JP5643239B2 - 基板ホルダ及びめっき装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば基板の被めっき面(表面)にめっきを施すめっき装置、特に半導体ウエハ等の表面に設けられた微細な配線用溝やホール、レジスト開口部にめっき膜を形成したり、半導体ウエハの表面にパッケージの電極等と電気的に接続するバンプ(突起状電極)を形成したりするめっき装置等に使用される基板ホルダ、及び該基板ホルダを備えためっき装置に関する。
例えば、TAB(Tape Automated Bonding)やフリップチップにおいては、配線が形成された半導体チップの表面の所定箇所(電極)に金、銅、はんだ、或いはニッケル、更にはこれらを多層に積層した突起状接続電極(バンプ)を形成し、このバンプを介してパッケージの電極やTAB電極と電気的に接続することが広く行われている。このバンプの形成方法としては、電解めっき法、蒸着法、印刷法、ボールバンプ法といった種々の手法があるが、半導体チップのI/O数の増加、細ピッチ化に伴い、微細化が可能で性能が比較的安定している電解めっき法が多く用いられるようになってきている。
ここで、電解めっき法は、半導体ウエハ等の基板の被めっき面を下向き(フェースダウン)にして水平に置き、めっき液を下から噴き上げてめっきを施す噴流式またはカップ式と、めっき槽の中に基板を垂直に立て、めっき液をめっき槽の下から注入しオーバーフローさせつつめっきを施すディップ式に大別される。ディップ方式を採用した電解めっき法は、めっきの品質に悪影響を与える泡の抜けが良く、フットプリントが小さいという利点を有しており、このため、めっき穴の寸法が比較的大きく、めっきにかなりの時間を要するバンプめっきに適していると考えられる。
従来のディップ方式を採用した電解めっき装置にあっては、気泡が抜けやすくできる利点を有しており、半導体ウエハ等の基板をその端面と裏面をシールし表面(被めっき面)を露出させて着脱自在に保持する基板ホルダを備え、この基板ホルダを基板ごとめっき液中に浸漬させて基板の表面にめっきを施すようにしている。
近時、めっきを適用するデバイスや実装プロセスの進化により、標準的な厚み(775μm)の半導体ウエハだけでなく、様々な厚みを有する基板を処理する必要が出てきている。このため、様々な厚みをもつ基板を処理する多品種少量生産に適した基板ホルダの開発が求められるようになってきている。
基板ホルダは、めっき液中に浸漬させて使用するため、基板ホルダで基板を保持した時に、基板の裏面側へめっき液が周り込まないよう、基板の外周部及び裏面を確実にシールする必要がある。このため、出願人は、第1保持部材(固定保持部材)と第2保持部材(可動保持部材)との間に基板を介在させ、第2保持部材に取付けた基板シール部材(内側シール部材)を基板の外周部に、第2保持部材に取付けたホルダシール部材(外側シール部材)を固定保持部材にそれぞれ圧接させてシールしながら基板を着脱自在に保持するようにした基板ホルダを提案している(特許文献1,2等参照)。
この種の基板ホルダにあっては、厚みの異なる基板を保持した場合に、基板の外周部に圧接して該外周部をシールする基板シール部材の圧縮寸法(潰し代)が変化する。その結果、基板シール部材の潰し代が小さい場合はめっき液の漏れに繋がり、基板シール部材の潰し代が大きい場合は基板の破損や基板シール部材への基板の張り付きなどが発生する。また、基板の厚みが変化すると、基板を基板ホルダで保持した時に基板の表面に接触して給電する接点の基板に対する接触力も変化する。その結果、接点の基板に対する接触力が小さい場合は基板への給電時の接触電気抵抗が大きくなり、また接触力が大きい場合は基板に傷が生じてしまう。
基板の厚みのばらつき(変化)を吸収しつつ基板を着脱自在に保持する基板ホルダとして、基板ホルダに設けた凹部内に、基板を凹部から離れる方向に付勢する板ばねを配置したり(特許文献3参照)、更に板ばねの基板との間にプレートを配置したりすること(特許文献4参照)が提案されている。また、ばねの付勢力により基板を治具に押し付けることで、治具に装着したシール部材の基板外周部に対するシール力を得るようすることが提案されている(特許文献5参照)。更に、支持プレートで支持された基板を圧縮ばねの付勢力でシール部材に向かって押し付けることで、基板の外周部に圧接するシール部材の潰し代(圧縮寸法)が基板の厚みに無関係にほぼ一定となるようにしたり(特許文献6参照)、圧縮ばねの付勢力によって押圧される押え部材を介して、基板に対して、基板の裏から一定の押圧荷重を調整無しにかけることができるようにしたもの(特許文献7参照)が提案されている。
特開2004−52059号公報 特開2004−76022号公報 特開昭58−91516号公報 特開昭59−31882号公報 実開平7−6268号公報 特表2003−518333号公報 特開2008−133526号公報
