JP2009205609A - ポインティング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示装置に近い位置でも、表示装置から離れた位置でも、表示装置に対し座標を入力することができ、会議等において会議の進行を円滑にするポインティング装置を提供する。
【解決手段】 ポインティング装置100は、ペン先スイッチ106と、センサ102と、画像入力部104と、クリックボタン108と、ライティングモードを指定することを示す第1の値、及びポインティングモードを指定することを示す第2の値のいずれかを取るモード指定信号を出力するためのスイッチ210と、加速度センサ202と、ペン先スイッチ106、画像入力部104、クリックボタン108、加速度センサ202、及び記憶部204にそれぞれ接続され、表示装置150の表示部154に表示されるカーソル156の位置の座標と、処理実行信号とを出力するための制御部206と、出力部208とを含む。
【選択図】 図4

Description

この発明は、ポインティング装置に関し、特に、コンピュータ等に使用される、画面上に表示されるポインタ及びアイコンを操作するポインティング装置に関する。
旧来のコンピュータでは、コンピュータへの入力装置としてキーボードが一般的に使用され、ユーザとコンピュータとのインタフェースとして、キーボードを介して文字の入出力のみが行なわれていた。
しかし、コンピュータの表示能力の向上に伴い、文字のみによるインタフェースよりも、直感的に操作することができるグラフィカルなユーザインタフェースが用いられるようになり、今日では、マウス等のポインティング装置がコンピュータへの入力装置として一般的に使用されるようになった。グラフィカルなユーザインタフェースでは、マウス等のポインティング装置を用いて、表示装置上に表示されるアイコン及びメニュー等を選択等して操作を行なう。このため、アイコン及びメニュー等の操作対象を指定するために表示装置の表示面上の位置を指定する必要がある。通常、表示面上の位置を指定するために、位置を示す座標をポインティング装置からコンピュータへ入力し、コンピュータは表示装置の表示面上の座標にカーソルと呼ばれる矢印を表示させる。さらに、表示面上に表示されたカーソルが指し示す位置の座標に対して、クリック及びドラッグ等のアクションを起こすため、ポインティング装置にはボタンが搭載されているのが一般的である。
一般的に、人間は文字を書いたり絵を描いたりする場合には、鉛筆及びペン等を用いる。そこで、鉛筆及びペン等と同様の形状であるペン型のポインティング装置が、コンピュータの入力装置として用いられる場合がある。
ペン型のポインティング装置として、ライトペンが一例として挙げられる。これは、1960年代に開発されたものであり、ライトペンをCRT(Cathode Ray Tube)上に触れさせて操作し、CRT上のライトペンの位置を検出することで画面上の位置を認識することができるものである。これは、現在、テレビでのクイズ番組に用いられている。
その他のペン型のポインティング装置として、ペンタブレットと呼ばれる装置がある。これは板状のタブレットをペンで指し示すことにより表示装置の表示面上の座標を指定することができる。ペンタブレットでの座標指定手法として、タブレット側又はペン側にコイル状の線を内蔵した電磁誘導方式と呼ばれる方式が一般的である。ペンタブレットはコンピュータ上で絵を描く場合によく使われている。タブレット側に液晶ディスプレイを統合した液晶ペンタブレットも存在する。
マウス、ライトペン、及びペンタブレット等のように、ユーザが装置自体を机の上等の面に触れさせて移動させて、表示装置の表示面上の位置を指定するポインティング装置の他に、ユーザが表示装置から離れた場所でポインティング装置を表示装置の表示面上の一点に向けると、表示面上のその位置の座標をコンピュータに与えるポインティング装置も存在する(特許文献1及び特許文献2)。以下、前者をペン型ポインティング装置、後者を指示型ポインティング装置と呼ぶ。
特許第3422383号公報 特開2007−54114号公報
大型の表示装置を用いて会議及びプレゼンテーション等を行なう場合、ペン型ポインティング装置と、指示型ポインティング装置との両方が使われることがある。この場合、両者は、以下のように使用される。例えば、会議のための資料が表示された表示装置の近傍にユーザが立ち、ペン型ポインティング装置を表示装置の表示面に触れさせて操作し、資料を補足するための情報をユーザが表示装置に対して書き加えたりする場合にペン型ポインティング装置が使用される。また、例えば、ユーザが表示装置から離れた場所にある座席に座って、表示装置上の表示を参照しながら議論を行なったりする場合には、指示型ポインティング装置が使用される。
しかし、ペン型ポインティング装置と、指示型ポインティング装置とを別々に使用する場合、それらのポインティング装置を持ち替える必要があり、持ち替えに手間取ってしまうことで会議の流れを妨げてしまうという問題がある。特に、表示装置の近傍に立っている出席者がペン型ポインティング装置を用いて文字等を表示装置に対して書き加えた後、座席に戻って指示型ポインティング装置を用いて議論を続ける形でディスカッションする場合等に顕著である。
他にも、それらのポインティング装置の両方を買い揃えるためには、金銭面でのコストがかかるという問題もある。
本発明の目的は、表示装置に近い位置でも、表示装置から離れた位置でも、表示装置に対し座標を入力することができ、会議等において会議の進行を円滑にするポインティング装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係るポインティング装置は、表示装置の表示面上の位置を指定するポインティング装置である。ポインティング装置は、一端及び他端を有する長手形状の筐体と、筐体に設けられ、一端が他の物体の表面に近接させられることによって、表示装置の表示面上の位置を指定するための第1のポインティング手段と、筐体に設けられ、表示装置から離れた位置から表示装置の表示面上の位置を指定するための第2のポインティング手段と、筐体に設けられ、利用者の操作に応答して、第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に指定する動作モード信号を出力するためのモード指定手段と、筐体に設けられ、モード指定手段によって出力される動作モード信号に応答して、第1のポインティング手段と第2のポインティング手段とを選択的に能動化するための切換手段とを含む。
モード指定手段は、利用者の操作に応答して第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に指定する動作モード信号を出力し、切換手段は、モード指定手段によって出力された動作モード信号に基づいて、第1のポインティング手段及び第2のポインティング手段とを選択的に能動化する。利用者の操作によって、第1のポインティング手段及び第2のポインティング手段が選択的に能動化されるため、会議等において当該ポインティング装置を利用してプレゼンテーションを行なう場合、利用者は用途に応じてそれらの2つの手段による動作を切換えながらプレゼンテーションをすることができ、会議の進行を円滑にすることができる。その結果、表示装置に近い位置でも、表示装置から離れた位置でも、表示装置に対し座標を入力することができ、会議等において会議の進行を円滑にするポインティング装置を提供することができる。
好ましくは、モード指定手段は、筐体の表面の、他端より一端に近い領域に設けられ、ユーザによって接触されたか否かを感知し感知信号を出力するセンサと、センサからの感知信号に応答して、第1の動作モードを指定する値と第2の動作モードを指定する値との間で切換わるように動作モード信号を出力するための手段とを含む。
センサは筐体の表面の一端に近い領域に設けられ、ユーザによる接触を感知して、感知信号を出力する。動作モード信号を出力するための手段は、センサからの感知信号に応じて動作モード信号の値を変えて出力する。利用者が、筐体の一端を他の物体の表面に近接させながら、ペンを持つようにして当該ポインティング装置を保持する場合、通常、利用者の指は、筐体の表面上において他端より一端に近い領域に接触する。会議等において、当該ポインティング装置を利用する場合、複雑な操作なしに、ペンを保持するときのような自然な動作で当該ポインティング装置の動作モードを切換られるので、利用者は、会議の進行を円滑にすることができる。
より好ましくは、モード指定手段は、筐体の表面の、一端より他端に近い領域に設けられ、ユーザによって接触されたか否かを感知し感知信号を出力するセンサと、センサからの感知信号に応答して、第2の動作モードを指定する値と第1の動作モードを指定する値との間で切換わるように動作モード信号を出力するための手段とを含む。
センサは筐体の表面の他端に近い領域に設けられ、ユーザによる接触を感知して、感知信号を出力する。動作モード信号を出力するための手段は、センサからの感知信号に応じて動作モード信号の値を変えて出力する。会議等において、当該ポインティング装置を利用する場合、利用者は、他端に近い領域に触れるか否かによる簡単な操作で動作モードを切換えることができるため、利用者は、当該ポインティング装置を用いて会議の進行を円滑にすることができる。
さらに好ましくは、モード指定手段は、筐体の一端に設けられ、一部が筐体の外部に突出する第1の姿勢と、一部が筐体内部に後退する第2の姿勢との間で姿勢を変化させることが可能で、かつ常には第1の姿勢に付勢されており、第1の姿勢であるか第2の姿勢であるかに応じて、第1の動作モードを指定する値と第2の動作モードを指定する値との間で切換えて動作モード信号を出力するスイッチを含む。
筐体の一端に設けられているスイッチの一部が、筐体の外部に突出する第1の姿勢であるか、又は筐体内部に後退する第2の姿勢であるかによって、スイッチは動作モード信号の値を切換えて出力する。会議等において、利用者が当該ポインティング装置を用いてプレゼンテーションをする場合、当該ポインティング装置のスイッチの一部を、第1の姿勢及び第2の姿勢のいずれかに保持することによる簡単な操作で、利用者は動作モードを切換えられるため、利用者は、会議の進行を円滑にすることができる。例えばポインティング装置の一端が自由な状態である場合にはスイッチの一部は第1の姿勢となり、一端を何らかの物体の表面に押付けることでスイッチの一部が筐体内部に後退して第2の姿勢となる。このように通常のペンを使用する場合と同様の簡単な操作で動作モードを切換えることができる。
