JP5646229B2 - 管状蒟蒻製造装置および管状蒟蒻の製造方法 - Google Patents

管状蒟蒻製造装置および管状蒟蒻の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つの中空部を備え、ユニークな外形形状で見た目が面白く、味しみが良好で美味しく、食感もよい管状蒟蒻およびその製造方法、および、目皿の交換のみで様々な外形形状の筒状蒟蒻を容易に製造することができる管状蒟蒻製造装置に関する。
従来、蒟蒻は、食材として親しまれてきたが、蒟蒻自体には味がほとんど付いていないので、調理の過程において調味料等に浸して煮付けるなどして味付けする必要があった。
また、調理した蒟蒻の味の良し悪しは、蒟蒻への調味料の浸みこみ具合に大きく左右されるため、蒟蒻への味しみをよくするためには、蒟蒻の表面積が広いことが望ましかった。
このため、蒟蒻への味しみを良くするために、蒟蒻を細長い糸状にして表面積を大きくした糸状蒟蒻の「白滝(しらたき)」が広く普及している。
しかしながら白滝は、細長糸状であるため、そのままで使用するとまとまりがなく、出来上がった料理の見た目が芳しくない。他方、一定量の白滝を結ぶなどしてまとまった形にするのは極めて煩雑であり、こんにゃくの生産効率を向上しがたいという課題があった。また、白滝を結んだ場合、その形態も限定されてしまい、見た目の楽しさを演出し難いという課題があった。
このような課題に対処する目的で、蒟蒻の表面積を大きくしながら、かつ、成形された蒟蒻をある程度まとまった形にしつつ、見た目も楽しめる蒟蒻を製造するための技術がいくつか開示されている。
例えば、従来の白滝をネジって綱状にした綱状蒟蒻に関する先行技術としては、特許文献1として開示される「繊維状団結コンニャク食品の製造装置」、特許文献2として開示される「繊維状団結コンニャク食品の製造方法及び装置」、特許文献3として開示される「ねじり糸こんにゃくの製造方法及びその装置」、特許文献4として開示される「ねじり蒟蒻の製造方法とその装置」、特許文献5として開示される「ねじり蒟蒻の製造方法とその装置」、特許文献6として開示される「綱状こんにゃく製造装置」、及び、特許文献7として開示される「紐状蒟蒻、該紐状蒟蒻の製造方法、前記紐状蒟蒻製造用の蒟蒻混練物押出し装置および前記紐状蒟蒻の製造装置」が知られている。
上記特許文献1乃至7に開示される発明又は考案によれば、外観が綱状のねじり模様で棒状の蒟蒻を製造することができ、しかも、この場合、調理時に分解しないように、繊維状の蒟蒻を一まとまりにすることができるという効果を有する。
また、管状蒟蒻及び管状蒟蒻の製造方法に関する先行技術としては、特許文献8として開示される「糸こんにゃく」、特許文献9として開示される「管状食品の製造方法と管状食品製造用金型」、特許文献10として開示される「管状こんにゃく成形具」、特許文献11として開示される「管状こんにゃく成形具」、特許文献12として開示される「管状こんにゃく成形装置」、及び、特許文献13として開示される「ちくわこんにゃく」が知られている。
上記特許文献8乃至12に開示される発明又は考案によれば、糸こんにゃくを中空状にしたり、マカロニ状あるいはそれよりも太い管状蒟蒻を製造することができる。この場合、蒟蒻の味しみを大幅に改善することができる。
さらに、特許文献14として開示される「管状こんにゃく成形装置」や、特許文献15として開示される「こんにゃく等の可塑食品高速成形装置」によれば、様々な断面形状を有する管状蒟蒻を形成することができ、貫通孔を有さない蒟蒻に比べて味しみ効果を改善することができる。
そして、特許文献16として開示される「多数穴開きこんにゃく並びにこんにゃく押出しヘッド及びこんにゃく射出成形機」によれば、貫通孔が複数の形成されたレンコン状の蒟蒻を製造することができるので、やはり、味しみ効果を改善することができる。
さらに、束状の白滝を製造するための技術としては、特許文献17として開示される「複数の糸状蒟蒻が束状に集合した白滝、該白滝の製造方法、前記白滝の製造に用いられる目皿装置、および白滝製造装置」が知られている。
このような特許文献15に開示される発明によれば、束状の白滝を容易に製造することができる。
また、蒟蒻を製造する際に用いる目皿の改良に関する技術としては、特許文献18として開示される「こんにゃく成形目皿」が知られている。
特許文献18として開示される考案によれば、白滝がその伸長方向に並行に連なった状態の蒟蒻を提供することができるので、味しみが良く調理の際の取扱いを容易にすることができる。
特許第4233642号公報 特許第3731608号公報 特公平6−46917号公報 特開平9−121788号公報 特許第3144766号公報 実登第3147674号公報 特開平10−309174号公報 実登3003914号公報 特開平8−56592号公報 実登第3093571号公報 実登3093571号公報 特開2008−289427号公報 実開昭64−13990号公報 特開2008−289427号公報 特開昭50−160470号公報 特開2007−49919号公報 特許第3604679号公報 実登第3015566号公報
特許文献1乃至7に開示される発明又は考案によれば、蒟蒻の見た目と,調理時の取扱い容易性を大幅に向上することができるものの、繊維状の蒟蒻がしっかりと団結しているので、長時間煮込んだ場合でも綱状蒟蒻の中心部までしっかりと味を浸み込ませることができず、綱状蒟蒻の表面と中心部とでは味のしみ込み具合に大きな差が出てしまうという課題があった。
従って、見た目の楽しさは、結んだ状態の白滝よりも好感が持てるものの、味しみについては結んだ状態の白滝の方が好ましかった。
特許文献8乃至12に開示される発明又は考案によれば、蒟蒻の味しみを大幅に改善することができるものの、製造される管状蒟蒻が白滝(糸蒟蒻)のように細い場合には、白滝の場合と同様に、見た目の楽しさを演出し難いという課題があった。また、それよりも、太い管状蒟蒻の場合は、調理時の取扱いは比較的容易であるものの、外形が単調であり、やはり見た目の楽しさを演出することが難しいという課題があった。さらに、特許文献13には、筒状蒟蒻が開示されるものの、その製造方法については何ら開示されていなかった。
また、特許文献14及び特許文献15に開示される発明の場合、管状蒟蒻の特に外側面の断面形状を様々に変えることができるものの、その製造方法はいずれも単純な押し出し成形法によるので、見た目は筋模様が、管状蒟蒻の中心軸と平行に形成された単調なものであり、管状蒟蒻の見た目の面白さを大幅に向上することはできなかった。加えて、特許文献14及び特許文献15に開示される発明の場合、管状蒟蒻の内側面の断面形状は、ノズル又は水管の断面形状により決まるため、内側面の断面形状を複雑なものにしようとした場合、ノズル又は水管の外形を高度な技術を用いて形成する必要があり煩雑であった。このため、管状蒟蒻の外側面及び内側面の断面形状を自由に設計することは困難であった。
さらに、特許文献16に開示される発明の場合、蒟蒻内部への味しみ効果を大幅に改善できるものの、その外観は単純な筒状であるため、一口大の細長い形状とした場合には、見た目の楽しさを演出することが難しいという課題があった。
