JP5646316B2 - 間仕切壁を撤去し天井を修復する方法、および、天井構造 - Google Patents

間仕切壁を撤去し天井を修復する方法、および、天井構造 Download PDF

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本発明は、壁勝ち工法で構築された間仕切壁を撤去し天井を修復する方法、および、間仕切壁の撤去後の天井構造に関する。
従来、間仕切壁と天井の構成方法には、天井勝ち工法および壁勝ち工法が知られている。天井勝ち工法とは、天井を先に施工した後に間仕切壁を構築する工法であり、間仕切壁の上端が天井の下にある構造となっている。一方、壁勝ち工法とは、間仕切壁を天井に先行して天井よりも高い位置まで立ち上げた後に(少なくとも間仕切壁の骨格となる下地材が立ち上がっていればよい)、間仕切壁で端縁部が支持されるように天井を施工する工法であり、間仕切壁の上端が天井を貫通する構造となっている。
天井勝ち工法および壁勝ち工法によって構築された既存建物に対して、2つの空間(部屋)を仕切る間仕切り壁を撤去して一つの大空間を形成するようなリフォーム工事を行う場合を想定して、様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1および特許文献2には、天井勝ち工法によって構築された既存建物の間仕切りの改装を容易にする間仕切り構造および間仕切りの改装方法が記載されている。また、特許文献3には、将来、壁勝ち工法によって構築された既存建物をリフォームする際に間仕切壁の解体を最小限の工事で実施し得るように構成した壁と天井の接続構造および組立工法が記載されている。
特開2001−200605号公報 特開2000−008518号公報 特開2000−144989号公報
しかしながら、リフォームを想定していなかった壁勝ち工法によって構築された既存建物を改装する場合、天井の一辺を支持していた間仕切り壁が撤去されることで、撤去した間仕切壁の近傍で天井が垂れ下がりやすくなるという問題があった。また、間仕切壁で仕切られていた2つの空間の天井面の高さが違っている場合には、連続した平坦な天井面が形成されないという問題もあった。そのため、壁勝ち工法によって構築された既存建物を改装する場合、間仕切壁を撤去するだけでなく、天井についても完全に撤去した上で、改めて新たな天井を施工することが必要であり、大量の廃材が発生するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リフォーム工事の際に、天井を撤去することなく天井の垂れ下がりや天井面の段差の問題を解消することで、リフォーム工事で発生する廃材を削減することを可能とする間仕切壁を撤去し天井を修復する方法、および、間仕切壁の撤去後の天井構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、壁勝ち工法によって構築された、間仕切り壁及び該間仕切り壁に端縁部が支持された状態で該間仕切り壁の両側に配置された2つの天井を備える建物において、前記2つの天井に手を加えることなく前記間仕切壁を撤去する工程と、前記2つの天井を連結するための前記間仕切り壁の撤去によって形成された隙間から天井裏空間に連結材を挿入し、前記連結材に対して前記2つの天井を固定具によって下方から固定して、前記間仕切り壁の撤去によって分離された前記2つの天井をその裏面側で連結する工程と、前記隙間を塞ぐ隙間閉塞部材を、前記連結材を下地として固定する工程と、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明は、壁勝ち工法によって構築された、間仕切り壁及び該間仕切り壁に端縁部が支持された状態で該間仕切り壁の両側に配置された2つの天井を備える建物から前記間仕切壁を撤去した後の天井構造において、前記間仕切り壁の撤去によって分離された前記2つの天井をその裏面側で連結する連結材と、前記間仕切り壁の撤去によって形成された隙間を塞ぐ隙間閉塞部材と、を備え、前記連結材に対して前記2つの天井が固定具によって下方から固定されたこと、を特徴とする。
本発明によれば、間仕切壁が撤去されたことにより間仕切壁で支持されなくなった天井の補強を天井に手を加えることなく行うことで天井の垂れ下がりが防止できるので、天井の撤去作業をなくしリフォーム工事で発生する廃材の削減をすることができる。