さらに好ましくは、モード指定手段は、筐体の加速度を時系列に検出する加速度センサと、加速度センサによって検出された加速度から算出される筐体の移動量の系列が所定の条件を充足するか否かを判定し、判定結果に応じて判定信号を出力するための判定手段と、判定信号の値に応じて、第1の動作モードを指定する値と第2の動作モードを示す値とで切換えて動作モード信号を出力するための手段とを含む。
モード指定手段は、筐体の加速度から算出される移動量の系列が所定の条件を充足するか否かで、ポインティング装置の動作モードを切換えるための動作モード信号を出力する。利用者は、所定の条件が充足されるようにポインティング装置を動かすという簡単な操作で、ポインティング装置の動作モードを切換えることができる。したがって、会議等において、利用者が当該ポインティング装置を用いてプレゼンテーションをする場合、利用者は、ポインティング装置の動作モードを手軽に切換えながら、会議の進行を円滑にすることができる。
さらに好ましくは、判定手段は、加速度センサによって検出された加速度から算出される筐体の移動量の系列が所定のパターンにしたがっているか否かを判定し、判定結果に応じて値が変化するように判定信号を出力するための手段を含む。動作モード信号を出力するための手段は、判定信号により、筐体の移動量が所定のパターンにしたがっていることが示されていることに応答して、動作モード信号の値を第1の動作モードを示す値と第2の動作モードを示す値との間でトグルさせるための手段を含む。
判定手段は、筐体の移動量の系列が所定のパターンにしたがっているか否かによって、判定信号の値を変化させて出力する。動作モード信号を出力するための手段は、判定信号の値によって、動作モード信号の値を、第1の動作モードを示す値と第2の動作モードを示す値との間でトグルさせる。利用者が、所定のパターンを充足するようにポインティング装置の筐体を動かせば、ポインティング装置の動作モードは第1の動作モードと第2の動作モードとの間で交互に切換わる。したがって、会議等において、利用者が当該ポインティング装置を用いてプレゼンテーションをする場合、利用者は、ポインティング装置の動作モードを簡単な操作で切換えながら、会議の進行を円滑にすることができる。
さらに好ましくは、モード指定手段はさらに、筐体に設けられ、ユーザによる特定の操作を感知して操作信号を出力するための操作感知手段を含む。判定手段は、加速度センサによって検出された加速度から算出される筐体の移動量の系列が所定のパターンにしたがっているか否かを判定し、判定結果に応じて値が変化するように判定信号を出力するための手段を含む。動作モード信号を出力するための手段は、判定信号と、操作感知信号と、動作モード信号との値にしたがって、動作モード信号の値を、第1の動作モードを指定する値と第2の動作モードを指定する値との一方に決定し出力するための手段を含む。
操作感知手段は、ユーザによる特定の操作を感知して操作信号を出力する。判定手段は、筐体の移動量が所定のパターンにしたがっているか否かによって、判定信号の値を変えて、判定信号を出力する。動作モード信号を出力するための手段は、操作信号と判定信号との値にしたがって、動作モード信号の値を変えて、動作モード信号を出力する。利用者が、所定のパターンを充足するようにポインティング装置の筐体を動かし、かつ、操作感知手段に対して特定の操作を行なえば、利用者は、簡単な操作でポインティング装置の動作モードを切換えることができる。したがって、会議等において、利用者が当該ポインティング装置を用いてプレゼンテーションをする場合、利用者は、ポインティング装置の動作モードを簡単な操作で切換えながら、会議の進行を円滑にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係るポインティング装置100の外観構成を示す図である。図4は、ポインティング装置100を含むシステム200の機能ブロック図である。図3及び図4を参照して、システム200は、メニュー画面、アイコン、及びカーソル156等の画像を表示するための表示装置150と、表示装置150に接続され、表示装置150に表示される画像を制御するためのコンピュータ212とを含む。システム200はさらに、コンピュータ212に接続され、ペンと同様の形状であり、机等の平面に押付けて移動させることにより表示装置の表示面上の位置の座標を指定する機能と、表示装置から離れた位置から表示装置の表示面上の位置の座標を指定する機能との両方の機能を有し、ユーザの利用状況に応じて、表示装置150に表示されるカーソル156の位置の座標とマウスにおけるクリック信号に相当する処理実行信号とをコンピュータ212に入力するためのポインティング装置100を含む。
表示装置150は、メニュー画面、アイコン、及びカーソル156等の画像を表示するための表示部154と、表示装置150の四隅に設置され、特定の波長で光を発するLED(Light Emitting Diode)である発光体152とを含む。
コンピュータ212は、ポインティング装置100からカーソル156の位置の座標を受けた場合、表示装置150の表示部154の当該座標にカーソル156を表示し、また、当該座標に併せて処理実行信号を受けた場合、当該座標においてクリック等の何らかの処理を行なう。
以下の説明において、表示装置150から離れた場所で、ユーザがポインティング装置100を表示装置150の表示部154に向けて指し、指している箇所の座標を入力する動作モードを「ポインティングモード」と呼ぶ。また、図1を参照して、ユーザがポインティング装置100の一端を机等の平面110に触れさせながら移動させて、表示装置150の表示部154に表示されるカーソル156の位置を指定する動作モードを「ライティングモード」と呼ぶ。
図1〜図4を参照して、ポインティング装置100は、ペンと同様の形状で、一端が比較的細く、他端が比較的平坦となっている筐体118と、筐体118の、平坦となっている端部よりも細い方の一端に近い領域に設置され、ユーザがポインティング装置100をライティングモードで使用しているときに、ユーザによって当該一端が平面110に押付けられている間、押付けられていることを示すペン先押付信号を出力するためのペン先スイッチ106と、ライティングモードにおいてペン先スイッチ106が下側になるように、ユーザがポインティング装置100を保持して利用しているときに、ユーザの人差し指112及び親指114のいずれかの指先が触れるように筐体118の表面上に設置され、触れている指の圧力を感知し、当該圧力の大きさを示す感知信号を出力するためのセンサ102とを含む。この感知信号は、ユーザがセンサ102の部分に接触したか否かを示す信号となる。
ポインティング装置100はさらに、筐体118の比較的平坦な他端に設置され、ユーザがポインティングモードでポインティング装置100を利用しているときに、所定の時間間隔で前方の画像を撮影し、かつ発光体152が発する光の波長をセンシング可能である画像入力部104と、ユーザがポインティングモードでポインティング装置100を保持して利用しているときに、ユーザの親指114の指先が触れるように筐体118の表面上に設置されるボタンであり、当該ボタンがユーザによって押されている間、押されていることを示すボタン押下信号を出力するためのクリックボタン108とを含む。
ポインティング装置100はさらに、センサ102によって出力された圧力の感知信号を受けて、当該感知信号の大きさが予め定められた第1のしきい値を超えている場合にライティングモードを指定することを示す第1の値を取り、当該感知信号の大きさが第1のしきい値を超えていない場合にポインティングモードを指定することを示す第2の値を取るモード指定信号を出力するためのスイッチ210と、平面110と平行な平面上に定義される、互いに直交するX軸及びY軸の2つの座標軸からなる直交座標系において、ポインティング装置100のX軸及びY軸上の加速度(以下、2軸の加速度と呼ぶ。)をそれぞれ1/60秒毎に検出し出力するための加速度センサ202と、プログラム等を記憶するための記憶部204とを含む。ポインティング装置100はさらに、ペン先スイッチ106、画像入力部104、クリックボタン108、加速度センサ202、及び記憶部204にそれぞれ接続され、記憶部204に記憶されているプログラムを実行することによって、表示装置150の表示部154に表示されるカーソル156の位置の座標と、処理実行信号とを出力するための制御部206を含む。ポインティング装置100はさらに、IEEE802.15.1によって規定される無線通信によってコンピュータ212とデータの送受信が可能であり、制御部206が出力するカーソル156の位置の座標と処理実行信号とをコンピュータ212に送信するための出力部208を含む。
スイッチ210での第1のしきい値は、ユーザの指がスイッチ210に触れたか否かを判定可能なように、実験によって予め定められている。
記憶部204は、当該プログラムにより内部的に使用され、カーソル156の現在の座標を記憶するためのカーソル座標記憶部214と、ユーザの利用状況に応じて加速度センサ202、ペン先スイッチ106、画像入力部104、及びクリックボタン108の動作を停止させるか否かを決定するためのパラメータを記憶するための設定パラメータ記憶部216とを含む。
設定パラメータ記憶部216は、加速度センサ202、ペン先スイッチ106、画像入力部104、及びクリックボタン108の動作を停止させるか否かをそれぞれ決定するための加速度センサ有効パラメータ、スイッチ有効パラメータ、画像入力有効パラメータ、及びボタン有効パラメータを記憶するための領域を含む。
加速度センサ有効パラメータ、スイッチ有効パラメータ、画像入力有効パラメータ、及びボタン有効パラメータにはそれぞれON又はOFFを示す値が格納される。加速度センサ202、ペン先スイッチ106、画像入力部104、及びクリックボタン108を動作させる場合、加速度センサ有効パラメータ、スイッチ有効パラメータ、画像入力有効パラメータ、及びボタン有効パラメータにはそれぞれONを示す値が格納される。加速度センサ202、ペン先スイッチ106、画像入力部104、及びクリックボタン108の動作を停止させる場合、加速度センサ有効パラメータ、スイッチ有効パラメータ、画像入力有効パラメータ、及びボタン有効パラメータにはそれぞれOFFを示す値が格納される。