特許文献17に開示される発明によれば、味しみがよく、調理の際の取扱いが容易な蒟蒻を提供することができるものの、その外観は、結ばれた状態の白滝と大差ないので、やはり見た目の面白さを大幅に改善することは難しいという課題があった。
特許文献18に開示される目皿を用いることで、ある程度まとまった形状で味しみの良い蒟蒻を提供することができるものの、その外形は概ね平板状であるため、立体的な見た目の面白さを演出することは難しいという課題があった。
本発明はかかる従来の課題に対処してなされたものでありその目的は、味しみが良く、立体的な見た目の面白さを演出することができ、食感のよい管状蒟蒻およびその製造方法、そして、目皿の取り替えのみで多種多様な形態の管状蒟蒻を製造することができる管状蒟蒻製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項記載の発明である管状蒟蒻製造装置は、混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物を送給するための第1の配管と、この第1の配管内に導入され第1の配管の導出口近傍において蒟蒻混練物の導出方向に液体を吐出させる少なくとも1つの第2の配管と、第1の配管の導出口に取設されて蒟蒻混練物を導出させるための貫通孔を備える目皿と、この目皿の少なくとも一部又は全部をその周方向に周回転させるための目皿回転機構と、を有し、目皿は、第2の配管の導出口を配置するための,又は,第2の配管から吐出される液体を導出させるための少なくとも1つの液体導出口と、この液体導出口の周囲を囲繞するように穿設される複数の貫通孔とを備え、目皿の貫通孔から導出された蒟蒻混練物成形体は、互いに接触して水密な管状構造体を形成して,第2の配管から吐出される液体を管状構造体の中空部に流通し、管状構造体の内側面及び外側面には、断面凹凸状の筋模様が形成され、管状構造体の少なくとも外側面は、らせん状の模様が形成されることを特徴とするものである。
上記構成の発明において、第1の配管は、目皿に蒟蒻混練物を送給するという作用を有する。また、第2の配管は、第1の配管内に導入されて、第1の配管の導出口近傍において蒟蒻混練物の導出方向に液体を吐出するという作用を有する。
目皿は、第1の配管により供給されたゾル状の蒟蒻混練物を、所望の形状に押出し成形しながら導出させるという作用を有する。また、目皿回転機構は、目皿の少なくとも一部又は全部をその周方向に回転させるという作用を有する。これにより、管状蒟蒻の少なくとも外側面に,あるいは、外側面と内側面の両方に螺旋状の筋模様を形成させるという作用を有する。
また、目皿に形成される液体導出口は、蒟蒻混練物の導出方向と同じ方向で、かつ、蒟蒻混練物が成形されて成る蒟蒻混練物成形体の中空部内に向けて液体を導出させるという作用を有する。
貫通孔は、目皿の外に蒟蒻混練物を押し出し成形しながら導出させるという作用を有する。そして、液体導出口を囲繞するように貫通孔を形成することで、貫通孔から導出された後の蒟蒻混練物成形体で、少なくとも1つの中空部を有する水密な管体構造を形成させるという作用を有する。
また、蒟蒻混練物成形体からなる水密な管状構造体は、その中空部内に液体が収容された際に管状構造体から外への液体の漏れを防止して中空部が液体で満たされた状態にするという作用を有する。この作用により、管状構造体の外部から水圧が作用した際に、中空部の圧潰を妨げるという作用を有する。
また、請求項記載の発明により製造される管状蒟蒻において、少なくとも1つの中空部は、管状構造体の内部に味付け用の調味料を流入させるという作用を有する。さらに、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻において、内側面及び外側面に形成される筋模様は、管状構造体を単純な筒状とした場合に比べて、その内側面及び外側面の表面積を増加させるという作用を有する。加えて、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻外側面に形成される筋模様を特にらせん状とすることで、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻の見た目の面白さを一層向上させるという作用を有する。
この結果、請求項1記載の発明によれば、見た目にも楽しく、管状構造体をその内側と外側から味付けできて美味しく食べられ、食感も楽しめる蒟蒻を提供するという作用を有する。
また、請求項1記載の発明に記載の発明によれば、管状蒟蒻の内側面又は外側面の少なくとも一方に,筋模様と並行して形成される少なくとも1つのひだ状突起を形成可能にするという作用を有する。この場合、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻の表面積を増加させて、味しみを促進するという作用を有する。
請求項記載の発明である管状蒟蒻製造装置は、請求項記載の管状蒟蒻製造装置であって、貫通孔の配置は回転対称であることを特徴とするものである。
上記構成の発明は、請求項記載の発明と同じ作用に加えて、目皿における貫通孔の配置を回転対称とすることで、蒟蒻混練物成形体からなる水密な環状構造体の形成を容易にするという作用を有する。
請求項記載の発明である管状蒟蒻製造装置は、請求項又は請求項記載の管状蒟蒻製造装置であって、第1の配管内における第2の配管の表面温度は、30℃以下であることを特徴とするものである。
上記構成の発明は、請求項又は請求項記載の発明と同じ作用を有する。
通常、蒟蒻は、アルカリ物質と混練して加熱するとゲル化する性質がある。このため、第2の配管の表面温度が30℃を超えると、第1の配管中を流動する蒟蒻混練物が加熱されてゲル化が進行し、目皿の目詰まりの原因となる。
従って、第1の配管内における第2の配管の表面温度を30℃以下とすることで、第1の配管内において蒟蒻混練物をスムースに流動させるという作用を有する。
請求項記載の発明である管状蒟蒻の製造方法は、混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物を,放出される液体の周囲を囲繞するようにらせん束状に成形して導出させる工程と、らせん束状に導出されたゾル状の蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造体を形成させるとともに液体で管状構造体の中空部に満たす工程と、中空部内が液体で満たされた管状構造体を,加温液体内に浸漬して加熱してゲル化させる工程と、を有することを特徴とするものである。
上記構成の発明において、はじめの工程は、放出される液体の周囲を囲繞するようにらせん束状にゾル状の蒟蒻混練物を成形して導出させることで、蒟蒻混練物成形体の断面中央部が、蒟蒻混練物で満たされるのを妨げるという作用を有する。
続いて、らせん束状に導出されたゾル状の蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造体を形成させることで、その中央部に収容される液体が管状構造体の外に漏れるのを妨げるという作用を有する。また、この環状構造体の中空部が液体で満たされることで、その後の工程において、管状構造体を加温液体内に浸漬して茹で上げた際に、水圧で管状構造体の中空部が圧潰するのを妨げるという作用を有する。
この後、中空部が液体で満たされた管状構造体を加温液体内に浸漬することで、ゾル状の蒟蒻混練物(管状構造体)を加熱してゲル化さるという作用を有する。
従って、請求項記載の発明は、まず、管状ではないパーツ状の蒟蒻混練物成形体を作り、この後、蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造を形成してその中空部を液体で満たし、最後に、この管状構造体を茹で上げての管状蒟蒻にするという作用を有する。
本発明の請求項記載の発明である管状蒟蒻製造装置によれば、中空部を有する管状の蒟蒻を容易に製造することができる。また、この管状蒟蒻製造装置により製造される管状蒟蒻は以下に示すような効果を有する。
本発明により製造される管状蒟蒻の管状構造体は、中空部を備えることで、その外側面及び内側面の両方から味付けすることができる。この結果、管状蒟蒻の味を均質化することができ、その食味を向上することができる。また、味付けのための調理時間を短縮することができる。
加えて、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻によれば、管状蒟蒻の外側面及び内側面の両方に、断面凸凹状の筋模様を有するので、管状蒟蒻の外側面及び内側面の表面を増加させて味しみ効果を促進することができる。
さらに、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻における少なくとも外側面に、らせん状の模様が形成されることで、管状蒟蒻の外側面の表面積を一層増大させて味しみ効果を高めるとともに、その立体形状を見た目に楽しいものにして食欲をそそることができる。
従って、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻によれば、単純な筒状の管状蒟蒻に比べて管状構造体の表面積が大きくなるので、好適に味がしみ込みんで、その食味を大幅に向上することができる。また、単純な筒状の管状蒟蒻に比べてその外形が複雑であるため、見た目の面白さも向上する。加えて、外形が複雑化し、かつ、中空部が形成されることで、請求項1記載の管状蒟蒻を口にした際の舌触り(食感)も良くなる。
よって、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻によれば、見た目も、食味も美味しく、食感もよい管状蒟蒻を提供することができる。
さらに、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻が、その内側面又は外側面の少なくとも一方の表面に筋模様と並行して形成される少なくとも1つのひだ状突起を備える場合は、管状蒟蒻の内側面又は外側面の少なくとも一方における表面積が一層増大して味しみ効果が向上する。また、管状蒟蒻の立体形状が一層複雑化するので、口にした際の食感も向上する。
そして、請求項1記載の発明により製造される管状蒟蒻が、特にひだ状突起を管状蒟蒻外側面に備える場合は、複雑化した立体形状を見て楽しむことができるので、見た目の美味しさを一層向上できる。この結果、一層食欲をそそる管状蒟蒻を製造して提供することができる。
そして、請求項記載の管状蒟蒻製造装置の場合、製造される管状蒟蒻の内側面と外側面の断面形状は、目皿に穿設される貫通孔の集合体が形成する平面形状により決定される。つまり、第2の配管の吐出口がどのような形状であったとしても、目皿に形成される貫通孔の集合体が形成する平面形状に基づいて、管状蒟蒻の内側面の断面形状が形成されるので、管状蒟蒻の内側面を目的の形状にするために第2の配管の断面形状を変更する必要は一切ない。
従って、1台の装置で、目皿を交換するだけで、様々な形態の管状蒟蒻を製造することができるという独自で有益な効果を発揮することができる。
よって、請求項記載の発明によれば、汎用性の高い管状蒟蒻製造装置を提供することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明と同じ効果に加えて、目皿に形成される貫通孔の配置を、特に回転対称とすることで、液体を囲繞するように導出される蒟蒻混練物成形体が互いに接触してなる管状構造体を水密構造にするのを容易にすることができる。この結果、管状蒟蒻の外形形状の複雑化を容易にすることができる。
請求項記載の発明は、請求項又は請求項記載の発明と同じ効果に加えて、第1の配管内における蒟蒻混練物のゲル化を抑制して、目皿から蒟蒻混練物をスムースに連続的に導出させるという効果を有する。
この結果、管状蒟蒻の生産性を向上させることができる。
請求項記載の発明は、らせん束状に導出されたゾル状の蒟蒻混練物成形体を、導出後に互いに接触させて水密な管状構造とする点に特徴を有している。
このことはすなわち、ゾル状の蒟蒻混練物成形体が、導出時に必ずしも完全な水密構造をなしている必要がないことを意味している。従って、導出時の蒟蒻混練物成形体の形状をある程度自由に設計することができる。
この結果、請求項記載の発明によれば、管状蒟蒻の内側面及び外側面の断面形状を多様にすることができ、従来にないユニークな外形形状を有する管状蒟蒻の製造を可能にすることができるという優れた効果を有する。
また、請求項記載の方法により製造された管状蒟蒻は、請求項1又は請求項2記載の発明により製造される管状蒟蒻と同じ効果を有する。
本発明の実施例1に係る管状蒟蒻の概念図である。 本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置の断面概念図である。 本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置の目皿部分の拡大図である。 本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置の目皿部分の断面概念図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はこの目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。 (a)本発明の実施例2に係る管状蒟蒻製造装置の部分断面図であり、(b)本発明の実施例2に係る管状蒟蒻製造装置の目皿の平面図である。 本発明の実施例2に係る管状蒟蒻の断面図である。 本発明の実施例3に係る管状蒟蒻の概念図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る管状蒟蒻およびその製造方法および管状蒟蒻製造装置について実施例1乃至実施例を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の実施例1に係る管状蒟蒻について図1を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例1に係る管状蒟蒻の概念図である。
実施例1に係る管状蒟蒻16は、中空部18を備える肉厚の蒟蒻本体17(管状構造体)からなり、その外側面17a及び内側面17bに断面凸凹状の筋模様19を有し、さらに、蒟蒻本体17の少なくとも外側面17aに、らせん状の模様が形成されるものである。なお、図1に示す管状蒟蒻16においては、中空部18の内側面17bにもらせん状の模様が形成されている。
なお、図1には、蒟蒻本体17の中心軸上に中空部18を1つのみ備える場合を例に挙げて説明しているが、中空部18は必ずしも1つである必要はなく、2つ以上形成されていてもよい(後述の図15参照)。
このような実施例1に係る管状蒟蒻16は、特許文献1乃至7に開示される綱状蒟蒻と比較して、中空部18を備えているので、蒟蒻本体17の外側面17aだけでなく中空部18の内側面17bからも調味料をしみ込ませることができる。
また、実施例1に係る管状蒟蒻16では、蒟蒻本体17の外側面17a及び内側面17bの両方に断面凸凹状の筋模様19が形成されているので、管状蒟蒻16の表面積が大幅に増加して蒟蒻本体17への味しみを一層促進することができる。この結果、特許文献8乃至13に開示される管状蒟蒻に比べて、より好適に味をしみ込ませることができる。
加えて、実施例1に係る管状蒟蒻16では、蒟蒻本体17の少なくとも外側面17aにらせん状の模様が形成されているので、管状蒟蒻16の中心軸と平行に筋模様19が形成される場合と比べて、管状蒟蒻16の表面積の増大効果が促進され、蒟蒻本体17への味しみが一層効果的に進む。また、特に、蒟蒻本体17の外側面17aに、筋模様19がらせん状に形成されることにより、実施例1に係る管状蒟蒻16の外形形状が複雑化する。この結果、実施例1に係る管状蒟蒻16の見た目の面白さが増し、一層おいしそうにみせることができる。
さらに、実施例1に係る管状蒟蒻16の外側面17aの表面形状が複雑化することで、また、中空部18が形成されることによる蒟蒻本体17の弾力性の向上効果も相まって、管状蒟蒻16を口にした際の食感も良好にすることができる。
加えて、実施例1に係る管状蒟蒻16が、中空部18を備えることで、食べる際に容易に噛み切ることができ、咀嚼も容易になる。
従って、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aによれば、特許文献8乃至13に開示される管状蒟蒻と比較して、見た目の面白さも、食味も、食感も優れた管状蒟蒻16を提供することができる。
次に、本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置について図2乃至図4を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置の断面概念図である。また、図3は本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置の目皿部分の拡大図であり、図4は本発明の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置の目皿部分の断面概念図である。である。なお、図1に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図2に示すように、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aは、おおまかに説明すると、混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物を流動させながら押し出し成形するための第1の配管2及び目皿4と、目皿4を直接又は間接的に,その周方向に連続的に回転させる目皿回転機構と、目皿4から導出された蒟蒻混練物により形成される管状構造体の中空部内に液体を供給するための第2の配管3により構成されている。
なお、ここでいう蒟蒻混練物とは、水に蒟蒻粉またはすりおろした蒟蒻芋、またはこの両者を混合したものを攪拌混合し、一定時間膨潤させて糊状になった蒟蒻ゾルに対してアルカリ水溶液を混練したものをいう。
より具体的には、混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物を送給するための中空管状の第1の配管2の内に、この第1の配管2の導出口2c近傍において,蒟蒻混練物の導出方向に液体を吐出する第2の配管3が挿設され、第1の配管2の導出口2cに覆設される目皿4の中央部には液体導出口4aが穿設されて、この液体導出口4aに第2の配管3の吐出口3aが配設されている。
なお、目皿4に形成される液体導出口4aと、第2の配管3の吐出口3aの垂直方向における位置は、必ずしも一致させておく必要はなく、第2の配管3と液体導出口4aとの間に隙間が形成されないよう構成されるのであれば、第2の配管3の吐出口3aは、目皿4の液体導出口4aよりも鉛直下方側に配設されてもよい。
また、図3,4に示すように、目皿4には、蒟蒻混練物を押し出し成形しながら導出するための貫通孔4bが、液体導出口4aを囲繞するように複数穿設されており、第2の配管3の吐出口3aから吐出される液体14を囲むように、蒟蒻混練物23が貫通孔4bから導出されて、中空部18を有する管状構造体13が形成される仕組みになっている。
そして、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aでは、貫通孔4bから蒟蒻混練物23を導出させる際に、目皿4が一定速度(略一定速度の概念も含む)で周回転するので、管状構造体13の外側面17aと内側面17bにらせん状の筋模様19が形成される。
再び、図2の説明に戻るが、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aにおいては、目皿4の回転機構として、例えば、第1の配管2の一部、目皿固定具5及び目皿4と併せて周回転させる方法を採用している。
より具体的には、図2に示すように、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aの第1の配管2は、固定供給部2aと、それに連結部8を介して接続される回転供給部2bからなり、回転供給部2bは、その導出口2c(図4を参照)に覆設される目皿4とともに、回転供給部2bの中心軸を基軸に周回転するよう構成されている。
また、回転供給部2bの駆動機構は、例えば、回転供給部2bの外側面に回転輪9を周設しておき、この回転輪9と対峙させながら駆動源11に設けられるプーリ10を配置し、回転輪9とプーリ10をベルト12で連結して、駆動源11の回転運動を回転輪9に伝達して回転供給部2bを連続的に周回転させている。
なお、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aでは、駆動源11を筐体6に固定するとともに、駆動源11に設けられるプーリ10,及び,回転供給部2bに周設される回転輪9、並びに、これらをつなぐベルト12を筐体6内に収容し、この筐体6と連結部8が固定脚7により連結されることで、第1の配管2及び駆動源11が一体の装置となっている。
また、図2乃至図4に示すように、目皿4と第2の配管3の間には、シールド構造を有するベアリング26が介設されており、目皿4を周回転させた場合でも、第2の配管3およびその吐出口3aは、固定されたままとなるように構成されている。このとき、目皿4の液体導出口4aと第2の配管3の間には隙間が形成されないので、この部分から蒟蒻混練物23が漏出することはない。
つまり、上記構成によれば、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aにより製造される管状蒟蒻16の外側面17a及び内側面17bの断面形状は、目皿4に形成される貫通孔4bの形状及びそれらが集合してなる平面形状により決定されることになる。
また、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aでは、図3及び図4に示すように、第1の配管2に送給される蒟蒻混練物が、第2の配管3から吐出される液体14の周囲を囲って壁状の管状構造体13を形成し、この管状構造体13が加温液体である、例えば、湯15の中に浸されて十分に茹で上げられることで、先の図1に示すような実施例1に係る管状蒟蒻16となる。
より詳細には、図4に示すように、目皿4から押し出し成形されてなる糸状又はひも状の蒟蒻混練物成形体は、目皿4の回転により生じる遠心力によりそれぞれが分離独立した状態で一旦外側に広がるものの、目皿4の回転によって連続的にねじりが加えられることで、湯15に到達するまでに液体14の周囲を囲む壁状の管状構造体13が形成され、この管状構造体13内の中空部18に吐出口3aから吐出される液体14が満たされることで中空部18の形状が維持され、その後の加熱処理によりゲル状の管状蒟蒻16となる。
つまり、管状構造体13を湯15の中に浸す前に、目皿4から押し出し成形された管状構造体13の中空部18内を、第2の配管3から吐出される液体14で満たしておくことで、湯15に管状構造体13を浸した際に、水圧で中空部18が圧潰するのを防止している。
この時、目皿4の貫通孔4bから押し出し成形される糸状又はひも状の蒟蒻混練物成形体同士が強固に密着すると、蒟蒻本体17が一体に癒着した完全なる筒状の管状蒟蒻16となり、蒟蒻混練物成形体同士の密着度合いが低いと、加熱後の管状蒟蒻16から、小さな力で個々の蒟蒻混練物成形体をバラバラにすることができるような蒟蒻本体17となる。なお、蒟蒻混練物成形体同士の密着の程度は、目皿4に形成される貫通孔4bの大きさや間隔、あるいは、貫通孔4bから蒟蒻混練物23を押し出す際の押圧力等により適宜調整することが可能である。
なお、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aでは、目皿4の回転機構として、目皿4を保持する第1の配管2の一部(回転供給部2b)ごと目皿4を周回転させる方法を採用しているが、すなわち、目皿4を間接的に周回転させているが、第1の配管2の導出口2cに装着される目皿4のみを周回転させる機構(図示せず)を採用してもよい。
いずれの場合も、目皿4に穿設される液体導出口4aと、第2の配管3の間をシールドしながら、第2の配管3の周囲を目皿4が周回転できるよう構成することで、目皿4に穿設される個々の貫通孔4bの形状及びその集合体からなる平面形状により、管状構造体13(蒟蒻本体17)の断面形状並びに立体形状を自由に設定することができる。
また、図4に示すように、蒟蒻混練物23は、目皿4の貫通孔4bから押し出されて送給時の押圧力から開放されると膨張してその容積が大きくなる。このため、第2の配管3から導出される液体14の周囲を囲む壁状の管状構造体13を形成させる場合、必ずしも、目皿4に形成される貫通孔4bが連続した環をなしている必要はない。また、そもそも、目皿4の液体導出口4aの周囲に連続した環状の貫通孔4bを形成した場合、液体導出口4aの周囲の目皿4が切り取られてしまうことになるので、目皿4の形状を維持することができない。
従って、第1の配管2内を流動する蒟蒻混練物23の送給圧と、目皿4に穿設される貫通孔4bの間隔を適宜調整することで、目皿4の貫通孔4bから押し出された後に蒟蒻混練物23が互いに接触して、水密な管状構造体13を形成するのであれば、目皿4に穿設される貫通孔4bの形状及びその間隔は自由に設定することができる。
このことはすなわち、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aによれば、目皿4に穿設される貫通孔4bの形状、並びに、その配置を変更するだけで、その他の装置には何ら変更を加えることなしに様々な形状の管状蒟蒻16を製造することができることを意味している。
また、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aを用いて管状蒟蒻16を製造する場合、管状蒟蒻16の断面形状は、目皿4に穿設される複数の貫通孔4bの集合体により決定されるため、必然的に、管状蒟蒻16を構成する蒟蒻本体17の外側面17a及び内側面17bには、断面凸凹状の筋模様19が形成されることになる。しかも、目皿4が周回転するので、この筋模様19はらせん状となる。
そして、管状蒟蒻16におけるこれらの特徴は、管状蒟蒻16の外形形状を複雑化させて見た目の面白さを向上する効果と、蒟蒻本体17への調味料のしみ込み効果の促進の両方に対して好適に寄与する。
従って、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aによれば、見た目が面白くて食欲をそそるような外形を有し、食感もよく、かつ、蒟蒻本体17の外側面17aと内側面17bの両方から味付けすることができる美味しい管状蒟蒻16を容易に製造することができるという効果を有する。
加えて、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aによれば、目皿4を取り替えるだけで様々な形態の管状蒟蒻16を製造することができるので、調理の目的や、異なる嗜好に対応した管状蒟蒻16を自在に設計して製造することができるので、管状蒟蒻製造装置1a自体の汎用性も高めることができる。
なお、特に、目皿4に穿設される貫通孔4bの配置を回転対称とすることで、目皿4から押し出し成形される管状構造体13を水密な構造にするのが容易になる。この場合、湯15の中で管状構造体13を茹で上げる際に、管状構造体13の中空部18からの液体14の漏出を防止することができるので、効果的に中空部18圧潰と癒着を防止することができる。この結果、形の整った高品質な管状蒟蒻16の製造が容易になる。
ここで、図5乃至図13を参照しながら目皿4に穿設される貫通孔4bの配置の一例について説明する。
図5乃至13における(a)はいずれも本発明の変形例に係る目皿の平面図であり、(b)はいずれもその目皿を用いて製造した管状蒟蒻の断面図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図5(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aを囲むように円形の貫通孔4bを一定間隔毎に1列だけ穿設した場合には、図5(b)に示すような、数珠状の断面形状を有し、蒟蒻本体17厚みが薄い管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bには、断面凸凹でらせん状の筋模様19が形成される。
図6(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aを囲むように、円形の貫通孔4bを一定間隔ごと3列穿設した場合には、図6(b)に示すような肉厚な中空管状の蒟蒻本体17を有する管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bには、断面凸凹でらせん状の筋模様19が形成される。
図7(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aの周囲に円形の貫通孔4bを3列穿設し、その際、液体導出口4aから数えて第2列目に穿設される貫通孔4b群を密に、液体導出口4aから数えて第1列目及び第3列目に穿設される貫通孔4b群を疎らにした場合には、図7(b)に示すように、環状の蒟蒻本体17の外側面17a及び内側面17bの表面に、ひだ状突起22がらせん状に並んだ管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bに形成されるひだ状突起22は、ともに断面凸凹の筋模様19を形成する。
図8(a)に示すように、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aを囲むように穿設される貫通孔4bは必ずしも円形である必要はなく、例えば、貫通孔4bを紡錘形とし、紡錘形の貫通孔4bの端部を、液体導出口4aを中心に放射状になるように配設してもよい。この場合、やや肉厚な中空管状の管状蒟蒻21Bが形成され、その外側面17a及び内側面17bに、シャープなひだ状突起22が形成される。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bに形成されるひだ状突起22は、ともに断面凸凹の筋模様19となる。
図9(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aを囲むように等間隔毎に貫通孔4bを一列だけ形成し、それぞれの貫通孔4bに、例えば、液体導出口4aを中心とした放射状にスリット27を形成してもよい。この場合、図5(b)に示す、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bに、ひだ状突起22が多数形成された管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bに形成されるひだ状突起22は、ともに断面凸凹の筋模様19となる。
図10(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aを囲むように円形の貫通孔4bを3列穿設し、その際、各列に穿設される貫通孔4bの直径の大きさを変えてもよい。より具体的には、目皿20Aにおいて液体導出口4aから数えて第2列目に穿設される貫通孔4b群の直径を大きく、第1列目に穿設される貫通孔4b群の直径を小さくして密に配置してもよい。この場合、目皿20Aに穿設される第1列目及び第2列目の貫通孔4bから導出される蒟蒻混練物23が水密な管状構造体13を形成し、第3列目に穿設される貫通孔4b群から導出される蒟蒻混練物23は、ひだ状突起22を形成する。そして、図10(a)に示す目皿20Aを用いた場合、蒟蒻本体17の外側面17aにのみひだ状突起22が形成された管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bはともに断面凸凹の筋模様19を有する。
図11(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aの周囲に、円弧を描くように一定間隔毎に複数の円形の貫通孔を形成してそれらをスリット27でつないで一体の帯状の貫通孔4bとしたものを、液体導出口4aの周囲に、液体導出口4aの周方向に対して重なり部を形成しながら複数配設してもよい。この場合、貫通孔4b同士の重なり部分が肉厚で、それ以外の部分は比較的厚みが薄い、厚みが不均一な管状構造体13からなる管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bは断面凸凹の筋模様19を有し、特に、外側面17aにはひだ状突起22も形成される。
図12(a)に示すように、例えば、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aの周囲に、円形の貫通孔とスリット27からなる幾何学模様状の貫通孔4bを穿設してもよい。この場合、蒟蒻混練物成形体は、主にスリット27から導出される蒟蒻混練物23により連結されるので、円形状の貫通孔4bを密に穿設しなくとも水密な管状構造体13を形成することができる。そして、図12(a)に示す目皿20Aを用いた場合、蒟蒻本体17の外側面17aの表面形状が比較的なだらかで、内側面17bの立体形状が複雑な管状蒟蒻21Bとなる。また、管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bは断面凸凹の筋模様19を有し、特に、内側面17bにはひだ状突起22も形成される。管状蒟蒻21Bは、蒟蒻混練物成形体の密度が比較的低いので、口当たりの柔らかい管状蒟蒻となる。
図13(a)に示すように、目皿20Aの中央に穿設される液体導出口4aの周囲に穿設される貫通孔4b群の平面形状を多角環状にしてもよい。この場合、図13(b)に示す管状蒟蒻21Bの立体形状を一層複雑なものにすることができる。また、この場合、貫通孔4b群の内側、又は、外側に穿設される貫通孔4bの間隔を広げることで、図13(b)に示す管状蒟蒻21Bの外側面17a又は内側面17bのいずれか一方、あるいは、その両方に図示しないひだ状突起を形成することもでき、管状蒟蒻21Bの表面積を一層増大させるとともに、その立体形状も一層複雑にすることができる。さらに、図13(b)に示す管状蒟蒻21Bの外側面17a及び内側面17bには、断面凸凹の筋模様19が形成される。
なお、図11及び図12に示された液体導出口4aの周囲に穿設された貫通孔4b及びスリット27は、液体導出口4aの中心から目皿の外周方向へ向けたいかなる径方向線とも交わる構成となっている。従って、第2の配管3から導出される液体14の周囲を囲む壁状の管状構造体13を形成させる場合に液体14の径方向への逃げを効率的に防止することができ、より水密な管状構造体13を形成することができる。また、このように液体導出口4aの中心から目皿の外周方向へ向けたいかなる径方向線とも交わる貫通孔4b及びスリット27の配置においては、必ずしもスリット27は必要ではなく、貫通孔4bのみで液体導出口4aの中心から目皿の外周方向へ向けたいかなる径方向線とも交わる配置とすることも可能である。例えば、図13(a),(b)に開示されるような配置ではほぼこの条件を満足すると考えられる。
図5乃至13に示したものは実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aに用いることのできる目皿4のごく一例であり、目皿4の貫通孔4bから押し出された後に蒟蒻混練物成形体が互いに接触して、水密な管構造を形成するのであれば、目皿4に穿設される貫通孔4bの形状及び配置は自由に変更することができる。
このように、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aによれば、目皿4に穿設される貫通孔4bの平面形状及びその配置を変更するだけで多様な形態の管状蒟蒻16を容易に製造することができる。この結果、管状蒟蒻16の見た目の面白さが大幅に高められるとともに、調味料の味しみ効果も格段に向上するので、見た目がおいしそうで、調理した際の食味もよく、しかも、食感もよい管状蒟蒻16を容易に市場に供給することができる。
よって、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aによれば、蒟蒻消費量の増大効果が期待できる。
実施例2に係る管状蒟蒻製造装置について図14及び図15を参照しながら説明する。
実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aは、蒟蒻本体17に形成される中空部18が1つのみであったのに対して、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置は、蒟蒻本体17に複数の中空部18が形成された管状蒟蒻を製造することができる。ここでは、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aとの相違点に重点をおいて説明する。
図14(a)は本発明の実施例2に係る管状蒟蒻製造装置の部分断面図であり、(b)は本発明の実施例2に係る管状蒟蒻製造装置の目皿の平面図である。また、図15は本発明の実施例2に係る管状蒟蒻の断面図である。
実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bを、図1を用いておおまかに説明すると、上述の実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aにおける第1の配管2内に、複数本の第2の配管3を収容し、これらの第2の配管3の吐出口3aを全て、目皿4に穿設される液体導出口4a内に配設したものである。
より具体的には、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bの目皿は、図14に示すように、複数の第2の配管3の吐出口3aを保持固定するための固定目皿25と、この固定目皿25の外縁にシールド構造を有するベアリング26を介して周設され、回転供給部2b及び目皿固定具5とともに周回転する回転目皿24により構成されている。つまり、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bでは、目皿の一部が周回転する構造になっている。
また、固定目皿の中央部には、吐出口保持孔28が第2の配管3の数と同じ数だけ穿設されており、この吐出口保持孔28に第2の配管3の吐出口3aが一つずつ固定されるとともに、固定目皿25には,それぞれの第2の配管3の吐出口3aを囲繞するように複数の貫通孔4bが穿設されている。
このような実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1aにおいては、回転目皿24に穿設される貫通孔4bから導出される蒟蒻混練物23により形成される管状構造体13の中央部に、複数本の第2の配管3から液体14が供給される。
そして、これと同時に、第2の配管3から吐出される液体14と液体14の間にも、固定目皿25に形成される貫通孔4bから蒟蒻混練物23が供給されるため、複数の第2の配管3から吐出される液体14同士は互いに合流することができず、結果として、図15に示すような、複数の中空部18を有するレンコン状の管状蒟蒻21B10が形成されるのである(図15参照)。
この場合、管状蒟蒻21B10を構成する蒟蒻本体17の外側面17aの断面形状は、回転目皿24に穿設される貫通孔4bの集合体の平面形状により決定され、蒟蒻本体17の内部に形成される中空部18の内側面17bの断面形状は、固定目皿25に穿設される貫通孔4bの集合体の平面形状によって決定されることになる。
また、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bにより製造された管状蒟蒻21B10は、先の図1に示す管状蒟蒻16と同様に、蒟蒻本体17の内部に中空部18を備える肉厚の管状構造体13であり、蒟蒻本体17の外側面17a及び内側面17bに断面凸凹状の筋模様19を備え、さらに、蒟蒻本体17の外側面17aにらせん状の模様を備えるものである。
従って、実施例2に係る管状蒟蒻21B10は、実施例1に係る管状蒟蒻16と同じ効果を有する。
なお、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bにおいても、回転目皿24や固定目皿25に穿設される貫通孔4bの形状や間隔を適宜変更するだけで、管状蒟蒻21B10の蒟蒻本体17の外側面17aや内側面17bにひだ状突起22を形成することが可能である。
また、固定目皿25に穿設される導出口保持孔28及び、第1の配管2に収容される第2の配管3の数を変更することで、蒟蒻本体17に形成される中空部18の数も容易に変更することができる。
しかも、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aと、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bは、図14に示される以外の装置は共通であるため、実施例1に係る管状蒟蒻製造装置1aを、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bとして転用することもできる。
よって、実施例2に係る管状蒟蒻製造装置1bによれば、複数の中空部18を有するユニークな形状の管状蒟蒻を容易に製造することができる。
さらに、上述の実施例1,2に係る管状蒟蒻製造装置1a,1bのいずれにおいても、第1の配管2内における第2の配管3の表面温度を30℃以下にしておくことが望ましい。より具体的には、第1の配管2内における第2の配管3の表面温度は、常温から最高でも30℃までとすることが望ましい。なお、ここでいう常温とは、「冬季でも夏季でも積極的に加温も冷却もしない温度状態」の意味である。
一般に、混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物は、30℃を超えるとゲル化し始める性質があり、その作用は40℃を超えると顕著になる。
また、目皿4や、回転目皿24,固定目皿25の貫通孔4bから導出される蒟蒻混練物は、最終的には湯15内で十分に茹で上げてゲル化させる必要があるので、いち早く管状構造体13をゲル化させるためには、管状構造体13の中空部18内を満たす液体14の温度は、茹で上げ用の湯15の温度と近い方が好都合である。
しかしながら、第1の配管2内に収容される第2の配管3に高温の液体14を流し込むと、その熱が第2の配管3を介して第1の配管2内を流動する蒟蒻混練物に伝わって、第1の配管2内において蒟蒻混練物のゲル化が始まってしまい、目皿4や、回転目皿24,固定目皿25に形成される貫通孔4bの目詰りが生じやすくなってしまう。
このため、本実施の形態では実施例1,2に係る管状蒟蒻製造装置1a,1bでは、第1の配管2内に収容される第2の配管3の表面温度を30℃以下にすることで、目皿4や、回転目皿24,固定目皿25に形成される貫通孔4bの目詰りを防止して、管状蒟蒻16や管状蒟蒻21B10の生産効率が低下するのを防止している。
ただし、このことは第2の配管3内に送給する液体14の温度を規定するものではなく、例えば、第2の配管3の表面に断熱構造を設けるなどして第2の配管3内に流れる液体14の熱が第1の配管2内の蒟蒻混練物に伝わらないよう構成するのであれば、第2の配管3内を流れる液体14の温度は30℃を超えていてもかまわない。
図16を参照しながら実施例3に係る管状蒟蒻について説明する。
図16は本発明の実施例3に係る管状蒟蒻の概念図である。なお、図1乃至図15に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例3に係る管状蒟蒻21B11は、図1に示す管状蒟蒻16と外観上は同じものであるが、蒟蒻本体17を形成する蒟蒻混練物成形体が、加熱処理によりゲル化された後に蒟蒻本体17から容易に分離して個別の糸状蒟蒻29となるよう構成されるものである。
なお、図16には、糸状蒟蒻29が断面円形の単純な形状の糸状蒟蒻である場合を例に挙げて説明しているが、糸状蒟蒻29の断面形状は、例えば、図5乃至図13に示すような貫通孔4bの形状によるものや、これら以外のものでもよい。
この場合、実施例3に係る管状蒟蒻21B11を加熱調理後に口にした際に、糸状蒟蒻29同士を容易にばらけさせることができるので、食した際の食感や歯ごたえを良好にすることができるという効果を有する。
また、図16には蒟蒻本体17に中空部18が1つのみ形成される場合を例に挙げて説明しているが、蒟蒻本体17に形成される中空部18は複数でもよい。
この場合、実施例2に係る管状蒟蒻21B10による効果を併せた効果が発揮される。
実施例4に係る管状蒟蒻の製造方法について図2乃至4、及び、図14,15を参照しながら説明する。
実施例4に係る管状蒟蒻の製造方法は、先に述べた実施例1,2に係る管状蒟蒻製造装置1a,1bを方法の発明として捉えたものである。
実施例4に係る管状蒟蒻製造方法は、主に3つの工程から構成されるものであり、本実施の形態に係る管状蒟蒻16,21B10,21B11を製造するには、まず、混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物23を,放出される液体14の周囲を囲繞するようにらせん束状に成形して導出させる工程(ステップ1)を行い、このステップ1の後に、らせん束状に導出されたゾル状の蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造体13を形成させるとともに,液体14で管状構造体13の中空部18を満たした(ステップS2)後、中空部18内が液体14で満たされた管状構造体13を,加温液体である湯15内に浸漬して加熱してゲル化させ(ステップ3)ればよい。
従来技術においては、中空部を有する管状蒟蒻を製造する場合、ステップ1の段階において、水密な管状構造体13を完成させておくことが必須であると考えられてきた。このため、目皿に形成される貫通孔4bの形状に大きな制約が生じてしまい、管状蒟蒻の内側面を含めた外形形状を自由に設計することは極めて困難であった。また、できたとしても、多大な設備投資が必要となり、費用対効果の観点から望ましくなかった。
これに対して、本願発明の発明者は、目皿4や回転目皿24,固定目皿25に穿設される貫通孔4bから蒟蒻混練物23を押し出し成形する際に、蒟蒻混練物23が押圧力から開放されると自然に膨張するという特性に注目して、蒟蒻混練物23を押し出し成形するときに、必ずしも、水密な管構造を完成させておく必要はなく、貫通孔4bから押し出された後に蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造体13を形成させることができれば、管状蒟蒻を製造できることを見出した。
従って、実施例4に係る管状蒟蒻製造方法によれば、従来にないユニークな外形形状を有する管状蒟蒻を製造することができる。
また、実施例4に係る管状蒟蒻製造方法により製造された管状蒟蒻の効果については、実施例1乃至3に記載される管状蒟蒻16,21B10,21B11と同じである。
なお、貫通孔4bから押し出された後に蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造体13を形成させる場合、必ずしも蒟蒻混練物成形体同士を加熱処理後に分離不可能な程度にまで密着させる必要はなく、管状構造体13が水密な管状となれば、個々の蒟蒻混練物成形体同士は加熱処理後に分離可能な程度の緩やかな密着状態が維持されるだけでもよい。
以上説明したように、本発明は見た目が面白くて食欲をそそり、調味料の味しみがよく、かつ、美味しくて、口にした際の食感も楽しめる管状蒟蒻およびその製造方法およびその製造装置に関するものであり、食品の製造に関する分野において利用可能である。
1a,1b…管状蒟蒻製造装置 2…第1の配管 2a…固定供給部 2b…回転供給部 2c…導出口 3…第2の配管 3a…吐出口 4…目皿 4a…液体導出口 4b…貫通孔 5…目皿固定具6…筐体 7…固定脚 8…連結部 9…回転輪 10…プーリ11…駆動源 12…ベルト 13…管状構造体 14…液体 15…湯 16…管状蒟蒻 17…蒟蒻本体 17a…外側面 17b…内側面 18…中空部 19…筋模様 20A〜20A…目皿 21B〜21B11…管状蒟蒻 22…ひだ状突起 23…蒟蒻混練物 24…回転目皿部 25…固定目皿部 26…ベアリング 27…スリット 28…吐出口保持孔 29…糸状蒟蒻

Claims (4)

  1. 混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物を送給するための第1の配管と、この第1の配管内に導入され前記第1の配管の導出口近傍において前記蒟蒻混練物の導出方向に液体を吐出させる少なくとも1つの第2の配管と、前記第1の配管の導出口に取設されて前記蒟蒻混練物を導出させるための貫通孔を備える目皿と、この目皿の少なくとも一部又は全部をその周方向に周回転させるための目皿回転機構と、を有し、
    前記目皿は、前記第2の配管の導出口を配置するための,又は,前記第2の配管から吐出される前記液体を導出させるための少なくとも1つの液体導出口と、この液体導出口の周囲を囲繞するように穿設される複数の前記貫通孔とを備え、
    前記目皿の貫通孔から導出された蒟蒻混練物成形体は、互いに接触して水密な管状構造体を形成して,前記第2の配管から吐出される前記液体を前記管状構造体の中空部に流通し、
    前記管状構造体の内側面及び外側面には、断面凹凸状の筋模様が形成され、
    前記管状構造体の少なくとも前記外側面は、らせん状の模様が形成されることを特徴とする管状蒟蒻製造装置。
  2. 前記貫通孔の配置は回転対称であることを特徴とする請求項記載の管状蒟蒻製造装置。
  3. 前記第1の配管内における前記第2の配管の表面温度は、30℃以下であることを特徴とする請求項又は請求項記載の管状蒟蒻製造装置。
  4. 混合調整されたゾル状の蒟蒻混練物を,放出される液体の周囲を囲繞するようにらせん束状に成形して導出させる工程と、前記らせん束状に導出された前記ゾル状の蒟蒻混練物成形体を互いに接触させて水密な管状構造体を形成させるとともに前記液体で前記管状構造体の中空部に満たす工程と、前記中空部内が前記液体で満たされた前記管状構造体を,加温液体内に浸漬して加熱してゲル化させる工程と、を有することを特徴とする管状蒟蒻の製造方法。
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