JP5644343B2 - データ送信方法,送信元情報処理装置,データ送信システムおよびデータ送信プログラム - Google Patents

データ送信方法,送信元情報処理装置,データ送信システムおよびデータ送信プログラム Download PDF

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Description

本件は、データ送信方法,送信元情報処理装置,データ送信システムおよびデータ送信プログラムに関する。
PC(Personal Computer)などの情報処理装置から、イメージファイルを作成し、デプロイメントサーバと呼ばれる展開用サーバを用いて、イメージファイルを他の情報処理装置にネットワーク経由で展開する技術が知られている(下記非特許文献1参照)。
図16は、従来のイメージファイルの展開方法を説明するための図である。システム100は、デプロイメントサーバ200と、情報処理装置300をそなえている。デプロイメントサーバ200は、図示しない外部または内部記憶装置に格納されているイメージファイルを、マルチキャスト通信またはユニキャスト通信を用いて各情報処理装置300に、直接展開する。
なお、通常、同時に多台数の情報処理装置にイメージファイルを展開する場合、ネットワークの負荷を軽減するためにマルチキャスト通信を用いる。
SystemcastWizard Professional V5.0 製品カタログ[online]、[平成22年4月28日検索]、インターネット<URL: http://software.fujitsu.com/jp/scw-dcw/download/SystemcastWizard_Professional_V5.0_Catalog.pdf>
しかしながら、デプロイメントサーバが一度に多台数の情報処理装置にイメージファイルを展開する場合、デプロイメントサーバが多台数の情報処理装置を管理する負荷やネットワーク負荷などから、情報処理装置の増加に伴って展開に要する時間が増加する。
ここで、イメージファイルは、一部でもデータが欠落すると、イメージファイルを受け取った情報処理装置がイメージファイルを利用できないため、確実にイメージファイルの配信を行なうよう、欠落したデータを補償する必要がある。
そこでマルチキャスト通信の再送制御として、デプロイメントサーバは、各展開対象の情報処理装置からパケットの受信通知を確認する手法を一般的に採用している。この手法においては、展開対象のPCのうち一台でもパケットロスなどでデータの欠落が生じると、マルチキャスト通信を用いた再送を行なう。しかし、この再送制御が、イメージファイルの展開中に頻繁に起こると、結果として展開完了までの時間が増加する。
このように、再送制御を行なうことや、デプロイメントサーバが一度に多台数の情報処理装置を管理する負荷などから、情報処理装置の増加に伴ってイメージファイルの展開に要する時間が増加する。
本件の目的は、このような課題に鑑み創案されたもので、イメージファイル等のデータの展開に要する時間を短縮することを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
このため、本データ送信方法は、送信元の情報処理装置からデータを複数の情報処理装置に送信する方法であって、前記送信元の情報処理装置は、前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択し、前記送信元の情報処理装置は、選択された前記中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とを有する所定の情報を配布し、前記送信元の情報処理装置は、前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信し、前記中継情報処理装置は、配布された前記所定の情報を前記中継情報処理装置がそなえる主記憶装置に格納するとともに、該主記憶装置上で前記所定の情報を処理することで、前記送信元の情報処理装置から受信した前記データを、中継送信する。
開示のデータ送信方法,送信元情報処理装置,データ送信システムおよびデータ送信プログラムによれば、情報処理装置に対するイメージファイル等のデータの展開に要する時間を短縮することが可能となる。
実施形態の一例にかかるシステムの構成を示す図である。 実施形態の一例にかかる送信元の情報処理装置の構成を示す図である。 実施形態の一例にかかる処理装置性能情報を示す図である。 実施形態の一例にかかる処理装置数と展開に要する時間との関係を示す図である。 実施形態の一例にかかる処理装置一覧を示す図である。 実施形態の一例にかかる中継情報処理装置の構成を示す図である。 実施形態の一例にかかるシステムの動作を示す図である。 実施形態の一例にかかるシステムの動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例にかかる中継情報処理装置選択部の動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例にかかる展開方法の確認画面を示す図である。 実施形態の一例にかかる中継情報処理装置選択部の動作の詳細を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例にかかるシステムの動作を示す流れ図である。 実施形態の一例にかかる中継情報処理装置の送信元の情報処理装置に対する動作を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例にかかる中継情報処理装置の処理装置に対する動作を説明するためのフローチャートである。 (a),(b)は、算出部の動作を説明するための図である。 従来のシステムを示す図である。
以下、図面を参照して本データ送信方法,送信元情報処理装置,データ送信システムおよびデータ送信プログラムに係る実施の形態を説明する。
〔A〕実施形態の説明
図1は実施形態の一例にかかるシステムの構成を示す図である。図1に示すシステム1は、例えば、送信元の情報処理装置2および複数の情報処理装置3をそなえる。また、送信元の情報処理装置2は、複数の情報処理装置3と、それぞれLAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能に接続されている。また、複数の情報処理装置3は、それぞれLANを介して相互に通信可能に接続されている。
送信元の情報処理装置2は、情報処理装置3に対して、例えばイメージファイル等のデータを送信する情報処理装置である。例えば、送信元の情報処理装置2は、情報処理装置3に対して、イメージファイルを展開するデプロイメントサーバである。
なお、本願では、イメージファイルの展開とは、イメージファイルを情報処理装置3に送信し、さらに、各情報処理装置3に対応するマシン名やIP(Internet Protocol)アドレスなどの個別設定情報を送信することを指す。
また、イメージファイルとは、システム環境を実現するOSやアプリケーション等が情報処理装置の記憶装置等にインストールされた状態をそのままファイル化したデータである。したがって、例えば、他の情報処理装置にそなえられた記憶装置にイメージファイルを展開すれば、同じシステム環境を他の情報処理装置に構築することができる。
送信元の情報処理装置2は、例えば、中継情報処理装置生成部210および第1展開部214をそなえる。
中継情報処理装置生成部210は、所定の情報処理装置3を、他の所定の情報処理装置3へイメージファイル等のデータを中継送信する中継情報処理装置として一時的に機能させる。例えば、中継情報処理装置生成部210は、所定の情報処理装置3を、他の所定の情報処理装置3へイメージファイルを展開するデプロイメントサーバとして機能させる。所定の情報処理装置3を中継情報処理装置として一時的に機能させることの詳細については後述する。
以下、中継情報処理装置として機能する情報処理装置を、中継情報処理装置という。
さらに、第1展開部214は、中継情報処理装置に対してイメージファイルを展開する。これにより、送信元の情報処理装置2が、全ての情報処理装置に対してイメージファイルを、例えばマルチキャスト通信を用いて直接展開することなく、全ての情報処理装置にイメージファイルが展開される。なお、これらの機能についての詳細は後述する。
情報処理装置3は、例えば、PCであり、送信元の情報処理装置または中継情報処理装置から送信されたイメージファイルを実行することで、イメージファイルの示すシステム環境を実現する。情報処理装置3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31,ストレージ装置32,RAM(Random Access Memory)33,入力ユニット34,出力ユニット35および通信ユニット36をそなえる。情報処理装置3のハード構成の詳細については、後述する。
なお、図1においては、複数の情報処理装置3のうち、1台の情報処理装置3のハードウェア構成のみを便宜上記載しているが、他の情報処理装置3も同様の構成を有する。
以下、情報処理装置3を、単に処理装置3という場合がある。
図2は、実施形態の一例にかかる送信元の情報処理装置2の構成を示す図である。
送信元の情報処理装置2は、例えば、CPU21,ストレージ装置22,RAM23,入力ユニット24,出力ユニット25および通信ユニット26をそなえる。
ストレージ装置22は、例えば、HDD(Hard Disk Drive )やSSD(Solid State Drive)であり、各種情報を記憶する。ストレージ装置22は、例えば、処理装置性能情報220,処理装置一覧221,展開用OSイメージ222,展開用実行ファイル223,中継情報処理装置機能実行ファイル224および個別設定情報225を記憶する。なお、ストレージ装置22は、処理装置3に展開する図示しないイメージファイルを記憶することもできる。
処理装置性能情報220は、例えば、各処理装置3の性能を示す情報である。各処理装置3の性能とは、例えば、各処理装置3がそなえるメモリの容量,伝送速度およびCPUの性能(クロック周波数等)等である。
図3に、処理装置性能情報220の一例を示す。図3は、110台の処理装置3に関して、各処理装置3を識別するための情報(本実施形態の一例では、マシン名)に対して、CPUの性能(クロック周波数)とメモリ容量と伝送速度とが対応付けられている。
処理装置一覧221は、例えば、後述する中継情報処理装置生成部210により生成された中継情報処理装置毎に、中継情報処理装置がイメージファイルを展開する展開先としての処理装置3を示した情報である。なお、処理装置一覧221は、後述する中継情報処理装置生成部210および決定部215により作成される。
展開用OSイメージ222は、処理装置3が備えるRAM33上で動作するOSのイメージファイルであり、例えば、Windows(登録商標) PEのイメージファイルである。
展開用実行ファイル223は、展開用OS上で動作する実行ファイルである。すなわち、処理装置が備えるRAM33上で動作する実行ファイルである。また、展開用実行ファイル223は、処理装置3のCPU31に実行されることによって、例えば、断片化されて展開されたイメージファイルをストレージ装置32に格納する機能を実現する実行ファイルである。
中継情報処理装置機能実行ファイル224は、展開用OS上で動作する実行ファイルである。すなわち、処理装置3がそなえるRAM33上で動作する実行ファイルである。そして、中継情報処理装置機能実行ファイル224は、CPU31に実行されることによって、処理装置3を中継情報処理装置として機能させる実行ファイルである。
具体的には、中継情報処理装置機能実行ファイル224は、処理装置3のCPU31に実行されることによって、例えば、送信元の情報処理装置2から、展開されたイメージファイルをバッファリングし、処理装置3に、さらに送信する機能を実現する。
個別設定情報225は、全ての処理装置3の個別設定情報であり、例えば、処理装置3のマシン名やIPアドレスである。
RAM23は、データやプログラムを一時的に格納する主記憶装置であり、例えば、制御プログラム230や送信元情報処理装置機能実行ファイル231を記憶する。また、RAM23は、送受信バッファとしても機能する。
制御プログラム230は、例えば、送信元の情報処理装置2のRAM23上で動作するOSである。
送信元情報処理装置機能実行ファイル231は、制御プログラム230上で動作する実行ファイルである。すなわち、送信元の情報処理装置2が備えるRAM23上で動作する実行ファイルである。送信元情報処理装置機能実行ファイル231は、CPU21に実行されることによって、後述する中継情報処理装置生成部210,中継情報処理装置選択部211,算出部212,配布部213,第1展開部214および決定部215としての機能を実現する実行ファイルである。
CPU21は、RAM等の記憶装置に記憶された各種アプリケーションを実行することにより種々の演算や制御を行ない、これにより、各種機能を実現する処理装置である。
例えば、CPU21は、RAM23に記憶されている送信元情報処理装置機能実行ファイル231を実行することにより、中継情報処理装置生成部210,中継情報処理装置選択部211,算出部212,配布部213,第1展開部214および決定部215として機能する。
中継情報処理装置生成部210は、例えば、処理装置3を、イメージファイルを展開する中継情報処理装置として機能させる。すなわち、中継情報処理装置生成部210は、複数の情報処理装置のうち少なくとも1の情報処理装置を、イメージファイルを中継送信する中継情報処理装置として一時的に機能させる。
さらに、中継情報処理装置生成部210は、中継情報処理装置選択部211,配布部213をそなえる。
中継情報処理装置選択部211は、複数の処理装置3から、中継情報処理装置として機能させる処理装置3を決定する。言い換えれば、中継情報処理装置選択部211は、複数の処理装置3から、データを他の処理装置3に中継送信する処理装置3として機能させる中継情報処理装置を選択する。この中継情報処理装置選択部211は、例えば、処理装置3の数および処理装置3の性能に基づいて、中継情報処理装置として機能させる処理装置3を決定する。すなわち、中継情報処理装置選択部211は、複数の情報処理装置の数に基づいて、複数の情報処理装置の中からデータを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択する選択部の一例として機能する。
また、中継情報処理装置選択部211は、算出部212をそなえ、算出部212により算出された中継情報処理装置の数に応じて、処理装置3を、処理装置の性能情報に基づいて選択する。
そして、中継情報処理装置選択部211は、ストレージ装置22に格納されている処理装置性能情報220を参照し、性能情報の優れた処理装置3を中継情報処理装置として選択する。例えば、後述する算出部212により、必要とする中継情報処理装置の台数が10台であると算出された場合、中継情報処理装置選択部211は、メモリの容量の多い処理装置3から順に10台を選択する。なお、メモリ容量が同一の場合には、中継情報処理装置選択部211は、例えば、伝送速度やCPUの性能を参照し、性能の高い処理装置3を中継情報処理装置として選択する。
算出部212は、処理装置3の台数に基づいて、必要な中継情報処理装置の台数を算出する。
すなわち、算出部212を含む選択部211は、複数の情報処理装置の数に基づいて、中継情報処理装置の数を算出し、複数の情報処理装置の性能に基づいて、算出された数の中継情報処理装置を選択する選択部の一例として機能する。
具体的には、算出部212は、以下のように、必要な中継情報処理装置の台数を算出する。
送信元の情報処理装置2が、多数の処理装置3に対して、マルチキャスト通信を用いてイメージファイルの展開を実施する場合、ネットワーク負荷等から、展開にかかる時間は処理装置3の台数とともに増加する。図4は、処理装置3の台数と展開に要する時間との関係を示す図である。
図4に示すように、処理装置3の台数と展開に要する時間とは、ほぼ比例関係にあることがわかる。ここで、展開に要する時間は、処理装置の台数に比例すると仮定する。処理装置の台数をN,送信元の情報処理装置2が、一の処理装置3へイメージファイルを展開するのに要する時間をt1とすると、送信元の情報処理装置2が、処理装置にイメージファイルを展開するのに要する時間tは(1)式で表される。
t=aN+t1 (a:定数) ・・・(1)
この(1)式を用いて、P台の処理装置3に対してイメージファイルの展開を行なう際に、展開に要する時間が最短となる中継情報処理装置の台数を計算する。
まず、必要となる中継情報処理装置の台数をS,一台の中継情報処理装置が展開対象とする処理装置3の台数をRとすると、Pは(2)式のように表される。
P=SR+S ・・・(2)
ここで、(1)式より、送信元の情報処理装置2が、S台の中継情報処理装置に対してイメージファイルの展開を行なうのに要する時間T1は、(3)式のように表される。
T1=aS+t1 ・・・(3)
また、中継情報処理装置が、展開対象とするR台の処理装置3に対してイメージファイルの展開を行なうのに要する時間T2は、(4)式のように表される。
T2=aR+t1 ・・・(4)
なお、(3)式および(4)式において、送信元の情報処理装置2と中継情報処理装置が、それぞれ一の処理装置3へイメージファイルを展開するのに要する時間は、同様であるものとしている。
送信元の情報処理装置2から中継情報処理装置に対する展開が完了するのと同時に、中継情報処理装置から展開対象とする処理装置3に対する展開が完了する場合が、展開に要する時間が最短となる場合である。すなわち、中継情報処理装置が展開対象とする処理装置3への展開が、イメージファイルが全ての処理装置3に展開されるのに要する時間が最短となるのはT1=T2の場合である。従って、(3)式および(4)式から、(5)式が求められる。
aS+t1=aR+t1
∴S=R ・・・(5)
ここで、(2)式に、(5)式を代入し、整理すると、(6)式が求められる。
+S−P=0 ・・・(6)
この(6)式を解くことで、イメージファイルを全ての処理装置3に対して展開するのに要する時間が最短となる中継情報処理装置の台数が求められる。
ここで、例えば、処理装置3が110台あり、全ての処理装置3が送信元の情報処理装置2と同一のスイッチ(例えばL3スイッチ)と接続されおり、全ての処理装置3にイメージファイルAが展開される場合を考える。この場合、(6)式より、中継情報処理装置の台数は10台となる。なお、(6)の解に小数点以下の数値が含まれる場合には、小数点以下を切り上げてもよいし切り下げてもよい。
配布部213は、例えば、中継情報処理装置選択部211により、中継情報処理装置として選択された処理装置3に対して、その処理装置3が中継情報処理装置として機能するための情報を配布(送信)する。例えば、配布部213は、中継情報処理装置として選択された処理装置3に対して、中継情報処理装置に応じた処理装置一覧221の一部,展開用OSイメージ222および中継情報処理装置機能実行ファイル224を配布する。なお、処理装置一覧221の一部とは、中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3を示す情報である。すなわち、配布部213は、選択部により選択された中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が自身の主記憶装置上で処理することで中継情報処理装置として起動する情報である、所定の情報を配布する配布部の一例として機能する。さらに、中継情報処理装置機能実行ファイル224は、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルの一例であり、処理装置一覧221の一部は、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報の一例である。
また、配布部213は、ユーザが後述する入力ユニット24を用いて入力した、中継情報処理装置として機能させる処理装置3に対して処理装置3が中継情報処理装置として機能するための情報を配布(送信)することができる。
第1展開部214は、ストレージ装置22に格納された図示しないイメージファイルまたは、図示しない外部ストレージ装置に格納されたイメージファイルを断片化して、中継情報処理装置として機能する処理装置3へ送信する。すなわち、第1展開部214は、中継情報処理装置に対して、データを送信する第1送信部として機能する。なお、第1展開部214は、イメージファイルを断片化せずに送信することもできる。
さらに、第1展開部214は、例えば、展開用実行ファイル223および個別設定情報225を中継情報処理装置として機能する処理装置3へ送信する。ここで、第1展開部214は、中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置に対する個別設定情報および中継情報処理装置の展開先の処理装置3に対する個別設定情報を送信する。
すなわち、第1展開部214は、中継情報処理装置として機能する処理装置3に対して、イメージファイルおよび個別設定情報を送信することで、展開を行なう。
なお、第1展開部214は、所定の情報を同時に多数の処理装置に対して送信を行なうマルチキャスト通信と、所定の情報を1台の処理装置に対して送信を行なうユニキャスト通信とを選択的に使用することができる。
決定部215は、中継情報処理装置として機能する処理装置3が、イメージファイルを展開する展開先としての処理装置3を決定する。言い換えれば、決定部215は、中継情報処理装置がデータを中継送信する中継送信先としての処理装置3を決定する。決定部215は、例えば、全ての処理装置3の台数および中継情報処理装置の台数に基づいて、各中継情報処理装置が、イメージファイルを展開する処理装置3をそれぞれ決定する。すなわち、決定部215は、それぞれの中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3の台数が可能な限り均等になるように、中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3の台数を決定する。具体的には、全ての処理装置3の台数が110台,中継情報処理装置の台数が10台の場合には、それぞれの中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3の台数は10台となる。つまり、全ての処理装置3の台数から中継情報処理装置の台数を引いた値を、中継情報処理装置の台数で除算することで、中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3の台数を求めることができる。すなわち、決定部215は、複数の情報処理装置の数および中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する決定部の一例として機能する。
なお、決定部215は、中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3の台数に基づいて、それぞれの中継情報処理装置に対して、展開先として処理装置3の割り当てを決定する。中継情報処理装置の展開先の決定は、例えば、マシン名の降順により決定されるが、これに限定されるものではなく、マシン名の昇順やランダムに決定してもよく、中継情報処理装置の展開先の処理装置3の台数が可能な限り均等になればよい。
決定部215が、中継情報処理装置がイメージファイルを展開する処理装置3の台数を決定することにより、処理装置一覧221を作成する。
図5は、処理装置一覧221を示す図である。ここで、図5の例では、処理装置3が110台あり、PC003,PC012,…,PC109(中略、全10台)が中継情報処理装置として機能する。なお、PC001〜PC110は、処理装置3のマシン名を示している。また、一部のマシン名は、簡単のため省略している。
図5の例では、決定部215は、PC001,PC002およびPC004〜PC011をPC003の展開先(中継送信先)として決定し、PC013〜PC023をPC012の展開先として決定している。さらに、PC100〜PC108およびPC110を、PC109の展開先として決定している。すなわち、各中継情報処理装置は、展開先として10台の処理装置3を有する。
すなわち、PC003は、送信元の情報処理装置2から送信されたイメージファイルをPC001,PC002およびPC004〜PC011に中継送信する。同様に、送信元の情報処理装置2から送信されたイメージファイルを、PC012は、PC013〜PC023に、PC109は、PC100〜PC108およびPC110に中継送信する。なお、図5の例では、送信されるイメージファイルは全てイメージAであり、例えば、各中継情報処理装置を含む各処理装置3に展開されるイメージファイルの種類は、ユーザが、後述する入力ユニット24を用いて指定する。このユーザにより指定されたイメージファイルの種別は、たとえば、各処理装置3に対応付けられてストレージ装置22等に保持される。
入力ユニット24は、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置をそなえ、処理装置性能情報220等の各種の情報を入力する。さらに、ユーザは、入力ユニット24を用いて、中継情報処理装置として機能させる処理装置3を選択することができる。
出力ユニット25は、例えば、ディスプレイ等の表示装置をそなえ、例えばCPU21からの指示に従い各種情報を表示する。
通信ユニット26は、LAN等のネットワークを介して接続される他の装置との通信を制御する。
図6は、中継情報処理装置生成部210により生成された、実施形態の一例にかかる中継情報処理装置の機能構成を示す図である。
上述のように、処理装置3が一時的に、中継情報処理装置として機能するので、中継情報処理装置のハードウェア構成は、図1で示した処理装置3の構成と同様である。したがって、中継情報処理装置は、処理装置3と同様に、CPU31,ストレージ装置32,RAM33,入力ユニット34,出力ユニット35および通信ユニット36をそなえる。
ストレージ装置32は、例えば、HDDやSSDであり、各種情報を記憶する。ストレージ装置32は、例えば、送信元の情報処理装置2から送信された各種イメージファイルや各種情報を格納する。具体的には、第1展開部214により送信されたイメージファイルおよび個別設定情報225のうち自身用の個別設定情報を記憶する。
RAM33は、データやプログラムを一時的に格納する主記憶装置であり、各種情報を記憶する。RAM33は、例えば、制御プログラム330,中継情報処理装置機能実行ファイル331,展開用実行ファイル332,処理装置一覧333,展開先の個別設定情報334を記憶する。
制御プログラム330は、配布部213により配布された展開用OSイメージ222をCPU31が実行することでRAM33上に記憶された展開用OSである。
中継情報処理装置機能実行ファイル331は、送信元の情報処理装置2から送信された、中継情報処理装置機能実行ファイル224である。
展開用実行ファイル332は、送信元の情報処理装置2から送信された展開用実行ファイル223である。
処理装置一覧333は、例えば、中継情報処理装置の展開先である処理装置3を示す情報である。すなわち、処理装置一覧333は、処理装置一覧221の一部である。
展開先の個別設定情報334は、中継情報処理装置の展開先である処理装置3の個別設定情報であり、個別設定情報225の一部である。
さらに、RAM33は、送信バッファ335および受信バッファ336として機能する。
送信バッファ335は、中継情報処理装置が、決定部215により決定された展開先の処理装置3に対して、イメージファイルや個別設定情報などの各種情報を送信する際に一時的にこれらのデータを格納するバッファである。
受信バッファ336は、送信元の情報処理装置2から、送信されたイメージファイルや個別設定情報など各種情報を一時的に格納するバッファである。
CPU31は、RAM等の記憶装置に記憶された各種アプリケーションを実行することにより種々の演算や制御を行ない、これにより、各種機能を実現する処理装置である。
例えば、CPU31は、RAM33に記憶されている中継情報処理装置機能実行ファイル331を実行することにより、第2展開部310として機能する。さらに、CPU31は、RAM33に記憶されている展開用実行ファイル332を実行することにより、格納部311として機能する。
第2展開部310は、例えば、決定部215により決定された展開先の処理装置3に対して、送信元の情報処理装置2から展開されたイメージファイルを中継送信する。すなわち、第2展開部310は、送信元の情報処理装置から受信したデータを、少なくとも1の情報処理装置に中継送信する第2送信部の一例として機能する。すなわち、中継情報処理装置は、配布された前記所定の情報を、中継情報処理装置がそなえる主記憶装置に格納するとともに、この主記憶装置上で所定の情報を処理することで、中継情報処理装置として起動する。
また、第2展開部310は、例えば、送信元の情報処理装置2から配布された展開用OSイメージ222,展開用実行ファイル223および展開先の個別設定情報225を決定部215により決定された展開先の処理装置3に中継送信する。
すなわち、第2展開部310は、展開先の処理装置3に対して、イメージファイルおよび個別設定情報を送信することで展開を行なう。なお、第2展開部310は、マルチキャスト通信とユニキャスト通信とを選択的に使用することができる。
格納部311は、例えば、送信元の情報処理装置2から送信されたイメージファイル320をストレージ装置32に格納するとともに、自身の個別設定情報を書き込む。
入力ユニット34は、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置をそなえ、各種の情報を入力する。
出力ユニット35は、例えば、ディスプレイ等の表示装置をそなえ、例えばCPU31からの指示に従い各種情報を表示する。
通信ユニット36は、LAN等のネットワークを介して接続される他の装置との通信を制御する。
なお、中継情報処理装置として機能していない処理装置3がそなえるRAM33は、例えば、中継情報処理装置機能実行ファイル331,処理装置一覧333および展開先の個別設定情報334を持たない。さらに、中継情報処理装置として機能していない処理装置3がそなえるCPU31は、第2展開部としての機能を有さない。
図7は、上述の如く構成された、実施形態の一例としてのシステム1の動作を示す図である。
図7に示す例では、送信元の情報処理装置2は、6台の処理装置3から2台の中継情報処理装置を生成している。
送信元の情報処理装置2の第1展開部214が、例えば、マルチキャスト通信により断片化されたイメージファイルを中継情報処理装置として機能する処理装置3に送信する。送信されたイメージファイルは、中継情報処理装置の受信バッファ336に格納される。中継情報処理装置の格納部311は、受信バッファ336格納されたイメージファイルを、受信バッファ336より順次ストレージ装置32にイメージファイル320として格納するとともに、送信バッファ335に格納する。中継情報処理装置の第2展開部310が、送信バッファ335からイメージファイルを処理装置3へマルチキャスト通信により中継送信する。2台の中継情報処理装置が、それぞれ、配下にある処理装置3へイメージファイルをマルチキャスト通信により送信することで、中継情報処理装置として機能する処理装置3を含む全ての処理装置3にイメージファイルが送信される。
すなわち、中継情報処理装置が、マルチキャスト通信により展開されたイメージファイルを、マルチキャスト通信によりさらに処理装置3へ送信することで、全ての処理装置3へイメージファイルが送信される。
なお、図7における、記号aは、送信元の情報処理装置の送信バッファを示し、記号b1,b2はそれぞれ中継情報処理装置として機能する処理装置3の送信バッファ335を示している。各送信バッファ中の四角は、断片化されたイメージファイルを示している。なお、図7に示す例において、送信バッファb1とb2とで、保持しているイメージファイルの量が異なるのは、中継情報処理装置と展開先である処理装置3との間の通信状況がそれぞれ異なるためである。
上述の如く構成された、実施形態の一例としてのシステム1におけるイメージファイルの展開方法を、図8に示すフローチャート(ステップA1〜A4)を参照しながら説明する。
まず、ユーザが、処理装置3に対してOS等のアプリケーションを導入する場合などの所定のタイミングで展開を開始する。ユーザは、送信元の情報処理装置2の入力ユニット24を用いて、展開の開始をCPU21に対して指示する。展開開始の指示を契機に、中継情報処理装置選択部211が、処理装置3の台数および処理装置3の性能情報に基づいて、中継情報処理装置とする処理装置3を選択する(ステップA1)。すなわち、複数の情報処理装置の数に基づいて、複数の情報処理装置の中からデータを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択する。次に、配布部213が、ステップA1において選択された処理装置3に対して、中継情報処理装置として機能させるための情報を配布する(ステップA2)。すなわち、選択された中継情報処理装置に対して、所定の情報を配布する。ステップA1において選択された処理装置3が、中継情報処理装置として機能させるための情報を用いることで、中継情報処理装置として機能する。
その後、展開が開始され(ステップA3)、全ての処理装置3にイメージおよび個別設定情報を送信すると、展開は終了する(ステップA4)。
次に、中継情報処理装置とする処理装置3を選択するステップの詳細、すなわち図8におけるステップA1の詳細な動作を、図9に示すフローチャート(ステップA11〜A14)を参照しながら説明する。
まず、算出部212が、全ての処理装置3の台数に基づいて、必要な中継情報処理装置の台数を算出する(ステップA11)。さらに、中継情報処理装置選択部211が、処理装置3の性能情報に基づいて、ステップA11で算出された台数分の処理装置3を選択する(ステップA12)。すなわち、複数の情報処理装置の数および複数の情報処理装置の性能に基づいて、中継情報処理装置を選択する。より具体的には、複数の情報処理装置の数に基づいて、中継情報処理装置の数を算出し、複数の情報処理装置の性能に基づいて、算出された数の中継情報処理装置を選択する。次に、送信元の情報処理装置2のCPU21が、ステップA12で選択した処理装置を中継情報処理装置として、展開を行なうかユーザに確認する(ステップA13)。例えば、図10に示す画面を、出力ユニット25を用いてユーザに提示することで、確認を行なう。図10に示す例では、送信元の情報処理装置2のCPU21が、中継情報処理装置の台数および中継情報処理装置に選択されたマシン名を示し、ユーザが納得すれば入力ユニット24を用いて「OK」を選択する。また、ユーザは、手動で中継情報処理装置を選択する場合には「手動で設定」を選択して、中継情報処理装置の台数および/または中継情報処理装置として機能させる処理装置3を手動で選択する。
次に、ステップA13にて中継情報処理装置が選択され、決定部215が、中継情報処理装置の展開先としての処理装置3を、中継情報処理装置毎に割り振る(ステップA14)。
次に、処理装置3の性能情報に基づいて、ステップA11で算出された台数分の処理装置3を選択するステップの詳細、すなわち図9におけるステップA12の詳細な動作を、図11に示すフローチャート(ステップA121〜A127)を参照しながら説明する。
まず、中継情報処理装置選択部211は、処理装置性能情報220を参照することで、メモリ容量の多い処理装置3から順に処理装置3を選択する(ステップA121)。また、中継情報処理装置選択部211は、所定の値以上のメモリ容量を有する処理装置3から、メモリ容量の多い処理装置3から順に選択することもできる。
次に、中継情報処理装置選択部211は、ステップA121にて選択された処理装置3の台数が、図9のステップA11で算出された台数に対して過不足があるか否か判断する(ステップA122)。ここで、ステップA121にて選択した処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足がない場合(ステップA122のNoルート参照)、ステップA12の処理は終了する。ステップA121にて選択した処理装置3の台数が、図9のステップA11で算出された台数に対して過不足がある場合(ステップA122のYesルート参照)、中継情報処理装置選択部211は、伝送速度の速い処理装置3から順に選択する(ステップA123)。また、中継情報処理装置選択部211は、所定の値以上の伝送速度を有する処理装置3のうち、伝送速度の速い処理装置3から順に選択することもできる。
ここで、例えば、所定の値以上のメモリ容量を有する処理装置3の台数が不足している場合には、中継情報処理装置選択部211は、伝送速度の速い処理装置3から順に不足している台数分の処理装置3を選択する。また、例えば、ステップA121で選択した、処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して多い場合、中継情報処理装置選択部211は、同じメモリ容量を有する処理装置3のうち、伝送速度の速い順に処理装置3を選択する。具体的には、中継情報処理装置選択部211は、ステップA11で算出された台数を超える原因となっている同じメモリ容量を有する処理装置3のうち、伝送速度の速い順に処理装置3を選択する。
次に、中継情報処理装置選択部211は、ステップA121,A123にて選択された処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足があるか否か判断する(ステップA124)。ここで、ステップA121,A123にて選択した処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足がない場合(ステップA124のNoルート参照)、ステップA12の処理は終了する。ステップA121,A123にて選択した処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足がある場合(ステップA124のYesルート参照)、中継情報処理装置選択部211は、CPUの性能(例えば、クロック周波数)が良い処理装置3から順に選択する(ステップA125)。また、中継情報処理装置選択部211は、所定の値以上のCPUの性能を有する処理装置3のうち、CPUの性能が良い処理装置3から順に選択することもできる。
ここで、例えば、所定の値以上のメモリ容量および伝送速度を有する処理装置3の台数が不足している場合には、中継情報処理装置選択部211は、CPUの性能が良い処理装置3から順に不足している台数分の処理装置3を選択する。また、例えば、ステップA121,A123で選択した、処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して多い場合、中継情報処理装置選択部211は、同じメモリ容量および伝送速度を有する処理装置3のうち、CPUの性能が良い順に処理装置3を選択する。具体的には、中継情報処理装置選択部211は、ステップA11で算出された台数を超える原因となっている同じメモリ容量および伝送速度を有する処理装置3のうち、CPUの性能が良い順に処理装置3を選択する。
次に、中継情報処理装置選択部211は、ステップA121,A123,A125にて選択された処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足があるか否か判断する(ステップA126)。ここで、ステップA121,A123,A125にて選択した処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足がない場合(ステップA126のNoルート参照)、ステップA12の処理は終了する。ステップA121,A123,A125にて選択した処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して過不足がある場合(ステップA126のYesルート参照)、中継情報処理装置選択部211は、例えば、中継情報処理装置選択部211が処理装置性能情報220から処理装置3を検出した順に処理装置3を選択する(ステップA127)。
ここで、具体的には、所定の値以上のメモリ容量,伝送速度およびCPUの性能を有する処理装置3の台数が不足している場合には、中継情報処理装置選択部211は、中継情報処理装置選択部211が処理装置性能情報220から処理装置3を検出した順に不足している台数分の処理装置3を選択する。次に、例えば、ステップ121,A123,A125で選択した、処理装置3の台数が、ステップA11で算出された台数に対して多い場合を考える。この場合、例えば、中継情報処理装置選択部211は、ステップA11で算出された台数を超える原因となっている同じメモリ容量,伝送速度およびCPUの性能情報を有する処理装置3のうち、上記検出順に処理装置3を選択する。
上記ステップA121〜A127の処理により、中継情報処理装置選択部211は、ステップA11で算出された台数分の処理装置3を選択する。
次に、本実施形態の一例としてのシステム1の動作を、図12に示すシステム1の処理の流れを示す図を用いて説明する。
まず、送信元の情報処理装置2は、LANを介して、中継情報処理装置として機能させる処理装置3に対して電源投入を行なう(S1)。電源投入された処理装置3は、送信元の情報処理装置2に対してネットワークブートの要求を行なう(S2)。ネットワークブートは、例えば、PXE(Preboot eXecution Environment)ブートである。ネットワークブート要求を受けた送信元の情報処理装置2は、展開用OSイメージ222を処理装置3へ配布する(S3)。処理装置3は、展開用OSイメージ222を受信するとともに、展開用OSイメージ222を実行することで、RAM33上で展開用OSが起動する(S4)。
処理装置3のRAM33上で展開用OSが起動すると、処理装置3は、送信元の情報処理装置2に対して起動通知を行なうとともに、次の作業を要求する(S5,S6)。送信元の情報処理装置2は、起動通知および作業要求を受信すると、処理装置3を中継情報処理装置として起動させるために、例えば、中継情報処理装置機能実行ファイル224および処理装置一覧221の一部である処理装置一覧333を処理装置3へ配布する(S7,S8)。処理装置一覧221の一部とは、中継情報処理装置として機能する処理装置3がイメージファイルを展開する処理装置3を示す情報である。なお、中継情報処理装置の展開先は、中継情報処理装置毎に異なるため、処理装置一覧221の一部である処理装置一覧333は、例えば、ユニキャスト通信を用いて中継情報処理装置に送信される。
中継情報処理装置機能実行ファイル224および処理装置一覧221を受信した処理装置3は、展開用OSを用いて、中継情報処理装置機能実行ファイル224を実行することにより、中継情報処理装置としての機能が起動する(S9)。次に、中継情報処理装置は、送信元の情報処理装置2に対して作業要求を行なう(S10)。この作業要求を受けた送信元の情報処理装置2は、展開用OSイメージ222を中継情報処理装置に配布する(S11)。
一方、中継情報処理装置と中継情報処理装置の展開先である処理装置3との間では、中継情報処理装置が、展開先である処理装置3に対して電源投入を行なう(S12)。電源投入された処理装置3は、ネットワークブートの要求を行なう(S13)。ネットワークブートの要求を受けた中継情報処理装置は、S11で配布された展開用OSイメージ222を処理装置3へ配布する(S14)。処理装置3は、展開用OSイメージ222を受信するとともに、展開用OSイメージ222を実行することで、RAM33上で展開用OSが起動する(S15)。一方、展開用OSイメージ222を受信した中継情報処理装置は、作業要求を行い(S16)、作業要求を受けた送信元の情報処理装置2は、展開用実行ファイル223を中継情報処理装置に対して配布する(S17)。展開用実行ファイル223を受信した中継情報処理装置は、展開用実行ファイル223を実行するとともに、作業要求を行なう(S18)。
また、展開用OSが起動した処理装置3は、起動通知を行なうとともに、作業要求を行なう(S19,S20)。作業要求を受けた中継情報処理装置は、S17において受信した展開用実行ファイル223を、例えば、コピーして処理装置3へ配布する(S21)。一方、S18における作業要求を受けた送信元の情報処理装置2は、中継情報処理装置に対してイメージファイル送信開始通知を行なう(S22)。送信開始通知を受けた中継情報処理装置は送信開始通知を受信した旨を示す受信通知を送信元の情報処理装置2に送信する(S23)。受信通知を受けた送信元の情報処理装置2は、中継情報処理装置に対して、例えば、N個に断片化されたイメージファイルの一部であるイメージファイル♯1を、中継情報処理装置に送信する(S24)。中継情報処理装置は、イメージファイル♯1を受信すると、受信バッファ336に格納し送信元の情報処理装置2に対して受信通知を送信する(S25)。中継情報処理装置の格納部311は、イメージファイル♯1をストレージ装置32および送信バッファ335に格納する。受信通知を受けた送信元の情報処理装置2は、残りの断片化されたイメージファイル♯2〜Nを、S24,25と同様に中継情報処理装置に対して処理する(S26〜S31)。すなわち、S24,S26,S28,S30において送信元の情報処理装置は、中継情報処理装置に対して、データを送信する。
一方、中継情報処理装置の展開先である処理装置3は、S21において配布された展開用実行ファイル223を実行するとともに、作業要求を行なう(S32)。作業要求を受けた中継情報処理装置は、処理装置3に対して、イメージファイル送信開始通知を行なう(S33)。イメージファイル送信開始通知を受けた処理装置3は、送信開始通知を受信した旨を示す受信通知を中継情報処理装置に送信する(S34)。受信通知を受けた中継情報処理装置は、送信バッファ335に格納された断片化されたイメージファイル♯1を処理装置3へ中継送信する(S35)。処理装置3は、イメージファイル♯1を受信すると、受信通知を中継情報処理装置に送信するとともに(S36)、ストレージ装置32へイメージファイルを格納する。受信通知を受けた中継情報処理装置は、残りの断片化されたイメージファイル♯2〜Nを、S35,S36と同様に展開先である処理装置3に対して処理する(S37〜S42)。すなわち、S35,S37,S39,S41において、送信元の情報処理装置から受信したデータを中継送信する。
ここで、送信元の情報処理装置2が、断片化された全てのイメージファイルの送信が終了すると、イメージファイル終了通知を中継情報処理装置対して送信する(S43)。中継情報処理装置は、イメージファイル終了通知を受信すると、作業要求を行なう(S44)。この作業要求を受けた送信元の情報処理装置2は、処理装置一覧221に含まれる、中継情報処理装置の個別設定情報および中継情報処理装置の展開先の処理装置3の個別設定情報を、中継情報処理装置に配布する(S45)。中継情報処理装置の格納部311は、受信した個別設定情報のうち自身に対する個別設定情報をストレージ装置32に書き込む。なお、中継情報処理装置および中継情報処理装置の展開先である処理装置3の個別設定情報を送信する際には、中継情報処理装置毎に個別設定情報は異なるため、個別設定情報は、例えば、ユニキャスト通信を用いて中継情報処理装置に送信される。
一方、S42において受信通知をうけた中継情報処理装置は、イメージファイル終了通知を、展開先である処理装置3に送信する(S46)。イメージファイル終了通知を受けた展開先である処理装置3は、作業要求を行なう(S47)。作業要求を受けた中継情報処理装置は、S45にて受信した、個別設定情報のうち展開先である処理装置3に該当する個別設定情報を配布する(S48)。処理装置3の格納部311は、受信した個別設定情報をストレージ装置32に書き込む。なお、展開先である処理装置3毎に、個別設定情報は異なるため、中継情報処理装置は、例えば、ユニキャスト通信を用いて個別設定情報を送信する。個別設定情報を受信した、処理装置3は、作業要求を行なう(S49)。作業要求を受けた中継情報処理装置は、展開先である処理装置3に対して再起動通知を行なう(S50)。再起動通知を受けた処理装置3は、再起動することで、揮発性メモリであるRAM33上で動作していた展開用OSは解放され、再起動時には、ストレージ装置32に格納された、展開済みのOSを用いて起動する(S51,S52)。
一方、中継情報処理装置は、S50にて全ての展開先である処置装置3に対して再起動通知を行なった後、展開完了通知を送信元の情報処理装置2に対して通知する(S53)。ここまでの処理で中継情報処理装置機能は終了し(S54)、中継情報処理装置が、作業要求を行なうと(S55)、送信元の情報処理装置2は、中継情報処理装置に対して再起動通知を行なう(S56)。中継情報処理装置は、再起動要求を受けると、再起動を行なう。この再起動により、揮発性メモリであるRAM23上で動作していた展開用OSとともに中継情報処理装置機能実行ファイル224等が解放される(S57)。また、中継情報処理装置として機能していた処理装置3は、再起動時には、ストレージ装置32に格納された展開済みOSを用いて起動する(S58)。すなわち、中継情報処理装置として機能していた処理装置3は、再起動により中継情報処理装置の機能を失い、他の処理装置3と同様の状態になる。
次に、本実施形態の一例としての送信元の情報処理装置2と中継情報処理装置との間における動作を、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
処理装置3のそなえるCPU31が、中継情報処理装置機能用実行ファイル331を起動することにより、処理装置3は、中継情報処理装置として起動する(ステップB0)。中継情報処理装置は、送信元の情報処理装置2に作業要求を送信した後、展開先である処理装置3に転送すべく、展開用OSイメージファイル222を取得する(ステップB1)。なお、中継情報処理装置は、展開用OSイメージファイル222を取得すると、展開先である処理装置3への展開を開始する(図14のステップB20;後述)。さらに、中継情報処理装置は、送信元の情報処理装置2に作業要求を送信した後、展開用実行ファイル223を送信元の情報処理装置2から取得する(ステップB2)。
さらに、中継情報処理装置は、送信元の情報処理装置2に作業要求を送信した後、送信元の情報処理装置2からイメージファイルの送信開始通知を受信する(ステップB3)。中継情報処理装置は、送信開始通知を受信すると、受信通知を送信元の情報処理装置2に対して送信する(ステップB4)。その後、イメージファイル終了通知を受信しているか否かを確認し(ステップB5)、イメージファイル終了通知を受信していなければ(ステップB5のNoルート参照)、送信元の情報処理装置2から送信された断片化されたイメージファイルを受信バッファ336にて受信する(ステップB6)。そして、中継情報処理装置は、受信したイメージファイルを、ストレージ装置32に書き込むとともに、送信バッファ335に格納する(ステップB7,B8参照)。
イメージファイルの、ストレージ装置32への書き込みおよび送信バッファ335への格納が完了すると(ステップB9)、ステップB4に戻る。中継情報処理装置が送信元の情報処理装置2からイメージファイル終了通知を受信するまで、上記ステップB4〜B9の処理が繰り返される。
中継情報処理装置が、イメージファイル終了通知を受信するとステップB5のYesルート参照)、中継情報処理装置は、送信元の情報処理装置2に対して作業要求を行い、送信元の情報処理装置2から個別設定情報225を取得する(ステップB10)。ここで受信する個別設定情報225は、中継情報処理装置の個別設定情報および中継情報処理装置の展開先である処理装置3の個別設定情報である。中継情報処理装置は、受信した個別設定情報のうち自身に対する個別設定情報をストレージ装置32に書き込む(ステップB11)。さらに、中継情報処理装置は、展開先である処理装置3の個別設定情報を送信バッファ335に格納する(ステップB12)。その後、中継情報処理装置が、展開先である処理装置3に対して展開が終了した後(図14のステップB32;後述)に、展開完了通知を送信元の情報処理装置2に対して送信する(ステップB13)。
その後、中継情報処理装置は、送信元の情報処理装置2から再起動通知を受信することを契機に再起動を行なう(ステップB14)。再起動を行なうことで、RAM33上で動作していた中継情報処理装置機能実行ファイル224等は解放され、中継情報処理装置としての機能が消滅する(ステップB15)。すなわち、中継情報処理装置として機能していた処理装置3は、再起動により中継情報処理装置の機能を失い、他の処理装置3と同様の状態になる。
次に、本実施形態の一例としての中継情報処理装置と中継情報処理装置の展開先である処理装置3との間における動作を、図14に示すフローチャートを用いて説明する。
中継情報処理装置は、図13におけるステップB1での展開用OSイメージファイル222の取得後、展開先である処理装置3に展開を開始する(ステップB20)。まず、中継情報処理装置は、展開先である処理装置3に対して電源投入を行なう(ステップB21)。電源投入された展開先である処理装置3からネットワークブート要求を受信すると(ステップB22)、展開用OSイメージ222を処理装置3へ送信する(ステップB23)。展開先である処理装置3が、展開用OSイメージ222を用いて展開用OSを起動し、中継情報処理装置が起動通知を受けると展開用実行ファイル223を処理装置3に送信する(ステップB24)。中継情報処理装置は、展開用実行ファイル223を受信した処理装置3から次の作業要求を受けると、処理装置3に対して、イメージファイルの送信開始を通知する(ステップB25)。送信開始通知を受信した処理装置3から受信通知を受信(確認)すると(ステップB26)、中継情報処理装置が、展開先である処理装置3に対して、イメージファイル終了通知を送信するか否かを確認する(ステップB27)。すなわち、断片化されたイメージファイルの全てを送信していれば、イメージファイル終了通知を処理装置3に対して通知するが、断片化されたイメージファイルの全てを送信していなければ、この終了通知は行なわない。
イメージファイル終了通知を行なわなければ(ステップB27のNoルート参照)、中継情報処理装置が、送信バッファ335からイメージファイルを取得し(ステップB28)、展開先である処理装置3へ中継送信し(ステップB29)、ステップB26に戻る。中継情報処理装置が、展開先である処理装置3に対して、断片化されたイメージファイルの全てを送信し、さらにイメージファイル終了通知を送信するまで、上記ステップB26〜B29の処理が繰り返される。
中継情報処理装置が、イメージファイル終了通知を展開先である処理装置3へ送信すると(ステップB27のYesルート参照)、送信バッファ335に格納された個別設定情報から該当する個別設定情報をその展開先である処理装置3へ中継送信する(ステップB30)。その後、中継情報処理装置は、展開先である処理装置3から作業要求を受けると、その処理装置3に対して再起動指示を行なう(ステップB31)。中継情報処理装置が、再起動指示を行なうことで、展開先の処理装置3への展開が終了する(ステップB32)。
このように、実施形態の一例にかかるシステム1によれば、処理装置3を中継情報処理装置として機能させ、送信元の情報処理装置2が、全ての処理装置3に対して直接展開を行なう必要がないので、展開に要する時間を短縮することができる。
また、処理装置3の台数に基づいて、展開に要する時間が最短となる中継情報処理装置の台数を算出し、この算出された台数に基づいて中継情報処理装置を作成するので、展開に要する時間を短縮することができる。
さらに、処理装置3の性能情報に基づいて、中継情報処理装置として機能させる処理装置3を、選択しているので、信頼性の高い一時デプロメントサーバを生成することができ、確実にイメージファイルの展開を行なうことができる。
また、実施形態の一例にかかるシステム1によれば、展開に要する時間を短縮するために、複数の送信元の情報処理装置を設ける必要がなくなる。
さらに、実施形態の一例にかかるシステム1によれば、中継情報処理装置として機能するための情報は、処理装置3のRAM33上で実行されるため、複数の送信元の情報処理装置に対するOS等のインストールやソフトウエアの設定作業を行なう必要がなくなり、ユーザに対する負担が軽減される。
さらに、本実施形態の一例によれば、送信元の情報処理装置2が、自動的に、1以上の中継情報処理装置を生成するため、ユーザが、中継情報処理装置を選択する必要がなくなり、ユーザに対する負担が軽減される。
また、実施形態の一例によれば、中継情報処理装置として機能していた処理装置3は、再起動により中継情報処理装置の機能を失い、他の処理装置3と同様の状態になるので、展開後の運用において他の処理装置3と同様に取り扱うことができる。
〔B〕変形例の説明
上記実施形態の一例においては、110台の処理装置3が送信元の情報処理装置2と同一のスイッチを介して接続され、全ての処理装置3にイメージファイルAが展開される場合についての算出部212の動作について説明した。
しかし、算出部212の動作はこれに限定されるものではなく、複数の処理装置3が異なるスイッチを介して送信元の情報処理装置2と接続されている場合や、複数種のイメージファイルを展開する場合には、以下のように動作する。
なお、ネットワーク機器を介して接続される送信元の情報処理装置2と処理装置3とのネットワークの一群をセグメントという。
まず、例えば、処理装置3の台数が110台であり、セグメント数は5,イメージファイルは1種類の場合を例にして算出部212の動作を説明する。なお、5つのセグメントA〜Eは、それぞれ、20台,20台,30台,20台,20台の処理装置3で構成されているものとする。
システム1が、複数のセグメントを有する場合には、算出部212は、セグメント毎に必要な中継情報処理装置の台数を算出する。具体的には、算出部212は、各セグメントを構成する処理装置3の台数を上記(6)式に代入することで、必要な中継情報処理装置の台数を算出する。すなわち、セグメントA〜Eにおける、必要な中継情報処理装置の台数は、それぞれ4台,4台,5台,4台,4台となる。すなわち、算出部212は、一のセグメントに属する複数の情報処理装置の数に基づいて、セグメントごとに中継情報処理装置の数を決定する。
そして、セグメント毎に、決定部215により、中継情報処理装置の展開先となる処理装置3が決定される。すなわち、決定部215は、一のセグメントに属する処理装置3の数および一のセグメントに属する中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の処理装置3を決定する。
すなわち、複数のセグメントに処理装置3が、配置されている場合には、セグメント毎に、中継情報処理装置が生成され、展開が行われるのである。
次に、例えば、処理装置3の台数が110台であり、セグメント数は1,イメージファイルが4種類の場合を例にして算出部212の動作を説明する。4種類のイメージファイルA〜Dは、それぞれ30台,30台,30台,20台の処理装置3へ送信されるものとする。
送信元の情報処理装置2が、複数種のイメージファイルを送信する場合には、算出部212は、送信されるイメージファイルの種類毎に、必要な中継情報処理装置の台数を算出する。具体的には、算出部212は、同一種のイメージファイルが送信される処理装置3の台数を上記(6)式に代入することで、必要な中継情報処理装置の台数を算出する。すなわち、イメージファイルA〜Dに対して、それぞれ中継情報処理装置は、5台、5台,5台,4台必要であることがわかる。すなわち、算出部212は、同一種類のデータが送信される複数の情報処理装置をグループとし、このグループ内の情報処理装置の数に基づいて、グループごとに中継情報処理装置の数を決定する。
そして、イメージファイルの種類毎に、決定部215により、中継情報処理装置の展開先となる処理装置3が決定される。すなわち、決定部215は、グループ内の処理装置3の数およびグループ内の中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の処理装置3を決定する。
すなわち、複数のイメージファイルが展開される場合には、イメージファイルの種類毎に、中継情報処理装置が生成され、展開が行われるのである。
次に、例えば、処理装置3の台数が150台であり、セグメント数は3,イメージファイルが3種類の場合を例にして算出部212の動作を説明する。なお、3つのセグメントA〜Cは、それぞれ、60台,60台,30台の処理装置3で構成されている。セグメントAにおいては、3種類のイメージファイルA〜Cが、それぞれ20台の処理装置3へ送信されるものとする。
セグメントBにおいては、2種類のイメージファイルA,Bが、それぞれ30台の処理装置3へ送信される。また、セグメントCにおいては、1種類のイメージファイルCが、30台の処理装置3へ送信される。このような、処理装置3,セグメントおよびイメージファイルの関係を図15(a)に示す。
システム1が複数のセグメントをそなえ、かつ、送信元の情報処理装置2が複数種のイメージファイルを送信する場合には、算出部212は、以下のように動作する。算出部212は、セグメント毎かつ送信されるイメージファイル種別毎の処理装置3の台数を(6)式に代入することにより、中継情報処理装置の台数を算出する。すなわち、図15(b)に示すように中継情報処理装置の台数が算出される。つまり、算出部212は、一のセグメントに属する複数の情報処理装置のうち、同一種類のデータが送信される複数の情報処理装置をグループとし、このグループ内の情報処理装置の数に基づいて、グループごとに中継情報処理装置の数を決定する。
そして、セグメント毎かつ送信されるイメージファイル種別毎に、決定部215により、中継情報処理装置の展開先となる処理装置3が決定される。すなわち、決定部215は、グループ内の処理装置3の数およびグループ内の中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する
このように、算出部212が、セグメント毎、および/またはイメージファイル種別毎に、必要となる中継情報処理装置の台数を算出する。そして、算出部212の算出結果に基づいて、中継情報処理装置生成部210が、中継情報処理装置をして処理装置3を機能させるため、システム1は、効率的にイメージファイルの展開を行なうことができる。
〔C〕その他
なお、開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本実施形態の一例では、必要な中継情報処理装置の台数を導くために(6)式に、イメージファイルの展開が行なわれる処理装置3の台数を代入して算出するが、これに限定されるものではない。
さらに、本実施形態の一例では、第1展開部214は、中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置に対する個別設定情報および中継情報処理装置の展開先の処理装置3に対する個別設定情報を送信するが、これに限定されるものではない。例えば、第1展開部214は、全ての処理装置3の個別設定情報225を中継情報処理装置に送信してもよい。この場合、中継情報処理装置が、全ての処理装置3の個別設定情報225から、自身の個別設定情報および展開先の処理装置3の個別設定情報を選択する。
また、本実施形態の一例では、配布部213は、送信先の中継情報処理装置に応じた処理装置一覧221の一部を送信するが、これに限定されるものではない。例えば、配布部213は、全ての処理装置一覧221を中継情報処理装置に対して送信してもよい。この場合、中継情報処理装置が、全ての処理装置一覧221から、中継情報処理装置が展開を行なう展開先の処理装置3を示す情報を選択する。
さらに、本実施形態の一例では、中継情報処理装置選択部211が、処理装置3の性能情報としてメモリ容量,伝送速度,CPUの性能に基づいて、中継情報処理装置とする処理装置3を選択しているが、これに限定されるものではない。
また、本実施形態の一例では、中継情報処理装置選択部211が、処理装置3のメモリ容量を最優先として中継情報処理装置とする処理装置3を選択しているが、これに限定されるものではない。例えば、処理装置3の伝送速度を最優先して中継情報処理装置とする処理装置3を選択してもよいし、処理装置3のCPUの性能を最優先して、中継情報処理装置とする処理装置3を選択してもよい。
さらに、本実施形態の一例では、決定部215が、中継情報処理装置の展開先の処理装置3を決定した後に、配布部213が、処理装置3を中継情報処理装置として機能させるための情報を配布しているが、これに限定されるものではない。例えば、中継情報処理装置選択部211が中継情報処理装置とする処理装置3を選択し、決定部215が中継情報処理装置の展開先の処理装置3を決定する前に、配布部213が上記中継情報処理装置として機能させるための情報を配布してもよい。
また、本実施形態の一例では、中継情報処理装置が、送信元の情報処理装置2から、展開用OSイメージ222を取得した後に、展開先の処理装置3への展開が開始し、処理装置3へ電源投入が行なわれるが、これに限定されるものではない。例えば、展開先の処理装置3への展開以前に、中継情報処理装置が、展開先の処理装置3に対して電源投入を行なってもよい。
さらに、本実施形態の一例では、送信元の情報処理装置2から中継情報処理装置を含む処理装置3に送信され、中継処理装置により中継送信されるデータは、イメージファイルである場合を用いて説明を行なったが、これに限定されるものではない。例えば、送信元の情報処理装置2から中継情報処理装置を含む処理装置3に送信され、中継処理装置により中継送信されるデータは、イメージファイル以外の種々のデータであってもよい。
なお、送信元の情報処理装置2や処理装置3にそなえられるCPUの各機能を実現するための種々のアプリケーションプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
送信元の情報処理装置からデータを複数の情報処理装置に送信する方法であって、
前記複数の情報処理装置の数に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択し、
前記送信元の情報処理装置は、前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信し、
前記中継情報処理装置は、前記送信元の情報処理装置から受信した前記データを中継送信する
ことを特徴とするデータ送信方法。
(付記2)
前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、中継情報処理装置を選択し、
選択された前記中継情報処理装置に対して、所定の情報を配布し、
配布された前記所定の情報を、中継情報処理装置がそなえる主記憶装置に格納するとともに、該主記憶装置上で前記所定の情報を処理することで、中継情報処理装置として起動する
ことを特徴とする付記1記載のデータ送信方法。
(付記3)
前記所定の情報は、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とである
ことを特徴とする付記2記載のデータ送信方法。
(付記4)
前記複数の情報処理装置の数に基づいて、中継情報処理装置の数を算出し、前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記算出された数の中継情報処理装置を選択する
ことを特徴とする付記2または付記3に記載のデータ送信方法。
(付記5)
前記複数の情報処理装置の数および中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する
ことを特徴とする付記3記載のデータ送信方法。
(付記6)
前記送信元の情報処理装置が、複数の異なるデータを複数の情報処理装置に送信する場合、
中継情報処理装置を選択するに際して、同一種類のデータが送信される複数の情報処理装置をグループとし、該グループ内の情報処理装置の数に基づいて、グループごとに中継情報処理装置の数を決定し、
中継送信先の情報処理装置を決定するに際して、グループ内の情報処理装置の数およびグループ内の中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する
ことを特徴とする付記5記載のデータ送信方法。
(付記7)
前記送信元の情報処理装置が、複数の異なるセグメントに属する複数の情報処理装置に対して、データを送信する場合、
中継情報処理装置を選択するに際して、一のセグメントに属する複数の情報処理装置の数に基づいて、セグメントごとに中継情報処理装置の数を決定し、
中継送信先の情報処理装置を決定するに際して、一のセグメントに属する情報処理装置の数および一のセグメントに属する中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する
ことを特徴とする付記5記載のデータ送信方法。
(付記8)
前記送信元の情報処理装置が、複数の異なるセグメントに属する複数の情報処理装置に対して、複数の異なるデータを送信する場合、
中継情報処理装置を選択するに際して、一のセグメントに属する複数の情報処理装置のうち、同一種類のデータが送信される複数の情報処理装置をグループとし、該グループ内の情報処理装置の数に基づいて、グループごとに中継情報処理装置の数を決定し、
中継送信先の情報処理装置を決定するに際して、グループ内の情報処理装置の数およびグループ内の中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する
ことを特徴とする付記5記載のデータ送信方法。
(付記9)
複数の情報処理装置に対してデータを送信する送信元情報処理装置あって、
前記複数の情報処理装置の数に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択する選択部と、
前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信する第1送信部と、をそなえた
ことを特徴とする送信元情報処理装置。
(付記10)
前記選択部は、前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、中継情報処理装置を選択し、
前記送信元情報処理装置は、選択部により選択された前記中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が自身の主記憶装置上で処理することで中継情報処理装置として起動する情報である、所定の情報を配布する配布部をそなえる
ことを特徴とする付記9記載の送信元情報処理装置。
(付記11)
前記所定の情報は、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とである
ことを特徴とする付記10記載の送信元情報処理装置。
(付記12)
前記選択部は、
前記複数の情報処理装置の数に基づいて、中継情報処理装置の数を算出し、前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記算出された数の中継情報処理装置を選択する
ことを特徴とする付記10または付記11記載の送信元情報処理装置。
(付記13)
前記複数の情報処理装置の数および中継情報処理装置の数に基づいて、中継送信先の情報処理装置を決定する決定部を更にそなえる
ことを特徴とする付記11記載の送信元情報処理装置。
(付記14)
複数の情報処理装置と、複数の情報処理装置に対してデータを送信する送信元の情報処理装置とをそなえたシステムであって、
前記複数の情報処理装置の数に基づいて前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択部をそなえるとともに、
前記送信元の情報処理装置が、
前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信する第1送信部をそなえ、
前記中継情報処理装置が、
前記送信元の情報処理装置から受信した前記データを、少なくとも1の情報処理装置に中継送信する第2送信部をそなえる
ことを特徴とするデータ送信システム。
(付記15)
送信元の情報処理装置が、複数の情報処理装置に対してデータを送信する機能を、該送信元の情報処理装置に実行させるデータ送信プログラムであって、
前記複数の情報処理装置の数に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択し、
前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信することを前記送信元の情報処理装置に実行させる
ことを特徴とするデータ送信プログラム。
1 システム
2 送信元の情報処理装置
3 情報処理装置
21 CPU
22 ストレージ装置
23 RAM
24 入力ユニット
25 出力ユニット
26 通信ユニット
31 CPU
32 ストレージ装置
33 RAM
34 入力ユニット
35 出力ユニット
36 通信ユニット
210 中継情報処理装置生成部
211 中継情報処理装置選択部
212 算出部
213 配布部
214 第1展開部
215 決定部
220 処理装置性能情報
221 処理装置一覧
222 展開用OSイメージ
223 展開用実行ファイル
224 中継情報処理装置機能実行ファイル
225 個別設定情報
230 制御プログラム
231 送信元情報処理装置機能実行ファイル
310 第2展開部
311 格納部
320 イメージファイル
321 個別設定情報
330 制御プログラム(展開用OS)
331 中継情報処理装置機能実行ファイル
332 展開用実行ファイル
333 処理装置一覧
334 展開先の個別設定情報
335 送信バッファ
336 受信バッファ

Claims (5)

  1. 送信元の情報処理装置からデータを複数の情報処理装置に送信する方法であって、
    前記送信元の情報処理装置は、前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択し、
    前記送信元の情報処理装置は、選択された前記中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とを有する所定の情報を配布し、
    前記送信元の情報処理装置は、前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信し、
    前記中継情報処理装置は、配布された前記所定の情報を前記中継情報処理装置がそなえる主記憶装置に格納するとともに、該主記憶装置上で前記所定の情報を処理することで、前記送信元の情報処理装置から受信した前記データを中継送信する、
    ことを特徴とするデータ送信方法。
  2. 前記複数の情報処理装置の数に基づいて、中継情報処理装置の数を算出し、前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記算出された数の中継情報処理装置を選択する
    ことを特徴とする請求項記載のデータ送信方法。
  3. 複数の情報処理装置に対してデータを送信する送信元情報処理装置であって、
    前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とを有する所定の情報を配布する配布部と、
    前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信する第1送信部と、をそなえた
    ことを特徴とする送信元情報処理装置。
  4. 複数の情報処理装置と、複数の情報処理装置に対してデータを送信する送信元の情報処理装置とをそなえたシステムであって、
    前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択する選択部をそなえるとともに、
    前記送信元の情報処理装置が、
    前記選択部により選択された前記中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とを有する所定の情報を配布する配布部と、
    前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信する第1送信部をそなえ、
    前記中継情報処理装置が、
    配布された前記所定の情報を主記憶装置に格納するとともに、該主記憶装置上で前記所定の情報を処理する処理部と、
    前記送信元の情報処理装置から受信した前記データを、少なくとも1の情報処理装置に中継送信する第2送信部をそなえる
    ことを特徴とするデータ送信システム。
  5. 送信元の情報処理装置が、複数の情報処理装置に対してデータを送信する機能を、該送信元の情報処理装置に実行させるデータ送信プログラムであって、
    前記複数の情報処理装置の数および前記複数の情報処理装置の性能に基づいて、前記複数の情報処理装置の中から前記データを他の情報処理装置に中継送信する情報処理装置として機能させる中継情報処理装置を選択し、
    選択された前記中継情報処理装置に対して、中継情報処理装置が前記データを少なくとも1の情報処理装置に中継送信する機能を実現する実行ファイルと、中継情報処理装置が前記データの中継送信を行なう中継送信先としての情報処理装置を特定する情報とを有し、中継情報処理装置が自身の主記憶装置上で処理することで中継情報処理装置として起動する情報である、所定の情報を配布し、
    前記中継情報処理装置に対して、前記データを送信することを前記送信元の情報処理装置に実行させる
    ことを特徴とするデータ送信プログラム。
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