なお、ペン先スイッチ106及びクリックボタン108は、それぞれユーザがライティングモード及びポインティングモードでポインティング装置100を利用しているときに、マウス等のポインティング装置を利用する場合と同様にして、クリック及びドラッグ等のポインティング操作をユーザに行なわせるためのものである。ライティングモードにおいて、ユーザがペン先スイッチ106を平面110に押付けているとき、その動作はクリックの動作に相当する。また、ポインティングモードにおいて、ユーザがクリックボタン108を押しているとき、その動作はクリックの動作に相当する。その他のダブルクリック及びドラッグ等の動作についても同様である。
(ポインティング装置100のソフトウェア構成)
図5〜7は、ポインティング装置100で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このプログラムを実質的にコンピュータである制御部206が実行することにより、ポインティング装置100の機能が実現される。
図5は、ポインティング装置100を起動すると同時に起動される、制御部206の機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図5を参照して、このプログラムは、スイッチ210からのモード指定信号が第1の値であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ250と、ステップ250の判定結果がYESの場合に、加速度センサ有効パラメータ及びスイッチ有効パラメータにそれぞれONを示す値を格納し、画像入力有効パラメータ及びボタン有効パラメータにそれぞれOFFを示す値を格納するステップ252と、ステップ250の判定結果がNOの場合に、加速度センサ有効パラメータ及びスイッチ有効パラメータにそれぞれOFFを示す値を格納し、画像入力有効パラメータ及びボタン有効パラメータにそれぞれONを示す値を格納するステップ256とを含む。このプログラムはさらに、ステップ252の後、ライティングモードにおけるカーソル156の位置の座標を算出して、算出した座標及び処理実行信号を出力部208に送り、制御をステップ250に戻すステップ254と、ステップ256の後、ポインティングモードにおけるカーソル156の位置の座標を算出し、算出した座標及び処理実行信号を出力部208に送り、制御をステップ250に戻すステップ258とを含む。
図6は、図5のステップ254の詳細なフローを示す図である。図6を参照して、このルーチンは、ペン先スイッチ106がペン先押付信号を出力していれば、当該信号を取得するステップ280と、ステップ280の後、加速度センサ202から2軸の加速度を取得するステップ282と、ステップ282の後、記憶部204のカーソル座標記憶部214から、カーソル156の現在の座標を取得するステップ284と、ステップ284の後、ステップ282において取得した2軸の加速度から、後述する積分処理によりX軸及びY軸の移動量(以下、2軸の移動量と呼ぶ。)を算出するステップ286とを含む。このルーチンはさらに、ステップ286の後、ステップ284において取得した座標に、ステップ286で算出した2軸の移動量を加算して、新規の座標を算出し、当該新規の座標をカーソル座標記憶部214に記憶させるステップ288と、ステップ288の後、ステップ288において算出された新規の座標を出力部208に送信し、また、ステップ280においてペン先押付信号を取得していれば、処理実行信号をも出力部208に送信して、このルーチンを終了するステップ290とを含む。
図7は、図5のステップ258の詳細なフローを示す図である。図7を参照して、このルーチンは、画像入力部104によって撮影された画像を取得するステップ300と、ステップ300の後、記憶部204のカーソル座標記憶部214から、カーソル156の現在の座標を取得するステップ302と、ステップ302の後、ステップ300において取得された画像に基づいて、カーソル156の新規の座標を算出するステップ304と、ステップ304の後、ステップ302において取得した座標とステップ304において算出した座標との距離が予め定められた第2のしきい値を超えている場合には、ステップ304において算出した座標を新規の座標として設定し、超えていない場合には、ステップ302において取得した座標を新規の座標として設定するステップ306と、ステップ306の後、クリックボタン108がボタン押下信号を出力していれば、当該信号を取得するステップ308と、ステップ308の後、ステップ304において算出された座標を出力部208に送信し、また、ステップ308においてボタン押下信号を取得していれば、処理実行信号をも出力部208に送信して、このルーチンを出るステップ310とを含む。
ステップ306での第2のしきい値は、手ぶれ等によるポインティング装置100の微小な移動をカーソル154の動きに反映させないために、ユーザによって予め定められている。
ステップ304において、画像入力部104によって撮影された画像から座標を算出する方法について簡単に説明する。画像から、発光体152が発する4つの光の位置を検出し、検出された位置の情報を用いて、特許文献1に記載されているように、ポインティング装置100の位置と表示装置150に対する角度を算出する。算出された位置及び角度から、画像入力部104が表示部154に向いている箇所の座標を算出すればよい。
<積分処理>
ステップ286において、ステップ282において取得した2軸の加速度から、2軸の移動量を算出するための方法について述べる。
tを正の整数とする。ポインティング装置100がユーザによって起動された時刻をt=0秒とする。
時刻t秒におけるX軸及びY軸の加速度を、それぞれα(t)[m/sec]及びα(t)[m/sec]とし、その1/60秒前のX軸及びY軸の加速度を、それぞれα(t−1/60)及びα(t−1/60)とする。また、時刻(t−1/60)から時刻tまでの1/60秒間におけるX軸及びY軸の速度を、それぞれv(t−1/60)及びv(t−1/60)とする。ここで、α(0)、α(0)、v(0)、及びv(0)は、0であるとする。
t=1/60のとき、以下の処理を行なう。
時刻(t−1/60)秒から時刻t秒までの間に、X軸及びY軸の各々の加速度が線形に変化すると仮定する。そうすると、時刻tにおけるX軸の速度v(t)及びY軸の速度v(t)は、それぞれv(t)=[v(t−1/60)+{α(t−1/60)+α(t)}/2][m/sec]及びv(t)=[v(t−1/60)+{α(t−1/60)+α(t)}/2][m/sec]として求められる。
そのように求められた時刻tにおけるX軸及びY軸の速度(v(t),v(t))は、時刻t秒から時刻(t+1/60)秒までの間、一定であると仮定すると、時刻t秒におけるX軸及びY軸の移動量は、それぞれv(t)×1/60秒、及びv(t)×1/60秒として求められる。
時刻t=2/60秒以降における移動量も、上記の処理を繰返すことによって求められる。
(動作)
図1〜図7を参照して、上記した構成を持つポインティング装置100は以下のように動作する。なお、これに先立ち、ポインティング装置100の設定パラメータ記憶部216の加速度センサ有効パラメータ及びスイッチ有効パラメータにはそれぞれONが予め格納され、また、画像入力有効パラメータ及びボタン有効パラメータにはそれぞれOFFが予め格納されているものとする。
ポインティング装置100が起動されると、ポインティング装置100の加速度センサ202は1/60秒毎にポインティング装置100の2軸の加速度を検出して出力する。
ユーザはポインティング装置100をライティングモードで使用しているものとする。この場合、ポインティング装置100のペン先スイッチ106が下側を向くように、ユーザはポインティング装置100をユーザの手116で持ち、ユーザは、ペン先スイッチ106を平面110に接触させる。ユーザがポインティング装置100をライティングモードで使用する間、ユーザは人差し指112及び親指114のいずれかでセンサ102を押さえながら、ポインティング装置100を平面110に沿って移動させる。
センサ102は常に圧力値を出力する。前述のように、第1のしきい値は、センサ102がユーザの指で押さえられていない間に出力する圧力値より大きく、押さえられている間に出力する圧力値より小さくなるように予め定められている。
したがって、センサ102がユーザの指で押さえられている間、センサ102が出力する圧力値は第1のしきい値より大きく、スイッチ210は、当該圧力の数値を受ける度に第1の値のモード指定信号(ライティングモードを指定)を出力する。
制御部206は、設定パラメータ記憶部252の加速度センサ202及びスイッチ210の動作を有効にし、画像入力104及びクリックボタン108の動作を停止させる(図5に示すステップ252)。
制御部206は、ユーザがペン先スイッチ106を平面110に押付けている間は、ペン先押付信号をペン先スイッチ106から取得する(図6に示すステップ280)。制御部206は、加速度センサ202からポインティング装置100の2軸の加速度を取得し(図6に示すステップ282)、記憶部204のカーソル座標記憶部214から、カーソル156の現在の座標を取得する(図6に示すステップ284)。制御部206は、ステップ282において取得した2軸の加速度から、ポインティング装置100の2軸の移動量を算出する(図6に示すステップ286)。制御部206は、ステップ284において取得した座標に、ステップ286において算出した2軸の移動量を加算して、新規の座標を算出し、当該座標をカーソル座標記憶部214に記憶させる(図6に示すステップ288)。制御部206は、ステップ288において算出した座標を出力部208に送信し、また、ステップ280においてペン先押付信号を取得していれば、処理実行信号をも出力部208に送信する。(図6に示すステップ290)。
制御部206は、スイッチ210から出力されるモード指定信号(ライティングモードを指定)の値が第1の値である間、以上のステップ252及びステップ280〜290の処理を繰返す。
コンピュータ212は、出力部208を介して制御部206から処理実行信号と座標とを取得し、表示装置150の表示部154において、取得した座標にカーソル156を表示し、また、処理実行信号に基づいて、取得した座標において何らかの処理を行なう。
ユーザがポインティングモードでポインティング装置100を利用するために、ユーザは、センサ102から指を離し、画像入力部104が表示装置150の表示部154に向くように、ポインティング装置100を持ち替えるものとする。
センサ102がユーザの指で押さえられていない間、スイッチ210が出力するモード指定信号は第2の値となる。
制御部206は、画像入力部104及びクリックボタン108の動作を有効にし、加速度センサ202及びスイッチ210の動作を停止させる(図5に示すステップ256)。
画像入力部104は、画像入力部104の前方の画像を繰返し撮影し、制御部206に出力する。クリックボタン108は、クリックボタン108がユーザによって押されていれば、その間、ボタン押下信号を制御部206に出力する。
制御部206は、画像入力部104から画像を取得し(図7に示すステップ300)、記憶部204のカーソル座標記憶部214から、カーソル156の現在の座標を取得する(図7に示すステップ302)。制御部206は、ステップ300において取得した画像からカーソル154の新規の座標を算出する(図7に示すステップ304)。制御部206は、ステップ302において取得した座標とステップ304において算出した座標との距離が予め定められた第2のしきい値を超えている場合には、ステップ304において算出した座標を新規の座標として設定し、超えていない場合には、ステップ302において取得した座標を新規の座標として設定する(手ぶれ等による微小な移動をカーソル154の動きに反映させないための設定処理である。図7に示すステップ306)。制御部206は、クリックボタン108がボタン押下信号を出力していれば、当該信号を取得する(図7に示すステップ308)。制御部206は、ステップ306において設定された座標を出力部208に送信し、また、ステップ308においてボタン押下信号を取得していれば、処理実行信号をも出力部208に送信する(図7に示すステップ310)。
制御部206は、スイッチ210からのモード指定信号が第2の値である間、以上のステップ256、及びステップ300〜310の処理を繰返す。
コンピュータ212は、出力部208を介して処理実行信号と座標とを取得し、表示装置150の表示部154において、取得した座標にカーソル156を表示し、また、処理実行信号に基づいて、取得した座標において何らかの処理を行なう。
(本実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るポインティング装置100を利用することにより、センサ102を押下するか否かによる簡単な操作で、ユーザはライティングモード及びポインティングモードをスムースに切換えて、ポインティング装置100を利用することができる。したがって、大型の表示装置を用いた会議及びプレゼンテーション等においてポインティング装置100を用いる場合、ユーザは、複雑な操作を必要とせずライティングモード及びポインティングモードを切換えることができるので、会議及びプレゼンテーション等を円滑に進めることができる。
[第2の実施の形態]
図8及び図9は、本発明の第2の実施の形態に係るポインティング装置350の外観構成を示す図である。図10は、ポインティング装置350を含むシステム360の機能ブロック図である。図9及び図10を参照して、システム360は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100を含むシステム200の構成とほぼ同様であるが、ポインティング装置100に代えて、ポインティング装置350を含む点において、システム200と異なる。
図8〜図10を参照して、ポインティング装置350は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100とほぼ同様であるが、センサ102に代えて、図8及び図9において、ユーザがポインティング装置350をライティングモードで使用する場合、筐体118の表面上でユーザの指112及び114が触れる部分(この部分は筐体118の二つの端部のうち、細い方の一端に近い領域である。)に設置され、ユーザの指の圧力を感知し、当該圧力を示す感知信号をスイッチ210に出力するためのセンサ352を含む点において、第1の実施の形態に係るポインティング装置100と異なる。
(ポインティング装置350のソフトウェア構成)
ポインティング装置350のソフトウェア構成は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のソフトウェア構成と同様である。
(動作)
本実施の形態に係るポインティング装置350の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作とほぼ同様であるが、ライティングモード及びポインティングモードを切換えるときの動作が、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作と異なる。
ユーザはポインティング装置350をライティングモードで使用するものとする。この場合、ポインティング装置350のペン先スイッチ106が下側を向くように、ユーザはポインティング装置350を手116で持ち、ペン先スイッチ106を平面110に接触させる。ユーザがポインティング装置350をライティングモードで使用する間、ユーザはユーザの指をセンサ352に接触させながら、ポインティング装置350を面に沿って移動させる。
ユーザの指がセンサ352に接触している間、センサ352が出力する感知信号の大きさは第1のしきい値より大きい。スイッチ210は、この間、モード指定信号の値を第1の値とする。その後の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のステップ252、及びステップ280〜290の動作と同様である。
ユーザがポインティングモードでポインティング装置350を利用するために、ユーザは、画像入力部104が表示装置150の表示部154に向くようにして、ユーザの指がセンサ352に接触しないようにポインティング装置350を持ち替えるものとする。
ユーザの指がセンサ352に接触していない間、センサ352が出力する感知信号の大きさは第1のしきい値より小さい。スイッチ210は、この間、モード指定信号の値を第2の値とする。その後の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のステップ256、及びステップ300〜310の動作と同様である。
(本実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、ユーザがライティングモードにおいて本実施の形態に係るポインティング装置350を利用するとき、センサ352は、ユーザの指が自然に接触する位置に設置されている。また、ユーザがポインティングモードにおいてポインティング装置350を利用するとき、センサ352はユーザの指が接触しない位置に設置されている。第1の実施の形態に係るポインティング装置100のセンサ102は、ポインティング装置100の表面上において1つの指先のみが接触可能な範囲として設置されていたため、ユーザがライティングモードに切換える場合、ユーザはポインティング装置100に視線を移してセンサ102の位置を逐一確認する必要が生じる場合がある。しかし、本実施の形態に係るポインティング装置350のセンサ352は、センサ102と比較すると広い範囲に設置されている。したがって、ユーザは、ポインティング装置350に視線を移さなくても、センサ352に指を触れてポインティング装置100を利用することができる。
[第3の実施の形態]
図11及び図12は、本発明の第3の実施の形態に係るポインティング装置370の外観構成を示す図である。図13は、ポインティング装置370を含むシステム380の機能ブロック図である。図12及び図13を参照して、システム380は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100を含むシステム200の構成とほぼ同様であるが、ポインティング装置100に代えて、本実施の形態に係るポインティング装置370を含む点において、システム200と異なる。
図11〜図13を参照して、ポインティング装置370は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100とほぼ同様であるが、センサ102に代えて、図11及び図12において、ユーザがポインティング装置370をポインティングモードで使用する場合、筐体118の表面上でユーザの指が触れる部分(この部分は筐体118の二端のうち、細いほうの端部よりも平坦な方の端部に近い領域である。)に設置され、触れている指の圧力を感知し、当該圧力の大きさを示す感知信号を出力するためのセンサ372を含む点と、スイッチ210に代えて、センサ372によって出力された感知信号を受けて、当該感知信号の大きさが第1のしきい値を超えている場合にポインティングモードを指定することを示す第2の値を取るモード指定信号を出力し、当該感知信号の大きさが第1のしきい値を超えていない場合にライティングモードを指定することを示す第1の値のモード指定信号を出力するためのスイッチ382を含む点とにおいて、第1の実施の形態に係るポインティング装置100と異なる。
(ポインティング装置370のソフトウェア構成)
ポインティング装置370のソフトウェア構成は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のソフトウェア構成と同様である。
(動作)
本実施の形態に係るポインティング装置370の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作とほぼ同様であるが、ライティングモード及びポインティングモードを切換えるときの動作が、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作と異なる。
ユーザはポインティング装置370をライティングモードで使用するものとする。この場合、ユーザは指をセンサ372に接触させることなしに、ポインティング装置370を面に沿って移動させる。
ユーザの指がセンサ372に接触していない間、センサ372が出力する感知信号の大きさは第1のしきい値より小さい。スイッチ382は、この間、モード指定信号の値を第1の値とする。その後の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のステップ252、及びステップ280〜290の動作と同様である。
ユーザがポインティングモードでポインティング装置370を利用するために、ユーザは、ユーザの指がセンサ372に接触するようにポインティング装置350を持ち替えるものとする。
ユーザの指がセンサ372に接触している間、センサ372が出力する感知信号の大きさは第1のしきい値より大きい。スイッチ382は、この間、モード指定信号の値を第2の値とする。その後の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のステップ256、及びステップ300〜310の動作と同様である。
(本実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るポインティング装置370を利用することにより、ユーザがライティングモードにおいてポインティング装置370を利用するとき、センサ372は、ユーザの指が接触しない位置に設置されている。また、ユーザがポインティングモードにおいてポインティング装置370を利用するとき、センサ372はユーザの指が自然に接触する位置に設置されている。したがって、本実施の形態に係るポインティング装置370を用いると、第2の実施の形態に係るポインティング装置350と同様にして、第1の実施の形態に係るポインティング装置100より簡単な操作でライティングモードとポインティングモードとを切換えることができる。
[第1〜第3の実施の形態の変形例]
上記した第1〜第3の実施の形態では、センサ102、センサ352、及び372は圧力を感知するものであったが、本発明はそのような実施の形態には限定されず、ユーザの指が接触しているか否かを感知するものであれば何でも良い。例えば、静電容量方式のように、静電容量の変化を検知して、指の接触を感知するものでも、赤外線センサを用いて指の接触を感知するものでも良い。
[第4の実施の形態]
図14は、本発明の第4の実施の形態に係るポインティング装置400の外観構成を示す図である。図15は、ポインティング装置400を含むシステム402の機能ブロック図である。図15を参照して、システム402は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100を含むシステム200の構成とほぼ同様であるが、ポインティング装置100に代えて、ポインティング装置400を含む点において、システム200と異なる。
図14及び図15を参照して、ポインティング装置400は、筐体118と、ペン先スイッチ106、画像入力部104、及びクリックボタン108とを含む。ポインティング装置400はさらに、ポインティング装置400を含む空間上に定義される、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸の3つの座標軸からなる直交座標系において、ポインティング装置400のX軸、Y軸、及びZ軸上の加速度(以下、3軸の加速度と呼ぶ。)を1/60秒毎に検出して出力するための加速度センサ406を含む。ポインティング装置400はさらに、カーソル156の現在の座標と、加速度センサ406、ペン先スイッチ106、画像入力部104、及びクリックボタン108の動作を停止させるか否かを決定するためのパラメータを記憶するための設定パラメータと、ライティングモードを指定することを示す第1の値及びポインティングモードを指定することを示す第2の値のいずれかの値を取るモード指定信号と、1/60秒毎に算出されたポインティング装置400の移動量の系列である移動量系列とを記憶するための記憶部408を含む。ポインティング装置400はさらに、加速度センサ406から3軸の加速度を取得して、ポインティング装置400の移動量を算出して、算出した移動量を記憶部408の移動量系列に追加し、当該追加された移動量系列により、モード指定信号を制御部206に出力するためのスイッチ404を含む。
なお、ポインティング装置400を含む空間上に定義される直交座標系のX軸及びY軸の2つの座標軸からなる座標系において、当該座標系により形成される平面は平面110と平行である。
記憶部418は、カーソル座標記憶部214と、設定パラメータ記憶部216と、上述した移動量系列を記憶するための移動量系列記憶部410と、モード指定信号を記憶するためのモード指定信号記憶部412とを含む。
(ポインティング装置400のソフトウェア構成)
図16は、ポインティング装置400のスイッチ404で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図16を参照して、このプログラムは、加速度センサ406から3軸の加速度を取得するステップ420と、ステップ420の後、上述した積分処理と同様の方法により、ステップ420において取得した3軸の加速度から、ポインティング装置400のX軸、Y軸、及びZ軸上の移動量(以下、3軸の移動量と呼ぶ。)をそれぞれ算出し、算出した3軸の移動量を記憶部408の移動量系列記憶部410に追加して記憶させるステップ422とを含む。このプログラムはさらに、ステップ422の後、移動量系列記憶部410に記憶されている移動量の合計が第3のしきい値より大きいか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ424と、ステップ424の判定結果がNOの場合に、モード指定信号記憶部412に記憶されている信号をそのまま制御部206に出力し、制御をステップ420に戻すステップ432とを含む。このプログラムはさらに、ステップ424の判定結果がYESの場合に、モード指定信号記憶部412に記憶されている信号の値が第1の値であれば、第2の値のモード指定信号を制御部206に出力し、モード指定信号記憶部412に記憶されている信号の値が第2の値であれば、第1の値のモード指定信号を制御部206に出力する、すなわちモード指定信号の値をトグルさせるステップ426と、ステップ426の後、移動量系列記憶部410に記憶されているデータを全て削除するステップ428と、ステップ428の後、ステップ426において出力した信号をモード指定信号記憶部412に記憶させて、制御をステップ420に戻すステップ430とを含む。
ステップ424における第3のしきい値はユーザによって予め定められており、ポインティング装置400がユーザによって一定の距離以上を移動させた場合に、ステップ424の判定結果がYESとなるように定められる。例えば、ポインティング装置400を一定の速度で30cm以上移動させた場合にステップ424の判定結果がYESとなるようにしたい場合、第3のしきい値を30cmとすればよい。
本実施の形態に係るポインティング装置400の制御部206のソフトウェア構成は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の制御部206のソフトウェア構成とほぼ同様であるが、図5に示すステップ250において、スイッチ404からモード指定信号を受けて、受けた信号が第1の値であるか否かを判定する点と、図6に示すステップ282において、加速度センサ202に代えて、加速度センサ406からX軸及びY軸上の加速度をそれぞれ取得する点とにおいて、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の制御部206のソフトウェア構成と異なる。
(動作)
本実施の形態に係るポインティング装置400の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作とほぼ同様であるが、センサ102に代えて、スイッチ404が制御部206にモード指定信号を送信する点において、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作と異なる。
以下に、スイッチ404の動作について述べる。
ユーザは、ポインティング装置400をライティングモードで使用しているものとする。この場合、モード指定信号記憶部412には、第1の値のモード指定信号(ライティングモードを指定)が記憶されている。
ユーザはポインティング装置400をライティングモードからポインティングモードに切換えるために、ポインティング装置400を平面110から上側に一定の距離以上だけ移動させるものとする。
そのように、ユーザがポインティング装置400を移動させている間、スイッチ404は、以下の処理を行なう。スイッチ404は、加速度センサ406から3軸の加速度を取得する(図16に示すステップ420)。スイッチ404は、取得した3軸の加速度からポインティング装置400の3軸の移動量を算出し、算出した3軸の移動量を記憶部408の移動量系列記憶部410に追加して記憶させる(図16に示すステップ422)。スイッチ404は、移動量系列記憶部410に記憶されている移動量の系列から、ポインティング装置400が一定の距離以上ユーザに移動させられたか否かを判定する(図16に示すステップ424)。
ポインティング装置400の移動距離が一定の距離に満たないと判定された場合、スイッチ404は、第1の値のモード指定信号(ライティングモードを指定)を制御部206に送信し、ステップ420に制御を戻す(図16に示すステップ432)。
ポインティング装置400の移動距離が一定の距離に満たない間、スイッチ404は、上記のステップ420〜424及び432の処理を繰返す。
ステップ424において、ポインティング装置400の移動距離が一定の距離以上であると判定された場合、スイッチ404は、第2の値のモード指定信号(ポインティングモードを指定)を制御部206に送信する(図16に示すステップ426)。スイッチ404は、移動量系列記憶部410に記憶されているデータを全て削除し(図16に示すステップ428)、第2の値のモード指定信号をモード指定信号記憶部412に記憶させて、制御をステップ420に戻す(図16に示すステップ430)。
ステップ430の後、ポインティング装置400は、ポインティングモードに切換わる。
ユーザがポインティング装置400をポインティングモードで使用した後、ポインティングモードからライティングモードに切換えるために、ポインティング装置400を平面の上側から平面に移動させるものとする。
そのように、ユーザがポインティング装置400を移動させている間、スイッチ404は、ステップ420〜424及び432の処理を行なう。
ステップ424において、ポインティング装置400の移動距離が一定の距離以上であると判定された場合、スイッチ404は、第1の値のモード指定信号(ライティングモードを指定)を制御部206に送信する(図16に示すステップ426)。その後、スイッチ404は、ステップ428及びステップ430の処理を行なう。
ステップ430の後、ポインティング装置400は、ライティングモードに切換わる。
スイッチ404は、上記したステップ420〜432の処理を常に行ない、ステップ426又はステップ432のそれぞれにおいてモード指定信号を制御部206に送信する。
モード指定信号を受けたときの制御部206の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の制御部206の動作と同様である。
(本実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るポインティング装置400を利用することにより、ユーザがポインティング装置400を面から面の上側へ、又は面の上側から面へ移動させることによって、それぞれライティングモードからポインティングモードへ、又はポインティングモードからライティングモードへ切換えることができる。したがって、ただ移動させるだけでよいので、第1〜第3の実施の形態に係るポインティング装置と比較すると、より簡単な操作でポインティング装置400のモードを切換えることができる。
なお、本実施の形態では、移動量の系列が示す移動距離が一定の距離である場合にモード指定信号の値をトグルさせる。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。移動距離に限らず、移動量の系列が一定のパターンを充足する場合にモード指定信号の値をトグルさせてもよい。その結果、たとえば特定のジェスチャにしたがってポインティング装置400を動かすことにより動作モードを切換えることができる。
[第5の実施の形態]
図17は、本発明の第5の実施の形態に係るポインティング装置450の外観構成を示す図である。図18は、ポインティング装置450を含むシステム452の機能ブロック図である。図18を参照して、システム452は、第4の実施の形態に係るポインティング装置400を含むシステム402の構成とほぼ同様であるが、ポインティング装置400に代えて、ポインティング装置450を含む点において、システム402と異なる。
図17及び図18を参照して、ポインティング装置450は、筐体118、画像入力部104、クリックボタン108、加速度センサ202、出力部208、制御部206、並びにカーソル座標記憶部214及び設定パラメータ記憶部216を含む記憶部204を含む。ポインティング装置450はさらに、筐体118の一端に設置され、ユーザがポインティング装置450をライティングモードで使用しているときに、ユーザによって当該一端が平面110に押付けられている間は、ライティングモードを指定することを示す第1の値を取るモード指定信号を制御部206に出力し、ユーザによって当該一端が平面110に押付けられていない間は、ポインティングモードを指定することを示す第2の値を取るモード指定信号を制御部206に出力するためのペン先スイッチ454を含む。
(ポインティング装置450のソフトウェア構成)
ポインティング装置450のソフトウェア構成は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のソフトウェア構成とほぼ同様であるが、図5に示すステップ250において、スイッチ210に代えて、ペン先スイッチ454からモード指定信号を受ける点において、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のソフトウェア構成と異なる。
(動作)
本実施の形態に係るポインティング装置450の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作とほぼ同様であるが、ライティングモード及びポインティングモードを切換えるときの動作が、第1の実施の形態に係るポインティング装置100の動作と異なる。
ユーザはポインティング装置450をライティングモードで使用しているものとする。この場合、ポインティング装置450のペン先スイッチ454が下側を向くように、ユーザはポインティング装置450を手116で持ち、ペン先スイッチ454を平面110に押付ける。
ペン先スイッチ454が平面110に押付けられている間、ペン先スイッチ454は第1の値のモード指定信号(ライティングモードを指定)を出力する。その後のポインティング装置450の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のステップ252、及びステップ280〜290の動作と同様である。
ユーザがポインティングモードでポインティング装置350を利用するために、ポインティング装置450を平面110から離すものとする。
ポインティング装置450が平面110から離れている間、ペン先スイッチ454は第2の値のモード指定信号(ポインティングモードを指定)を出力する。その後の動作は、第1の実施の形態に係るポインティング装置100のステップ256、及びステップ300〜310の動作と同様である。
(本実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るポインティング装置450を利用することにより、ペン先スイッチ454を平面110に押付けるだけで、ポインティング装置450はライティングモードに切換わる。したがって、複雑な操作をすることなしに、ユーザはポインティング装置450を利用するためのモードをスムースに切換えることができる。
[第1〜第5の実施の形態の変形例]
上記した第1〜第5の実施の形態では、ポインティングモードにおいて、ポインティング装置は、画像入力部104によって撮影された発光体152を含む画像に基づいて、カーソル154の位置の座標を決定していた。しかし、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、画像入力部104の代わりにジャイロセンサをポインティング装置100に設置して、ジャイロセンサが検出した角速度から座標の移動量を求めるようにしてもよい。
さらに、上記した実施の形態では、画像入力部104は、発光体152が発する光の波長をセンシング可能であった。そのような画像を入力するために、画像入力部104は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサであっても良い。また、発光体152の発する光を高精度に認識するために、特定の波長のみを通過させるフィルタを用いたり、広い範囲の画像を得るためのレンズを用いたりしても良い。
[第6の実施の形態]
図19及び図20は、ユーザが本発明の第6の実施の形態に係るポインティング装置500をそれぞれライティングモード及びポインティングモードで利用している場合において、ポインティング装置500の外観構成を示す図である。図21は、ポインティング装置500を含むシステム530の機能ブロック図である。図19〜図21を参照して、システム530は、CRT506と、メニュー画面、アイコン、及びカーソル514等の画像を表示するための表示装置510と、CRT506及び表示装置510に接続され、表示装置510の表示面上に表示される画像を制御するためのコンピュータ542とを含む。システム530はさらに、コンピュータ542に接続され、ペンと同様の形状であり、机等の平面に押付けて移動させることにより表示装置の表示面上の位置の座標を指定する機能と、表示装置から離れた位置から表示装置の表示面上の位置の座標を指定する機能との両方の機能を有し、ユーザの利用状況に応じて、表示装置510に表示されるカーソル514の位置の座標とマウスにおけるクリック信号に相当する処理実行信号とをコンピュータ542に出力するためのポインティング装置500を含む。
コンピュータ542は、ポインティング装置500からカーソル514の位置の座標を受けた場合、表示装置510の表示面の当該座標にカーソル514を表示し、また、当該座標に併せて処理実行信号を受けた場合、当該座標においてクリック等の何らかの処理を行なう。
図19〜図21を参照して、ポインティング装置500は、ポインティング装置500の一端に設置され、CRT506と同期を取りながらCRT506が走査する光を受光し、当該受光したときに、CRT506の表面上を走査する光がCRT506の左上を走査した時刻と受光したときの時刻との差分を出力するための受光部502と、クリックボタン108と、ユーザがポインティングモードでポインティング装置500を利用しているときに、ポインティング装置500を含む空間上に定義される、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸の3つの座標軸からなる直交座標系において、ポインティング装置500の角速度(以下、3軸の角速度と呼ぶ。)をそれぞれ1/60秒毎に検出し出力するためのジャイロセンサ538と、加速度センサ406とを含む。ポインティング装置500はさらに、カーソル514の表示装置510上での現在の位置の座標と、ポインティング装置500の1/60秒毎の移動量の系列である移動量系列等とを記憶するための記憶部536と、加速度センサ406が3軸の加速度を出力する度にポインティング装置500の3軸の移動量を算出して記憶部536に記憶させ、記憶部536に記憶されている移動量系列を参照して、ポインティング装置500が一定の距離以上を移動した場合に第1の値を取る移動信号を出力し、一定の距離以上を移動していない場合に第2の値を取る移動信号を出力するための動作スイッチ532と、筐体118の表面上に設置され、ユーザがライティングモード及びポインティングモードのいずれかのモードを切換えるためのボタンであって、ユーザによって当該ボタンが押下されている間、その押下の操作を感知して操作感知信号を出力するための機能スイッチ504とを含む。
ポインティング装置500はさらに、受光部502、クリックボタン108、ジャイロセンサ538、動作スイッチ532、記憶部536、及び機能スイッチ504にそれぞれ接続され、記憶部536に記憶されているプログラムを実行することによって、表示装置510に表示されるカーソル514の位置の座標と処理実行信号とを出力するための制御部534と、IEEE802.15.1によって規定される無線通信によってコンピュータ542とデータの送受信が可能であり、制御部534が出力するカーソル514の位置の座標及び処理実行信号をコンピュータ542に送信するための出力部540とを含む。
記憶部536は、カーソル座標記憶部214及び移動量系列記憶部410を含む。