また、本発明によれば、2つの天井面に段差がある場合でも、天井の補強をすることができ、さらに、隙間閉塞部材を天井面から突出する構成にすることにより、その段差を目立たなくすることができるので、天井の撤去作業をなくすことができる。
また、本発明によれば、天井の撤去作業や新たな天井を構成する材料の調達及びその施工をなくすことができるので、リフォームにかかる費用を削減することもできる。
本発明の第1の実施の形態にかかる間仕切壁の撤去後の天井構造を示す断面図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 連結材としてZ型の鉄材を使用した場合の、天井と連結材の接続部分の断面を示す図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる間仕切壁の撤去後の天井構造を示す断面図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。 連結材としてZ型の鉄材を使用した場合の、天井、木パッキン、および、連結材の接続部分の断面を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる天井修復方法、および、天井構造の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる間仕切壁の撤去後の天井構造を示す断面図である。なお、本実施の形態にかかる建物は、鉄骨造の軸組を有する工業化住宅であり、床、屋根、および、外壁等はALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)で形成されている。
天井1は、格子状に組まれた野縁(下地材)2、および、野縁2を下地として釘、ビス等の固定具(図示せず)により固定された石膏ボード3で構成されている。天井1の上面には、連結材(補強材)4が釘、ビス等の固定具5により固定されており、さらに、連結材4は、木パッキン6を間に挟んで固定具5により梁7の下フランジに固定されている。なお、連結材4には、木材やZ型の鉄材等が使用される。以後、本実施の形態では、梁7を撤去された間仕切壁10に代わって天井1を支持する天井支持体として説明するが、天井支持体としては、梁に限られず、吊木受け、上階の床、上階の根太等を使用することが可能である。
2つの天井1の間の隙間部分、すなわち、間仕切壁が撤去された部分には、天井1と面一となるように隙間閉塞部材8が埋め込まれ、固定具5により連結材4に固定されている。なお、隙間閉塞部材8には、木材等が使用される。そして、天井1の石膏ボード3に糊付けされていた既存のビニールクロスが全て剥がされた後、新たなビニールクロス9が天井1及び隙間閉塞部材を覆うように糊付けされて連続的で平坦な天井面が形成されている。
このような構造を有することにより、間仕切壁が撤去されて部分的に支持されなくなった天井1が、連結材4および木パッキン6を介して梁7で支持される。
(天井の修復方法)
次に、本実施の形態にかかる天井修復方法について説明する。図2−1〜図2−6は、本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。なお、図2−1〜図2−6は、図1と同じく、天井修復部を断面から見た図である。
図2−1は、間仕切壁が撤去される前の天井構造を示す。なお、この段階の天井1の石膏ボード3の下面には、ビニールクロス(図示せず)が糊付けされている。間仕切壁10は、壁勝ち工法で構築されている。そして、間仕切壁10は、木下地11、木下地11に対し釘とめされた石膏ボード12、および、石膏ボード12に糊付けされたビニールクロス(図示せず)で構成されている。さらに、木下地11は、床のALCパネルに固定された地つなぎ、地つなぎの上に所定のピッチで立設された間柱13、間柱13の上端面をつなぐ頭つなぎ14、および、間柱13の両面に水平方向に複数段取り付けられた胴縁で構成されている。
また、間仕切壁10の木下地11の上端は、天井1の野縁2よりも高くなるように構築されている(すなわち壁勝ちの納まりとなっている)。野縁2は、その中間部がH形鋼からなる2階梁の下フランジに架け渡された吊木受けから垂下した吊木により支持され、その端部が間仕切壁10の木下地11に固定、支持されている。
