JP5650811B1 - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作者が3次元の入力操作を直感的かつ容易に行うことができる入力装置を提供する。【解決手段】入力装置1は、本体部2に対して動作可能な操作部3と、本体部2に対する操作部3のX軸方向の動作を検出するX軸検出手段と、本体部2に対する操作部3のX軸方向と直交するY軸方向の動作を検出するY軸検出手段と、本体部2に対する操作部3のX軸方向及びY軸方向と直交するZ軸方向の動作を検出するZ軸検出手段とを備え、本体部2は、本体部2の前部に、操作者が本体部2を把持する際に人差し指と中指で挟んで支持する壁部2aを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置に関するものである。
従来、XYZ軸、すなわち3次元の入力操作を直感的かつ容易に行うこと目的とした入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、入力装置の操作者が、リング部に親指を挿入し、親指を上下方向に動かすことで、指スティック部を上下方向に動作させ、各種機器に対してZ軸方向の入力操作を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1の図1参照)。上述した従来の入力装置は、操作者がコントローラ本体部を人差し指、中指、薬指及び小指で握って支持している。
特開2004−227266号公報
しかしながら、上述した従来の入力装置は、操作者が単にコントローラ本体部を人差し指、中指、薬指及び小指で握って支持しているだけであるため、入力装置の支持が十分でなく、操作者が操作中に入力装置を落としてしまう虞があった。また、操作者が親指で指スティック部を動かす際に、入力装置の支持が十分でないため、操作者が入力操作を行いにくい場合があった。このように、従来の入力装置は、操作者が3次元の入力操作を直感的かつ容易に行うことができない場合があるという課題があった。
以上のことから、本発明は、操作者が3次元の入力操作を容易に行うことができる入力装置を提供することを目的とする。
本発明に係る入力装置は、
本体部に対して操作者が親指を挿入して動作させることが可能な操作部と、
前記本体部に対する前記操作部のX軸方向の動作を検出するX軸検出手段と、
前記本体部に対する前記操作部の前記X軸方向と直交するY軸方向の動作を検出するY軸検出手段と、
前記本体部に対する前記操作部の前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交するZ軸方向の動作を検出するZ軸検出手段と
を備え、
前記本体部は、前記本体部の前部に、操作者が前記本体部を把持する際に人差し指と中指で挟んで支持する壁部を備えることを特徴とする。
さらに、前記本体部は、
前記本体部の前面に前記人差し指を挿入する第1の挿入部と、
前記本体部の前面に前記第1の挿入部の下部に前記中指を挿入する第2の挿入部と
を備え、
前記壁部は、前記第1の挿入部と前記第2の挿入部との間に位置する
ことを特徴とする。
さらに、前記本体部は、
前記第2の挿入部の下部に薬指を挿入する第3の挿入部を備える、又は、前記第2の挿入部の下部に薬指を挿入する第3の挿入部と、前記第3の挿入部の下部に小指を挿入する第4の挿入部とを備える
ことを特徴とする。
または、前記本体部は、
前記本体部の前面に前記人差し指を挿入する第1の挿入部を備え、
前記壁部は、前記第1の挿入部の下部に位置する
ことを特徴とする。
さらに、前記本体部は、前記本体部の下部に薬指又は薬指及び小指で握って支持する支持部を備える
ことを特徴とする。
本発明の入力装置は、操作者が3次元の入力操作を直感的かつ容易に行うことができるという利点がある。
第1の実施形態に係る入力装置を模式的に示した斜視図である。 第1の実施形態に係る入力装置の制御ブロック図である。 第1の実施形態に係る入力装置の側面図である。 第1の変形例に係る入力装置の側面図である。 第2の変形例に係る入力装置の側面図である。 第3の変形例に係る入力装置の側面図である。 第2の実施形態に係る入力装置の側面図である。
以下、本発明に係る入力装置の実施形態について、図面を用いて説明する。各図中、矢印Xは左右方向(X軸方向)の左方向を、矢印Yは前後方向(Y軸方向)の前方向を、矢印Zは上下方向(Z軸方向)の上方向をそれぞれ示す。言い換えれば、XY軸方向は水平方向を、Z軸方向は垂直方向をそれぞれ示す。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明に係る入力装置の第1の実施形態について説明する。
(構成)
はじめに、本実施形態に係る入力装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る入力装置1は、本体部2と、操作部3とを備えている。操作部3は、本体部2に対して、矢印LR,FB,UDで示すように動作可能となっている。操作者は、親指(図3〜7参照を挿入して操作部3を動作させる。
図2に示すように、本実施形態に係る入力装置1は、本体部2の内部にX軸検出手段4と、Y軸検出手段5と、Z軸検出手段6と、制御部7とを備えている。X軸検出手段4は、操作部3の矢印LRで示すX軸方向の動作を検出する。Y軸検出手段5は、操作部3の矢印FBで示すY軸方向の動作を検出する。Z軸検出手段6は、操作部3の矢印UDで示すZ軸方向の動作を検出する。X軸検出手段4、Y軸検出手段5及びZ軸検出手段6は、例えば、可変抵抗器、光学センサ、磁気センサ又は加速度センサ等を用いて、本体部2に対する操作部3の相対的な位置の変化を検出する。
制御部7は、矢印LR,FB,UDで示す操作部3の動作に伴いX軸検出手段4、Y軸検出手段5及びZ軸検出手段6における検出結果に基づく信号が入力され、この入力された信号に基づき各種機器8にXYZ軸の制御信号を出力する。制御部7は、マイコン、例えばUSB内臓PICマイコンである。
各種機器8は、例えば、3D画像表示ソフトウェア、3Dゲームソフトウェア又は3DCADソフトウェア等のXYZ軸の制御を必要とするソフトウェアを動作させるコンピュータである。また、各種機器8は、XYZ軸の制御を必要とする、例えば、ロボット又は医療機器等であり、これ以外にも、XYZ軸の制御を必要とする機器であれば適用可能である。さらに、各種機器8は、例えば、ブラウザを動作させるコンピュータとして、制御部7はX軸検出手段4及びY軸検出手段5から出力された信号に基づきポインタの位置を制御し、Z軸検出手段6から出力された信号に基づきブラウザの上下のスクロールを制御するようにすることも可能である。
次に、本実施形態に係る入力装置の要部について説明する。
図1,3に示すように、本実施形態に係る入力装置1の本体部2は、本体部2の前方向側の部分に操作者が入力装置1を把持する際に人差し指F1を挿入する環状の第1の挿入部10と、中指F2を挿入する環状の第2の挿入部11とを備えている。そして、第1の挿入部10と第2の挿入部11との間には壁部2aが位置している。
また、本体部2は、本体部2の下部に操作者が入力装置1を把持する際に薬指F3及び小指F4で握る支持部2bを備えている。このように、本体部2の形状は、操作者が入力装置1を片手で支持しやすい形状となっている。
また、入力装置1は、第1の挿入部10の本体部2の前面に人差し指F1で押す第1のボタン20を備えている。また、入力装置1は、第2の挿入部11の本体部2の前面に中指F2で押す第2のボタン21を備えている。
(作用及び効果)
本実施形態に係る入力装置1は、操作者が本体部2の第1の挿入部10に人差し指F1を挿入し、第2の挿入部11に中指F2を挿入し、支持部2cを薬指F3及び小指F4で握ることができる。また、第1の挿入部10と第2の挿入部11の間に位置する壁部2aを人差し指F1と中指F2で挟んで支持することができる。これにより、操作者は、入力装置1を確実に支持することができる。したがって、本実施形態に係る入力装置1によれば、操作者が3次元の入力操作を容易に行うことができる。
[変形例]
以下、本発明に係る入力装置の第1の実施形態の変形例について説明する。ここで、本変形例に係る入力装置と、第1の実施形態に係る入力装置とで共通する部分については、同一の符号を付すこととし、再度の説明は省略することとする。
(構成)
図4に示すように、第1の変形例に係る入力装置1は、第1の挿入部10のみを備えている。
また、図5に示すように、第2の変形例に係る入力装置1は、第1の挿入部10と、第2の挿入部11と、薬指F3を挿入する第3の挿入部12を備えている。
また、図6に示すように、第3の変形例に係る入力装置1は、第1の挿入部10と、第2の挿入部11と、薬指F3を挿入する第3の挿入部12と、小指F4を挿入する第4の挿入部13とを備えている。
また、第2の変形例に係る入力装置1は、第3の挿入部12の本体部2の前面に薬指F3で押す第3のボタン22を備えている。また、第4の変形例に係る入力装置1は、第4の挿入部13の本体部2の前面に小指F4で押す第4のボタン23を備えている。
(作用及び効果)
第1の変形例に係る入力装置1は、第1の挿入部10に人差し指F1を挿入して支持するため、操作者の手の大きさに影響されずに支持しやすい形状である。
また、第2の変形例に係る入力装置1は、第1の挿入部10、第2の挿入部11及び第3の挿入部12に、それぞれ人差し指F1、中指F2及び薬指F3を挿入して支持する。これにより、操作者は、入力装置1を確実に支持することができる。
また、第3の変形例に係る入力装置1は、第1の挿入部10、第2の挿入部11、第3の挿入部12及び第4の挿入部13に、それぞれ人差し指F1、中指F2、薬指F3及び小指F4を挿入して支持する。これにより、操作者は、入力装置1をより確実に支持することができる。
さらに、第2及び第3の変形例に係る入力装置1は、より多くのボタンを設置することができる。
したがって、第1から第3の変形例に係る入力装置1によれば、操作者が3次元の入力操作を直感的かつ容易に行うことができる。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明に係る入力装置の第2の実施形態について説明する。ここで、本実施形態に係る入力装置と、第1の実施形態に係る入力装置とで共通する部分については、同一の符号を付すこととし、再度の説明は省略することとする。
(構成)
図7に示すように、本実施形態に係る入力装置1の本体部2は、本体部2の前方向側の部分に、操作者が入力装置1を把持する際に人差し指F1と中指F2で挟んで支持する壁部2aを備えている。
また、本体部2は、本体部2の下部に操作者が入力装置1を把持する際に薬指F3及び小指F4で握る支持部2bを備えている。このように、本体部2は、簡易な形状、かつ軽量でありながら、操作者が入力装置1を片手で支持しやすい形状となっている。
(作用及び効果)
本実施形態に係る入力装置1は、操作者が本体部2の壁部2aを人差し指F1と中指F2で挟んで支持し、支持部2cを薬指F3及び小指F4で握ることができる。これにより、操作者は、入力装置1を確実に支持することができる。したがって、本実施形態に係る入力装置1によれば、操作者が3次元の入力操作を直感的かつ容易に行うことができる。
1 入力装置
2 本体部
2a 壁部
2b 支持部
3 操作部
4 X軸検出手段
5 Y軸検出手段
6 Z軸検出手段
7 制御部
8 各種機器
10 第1の挿入部
11 第2の挿入部
12 第3の挿入部
13 第4の挿入部
20 第1のボタン
21 第2のボタン
F1 人差し指
F2 中指
F3 薬指
F4 小指
T 親指

Claims (5)

  1. 本体部に対して操作者が親指を挿入して動作させることが可能な操作部と、
    前記本体部に対する前記操作部のX軸方向の動作を検出するX軸検出手段と、
    前記本体部に対する前記操作部の前記X軸方向と直交するY軸方向の動作を検出するY軸検出手段と、
    前記本体部に対する前記操作部の前記X軸方向及び前記Y軸方向と直交するZ軸方向の動作を検出するZ軸検出手段と
    を備え、
    前記本体部は、前記本体部の前部に、操作者が前記本体部を把持する際に人差し指と中指で挟んで支持する壁部を備える
    ことを特徴とする入力装置。
  2. 前記本体部は、
    前記本体部の前面に前記人差し指を挿入する第1の挿入部と、
    前記本体部の前面に前記第1の挿入部の下部に前記中指を挿入する第2の挿入部と
    を備え、
    前記壁部は、前記第1の挿入部と前記第2の挿入部との間に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記本体部は、
    前記第2の挿入部の下部に薬指を挿入する第3の挿入部を備える、又は、前記第2の挿入部の下部に薬指を挿入する第3の挿入部と、前記第3の挿入部の下部に小指を挿入する第4の挿入部とを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記本体部は、
    前記本体部の前面に前記人差し指を挿入する第1の挿入部を備え、
    前記壁部は、前記第1の挿入部の下部に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  5. 前記本体部は、前記本体部の下部に薬指又は薬指及び小指で握って支持する支持部を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の入力装置。
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