(ポインティング装置500のソフトウェア構成)
図22〜図25は、動作スイッチ532及び制御部534の機能を実現するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このプログラムを実質的にコンピュータであるポインティング装置500が実行することにより、ポインティング装置500の機能が実現される。
図22は、動作スイッチ532の機能を実現するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図22を参照して、このプログラムは、加速度センサ406から3軸の加速度を取得するステップ420と、ステップ420の後、上述した積分処理と同様の方法により、ステップ420において取得した3軸の加速度からポインティング装置500の3軸の移動量を算出し、算出した3軸の移動量を記憶部536の移動量系列記憶部410に追加して記憶させるステップ422とを含む。このプログラムはさらに、ステップ422の後、移動量系列記憶部410に記憶されている移動量の合計が第3のしきい値より大きいか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ424と、ステップ424の判定結果がYESの場合に、第1の値の移動信号を出力するステップ556と、ステップ556の後、移動量系列記憶部410に記憶されているデータを全て削除し、制御をステップ420に戻すステップ428とを含む。このプログラムはさらに、ステップ424の判定結果がNOの場合に、第2の値の移動信号を出力し、制御をステップ420に戻すステップ560とを含む。
図23〜図25は、制御部534の機能を実現するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図23を参照して、このプログラムは、動作スイッチ532からの移動信号が第1の値であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ580と、ステップ580の判定結果がYESの場合に、機能スイッチ504から操作感知信号を受けたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ582とを含む。このプログラムはさらに、ステップ580又はステップ582の判定結果がNOの場合において実行され、ライティングモードにおけるカーソル514の位置の座標を算出して、算出した座標及び処理実行信号を出力部540に出力し、制御をステップ580に戻すステップ588と、ステップ582の判定結果がYESの場合に、ポインティングモードにおけるカーソル514の位置の座標を算出して、算出した座標及び処理実行信号を出力部540に出力するステップ584と、ステップ584の後、ステップ582と同様の処理を行なうステップ582Aとを含む。なお、ステップ582Aの判定結果がNOの場合、制御はステップ584に戻り、ステップ582Aの判定結果がYESの場合、制御はステップ580に戻る。
図23に示す図から分かるように、このポインティング装置500は、動作スイッチがONか否か、機能スイッチからの操作感知信号の値がONか否か、及びそのときの動作モードとにしたがって、次の動作モードを決定する。
図24は、図23のステップ584の詳細なフローを示す図である。図24を参照して、このルーチンは、ジャイロセンサ538から3軸の角速度を取得するステップ600と、ステップ600の後、記憶部536のカーソル座標記憶部214から、カーソル514の現在の位置の座標を取得するステップ602と、ステップ602の後、ステップ600において取得した角速度から移動量を算出するステップ604とを含む。このルーチンはさらに、ステップ604の後、クリックボタン108がボタン押下信号を出力していれば、当該信号を取得するステップ308と、ステップ308の後、ステップ602において取得した座標に、ステップ604において得た移動量を加算して得た新規の座標を出力部540に出力し、また、ステップ308においてボタン押下信号を取得していれば処理実行信号をも出力部540に送信して、このルーチンを出るステップ608とを含む。
図25は、図23のステップ588の詳細なフローを示す図である。図25を参照して、このルーチンは、CRT506の表面上を走査する光がCRT506の左上を走査した時刻と、その光を受光部502が受光したときの時刻との差分を受光部502から取得するステップ620と、ステップ620の後、ステップ620において取得した差分とCRT506の予め定められた画素数及びリフレッシュレートとからカーソル514の表示装置510上の位置の座標を算出するステップ622と、ステップ622の後、ステップ622において算出した座標を出力部540に送信し、このルーチンを出るステップ624とを含む。
(動作)
図19〜図25を参照して、上記した構成を持つポインティング装置500は以下のように動作する。
ポインティング装置500が起動されると、ポインティング装置100の加速度センサ406は1/60秒毎にポインティング装置100の3軸の加速度を検出して出力する。受光部502は、CRT506の表面上を走査している光を受光したとき、CRT506の表面上を走査する光がCRT506の左上を走査した時刻と当該受光したときの時刻との差分の時間を制御部534に出力する。
ユーザはポインティング装置500の受光部502をCRT510の表面上に当てて、ライティングモードでポインティング装置500を使用しているものとする。
動作スイッチ532は、加速度センサ406から3軸の加速度を取得する(図22に示すステップ420)。動作スイッチ532は、取得した3軸の加速度から3軸の移動量を算出し、算出した3軸の移動量を移動量系列記憶部410に追加して記憶させる(図22に示すステップ422)。動作スイッチ532は、移動量系列記憶部410に記憶されている移動量の系列を参照して、第2の値の移動信号(ポインティング装置500が一定の距離以上を移動していない)を制御部534に出力する(図22に示すステップ424及び560)。
ユーザがポインティング装置500をライティングモードで使用している間、動作スイッチ532は、上記のステップ420、422、424及び560の処理を繰返して行なう。
制御部534は、動作スイッチ532から第2の値の移動信号(ポインティング装置500が一定の距離以上を移動していない)を受けたとき、以下の処理を行なう。
制御部534は、受光部502から差分を取得し(図25に示すステップ620)、カーソル514の座標を算出する(図25に示すステップ622)。制御部534は、算出した座標を出力部540に送信する(図25に示すステップ624)。
制御部534は、ライティングモードにおいて、上記のステップ620〜624の処理を繰返し行なう。
コンピュータ542は、出力部540を介して座標を取得し、表示装置510の表示面において、取得した座標にカーソル514を表示する。
ユーザは、ライティングモードからポインティングモードに切換えるために、機能スイッチ504を指で押しながら、ポインティング装置500を一定の距離以上移動させる。
ユーザがそのようにポインティング装置500を移動させている間、動作スイッチ532は以下の処理を行なう。動作スイッチ532は、加速度センサ406から3軸の加速度を取得する(図22に示すステップ420)。動作スイッチ532は、取得した3軸の加速度から3軸の移動量を算出し、算出した3軸の移動量を移動量系列記憶部410に記憶させる(図22に示すステップ422)。動作スイッチ532は、移動量系列記憶部410に記憶されている移動量の系列を参照して、第1の値の移動信号(ポインティング装置500が一定の距離以上を移動した)を制御部534に出力する(図22に示すステップ424及び556)。動作スイッチ532は、移動量系列記憶部410に記憶されているデータを全て削除する。ユーザがポインティング装置500を移動させている間、動作スイッチ532は、上記のステップ420〜424、556、及び428の処理を繰返して行なう。
ユーザがポインティング装置500を一定の距離以上移動させた後、ユーザは機能スイッチ504から指を離す。ユーザが次に機能スイッチ504を押すまで、制御部534は以下の処理を行なう。
制御部534は、ジャイロセンサ538から3軸の角速度を取得し(図24に示すステップ600)、カーソル座標記憶部214から、カーソル514の現在の座標を取得する(図24に示すステップ602)。制御部534は、取得した角速度から移動量を算出して、ステップ602において取得した座標に移動量を加算する(図24に示すステップ604)。そのとき、ユーザがクリックボタン108を指で押していれば、制御部534はボタン押下信号をクリックボタン108から取得する(図24に示すステップ308)。制御部534は、ステップ602においてカーソル514の新規の座標を出力部540に送信し、また、ステップ308においてボタン押下信号を取得していれば、処理実行信号をも出力部540に送信する(図24に示すステップ608)。
コンピュータ542は、出力部540を介してボタン押下信号と座標とを取得し、表示装置510の表示面上において、取得した座標にカーソル514を表示し、また、処理実行信号に基づいて、取得した座標において何らかの処理を行なう。
制御部534は、ユーザが次に機能スイッチ504を押すまで、上記のステップ600〜608までの処理を繰返して行なう。
ユーザが機能スイッチ504を指で押して離し(図23に示すステップ582A)、次に、ポインティング装置500を一定の距離以上移動させて、CRT506の表面上にまで到達させる(図23に示すステップ580)。そのとき、機能スイッチ504はユーザによって押されていないので(図23に示すステップ582)、制御部534は上述したステップ620〜624までの処理を行なう。その後、ユーザが機能スイッチ504を押しながらポインティング装置500を一定の距離以上移動させるまで(図23に示すステップ580及び582)、制御部534は、上述したステップ620〜624までの処理を繰返して行なう。
(本実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るポインティング装置500を利用することにより、ユーザがポインティング装置500をライティングモードで使用した後、機能スイッチ504を指で押しながらポインティング装置500を一定の距離以上移動させれば、ポインティング装置500はライティングモードからポインティングモードに切換わる。また、ユーザがポインティング装置500をポインティングモードで使用した後、機能スイッチ504を指で押して離し、ポインティング装置500を一定の距離以上移動させれば、ポインティング装置500はポインティングモードからライティングモードに切換わる。したがって、複雑な操作をすることなしに、ユーザはポインティング装置500を利用するためのモードをスムースに切換えることができる。
[第1〜第6の実施の形態の変形例]
上記した第1〜第6の実施の形態では、ライティングモードにおいて、ポインティング装置は、加速度センサ202又は加速度センサ406が検出した加速度に基づいて、カーソルの位置の座標を算出していた。しかし、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、ライティングモードにおいて、加速度センサの代わりに、赤外線センサを用いて、座標の移動量を算出しても良く、また、液晶ペンタブレットと同様の機構を実装しても良い。
また、上記した第1〜第6の実施の形態において、加速度センサ202又は加速度センサ406を用いており、本発明では、ポインティング装置100の加速度を求めるものであれば、何を用いても良い。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いた加速度センサを用いても良い。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の第1の実施の形態に係るポインティング装置100のライティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るポインティング装置100のライティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るポインティング装置100のポインティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るポインティング装置100を含むシステム200の機能ブロック図である。 図4に示す制御部206の機能を実現するコンピュータプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図5に示すステップ254の詳細なフローを示す図である。 図5に示すステップ258の詳細なフローを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るポインティング装置350のライティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るポインティング装置350のポインティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るポインティング装置350を含むシステム360の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るポインティング装置370のライティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るポインティング装置370のポインティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るポインティング装置370を含むシステム380の機能ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係るポインティング装置400の外観構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るポインティング装置400を含むシステム402の機能ブロック図である。 図15に示すスイッチ404の機能を実現するコンピュータプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係るポインティング装置450の外観構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るポインティング装置450を含むシステム452の機能ブロック図である。 本発明の第6の実施の形態に係るポインティング装置500のライティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係るポインティング装置500のポインティングモードにおける外観構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係るポインティング装置500を含むシステム530の機能ブロック図である。 図21に示す動作スイッチ532の機能を実現するコンピュータプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図21に示す制御部534の機能を実現するコンピュータプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図23に示すステップ584の詳細なフローを示す図である。 図23に示すステップ588の詳細なフローを示す図である。
符号の説明
100,350,370,400,450,500 ポインティング装置
102,352,372 センサ
104 画像入力部
106,454 ペン先スイッチ
108 クリックボタン
150,510 表示装置
152 発光体
154 表示部
200,360,380,402,452,530 システム
202,406 加速度センサ
204,408,536 記憶部
206,534 制御部
208,540 出力部
210,382,404 スイッチ
212,542 コンピュータ
214 カーソル座標記憶部
216 設定パラメータ記憶部
410 移動量系列記憶部
412 モード指定信号記憶部
502 受光部
504 機能スイッチ
532 動作スイッチ
538 ジャイロセンサ

Claims (7)

  1. 表示装置の表示面上の位置を指定するポインティング装置であって、
    前記ポインティング装置は、
    一端及び他端を有する長手形状の筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記一端が他の物体の表面に近接させられることによって、前記表示装置の表示面上の位置を指定するための第1のポインティング手段と、
    前記筐体に設けられ、前記表示装置から離れた位置から前記表示装置の前記表示面上の位置を指定するための第2のポインティング手段と、
    前記筐体に設けられ、利用者の操作に応答して、第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に指定する動作モード信号を出力するためのモード指定手段と、
    前記筐体に設けられ、前記モード指定手段によって出力される前記動作モード信号に応答して、前記第1のポインティング手段と前記第2のポインティング手段とを選択的に能動化するための切換手段とを含む、ポインティング装置。
  2. 前記モード指定手段は、
    前記筐体の表面の、前記他端より前記一端に近い領域に設けられ、前記ユーザによって接触されたか否かを感知し感知信号を出力するセンサと、
    前記センサからの前記感知信号に応答して、前記第1の動作モードを指定する値と前記第2の動作モードを指定する値との間で切換わるように前記動作モード信号を出力するための手段とを含む、請求項1に記載のポインティング装置。
  3. 前記モード指定手段は、
    前記筐体の表面の、前記一端より前記他端に近い領域に設けられ、前記ユーザによって接触されたか否かを感知し感知信号を出力するセンサと、
    前記センサからの前記感知信号に応答して、前記第2の動作モードを指定する値と前記第1の動作モードを指定する値との間で切換わるように前記動作モード信号を出力するための手段とを含む、請求項1に記載のポインティング装置。
  4. 前記モード指定手段は、前記筐体の前記一端に設けられ、一部が前記筐体の外部に突出する第1の姿勢と、前記一部が前記筐体内部に後退する第2の姿勢との間で姿勢を変化させることが可能で、かつ常には前記第1の姿勢に付勢されており、前記第1の姿勢であるか前記第2の姿勢であるかに応じて、前記第1の動作モードを指定する値と前記第2の動作モードを指定する値との間で切換えて前記動作モード信号を出力するスイッチを含む、請求項1に記載のポインティング装置。
  5. 前記モード指定手段は、
    前記筐体の加速度を時系列に検出する加速度センサと、
    前記加速度センサによって検出された加速度から算出される前記筐体の移動量の系列が所定の条件を充足するか否かを判定し、判定結果に応じて判定信号を出力するための判定手段と、
    前記判定信号の値に応じて、前記第1の動作モードを指定する値と前記第2の動作モードを示す値とで切換えて前記動作モード信号を出力するための手段とを含む、請求項1に記載のポインティング装置。
  6. 前記判定手段は、前記加速度センサによって検出された加速度から算出される前記筐体の移動量の系列が所定のパターンにしたがっているか否かを判定し、判定結果に応じて値が変化するように前記判定信号を出力するための手段を含み、
    前記動作モード信号を出力するための手段は、前記判定信号により、前記筐体の移動量が所定のパターンにしたがっていることが示されていることに応答して、前記動作モード信号の値を前記第1の動作モードを示す値と前記第2の動作モードを示す値との間でトグルさせるための手段を含む、請求項5に記載のポインティング装置。
  7. 前記モード指定手段はさらに、前記筐体に設けられ、ユーザによる特定の操作を感知して操作信号を出力するための操作感知手段を含み、
    前記判定手段は、前記加速度センサによって検出された加速度から算出される前記筐体の移動量の系列が所定のパターンにしたがっているか否かを判定し、判定結果に応じて値が変化するように前記判定信号を出力するための手段を含み、
    前記動作モード信号を出力するための手段は、前記判定信号と、前記操作感知信号と、前記動作モード信号との値にしたがって、前記動作モード信号の値を、前記第1の動作モードを指定する値と前記第2の動作モードを指定する値との一方に決定し出力するための手段を含む、請求項5に記載のポインティング装置。
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