JP5643915B1 - 放電発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の駆動回路等に大きな変更を施すことなく、低い駆動電圧と少ない電流で必要な発光効率を得られ、消費電力を低減できる、放電発光装置を提供する。【解決手段】放電発光を行う第一電極と第二電極の内、一方の電極に+Va1、他方の電極に−Vbを印加して、陽光柱放電を引き起こすサステインパルスを与える。次に、第一電極と第二電極の双方に−Vbを印加する、休止期間を設ける。次に、一方の電極に+Va1より高電位の+Va2、他方の電極に−Vbを印加して、次の周期に発生する陽光柱放電に必要な電荷を蓄積するための壁電荷蓄積パルスを与える。この動作を、第一電極と第二電極との間で交互に実行する。【選択図】図14

Description

本発明は、放電発光装置及び熱陰極管に関する。
より詳細には、プラズマディスプレイ装置、蛍光灯(熱陰極管)、冷陰極管等の、グロー放電や陽光柱放電等の放電現象を利用して発光する放電発光装置と、この放電発光装置に用いる熱陰極管に関する。
今日、蛍光灯は主要な照明装置として広く利用されている。その一方で、高輝度白色LEDの台頭により、LED照明装置が普及しつつある。
一般的なイメージとは異なり、LED照明装置におけるLEDの寿命と消費電力は、蛍光灯とあまり変わらない。また、LED照明装置は演色性に難があるものも多く、未だ発展途上の製品であるともいえる。
特許文献1には、本発明に関係する、高い入力電力を印加することにより管壁負荷を高めてランプ出力を増大させた蛍光ランプでありながら高い光束維持率を有する蛍光ランプに関する技術内容が開示されている。
また、非特許文献1には、本発明の先行技術に相当する、「2段パルス駆動」に基づくプラズマディスプレイ装置の駆動方式に関する技術内容が開示されている。
特開2010−27452号公報
J. S. Lim et al., "Improved Waveform for the Sustain Pulse for High Luminance" SID Symposium Digest of Technical Papers. 34, 442 (2003).
現在の蛍光灯は、グローランプ型、ラピッドスタート型、Hf型(High Frequency)と、三種類の発光方式が存在する。また、これらの発光方式に併せて、多くの種類の蛍光管が開発され、発売されている。上記の特許文献1もその一つである。蛍光灯は、成熟した技術分野であると言われながら、今なお、更なる低消費電力化、高発光効率化及び長寿命化等の技術開発が永続的に続けられている。
本発明はかかる課題を解決し、従来の駆動回路等に大きな変更を施すことなく、低い駆動電圧と少ない電流で必要な発光効率が得られ、消費電力を低減でき、長寿命化を実現する放電発光装置と、これに用いる熱陰極管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の放電発光装置は、放電発光を行う空間に設けられる第一電極と、空間に設けられ、第一電極と対になり第一電極と共に放電発光を行う第二電極と、第一電極と第二電極塗布される、壁電荷が蓄積される誘電体と、放電発光に寄与する第一の電圧を発生する第一電源と、第一の電圧より高電圧である第二の電圧を発生する第二電源と、第一の電圧及び第二の電圧に対して低電位の電圧を発生する第三電源とを有する。スイッチモジュールは、第一電源、第二電源及び第三電源に接続され、第一電極及び第二電極の内、一方の電極に第一の電圧、他方の電極に低電位の電圧を印加する、第一電極及び第二電極に放電発光を引き起こすサステインパルス付与期間と、サステインパルス付与期間の後に第一電極と第二電極の双方に低電位の電圧を印加するサステインパルス付与期間より短い休止期間と、休止期間の後に一方の電極に第二の電圧、他方の電極に低電位の電圧を印加することで壁電荷を誘電体に蓄積する、サステインパルス付与期間より長い壁電荷蓄積パルス付与期間を形成し、第一電極及び第二電極にサステインパルス付与期間、休止期間、壁電荷蓄積パルス付与期間を交互に設ける。そして、誘電体は第一電極と第二電極の放電発光が生じる側に塗布され、且つ第一電極と第二電極の放電発光が生じない側には誘電体が塗布されないようにした。
本発明によれば、従来の駆動回路等に大きな変更を施すことなく、低い駆動電圧と少ない電流で必要な発光効率が得られ、消費電力を低減でき、長寿命化を実現する放電発光装置と、これに用いる熱陰極管を提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第一の実施形態に係る、プラズマディスプレイ装置の全体構成を示すブロック図である。 放電表示パネルの構造を示す一部分解斜視図である。 第一ドライバの構成を示すブロック図である。 第一スイッチ部の回路図である。 本発明の第一の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置の、表示電極及びスキャン電極に対する制御信号のタイムチャートと、表示電極及びスキャン電極の電圧波形と、表示電極の電流波形を示す図である。 従来技術である非特許文献1に開示されている、2段パルス駆動による電極の電圧波形と電流波形と、本実施形態の駆動方式による電極の電圧波形と電流波形である。 従来技術である非特許文献1に開示されている、2段パルス駆動による電極の電圧波形と電流波形を実測したグラフと、本実施形態の駆動による電極の電圧波形と電流波形を実測したグラフである。 本実施形態の駆動方式において、表示期間の最後の壁電荷蓄積パルス電圧Vacc−endのみ変化させ、表示期間終了から5msec後に幅10μsec、電圧−Vtestのテストパルスを表示電極に印加して、放電開始電圧を調べたグラフである。 サステイン電圧Vsusを変化させた時の、サステインパルスによる放電電流の積分値を示すグラフと、壁電荷蓄積パルスによる放電電流の積分値を示すグラフである。 本実施形態の駆動方式において、休止期間の時間幅を変化させて、輝度と発光効率を測定したグラフである。 本実施形態の駆動方式において、壁電荷蓄積パルスの時間幅を変化させて、輝度と発光効率を測定したグラフである。 図9A及び図9Bと同じ駆動条件で、旧駆動方式、2段パルス駆動方式及び本実施形態の駆動方式における、サステイン電圧Vsusに対する輝度の変化を示すグラフである。 図9A及び図9Bと同じ駆動条件で、旧駆動方式、2段パルス駆動方式及び本実施形態の駆動方式における、サステイン電圧Vsusに対する発光効率の変化を示すグラフである。 本発明の第二の実施形態に係る、照明装置の全体構成を示すブロック図である。 従来技術と本実施形態の駆動方式における、冷陰極管の印加電圧に対する白色発光効率の変化を示すグラフと、冷陰極管の印加電圧に対する輝度の変化を示すグラフである。 本発明の第二の実施形態に係る、照明装置の全体構成を示すブロック図である。 図17は、蛍光管の一部拡大断面図である。 誘電体が蒸着されたラピッドスタート型蛍光管のフィラメントコイルを示す模式図と、その一部拡大図と、グローランプ型蛍光管のフィラメントコイルを示す模式図である。 通電状態における、グローランプ型蛍光管のフィラメントコイルの一部拡大模式図である。
先ず、第一の実施形態として、本発明を完成するに至った、放電発光装置の一実施形態である、プラズマディスプレイ装置の実施形態を説明する。
次に、第二の実施形態として、プラズマディスプレイ装置と発光駆動方式が同一であり、放電発光装置の一実施形態である、冷陰極管を使用する照明装置の実施形態を説明する。
そして、第三の実施形態として、第二の実施形態の応用である、蛍光管(熱陰極管)と、これを使用する放電発光装置の一実施形態である、照明装置の実施形態を説明する。
[第一の実施形態:プラズマディスプレイ装置の全体構成]
図1は、本発明の第一の実施形態に係る、プラズマディスプレイ装置101の全体構成を示すブロック図である。
図2は、放電表示パネル102の構造を示す一部分解斜視図である。
制御部103は、図示しない映像ソースから映像信号を受けて、第一ドライバ104と第二ドライバ105を制御する。
第一ドライバ104は、放電表示パネル102のガラス基板201と誘電体202との間に挟み込まれている表示電極203とスキャン電極204に、駆動電圧を印加する。なお、表示電極203とスキャン電極204は、それぞれ透明度と低抵抗値を確保するために、バス線205と透明電極206にて構成されている。
第二ドライバ105は、放電表示パネル102のバリアリブ207の裏側に、表示電極203とスキャン電極204の貼付方向とは直交する方向に貼付されているアドレス電極208に、駆動電圧を印加する。
絶縁体である誘電体202は、表示電極203とスキャン電極204に接触している。この誘電体202には、放電発光の基となる電荷が蓄積される。誘電体202に蓄積される電荷を壁電荷という。誘電体202は、本実施形態のプラズマディスプレイ装置101、そして第二の実施形態及び第三の実施形態にて後述する照明装置において、必須の構成である。
放電表示パネル102は、ガラス基板201とバリアリブ207を密着させて、空気を抜いた後、低圧のXe(キセノン)ガスを封入して、蛍光灯に似た発光環境を形成する。
ガラス基板201には、表示電極203とスキャン電極204が交互に貼付されている。発光を引き起こす表示放電は、表示電極203とスキャン電極204との間のギャップにて生じる。
バリアリブ207の裏側には、表示電極203とスキャン電極204に直交する方向に、アドレス電極208が貼付されている。
第二ドライバ105は、0Vから5V迄の電圧範囲で、画素の輝度に応じた電圧をアドレス電極208に印加する。このため、第二ドライバ105の駆動電圧の電源は図示を省略している。
一方、第一ドライバ104は、サステインパルスと壁電荷蓄積パルスという二種類の高電圧パルスを、表示電極203とスキャン電極204に交互に印加する。サステインパルスの電圧は110〜200V、壁電荷蓄積パルスの電圧は150〜300Vになる。そして、サステインパルスの電圧は壁電荷蓄積パルスの電圧より低く設定される。このため、図1中では、
・サステインパルスを形成するためのサステイン電圧+Va1を出力する第一電源106と、
・壁電荷蓄積パルスを形成するための壁電荷蓄積電圧+Va2を出力する第二電源107と、
・接地電位を形成するための接地電位−Vbを出力する第三電源108と
が設けられている。
第一電源106は、図3にて後述する第一スイッチ部に、+Va1の他、+Va1+5V、そして+Va1−5Vを供給する。
第二電源107は、図3にて後述する第二スイッチ部に、+Va2の他、+Va2+5V、そして+Va2−5Vを供給する。
第三電源108は、図3にて後述する第三スイッチ部に、−Vbの他、−Vb+5V、そして−Vb−5Vを供給する。
これらスイッチ部の詳細は図4にて後述する。
プラズマディスプレイ装置101の駆動シーケンスについて、簡単に説明する。
プラズマディスプレイ装置101は、1フレームを表示する際に、アドレスシーケンスと表示シーケンスを実行する。
アドレスシーケンスとは、スキャン電極204に所定のデータ電圧を印加した上で、アドレス電極208に画素の輝度に相当する所定の電圧を印加することで、各々の画素(表示電極203及びスキャン電極204と、アドレス電極208との交点)に輝度に応じた電界強度の電荷を蓄積させる動作である。
表示シーケンスとは、アドレス電極208には一切の電圧を印加しない状態で、スキャン電極204と表示電極203に所定の交流パルス電圧を印加することで、各々の画素に異なる輝度で発光する表示放電を引き起こす動作である。
動画像信号が60fps(1フレーム約16msec)の場合、アドレスシーケンスにその7〜8割の時間(約12〜13msec:アドレス期間)を割り当て、表示シーケンスに残りの時間(約3〜5msec:表示期間)を割り当てる。そして、表示シーケンスでは1周期が約4μsecのパルス電圧をおよそ800〜1250回、表示電極203とスキャン電極204に印加する。
[第一の実施形態:第一ドライバ104の構成]
図3は、第一ドライバ104の構成を示すブロック図である。
第一ドライバ104は、表示電極203とスキャン電極204のそれぞれに接続されているスイッチモジュール301a、301b、301c、301d…の集合体である。スイッチモジュール301a、301b、301c、301d…は全て同じ回路構成である。これ以降、これらを特に区別しない場合には、スイッチモジュール301と総称する。
図3中、スイッチモジュール301aは表示電極203aに接続されている。スイッチモジュール301bはスキャン電極204aに接続されている。スイッチモジュール301cは表示電極203bに接続されている。スイッチモジュール301dはスキャン電極204bに接続されている。以下同様に、表示電極203とスキャン電極204のそれぞれに、スイッチモジュール301が接続される。
スイッチモジュール301は、第一スイッチ部302と、第二スイッチ部303と、第三スイッチ部304と、これら各々のスイッチ部を制御するロジック回路305よりなる。
第一スイッチ部302は、第一電源106から、+Va1、+Va1+5V、そして+Va1−5Vの供給を受ける。そして、ロジック回路305の制御に従って、+Va1を出力する。
第二スイッチ部303は、第二電源107から、+Va2、+Va2+5V、そして+Va2−5Vの供給を受ける。そして、ロジック回路305の制御に従って、+Va2を出力する。
第三スイッチ部304は、第三電源108から、−Vb、−Vb+5V、そして−Vb−5Vの供給を受ける。そして、ロジック回路305の制御に従って、−Vbを出力する。
第一スイッチ部302、第二スイッチ部303及び第三スイッチ部304は、何れか一つのみが表示電極203又はスキャン電極204に接続される。但し、表示電極203又はスキャン電極204は必ずしも常に第一スイッチ部302、第二スイッチ部303及び第三スイッチ部304のいずれか一つに接続されるとは限らない。第一スイッチ部302、第二スイッチ部303及び第三スイッチ部304の何れも表示電極203又はスキャン電極204に接続されない状態も存在する。
[第一の実施形態:スイッチ部の回路構成]
図4は、第一スイッチ部302の回路図である。なお、第二スイッチ部303及び第三スイッチ部304も第一スイッチ部302と同一の回路構成である。このため、第一スイッチ部302に印加される電圧を、Vx、Vx+5V、Vx−5Vと表記している。
第一フォトカプラ401は、ロジック回路305が出力する+5Vの制御信号を、駆動電圧Vx+5Vの回路へ伝達する。
第一バッファ402は、第一フォトカプラ401の出力信号を、Vx+5Vの制御信号に変換する。この制御信号は、Nチャネル型MOSFET(以下「NMOSFET」と略)403のゲートをオン・オフ制御する。NMOSFET403は、ゲートにVx+5Vを印加されると、オン状態になる。
第二フォトカプラ404は、ロジック回路305が出力する+5Vの制御信号を、駆動電圧Vx−5Vの回路へ伝達する。
第二バッファ405は、第二フォトカプラ404の出力信号を、Vx−5Vの制御信号に変換する。この制御信号は、Pチャネル型MOSFET(以下「PMOSFET」と略)406のゲートをオン・オフ制御する。PMOSFET406は、ゲートにVx−5Vを印加されると、オン状態になる。
第一フォトカプラ401と第二フォトカプラ404はロジック回路305から同一の制御信号によってオン・オフ動作されるので、NMOSFET403とPMOSFET406は同時にオン・オフ制御される。
NMOSFET403のソースとPMOSFET406のソースは、電源ノード+Vxに接続されている。電源ノード+Vxと接地ノードとの間には、安定化のためのコンデンサC407が接続されている。
NMOSFET403のドレインには、逆流防止の第一ダイオードD408のカソードが接続されている。
PMOSFET406のドレインには、逆流防止の第二ダイオードD409のアノードが接続されている。
第一ダイオードD408のアノードと、第二ダイオードD409のカソードは、表示電極又はスキャン電極に接続される。
第一ダイオードD408は、NMOSFET403のソース・ドレイン間寄生ダイオードに電流が流れて破壊されないよう保護するために設けられている。
第二ダイオードD409は、PMOSFET406のソース・ドレイン間寄生ダイオードに電流が流れて破壊されないよう保護するために設けられている。
今、電極の電位がVxより低い場合、電流は、電源ノードVxからPMOSFET406と第二ダイオードD409を通じて、電極へ流れる。この時、PMOSFET406は電極に対するハイサイドスイッチとして動作する。
逆に、電極の電位がVxより高い場合、電流は、電極からNMOSFET403と第一ダイオードD408を通じて、電源ノードVxへ流れる。この時、NMOSFET403は電極に対するローサイドスイッチとして動作する。
本実施形態の第一スイッチ部302、第二スイッチ部303及び第三スイッチ部304は、このハイサイドスイッチとローサイドスイッチが同時に電極に接続されることが重要である。その理由は図5にて後述する。
[第一の実施形態:動作]
図5は、本発明の第一の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置101の、表示電極203及びスキャン電極204に対する制御信号のタイムチャートと、表示電極203及びスキャン電極204の電圧波形と、表示電極203の電流波形を示す図である。
波形W501は、ロジック回路305から表示電極203に接続される第一スイッチ部302に与えられる制御信号のタイムチャートである。高電位が論理の真を示し、オン状態になり、電圧+Va1を表示電極203に印加する。
波形W502は、ロジック回路305から表示電極203に接続される第二スイッチ部303に与えられる制御信号のタイムチャートである。高電位が論理の真を示し、オン状態になり、電圧+Va2を表示電極203に印加する。
波形W503は、ロジック回路305から表示電極203に接続される第三スイッチ部304に与えられる制御信号のタイムチャートである。高電位が論理の真を示し、オン状態になり、電圧−Vbを表示電極203に印加する。
波形W504は、ロジック回路305からスキャン電極204に接続される第一スイッチ部302に与えられる制御信号のタイムチャートである。高電位が論理の真を示し、オン状態になり、電圧+Va1をスキャン電極204に印加する。
波形W505は、ロジック回路305からスキャン電極204に接続される第二スイッチ部303に与えられる制御信号のタイムチャートである。高電位が論理の真を示し、オン状態になり、電圧+Va2をスキャン電極204に印加する。
波形W506は、ロジック回路305からスキャン電極204に接続される第三スイッチ部304に与えられる制御信号のタイムチャートである。高電位が論理の真を示し、オン状態になり、電圧−Vbをスキャン電極204に印加する。
波形W507は、表示電極203の電圧波形である。波形W508は、スキャン電極204の電圧波形である。波形W509は、表示電極203の電流波形である。
先ず、時刻t0からt1にかけて、スキャン電極204に+Va2、表示電極203に−Vbを印加して、スキャン電極204と表示電極203との間に電荷を蓄積する。
次に、時刻t1からt2迄の0.5μsecにかけて、表示電極203に+Va1、スキャン電極204に−Vbを印加して、表示放電を引き起こす「サステインパルス」を与える。この時、表示電極203には電源ノード+Va1から表示電極203へ表示放電に伴うサステイン電流I510が流れる。
次に、時刻t2からt3迄の0.17μsecにかけて、表示電極203に−Vb、スキャン電極204に−Vbを印加する、休止期間を設ける。この時、表示電極203には表示電極203から電源ノード−Vbへ自己消去放電電流I511が流れる。
次に、時刻t3からt4迄の1.33μsecにかけて、表示電極203に+Va2、スキャン電極204に−Vbを印加して、次の周期に発生する表示放電に必要な電荷を蓄積するための「壁電荷蓄積パルス」を与える。この時、表示電極203には表示電極203から電源ノード+Va2へ壁電荷蓄積パルスに伴い発生する放電に起因する壁電荷蓄積パルス放電電流I512が流れる。
次に、時刻t4からt5迄の0.5μsecにかけて、表示電極203に−Vb、スキャン電極204に+Va1を印加して、表示放電を引き起こす「サステインパルス」を与える。この時、スキャン電極204には電源ノード+Va1からスキャン電極204へ表示放電に伴うサステイン電流が流れる。
次に、時刻t5からt6迄の0.17μsecにかけて、スキャン電極204に−Vb、表示電極203に−Vbを印加する、休止期間を設ける。この時、スキャン電極204にはスキャン電極204から電源ノード−Vbへ自己消去放電電流が流れる。
次に、時刻t6からt7迄の1.33μsecにかけて、スキャン電極204に+Va2、表示電極203に−Vbを印加して、次の周期に発生する表示放電に必要な電荷を蓄積するための「壁電荷蓄積パルス」を与える。この時、スキャン電極204にはスキャン電極204から電源ノード+Va2へ壁電荷を蓄積するための「壁電荷蓄積放電電流」が流れる。
以下同様に、時刻t1からt7迄の動作を、表示期間中に繰り返し実行する。
本発明は、
・時刻t1からt2迄の0.5μsecにかけて、一方の電極に+Va1、他方の電極に−Vbを印加して、表示放電を引き起こすサステインパルスを与える。
・時刻t2からt3迄の0.17μsecにかけて、一方の電極に−Vb、他方の電極に−Vbを印加する、休止期間を設ける。
・時刻t3からt4迄の1.33μsecにかけて、一方の電極に+Va1より高電位の+Va2、他方の電極に−Vbを印加して、次の周期に発生する表示放電に必要な電荷を蓄積するための壁電荷蓄積パルスを与える。
という動作を、表示電極203とスキャン電極204との間で交互に実行することが大きな特徴である。特に、サステインパルスと壁電荷蓄積パルスとの間に休止期間を設けたことが、従来技術である非特許文献1との大きな相違点である。
[第一の実施形態:従来技術との比較]
図6Aは、従来技術である非特許文献1に開示されている、2段パルス駆動による電極の電圧波形と電流波形である。
図6Bは、本実施形態の駆動方式による電極の電圧波形と電流波形である。図6Aとの比較のために、周期を一致させている。
図6Aの波形W601は、表示電極203の電圧波形である。波形W602は、スキャン電極204の電圧波形である。波形W603は、表示電極203の電流波形である。
図6Bの波形W604は、表示電極203の電圧波形である。波形W605は、スキャン電極204の電圧波形である。波形W606は、表示電極203の電流波形である。
図6Aの、時刻t11からt12迄は、表示電極203に+Va1、スキャン電極204に−Vbを印加して、表示放電を引き起こすサステインパルスを与える。この時、表示電極203には電源ノード+Va1から表示電極203へ表示放電に伴うサステイン電流I607が流れる。
次に、時刻t12からt13迄は、表示電極203に+Va2、スキャン電極204に−Vbを印加して、次の周期に発生する表示放電に必要な電荷を蓄積するための壁電荷蓄積パルスを与える。この時、表示電極203には表示電極203から電源ノード+Va2へ壁電荷蓄積パルスに伴い発生する放電に起因する壁電荷蓄積パルス放電電流I608が流れる。
なお、図6Bは図5と同じ波形であるので説明を省略する。
図6Aの時刻t12から、壁電荷蓄積パルスに伴って発生する壁電荷蓄積放電電流が、図6Bの壁電荷蓄積放電電流より大きいことが判る。これは、サステイン放電により電極から生じるプライミング粒子の影響により、壁電荷蓄積パルスが印加される段階で放電が生じやすくなっていることに起因する。この放電が強くなると、印加電圧が高いために消費電力が増大し、発光効率の向上が期待できない。
本実施形態の駆動方式では、サステインパルスと壁電荷蓄積パルスとの間に電極間の電位差をゼロにする休止期間を設ける。すると、この休止期間の間に弱い自己消去放電が発生する。この自己消去放電が、空間電荷などのプライミング粒子を減らす。また、自己消去放電により生じるプライミング粒子は少量である。壁電荷蓄積パルスを印加する前の段階でプライミング粒子が減ることで、壁電荷蓄積パルスを印加する時に、消費電力を増大させる不必要な放電を抑えることができる。
この自己消去放電を滞りなく流すために、第一スイッチ部302、第二スイッチ部303及び第三スイッチ部304に設けられているローサイドスイッチのNMOSFET403が必須である。
[第一の実施形態:測定結果]
これより、図7、図8、図9、図10、図11、図12及び図13にかけて、実際に小型のプラズマディスプレイ装置101を試作して、従来技術と本実施形態の駆動方式による表示駆動を行った際の、電圧や電流等の測定結果を示す。
図7から図13にかけて使用した試作のプラズマディスプレイ装置101は、ストライプリブを持つ、面放電AC型構造の対角4インチのテストパネルである。セルサイズは1.08mm×0.36mm、表示・走査電極間隔は60μm、封入ガスは66.7kPaのNe−Xe混合ガスを用い、その際、Xe分圧は10%とした。実験の際、テストパネルにおける点灯領域は縦8ライン×横256セルとした。テストパネルには緑色蛍光体のみが形成されている。放電の観測には光電子倍増管を用いて、約50セルの赤外発光を測定した。光電子倍増管でテストパネルから発される823+828nmの赤外線を観測して、それぞれの波長成分の波形を比較観察するために、テストパネルと光電子倍増管との間にIRフィルタを適用した。また、テストパネルと光電子倍増管との距離、及び光電子倍増管の増幅電圧は、全ての実験を通して一定値に設定した。
図7Aは、従来技術である非特許文献1に開示されている、2段パルス駆動による電極の電圧波形と電流波形を実測したグラフである。
図7Bは、本実施形態の駆動による電極の電圧波形と電流波形を実測したグラフである。
サステイン電圧Vsusは、それぞれの駆動方式において最大発光効率が得られた電圧を適用している。図7Aの2段パルス駆動では110Vであり、図7Bの本実施形態による駆動では130Vである。
2段パルス駆動では壁電荷蓄積パルスが印加された時点で強い放電による大きな放電電流が生じている。これに対し、本実施形態の駆動方式では、壁電荷蓄積パルスが印加された時点の放電電流は小さいことから、2段パルス駆動と比べると放電が弱いことが判る。また、本実施形態の駆動方式では、放電のばらつきに起因する発光ピークが複数の箇所で確認できる。これらのことから、本実施形態の駆動方式では、2段パルス駆動と比べて、自己消去放電によってプライミング粒子を削減できていることが確認できる。また、本実施形態の駆動方式は、2段パルス駆動と比べて、サステイン放電及び壁電荷蓄積パルスに伴う放電の、トータルの放電電流量が少なくなっていることが判る。
図8は、本実施形態の駆動方式において、表示期間の最後の壁電荷蓄積パルス電圧Vacc−endのみ変化させ、表示期間終了から5msec後に幅10μsec、電圧−Vtestのテストパルスを表示電極203に印加して、放電開始電圧を調べたグラフである。また、図8には最後の壁電荷蓄積パルス放電電流の積分値である最後の壁電荷蓄積パルス放電電流量も示している。なお、この測定ではサステイン電圧Vsusを130Vに設定した。
最後の壁電荷蓄積パルス放電電流量は、テストパルス電圧Vtestの増加に対して変化が少ない。これに対し、最後の壁電荷蓄積パルス電圧Vacc−endを増加させると、テストパルス電圧Vtestは低くなる。これは、壁電荷蓄積パルスが印加されている期間では、放電が殆ど生じない一方、壁電荷が蓄積されていることを示している。このことから、本実施形態の駆動方式では、壁電荷蓄積パルスによって電源から与えられた電荷は、無駄な放電によって消費されずに、順当に壁電荷として電極へ蓄積されていることが判る。
ところで、本実施形態の駆動方式と、他の駆動方式における壁電荷蓄積パルス放電開始電圧を調べて比較した。
サステインパルスと壁電荷蓄積パルスの区別がない、単純な矩形波形状の駆動方式を旧駆動方式と呼ぶ。
旧駆動方式において、パルス幅を2μsecとした時、壁電荷蓄積パルス放電開始電圧は180Vであった。
サステイン電圧Vsus=130Vに設定した2段パルス駆動方式において、パルス幅を2μsecとした時、壁電荷蓄積パルス放電開始電圧は192Vであった。
サステイン電圧Vsus=130Vに設定した本実施形態の駆動方式において、パルス幅を2μsecとした時、壁電荷蓄積パルス放電開始電圧は212Vであった。
何れの駆動方式でも壁電荷蓄積パルス放電開始電圧が高くなるのは、直前のサステイン放電によって壁電荷蓄積パルスとは逆極性の壁電圧が形成されるためである。また、2段パルス駆動より本実施形態の駆動方式の方が壁電荷蓄積パルス放電開始電圧が高い。これは、自己消去放電によって電極周囲に発生したプライミング粒子が減少するためである。
図9Aは、サステイン電圧Vsusを変化させた時の、サステインパルスによる放電電流の積分値を示すグラフである。
図9Bは、サステイン電圧Vsusを変化させた時の、壁電荷蓄積パルスによる放電電流の積分値を示すグラフである。
図9Aのグラフより、本実施形態の駆動方式は、サステイン放電の電流量が旧駆動方式と比べて平均約40%程度減少している。また同様に、本実施形態の駆動方式は、サステイン放電の電流量が2段パルス駆動方式と比べて平均約25%程度減少している。
図9Bのグラフより、本実施形態の駆動方式は、壁電荷蓄積期間における電流量が、自己消去放電が生じる130V以上で、2段パルス駆動方式と比べて平均約25%程度減少している。
また、図9A及び図9B共に、自己消去放電が生じる130V近辺で、電流量が最小になるサステイン電圧の極値が存在することが認められる。
本実施形態の駆動方式では、サステイン電圧Vsusが大きくなるに従い、休止期間の自己消去放電が強くなる。すると、サステイン放電で蓄積される壁電荷がより多く失われる。しかし、サステイン電圧Vsusが140V未満では、サステインパルスによって生じる自己消去放電が弱いため、壁電荷消失量が少ない。このため、休止期間に続く壁電荷蓄積パルス印加時には、逆極性の壁電荷を形成する壁電荷が電極に多く残っている。このため、電極周辺の内部電解が弱くなり、壁電荷蓄積パルスに起因する放電が弱くなる。この結果、電極に蓄積する壁電荷量が減り、サステインパルス印加時の内部電解が弱くなり、放電に起因する電流量が減少する。
サステイン電圧Vsusが140V以上では、休止期間で発生する自己消去放電がさらに強くなり、自己消去放電によって生成されるプライミング粒子が増える。また、サステイン放電によって蓄積した壁電荷の消失量も増えるため、壁電荷蓄積パルスに起因する放電の強度が増す。この結果、電極に蓄積する壁電荷量が増え、次のサステインパルスを印加した時の放電電流量が増加する。
図10は、本実施形態の駆動方式において、休止期間の時間幅を変化させて、輝度と発光効率を測定したグラフである。測定条件は、サステインパルス幅を0.5μsec、サステイン電圧Vsusを130V、壁電荷蓄積パルス幅を1.33μsecとし、休止期間を0.17〜0.83μsecの間で変化させた。なお、休止期間0.17μsec未満では自己消去放電が生じないので、測定を行っていない。
輝度は休止期間0.17μsecで最も低く、0.5μsecで最大値を示している。
休止期間が0.5μsec以下では、休止期間が長いほど自己消去放電が強く、また壁電荷蓄積放電が強くなっていた。自己消去放電が強いほど、サステイン放電により形成された壁電荷が減少するため、壁電荷蓄積パルスに起因する放電が強くなり、輝度が増加する。但し、壁電荷蓄積パルスの放電が強くなると、輝度の増加に比べて消費電力が増えるため、発光効率は低下する。
一方、休止期間が0.5μsec以上では、自己消去放電の生じている期間に殆ど変化は見られないが、自己消去放電のピークが大きくなる。発光効率が低下しているのは、長時間の自己消去放電によって、サステイン放電により蓄積された壁電荷がより多く失われ、壁電荷蓄積放電が強くなるためである。但し、壁電荷蓄積放電による輝度の増加は見られない。
これらのことから、サステイン放電により生じる壁電荷をより多く残すためには、休止期間をできる限り短くし、壁電荷蓄積パルス印加時のプライミング効果を弱くすることが、高発光効率に繋がることが判る。
図11は、本実施形態の駆動方式において、壁電荷蓄積パルスの時間幅を変化させて、輝度と発光効率を測定したグラフである。測定条件は、サステインパルス幅を0.5μsec、休止期間を0.17μsec、サステイン電圧Vsusを130V、壁電荷蓄積パルス幅を1.33μsec〜8.33μsec、すなわち1サステイングループ当たりの時間幅を2μsec〜10μsecの間で変化させた。なお、壁電荷蓄積パルス幅1.33μsec未満ではサステイン放電が生じないので、測定を行っていない。
輝度は、壁電荷蓄積パルス幅τwall−chargeが長くなるほど高くなっている。壁電荷蓄積パルス幅τwall−chargeが長いほど、電極に蓄積される壁電荷量が増え、サステイン放電が強くなるためである。
一方、発光効率は壁電荷蓄積パルス幅τwall−charge=1.33μsecで最も高く、壁電荷蓄積パルス幅τwall−chargeが長いほど低くなっている。壁電荷蓄積パルス幅τwall−chargeが長いほどサステイン放電が強くなり、輝度の増加に比べてサステインパルスにおける消費電力が増え、結果として発光効率が低下する。
以上より、壁電荷蓄積パルス幅は、サステイン放電が生じる最小のパルス幅に設定することで、発光効率が高くなることが判る。
図12は、図9A及び図9Bと同じ駆動条件で、旧駆動方式、2段パルス駆動方式及び本実施形態の駆動方式における、サステイン電圧Vsusに対する輝度の変化を示すグラフである。
図13は、図9A及び図9Bと同じ駆動条件で、旧駆動方式、2段パルス駆動方式及び本実施形態の駆動方式における、サステイン電圧Vsusに対する発光効率の変化を示すグラフである。
図12より、2段パルス駆動方式及び本実施形態の駆動方式の両者共、サステイン電圧Vsusが140Vにおいて輝度が最低値を示した。何れの駆動方式も、輝度は図9A及び図9Bに示したサステイン放電と壁電荷蓄積放電を合計した1サステイングループ当たりの放電電流量にほぼ比例している。
図13より、発光効率は駆動方式によらず、図9Aにおいてサステイン放電電流量が最も少ないサステイン電圧Vsusにおいて、最大の発光効率を得られることが判る。特に、本実施形態の駆動方式では、図9A及び図9B共に現れた、自己消去放電が生じる130V近辺で、電流量が最小になるサステイン電圧Vsusの極値が、最大の発光効率を得られる電圧であることが判る。
以上、図9から図13に至る実験結果により、
・サステイン電圧Vsusを、最もサステインパルスによる放電電流量が小さくなる電圧に調整し(図9A、図9B、図12、図13)、
・壁電荷蓄積パルスのパルス幅を、サステイン放電が生じる最小時間に調整し(図11)、
・休止期間の時間を、自己消去放電が生じる最小時間に調整する(図10)
ことで、最大の発光効率を得られるプラズマディスプレイ装置101を実現できることが判る。
本発明は、従来技術では区別されていなかった、サステイン放電を引き起こすパルスと、壁電荷を蓄積するパルスを、休止期間を挟むことで、明示的に区別した点にある。本実施形態のプラズマディスプレイ装置101において、壁電荷蓄積パルスは、サステインパルスより高い電圧を印加されているにもかかわらず、放電発光にあまり寄与しない。
[第二の実施形態:照明装置1401の全体構成]
第一の実施形態では、プラズマディスプレイ装置101の発光効率を向上させる駆動方式を開示した。プラズマディスプレイ装置101に用いた発光効率を向上させる技術は、グロー放電や陽光柱放電等の放電現象による発光を行う装置にそのまま適用できる。先ず、プラズマディスプレイ装置101と同一の駆動原理にて発光する、冷陰極管を用いた照明装置に適用した場合の実施形態を説明する。
図14は、本発明の第二の実施形態に係る、照明装置1401の全体構成を示すブロック図である。
図14のブロック図は、第一の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置101のブロック図である図1及び図3と、多くの点で共通する。
制御部1402は、プラズマディスプレイ装置101の制御部103に相当する。
第一電源106、第二電源107及び第三電源108は、図1に開示されるプラズマディスプレイ装置101の第一電源106、第二電源107及び第三電源108と同一である。
スイッチモジュール1403a及び1403bは、図3に開示されるプラズマディスプレイ装置101のスイッチモジュール301と同一の回路構成である。従って、第一スイッチ部302、第二スイッチ部303、第三スイッチ部304も、図4の回路構成と同一である。
スイッチモジュール1406aとスイッチモジュール1406bは、それぞれトランス1410の一次巻線側端子に接続される。トランス1410は一次巻線側の電圧を二次巻線側にて昇圧する。
トランス1410の二次巻線側端子の一方には、冷陰極管1411の一方の電極である第一電極1411aが接続される。
トランス1410の二次巻線側端子の他方には、フォトカプラ1406を介して、冷陰極管1411の他方の電極である第二電極1411bが接続される。フォトカプラ1412のダイオードには、逆極性のダイオードD1413が並列接続されている。フォトカプラ1412の出力信号は、制御部1402に入力される。制御部1402は、トランス1410に印加する電圧に対する、フォトカプラ1412から検出した電流の位相を監視して、スイッチングのタイミング等を制御する。
冷陰極管1411の第一電極1411a及び第二電極1411bの表面には誘電体1411cが塗布されている。第一の実施形態のプラズマディスプレイ装置101と同様、この誘電体1411cには、放電発光の基となる電荷が蓄積される。
図14のロジック回路1414も、図3のロジック回路305と同様に、休止期間を挟んでサステインパルスと壁電荷蓄積パルスを、トランス1410を通じて冷陰極管1411に与える。すなわち、本実施形態の照明装置1401は、プラズマディスプレイの発光方式に類似する、壁電荷を利用した放電発光を、冷陰極管1411で実現する。
プラズマディスプレイ装置101とは異なり、照明装置1401の場合は、冷陰極管1411を発光させるためにより高い電圧を冷陰極管1411に与える必要がある。このため、トランス1410で昇圧している。しかし、トランス1410に印加される電圧の波形と、流れる電流の波形は、図5に示したプラズマディスプレイ装置101のものと同一である。図5における表示電極203が冷陰極管1411の第一電極1411aに、スキャン電極204が冷陰極管1411の第二電極1411bに(あるいはその逆に)、それぞれ相当する。
図15Aは、従来技術と本実施形態の駆動方式における、冷陰極管1411の駆動電圧に対する白色発光効率の変化を示すグラフである。グラフの縦軸が白色発光効率である。
図15Bは、従来技術と本実施形態の駆動方式における、冷陰極管1411の駆動電圧に対する輝度の変化を示すグラフである。グラフの縦軸が輝度である。
従来技術の駆動方式では、最低530Vから冷陰極管1411の発光が始まる。これに比べて、本実施形態の駆動方式では、440Vから冷陰極管1411の発光が始まる。そして、白色発光効率は明らかに最低電圧である440Vで最高値を示す。すなわち、従来よりも低い電圧で発光が可能になる。当然、消費電力は低減され、発光効率も向上する。
[第三の実施形態:照明装置1601の全体構成]
第二の実施形態では、冷陰極管1411を発光させる照明装置1401を開示した。冷陰極管1411は、第一電極1411a及び第二電極1411bの表面に、壁電荷を蓄積させるための誘電体1411cが蒸着やスパッタリング等にて塗布されている。この、壁電荷を放電発光に用いる発光方式は、冷陰極管1411やプラズマディスプレイ装置101に限らない。熱陰極管、すなわち蛍光灯にも適用可能である。
図16は、本発明の第三の実施形態に係る、照明装置1601の全体構成を示すブロック図である。
図16に示す照明装置1601の、図14の照明装置1401との相違点は、
・放電発光される対象が、冷陰極管1411から蛍光管1611に変わっている
・第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bを接続するコンデンサC1612が設けられている
・電流の位相を検出するためのフォトカプラ1412がない
点である。
第一電源1603、第二電源1604及び第三電源1605は、図1に開示されるプラズマディスプレイ装置101の第一電源106、第二電源107及び第三電源108と同一である。
スイッチモジュール1606a及び1606bは、図3に開示されるプラズマディスプレイ装置101のスイッチモジュール301と同一の回路構成である。従って、第一スイッチ部1607、第二スイッチ部1608、第三スイッチ部1609も、図4の回路構成と同一である。
蛍光管1611の第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bには、これらフィラメント同士を接続するコンデンサC1612が接続されている。このコンデンサC1612を通じて、第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bには電流が流れる。すると、第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bは熱せられ、第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bから熱電子が発生する。この熱電子があることによって、冷陰極管1411と比べて蛍光管1611(熱陰極管)は安定した放電発光を持続できる。
図16のロジック回路1613も、図14のロジック回路305と同様に、休止期間を挟んでサステインパルスと壁電荷蓄積パルスを蛍光管1611に与える。すなわち、本実施形態の照明装置1601は、冷陰極管1411を用いる照明装置1401やプラズマディスプレイ装置101の発光方式に類似する、壁電荷を利用した放電発光を、蛍光管1611で実現する。
現在市場に流通している蛍光管のフィラメントは剥き出しの金属で形成されており、このため壁電荷を蓄積できない。第二の実施形態と同様の放電発光を発生させるために、本実施形態の蛍光管1611は、冷陰極管1411と同様に、第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bに壁電荷を蓄積するに必要な誘電体1611cが蒸着やスパッタリング等にて塗布されている。
図17は、蛍光管1611の一部拡大断面図である。
蛍光管1611は、放電発光を行う空間を形成するバルブであるガラスバルブ1701と、ガラスバルブ1701の端部に装着された口金1702を有する。ガラスバルブ1701の材質は、放電発光を行う空間を形成することができ、耐熱性を有していれば、必ずしもガラスに限らない。
ガラスバルブ1701は、内面に保護膜1703が形成されている。保護膜1703の上には更に蛍光体が塗布され、この蛍光体によって蛍光体層1704が形成されている。
口金1702の内部にはガラスあるいは陶器で形成されたステム1705が設けられ、このステム1705には一対の導入線1706が貫通している。
導入線1706の先端にはフィラメントコイル1707が架設されている。
導入線1706の、ステム1705側の他端は、口金1702の先端に設けられている口金ピン1708に接続されている。
フィラメントコイル1707の、ガラスバルブ1701の他端に相対する側、すなわち放電発光が生じる側には、壁電荷を蓄積させるための誘電体1709が蒸着やスパッタリング等にて塗布されている。このフィラメントコイル1707の形態について、図を拡大して説明する。
図18Aは、誘電体1709が蒸着されたラピッドスタート型蛍光管のフィラメントコイル1801を示す模式図である。
図18Bは、誘電体1709が蒸着されたラピッドスタート型蛍光管のフィラメントコイル1801の一部拡大図である。
ラピッドスタート型蛍光管のフィラメントコイル1801は、螺旋状に巻回されている主線1802の周りを、副線1803が螺旋状に巻回されており、更にその主線1802が螺旋状に巻回されている、三重螺旋構造である。この形状のフィラメントコイル1801を、ステム1705から突出している導入線1706に取り付けた状態で、絶縁性の誘電体1709を蒸着やスパッタリング等で塗布する。
誘電体1709は、高温になるフィラメントの熱に耐える必要があることから、無機の金属酸化物が好ましい。例えば、MgO、SrO、SrCaO等の、金属酸化物が適している。
フィラメントには、放電発光が生じる側にのみ誘電体1709を付着させる。フィラメント全体に誘電体1709を付着させる必要はない。このため、図18A及び図18Bでは、フィラメントコイル1801の放電発光が生じる側にのみ誘電体1709が付着しており、フィラメントコイル1801の横方向や放電発光が生じる側の反対方向には、誘電体1709は付着していない。
図18Cは、グローランプ型蛍光管のフィラメントコイル1804を示す模式図である。
グローランプ型蛍光管のフィラメントコイル1804は、ラピッドスタート型蛍光管のフィラメントコイル1801の、副線1803が省略されたものに等しい。
このフィラメントコイル1804においても、ラピッドスタート型蛍光管のフィラメントコイル1801と同様、放電発光が生じる側にのみ誘電体1709を付着させる。
すなわち、本実施形態の照明装置に使用する蛍光管1611は、フィラメントの放電発光が生じる側にのみ誘電体1709を付着させることが必要である以外には、フィラメント自体の形態や種別は問わない。
図19は、通電状態における、グローランプ型蛍光管のフィラメントコイル1804の一部拡大模式図である。
壁電荷1901は、誘電体1709の表面に蓄積される。一方、熱電子1902は、フィラメントコイル1804の誘電体1709が付着していない箇所から発生する。図19中、壁電荷1901はマイナス(−)の符号で図示しているが、壁電荷1901はプラス(+)の場合もある。
本実施形態の照明装置は、従来の蛍光管1611のフィラメントに、蒸着やスパッタリング等で、誘電体1709を付着させる工程を追加するだけで、低消費電力、高発光効率を実現できる。更に、従来の蛍光管1611と比べて印加する電圧を低くできるので、フィラメントからエミッタ(電子放射性物質)が飛散される量が少なくなる。結果として、蛍光管1611の長寿命化が実現できる。
本発明は、上述の実施形態の他、以下のような応用例が考えられる。
(1)第一の実施形態ではプラズマディスプレイ装置101に、第二の実施形態では冷陰極管1411に、第三の実施形態では蛍光管1611に、本発明を適用したが、グロー放電や陽光柱放電等の放電現象によって発光する装置はこれに限られない。例えば低圧放電灯である水銀灯、ナトリウム灯、ネオン管でもよい。
(2)第二の実施形態の冷陰極管1411や第三の実施形態の蛍光管1611において、発光効率を最大限にするために、マイコンとセンサを用いて、サステイン電圧Vsusと、壁電荷蓄積パルスのパルス幅と、休止期間の時間を調整してもよい。
(3)第二の実施形態の冷陰極管1411や第三の実施形態の蛍光管1611において、一発光周期毎に休止時間を設け、この休止時間を調節することで、調光制御を実現することが考えられる。図5の例では、時刻t1から時刻t7迄が一発光周期であり、時刻t7と次の周期の時刻t1が一致しているが、第三の実施形態の場合、時刻t7から次の周期の時刻t1との間に、蛍光管1611の第一フィラメント1611aと第二フィラメント1611bが第一電源1603、第二電源1604及び第三電源1605の何れにも接続されていない、休止期間を設ける。この休止期間を長くすれば、蛍光管1611の輝度をリニアに低下させることが可能になる。これは第二の実施形態においても同様である。
本実施形態では、照明装置1401、照明装置1601と蛍光管1611を開示した。
放電発光を行う第一電極1411aと第二電極1411bの内、一方の電極に+Va1、他方の電極に−Vbを印加して、放電発光を引き起こすサステインパルスを与える。次に、第一電極1411aと第二電極1411bの双方に−Vbを印加する、休止期間を設ける。次に、一方の電極に+Va1より高電位の+Va2、他方の電極に−Vbを印加して、次の周期に発生する放電発光に必要な電荷を蓄積するための壁電荷蓄積パルスを与える。この動作を、第一電極1411aと第二電極1411bとの間で交互に実行する。サステインパルスと壁電荷蓄積パルスとの間に休止期間を設けることで、放電電流が少なくなり、発光効率が向上し、消費電力を低減できる。
また、従来の蛍光管のフィラメントに、蒸着やスパッタリング等で、誘電体1611cを付着させる工程を追加するだけで、低消費電力、高発光効率を実現できる。更に、従来の蛍光管と比べて印加する電圧を低くできるので、フィラメントからエミッタ(電子放射性物質)が飛散される量が少なくなる。結果として、蛍光管1611の長寿命化が実現できる。
本実施形態に係る照明装置1601と蛍光管1611は、グローランプ型、ラピッドスタート型、Hf型に続く、蛍光灯における第四の発光駆動方式を提案するものである。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
101…プラズマディスプレイ装置、102…放電表示パネル、103…制御部、104…第一ドライバ、105…第二ドライバ、106…第一電源、107…第二電源、108…第三電源、201…ガラス基板、202…誘電体、203…表示電極、204…スキャン電極、205…バス線、206…透明電極、207…バリアリブ、208…アドレス電極、301…スイッチモジュール、302…第一スイッチ部、303…第二スイッチ部、304…第三スイッチ部、305…ロジック回路、401…第一フォトカプラ、402…第一バッファ、403…NMOSFET、404…第二フォトカプラ、405…第二バッファ、406…PMOSFET、1401…照明装置、1402…制御部、1406…フォトカプラ、1406a、1406b…スイッチモジュール、1410…トランス、1411…冷陰極管、1411a…第一電極、1411b…第二電極、1411c…誘電体、1412…フォトカプラ、1414…ロジック回路、1601…照明装置、1603…第一電源、1604…第二電源、1605…第三電源、1606a,1606b…スイッチモジュール、1607…第一スイッチ部、1608…第二スイッチ部、1609…第三スイッチ部、1611…蛍光管、1611a…第一フィラメント、1611b…第二フィラメント、1611c…誘電体、1613…ロジック回路、1701…ガラスバルブ、1702…口金、1703…保護膜、1704…蛍光体層、1705…ステム、1706…導入線、1707…フィラメントコイル、1708…口金ピン、1709…誘電体、1801…フィラメントコイル、1802…主線、1803…副線、1804…フィラメントコイル、1901…壁電荷、1902…熱電子

Claims (3)

  1. 放電発光を行う空間に設けられる第一電極と、
    前記空間に設けられ、前記第一電極と対になり前記第一電極と共に前記放電発光を行う第二電極と、
    前記第一電極と前記第二電極塗布される、壁電荷が蓄積される誘電体と、
    前記放電発光に寄与する第一の電圧を発生する第一電源と、
    前記第一の電圧より高電圧である第二の電圧を発生する第二電源と、
    前記第一の電圧及び前記第二の電圧に対して低電位の電圧を発生する第三電源と、
    前記第一電源、前記第二電源及び前記第三電源に接続され、前記第一電極及び前記第二電極の内、一方の電極に前記第一の電圧、他方の電極に前記低電位の電圧を印加する、前記第一電極及び前記第二電極に前記放電発光を引き起こすサステインパルス付与期間と、前記サステインパルス付与期間の後に前記第一電極と前記第二電極の双方に前記低電位の電圧を印加する、前記サステインパルス付与期間より短い休止期間と、前記休止期間の後に前記一方の電極に前記第二の電圧、前記他方の電極に前記低電位の電圧を印加することで前記壁電荷を前記誘電体に蓄積する、前記サステインパルス付与期間より長い壁電荷蓄積パルス付与期間を形成し、前記第一電極及び前記第二電極に前記サステインパルス付与期間、前記休止期間、前記壁電荷蓄積パルス付与期間を交互に設けるスイッチモジュールと
    備え、
    前記誘電体は前記第一電極と前記第二電極の前記放電発光が生じる側に塗布され、且つ前記第一電極と前記第二電極の前記放電発光が生じない側には前記誘電体が塗布されないようにした、
    放電発光装置。
  2. 前記スイッチモジュールは、
    前記第一電源と前記第一電極又は前記第二電極に接続される第一スイッチ部と、
    前記第二電源と前記第一電極又は前記第二電極に接続される第二スイッチ部と、
    前記第三電源と前記第一電極又は前記第二電極に接続される第三スイッチ部と、
    前記第一スイッチ部、前記第二スイッチ部及び前記第三スイッチ部をオン/オフ制御するロジック回路と
    を具備する、請求項1に記載の放電発光装置。
  3. 前記第一電極及び前記第二電極は熱電子を発するフィラメントである、請求項1または2に記載の放電発光装置。
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