。暖房制御手段8は、時計機構10により検出される時間を取り込み、温水の温度が例えば60℃または40℃になるように燃焼制御手段14に指令を加え、燃焼制御手段14によって適宜の温度の温水を作り出させ、その温水を適宜の時間、放熱マット11側に送ってパイプ6に流す。
例えば、暖房制御手段8は、床温を32℃にしたい場合に、室温が18℃程度の低い状態の時には、特性線aに従って温水の供給を開始する。つまり、燃焼制御手段14に指令を加えて60℃の温水を作るようにし、その60℃の温水を放熱マット11に供給し、供給開始時から20分間継続して温水をパイプ6に流すようにする。なお、このときには、温水の温度が60℃であるので、本実施例の放熱マット11において、図2に示した温度対応開閉弁3は、図2(a)に示した開状態となり、パイプ6A,6B,6Cを通して放熱マット11の全体領域に温水が供給されて暖房が行われる。
そして、放熱マット11に温水を供給することによって部屋の室温が上昇し、21℃を超えると床温が32℃以上となるが、この時点で、特性線bに従って制御を行うと、床温は32℃よりも低くなってしまうので、この時点では、特性線aにしたがって制御を続け、さらに、室温が22.6℃を超えて、特性線bに従う制御においても床温が32℃に達するようになったら、温水供給開始時から20分が経過していなくても、図の実線矢印Aに示すように、特性線bに移り、この特性線bに従い、60℃の温水を、前記温水供給開始時から10分間流すようにする。なお、特性線bに従う制御に移ったときに温水供給開始時から既に10分経過していたときには、一時、温水の供給を停止し、室温から推測される床温が31℃になったら、60℃の温水を10分間継続して流す制御を開始する。
また、特性線bに従う制御をしていても、室温、床温が共に高くなっていき、室温が24.2℃を超えたら、図の実線矢印Bに示すように、特性線cに移り、この特性線cに従い、60℃の温水を前記温水供給開始時から6分間流すようにする。このように、室温検出手段7により検出される室温検出値と、図4に示す関係データとに基づき、特性線a〜eに示す適宜の方法に従い、温水の温度と温水を流す時間を制御する。なお、室温から推測される床温を表示する床温表示手段を設けて、床温を表示するようにしてもよい。床温の表示を行うと、利用者が床温を知ることができるので、利便性を高めることができる。
また、例えば床温を29℃にしたいときに、場合によっては、例えば図の破線矢印A’、B’、C’、D’に示すように、特性線aから順に特性線eまで移っていくことになる。そして、特性線eに従って温水の温度を40℃にした場合には、本実施例の放熱マット11において、図2に示した温度対応開閉弁3は、図2(b)に示した閉状態となり、パイプ6Aを通して放熱マット11の設定領域Aにのみ温水が供給されて部分的に暖房が行われる。
以上のような制御を行うと、床温が設定床温になるようにきめ細かく制御でき、しかも、その制御に際し、温水の流量制御は不要で、温水の温度と流す時間を制御することのみでよいため、非常に簡単である。
また、温水の温度と温水を流す時間を制御する構成の別の例として、図5に示す構成が挙げられる。この例は、図3の構成と同様の構成要素に加え、熱流量検出手段16を設けて、熱源器20の制御装置に信号接続したものであり、図5に示す例においても、時計機構10と燃焼制御手段14は、図3と同様の機能を有する。
また、熱流量検出手段16は、床の熱流量(熱流量検出手段16の設置箇所において通過する熱量)を検出する手段である。この熱流量は、放熱マット11に供給する温水の温度と、その温水をパイプ6A,6B,6Cに通す時間とに応じて変化するものである。熱流量検出手段16は、例えば床下に、その床と放熱マット11との間に挟む態様で設けられる。なお、熱流量検出手段16を床に貼り付けたりしても邪魔にならない場合には、床に設置してもよい。
メモリ部9は、図5に示す構成においては、図6に示すような、部屋の床温から室温を差し引いた差と熱流量との、予め与えられた関係データを格納する。そして、暖房制御手段8は、その関係データと、室温検出手段7によって検出される室温検出値と、熱流量検出手段16によって検出される熱流量検出値とに基づいて前記部屋の床温を推測し、該推測値が予め設定される設定床温になるように、温水の温度と該温水をパイプ6A,6B,6Cに通す時間とを制御する制御手段として機能する。
暖房制御手段8は、時計機構10により検出される時間を取り込み、温水の温度が例えば60℃または40℃になるように燃焼制御手段14に指令を加え、燃焼制御手段14によって適宜の温度の温水を作り出させ、その温水を適宜の時間、放熱マット11側に送ってパイプ6に流す。例えば熱流量が30W/mの時に室温が20℃であれば、床温は室温+約5℃であるので、暖房制御手段8は、このときの床温が25℃であると推測する。そして、例えば設定床温が30℃とすると、床温−室温=10℃となるようにすればよいので、熱流量検出手段16により検出される熱流量が約73W/mとなるように、60℃の温水を10分間流すように制御する。
なお、この例でも、図3に示す構成を備えた前記構成と同様に、床温を表示する構成を設けて表示してもよい。
以上のような、図5の制御構成に基づく制御も、図3の制御構成に基づく制御と同様に、床温が設定床温になるようにきめ細かく制御でき、しかも、その制御に際し、温水の流量制御は不要で、温水の温度と流す時間を制御することのみでよいため、非常に簡単である。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば、前記実施例では、放熱マット11の領域を3つに分けて、その中央領域を設定領域としたが、設定領域の設定の仕方は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。また、マット本体12の大きさ、配列形態、パイプ6の形態等も特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
