JP6364790B2 - ポインティングデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、ポインティングデバイス、情報処理装置、情報処理システムおよびポインティングデバイスの制御方法に関する。
パーソナルコンピュータなどの情報処理装置の入力装置であるポインティングデバイスとして、マウスが広く用いられている。従来のボール式マウスは、載置面の汚れによって精度が低下し易かったが、最近では、汚れにくく清掃が容易な光学式(オプティカル式)マウスが主流となってきている。かかる光学式マウスは、赤外線等の反射波を観測することで、マウスとマウスの載置面との変位を検出している。
また、ポインティングデバイスとして、ペンの形をした受光装置を表示装置に接触させ、その位置が光るタイミングを拾い、画面上の位置を認識するライトペンや、平板状のセンサを指でなぞることでマウスポインタの操作をするタッチパッドなどが普及してきている。
ここで、ポインティングデバイスを用いて所定の範囲を選択し、選択範囲について、ポインティングデバイスに付随するボタンを操作して、所定の処理を実行しようとする際に、所望の選択範囲がうまく選択できず、意図せずにずれてしまうことがある。
例えば、マウスを用いてディスプレイに表示された複数のオブジェクト(アイコン)のうち所定範囲にある複数のアイコンを選択し、選択された複数のアイコンを削除する操作を考える。一般にマウスを用いた所定範囲の選択は、マウスのドラッグアンドドロップ操作によりなされる。また、選択開始位置は、ドラッグ開始時(ボタンを押しながら移動を開始する時点)の位置であり、選択終了位置は、ドロップ時(移動を完了してボタンを離す時点)の位置である。
しかしながら、ドラッグ開始時のクリック操作を行う際、ボタンを押下する反動で所望の開始位置からずれてしまう場合がある。このような指定位置のずれが生じてしまうと、選択対象としたい複数のオブジェクトのうち一部のオブジェクトの選択をすることができず、再度、ドラッグアンドドロップ操作による座標指定を行うことが必要となる。
また、ドロップ操作時のクリック解除操作を行った時、カーソル(ポインタ)は、選択範囲の終点(端の位置)にある。そのため、例えば、右クリックなどにより次の操作を実行しようとすると、マウスの指示位置がわずかにずれていた場合などにおいて、選択範囲外での操作となり、選択範囲が解除されてしまう。このマウスの指定位置のずれは、ドロップ時において、クリック解除を行うタイミングよりもマウスを停止させるタイミングが遅いと生じてしまうため、頻繁に生じやすい。この場合も再度、ドラッグアンドドロップ操作による座標指定を行うことが必要となる。
また、ライトペンやタッチパッド等、操作を指示する際に指定された絶対座標を取得するポインティングデバイスでも、同様に、意図しない座標のズレが発生してしまう。特に、ライトペンや、タブレットデバイスのスタイラスなどに付属するボタンを押下する場合、ポインティングデバイスを保持する支点と位置を指示する作用点(先端部)の間に押下するボタンである力点が存在することとなるため、ずれが発生しやすい。
例えば、特許文献1には、タッチスクリーンディスプレイと、タッチスクリーンディスプレイを振動させるモータと、ソフトウェアタッチパッドをタッチスクリーンディスプレイ(LCD)に表示させるソフトウェアタッチパッド表示部と、タッチスクリーンディスプレイに対するタッチ位置を判別するタッチ位置判別部と、判別されたタッチ位置がソフトウェアタッチパッド内からソフトウェアタッチパッド外に移動した場合に、タッチ位置がソフトウェアタッチパッド外にある間、モータを振動させるように制御する振動制御部と、を有する情報処理装置が開示されている。
特許文献1では、タッチスクリーンに設定された特定のエリアに対する操作の操作性の向上を図っているが、情報処理装置が備えるタッチスクリーンディスプレイを振動させる構成であり、ポインティングデバイスの構成により上記の問題を解決できるものではない。
そこで本発明は、1のポインティングデバイスにおいて、操作内容の目的に応じて、主ポインティングデバイスと副ポインティングデバイスとで操作を分担させることで、操作性能を向上することができるポインティングデバイスを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係るポインティングデバイスは、少なくとも座標位置を指定する操作を実行する主操作手段と、前記主操作手段で指定された前記座標位置に基づいて所定の操作を実行する副操作手段と、を備え、前記主操作手段と前記副操作手段とを切替可能としたものである。
