JP5651354B2 - 光照射装置および光照射方法 - Google Patents
光照射装置および光照射方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5651354B2 JP5651354B2 JP2010059093A JP2010059093A JP5651354B2 JP 5651354 B2 JP5651354 B2 JP 5651354B2 JP 2010059093 A JP2010059093 A JP 2010059093A JP 2010059093 A JP2010059093 A JP 2010059093A JP 5651354 B2 JP5651354 B2 JP 5651354B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- wavelength
- light source
- light emitting
- irradiated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
Description
そこで、このような不都合を解決する方法として、接着剤の設計波長の光を発光可能な発光ダイオードを採用し、設計波長の前後の波長の光を照射するために、キセノンランプやメタルハライドランプなどの放電管(灯)からなる安価な別の光源を設けることが考えられる。しかしながら、このような放電管には、放電を促進させるために水銀が使用されているため、環境負荷物質としての水銀を使用しない取り組みに逆行することとなってしまう、という不都合が生じる。
すなわち、設計波長の光は、第1光源によって重点的に照射し、設計波長から外れた波長の光は、第2光源により照射することで、被照射体の反応波長のばらつきにも対応でき、被照射体を効率よく十分に反応させることができる。また、設計波長以外にどの波長で反応が起こるのかが分からない被照射体に対して、第1光源を大量に用意しておく必要がなくなり、装置の大型化とコストの高騰化を抑制できる。さらに、環境負荷物質としての水銀を使用しない光源を第2光源として用いるため、環境負荷を抑制できる。
さらに、互いに異なる単波長の光を発光可能な複数種の発光ダイオードを用いれば、設計波長が異なる被照射体を効率よく反応させることができる。
そして、複数種の発光ダイオードのうち使用する発光ダイオードを選択可能にすれば、被照射体の設計波長と同一の波長の光を発光可能な発光ダイオードを使用することにより、様々な設計波長の被照射体に対応できる。
図1において、光照射装置1は、ウェハWの一面に貼付された接着シートSに光を照射する装置であり、リングフレームRFと一体化されたウェハWを保持するテーブル2と、このテーブル2の下方に設けられる単軸ロボット3と、接着シートSに第1〜第4の単波光L1〜L4および多波光L5を照射する発光手段4と、多波光L5のうち所定波長の光を遮光する遮光手段5と、当該光照射装置1の全体的な動作を所定制御する制御手段8とを備えている。
第1〜第4のLED423A〜423Dから発光される光は、LED保持部421に設けられた図示しない反射板やレンズ等の集光手段によって、それぞれ接着剤ADを焦点とし、かつ、Y軸方向に沿うライン状の第1〜第4の単波光L1〜L4を形成可能に設けられている。なお、本発明における第1〜第4のLED423A〜423Dの光としては、上述のピーク波長を中心にして若干その前後の波長の光を含むものであってもよい。
単波長選択手段7は、第1〜第4のLED423A〜423Dのうち少なくとも一種のLED(以下、選択LEDということもある)を選択して発光させる。
さらに、制御手段8は、例えば図示しない入力手段により接着剤ADの設計波長と、硬化に必要な光の強度(硬化必要強度)が設定入力されると、第1〜第4のLED423A〜423Dから、この設計波長の単波光を発光する選択LEDを単波長選択手段7に選択させる。そして、電力供給手段6を制御して、選択LEDとハロゲンランプ431とのそれぞれに所定量の電力を供給する。
光照射装置1の制御手段8は、接着剤ADの設計波長と硬化必要強度が設定入力されると、テーブル2が発光手段4の下方に位置しない状態で、単波長選択手段7を制御して、設定入力された設計波長と同じ波長の光を照射するLEDを第1〜第4のLED423A〜423Dから選択する。例えば第1のLED423Aが選択されたとする。
次に、制御手段8は、電力供給手段6を制御して、第1のLED423Aおよびハロゲンランプ431に対して電力をそれぞれに供給する。そして、マウント用シートMSを介してリングフレームRFと一体化され、回路面に接着シートSが貼付されたウェハWを吸着保持したテーブル2を矢印Dで示す方向へ移動させることで、接着シートSの全面に第1の単波光L1および多波光L5を照射して、接着剤ADを硬化させる。
このとき、第1の単波光L1で接着剤ADが硬化しない場合は、制御手段8は、再度単波長選択手段7を制御して、他のLEDを第2〜第4のLED423B〜423Dから選択する。この処理は、接着剤ADが硬化する単波光を照射可能なLEDが見つかるまで繰り返し実行される。なお、接着剤ADの硬化、未硬化の判定は、オペレータが行ってもよいし、図示しないシート剥離装置等によってその剥離力を測定するようにしてもよい。本実施形態の場合、単波光は第1〜第4のLED423A〜423Dから発光される4種類であるため、4回の処理を行っても接着剤ADが硬化しない場合は、エラー表示をしてオペレータに知らせるようにしてもよい。なお、2回目以降の処理のとき多波光L5を消灯してもよい。