また、前記実施例では、温水の温度を60℃にするか40℃にするかで切り替えていたが、温水の温度を48℃に切り替える制御を加えると、より快適に過ごせるようになる。つまり、温水の温度を48℃にした場合も前記設定温度(50℃)未満になるので、温度対応開閉弁3が閉状態となり、温水は設定領域内配設パイプ6Aを通って設定領域A内にのみ流れ、この領域Aの暖房が行われる。このとき、温水の温度が48℃であると、人の体温よりも10℃程度高いため、素足で床に触れたときに、より温く感じ、より気持ちよく感じられるし、設定領域Aのみを温めることによって、部屋の温度が高くなりすぎることも防ぐことができる。
さらに、放熱マット11に供給する熱媒体は、必ずしも温水とするとは限らず、温水以外の熱媒体を適用してもよい。この場合は、熱媒体に応じて図4、図6に示したような関係データを予め与えて制御することになる。
本発明の放熱マットは、簡単な構成で、メンテナンス快適に過ごすことができるので、家庭用やオフィス用の放熱マットとして利用できる。
1 ヘッダ
2,4 通路
3 温度対応開閉弁
5 分岐部
6 パイプ
6A 設定領域内配設パイプ
6B,6C 設定領域外配設パイプ
7 室温検出手段
8 暖房制御手段
9 メモリ部
10 時計機構
11 放熱マット
12 マット材
14 燃焼制御手段
16 熱流量検出手段
18 外部配管
20 熱源器
29 弁室
30 弁座
31 弁体

Claims (3)

  1. 板状のマット本体を有して、該マット本体には放熱用の熱媒体を通すパイプが配設され、該パイプをマット外部に設けられている前記熱媒体供給用の外部配管と連通接続するための通路を備えたヘッダを有して、該ヘッダの通路には、前記マット本体の予め定められた設定領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域内配設パイプと、前記マット本体の前記設定領域以外の領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域外配設パイプとが接続され、前記ヘッダの通路のうち前記設定領域外配設パイプに接続されている通路には、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる熱媒体の温度が予め定めた設定温度以上のときには開いて前記熱媒体の温度が前記設定温度未満の時には閉じる温度対応開閉弁が介設され、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度以上のときには前記温度対応開閉弁が開状態と成して前記熱媒体を前記設定領域内配設パイプと前記設定領域外配設パイプの両方に流すことにより前記熱媒体をマット本体の全体領域に流し、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度未満のときには前記温度対応開閉弁が閉じて前記熱媒体の前記設定領域外配設パイプ側への流れを遮断し前記熱媒体を前記設定領域にのみ流す構成としたことを特徴とする放熱マット。
  2. 板状のマット本体を有して、該マット本体には放熱用の熱媒体を通すパイプが配設されるとともに、該マット本体には前記パイプをマット外部に設けられている前記熱媒体供給用の外部配管と連通接続するための通路を内部に備えたヘッダを有して、該ヘッダの通路には、前記マット本体の予め定められた設定領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域内配設パイプと、前記マット本体の前記設定領域以外の領域に前記熱媒体を流して前記ヘッダに戻す設定領域外配設パイプとが接続され、前記ヘッダの通路のうち前記設定領域外配設パイプに接続されている通路には、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる熱媒体の温度が予め定めた設定温度以上のときには開いて前記熱媒体の温度が前記設定温度未満の時には閉じる温度対応開閉弁が介設されて前記ヘッダに一体的に組み込まれており、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度以上のときには前記温度対応開閉弁が開状態と成して前記熱媒体を前記設定領域内配設パイプと前記設定領域外配設パイプの両方に流すことにより前記熱媒体をマット本体の全体領域に流し、前記ヘッダ側から前記パイプ側に流れる前記熱媒体の温度が前記設定温度未満のときには前記温度対応開閉弁が閉じて前記熱媒体の前記設定領域外配設パイプ側への流れを遮断し前記熱媒体を前記設定領域にのみ流す構成としたことを特徴とする放熱マット。
  3. 設定領域はマット本体の中央部としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の放熱マット。