本発明によれば、ポインティングデバイスの操作性能を向上することができる。
第1の実施形態に係るポインティングデバイスの外観斜視図である。 ポインティングデバイスと情報処理装置からなる情報処理システムのブロック図である(第1の実施形態)。 ポインティングデバイスの操作の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置の表示部に3つのオブジェクトが表示されている様子およびオブジェクトの選択操作を説明する説明図である(第1の実施形態)。 スプレッド操作の説明図である。 情報処理装置の表示部に3つのオブジェクトが表示されている様子およびオブジェクトの選択操作を説明する説明図である(第2の実施形態)。 第3の実施形態に係るポインティングデバイスの外観斜視図である。 ポインティングデバイスと情報処理装置からなる情報処理システムのブロック図である(第3の実施形態)。 情報処理装置の表示部に3つのオブジェクトが表示されている様子およびオブジェクトの選択操作を説明する説明図である(第3の実施形態)。 第4の実施形態に係るポインティングデバイスの外観図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図10に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(ポインティングデバイスの構成)
図1に本実施形態に係るポインティングデバイスの外観図を示す。図1に示すポインティングデバイス10は、タッチパネル20を備えた光学式マウスである。ポインティングデバイス10は、上面側にタッチパネル20が設けられるとともに、操作ボタン40が左側面に設けられている。また、図示されない底面側には、発光器と受光器を備え、移動の量、方向、速度を光学的に読み取る光学センサ部30が設けられている。
図1に示すポインティングデバイス10は、例えば、ユーザが右手で操作を行う際、操作ボタン40を親指で、タッチパネル20を人差し指、中指などで操作することが可能となる。
なお、操作ボタン40およびタッチパネル20の配置位置は一例であって、これに限られるものではない。また、図1では、操作ボタン40がいわゆる左クリック用のLボタン40aと右クリック用のRボタン40bの2つのボタンからなる例を示しているが、操作ボタン40の数は限られるものではなく、1つであっても3以上であっても良い。また、スクロール操作を可能とするホイール等が設けられていてもよい。
また、図2に、図1に示すポインティングデバイス10と情報処理装置70からなる情報処理システムのブロック図を示す。図2に示すように、ポインティングデバイス10は、タッチパネル20と、光学センサ部30と、操作ボタン40と、ポインティングデバイス全体の制御を行うコントローラ50と、情報処理装置70に信号を出力する信号出力部60と、を備えている。
また、タッチ操作検出部21、変位検出部31、および操作検出部41を備えており、タッチ操作検出部21は、タッチパネル20上でのユーザによる指、スライタスペンなどでの操作内容を検出し、これをコントローラ50へ送る。また、変位検出部31は、光学センサ部30での変位量、変位方向を検出し、これをコントローラ50へ送る。また、操作検出部41は、操作ボタン40でのクリックの有無等を検出して、これをコントローラ50へ送る。また、コントローラ50では、操作内容、変位量、変位方向、クリックの有無等に基づいて、信号を生成し、信号出力部60から情報処理装置70へ信号を出力させる。
また、コントローラ50は、信号出力部60から情報処理装置70に出力する信号にポインティングデバイス10が主ポインティングデバイスとして機能している状態と、副ポインティングデバイスとして機能している状態と、を判別可能な信号を出力させる。情報処理装置70の制御部では、当該信号に基づいてポインティングデバイス10がいずれの状態であるのかを判断し、状態に応じた操作内容を実現させる。
なお、ポインティングデバイス10と情報処理装置70との通信は、有線であっても、無線であっても良い。無線通信の場合、信号出力部60では、赤外線や電磁波(Bluetooth(登録商標)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)等)を利用し、情報処理装置70に対して操作内容、変位量、変位方向、クリックの有無等を含む無線信号を送信する。なお、無線通信を行う場合、ポインティングデバイス10は充電式または電池式の電源を備えている。
(ポインティングデバイスの制御)
