JP5643274B2 - 色出力装置、色補正装置、プログラム - Google Patents

色出力装置、色補正装置、プログラム Download PDF

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本発明は色出力装置、色補正装置、プログラムに関する。
周知のとおり、高齢者は通常、若年者と比較して様々な身体の機能が低下するが、そのなかに色覚の低下がある。具体的には、高齢になるほど色が暗く、あるいは黄色っぽく見えるようになると考えられており、そのことが日常生活に支障を引き起こす場合もある。高齢化社会の進展に伴って、加齢による色覚の低下の問題は社会問題としてより大きくなっているといえる。もちろん加齢による色覚の低下のほかに、色覚異常(先天的、あるいは後天的)の人もいる。
したがって、色を用いる様々な製品に、色覚の低下や異常を有する人にも若年者や健常者と同じような色知覚ができるような機能を装備すれば、高齢化社会の進展にも、健常者と障害者の共生を目指す社会の要請にも対応できて望ましい。もちろん、色の正確な知覚が必要な職業などにおいてはさらに大きな意義を有すると言える。こうした技術に関してこれまでにもいくつかの提案がある。例えば下記特許文献1には、表示される色を年齢に応じて補正する画像処理装置が開示されている。
特許第3552413号公報
上記特許文献1では、当該年齢における水晶体透過率に応じて、色のR、G、B値を補正するという手法で色補正がなされている。しかし本発明者が特許文献1の手法を用いて多数の画像を色補正してみたところ、色の明度が高くなり過ぎて、白色のようになる、いわゆる白とびが見られる例があった。白とびした場合、高齢者が若年者と同じような色を知覚することは考えられない。
そのようになる理由として、色のR、G、B値を補正するという手法が、年齢が高くなるほどR、G、B値を単純に大きくする(増幅する)結果しか生まず、それゆえ適切な補正ではないことが考えられる。したがって単にR、G、B値を補正する以外の方法の開発が望まれる。さらにその際には、加齢による色覚の低下(あるいは色覚異常)に関して、水晶体透過率に関するもの以外にも科学的(医学的)知見の蓄積があるので、それらも適切に利用されるべきである。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記に鑑み、加齢により色覚が低下した人あるいは色覚異常の人が若年者や健常者と同じように色が知覚できるように、適切に色補正する色出力装置、色補正装置、プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る色出力装置は、色を出力する出力手段と、その出力手段によって出力された色を知覚する使用者が若年健常者の色覚と異なる色覚を有することを示す入力を受け付ける入力手段と、その入力手段が受け付けた入力に応じて、前記出力手段から出力された色の前記使用者による知覚が若年健常者の知覚に近づくように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を示す9個の数値を個別に調節することによって、前記出力手段から出力される色を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする。これにより、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正する色出力装置が実現できる。
また、前記入力手段は前記使用者の年齢の情報を受け付ける年齢入力手段であり、前記補正手段は、前記年齢入力手段が受け付けた年齢の情報に応じて、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するとしてもよい。これにより、使用者の年齢に応じてXYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、前記補正手段は、年齢に応じた使用者の水晶体透過率の低下の影響を打ち消すように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するとしてもよい。これにより、使用者の年齢に応じて、使用者の水晶体透過率の低下の影響を打ち消すようにXYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、前記補正手段は、年齢に応じた使用者の瞳孔の径の縮小の影響を打ち消すように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するとしてもよい。これにより、使用者の年齢に応じて、使用者の瞳孔の径の縮小の影響を打ち消すようにXYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、前記入力手段は前記使用者の色覚異常の種類の情報を受け付ける種類入力手段であり、前記補正手段は、前記種類入力手段が受け付けた色覚異常の種類の情報に応じて、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するとしてもよい。これにより、使用者の色覚異常の種類に応じてXYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、前記出力手段は、色を表示する表示手段であるとしてもよい。これにより、色を表示する表示手段に対して、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、前記出力手段は、色を映写する映写手段であるとしてもよい。これにより、色を映写する映写手段に対して、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、前記出力手段は、色を印刷する印刷手段であるとしてもよい。これにより、色を印刷する印刷手段に対して、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正できる。
また、本発明に係る色補正装置は、色を出力する出力手段を備えた色出力装置に備えられる色補正装置であって、前記色出力装置に備えられた入力手段が受け付けた、前記出力手段によって出力された色を知覚する使用者が若年健常者の色覚と異なる色覚を有することを示す入力を取得する取得手段と、その取得手段が取得した入力に応じて、前記出力手段から出力された色の前記使用者による知覚が若年健常者の知覚に近づくように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を示す9個の数値を個別に調節することによって、前記出力手段から出力される色を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする。これにより、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正する色補正装置が実現できる。
また、本発明に係るプログラムは、色を出力する出力手段を備えた色出力装置に備えられたコンピュータを、前記色出力装置に備えられた入力手段が受け付けた、前記出力手段によって出力された色を知覚する使用者が若年健常者の色覚と異なる色覚を有することを示す入力を取得する取得手段と、その取得手段が取得した入力に応じて、前記出力手段から出力された色の前記使用者による知覚が若年健常者の知覚に近づくように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を示す9個の数値を個別に調節することによって、前記出力手段から出力される色を補正する補正手段と、して機能させることを特徴とする。これにより、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節するという新規な方法によって、例えば高齢者や色覚異常者に若年健常者と同様の色が知覚されるように色補正するプログラムが実現できる。
本発明の色出力装置の第1の実施形態としての表示装置を示す図。 本発明の色出力装置の第2の実施形態としてのプロジェクタを示す図。 本発明の色出力装置の第3の実施形態としての印刷装置を示す図。 本発明での処理手順の例を示すフローチャート。 RGB表色系からXYZ表色系への変換を示す図。 年齢ごとの水晶体透過率の例を示す図。 年齢ごとの縮瞳率の例を示す図。 加齢によるXYZの変化を示す図。 本発明における色補正式の例を示す図。 補正係数の決定方法の例を示す図。 提案法と従来法とにおける色差の例を示す図。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の色出力装置の第1の例としての表示装置1aの内部構成を概念的に示す図である。表示装置1aは例えばテレビ受像機、コンピュータ(パーソナルコンピュータ)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などであり、内部構成として、制御部2、入力部3、表示部4を備える。
制御部2は、表示装置1の全般的制御を司る部位である。入力部3は例えばボタンやテンキー、マウスなど既知の構造を備え、ユーザからの入力を受けつける部位である。入力部3に入力された入力内容は制御部2に送られる。表示部4は例えば液晶ディスプレイなどからなり、制御部2から指令された表示内容(画像や文字、さらには動画や静止画)を表示する部位である。表示部4はカラー画像を表示できる表示部とする。
制御部2は通常のコンピュータと同様の構成を有し、演算や指令など各種情報処理を司るCPU20、CPU20の作業領域としての揮発性の記憶部としてのRAM21、CPU20での情報処理で必要となるデータやプログラムを記憶する不揮発性の記憶部であるROM22を備える。ROM22は例えばEEPROM、ハードディスクのように書き換え可能のメモリとすればよい。
ROM22は本発明に関して画像出力プログラム23、色補正プログラム24を記憶する。画像出力プログラム23は、(例えば図示しない受信部や外部記憶装置により取得されたデータから)表示部4で表示する表示内容(例えば表示画像)を算出するためのプログラムである。色補正プログラム24は本発明の主要部であり、画像出力プログラム23により表示内容を算出する際に、加齢による色覚低下者や色覚異常者(先天的、あるいは後天的)が表示部4に表示される色を見た場合に若年者や健常者が知覚する色と同様の色が知覚されるように、表示される色を補正するためのプログラムである。
色補正プログラム24は、最初からROM22内に記憶された形態としてもよく、例えば記憶メディア10に記憶しておき、それを後にROM24内に格納(インストール)する形態としてもよい。
次に図2は本発明の色出力装置の第2の例としてのプロジェクタ1bの内部構成を概念的に示す図である。図2および後述の図3においては、別の図と同符号の部位は同様の部位であるので、重複する説明は省略する。図2のプロジェクタ1bは例えば映画館などにおいて映画を映写する装置であり、映写部5、表示部6を有する。映写部5は、制御部2からの指令に従い、周知の構造により所定の映写平面に映写内容(カラーの画像や文字、さらには静止画や動画)を映写する。表示部6はプロジェクタ1bの制御に関する情報を表示する部位であり、作業者は表示部6に示された表示内容を見て、入力部3により適切な入力を行う。
図3は本発明の色出力装置の第3の例としての印刷装置1cの内部構成を概念的に示す図である。印刷装置1は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなど周知の構造のプリンタであり、インク供給部7、印刷部8を備える。制御部2からの指令に従って、インク供給部7はカラーインクを指令された比率で印刷部8へ供給し、印刷部8は印字ヘッドを用いて、インク供給部7から供給されたカラーインクを所定の印刷対象(印刷用紙など)に印刷する。これらの例において制御部2が本発明の色補正装置の一実施形態である。
図1から図3に例示された色出力装置(および色補正装置)における処理手順の例が図4に示されている。図4の処理手順のうちユーザによる手動の処理以外は、画像出力プログラム23、色補正プログラム24内に記述された処理であり、CPU20がこれらのプログラムをRAM21に呼び出して自動的に処理すればよい。
図4の処理手順ではまずS10でユーザ(や作業者など)が入力部3を用いてユーザ情報を入力する。ここでユーザとは、表示装置1a、プロジェクタ1b、印刷装置1cによって出力(表示、映写、印刷)された色(画像)を見る人を指す。そしてユーザ情報とは、ユーザの色覚に関する情報であり、例えばユーザの年齢、ユーザの色覚異常の程度や種類などである。
次にS20で制御部2は、S10で入力されたユーザ情報に基いて、ユーザが高齢者や色覚異常者の場合に、若年者や健常者と同じように色を知覚できるように色補正するための補正係数を算出する。なお高齢者とは、例えば20歳を若年者として、それより年齢が高い人全てを指すとする。補正係数やそれを用いた色補正の詳細は後述する。
次にS30で制御部2は、例えば図示しない受信部や外部記憶装置などにより画像(カラー画像)データを例えばRAM21に取得する。画像ではなく文字、CGやイラストでもよい。続いてS40で制御部2は、S30で形成された画像や文字における色を、S20で算出された補正係数を用いて補正(色補正)する。この処理の詳細も後述する。
そしてS50で制御部2は、S40の色補正が反映された画像(色)を出力する。そしてS60で出力すべき画像が複数の場合(動画の場合も含む)に、全ての画像の出力が終了したか(動画が終了したか)否かを判断する。全ての画像の出力が終了した場合(S60:YES)は図4の処理を終了し、まだ終了していない場合(S60:NO)はS30に戻って上記処理を繰り返す。以上が図4の処理手順である。
上記S20における補正係数の決定、S40における色補正における具体的な処理内容の例を以下で説明する。以下では色出力装置が表示装置1aの場合で、ユーザが加齢により色覚が低下している場合の例を説明する。この場合、加齢による色覚の低下を考慮して色補正する必要がある。
まず、周知のように表示装置などでの色表現においては、代表的な表色系としてRGB表色系、XYZ表色系が用いられる。図5は、RGB表色系からXYZ表色系への変換式をブロック線図のかたちで示している。すなわちR(赤)、G(緑)、B(青)からX、Y、Zへの変換は次の式(E1)から(E3)で表される。
X=a11R+a12G+a13B (E1)
Y=a21R+a22G+a23B (E2)
Z=a31R+a32G+a33B (E3)
係数a11、a12、a13、a21、a22、a23、a31、a32、a33はそれぞれRのXへの寄与度、GのXへの寄与度、BのXへの寄与度、RのYへの寄与度、GのYへの寄与度、BのYへの寄与度、RのZへの寄与度、GのZへの寄与度、BのZへの寄与度を示す量であるとみなされる。このa11からa33の9個のパラメータは既知の定数であり、例えば、a11=0.4124、a12=0.3576、a13=0.1805、a21=0.2126、a22=0.7152、a23=0.0722、a31=0.0193、a32=0.1192、a33=0.9505と定められている。
ここでX、X、X、Y、Y、Y、Z、Z、Zを次の式(E4)から(E6)により定義する。さらに、これらを用いると式(E7)から(E9)が得られる。
=a11R、X=a12G、X=a13B (E4)
=a21R、Y=a22G、Y=a23B (E5)
=a31R、Z=a32G、Z=a33B (E6)
X=X+X+X (E7)
Y=Y+Y+Y (E8)
Z=Z+Z+Z (E9)
次に、加齢による色覚の低下がどのように式で表現されるかを考える。本実施例では、加齢による色覚低下のための要因として、水晶体の黄変(透過率低下)と、瞳孔の縮小に着目する。
まず加齢による水晶体の黄変について述べる。加齢による色覚低下を考えない場合、上述のX、Y、Z(j=R、G、B)は、表示装置1aの分光分布により以下の式(E10)から(E12)で表される。
=kΣS(iΔλ)x(iΔλ)f(iΔλ)Δλ (E10)
=kΣS(iΔλ)y(iΔλ)f(iΔλ)Δλ (E11)
=kΣS(iΔλ)z(iΔλ)f(iΔλ)Δλ (E12)
上式でΔλは波長に関する適当に設定した刻み幅であり、S(iΔλ)はD65白色点の波長iΔλに対する分光分布、x(iΔλ)、y(iΔλ)、z(iΔλ)はそれぞれ波長iΔλでのX、Y、Zの等色関数、f(iΔλ)、f(iΔλ)、f(iΔλ)はそれぞれ表示部4における赤色、緑色、青色の分光分布を表す。またΣは整数iに関する和とする。Σにおける和の範囲をi=iからi=iまでとした場合、iΔλからiΔλまでの範囲に可視光波長域全体が含まれるようにi、iを定めればよい。容易に理解されるように、上式は積分のΔλ刻みでの差分近似である。kは適当な定数とすればよい。
以上は若年の健常者の場合であるが、これが加齢により以下のように変化する。周知のPokornyらの研究によれば、A歳の人間の水晶体に対するA歳の人間(ただしAはA以上とすればよい)の水晶体の光の透過率Fは次の式(E13)で記述される。なお^はべき乗、Lは水晶体の光学密度である。
F(λ、A、A)=10^{L(λ、A)−L(λ、A)} (E13)
水晶体の光学密度Lは、Aを年齢とすると、Aが20より大きく60以下の場合、次の式(E14)で、Aが60より大きい場合は式(E15)であらわされる。なおTL1、TL2は適当な定数である。年齢ごとの水晶体透過率Fのプロットの例が図6に示されている。
L(λ、A)=TL1(1+0.02(A−32))+TL2 (E14)
L(λ、A)=TL1(1.56+0.0667(A−60))+TL2 (E15)
上記Fを用いると、加齢により式(E10)から(E12)は次の式(E16)から(E18)に変化する。
X’=kΣS(iΔλ)x(iΔλ)f(iΔλ)ΔλF(iΔλ、A、A) (E16)
Y’=kΣS(iΔλ)y(iΔλ)f(iΔλ)ΔλF(iΔλ、A、A) (E17)
Z’=kΣS(iΔλ)z(iΔλ)f(iΔλ)ΔλF(iΔλ、A、A) (E18)
上記式(E10)から(E12)における若年者のX、Y、Z(j=R、G、B)の、(E16)から(E18)の高齢者のX’、Y’、Z’(j=R、G、B)に対する比として、実効成分比を定義する。すなわち実効成分比は以下の式(E19)から(E21)で定義される。
(X)=X’/X (E19)
(Y)=Y’/Y (E20)
(Z)=Z’/Z (E21)
次に、加齢による瞳孔の縮小について述べる。周知のWinnらの研究によれば、瞳孔の縮小率Sは次の式(E22)で記述される。ここでM(A)は年齢A歳での瞳孔の直径である。A歳からA歳へ加齢することにより、X、Y、Zの3刺激値がともに、このSの比率で減少する。Sのプロットの例が図7に示されている。
S=M(A)/M(A) (E22)
以上を組み合わせることにより図8が得られる。図8は、高齢者における色覚再現を示す式をブロック線図の形式で表した図であり、具体的には、A歳の人(若年者)が知覚した3刺激値X、Y、Zから、より高齢のA歳の人が同じ色を見た場合に知覚する3刺激値X’、Y’、Z’を得る式を示している。
図8に示されたX、Y、ZからX’、Y’、Z’への変換式は、加齢による3刺激値の変化を示す式である。図5と図8とを式(E4)から(E6)を用いて比較すると、同じ色を見た場合に、若年者により知覚されるX、Y、Zと、より高齢の人が知覚するX’、Y’、Z’とで、加齢によりR、G、Bの寄与度が変化していることがわかる(例えばXに対するRの寄与度はa11であるのに対して、X’に対するRの寄与度はK (X)11である、等)。
本実施例では、加齢によりXYZにおけるRGBの寄与度が以上のように変化するという知見に基いて、より高齢の人に若年者と同じX、Y、Zを知覚させるための色補正の式として、図9の補正式を用いる。図9においてcij(i=1、2、3;j=1、2、3)が補正係数である。
次に、補正係数cij(i=1、2、3;j=1、2、3)を具体的にどのように決定するかについて述べる。図10が、補正係数cij(i=1、2、3;j=1、2、3)の決定方法の概要である。
補正係数cijの決定のために、n個のサンプル色を用いる。それぞれのX、Y、Zを、X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)で表記する。
そのn個のサンプル色X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)を、上述の図9の式で補正(色補正)した結果を、X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)と置く。もちろん、X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)はcij(i=1、2、3;j=1、2、3)の決め方に応じて変化する数値である。
このX(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)が高齢者によって知覚されるX、Y、Z(高齢者の色覚再現)を、X’(i)、Y’(i)、Z’(i)(i=1、2、・・・、n)と置く。つまりX’(i)、Y’(i)、Z’(i)(i=1、2、・・・、n)は、X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)から図8によって求められる。その際、若年者(若年健常者)の年齢を例えば20歳とし、より高齢者の年齢は変数として、それぞれの高齢者年齢ごとに、X’(i)、Y’(i)、Z’(i)(i=1、2、・・・、n)を求める。
こうして得られたX’(i)、Y’(i)、Z’(i)(i=1、2、・・・、n)と、補正前のサンプル色X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)との間の色差を最小化するように、cij(i=1、2、3;j=1、2、3)を求める。その際、上記のとおり若年者の年齢を例えば20歳とし、より高齢者の年齢は変数とした上で、それぞれの高齢者年齢に対して色差を最小化するcij(i=1、2、3;j=1、2、3)を求める。このような考え方で補正係数を求めることにより、上述の水晶体透過率や瞳孔径の加齢による低下の影響を打ち消すような補正係数が求められる。
具体的に、X’(i)、Y’(i)、Z’(i)(i=1、2、・・・、n)とX(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)との間の色差は、それぞれをLab(あるいはL)表色空間に変換して差を求める。つまり、X(i)、Y(i)、Z(i)(i=1、2、・・・、n)のLab(あるいはL)値を、L(i)、a(i)、b(i)(i=1、2、・・・、n)とし、X’(i)、Y’(i)、Z’(i)(i=1、2、・・・、n)のLab(あるいはL)値を、L’(i)、a’(i)、b’(i)(i=1、2、・・・、n)としたとき、色差は例えば次の式(E23)とすればよい。
ΔE(i)={(L(i)−L’(i))^2+(a(i)−a’(i))^2+(b(i)−b’(i))^2}^(1/2) (E23)
そして、cij(i=1、2、3;j=1、2、3)を求めるために最小化する評価関数(目的関数)は、例えば色差の平均や標準偏差(分散)などとすればよい。つまり平均の場合、評価関数は式(E24)とし、また標準偏差の場合、評価関数は式(E25)とすればよい。ここでΣはiに関する和であり、例えばi=1からi=nまでの和とすればよい。
=(1/n)ΣΔE(i) (E24)
={(1/n)Σ(ΔE(i)−J)^2}^(1/2) (E25)
最適化の際に、例えばJとJのうちいずれか一方の評価関数を最適化(最小化)するようにcij(i=1、2、3;j=1、2、3)を求めてもよい。あるいは、JとJの両方の評価関数を最適化(最小化)する、いわゆる多目的最適化問題の解としてcij(i=1、2、3;j=1、2、3)を求めてもよい。
やJの最適化問題は凸性などの解きやすい性質を持たない。したがって非凸最適化問題や、多目的最適化問題を解くことができる解法として、例えば周知の進化アルゴリズムを用いればよい。本発明者らは、上述のJとJの多目的最適化はパレート最適化(つまりJの最小化とJの最小化とがトレードオフとなる最小化)となるとの新たな知見を得ている。なお本発明では厳密な最適解(最小解)を求めなくともよく、例えば繰り返し計算において十分(所定誤差内)に収束した解であればよい。
図11は、本発明で提案した上述の色補正の手法(提案法)と上記特許文献1に示された色補正の手法(従来法)とを、あるサンプル色(あるいはサンプル画像)に対して適用して、その結果得られた色差を示した図である。提案法では上記の手法により求められた最適なcij(i=1、2、3;j=1、2、3)を用いて図9により色補正を行う。一方、従来法では特許文献1に記載された方法で色補正を行う。
図11で、色差1は、オリジナル(色補正前)の色と色補正後の色との間の色差である。色差2は、オリジナルの色と、色補正後の色に対して上記の高齢者色覚再現(図8)を適用して得られた色との間の色差である。(さらに色差1、2とも上述の式(E23)のi=1からi=nまでの和とする。)
図11に示すとおり、色差2に関して、全ての年齢で、提案法の方が従来法よりも小さい色差が得られた。色差2に関するこの結果は、どの年齢の高齢者に対しても、提案法の方が従来法よりも若年者が知覚する色に近い色を知覚させる色補正が実現できていることを示している。ちなみに色差1に関しても、従来法では大きな色差となっている。本発明者の分析では、この数値は、従来法ではR、G、Bそれぞれの数値を大きくするのみの色補正がなされることを反映していると考えられる。
これに対して提案法では色差1も相対的に小さく、なおかつ色差2も小さい。したがって、提案法におけるRGBの寄与度を変更する色補正を用いれば、大幅な色補正をしなくとも、結果的に高齢者と若年者との知覚差が小さくできるので、従来法による単にRGB値をあげる補正よりもより適切かつ効果的な色補正となっている。
上記実施例では表示装置1aに関する実施例が示されたが、プロジェクタ1b、印刷装置1cの場合も同様に実施できる。プロジェクタ1bの場合は上記説明で表示部4を映写部5に置き換えるのみでよい。印刷装置1cの場合は、R、G、Bをマゼンダ(M)、イエロー(Y)、シアン(S)に置き換えればよい。
また上記実施例では加齢による色覚の低下が扱われたが、本発明は色覚異常(先天的、後天的)にも対応できる。色覚異常の場合、上記説明を以下のように変更する。まず色覚異常の場合、S10でユーザは、色覚異常の種類が、第1色覚異常(赤錐状体視細胞の機能低下)、第2色覚異常(緑錐状体視細胞の機能低下)、第3色覚異常(青錐状体視細胞の機能低下)のいずれであるかを入力する。そして、図8に示された変換式を導出する議論において例えば、縮瞳率Sを省略し、水晶体透過率F(λ、A、A)を、波長λでの網膜の感度F(λ)に置き換える。網膜の感度F(λ)は、第1、2、3色覚異常のそれぞれについて求めておく。例えばこうした変形によって、色覚異常の場合における図8に相当する変換式が得られる。それ以外の部分は上記のとおり行えばよい。
さらには第1、2、3色覚異常のいずれであるかのみでなく、その程度の情報も、例えば何段階かに分類して用いてよい。その場合、S10でユーザは第1、2、3色覚異常のどれかとその程度の情報を入力し、網膜感度の程度ごとに図8の変換式も求める。こうした変形により、本発明は色覚異常(先天的、あるいは後天的)の人に対しても、健常者(若年健常者)と同じような色を知覚するように色補正することができる。