JP2010094203A 2010-04-15 2010-04-15 放熱マット Expired - Fee Related JP5651370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010094203A JP5651370B2 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 放熱マット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010094203A JP5651370B2 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 放熱マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011226666A JP2011226666A (ja) 2011-11-10
JP5651370B2 true JP5651370B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=45042217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010094203A Expired - Fee Related JP5651370B2 (ja) 2010-04-15 2010-04-15 放熱マット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5651370B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754913U (ja) * 1980-09-17 1982-03-31
JPH01266444A (ja) * 1988-04-18 1989-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 床暖房パネル
JPH08110060A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Ishikawa Kk 温水式床暖房装置
JPH1038288A (ja) * 1996-07-22 1998-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 床暖房システム及び空気調和機
JP3777051B2 (ja) * 1998-05-28 2006-05-24 株式会社ガスター 温度調節装置
JP3784196B2 (ja) * 1999-03-24 2006-06-07 大阪瓦斯株式会社 熱媒供給装置
JP4063756B2 (ja) * 2003-10-24 2008-03-19 大阪瓦斯株式会社 床暖房設備
JP5470810B2 (ja) * 2007-11-15 2014-04-16 ダイキン工業株式会社 床暖房装置
JP5254660B2 (ja) * 2008-05-13 2013-08-07 株式会社コロナ 温水暖房装置の制御方法
JP2010032086A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sumisho Metalex Corp 温水式床暖房システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011226666A (ja) 2011-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101458421B1 (ko) 더블 열전소자와 삼방밸브를 이용한 냉온수 매트용 냉온수 생성모듈, 상기 냉온수 생성모듈이 내장된 냉온수 보일러 및 냉온수 매트
JP5651370B2 (ja) 放熱マット
KR20080005292U (ko) 냉·난방 겸용 매트
JP5566762B2 (ja) 床暖房装置
JP2011523021A (ja) 熱負荷体の温度の変更
JP2019158263A (ja) 床暖房システム
KR20120017528A (ko) 난방용 핫 코일
KR20120062318A (ko) 온수장판
JP2009092130A (ja) 形状記憶合金バネを用いた熱動弁
KR101219870B1 (ko) 간접가열식 발열구조를 갖는 돌침대용 온열매트
JP2019070514A (ja) ヒーターパネル及び暖房システム
JP3525263B2 (ja) 座席の暖房方法とその装置
JP7235502B2 (ja) 熱源装置
US3381108A (en) Apartment or house with centralized heating system and sauna room
JP6963901B2 (ja) 放射パネル、及びパーティション
JP2009145035A (ja) 瞬間加熱型床暖房装置
JP7073056B2 (ja) 給気予熱装置および暖房システム
JP5568918B2 (ja) 床暖カーペット
RU104291U1 (ru) Односекционный или многосекционный радиатор, по меньшей мере, с двумя различно выполненными участками
JP2019113205A (ja) 床暖房パネル及び床暖房システム
KR101107583B1 (ko) 냉난방 장치
JP4063756B2 (ja) 床暖房設備
KR100937987B1 (ko) 온돌 난방시스템
JP7505936B2 (ja) 建物、建物の空調方法および建物の空調システム
JP2006090643A (ja) 浴室暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5651370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees