JP5644956B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯機器に関し、特に、生体情報を取得する生体センサを備える携帯機器に関する。
近年、健康の維持や増進に対する人々の関心が高まっている。そこでは、健康管理のために、日常生活の中で、人々がより手軽に脈拍や心電などの生体情報を得られることが望まれている。こうした要望に応えるべく、例えば、生体センサを備える携帯電話機などが開発されている。携帯電話機のように、手で持って操作する携帯機器に生体センサが搭載されることにより、ユーザは、通常の機器使用の過程で生体情報を取得することができる。すなわち、ユーザが携帯電話機を把持し、電話番号入力/選択や電子メール入力等の操作を行っているときに、ユーザの生体情報を取得することができる。
しかしながら、携帯電話機などの携帯機器を操作するときに手が接触する箇所に生体センサを設けていたとしても、実際に操作するときには、操作に使用する指以外の部位も指に連動して動いてしまい、生体センサの出力にノイズがのってしまうという問題がある。このような問題に対し、一方では、被験者の体動を検出して体動ノイズを生体信号から除去する技術が知られている。ここで、下記特許文献1には、加速度センサを備えた脈拍計が開示されている。この脈拍計は、腕に装着された状態で被測定部位の吸光度の変化を計測し、歩行中又は走行中の脈拍を算出する。その際に、この脈拍計では、腕の加速度を加速度センサによって検出し、その検出結果に基づいて、腕が動くことにより発生した体動ノイズを除去する。
また、下記特許文献2には、圧力センサを備えた血糖測定装置が開示されている。この血糖測定装置は、被測定部位の吸光度を計測し、血糖値を算出する。その際に、この血糖測定装置では、被測定部位の接触圧を圧力センサによって検出し、被測定部位が動くことによって接触圧が大きく変化した場合には、取得した計測データを破棄する。
侵襲生体計測装置
特許第3726832号公報 特許第3767449号公報
そこで、体動ノイズを検出・除去するために、上記特許文献1に開示された脈拍計のように、携帯機器に加速度センサを搭載することが考えられる。しかしながら、携帯機器の加速度と手(指)の動き(加速度)とは必ずしも一致しない。具体的には、手で持って指で携帯機器を操作する場合に、携帯機器をほとんど動かすことなく指だけ動かして携帯機器を操作するようなときには、加速度センサでは体動ノイズを検出して除去することが困難である。
また、体動ノイズを検出・除去するために、圧力センサを用いることも考えられるが、例えば、生体センサとして心電センサや温度センサを用いる場合には、接触圧が変化したとしても大きなノイズが発生しにくく、誤検出を招くおそれがある。さらに、加速度センサや圧力センサ、又はその他の体動を検出するための専用のセンサを備える必要があるとすると、機器のコストアップ等を招くこととなり好ましくない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、生体信号を取得する生体センサを備える携帯機器において、携帯機器を操作する際の体動を検出するための専用のセンサを別途備えることなく、携帯機器を手に持って使用しているときに生体情報を安定して取得することが可能な携帯機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯機器は、手で持って操作する携帯機器であって、自機を持つ手から生体信号を取得する生体センサと、手による操作を検出する操作手段と、操作手段により検出された操作のタイミングを特定する特定手段と、特定手段により特定された操作のタイミングを含む所定時間内に、生体センサにより取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、該ピークが体動ノイズか否かのノイズ判定を行うノイズ判定手段と、生体センサにより取得された生体信号、及び、ノイズ判定手段による判定結果に基づいて、生体情報の演算を行う演算手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る携帯機器によれば、携帯機器を持つ手から生体信号が取得されている最中に機器の操作が行われた場合、生体信号のピークが操作のタイミングを含む所定時間内に発生したか否かに基づいて、該ピークが体動ノイズであるか否かが判定される。そして、その判定結果及び取得された生体信号に基づいて生体情報が演算される。すなわち、携帯機器が備える操作の検出機能を利用して生体信号のピークが体動ノイズであるか否かを判定することができる。よって、生体信号を取得する生体センサを備える携帯機器において、携帯機器を操作する際の体動を検出するための専用のセンサを別途備えることなく、携帯機器を手に持って使用しているときに生体情報を安定して取得することが可能となる。
本発明に係る携帯機器は、操作手段を操作した手が、生体センサによって生体信号を取得中の手と同じであるか否かを判定する対象判定手段を備え、ノイズ判定手段が、操作手段を操作した手が生体信号を取得中の手と同じであると対象判定手段によって判定された場合にはノイズ判定を行い、操作手段を操作した手が生体信号を取得中の手と異なると判定された場合にはノイズ判定を行わないことが好ましい。
本発明に係る携帯機器によれば、機器を操作した手が生体信号を取得している(センシング中)の手と同じか否かの判定が行われる。ここで、センシング中の手で操作が行われている場合には、操作時に手が動いて体動ノイズがのる可能性が高い。よって、この場合には、ノイズ判定が実行され、体動ノイズの検出が行われる。一方、操作した手がセンシング中の手ではないときには、体動ノイズの発生する可能性が低い。よって、この場合には、ノイズ判定が停止されることにより、生体の状態に起因する真のピークが操作タイミング付近で発生した場合であっても、該ピークを誤って体動ノイズと判定してしまうことを防止することができる。
本発明に係る携帯機器では、上記特定手段が、操作手段がオンされたタイミング、及び/又は、操作手段がオフされたタイミングを特定し、ノイズ判定手段が、操作手段がオンされたときから所定時間前、及び/又は、操作手段がオフされたときから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定を行うことが好ましい。
ところで、体動ノイズは、操作位置まで手の指を移動させて操作(オン)する間、及び、操作後に手の指を離して(オフして)元の位置まで戻す間に発生し易い。この場合、操作手段がオンされたときから所定時間前、及び/又は、操作手段がオフされたときから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定が行われる。よって、機器の操作に伴って発生する体動ノイズをより効果的に検出することが可能となる。
本発明に係る携帯機器では、操作手段が、タッチ操作を検出するタッチパネルであり、特定手段が、手の指がタッチパネルに接触したタイミング、及び/又は、手の指がタッチパネルから離れたタイミングを特定し、ノイズ判定手段が、手の指が接触したタイミングから所定時間前、及び/又は、手の指が離れてから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定を行うことが好ましい。
上述したように、体動ノイズは、タッチ位置まで手の指を移動させて操作(タッチ)する間、及び、操作後に手の指を離して元の位置まで戻す間に発生し易い。この場合、手の指がタッチパネルに接触したタイミングから所定時間前、及び/又は、手の指がタッチパネルから離れてから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定が行われる。よって、機器のタッチ操作に伴って発生する体動ノイズをより効果的に検出することが可能となる。
本発明に係る携帯機器は、タッチパネルと重ねて配置され、スイッチ画像を表示する表示手段と、表示手段によって表示されたスイッチ画像について、タッチ操作が行われた回数に対する体動ノイズと判定された回数の割合を算出する算出手段と、算出手段によって算出された割合に基づいて、スイッチ画像が表示される位置を変更する変更手段とを備えることが好ましい。
この場合、タッチ操作が行われた回数に対して体動ノイズと判定された回数の割合が算出され、算出された割合に基づいて、スイッチ画像の表示位置が変更される。そのため、例えば、体動ノイズと判定された割合が比較的高いスイッチ画像について、表示位置を変更することができる。よって、タッチ操作をしても体動ノイズが発生しにくい位置にスイッチ画像を移動することが可能となる。
本発明に係る携帯機器では、生体センサが、周期的なピークを有する生体信号を取得するセンサであり、上記所定時間が、生体センサによって取得される生体信号のピーク間隔に基づいて設定されることが好ましい。
この場合、取得される生体信号のピーク間隔を考慮してノイズ判定時の所定時間が設定されるため、生体信号のサンプリング(取得)を阻害することなく適切にノイズ判定を行うことが可能となる。
本発明によれば、生体信号を取得する生体センサを備える携帯機器において、携帯機器を操作する際の体動を検出するための専用のセンサを別途備えることなく、携帯機器を手に持って使用しているときに生体情報を安定して取得することが可能となる。
第1実施形態に係る携帯機器の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る携帯機器の使用状態の一例を示す図である。 心電信号及び2階微分脈波信号の一例を示す図である。 第1実施形態に係る携帯機器による生体情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係る携帯機器の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の変形例に係る携帯機器による生体情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る携帯機器の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る携帯機器による生体情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る携帯機器の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る携帯機器に表示されるスイッチ画像の位置を変更する方法について説明するための図である。 第3実施形態に係る携帯機器によるスイッチ画像の表示位置変更処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、図1及び図2を用いて、第1実施形態に係る携帯機器1の構成について説明する。図1は、携帯機器1の構成を示すブロック図である。図2は、携帯機器1の使用状態の一例を示す図である。
携帯機器1は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレットPC等のモバイルPCや、携帯ゲーム機等のモバイル機器を始め、ゲーム機のコントローラやリモコンなどの手に持って使用(操作)する電子機器である。特に、携帯機器1は、手に持って、指等でスイッチを操作する形態の電子機器である。なお、本実施形態では、携帯機器1として、スマートフォンを例にして説明する(以下、携帯機器を「スマートフォン」ともいう)。
スマートフォン1は、生体センサ10を備え、手に持って操作しているときにユーザの生体信号を計測できるように構成されている。操作には、Web検索、電話番号の入力/選択や電子メール入力等、各種の操作が含まれる。また、スマートフォン1は、生体信号の計測中に操作が行われた場合、該操作によって発生する体動ノイズを検出・除去する機能を有している。
スマートフォン1は、薄型の略直方体形状を有しており、その前面には、シート状の表示部21とタッチパネル22とが重ねて取り付けられている。表示部21は、各種の情報及び操作画面を表示する。表示部21は、請求の範囲に記載の表示手段として機能する。表示部21は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等から構成されている。操作画面には、各種のスイッチを示すスイッチ画像が表示される。図2に示した例では、スイッチ画像として、5つの円形のスイッチ画像23A,23B,23C,23D,23Eが表示されている。
タッチパネル22は、手によるタッチ操作を検出する。このタッチパネル22は、請求の範囲に記載の操作手段として機能する。タッチ操作の検出には、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式等を採用することができる。タッチパネル22は、タッチ操作として、手がタッチパネル22に接触したこと及び手がタッチパネル22から離れたことを検出する。また、タッチパネル22の表面上には二次元座標が仮想的に設定され、ユーザによるタッチ操作がなされると、タッチパネル22は、二次元座標上のタッチ位置を検出して出力する。
スマートフォン1は、表示部21及びタッチパネル22と接続された演算処理部30を備えている。演算処理部30は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、及びバックアップRAM等により構成されている。演算処理部30は、ROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、表示制御部31及び操作信号処理部32として機能する。表示制御部31は、表示部21に表示される情報を制御する。
操作信号処理部32は、タッチパネル22から出力される操作信号を処理して、操作内容を特定する。具体的には、操作信号処理部32は、操作信号からタッチ位置を示す座標情報を取得し、タッチ位置とスイッチ画像23A〜23Eの表示位置とに基づいて、操作内容を特定する。
また、操作信号処理部32は、操作信号に基づいて、タッチパネル22によって検出された操作のタイミングを特定する。具体的には、操作タイミングとして、手(指)がタッチパネル22に接触したタイミング、及び、手(指)がタッチパネル22から離れたタイミングが特定される。すなわち、操作信号処理部32は、請求の範囲に記載の特定手段として機能する。なお、操作信号処理部32によって特定された操作タイミングは、後述するノイズ判定部15に出力される。
生体センサ10は、スマートフォン1を持つ手から生体信号を取得するセンサである。生体センサ10としては、例えば、光電脈波センサ、酸素飽和度センサ、圧力脈波センサ、心電センサ、筋電センサ、皮膚抵抗センサ、発汗センサ、皮膚温度センサ、又は体脂肪センサ等を採用することができる。スマートフォン1は、1種類の生体センサを備えていてもよいし、複数種類の生体センサを備えていてもよい。ここでは、生体センサ10として、光電脈波センサと心電センサを用いた場合を例にして説明する。
本実施形態に係る生体センサ10は、生体センシング部11、駆動部12、増幅部13、信号処理部14、ノイズ判定部15、及び生体情報演算部16を含んで構成されている。生体センシング部11は、スマートフォン1を手で持ったときに、手の指や手のひらの指の付け根付近などと接触するように、スマートフォン1の表面に露出して設けられている。生体センシング部11は、例えば、スマートフォン1の側面、前面の側面に近い領域、又は裏面の側面に近い領域などに配置される。本実施形態に係る生体センシング部11は、図2に示されるように、第1のセンシング部11aと第2のセンシング部11bとによって構成され、図2に破線で示すように、スマートフォン1の上側面の両端部に設けられている。なお、図2に一点鎖線で示すように、スマートフォン1の一対の短側面に、第1のセンシング部11aと第2のセンシング部11bとをそれぞれ配置してもよい。
第1のセンシング部11aは、LED又はVCSEL等の発光素子とPD(フォトダイオード)等の受光素子とを含んで構成されている。第1のセンシング部11aの発光素子は駆動部12によって駆動される。この第1のセンシング部11aは、接触している指を流れる血中ヘモグロビンの吸光特性を計測し、光電脈波センサとして機能する。また、第1のセンシング部11aには電極が設けられ、この電極と、第2のセンシング部11bが有する電極とが対になって心電センサとして機能する。
ユーザが図2に示すように両手でスマートフォン1を持った状態では、左手の人指し指が第1のセンシング部11aの電極に接触し、右手の人指し指が第2のセンシング部11bの電極に接触する。センシングが開始されると、センシング部11(第1のセンシング部11a及び第2のセンシング部11b)から光電脈波信号と心電信号とが出力される。出力された光電脈波信号及び心電信号は、増幅部13によって増幅された後、A/D変換され、信号処理部14へ出力される。なお、光電脈波信号及び心電信号にフィルタリング処理を施し、不要な高周波成分や低周波成分を除去するように構成してもよい。
ここで、信号処理部14、ノイズ判定部15、及び生体情報演算部16は、マイクロプロセッサ、ROM、及びRAM等により構成されている。そして、ROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、信号処理部14、ノイズ判定部15、及び生体情報演算部16の各機能が実現される。
信号処理部14では、光電脈波信号及び心電信号の信号処理が行われる。信号処理部14は、光電脈波信号については2階微分することにより、2階微分脈波(加速度脈波)信号を取得する。ここで、心電信号の波形及び2階微分脈波信号の波形の一例を図3に示す。図3において、実線で示された波形が2階微分脈波信号の波形であり、破線で示された波形が心電信号の波形である。
信号処理部14は、生体情報を得るために、心電信号及び2階微分脈波信号それぞれについて、ピークが発生したタイミング(以下「ピークタイミング」という)を特定する。心電信号については、ピーク間隔に基づいて、心拍数等の生体情報が得られる。一方、2階微分脈波信号については、ピーク間隔に基づいて、脈拍数等の生体情報が得られる。なお、信号処理部14により特定された心電信号及び2階微分脈波信号のピークタイミングは、ノイズ判定部15に出力される。
ノイズ判定部15は、信号処理部14によって特定された生体信号(心電信号及び2階微分脈波信号)のピークタイミングと、演算処理部30から入力される操作タイミングとを比較して、該操作タイミングを含む所定時間内に、生体信号のピークが発生したか否かを判定する。そして、ノイズ判定部15は、操作タイミングを含む所定時間内に発生した生体信号のピークを操作に起因した体動ノイズと判定する。
ここで、操作タイミングを含む所定時間は、操作タイミングの前後の一定時間であってもよいし、操作タイミングから所定時間前の間であってもよい。また、操作タイミングから所定時間後までの間であってもよい。ところで、操作タイミングとして、手の指がタッチパネル22に接触したタイミングを採用する場合、比較的大きな体動ノイズが生じるのは、指がタッチ位置まで動いてタッチする間である。そこで、このような場合には、操作タイミングから所定時間前までの間を上記所定時間(判定時間)とすることが好ましい。一方、操作タイミングとして、手がタッチパネル22から離れたタイミングを採用する場合、比較的大きな体動ノイズが生じるのは、指が離れた後に元の位置まで動く間である。そこで、このような場合には、操作タイミングから所定時間後までの間を上記所定時間(判定時間)とすることが好ましい。
上述した所定時間の長さは、取得する生体信号の特性に合わせて任意に設定することができる。心電信号及び2階微分脈波信号(光電脈派信号)の場合、所定時間の長さは、例えば0.1秒以下が好ましい。なお、所定時間の長さは、心電信号と2階微分脈波信号それぞれで異なるように設定してもよい。
生体情報演算部16は、取得された生体信号及びノイズ判定の結果に基づいて、生体情報を演算する。生体情報演算部16は、取得された心電信号から体動ノイズと判定されたピーク信号を除去して、心拍数などを演算する。また、生体情報演算部16は、2階微分脈波信号から体動ノイズと判定されたピーク信号を除去して、脈拍数などを演算する。
図3に示した例では、2階微分脈波信号については、操作タイミングを含む所定時間内に、下側のピークが1つ含まれている。生体情報演算部16は、所定時間に含まれるピークを無視して、それ以外の下側のピーク間隔に基づいて脈拍数などを演算する。また、心電信号については、操作タイミングを含む所定時間内に上側のピークが4つ含まれている。生体情報演算部16は、所定時間に含まれる4つのピークを無視して、その以外の上側のピーク間隔に基づいて心拍数などを演算する。心拍数や脈拍数等の生体情報は、表示制御部31へ出力され、表示部21に表示される。なお、これらの生体情報が、RAMなどに記憶される構成としてもよい。
次に、図4を参照しつつ、スマートフォン1の動作について説明する。図4は、スマートフォン1による生体情報を生成する処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、信号処理部14、ノイズ判定部15、及び生体情報演算部16によって、所定のタイミングで実行される。
ステップS100では、生体センシング部11からの出力が検出される。ステップS102では、生体センシング部11から出力された信号の処理が行われ、生体情報を演算するための生体信号が取得される。ステップS104では、生体信号のピークが検出され、ピークタイミングが記憶される。一方、並行して、演算処理部30では、タッチ操作が検出された場合に、当該タッチ操作の操作タイミングが取得されて記憶されており、ステップS106において、記憶されている操作タイミングが、ノイズ判定部15に読み込まれる。
ステップS108では、記憶されているピークタイミングと操作タイミングとが比較され、ピークタイミングが操作タイミングを含む所定時間内か否かが判断される。ピークタイミングが所定時間内でないと判断された場合には、ステップS110へ処理が移行する。ステップS110では、生体信号のピークが体動ノイズではないと判定される。続いて、ステップS112では、体動ノイズではないと判定された生体信号のピークに基づいて、生体情報が演算される。その後、ステップS118へ処理が移行する。
一方、ステップS108において、ピークタイミングが所定時間内であると判断された場合には、ステップS114へ処理が移行する。ステップS114では、生体信号のピークが体動ノイズであると判定される。続いて、ステップS116では、体動ノイズであると判定されたピークを無視して、生体情報が演算される。その後、ステップS118へ処理が移行する。
ステップS118では、生体情報の演算結果が異常であるか否かについての判断が行われる。ここで、例えば、生体信号のピーク間隔が異常に短い場合(例えば0.1秒)には、異常と判定される。ステップS118において演算結果が異常と判定された場合、エラーと判定され(ステップS120)、データが破棄された後、本処理から一旦抜ける。一方、ステップS118において、演算結果が正常と判定されたときには、ステップS122において、生体情報が表示制御部31を介して表示部22へ出力され、表示される。その後、本処理から一旦抜ける。
以上説明したように、本実施形態によれば、スマートフォン1を持つ手から生体信号が取得されている最中に、操作が行われた場合、生体信号のピークが操作のタイミングを含む所定時間内に発生したか否かに基づいて、該ピークが体動ノイズか否かが判定される。そして、判定結果及び取得された生体信号に基づいて生体情報が演算される。すなわち、スマートフォン1が備える操作の検出機能を利用して生体信号のピークが体動ノイズであるか否かを判定することができる。よって、生体センサを備えるスマートフォン1において、体動を検出するための専用のセンサを別途備えることなく、スマートフォン1を手に持って使用しているときに生体情報を安定して計測することが可能となる。
ところで、上述したように、体動ノイズは、タッチ位置まで手の指を移動させて操作(タッチ)する間、及び、操作後に手の指を離して元の位置まで戻す間に発生し易い。本実施形態によれば、手の指がタッチパネル22に接触したタイミングから所定時間前、及び/又は、手の指がタッチパネル22から離れてから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定が行われる。よって、スマートフォン1のタッチ操作に伴って発生する体動ノイズをより効果的に検出することが可能となる。
[第1実施形態の変形例]
次に、図5を用いて、第1実施形態の変形例に係るスマートフォン(携帯機器)1Aの構成について説明する。図5は、スマートフォン1Aの構成を示すブロック図である。なお、図5において上述したスマートフォン1と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
上述したスマートフォン1では、ノイズ判定部15、及び生体情報生成部16が、生体センサ10側に設けられていた。これに対して、変形例に係るスマートフォン1Aでは、ノイズ判定部15及び生体情報生成部16に相当する構成要素(ノイズ判定部15A、生体情報修正部16A)が、演算処理部30A側に設けられている点でスマートフォン1と異なっている。その他の構成は、上述したスマートフォン1と同一又は同等であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
スマートフォン1Aは、上述した信号処理部14に代えて信号処理部14Aを備え、ノイズ判定部15に代えてノイズ判定部15Aを備えている。また、スマートフォン1Aは、上述した生体情報生成部16に代えて生体情報修正部16Aを備えている。なお、生体情報修正部16Aは、請求の範囲に記載の演算手段として機能する。
信号処理部14Aは、生体信号(心電信号及び2階微分脈波信号)のピークタイミングを特定した後、該ピークタイミングに基づいて、生体情報を演算する。演算された生体情報及びピークタイミングは、演算処理部30Aへ出力される。演算処理部30Aを構成するノイズ判定部15Aは、信号処理部14Aから出力されたピークタイミングと操作信号処理部32によって特定された操作タイミングとを比較してノイズ判定を行う。なお、ノイズ判定の方法については上述した通りであるので、ここでは詳細な説明を省略する。生体情報修正部16Aは、生体信号のピークが体動ノイズと判定された場合に、信号処理部14Aから出力された生体情報を修正する。
次に、図6を参照しつつ、スマートフォン1Aの動作について説明する。図6は、スマートフォン1Aによる生体情報を生成する処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、信号処理部14A及び演算処理部30Aによって所定のタイミングで実行される。
ステップS200では、生体センシング部11からの出力が検出される。ステップS202では、生体情報を演算するための生体信号が取得される。ステップS204では、生体信号のピークが検出され、ピークタイミングが記憶される。ステップS206では、出力が異常か否か(例えば、ピークタイミングの間隔等が異常であるか否か)が判定される。ここで、異常と判定された場合には、エラーと判定され(ステップS208)、データが破棄された後、本処理から一旦抜ける。一方、正常と判定されたときには、ステップS210へ処理が移行する。ステップS210では、ピークタイミングに基づいて生体情報が演算され、該生体情報及びピークタイミングが、信号処理部14Aから演算処理部30Aへ出力される。
続いて、ステップS212では、ピークタイミング及び記憶されている操作タイミングが読み込まれる。続いて、ステップS214では、ピークタイミングと操作タイミングとが比較され、ピークタイミングが操作タイミングを含む所定時間内か否かが判断される。ピークタイミングが所定時間内でないと判断された場合には、ステップS216へ処理が移行する。ステップS216では、生体信号のピークが体動ノイズではないと判定され、ステップS222へ処理が移行する。
一方、ステップS214において、ピークタイミングが所定時間内であると判断されたときには、ステップS218へ処理が移行する。ステップS218では、生体信号のピークが体動ノイズであると判定され、ステップS220において、信号処理部14Aにより演算された生体情報が修正される。すなわち、体動ノイズであると判定されたピークを無視した生体情報が取得される。その後、ステップS222では、生体情報が表示制御部31を介して表示部21へ出力され、表示される。その後、本処理から一旦抜ける。
以上説明したように、変形例に係るスマートフォン1Aによれば、上述したスマートフォン1と同様に、体動を検出するためのセンサを別途備えることなく体動ノイズを検出し、生体情報の安定した計測が可能となる。なお、本変形例では、出力が異常値か否かの判定をノイズ判定の前に行ったが、ノイズ判定の後に行ってもよい。また、信号処理部14Aと演算処理部30Aとを別々のマイクロプロセッサにより実現することとしたが、1つのマイクロプロセッサによって信号処理部14Aと演算処理部30Aの機能を実現してもよい。
[第2実施形態]
次に、図7を用いて、第2実施形態に係るスマートフォン(携帯機器)2の構成について説明する。図7は、スマートフォン2の構成を示すブロック図である。なお、図7において第1実施形態の変形例と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
上述した第1実施形態では、スマートフォン1を持つ左右両方の手(指)をセンシング対象としていた。これに対して、片方の手の指のみをセンシング対象としてもよい。この場合、センシング対象の手で操作した場合は、体動ノイズが発生する可能性が高いが、センシング対象とは異なる手で操作した場合は、体動ノイズが発生しないか、発生したとしても、無視できる程度に小さいノイズとなる。そこで、第2実施形態に係るスマートフォン2では、操作した手とセンシング対象の手とが同じか否かを判定し、操作した手とセンシング対象の手とが異なる場合には、ノイズ判定を行わないように構成されている。
第2実施形態に係るスマートフォン2は、上述したスマートフォン1Aの生体センシング部11に代えて生体センシング部11Bを備え、ノイズ判定部15Aに代えてノイズ判定部15Bを備えている。また、スマートフォン2は、生体情報修正部16Aに代えて生体情報修正部16Bを備えている。さらに、スマートフォン2は、演算処理部30Bが、操作した手とセンシング対象の手とが同じか否かを判定する対象判定部33Bを備えている点で、上述したスマートフォン1Aと異なっている。その他の構成は、上述したスマートフォン1Aと同一または同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
生体センシング部11Bは、片方の手に接触してセンシングを行うセンサであり、例えば、光電脈波センサなどである。対象判定部33Bは、タッチ操作をした手が、生体センシング部11Bによって生体信号を取得中(センシング中)の手であるか否かを判定する。より具体的には、対象判定部33Bは、生体センシング部11Bの取付け位置と、タッチ操作されたスイッチ画像の表示位置とに基づいて、タッチ操作をした手と生体信号を取得中(センシング中)の手とが同じであるか否かを判定する。対象判定部33Bは、例えば、生体センシング部11Bが機器の左側に配置されており、表示部21の右側に表示されているスイッチ画像が操作された場合、タッチ操作をした手とセンシング対象の手とが異なると判定する。また、対象判定部33Bは、生体センシング部11Bが機器の左側に配置されており、表示部21の左側に表示されているスイッチ画像が操作された場合、タッチ操作をした手とセンシング対象の手とが同じと判定する。
ノイズ判定部15Bは、タッチ操作した手とセンシング中の手とが同じであると判定された場合にはノイズ判定を行い、タッチ操作した手とセンシング中の手とが異なると判定された場合にはノイズ判定を停止する。生体情報修正部16Bは、ノイズ判定が行われた結果、生体信号のピークが体動ノイズであると判定された場合に、信号処理部14Aから出力された生体情報を修正する。一方、ノイズ判定が行われなかった場合、及び、ノイズ判定の結果、生体信号のピークが体動ノイズではないと判定された場合には、生体情報修正部16Bは、生体情報の修正を行わない。
続いて、図8を参照しつつ、スマートフォン2の動作について説明する。図8は、スマートフォン2による生体情報を生成する処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、信号処理部14A及び演算処理部30Bによって所定のタイミングで実行される。
ステップS300〜S310の処理は、上述したステップS200〜S210の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。ステップS310において、生体情報及びピークタイミングが演算処理部30Bに出力された後、ステップS312では、操作した手とセンシング中の手とが同じか否かが判定される。操作した手とセンシング中の手とが異なる場合、ステップS324へ処理が移行し、ノイズ判定が行われることなく、生体情報が出力される。一方、操作した手とセンシング中の手とが同じである場合、ステップ314へ処理が移行する。ステップS314〜S324では、上述したステップS212〜ステップS222の処理と同様に、ノイズ判定が行われ、体動ノイズと判定された場合は、生体情報が修正される。一方、体動ノイズと判定されなかった場合は、生体情報が修正されることなく出力される。その後、本処理から一旦抜ける。
以上説明したように、本実施形態によれば、操作した手とセンシング中の手とが異なる場合にノイズ判定が停止される。そのため、生体の状態に起因する真のピークが操作タイミング付近で発生した場合であっても、該ピークを誤って体動ノイズと判定してしまうことを防止することができる。
[第3実施形態]
次に、図9及び図10を用いて、第3実施形態に係るスマートフォン(携帯機器)3の構成について説明する。図9は、スマートフォン3の構成を示すブロック図である。図10は、スマートフォン3が有する表示部21に表示されるスイッチ画像の位置を変更する方法について説明するための図である。なお、図9において第1実施形態のスマートフォン1と同一又は同等の構成要素については同一の符号が付されている。
スマートフォン3は、複数のスイッチ画像23A〜23Eそれぞれについて、タッチ操作が行われた回数に対する体動ノイズと判定された回数の割合を算出し、割合が高いスイッチ画像の表示位置を変更する。そのため、スマートフォン3を構成する演算処理部30Cは、上述したスマートフォン1を構成する演算処理部30の構成要素に加えて、割合算出部34C及び表示位置変更部35Cを有している。その他の構成は、上述したスマートフォン1と同一または同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
割合算出部34Cは、複数のスイッチ画像23A〜23Eそれぞれについて、タッチ操作が行われた回数に対する体動ノイズと判定された回数の割合(以下「判定割合」という。)を算出する。すなわち、割合算出部34Cは、請求の範囲に記載の算出手段として機能する。より具体的には、割合算出部34Cは、ノイズ判定部15から操作タイミング及び判定結果を含む判定結果情報を読込み、該判定結果情報を用いて判定割合を算出する。例えば、割合算出部34Cは、まず、操作タイミング及び判定結果を各スイッチ画像23A〜23Eの表示位置と関連付けて記憶する。そして、割合算出部34Cは、一定時間あるいは一定回数操作が行われる毎に判定割合を算出する。
ここで、判定割合が比較的高いスイッチ画像は、体動ノイズが発生し易い位置にあり、判定割合が比較的低いスイッチ画像は、体動ノイズが発生し難い位置にあると推定できる。例えば、スイッチ画像23Aの判定割合が60%、スイッチ画像23Bが20%、スイッチ画像23Cが10%、スイッチ画像23Dが30%、スイッチ画像23Eが70%と算出されたとする。この場合、体動ノイズが発生し易いスイッチ画像は、スイッチ画像23A及びスイッチ画像23Eであると推定される。また、体動ノイズが発生し難いスイッチ画像は、スイッチ画像23B及びスイッチ画像23Cであると推定される。なお、算出された判定割合は表示位置変更部35Cへ出力される。
表示位置変更部35Cは、判定割合に基づいて、スイッチ画像が表示部21に表示される位置を変更する。例えば、表示位置変更部35Cは、5つのスイッチ画像23A〜23Eのうち判定割合が比較的高いスイッチ画像23A,23Eについて、判定割合が比較的低いスイッチ画像23B,23Cの表示位置に近づけるように表示位置を変更する。これにより、体動ノイズが発生し難くなるように表示位置を補正することができる。なお、判定割合が比較的高いスイッチ画像を判定割合が低いスイッチ画像の方へ近づけることで、2つのスイッチが近づきすぎると操作がし難くなるため、このような場合には、判定割合の低いスイッチ画像の位置を反対方向に少しずらすことが好ましい。図10に破線で示す円は、上記の補正処理を数回行った結果、変更された補正後のスイッチ画像23A〜23Eの表示位置を示している。
続いて、図11を参照しつつ、スマートフォン3の動作について説明する。図11は、スマートフォン3によるスイッチ画像の表示位置を変更する処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理は、演算処理部30Cによって、所定のタイミングで実行される。
まず、ステップS400では、前回の表示位置を変更する処理が行われてから所定時間が経過したか否かについての判断が行われる。なお、ここでは、所定時間に代えて、前回、表示位置を変更する処理が行われた後に所定回数のタッチ操作が行われたか否かを判断基準としてもよい。ここで、所定時間が経過していない場合には、所定時間が経過するまで本ステップが繰り返して実行される。一方、所定時間が経過したときには、ステップS402へ処理が移行する。
ステップS402では、5つのスイッチ画像23A〜23Eそれぞれについて判定割合が算出される。続いて、ステップS404では、ステップS402で算出された判定割合に基づいて、スイッチ画像の変更後の表示位置が演算される。そして、ステップS406において、スイッチ画像の表示位置が変更される。
以上説明したように、本実施形態によれば、判定割合に基づいてスイッチ画像の表示位置が変更されるので、タッチ操作による体動ノイズが発生しにくい位置にスイッチ画像の表示位置を移動させることが可能となる。よって、ユーザ毎に(例えばユーザの手の大きさや把持の仕方に合わせて)最適な位置にスイッチ画像を配置することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、操作手段としてタッチパネル22を採用したが、ハードウェアスイッチを用いてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、操作としてタッチパネル22のタッチ操作(タップ操作)について操作タイミングを特定することとしたが、これに限られることなく、例えば、指をタッチパネル22にタッチした状態でずらす操作(ドラッグ操作)が検出されたときに、操作タイミングとして特定してもよい。この場合、ドラッグ操作中を含む所定時間内に発生した生体信号のピークを体動ノイズと判定することができる。
1,1A,2,3 スマートフォン
10,10C 生体センサ
11 生体センシング部
14,14A 信号処理部
15,15A,15B ノイズ判定部
16 生体情報演算部
16A 生体情報修正部
21 表示部
22 タッチパネル
32 操作信号処理部
33B 対象判定部
34C 割合算出部
35C 表示位置変更部

Claims (6)

  1. 手で持って操作する携帯機器であって、
    自機を持つ手から生体信号を取得する生体センサと、
    手による操作を検出する操作手段と、
    前記操作手段により検出された操作のタイミングを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された操作のタイミングを含む所定時間内に、前記生体センサにより取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、該ピークが体動ノイズか否かのノイズ判定を行うノイズ判定手段と、
    前記生体センサにより取得された生体信号、及び、前記ノイズ判定手段による判定結果に基づいて、生体情報の演算を行う演算手段と、を備えることを特徴とする携帯機器。
  2. 前記操作手段を操作した手が、前記生体センサによって生体信号を取得中の手と同じであるか否かを判定する対象判定手段を備え、
    前記ノイズ判定手段は、前記操作手段を操作した手が生体信号を取得中の手と同じであると前記対象判定手段によって判定された場合にはノイズ判定を行い、前記操作手段を操作した手が生体信号を取得中の手と異なると判定された場合にはノイズ判定を行わないことを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記特定手段は、前記操作手段がオンされたタイミング、及び/又は、前記操作手段がオフされたタイミングを特定し、
    前記ノイズ判定手段は、前記操作手段がオンされたときから所定時間前、及び/又は、前記操作手段がオフされたときから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯機器。
  4. 前記操作手段は、タッチ操作を検出するタッチパネルであり、
    前記特定手段は、手の指が前記タッチパネルに接触したタイミング、及び/又は、手の指が前記タッチパネルから離れたタイミングを特定し、
    前記ノイズ判定手段は、前記手の指が接触したタイミングから所定時間前、及び/又は、前記手の指が離れてから所定時間後までの間に、取得された生体信号のピークが発生したか否かに基づいて、ノイズ判定を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯機器。
  5. 前記タッチパネルと重ねて配置され、スイッチ画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示されたスイッチ画像について、タッチ操作が行われた回数に対する体動ノイズと判定された回数の割合を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記割合に基づいて、前記スイッチ画像が表示される位置を変更する変更手段と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の携帯機器。
  6. 前記生体センサは、周期的なピークを有する生体信号を取得するセンサであり、
    前記所定時間は、前記生体センサによって取得される生体信号のピーク間隔に基づいて設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯機器。
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