そして、接着剤ADの硬化が終了すると、第1の単波光L1(選択LEDが変更された場合は他の単波光)および第5の多波光L5が照射されたウェハWは、図示しない搬送装置によって別工程に搬送され、ウェハWの回路面から接着シートSが剥離された後、ダイシング等の所定処理が施されることとなる。
すなわち、光照射装置1は、発光手段4として、単波長の第1〜第4の単波光L1〜L4を発光する第1〜第4のLED423A〜423Dと、複数の異なる波長の光を含む多波光L5を発光しかつ水銀を使用しないハロゲンランプ431とを備えている。このため、第1〜第4の単波光L1〜L4のうち、接着剤ADの設計波長と同じ単波光と、設計波長前後の光を有する多波光L5とを同じタイミングで発光させることができ、反応波長がばらつく接着剤ADを適切に硬化させることができる。また、環境負荷物質としての水銀を使用しないハロゲンランプ431を用いているため、環境負荷を抑制できる。さらに、第1〜第4の単波光L1〜L4が反応波長に対応していなくても、多波光L5で接着剤ADを硬化させることができ、第1〜第4の単波光L1〜L4と異なる波長のLEDを多数用意する必要がなくなり、装置の大型化とコストの高騰化を抑制できる。
そして、遮光手段5を設けなくてもよい。
さらに、単波光の照射方法は上記に限られない。例えば、第1〜第4のLED423A〜423Dおよびハロゲンランプ431を同時に点灯させてもよい。このようにすれば、全てのLEDからの単波光が接着剤ADに照射されるため、反応波長の光を照射するLEDを探す手間を省くことができ、効率的である。
さらに、単波長発光源としては、レーザなど、単波長の光を発光可能ないずれのものを適用してもよい。そして、多波長発光源としては、水銀を使用しない多波長の光を発光可能ないずれのものを適用してもよい。
また、被照射体としては、接着シートSを構成する接着剤AD以外に樹脂、印刷用のインク等、所定の波長の光に反応するものであれば、いかなるものを適用してもよい。
さらに、前記実施形態では、第1〜第4の単波光L1〜L4よりも幅が広くなるように多波光L5が設定されているが、ライン光の幅の広さに何ら限定されるものではないし、ライン光でなくてもよい。
4…発光手段
5…遮光手段
7…単波長選択手段
8…制御手段
42A,42B,42C,42D…第1,第2,第3,第4の単波長発光ユニット(第1光源)
423A,423B,423C,423D…第1,第2,第3,第4のLED(発光ダイオード)
431…ハロゲンランプ(第2光源)
AD…接着剤(被照射体)
Claims (3)
- 光に反応する被照射体に光を照射する光照射装置であって、
前記被照射体に対向可能に設けられた発光手段と、
当該光照射装置の全体的な動作を制御する制御手段とを備え、
前記発光手段は、互いに異なる単波長の光を発光可能な複数種の発光ダイオードを有する第1光源と、発光ダイオードを使用した光源以外の光源であって、単体の状態で前記第1光源が発光可能な光の波長を含む複数波長の光を発光可能でありかつ水銀を使用しない第2光源とを備え、
前記制御手段は、前記発光手段に電力を供給する電力供給手段と、前記複数種の発光ダイオードのうち使用する発光ダイオードを選択可能な単波長選択手段とを備え、前記複数種の発光ダイオードのうち一種の発光ダイオードからの単波長の光と、前記第2光源からの複数波長の光とを略同時に前記被照射体に照射し、
前記被照射体が反応しない場合に、前記一種の発光ダイオードと前記第2光源とを消灯するとともに、前記被照射体が反応する単波長の光を照射可能な発光ダイオードが見つかるまで、残りの発光ダイオードからの単波長の光を選択して前記被照射体に照射することを特徴とする光照射装置。 - 前記第2光源からの所定波長の光を遮光する遮光手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
- 光に反応する被照射体に光を照射する光照射方法であって、
互いに異なる単波長の光を発光可能な複数種の発光ダイオードを有する第1光源と、発光ダイオードを使用した光源以外の光源であって、単体の状態で前記第1光源が発光可能な光の波長を含む複数波長の光を発光可能でありかつ水銀を使用しない第2光源とを用い、
前記複数種の発光ダイオードのうち一種の発光ダイオードからの単波長の光と、前記第2光源からの複数波長の光とを略同時に前記被照射体に照射し、
前記被照射体が反応しない場合に、前記一種の発光ダイオードと前記第2光源とを消灯するとともに、前記被照射体が反応する単波長の光を照射可能な発光ダイオードが見つかるまで、残りの発光ダイオードからの単波長の光を選択して前記被照射体に照射することを特徴とする光照射方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010059093A JP5651354B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 光照射装置および光照射方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010059093A JP5651354B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 光照射装置および光照射方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011189313A JP2011189313A (ja) | 2011-09-29 |
JP5651354B2 true JP5651354B2 (ja) | 2015-01-14 |
Family
ID=44794800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010059093A Expired - Fee Related JP5651354B2 (ja) | 2010-03-16 | 2010-03-16 | 光照射装置および光照射方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5651354B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019175985A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 株式会社マルコム | 蛍光体沈降処理装置および発光装置の製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03227333A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-08 | Suzuki Motor Corp | 樹脂成形品の表面処理装置 |
JP3412726B2 (ja) * | 1995-04-19 | 2003-06-03 | 日本電信電話株式会社 | 光学材料の製造方法 |
JP2002346366A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-12-03 | Canon Inc | 真空処理方法および真空処理装置 |
DE10336087A1 (de) * | 2003-08-06 | 2005-03-03 | Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH | Elektrodensystem mit neuartiger Verbindung, zugehörige Lampe mit dieser Folie und Verfahren zur Herstellung der Verbindung |
JP2009126071A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Roland Dg Corp | インクジェットプリンタ |
JP2009136796A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Citizen Electronics Co Ltd | 紫外線照射装置 |
-
2010
- 2010-03-16 JP JP2010059093A patent/JP5651354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011189313A (ja) | 2011-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5861696B2 (ja) | 光照射装置 | |
KR20090098793A (ko) | 자외선 조사 장치 및 자외선 조사 방법 | |
WO2005086150A1 (ja) | 光ディスクの紫外線照射装置及び光ディスクへの紫外線照射方法 | |
JP4624931B2 (ja) | ピックアップ装置及びピックアップ方法 | |
JP2016066754A (ja) | 光源装置 | |
US8748850B2 (en) | Energy application device and energy application method | |
JP2007026517A (ja) | 紫外線照射装置 | |
JP5468835B2 (ja) | 光照射装置および光照射方法 | |
JP2011060798A (ja) | 紫外線照射装置 | |
JP5421160B2 (ja) | 光照射装置および光照射方法 | |
JP2010205860A (ja) | 光照射装置 | |
JP5651354B2 (ja) | 光照射装置および光照射方法 | |
US20140038108A1 (en) | Light Emitting Diode Apparatus for Curing an Emulsion | |
KR101219323B1 (ko) | 노광 장치 | |
JP2009136796A (ja) | 紫外線照射装置 | |
US9368347B2 (en) | Apparatus and method for irradiating | |
JP2012182401A (ja) | 発光装置及びその製造方法 | |
JP2011079157A (ja) | 光源装置 | |
JP2021133361A (ja) | 乾燥装置 | |
JP5457730B2 (ja) | 光照射装置および光照射方法 | |
JP2010171075A (ja) | 光照射装置及び光照射方法 | |
JP2017006890A (ja) | 光照射装置および光照射方法 | |
CN109073167B (zh) | 利用窄宽度辐射进行照射固化的方法和系统 | |
JP2005293826A (ja) | 光ディスクの紫外線照射装置及び光ディスクへの紫外線照射方法 | |
JP5313778B2 (ja) | 光照射装置および光照射方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130903 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141111 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5651354 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |