JP4695384B2 - カーソルの機能切り換え方法及びこれを使用する情報処理装置 - Google Patents

カーソルの機能切り換え方法及びこれを使用する情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、カーソルの機能切り換え方法及びこれを使用する情報処理装置に係り、特に、ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置におけるカーソルの機能をを選択することにより、それらの機能を用いる操作を容易に行うことができるようにしたカーソルの機能切り換え方法及びこれを使用する情報処理装置に関する。
一般に、PC等の情報処理装置におけるGUIでは、ポインティングデバイスとして、マウス、タッチパッド等の形態のものを使用して、画面上にカーソル(ポインタ)を表示する方法が用いられている。これらのポインティングデバイスは、情報処理装置の表示画面上にカーソルを表示し、そのカーソルを移動させてその位置にあるテキスト文字を選択したり、その位置に表示されているインターネット上のホームページのアドレスを使用してホームページへのアクセスを行う等のために使用される。そして、一般的なGUIにおいて、カーソルの機能を変化させるには、ロールオーバーによる変化(カーソルがオブジェクトに重なると、そのオブジェクトに応じた機能に変化すること)や、ツールパレットによる変化等、いくつかの方法が知られている。通常、これらを組み合わせることにより、ユーザが必要とするカーソル機能に変化させることを可能にしている。この方法は、ポインティング位置決定のためにユーザが物理的に操作を行うのはクリックのみであるが、カーソル機能を変化させることにより様々なコマンドを実行することができる。
なお、ポインティングデバイスの使用方法に関する従来技術として、例えば、マウスとタッチパッドとの両者を切り換えて使用するようにした特許文献1等に記載された技術、マウスポインタに手が触れているか否かをタッチパッドにより認識し、手が触れている間だけメニューやヘルプを表示し、手を離したら消すという制御を行うことにより、ステータス情報、コントロールの機能、ヘルプテキスト等の情報をユーザに提供することができるようにした特許文献2に記載された技術、また、マウスボタンの代りにタッチパッドを備えて、押下する指の圧力に応じてクリック時の挙動を変化させるようにした特許文献3等に記載された技術が知られている。
特開2002−82770号公報 特開2002−323945号公報 特開平10−3352号公報
しかし、前述した従来技術は、そのいずれも、頻繁に使用するカーソル機能を直感的に選択するためのインタラクションが備えられておらず、頻繁に使うカーソル機能を選択する方法としては不充分であるという問題点を有している。
ここで、実際に、PC等を用いて作業を行う場合の人の手の動きに着目して前述の問題について説明する。
一般に、人の手は、作業の内容や対象によって様々に変化する能力を持っている。例えば、人は、机上の書類に対して、特定の場所を指差す/ページをめくる/机に押し付けながら移動させる等の操作を手の形を変化させることで行うことができる。手の形を変化させる際の人の思考過程は、ツールの中から1つを選択するというよりは、対象に対して行いたい操作を決めた瞬間に手が望む形に変化するという直感的な過程である。
PCを操作する際の画面上のカーソルは、人の手の延長と考えられるので、手と同じように直感的にカーソル機能を変化させていくつかの機能を実現できるようにしたいという欲求がユーザに生まれる。これに対して、前述したロールオーバによるカーソル機能の変化は、1つのカーソル機能しか実現することができないため、ユーザが思い通りの機能を選択できないことがある。例えば、ハイパーテキスト内のテキストの一部を選択したいのに、カーソル機能がリンク先へジャンプする機能に自動的に変化してしまう場合等である。
また、カーソル機能をユーザの意思で選択するための方法として、ツールパレットやコンテクストメニューがあるが、これらによるカーソル機能選択の思考過程は、選択可能なツール、メニューを一覧し、目的のツール、メニューを選択するという流れとなるが、この流れは、前述した手の形を変化させる場合の思考過程とは異なる。すなわち、これらの方法は、自分の手と同じくらいの感覚で頻繁に使うツールを選択する場合に、ユーザの期待する過程と合わず、煩わしさを感じさせる場合がある。
さらに、より直接的にカーソル機能を選択する方法として、キーボードの修飾キーによる選択やポインティングデバイスのオプションボタンによる選択があるが、これらは次のような問題点を有している。
修飾キーによる選択は、キーとカーソル機能との関係を覚えなければならないため、習熟するまでの障壁が高く、また、ポインティングデバイスを持つ手と反対の手を用いなければならないため、あまり直感的ではないものである。
また、ポインティングデバイスのオプションボタンにカーソル機能を割り当てる方法(例えば、Kensington Studio Mouse [1]における中央ボタンのパン機能)は、修飾キーの場合と同様に、ボタンとカーソル機能との関係を覚えなければならないという問題点を有し、また、押してみなければそのボタンに割り当てられている機能を知ることができないので、意図しないカーソル機能を選択して押下してしまう誤操作が起きやすいという問題点をも有している。