本実施形態に係るポインティングデバイスは、少なくとも座標位置を指定する操作を実行する主操作手段と、主操作手段で指定された座標位置に基づいて所定の操作を実行する副操作手段と、を備え、主操作手段と副操作手段とを切替可能としたものである。
ここで、本実施形態においては、主ポインティングデバイス(主操作手段)とは、光学センサ部30および変位検出部31によるポインティングデバイス10の相対移動距離、移動方向、速度の検出と、操作ボタン40および操作検出部41によるボタン操作の検出である。また、副ポインティングデバイス(副操作手段)とは、タッチパネル20とタッチ操作検出部21によるタッチ操作の検出である。なお、本実施形態では、タッチパネル20が少なくとも2点以上の座標検出が可能なタッチパネル(複数点検出タッチパネルともいう)である例について説明する。
図3は、ポインティングデバイス10の操作を示すフローチャートである。また、図4は、情報処理装置70のモニターなどの表示部71に3つのオブジェクト81,82,83が表示されている様子を示す模式図である。以下、この3つのオブジェクト81,82,83を同時に選択して、3つのオブジェクト81,82,83に所定の処理をする操作(コピー動作、切り取り動作など)について説明する。
先ず、図4(a)に示すように、主ポインティングデバイスにより操作対象オブジェクト(ここでは、オブジェクト81とする)へポインタ80を移動させる(S101)。変位検出部31はポインティングデバイス10の変位量、変位方向を検出して、この変位量、変位方向に対応して、ポインタ80は移動する。つまり、光学式マウスを用いた通常のポインタ位置の移動操作である。
次いで、副ポインティングデバイスによる選択操作を開始する(S102)。本実施形態では、図5に示すように、タッチパネル20上で2本の指を一か所(図中の点)から互いに離れる方向に動かす操作(スプレッド操作)を行うものである。このスプレッド操作に対応して、図4(b)に示す点線で示す選択枠84の大きさを操作することができる。なお、タッチパネル20上での選択枠84の操作方法は、スプレッド操作に限られるものではない。また、本実施形態では、副ポインティングデバイスによる操作開始時のタッチパネル20の中央位置を主ポインティングデバイスにより指示された座標位置としている。また、図4(b)に示すように、副ポインティングデバイスの操作開始時において、操作開始位置に十字ポインタ85が表示される。
S102の操作の開始時において、ポインティングデバイス10は、主ポインティングデバイスによる操作から副ポインティング操作による操作に切り替わる。すなわち、タッチパネル20にユーザの指やスライタスペンが接触した時を副ポインティングデバイスによる操作開始のトリガとする。
そして、点線で示す選択枠84を、操作対象としたいオブジェクトをすべて含んだ所望の大きさとすると、副ポインティングデバイスによる選択操作を終了する(S103)。なお、複数点検出タッチパネルを使用する際は、副ポインティングデバイスの操作終了時の検出された各ポイントに外接する矩形が選択範囲(選択枠84)となる。
S103の操作の終了時において、ポインティングデバイス10は、副ポインティングデバイスによる操作から主ポインティング操作による操作に戻る。なお、副ポインティング操作での操作中(S102〜S103)は、主ポインティングデバイスはロックされ、ポインティングデバイスを変位させてもポインタ80の移動はされない。
本実施形態では、タッチパネル20からユーザの指やスライタスペンが離れた時(接触状態の解除時)を副ポインティングデバイスによる操作終了のトリガとする。
S103の操作終了時に、図4(c)に示すように、十字ポインタ85および選択枠84の表示は解除され、選択枠84で選択された矩形範囲内のオブジェクト81,82,83が選択された状態となる。この際、ポインタ80の位置から主ポインティングデバイスでの操作となる。そして、次に行われる操作は、選択されたオブジェクトが対象とした所望の操作を指示することができる(S104)。例えば、操作ボタン40を用いて、オブジェクトの切り取り、コピー、削除等の動作を指示することが可能となる。
本実施形態に係るポインティングデバイスによれば、1のポインティングデバイスにおいて、操作内容の目的に応じて、主ポインティングデバイスと副ポインティングデバイスとで操作を分担させることで、操作性能を向上することができる。すなわち、操作対象となるオブジェクトの位置(座標)を指定するための主ポインティングデバイスと、付随する操作を行う副ポインティングデバイスを分けることにより、操作内容に伴う座標移動を排除することで操作性を向上させるとともに、ポインティングデバイス内の位置指定を行う部分が不安定なポインティングデバイスであっても指定された位置の保持を容易にすることができる。
よって、操作対象となる座標を指示する際に操作ミスによる意図しない座標のズレが発生しにくく、ズレが生じてしまった場合の座標の再指定操作を不要とすることができる。
なお、第1の実施形態では、光学マウス部、操作ボタンを主ポインティングデバイスとして、タッチパネルを副ポインティングデバイスとして用いる例について説明したが、タッチパネルを主ポインティングデバイスとして、光学マウス部、操作ボタンを副ポインティングデバイスとして機能させるようにしても良い。以下の実施形態についても同様である。
[第2の実施形態]
以下、本発明に係るポインティングデバイスの他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
上記第1の実施形態では、複数点検出タッチパネルを備える例について説明したが、タッチパネルが単一の座標のみ検出可能な構成(単一点検出タッチパネルともいう)である場合について、第2の実施形態で説明する。単一点検出タッチパネルを用いる場合、選択範囲の始点選択と終点選択とを切り替える操作が必要となる。
図6は、情報処理装置70のモニターなどの表示部71に3つのオブジェクト81,82,83が表示されている様子を示す模式図である。以下、この3つのオブジェクト81,82,83を同時に選択して、3つのオブジェクト81,82,83に所定の処理をする操作について説明する。
先ず、図6(a)に示すように、主ポインティングデバイスにより操作対象オブジェクト(オブジェクト81)へポインタ80を移動させる(S101)。変位検出部31はポインティングデバイス10の変位量、変位方向を検出して、この変位量、変位方向に対応して、ポインタ80は移動する。
次いで、副ポインティングデバイスによる選択操作を開始する(S102)。すなわち、タッチパネル20に接触すると、主ポインティングデバイスはロックされ、主ポインティングデバイスにより指示された座標位置からタッチ操作が可能となる。十字ポインタ85がポインタ80の位置に表示される。
そして、図6(b)に示すように、タッチ操作により選択枠84の始点(選択開始位置)を決定する。単一点検出タッチパネルであるため、ユーザはタッチパネル20のスライド操作により、十字ポインタ85を移動させて、始点を決定する。
そして、所定の切替ボタンが押下されることで、タッチ操作による選択枠84の終点(選択終了位置)の指定へ切り替わる。この時の切替ボタンとして、専用の操作ボタンをポインティングデバイス10に設けても良いが、既存のボタン(Lボタン40a)などを切替ボタンすることができる。すなわち、例えば、副ポインティングデバイスでの操作中にLボタン40aが押下された場合に、選択開始位置の位置指定から選択終了位置の位置指定に切り替える制御を行う。また、再押下された場合に、選択開始終了の位置指定から選択開始位置の位置指定に戻す制御を行う。
切替ボタンが押下されると、図6(c)に示すように、ユーザはタッチパネル20のスライド操作により、十字ポインタ85を移動させて、終点を決定する。なお、単一点検出タッチパネルを使用する際は、始点と終点を含んで形成される矩形が選択範囲(選択枠84)となる。
そして、点線で示す選択枠84を、操作対象としたいオブジェクトをすべて含んだ所望の大きさとすると、タッチパネル20への接触を解除して、副ポインティングデバイスによる選択操作を終了する(S103)。
S103の操作終了時に、図6(d)に示すように、十字ポインタ85および選択枠84の表示は解除され、選択枠84で選択された矩形範囲内のオブジェクト81,82,83が選択された状態となる。この際、ポインタ80の位置から主ポインティングデバイスでの操作となる。そして、次に行われる操作は、選択されたオブジェクトが対象とした所望の操作を指示することができる(S104)。
なお、第2の実施形態では、切替ボタンの押下により、選択開始位置の位置指定と選択終了位置の位置指定とを切り替えたが、これをタッチパネル20の所定のタッチ操作により判断するようにしても良い。例えば、タッチパネル20への接触を絶ち、すぐに再度接触する操作(タップ操作)により、この切り替えを行うようにしても良い。この場合、S103の接触解除の判断は、タップ操作と判別するために、所定時間以上接触が解除された場合とすればよい。
[第3の実施形態]
(ポインティングデバイスの構成)