上記実施例は特許請求の範囲に記載された趣旨に基いて修正、変形してよい。例えば上記実施例では、加齢による色覚の低下に関する情報として、水晶体透過率、縮瞳率を用いたが、これに限定せず、網膜感度など、加齢による色覚の低下に関わる他の情報も用いてよい。
1a 表示装置(色出力装置)
1b プロジェクタ(色出力装置)
1c 印刷装置(色出力装置)
2 制御部(色補正装置)
24 色補正プログラム(プログラム)

Claims (10)

  1. 色を出力する出力手段と、
    その出力手段によって出力された色を知覚する使用者が若年健常者の色覚と異なる色覚を有することを示す入力を受け付ける入力手段と、
    その入力手段が受け付けた入力に応じて、前記出力手段から出力された色の前記使用者による知覚が若年健常者の知覚に近づくように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を示す9個の数値を個別に調節することによって、前記出力手段から出力される色を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする色出力装置。
  2. 前記入力手段は前記使用者の年齢の情報を受け付ける年齢入力手段であり、
    前記補正手段は、前記年齢入力手段が受け付けた年齢の情報に応じて、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節する請求項1に記載の色出力装置。
  3. 前記補正手段は、年齢に応じた使用者の水晶体透過率の低下の影響を打ち消すように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節する請求項2に記載の色出力装置。
  4. 前記補正手段は、年齢に応じた使用者の瞳孔の径の縮小の影響を打ち消すように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節する請求項2又は3に記載の色出力装置。
  5. 前記入力手段は前記使用者の色覚異常の種類の情報を受け付ける種類入力手段であり、
    前記補正手段は、前記種類入力手段が受け付けた色覚異常の種類の情報に応じて、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を調節する請求項1に記載の色出力装置。
  6. 前記出力手段は、色を表示する表示手段である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の色出力装置。
  7. 前記出力手段は、色を映写する映写手段である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の色出力装置。
  8. 前記出力手段は、色を印刷する印刷手段である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の色出力装置。
  9. 色を出力する出力手段を備えた色出力装置に備えられる色補正装置であって、
    前記色出力装置に備えられた入力手段が受け付けた、前記出力手段によって出力された色を知覚する使用者が若年健常者の色覚と異なる色覚を有することを示す入力を取得する取得手段と、
    その取得手段が取得した入力に応じて、前記出力手段から出力された色の前記使用者による知覚が若年健常者の知覚に近づくように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を示す9個の数値を個別に調節することによって、前記出力手段から出力される色を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする色補正装置。
  10. 色を出力する出力手段を備えた色出力装置に備えられたコンピュータを、
    前記色出力装置に備えられた入力手段が受け付けた、前記出力手段によって出力された色を知覚する使用者が若年健常者の色覚と異なる色覚を有することを示す入力を取得する取得手段と、
    その取得手段が取得した入力に応じて、前記出力手段から出力された色の前記使用者による知覚が若年健常者の知覚に近づくように、XYZ表色系のX、Y、ZのそれぞれにおけるRGB表色系のR、G、Bの寄与度を示す9個の数値を個別に調節することによって、前記出力手段から出力される色を補正する補正手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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