さらに、ポインティングデバイスのオプションボタン押下によりカーソル機能の切り換えを行う方法(例えば、Microsoft Wheel Mouse [2]におけるホイールボタンのスクロール方向、速度制御機能)は、カーソル機能を切り替えるためにわざわざボタン押下をしなければならないために煩わしさを感じさせてしまうという問題点を有し、また、「カーソル機能の切り替え」と「機能の実行(クリック)」とを両方ともポインティングデバイス上のボタンの押下という操作にしているために混乱を招きやすいという問題点をも生じさせている。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置におけるカーソルの機能を直感的に、かつ、容易に選択することを可能にして、カーソルを用いて行う操作を容易に行うことができるようにしたカーソルの機能切り換え方法及びこれを使用する情報処理装置を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置におけるカーソル機能の切り換え方法において、前記情報処理装置は、前記ポインティングデバイスのカーソル機能選択手段からの信号を受け付けて、前記受け付けた信号に対応する機能をカーソルに割り当てると共に、前記表示されるカーソルの形状を割り当てた前記機能を表す形状に変更し、前記カーソル機能選択手段は、マウス型のポインティングデバイスに設けられたホイールの回転位置の信号を前記情報処理装置に送信するものであり、前記情報処理装置は、複数のカーソル機能を前記ホイールの回転位置に応じて予め決められた順序で前記カーソルに割り当て、前記カーソルに割り当てる機能を、前記送信されてくるホイールの位置の信号により決めることにより達成される。
また、前記目的は、ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置において、
前記ポインティングデバイスは、カーソル機能選択手段を備え、
前記情報処理装置は、前記ポインティングデバイスのカーソル機能選択手段からの信号を受け付けて、前記受け付けた信号に対応する機能をカーソルに割り当てる手段と、前記表示されるカーソルの形状を割り当てた前記機能を表す形状に変更する手段とを備え、前記カーソル機能選択手段は、マウス型のポインティングデバイスに設けられたホイールの回転位置の信号を前記情報処理装置に送信するものであり、前記情報処理装置は、複数のカーソル機能を前記ホイールの回転位置に応じて予め決められた順序で前記カーソルに割り当て、前記カーソルに割り当てる機能を、前記送信されてくるホイールの位置の信号により決めることにより達成される。
本発明によれば、ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置におけるカーソルの機能を直感的に、かつ、容易に選択することができ、それらの機能を用いる操作を容易に行うことができる。
以下、本発明によるカーソルの機能切り換え方法及びこれを使用する情報処理装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1において、11はCPU、12はメモリ、13はホイール付きポインティングデバイス、13’はタッチセンサ付きポインティングデバイス、14はディスプレイ、15はキーボード、16は記憶装置、17は外部インタフェース(I/F)、18は電源部、131はタッチセンサ、132はセンサ制御部、133はポインティングデバイスである。
図1(a)に示す本発明の実施形態による情報処理装置は、ポインティングデバイスとしてホイールを持つポインティングデバイス(マウス)を使用して構成した例であり、各種の処理を実行するCPU11と、各種のデータ等を格納してCPU11が処理を実行するために使用するメモリ12と、2つのボタンとそれらのボタンの間にホイールを設けて構成されたマウスによるホイール付きポインティングデバイス13と、CRT、LCD等のディスプレイ14と、テキスト入力等を行うためのキーボード15と、ハードディスク等により構成される記憶装置16と、外部機器との間での情報の授受のための外部I/F17と、情報処理装置全体に電力を供給する電力部18とを備えて構成される。
また、図1(b)に示す情報処理装置は、図1(a)に示している情報処理装置で使用しているホイール付きポインティングデバイス13に代わって、タッチセンサ付きポインティングデバイス(マウス)13’としたものであり、他の構成は、図1(a)に示すものと同一である。タッチセンサ付きポインティングデバイス13’は、通常よく使用されているマウスの上面に設けた指が触れたことを検出するタッチセンサ131と、センサ制御部132と、マウス等のポインティングデバイス133とにより構成されている。なお、このタッチセンサ付きポインティングデバイス13’の形状等の構成については後述する。
図1(a)、図1(b)に示す情報処理装置は、PC等に代表されるよく知られた情報処理装置であるので、ここでは、詳細な説明を省略する。
次に、本発明の実施形態による方法を実施するポインティングデバイスの操作について説明するが、その前に、まず、本発明の実施形態によるカーソルの機能切り換え方法の概要を説明する。
本発明の実施形態は、カーソル機能を自分の手のように直感的に変化させることを可能にするために、マウス等のポインティングデバイスのクリックボタン上(あるいは近傍)に、指の動きによって複数のカーソル機能を選択するための手段を設け、カーソル機能の選択の後すぐにクリックを行うことができるようにすると共に、ポインティングデバイス上の選択手段でカーソル機能を変更すると、それが画面上のカーソル表示に反映され、ユーザがどのカーソル機能を選択しているかをクリックする前に把握することができるようにしている。
前述したカーソル機能を選択するための手段により、ユーザは、ポインティングデバイスを持つ指先で思い通りにカーソル機能選択をすることが可能になる。この選択は、コンテクストメニュー等を用いる場合と異なり、選択肢の中から選ぶというよりは、指先で感覚的に覚えている「いつものカーソル機能」を直接選ぶという感覚に近いものである。また、選択手段がクリックボタンの上(あるいは近傍)にあるため、カーソル機能の選択と機能の実行(クリック)とが別の操作にならず、カーソル機能選択をしながら実行をほぼ同時に行うことができる。このようなインタラクションは、ものをつかむのとほぼ同時に、つかみやすい形に変化する「人の手」に近いといえる。
但し、前述したカーソル機能を選択するための手段だけが備えられている場合、指の動きとカーソル機能との関係を覚えなければ、ユーザは、思い通りにカーソル機能を選択することができない。そこで、本発明の実施形態では、さらに、ポインティングデバイス上の選択手段でカーソル機能を変更すると、それが画面上のカーソル表示に反映されるようにし、これにより、クリックする前に選択した結果をユーザに知らせることができ、慣れていなくても確実に操作させることができる。また、指の動きに対応して変化するカーソルを見ることができるので、指の動きとカーソル機能との関係を使いながら覚えることができ、よく使う機能を徐々に覚えていくという学習の自然な過程を経ることができる。
図2はホイール付きポインティングデバイス13を使用した場合の操作例を説明する図であり、次に、これについて説明する。図2において、21は左クリックボタン、22は右クリックボタン、23はホイールである。
図2に示すホイール付きポインティングデバイス13は、いわゆるホイール付きのマウスであり、ハードウェア的には一般的に使用されているものとまったく同一の構成を持つものであり、左クリックボタン21、右クリックボタン22及びこれらのクリックボタンの間に設けられたホイール23を備えて構成されている。
いま、図2(a1)に示しているように、ホイール23を操作しない状態で、情報処理装置の表示画面には、図2(a2)に示すようなスクロール機能を示す手型カーソルが表示されているものとする。そして、ユーザが、カーソル機能を変更するために、図2(b1)に示すように、ホイール23を回転させると、表示画面のカーソルは、例えば、図2(b2)に示すように、選択機能を示す矢印カーソルに変化する。その後、ユーザが、図2(c1)に示すように、ホイール23を押下すると、図2(c2)に示すように、画面に表示されたカーソルは、カーソルが指し示す画面上のオブジェクトを選択する。
図2により説明した例では、ホイールの回転で、1つのカーソル機能を他のカーソル機能に変更するとして説明したが、本発明は、ホイール23の回転に応じて、多数のカーソル機能を割り当てて、表示画面の上で機能対応にカーソルの形状を順次変化させて表示することができる。そして、回転方向を逆とすれば、変化の方向を逆にしてカーソル表示が変化していくことになる。また、前述した例では、ホイール23の押下を左クリックボタン21と同一の機能を行わせるようにしているが、ホイール23の押下の代わりに、左クリックボタン21を押下するようにしてもよい。
図3はスライダスイッチ付きポインティングデバイス13を使用した場合の操作例を説明する図であり、次に、これについて説明する。図3において、31はスライダスイッチであり、他の符号は、図2の場合と同一である。
図3に示すスライダスイッチ付きポインティングデバイス13’は、左クリックボタン21、右クリックボタン22を持つマウスであり、左クリックボタン21の上に、本発明によりスライダスイッチ31を設けて構成したものである。なお、図3に示す例では、ホイールを持たないマウスとして示しているが、左クリックボタン21と右クリックボタン22との間にホイールが設けられていてもよい。
いま、図3(a1)に示しているように、スライダスイッチ31が左側にある状態で、情報処理装置の表示画面には、図3(a2)に示すようなスクロール機能を示す手型カーソルが表示されているものとする。そして、ユーザが、カーソル機能を変更するために、図3(b1)に示すように、スライダスイッチ31を右側にスライドさせると、表示画面のカーソルは、例えば、図3(b2)に示すように、選択機能を示す矢印カーソルに変化する。その後、ユーザが、図3(c1)に示すように、スライダスイッチ31を押下すると、左クリックボタン21が共に押下され、図3(c2)に示すように、画面に表示されたカーソルは、カーソルが指し示す画面上のオブジェクトを選択する。
図3により説明した例では、スライダスイッチ31を左右の2つの位置を使用するものとして、1つのカーソル機能を他のカーソル機能に変更するとして説明したが、本発明は、スライダスイッチ31に複数の位置を設定しておき、その位置に1つのカーソル機能を割り当てて、表示画面の上で機能対応にカーソルの形状を変化させて表示することができる。
図3により説明した方法は、スライダスイッチ31の位置と特定のカーソル機能とが対応付けられているため、両者の関係を把握すれば、ホイールを使用する場合よりも、より直接的にカーソル機能の選択を行うことができる。一方で、選択可能なカーソル機能の数がスライダスイッチの長さと指の太さにとの関係によって制限される。
図4はタッチセンサ付きポインティングデバイス13’を使用した場合の操作例を説明する図であり、次に、これについて説明する。図4において、41はタッチセンサであり、他の符号は、図2の場合と同一である。また、図4において、斜線を入れて示した丸印は、触れられた指を示している。
図4に示すタッチセンサ付きポインティングデバイス13’は、左クリックボタン21、右クリックボタン22を持つマウスであり、左クリックボタン21の上に、本発明によりタッチセンサ41を設けて構成したものである。なお、図4に示す例では、ホイールを持たないマウスとして示しているが、左クリックボタン21と右クリックボタン22との間にホイールが設けられていてもよい。
いま、図4(a1)に示しているように、タッチセンサ41の左側にユーザの指が触れた状態で、情報処理装置の表示画面には、図3(a2)に示すようなスクロール機能を示す手型カーソルが表示されているものとする。そして、ユーザが、カーソル機能を変更するために、図4(b1)に示すように、タッチセンサ41の右側に指を触れると、表示画面のカーソルは、例えば、図4(b2)に示すように、選択機能を示す矢印カーソルに変化する。その後、ユーザが、図4(c1)に示すように、タッチセンサ41を押下すると、左クリックボタン21が共に押下され、図4(c2)に示すように、画面に表示されたカーソルは、カーソルが指し示す画面上のオブジェクトを選択する。
なお、タッチセンサ41は、その上に指を触れて移動させるようにし、その移動によりカーソル機能の選択を行うようにすることもでき、このようにすれば、図2により説明したホイールと同様な機能を実行させることができる。
図12はタッチセンサ付きポインティングデバイスの他の形状について説明する図であり、次に、図4により説明したタッチセンサ付きポインティングデバイスの変形例について説明する。図12において、42はホイール上に設けたタッチセンサであり、他の符号は、図4の場合と同一である。
図12(a)、図12(b)に示すタッチセンサ付きポインティングデバイス13’は、左クリックボタン21の上に、それぞれの反応位置毎に独立した複数のタッチセンサ41を配置したものであり、図12(a)に示す例では、3つのタッチセンサ41を並べて配置した形状とされており、また、図12(b)に示す例では、6個のタッチセンサ41を3つずつ2列に並べて配置している。また、これらの独立して設けられたタッチセンサ41は、指が触れたときにどの位置に触れているかが判るように、それぞれの反応位置のタッチセンサに突起を設けて構成することもできる。前述のような構成によるポインティングデバイス13’を用いる場合にも、図4で説明したと同様に、カーソル機能を選択して操作を行うことができる。
図12(c)に示すタッチセンサ付きポインティングデバイス13’は、ホイール付きのマウスのホイールの上面にもタッチセンサ42を設けた例である。左クリックボタン21に設けられるタッチセンサ41は、図4、図12(a)、図12(b)に示して説明したものと同様であってよい。そして、この図12(c)に示す例では、左クリックボタン21に設けられるタッチセンサ41とホイールの上面に設けたタッチセンサ42とに、異なるカーソル機能が割り当てられるようにされており、ホイールの上面に設けられたタッチセンサ42に触れられたときには、カーソル機能が直ちにその機能に切り替えられて、カーソルの表示もその機能を示す形状に変化させられる。
図5は図2により説明したホイール付きポインティングデバイス(以下、単にマウスという)による操作時の情報処理装置側での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
一般に、カーソル機能は、カーソルが表示画面上で位置する場所の状態、すなわち、その場所にあるオブジェクトによって取りえる機能が決められる。この機能の組み合わせをコンテクストと呼び、図5(b)に示すフローにより説明する処理の例では、2つのコンテクストA、Bの2種類があるものとし、また、ホイールの回転により選択可能なカーソル機能がカーソル機能1〜3の3つあるものとし、カーソル機能が、ホイールの下方向(手前側)への回転で、カーソル機能1→2→3と変化し、ホイールの上方向(向う側)への回転で、カーソル機能3→2→1と変化するものとする。そして、図5(a)に示すように、コンテクストAの場合、カーソル機能1〜3に、カーソル機能A、B、Cが割り当てられ、コンテクストBの場合、カーソル機能1〜3に、カーソル機能A、D、Eが割り当てられているものとする。なお、カーソル機能の数は、コンテクストによって変わる場合もある。
(1)処理の開始時点でホイールの回転位置がカーソル機能N(N=1〜3)となっており、まず、カーソルのコンテクストを調べる(ステップ501、502)。
(2)ステップ502の調べで、カーソルのコンテクストがコンテクストAであった場合、図5(a)により説明した割り付けに従って、カーソル機能1、2、3にカーソル機能A、B、Cを割り付け、また、カーソルのコンテクストがコンテクストBであった場合、カーソル機能1、2、3にカーソル機能A、D、Eを割り付ける(ステップ503、504)。
(3)ステップ503、504での処理の後、スタート時のホイールの回転位置で決まるカーソル機能Nを選択して、カーソル機能Nに対応する形状を持つカーソルNを表示する。例えば、スタート時のホイールの回転位置で決まるカーソル機能がカーソル機能1(N=1)であった場合、コンテクストA、Bのいずれの場合にも、カーソルAが表示されることになり、また、カーソル機能がカーソル機能2(N=2)であった場合、コンテクストAの場合カーソルBが、コンテクストBの場合カーソルDが表示されることになる(ステップ505、506)。
(4)次に、ホイールが回転させられたか否か、また、どちらの方向に回転させられたかを調べ、ホイールが下方向に回転させられた場合、スタート時のホイールの回転位置で決まるカーソル機能Nが3より小さいか否かを判定し、小さかった場合、カーソル機能を、カーソル機能1→2→3に順次、あるいは、2→3に変更する(ステップ507〜509)。
(5)ステップ507の調べで、ホイールが上方向に回転させられた場合、スタート時のホイールの回転位置で決まるカーソル機能Nが1より大きいか否かを判定し、大きかった場合、カーソル機能を、カーソル機能3→2→1に順次、あるいは、2→1に変更する(ステップ510〜511)。
(6)ステップ508の判定で、カーソル機能Nが3であった場合、ステップ510の判定で、カーソル機能Nが1であった場合、あるいは、ステップ507の調べで、ホイールが回転されていなかった場合、カーソル機能Nをスタート時のホイールの回転位置で決まるカーソル機能Nのままとする(ステップ512)。
(7)次に、ステップ509の処理またはステップ511の処理で変化させられた、あるいは、ステップ512の処理でそのままとなっているカーソル機能Nを選択して、カーソル機能Nに対応する形状を持つカーソルNを表示する。例えば、これらの処理でのカーソル機能がカーソル機能2(N=2)であった場合、コンテクストAの場合カーソルBが、コンテクストBの場合カーソルDが表示されることになり、カーソル機能3(N=3)であった場合、コンテクストAの場合カーソルCが、コンテクストBの場合カーソルEが表示されることになる(ステップ513、514)。
(8)次に、ホイールあるいは左クリックボタンが押下されたか否かを判定し、押下されていなければ、ステップ502からの処理に戻って処理を繰り返し、ホイールあるいは左クリックボタンが押下されたら、カーソル機能Nを実行した後、ステップ502からの処理に戻って次の処理のために処理を繰り返す(ステップ515、516)。
図6は図4により説明したタッチセンサ付きポインティングデバイス(以下、単にマウスという)による操作時の情報処理装置側での処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
なお、ここでの処理におけるカーソル機能のコンテクストは、図5(a)により説明と同様に、また、図6(a)に示すように、2つのコンテクストA、Bの2種類があるものとする。また、タッチセンサタッチ位置により選択可能なカーソル機能がカーソル機能1〜3の3つあるものとし、カーソル機能が、タッチセンサの左側がカーソル機能1、中央がカーソル機能2、右側がカーソル機能3に割り当てられているものとする。
(1)処理が開始され、まず、カーソルのコンテクストを調べる(ステップ601、602)。
(2)ステップ602の調べで、カーソルのコンテクストがコンテクストAであった場合、図5(a)により説明した割り付けに従って、カーソル機能1、2、3にカーソル機能A、B、Cを割り付け、また、カーソルのコンテクストがコンテクストBであった場合、カーソル機能1、2、3にカーソル機能A、D、Eを割り付ける(ステップ603、604)。
(3)次に、タッチセンサに指が触れられたか否か、あるいは、タッチセンサのどの部位にタッチされたかを調べ、タッチセンサの左側(位置1)に指が触れられた反応を検出した場合、あるいは、どこにも指が触れられていない場合、カーソル機能1を選択して、カーソル機能1に対応する形状を持つカーソルを表示する。この場合、コンテクストA、Bのいずれの場合にも、カーソルAが表示されることになる(ステップ605〜607)。
(4)ステップ605の調べで、タッチセンサの中央(位置2)に指が触れられた反応を検出した場合、カーソル機能2を選択して、カーソル機能2に対応する形状を持つカーソルを表示する。この場合、コンテクストAの場合カーソル機能Bが、コンテクストB場合カーソルDが表示されることになる(ステップ608、609)。
(5)ステップ605の調べで、タッチセンサの右側(位置3)に指が触れられた反応を検出した場合、カーソル機能3を選択して、カーソル機能3に対応する形状を持つカーソルを表示する。この場合、コンテクストAの場合カーソル機能Cが、コンテクストB場合カーソルEが表示されることになる(ステップ610、611)。
(6)次に、タッチセンサと共に左クリックボタンが押下されたか否かを判定し、押下されていなければ、ステップ602からの処理に戻って処理を繰り返し、タッチセンサと共に左クリックボタンが押下されたら、ステップ607、609、611での処理で表示したカーソル機能を実行した後、ステップ602からの処理に戻って次の処理のために処理を繰り返す(ステップ612、613)。
図6により説明したタッチセンサ付きポインティングデバイスによる操作時の情報処理装置側での処理動作は、図3により説明したスライダスイッチ付きポインティングデバイスの操作による処理と同一である。
前述で説明した本発明の実施形態での各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することができる。
図7は図5により説明したホイール付きポインティングデバイスの操作時の処理におけるカーソル機能の変化を具体的に説明する図であり、次に、これについて説明する。
いま、図7(a)に示すように、カーソル機能1〜3が上から順に、矢印で表示される選択機能、手型で表示されるスクロール機能、+印で表示される拡大機能であるものとする。図5(b)に示すフローで説明した処理は、図7(b)に示すように、ホイールを下方向に回転させたとき、例えば、矢印で表示される選択機能、手型で表示されるスクロール機能、+印で表示される拡大機能の順でカーソル機能が変化させられ、+印で表示される拡大機能のカーソルとなった後、ホイールをさらに下方向に回転させても、+印で表示される拡大機能のカーソルのままである。このことは、ホイールを上方向に回転させたときも同様であり、矢印で表示される選択機能のカーソルとなった後、ホイールをさらに上方向に回転させても、矢印で表示される選択機能のカーソルのままである。
このようなカーソル機能とホイールの回転との関係を設定した場合、特定のカーソル機能を候補リストの先頭または最後尾に配置することにより、ホイールを思い切り回転させて、予め決めた先頭または最後尾に配置されたカーソル機能を容易に選択することができるようになる。
図7(c)に示す例は、3つのカーソル機能を循環させるようにしたものである。すなわち、図7(c)に示すように、ホイールを下方向に回転させたとき、例えば、矢印で表示される選択機能、手型で表示されるスクロール機能、+印で表示される拡大機能の順でカーソル機能が変化させられ、さらに、ホイールを下方向に回転させていくと、再度、矢印で表示される選択機能に戻り、その後、手型で表示されるスクロール機能、+印で表示される拡大機能の順でカーソル機能が変化させられていく。また、ホイールを上方向に回転させた場合、前述とは逆の順序でカーソル機能が循環して変化させられていくことになる。
前述までで、本発明の実施形態によるカーソル機能切り換え方法について説明したが、次に、前述したような本発明の実施形態によるカーソル機能切り換え方法の応用例について説明する。
図8は本発明の実施形態をツールパレットと併用した場合の応用例を説明する図であり、次に、これについて説明する。図8に示す応用例は、前述までに説明したカーソル機能切り換え方法におけるカーソル機能の種類を4種類まで切り換えることを可能にしたものとしている。
一般に、ツールパレットは、お絵描きソフト等を使用する場合に、使い勝手を向上させることを可能にしたもので、例えば、図8(a1)に示すような複数のカーソル機能の1つを選択し、そのカーソル機能を使用することにより効率的にそのソフトを利用することができる。そして、ここで説明する応用例は、本発明の実施形態でのカーソル機能切り換えに使用可能とした4つのカーソル機能の内の3つを、図8(a2)に示すように、図7でも説明した矢印で表示される選択機能、手型で表示されるスクロール機能、+印で表示される拡大機能に割り当て、残りの1つをツールパレットから選択したカーソル機能に割り当てて使用するようにしたものである。
ユーザは、初めに、ツールパレットのカーソルの1つをクリックすることにより、予め本発明の実施形態で割り当てられているカーソル機能の任意のカーソルをツールパレットの使用したいカーソルに位置付ける。例えば、図8(b1)に鉛筆で表示される色塗機能のカーソルに位置付ける。これにより、このカーソル機能を表示している領域の枠線が太く表示され、色塗機能のカーソルが選択された状態になったことが示される。その後、ユーザが、前述で説明した本発明の実施形態での左ボタンの押下を行うと、図8(b2)に示すように、ツールパレットから選択した色塗機能のカーソルが、本発明の実施形態で切り換えて使用するカーソルとして取り込まれる。
これにより、ユーザは、ツールパレットから選択したカーソル機能を、本発明の実施形態での処理に従って切り換えながら使用することができる。図8(c1)、図8(c2)に示す例は、テキスト編集機能のカーソルを選択して取り込んで場合の例を示しており、図8(b1)、図8(b2)で説明した場合と同様にして、テキスト編集機能のカーソルを取り込むことができる。
前述では、予め本発明の実施形態で割り当てられているカーソル機能にツールパレットから選択したカーソル機能を追加するとして説明したが、前述で説明した本発明の実施形態でのカーソル選択の種類が少ない場合、割り当てられているカーソルの内使用頻度の少ないカーソル機能を、ツールパレットから選択したカーソル機能と置き換えることができる。この場合、割り当てられているカーソルの内使用頻度の少ないカーソルをツールパレットの使用したいカーソルに位置付けて左ボタンの押下を行うようにすればよい。
図9は本発明の実施形態をヒットエリアの拡張に使用する応用例を説明する図であり、次に、これについて説明する。ここで説明する応用例は、カーソルのヒット領域を広げ、例えば、表示画面内のウィンドウの領域を広げたり、縮めたりする場合に有効なものである。なお、図9(a)〜図9(d)の各図において、一番外側に示されているのがウィンドウの枠線であり、その内部にあるのはウィンドウ内部のテキスト領域、ボタンである。
一般に、表示画面内のウィンドウの領域を広げたり、縮めたりする場合、カーソルを操作してウィンドウの枠線上に位置させる必要があるが、ここで説明する応用例では、カーソルがウィンドウの枠線に近付いた(予め決めた枠線からの距離以内)とき、カーソルがウィンドウの枠線上に位置したと同様に、カーソルを機能させることができるようにしたものである。
このため、図9に示す応用例では、カーソルがウィンドウの枠線に近付いたとき、カーソルのコンテクストを調べて、リサイズ用のカーソル機能を割り付けるようにしている。そして、図9(a)に示すように、カーソルがウィンドウの枠線に近付いた状態で、前述で説明した本発明の実施形態でのカーソル選択のための操作、例えば、ホイールを回転させると、図9(b)に示すように、カーソル機能としてリサイズ機能を持ったリサイズカーソルを選択することができる。この状態で、左クリックボタンを押下すると、ウィンドウの枠線がリサイズカーソルの位置に移動する。その後、カーソルをドラッグすれば、一般的に行われる操作の場合と同様に、ウィンドウの枠線を任意の位置に移動させることができる。
また、リサイズカーソルを選択したときに、図9(c)に示すように、移動させる移動させる枠線とリサイズカーソルとの間を結ぶ線を表示して、移動させようとしている枠線をユーザに判り易く表示させることもできる。
図9(d)はカーソルのコンテクストを調べて、リサイズ用のカーソル機能を割り付ける範囲を示しており、点線により示した4角の間の領域にカーソルが位置されたときに、この領域内の枠線を移動させることを可能とするために、カーソルのコンテクストを調べて、リサイズ用のカーソル機能が割り付けられる。このようにすることにより、ウィンドウの枠線の太さが仮想的に太くなり、枠線をつかみ易くすることができる。
前述までに本発明の実施形態によるカーソルの機能切り換え方法とその応用について説明したが、前述した本発明の実施形態でカーソルの機能切り換えを行う場合、全体でどのような機能を持ったカーソルが選択可能なのか、選択のための操作を行ってみないと判らないものであった。本発明は、コンテクストが決められてカーソルを選択しようとするときに、選択可能な全てのカーソル機能の形状を表示して、どのような機能のカーソルが選択可能であるかをユーザに知らせることができるようにすることができる。
図10はカーソル選択肢の表示について説明する図であり、次に、これについて説明する。
通常、図10(a)に示すように、その時点で選択されているカーソル機能を持つ形状のカーソル、ここでは拡大機能を持つカーソルが表示される。いま、カーソル機能を切り換えようとして、ユーザが、例えば、ポインティングデバイスのホイールに触れて回転させようとすると、図10(b)に示すように、いま、選択可能に表示されている拡大機能を持つカーソルの上下に、ホイールの回転により切り換え可能なカーソル機能を持つ形状のカーソルのリストが表示される。この場合、拡大機能を持つカーソルの上下に表示される切り換え可能なカーソル機能を持つ形状のカーソルは、半透明やブレンドにより表示され、それらのカーソルが選択可能であることが表示される。
この状態で、ユーザがカーソル機能を切り換えるためホイールを回転させていくと、図10(c)、図10(d)に示すように、カーソルのリスト全体が上下にシフトして表示されるが、ホイールの回転で選択可能となったカーソルは、その位置を変えることがなく、半透明やブレンドによる表示から通常の表示とされる。そして、例えば、図10(d)に示す状態でクリックすれば、そのときに選択可能となっているカーソル、図示例では矢印の形状を持つ選択機能を持ったカーソルが選択されて、他のカーソルの表示が消去される。また、本発明の実施形態では、ホイールの回転が止まって一定時間が経過したとき、他のカーソルを消去するようにすることもできる。
前述したような例によれば、ユーザは、カーソルの機能切り換えを行う場合、全体でどのような機能を持ったカーソルを選択可能なのかを一目で判別することが可能となる。
図11は本発明をノートPCのポインティングデバイスに適用した場合の例を説明する図であり、次に、これについて説明する。図11において、111はタッチパッド、112は左クリックボタン、113は右クリックボタン、114はホイール機能部、115、117はタッチセンサ、116はトラックポインタである。
前述までに説明した本発明の実施形態のカーソルの機能切り換え方法に使用するポインティングデバイスとしてマウスを使用する場合の各種の例を説明したが、本発明は、ノートPC等に多用されているタッチパッド、トラックポインタによるポインティングデバイスも使用することが可能であり、次に、ノートPC等への適用例について説明する。
ノートPC等に多用されているポインティングデバイスとして、図11(a)に示すようなタッチパッドを使用するものある。このタッチパッド方式のポインティングデバイスは、キーボードのキー配置領域の外部に設けられたタッチパッド111と、左クリックボタン112と、右クリックボタン113とにより構成されており、タッチパッド111上に指を触れて移動させることにより、カーソルの動きを制御可能としたものである。そして、左クリックボタン112、右クリックボタン113の機能は、マウスの場合と同一である。
前述のようなタッチパッドを使用するポインティングデバイスに、本発明を適用した例の1つが、図11(b)に示すもので、タッチパッド111の領域の一部にホイール機能部114を設けたものである。このホイール機能部114は、タッチパッド111の右端、左端等に端部に沿って短冊状に設けられ、ホイール機能部114上にユーザが指を触れて前後に移動させることにより、図2により説明したホイール付きマウスのホイール23と同等な機能を行うことが可能にされている。このような例によっても、図2により説明した場合と同様に、カーソル機能の切り換えを行うことができる。この例において、ホイール機能部114をタッチパッドの下端または上端に設けて、ホイール機能部114上にユーザが指を触れて左右に移動させるようにしてもよく、また、ホイール機能部114をタッチセンサとして使用し、指で触れられた位置によりカーソル機能を選択させるようにすることもできる。
また、前述のようなタッチパッドを使用するポインティングデバイスに、本発明を適用した他の例が、図11(c)に示すもので、左クリックボタン112上にタッチセンサ115を設けたものである。この左クリックボタン112上に設けたタッチセンサ115は、図4により説明したタッチセンサ付きマウスのタッチセンサ41と同等な機能を行うことが可能とされている。このような例によっても、図4により説明した場合と同様に、カーソル機能の切り換えを行うことができる。
また、ノートPC等に多用されているポインティングデバイスとして、図11(d)に示すようなトラックポインタを使用するものある。このトラックポインタ方式のポインティングデバイスは、キーボードのキー配置領域内に設けられたトラックポインタ111と、左クリックボタン112と、右クリックボタン113とにより構成されており、トラックポインタ116上に指を載せて前後左右の方向に力を加えることにより、カーソルの動きを制御可能としたものである。そして、左クリックボタン112、右クリックボタン113の機能は、マウスの場合と同一であり、この例では、図11(c)に示す場合と同様に、左クリックボタン112上にタッチセンサ117を設けたものである。この左クリックボタン112上に設けたタッチセンサ117は、図4により説明したタッチセンサ付きマウスのタッチセンサ41と同等な機能を行うことが可能とされている。このような例によっても、図4により説明した場合と同様に、カーソル機能の切り換えを行うことができる。
本発明の一実施形態による情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ホイール付きポインティングデバイスを使用した場合の操作例を説明する図である。 スライダスイッチ付きポインティングデバイスを使用した場合の操作例を説明する図である。 タッチセンサ付きポインティングデバイスを使用した場合の操作例を説明する図である。 図2により説明したホイール付きポインティングデバイスによる操作時の情報処理装置側での処理動作を説明するフローチャートである。 図4により説明したタッチセンサ付きポインティングデバイスによる操作時の情報処理装置側での処理動作を説明するフローチャートである。 図5により説明したホイール付きポインティングデバイスの操作時の処理におけるカーソル機能の変化を具体的に説明する図である。 本発明の実施形態をツールパレットと併用した場合の応用例を説明する図である。 本発明の実施形態をヒットエリアの拡張に使用する応用例を説明する図である。 カーソル選択肢の表示について説明する図である。 本発明をノートPCのポインティングデバイスに適用した場合の例を説明する図である。 タッチセンサ付きポインティングデバイスの他の形状について説明する図である。
符号の説明
11 CPU
12 メモリ
13 ホイール付きポインティングデバイス
13’ タッチセンサ付きポインティングデバイス
14 ディスプレイ
15 キーボード
16 記憶装置
17 外部インタフェース(I/F)
18 電源部
21 左クリックボタン
22 右クリックボタン
23 ホイール
31 スライダスイッチ
41、42、131 タッチセンサ
111 タッチパッド
112 左クリックボタン
113 右クリックボタン
114 ホイール機能部
115、117 タッチセンサ
116 トラックポインタ
132 センサ制御部
133 ポインティングデバイス

Claims (7)

  1. ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置におけるカーソル機能の切り換え方法において、
    前記情報処理装置は、前記ポインティングデバイスのカーソル機能選択手段からの信号を受け付けて、前記受け付けた信号に対応する機能をカーソルに割り当てると共に、前記表示されるカーソルの形状を割り当てた前記機能を表す形状に変更し、
    前記カーソル機能選択手段は、マウス型のポインティングデバイスに設けられたホイールの回転位置の信号を前記情報処理装置に送信するものであり、
    前記情報処理装置は、複数のカーソル機能を前記ホイールの回転位置に応じて予め決められた順序で前記カーソルに割り当て、前記カーソルに割り当てる機能を、前記送信されてくるホイールの位置の信号により決めることを特徴とするカーソルの機能切り換え方法。
  2. 前記選択可能なカーソル機能は、コンテクストに応じて、その数、種類が変化させられることを特徴とする請求項1記載のカーソルの機能切り換え方法。
  3. 前記ホイールの回転方向に応じた順序で、前記複数のカーソル機能を前記カーソルに割り当てることを特徴とする請求項1または2記載のカーソルの機能切り換え方法。
  4. 前記ホイールの回転方向に応じて、先頭から最後尾までの順序が決められた前記複数のカーソル機能を前記カーソルに割り当て、前記先頭または最後尾の位置以上に前記ホイールが回転した場合には、前記カーソルに割り当てる機能を前記先頭または最後尾のカーソル機能から変化させないことを特徴とする請求項1、2または3記載のカーソルの機能切り換え方法。
  5. 前記ホイールの回転位置に応じて前記複数のカーソル機能を予め決められた順序で循環させて割り当てることを特徴とする請求項1、2または3記載のカーソルの機能切り換え方法。
  6. 選択可能に表示されているカーソルの近傍に、前記ホイールの回転により切り替え可能なカーソル機能を持つ形状のカーソルのリストを表示し、前記ホイールの回転位置の信号を受けて、前記回転位置に応じた機能のカーソルを回転前のカーソルと位置を変えることなく表示することを特徴とする請求項5記載のカーソルの機能切り換え方法
  7. ポインティングデバイスにより制御されるカーソルを表示画面上に表示して操作処理を行う情報処理装置において、
    前記ポインティングデバイスは、カーソル機能選択手段を備え、
    前記情報処理装置は、前記ポインティングデバイスのカーソル機能選択手段からの信号を受け付けて、前記受け付けた信号に対応する機能をカーソルに割り当てる手段と、前記表示されるカーソルの形状を割り当てた前記機能を表す形状に変更する手段とを備え、
    前記カーソル機能選択手段は、マウス型のポインティングデバイスに設けられたホイールの回転位置の信号を前記情報処理装置に送信するものであり、
    前記情報処理装置は、複数のカーソル機能を前記ホイールの回転位置に応じて予め決められた順序で前記カーソルに割り当て、前記カーソルに割り当てる機能を、前記送信されてくるホイールの位置の信号により決めることを特徴とする情報処理装置。
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