第1、第2の実施形態では、タッチパネル20を備えるポインティングデバイス10について説明したが、切替ボタンにより、主ポインティングデバイスと副ポインティングデバイスの機能を切り替えるようにしても良い。すなわち、副ポインティングデバイスを主ポインティングデバイスと同じく、光学センサ部30および変位検出部31によるポインティングデバイスの相対移動距離検出と、操作ボタン40および操作検出部41によるボタン操作とするものである。
図7に本実施形態に係るポインティングデバイスの外観図を示す。図7に示すポインティングデバイス10は、切替手段としての主/副切替ボタン22を備えた光学式マウスである。ポインティングデバイス10は、上面側に操作ボタン40(Lボタン40a、Rボタン40b)が設けられるとともに、主/副切替ボタン22が左側面に設けられている。また、光学センサ部30が設けられている。なお、3以上の操作ボタン40を有する場合、そのうちの一つを主/副切替ボタン22とするようにしても良い。
図7に示すポインティングデバイス10は、例えば、ユーザが右手で操作を行う際、主/副切替ボタン22を親指で、操作ボタン40を人差し指、中指などで操作することが可能となる。
また、図8に図7に示すポインティングデバイスのブロック図を示す。図8に示すように、ポインティングデバイス10は、主/副切替ボタン22と、光学センサ部30と、操作ボタン40と、コントローラ50と、情報処理装置70に信号を出力する信号出力部60と、を備えている。
また、切替操作検出部23、変位検出部31、および操作検出部41を備えており、切替操作検出部23は、主/副切替ボタン22のクリックがあったことを検出し、これをコントローラ50へ送る。
(ポインティングデバイスの制御)
本実施形態では、ポインティングデバイス10を主ポインティングデバイスとして使用する場合、Lボタン40aを左クリック操作用、Rボタン40bを右クリック操作用、主/副切替ボタン22を副ポインティングデバイスへの切り替えに使用する。また、ポインティングデバイス10を副ポインティングデバイスとして使用する場合は、Lボタン40aを選択開始位置の選択、Rボタン40bを選択終了位置の選択、主/副切替ボタン22を主ポインティングデバイスへの切り替えに使用するものである。
図9は、情報処理装置70のモニターなどの表示部71に3つのオブジェクト81,82,83が表示されている様子を示す模式図である。以下、この3つのオブジェクト81,82,83を同時に選択して、3つのオブジェクト81,82,83に所定の処理をする操作について説明する。
先ず、図9(a)に示すように、主ポインティングデバイスにより操作対象オブジェクト(オブジェクト81)へポインタ80を移動させる(S101)。変位検出部31はポインティングデバイス10の変位量、変位方向を検出して、この変位量、変位方向に対応して、ポインタ80は移動する。
次いで、副ポインティングデバイスによる選択操作を開始する(S102)。すなわち、主/副切替ボタン22を押下することで、主ポインティングデバイスから副ポインティングデバイスでの操作に切り替わる。
主/副切替ボタン22が押下されることで、ポインタ80の位置に十字ポインタ85が表示されて、図9(b)に示すように、選択枠84の選択開始位置が可能となる。選択開始位置の指定はLボタン40aの押圧よる。次いで、図9(c)に示すように、選択終了位置を指定する。選択終了位置の指定はRボタン40bの押圧よる。
そして、点線で示す選択枠84を、操作対象としたいオブジェクトをすべて含んだ所望の大きさとすると、副ポインティングデバイスによる選択操作を終了する(S103)。
次いで、主/副切替ボタン22が押下されることで、副ポインティングデバイスから主ポインティングデバイスでの操作に戻る。そして、図9(d)に示すように、十字ポインタ85および選択枠84の表示は解除され、選択枠84で選択された矩形範囲内のオブジェクト81,82,83が選択された状態となる。この際、ポインタ80の位置から主ポインティングデバイスでの操作となる。そして、次に行われる操作は、選択されたオブジェクトが対象とした所望の操作を指示することができる(S104)。
この第3の実施形態に係るポインティングデバイスによれば、タッチパネルを備えることなく、簡易な構成により、1のポインティングデバイスにおいて、操作内容の目的に応じて、主ポインティングデバイスと副ポインティングデバイスとで操作を分担させることで、操作性能を向上することができる。
以上、第1〜第3の実施形態では、ポインティングデバイス10として、光学式マウスを例にしたが、機械式マウスを用いても良い。また、ポインティングデバイス10はマウスに限られるものではなく、ライトペン、タブレット、タッチパッド、タッチパネルなどに適用しても良い。また、ポインティングデバイス10が情報処理装置70本体に設けられる構成であっても良い。
[第4の実施形態]
また、眼鏡型表示装置に適用することもできる。図10は、本発明に係るポインティングデバイスの一実施形態である眼鏡型表示装置の要部拡大図である。このポインティングデバイス(眼鏡型表示装置90)は、ヘッドマウントディスプレイ型であって、操作者の眼球を撮影する撮像装置(撮像装置91)と、撮影画像に基づいて操作者の視線を追尾する制御部と、操作者の視線位置を表示する表示装置93と、タッチパネル94と、を備え、撮像装置91および制御部による表示装置への視線の表示が主ポインティングデバイス、タッチパネル94が副ポインティングデバイスとして機能するものである。
図10に示す矢印が装着者の視線の方向(前方)を示し、図10では、眼鏡型表示装置90の視線側の部分(フロント部)と、テンプル92の右側の一部を示している。
図10に示すように、眼鏡型表示装置90のフロント部には、装着者の目の動きを撮影する撮像装置(カメラ)91が設けられている。また、フレーム95には撮影画像に基づいて操作者の視線を追尾するとともに表示装置93へこれを表示させる制御部が内蔵されている。さらに、右側のテンプル92には、タッチパネル94が設けられている。
ここで、撮像装置91は、装着者が表示装置93上のいずれの位置を注視しているか、すなわち、装着者の視線を追尾し、この追尾結果に基づいて、表示装置93上の所定位置を選択するための主ポインティングデバイスとして機能する。そして、所望の選択位置で、例えば、タッチパネル94の操作を開始することで、タッチパネル94を副ポインティングデバイスとして機能させるものである。
以上説明した本実施形態に係るポインティングデバイスは、グラフィックまたはテキストによる表示装置と表示装置内の任意の座標を指定する為のポインティングデバイスを必要とする情報処理装置に用いることができる。また、マウス、ライトペン、タブレット、タッチパッド、タッチパネル等に適用して、パーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーション、携帯端末、スマートフォン、ゲーム機等の情報処理装置に用いることができる。また、カメラによるモーションキャプチャ、視線追尾をポインティングデバイスとして使用する情報処理装置に用いることができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
10 ポインティングデバイス
20 タッチパネル
21 タッチ操作検出部
22 主/副切替ボタン
23 切替操作検出部
30 光学センサ部
31 変位検出部
40 操作ボタン
40a Lボタン
40b Rボタン
41 操作検出部
50 コントローラ
60 信号出力部
70 情報処理装置
71 表示部
80 ポインタ
81,82,83 オブジェクト
84 選択枠
85 十字ポインタ
90 眼鏡型表示装置
91 撮像装置
92 テンプル
93 表示装置
94 タッチパネル
95 フレーム
特開2011−181004号公報

Claims (3)

  1. ヘッドマウントディスプレイ型のポインティングデバイスであって、
    少なくとも座標位置を指定する操作を実行する主操作手段と、
    前記主操作手段で指定された前記座標位置に基づいて所定の操作を実行する副操作手段
    と、を備え、
    前記主操作手段は、
    操作者の眼球を撮影する撮像装置と、
    前記操作者の視線を追尾する制御部と、
    前記撮像装置で撮影される操作者の視線位置を表示する表示装置と、を有し、
    前記副操作手段は、タッチパネルを、有し、
    前記タッチパネルは、前記ヘッドマウントディスプレイ型のポインティングデバイスの側面に配置されていることを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 前記タッチパネルは、前記ヘッドマウントディスプレイ型のポインティングデバイスの右側面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のポインティングデバイス。
  3. 前記主操作手段と前記副操作手段とを切替可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載のポインティングデバイス。
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