JP5643873B2 - 油入機器の防油提 - Google Patents
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Description
本発明は、移動用変圧器等の油入機器の防油提に関する。
従来、油入機器の防油提は、油入機器の設置場所にコンクリート製で作成される状況にある。また、油入機器が移動用変圧器となる場合、移動用変圧器の仮設期間に応じて単管やブルーシート等で防油提が仮設される。
このように、従来の防油提は、時間や手間がかかる上に再利用を考えたものではなかった。
このように、従来の防油提は、時間や手間がかかる上に再利用を考えたものではなかった。
また、特許文献1、2にも、防油提に関する技術が開示されている。
特許文献1に開示されている車両用防油設備は、コンクリートによって形成されている。また、特許文献2に開示されている漏油防止養生シートは、四角形のシートを連結し、その外周縁部を内側に折り込んで一面の受皿形状を成している。
特許文献1に開示されている車両用防油設備は、コンクリートによって形成されている。また、特許文献2に開示されている漏油防止養生シートは、四角形のシートを連結し、その外周縁部を内側に折り込んで一面の受皿形状を成している。
しかし、特許文献1に開示されている車両用防油設備は、コンクリートで仮設すると工事期間や費用がかかる。
また、特許文献2に開示されている漏油防止養生シートは、四角形のシートを連結し、その外周縁部を内側に折り込んで一面の受皿形状を成す漏油防止養生シートであるため、移動用変圧器のように大きな設備を長期間(数ヶ月)屋外で使用するには強度を確保できない。
また、特許文献2に開示されている漏油防止養生シートは、四角形のシートを連結し、その外周縁部を内側に折り込んで一面の受皿形状を成す漏油防止養生シートであるため、移動用変圧器のように大きな設備を長期間(数ヶ月)屋外で使用するには強度を確保できない。
本発明の目的は、簡単に仮設できかつ強度がある防油堤を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の一態様は、複数の棒状体を組み合わせて形成された枠形状の堤部と、前記堤部で囲まれている内側であって前記堤部の下面と同一の面内に位置する部位、前記堤部の内側面、及び前記堤部の上側面を覆うことができる一枚のシートと、を有することを特徴とする油入機器の防油堤を提供する。
本発明の一の態様によれば、簡単に仮設できつつ強度がある防油堤を提供することが可能となる。
本発明の実施形態の一態様としては、複数の棒状体を組み合わせて形成された枠形状の堤部と、前記堤部で囲まれている内側であって前記堤部の下面と同一の面内に位置する部位、前記堤部の内側面、及び前記堤部の上側面を覆うことができる一枚のシートと、を有することに加えて、次の構成を備えた態様でも良い。
第1の他の態様としては、前記複数の棒状体は、全てが同じ長さであっても良い。
この第1の他の態様では、1種類の棒状体の組み合わせだけで堤部を形成することができる。これによって、油入機器の防油提は、コストが抑えられたものとなる。
この第1の他の態様では、1種類の棒状体の組み合わせだけで堤部を形成することができる。これによって、油入機器の防油提は、コストが抑えられたものとなる。
また、第2の他の態様としては、前記棒状体は、液体が充填されて棒状の形状をなし、前記液体が排出されることで折り畳まれても良い。
この第2の他の態様では、油入機器の防油提は、持ち運びが容易となる。
この第2の他の態様では、油入機器の防油提は、持ち運びが容易となる。
また、第3の他の態様としては、前記堤部には、前記内側面とその反対側の側面である外側面とを貫通する貫通孔が形成され、前記シートには、前記貫通孔の前記内側面側の開口部に一致する孔が形成されても良い。
この第3の他の態様では、油入機器の防油提は、当該防油提内(シート上)に水等が溜まらないように排水等を行うことができる。
この第3の他の態様では、油入機器の防油提は、当該防油提内(シート上)に水等が溜まらないように排水等を行うことができる。
また、第4の他の態様としては、前記堤部は、前記複数の棒状体同士がファスナによって結合されて前記枠形状に形成され、前記堤部と前記シートとは、ファスナによって結合されても良い。
この第4の他の態様では、油入機器の防油提は、組み立てが容易となる。
この第4の他の態様では、油入機器の防油提は、組み立てが容易となる。
(本実施形態の詳細な説明)
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、移動用変圧器を搭載した車両用の防油堤を挙げている。
(構成)
図1及び図2には、移動用変圧器100を搭載した車両200及びその移動用変圧器100用の防油堤を示す。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、移動用変圧器を搭載した車両用の防油堤を挙げている。
(構成)
図1及び図2には、移動用変圧器100を搭載した車両200及びその移動用変圧器100用の防油堤を示す。
先ず、移動用変圧器100の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、移動用変圧器100は、一般的な移動用変圧器100と同様な構成であり、変圧器本体101、ブッシング102等を有している。例えば、変圧器本体101は、巻線が巻装されている鉄心、及び鉄心を収容するために変圧器油を充填した外箱となる本体タンクを有している。ここで、変圧器油は、高電圧に対して絶縁すると共に、冷却効果を奏するものである。また、ブッシング102は、本体タンクの外部に巻線の端子を引き出すためのものである。
図1及び図2に示すように、移動用変圧器100は、一般的な移動用変圧器100と同様な構成であり、変圧器本体101、ブッシング102等を有している。例えば、変圧器本体101は、巻線が巻装されている鉄心、及び鉄心を収容するために変圧器油を充填した外箱となる本体タンクを有している。ここで、変圧器油は、高電圧に対して絶縁すると共に、冷却効果を奏するものである。また、ブッシング102は、本体タンクの外部に巻線の端子を引き出すためのものである。
また、車両200には、移動用変圧器100のための監視盤103や油冷却器104等が搭載されている。
このような移動用変圧器100のための防油堤1は、図1及び図2に示すように、全体で長方形の枠形状の堤部10と、堤部10及びその堤部10の内側に位置する部分を覆うシート40とを有している。そして、堤部10とシート40とはファスナによって互いに着脱可能とされている。
このような移動用変圧器100のための防油堤1は、図1及び図2に示すように、全体で長方形の枠形状の堤部10と、堤部10及びその堤部10の内側に位置する部分を覆うシート40とを有している。そして、堤部10とシート40とはファスナによって互いに着脱可能とされている。
図1及び図2に示すように、堤部10は、その内側に車両200を収容できる程度の大きさを有している。
図3には、堤部10の構成例を示す。
図3に示すように、堤部10は、長辺をなす長辺側棒状体20と短辺をなす短辺側棒状体30とを組み合わせて構成されている。そのため、長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とが互いに着脱自在とされている。本実施形態では、長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とはファスナによって互いに着脱自在とされている。
図3には、堤部10の構成例を示す。
図3に示すように、堤部10は、長辺をなす長辺側棒状体20と短辺をなす短辺側棒状体30とを組み合わせて構成されている。そのため、長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とが互いに着脱自在とされている。本実施形態では、長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とはファスナによって互いに着脱自在とされている。
図4には、長辺側棒状体20の構成例を示す。
図4に示すように、長辺側棒状体20は、断面略正方形の棒状態である。この長辺側棒状体20は、車両200の全長よりも多少長くなっている。そして、長辺側棒状体20には、一側面20aからその反対側の他側面20bに貫通する貫通孔21が設けられている。本実施形態では、貫通孔21は、長辺側棒状体20において端部寄りに形成されている。
図4に示すように、長辺側棒状体20は、断面略正方形の棒状態である。この長辺側棒状体20は、車両200の全長よりも多少長くなっている。そして、長辺側棒状体20には、一側面20aからその反対側の他側面20bに貫通する貫通孔21が設けられている。本実施形態では、貫通孔21は、長辺側棒状体20において端部寄りに形成されている。
また、長辺側棒状体20には、各端部の近傍であって貫通孔21が開口されている一側面20aにファスナ(以下、連結用長辺側ファスナという。)22がそれぞれ設けられている。具体的には、長辺側棒状体20の一側面20aにシート状のファスナ取り付け部23が設けてあり、そのファスナ取り付け部23の端部に連結用長辺側ファスナ22が設けられている。
また、長辺側棒状体20には、前述の他側面20bと当該他側面20bに隣接する側面(上側面)20cとの角部20dに長手方向全体にわたってファスナ(以下、シート取り付け用長辺側ファスナという。)24が設けられている。
そして、長辺側棒状体20は、水等の液体が充填されることによってその形状をなす。具体的には、長辺側棒状体20は、丈夫なシート素材で袋状に形成されており、液体が内部に注入されて充填されることによって棒状体となる。
そして、長辺側棒状体20は、水等の液体が充填されることによってその形状をなす。具体的には、長辺側棒状体20は、丈夫なシート素材で袋状に形成されており、液体が内部に注入されて充填されることによって棒状体となる。
図5には、短辺側棒状体30の構成例を示す。
図5に示すように、短辺側棒状体30は、断面略正方形の棒状態である。この短辺側棒状体30は、車両200の車幅よりも多少長くなっている。この短辺側棒状体30は、長辺側棒状体20とほぼ同様な構成を有する。すなわち、短辺側棒状体30には、端部寄りに、一側面30aからその反対側の他側面30bに貫通する貫通孔31が設けられている。また、短辺側棒状体30には、前述の他側面30bと当該他側面30bに隣接する側面(上側面)30cとの角部30dに長手方向全体にわたってファスナ(以下、シート取り付け用短辺側ファスナという。)33が設けられている。
図5に示すように、短辺側棒状体30は、断面略正方形の棒状態である。この短辺側棒状体30は、車両200の車幅よりも多少長くなっている。この短辺側棒状体30は、長辺側棒状体20とほぼ同様な構成を有する。すなわち、短辺側棒状体30には、端部寄りに、一側面30aからその反対側の他側面30bに貫通する貫通孔31が設けられている。また、短辺側棒状体30には、前述の他側面30bと当該他側面30bに隣接する側面(上側面)30cとの角部30dに長手方向全体にわたってファスナ(以下、シート取り付け用短辺側ファスナという。)33が設けられている。
また、短辺側棒状体30には、各端部の近傍であって貫通孔31が開口されている一側面30aにファスナ(以下、連結用短辺側ファスナという。)32がそれぞれ設けられている。しかし、短辺側棒状体30では、長辺側棒状体20のようなファスナ取り付け部が設けられることなく一側面30aに連結用短辺側ファスナ32が直接設けられている。
また、短辺側棒状体30も、長辺側棒状体20と同様に、水等の液体が充填されることによってその形状をなす。すなわち、短辺側棒状体30は、丈夫なシート素材で袋状に形成されており、液体が内部に注入されて充填されることによって棒状体となる。
以上のように構成を有する長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30は、図3に示すように四角枠形状となるように互いに組み付けられる。そして、組み付けられた状態で、隣接する長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とでそれぞれの連結用長辺側ファスナ22と連結用短辺側ファスナ32とが結合される。このファスナ22,32の結合によって、隣接する長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とが連結されて、堤部10は、四角枠形状が維持されるようになる。
以上のように構成を有する長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30は、図3に示すように四角枠形状となるように互いに組み付けられる。そして、組み付けられた状態で、隣接する長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とでそれぞれの連結用長辺側ファスナ22と連結用短辺側ファスナ32とが結合される。このファスナ22,32の結合によって、隣接する長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とが連結されて、堤部10は、四角枠形状が維持されるようになる。
一方、図6には、シート40の構成例を示す。
図6に示すように、シート40は、1枚の丈夫なシート材からなり、四角枠形状をなす堤部10及びその堤部10の内側を覆うことができるように形成されている。そのため、シート40は、底面形成部41、側面形成部42、及び上面形成部43を有している。
図6に示すように、シート40は、1枚の丈夫なシート材からなり、四角枠形状をなす堤部10及びその堤部10の内側を覆うことができるように形成されている。そのため、シート40は、底面形成部41、側面形成部42、及び上面形成部43を有している。
底面形成部41は、堤部10の内側部分と同様な形状及び大きさを有する長方形形状をなしている。側面形成部42は、この底面形成部41の周囲を囲むように設けられている。
側面形成部42は、堤部10の内側面、すなわち、長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30で内側に向く側面を覆う部位となる。そのため、側面形成部42は、全体として略長方形の枠形状をなしている。そして、側面形成部42をなす4辺それぞれの幅(底面形成部41に対して外側方向に向かう幅)が、長辺側棒状体20や短辺側棒状体30の側面の短辺方向の幅(高さ)とほぼ同様の大きさになっている。また、側面形成部42には、長辺側棒状体20や短辺側棒状体30に設けられている貫通孔21の開口部に合致する位置に連通孔44が4箇所形成されている。例えば、連通孔44は、キャップ付きのフランジによって形成されている。上面形成部43は、この側面形成部42の周囲にそれぞれ設けられている。
側面形成部42は、堤部10の内側面、すなわち、長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30で内側に向く側面を覆う部位となる。そのため、側面形成部42は、全体として略長方形の枠形状をなしている。そして、側面形成部42をなす4辺それぞれの幅(底面形成部41に対して外側方向に向かう幅)が、長辺側棒状体20や短辺側棒状体30の側面の短辺方向の幅(高さ)とほぼ同様の大きさになっている。また、側面形成部42には、長辺側棒状体20や短辺側棒状体30に設けられている貫通孔21の開口部に合致する位置に連通孔44が4箇所形成されている。例えば、連通孔44は、キャップ付きのフランジによって形成されている。上面形成部43は、この側面形成部42の周囲にそれぞれ設けられている。
上面形成部43は、側面形成部42の4辺それぞれの外側端に形成され、それぞれが長方形をなしている。各上面形成部43の幅(底面形成部41に対して外側方向に向かう幅)は、長辺側棒状体20や短辺側棒状体30の側面(上側面)20c,30cの短辺方向の幅(横幅)とほぼ同様の大きさになっている。そして、各上面形成部43の外側端には、その長手方向全体にわたってファスナ(以下、シート側ファスナという。)45が形成されている。
以上のように構成を有するシート40は、側面形成部42が堤部10の内側に位置され、側面形成部42が堤部10の内側面に沿うように側面形成部42に対して折り曲げられて、上面形成部43が堤部10の上側面に沿うように側面形成部42に対して折り曲げられる。そして、シート40は、シート側ファスナ45が堤部10のシート40取り付け用長辺側ファスナ24やシート取り付け用短辺側ファスナ33に結合される。
(作用等)
次に、移動用変圧器100を搭載した車両200に対しての防油堤1の取り付け作業例について説明する。
先ず、作業者は、移動用変圧器100を搭載した車両200を駐車させる位置にシート40を敷く。
次に、移動用変圧器100を搭載した車両200に対しての防油堤1の取り付け作業例について説明する。
先ず、作業者は、移動用変圧器100を搭載した車両200を駐車させる位置にシート40を敷く。
次に、作業者は、シート40の底面形成部41内に車両200を駐車させる。
次に、作業者は、堤部10をなす長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30に液体を充填して棒形状にする。そして、作業者は、シート40の外周部の下にそれら長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30を配置しつつ長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30を互いに組み付けて四角枠形状の堤部10を作る。このとき、作業者は、隣接する長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とを、それぞれの連結用長辺側ファスナ22と連結用短辺側ファスナ32とを結合することで連結させる。
次に、作業者は、堤部10をなす長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30に液体を充填して棒形状にする。そして、作業者は、シート40の外周部の下にそれら長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30を配置しつつ長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30を互いに組み付けて四角枠形状の堤部10を作る。このとき、作業者は、隣接する長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とを、それぞれの連結用長辺側ファスナ22と連結用短辺側ファスナ32とを結合することで連結させる。
その後、作業者は、シート40の側面形成部42及び上面形成部43を適宜折り曲げて、そのシート40のシート側ファスナ45を堤部10のシート取り付け用長辺側ファスナ24やシート取り付け用短辺側ファスナ33に結合させる。
このような防油堤1は、簡単に仮設されつつ強度があるものとなる。例えば、堤部10(短辺側棒状体30及び長辺側棒状体20)に液体を注入しているために、防油堤1は、重量がありかつ屋外でも長期間使用可能となる等の強度が確保される。
このような防油堤1は、簡単に仮設されつつ強度があるものとなる。例えば、堤部10(短辺側棒状体30及び長辺側棒状体20)に液体を注入しているために、防油堤1は、重量がありかつ屋外でも長期間使用可能となる等の強度が確保される。
また、防油堤1は、液体が抜かれることで堤部10(短辺側棒状体30及び長辺側棒状体20)を折り畳むことができるため、運搬が容易となる。また、短辺側棒状体30及び長辺側棒状体20に充填される液体を水にすることで、防油堤1は、環境面に優れたものとなる。
また、シート40が変形可能となるため、防油提1は、バラス上でも安定する。
また、シート40が変形可能となるため、防油提1は、バラス上でも安定する。
また、防油提1は、シート40の連通孔44と堤部10の貫通孔21によって排水口を確保できるため、排水ポンプ等を用いることなく自然排水が可能となる。
また、連通孔44にキャップがあるため、常時連通孔44を閉じておき、雨等によって防油提内に水が溜まったときだけキャップを外して、その水を連通孔44及び貫通孔21を介して排水することができる。
また、連通孔44にキャップがあるため、常時連通孔44を閉じておき、雨等によって防油提内に水が溜まったときだけキャップを外して、その水を連通孔44及び貫通孔21を介して排水することができる。
(本実施形態の変形例等)
本実施形態は、堤部10(長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30)に充填される液体は、水以外であっても良い。
また、本実施形態では、長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とは、ファスナ以外の手段で連結されても良い。また、シート40も、長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30にファスナ以外の手段で取り付けられても良い。
本実施形態は、堤部10(長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30)に充填される液体は、水以外であっても良い。
また、本実施形態では、長辺側棒状体20と短辺側棒状体30とは、ファスナ以外の手段で連結されても良い。また、シート40も、長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30にファスナ以外の手段で取り付けられても良い。
また、本実施形態では、堤部10内に油や水が溜まったときに堤部10の形が崩れないように、補強用の枠を取り付けても良い。例えば、長辺側棒状体20及び短辺側棒状体30の少なくとも1つの棒状体に1本の補強用の棒(例えばアングル部材)を取り付ける。
また、本実施形態では、堤部10は、四角の枠形状に限定されず、車両200を収容できる限り、楕円等の枠形状であっても良い。
また、本実施形態では、堤部10は、四角の枠形状に限定されず、車両200を収容できる限り、楕円等の枠形状であっても良い。
また、本実施形態では、油入機器は、移動用変圧器100以外の機器であっても良い。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 防油提、10 堤部、20 長辺側棒状体、21 貫通孔、30 短辺側棒状体、40 シート、44 連通孔
Claims (5)
- 複数の棒状体を組み合わせて形成された枠形状の堤部と、
前記堤部で囲まれている内側であって前記堤部の下面と同一の面内に位置する部位、前記堤部の内側面、及び前記堤部の上側面を覆うことができる一枚のシートと、を有し、
前記堤部は、ファスナ同士の結合により前記複数の棒状体の端部間を連結させて前記枠形状に形成し、
前記棒状体の少なくとも一方の前記ファスナを当該棒状体の内側面に設けられているシート状の取り付け部材の端辺に配置することで前記ファスナ同士の結合位置を前記棒状体の端部の角部よりも内側にしたことを特徴とする油入機器の防油提。 - 前記複数の棒状体は、全てが同じ長さであることを特徴とする請求項1に記載の油入機器の防油提。
- 前記棒状体は、液体が充填されて棒状の形状をなし、前記液体が排出されることで折り畳まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の油入機器の防油提。
- 前記堤部には、前記内側面とその反対側の側面である外側面とを貫通する貫通孔が形成され、
前記シートには、前記貫通孔の前記内側面側の開口部に一致する孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の油入機器の防油提。 - 前記堤部と前記シートとは、ファスナによって結合されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の油入機器の防油提。
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