天井を修復する場合、最初に、間仕切壁10を解体する。間仕切壁10は、間仕切壁10を固定する釘やビス等を取り外せば、容易に各部材に分解することができる。図2−2は、間仕切壁10が撤去された後の天井構造を示す。
次に、分断されている2つの天井1を連結するため、間仕切壁10の撤去により形成された隙間から天井裏に連結材4を挿入し、分断されている2つの天井1のそれぞれの野縁2に架け渡して固定具5で固定する。図2−3は、連結材4が固定された後の天井構造を示す。なお、本図では、連結材4として木材を使用している。これに対して、図3は、連結材4としてZ型の鉄材を使用した場合の、天井1と連結材4の接続部分の断面を示す図である。この場合、天井1とZ型の鉄材のスチフナ部とを固定具5で固定する。
次に、天井1の垂れ下がりを防止するために、連結材4と梁7の間の隙間を埋めるように、厚さが調整された木パッキン6を梁7と連結材4の間に差し込む。そして、連結材4および木パッキン6を固定具5で梁7の下フランジに同時に固定する。図2−4は、連結材4および木パッキン6が梁7に固定された後の天井構造を示す。なお、隙間調整部材8の厚みと梁7の下フランジから天井1(野縁2)の上面までの離間寸法が一致する場合、木パッキン6は不要である。
次に、2つの天井1の間の隙間部分、すなわち、間仕切壁10が撤去された部分に、連結材4を下地として隙間閉塞部材8を、固定具5で取り付ける。この時、取り付け後の隙間閉塞部材8の下面が、天井1の下面と同一となるように、あらかじめ隙間閉塞部材8の厚さを調整しておく。図2−は、隙間閉塞部材8が連結材4に固定された後の天井構造を示す。
最後に、天井1の石膏ボード3に糊付けされていた既存のビニールクロスを全て剥し、天井1と隙間閉塞部材8との継ぎ目をパテ処理した後、新たなビニールクロス9を天井1及び隙間閉塞部材を覆うように糊付けすることで、天井の修復が終了する。図2−は、ビニールクロス9が糊付けされた後の天井構造を示す。この結果、連続的で平坦な天井面が形成される。
このように、第1の実施の形態にかかる天井修復方法、および、天井構造によれば、間仕切壁が撤去され部分的に支持されなくなった天井の補強を、天井に手を加えることなく行うことができるので、天井の撤去作業をなくすことができるという効果を奏する。そして、リフォームにかかる費用を削減するとともに、リフォーム工事で発生する廃材を削減することができるという効果を奏する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、撤去される間仕切壁の両側に残存させる2つの天井面に段差がある場合の天井修復方法、および、天井構造について説明する。第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明するが、本実施の形態にかかる天井構造の構成について、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明する。他の部分については第1の実施の形態と同様であるので、同一の符号が付された箇所については、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。
図4は、本発明の第2の実施の形態にかかる間仕切壁の撤去後の天井構造を示す断面図である。なお、本実施の形態にかかる建物は、鉄骨造の軸組を有する工業化住宅であり、床、屋根、および、外壁等はALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)で形成されている。
天井1は、野縁2、石膏ボード3、および、石膏ボード3の下面に糊付けされたビニールクロス(図示せず)で構成されている。また、天井1’は、天井1と同じ構成のものであるが、天井1に対して低い位置に構築されている。従って、天井1’と天井1では、段差Aが生じている。天井1の上面には、連結材4が固定具5により固定されている。一方、天井1’は、段差Aの寸法に等しい厚さ寸法を有する木パッキン15を間に挟んで、固定具5により連結材4に固定されている。さらに、連結材4は、木パッキン6を間に挟んで、固定具5により梁7に固定されている。
天井1と天井1’の隙間部分、すなわち、間仕切壁10が撤去された部分には、下地材16が埋め込まれ、固定具5により連結材4に固定されている。なお、下地材16には、木材等が使用される。そして、表面が塗装処理された化粧木枠(第1の隙間閉塞部材)17が、下地材16に対して固定具5により固定されている。この時、化粧木枠17は、その下面が、天井1および天井1’の下面より下側に突出するような厚さを有する。
そして、表面が化粧木枠17と同様に塗装処理された廻縁(第2の隙間閉塞部材)18が、天井1の下面と化粧木枠17の側面に接触するように化粧釘(頭部が化粧木枠17、廻縁18、廻縁18’と同系色に塗装処理された釘、図示せず)によって固定されている。一方、表面が化粧木枠17と同様に塗装処理された廻縁(第2の隙間閉塞部材)18’が、天井1’の下面と化粧木枠17の側面に接触するように化粧釘(図示せず)によって固定されている。そして、廻縁18、廻縁18’によって天井1および天井1’の端縁部が覆われている。また、固定具頭隠し材19が、化粧木枠17を下地材16に固定している固定具5の頭が露出している部分を覆うように化粧釘(図示せず)によって固定されている。
このような構造によれば、間仕切壁が撤去され部分的に支持されなくなった天井1と天井1’が、連結材4、木パッキン6、および、木パッキン15を介して梁7に支持されるので垂れ下がることがない。また、化粧木枠17が、間仕切壁10が撤去された部分を天井1および天井1’の下面より下側に突出するように覆っているため、天井1と天井1’の間に段差が存在することを目立たなくすることができる。さらに、天井1および天井1’と化粧木枠17の境界に、廻縁18および廻縁18’が固定されているので、天井1および天井1’と化粧木枠17との間のわずかな隙間が完全に塞がれるとともに、破損しやすい天井1および天井1’の端縁部が覆われて、修復部を美しく仕上げることができる。
(天井の修復方法)
次に、本実施の形態にかかる天井修復方法について説明する。図5−1〜図5−8は、本実施の形態にかかる天井修復方法を説明する図である。なお、図5−1〜図5−8は、図4と同じく、天井修復部を断面から見た図である。
図5−1は、間仕切壁が撤去される前の天井構造を示す。間仕切壁10は、木下地11、石膏ボード12、および、ビニールクロス(図示せず)で構成されている。さらに、木下地11は、地つなぎ、間柱13、頭つなぎ14、および、胴縁で構成されている。
天井を修復する場合、最初に、間仕切壁10を解体する。図5−2は、間仕切壁10が撤去された後の天井構造を示す。この時、天井1’が天井1に対して低い位置に構築されているため、段差Aが生じていることがわかる。
次に、分断されている2つの天井1を連結するため、間仕切壁10の撤去により形成された隙間から天井裏に連結材4を挿入し、分断されている天井1および天井1’のそれぞれの野縁2に架け渡す。そして、天井1と連結材4を固定具5で固定する。図5−3は、天井1に連結材4が固定された後の天井構造を示す。
次に、天井1’と連結材4の間に、天井1’と連結材4の間の隙間を埋めるように、厚さが調整された木パッキン15を天井1’と連結材4の間に差し込む。そして、天井1’、木パッキン15、および、連結材4を固定具5で同時に固定する。図5−4は、天井1’に連結材4が固定された後の天井構造を示す。なお、本図では、連結材4として木材を使用している。これに対して、図6は、連結材4としてZ型の鉄材を使用した場合の、天井1’、 木パッキン15、および、連結材4の接続部分の断面を示す図である。この場合、天井1’とZ型の鉄材のスチフナ部とを、木パッキン15を介して固定具5で固定している。
次に、天井1と天井1’の垂れ下がりを防止するために、連結材4と梁7の間の隙間を埋めるように、厚さが調整された木パッキン6を梁7と連結材4の間に差し込む。そして、連結材4、木パッキン6、および、梁7を固定具5で同時に固定する。図5−5は、連結材4および木パッキン6が梁7に固定された後の天井構造を示す。
次に、天井1と天井1’との隙間部分、すなわち、間仕切壁10が撤去された部分に、連結材4を下地として下地材16を、固定具5で取り付ける。図5−6は、下地材16が連結材4に固定された後の天井構造を示す。
次に、化粧木枠17を、下地材16に固定具5で取り付ける。この時、化粧木枠17は、その面積が下地材16の下面全体を覆い、取り付け後の化粧木枠17の下面が、天井1および天井1’の下面より下側に突出するような形状とする。図5−7は、化粧木枠17が下地材16に固定された後の天井構造を示す。
次に、廻縁18を、天井1の下面と化粧木枠17の側面に接触するように化粧釘で固定し、廻縁18’を、天井1’の下面と化粧木枠17の側面に接触するように化粧釘で固定する。最後に、固定具頭隠し材19を、化粧木枠17を下地材16に固定している固定具5の頭が露出している部分を覆うように化粧釘で固定する。図5−8は、廻縁18、廻縁18’、および、固定具頭隠し材19が固定された後の天井構造を示す。この結果、天井1と天井1’の段差部分が目立たなくなり、2つの天井面を一体化させることができる。
このように、第2の実施の形態にかかる天井修復方法、および、天井構造によれば、2つの天井面に段差がある場合でも、天井の補強をすることができ、さらに、隙間閉塞部材を天井面から突出する構成にすることにより、その段差を目立たなくすることができるので、天井の撤去作業をなくすことができるという効果を奏する。そして、天井の撤去作業をなくすことができるので、リフォームにかかる費用を削減するとともに、リフォーム工事で発生する廃材を削減することができるという効果を奏する。
本発明は、鉄骨造の建物に限らず、天井や間仕切壁が構造体とは分離されており、それらが壁勝ち工法にて構築された木造やRC造の建物にも適用することができる。
1、1’ 天井
2 野縁
3 石膏ボード
4 連結材
5 固定具
6、15 木パッキン
7 梁
8 隙間閉塞部材
9 ビニールクロス
10 間仕切壁
11 木下地
12 石膏ボード
13 間柱
14 頭つなぎ
16 下地材
17 化粧木枠(第1の隙間閉塞部材)
18、18’ 廻縁(第2の隙間閉塞部材)
19 固定具頭隠し材

Claims (6)

  1. 壁勝ち工法によって構築された、間仕切り壁及び該間仕切り壁に端縁部が支持された状態で該間仕切り壁の両側に配置された2つの天井を備える建物において、
    前記2つの天井に手を加えることなく前記間仕切壁を撤去する工程と、
    前記2つの天井を連結するための前記間仕切り壁の撤去によって形成された隙間から天井裏空間に連結材を挿入し、前記連結材に対して前記2つの天井を固定具によって下方から固定して、前記間仕切り壁の撤去によって分離された前記2つの天井をその裏面側で連結する工程と、
    前記隙間を塞ぐ隙間閉塞部材を、前記連結材を下地として固定する工程と、を含むこと、
    を特徴とする間仕切壁を撤去し天井を修復する方法。
  2. 前記隙間を塞ぐ隙間閉塞部材を、前記連結材を下地として固定する工程において、
    前記隙間閉塞部材を2つの天井の表面から突出させ
    前記隙間を塞ぐ第1の隙間閉塞部材を、前記連結材を下地として固定する工程の後、
    前記2つの天井の端縁部を覆う第2の隙間閉塞部材を、前記第1の隙間閉塞部材の側面に固定したことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記2つの天井の表面には段差があり、
    前記隙間を塞ぐ隙間閉塞部材を、前記連結材を下地として固定する工程において、前記隙間閉塞部材を前記2つの天井の表面から突出させたことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 壁勝ち工法によって構築された、間仕切り壁及び該間仕切り壁に端縁部が支持された状態で該間仕切り壁の両側に配置された2つの天井を備える建物から前記間仕切壁を撤去した後の天井構造において、
    前記間仕切り壁の撤去によって分離された前記2つの天井をその裏面側で連結する連結材と、
    前記間仕切り壁の撤去によって形成された隙間を塞ぐ隙間閉塞部材と、を備え
    前記連結材に対して前記2つの天井が固定具によって下方から固定されたこと、
    を特徴とする天井構造。
  5. 前記隙間閉塞部材を2つの天井の表面から突出させ
    前記隙間を塞ぐ第1の隙間閉塞部材を、前記連結材を下地として固定し、
    前記2つの天井の端縁部を覆う第2の隙間閉塞部材を、前記第1の隙間閉塞部材の側面に固定したことを特徴とする請求項4に記載の天井構造。
  6. 前記2つの天井の表面には段差があり、
    前記隙間閉塞部材を前記2つの天井の表面から突出させたことを特徴とする請求項4に記載の天井構造。
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