前述のように、板ばねや圧縮ばね等のばねの付勢力(ばね力)を利用して、保持される基板の厚みのばらつきを吸収したり、基板の厚みの変化に対応したりするようにした基板ホルダが種々提案されている。しかしながら、この種の基板ホルダにあっては、基板ホルダで基板を保持した時に生じるばねの付勢力によって、基板にシール部材を支点としたモーメントが作用し、このモーメントによって基板が撓んでしまうことが考慮されておらず、このため、特に大型の基板を基板ホルダで保持した時に、基板にかなり大きな撓みが生じてしまうと考えられる。
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、たとえ基板の厚みが変化しても、基板が撓んでしまうことを防止しつつ、基板の厚みの変化を吸収し、基板シール部材の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で基板を保持できるようにした基板ホルダ及び該基板ホルダを備えためっき装置を提供することを目的とする。
本発明の基板ホルダは、基板の外周部を挟持して基板を着脱自在に保持する第1保持部材及び第2保持部材を備え、前記第2保持部材、前記第2保持部材と前記第1保持部材で基板を保持した時に、前記第2保持部材と基板の外周部との間を基板シールラインに沿ってシールする突出部を有し、前記第1保持部材は、基板を支持する支持面を有し支持ベースと分離した可動ベースと、前記第2保持部材との間で基板の外周部を挟持して基板を保持する時に、前記基板シールラインに沿った位置で、基板を前記第2保持部材に向けて付勢して基板の厚みの変化を吸収する厚み吸収機構を有し、前記厚み吸収機構は、前記支持ベースと前記可動ベースとの間に配置されており、前記第2保持部材には、前記第1保持部材との間で基板を保持した時に基板の外周部に接触して給電する第1接点部材が備えられ、前記第1保持部材の前記支持ベースには、外部電源に接続されて前記第1接点部材に給電する第2接点部材が備えられている
これにより、たとえ基板の厚みが変化しても、基板の厚みの変化を厚み吸収機構で吸収しつつ基板を保持することで、基板シール部材の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で厚みの異なる基板を保持し、しかも、基板ホルダで基板を保持した時に、第2保持部材と基板の外周部との間を基板シール部材でシールする基板シールラインに沿った位置で、基板を第2保持部材に向けて付勢して基板の厚みの変化を吸収することで、基板に基板シール部材を支点としたモーメントが作用して、基板が撓んでしまうことを防止することができる。
さらに、異なる厚みを有する基板を保持しても、第1接点部が接触する基板の外周部、第1接点部材及び第2接点部材の位置関係が常に一定となるようにして、基板に確実に給電することができる。
本発明の好ましい一態様において、前記厚み吸収機構は、前記可動ベースを前記支持ベースに対して移動自在に支持する複数の圧縮ばねを有する。
これにより、基板の厚みの変化に応じて、可動ベースの移動量が異なる(基板の厚みが厚くなればなる程、可動ベースの移動量が大きくなって支持ベースとの間隔が狭くなる)ようにして、基板シール部材の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で厚みの異なる基板を基板ホルダで保持し、しかも基板を基板ホルダで保持した時に、複数の圧縮ばねのばね力が、基板シールラインに沿った位置で、可動ベースを介して、基板に作用するようにすることで、基板が撓んでしまうことを防止することができる。
前記第1保持部材には、前記可動ベースの前記支持ベースからの脱出を防止するストッパを有し、前記可動ベースの前記支持ベースに対する移動を規制するベースガイド機構が備えられていることが好ましい。
これにより、前記可動ベースの前記支持ベースからの脱出をストッパで防止しつつ、可動ベースを支持ベースに対してスムーズに移動させることができる。
前記第1保持部材の前記可動ベースには、基板の外周端部をガイドして基板の前記可動ベースに対する位置決めを行う基板ガイドが備えられていることが好ましい。
これにより、基板の可動ベースに対する位置決めを可動ベースに固定した基板ガイドを介して行って、基板と可動ベースが一体となって移動するようにすることで、基板が第2保持部材と干渉してしまうことを防止することができる。
本発明の好ましい一態様において、前記厚み吸収機構は、前記第2保持部材との間で基板の外周部を挟持して基板を保持する時に、前記基板シールラインに沿った位置で基板に当接して該基板を前記第2保持部材に向けて付勢する伸縮自在な複数の伸縮ピンを有する。
これにより、基板の厚みの変化に応じて、複数の伸縮ピンを伸縮させることにより、基板シール部材の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で基板を基板ホルダで保持し、しかも基板を基板ホルダで保持した時に、複数の伸縮ピンの付勢力が基板シールラインに沿った位置で基板に作用するようにすることで、基板が撓んでしまうことを防止することができる。
本発明の好ましい一態様において、前記突出部は第1の突出部であり、前記第2保持部材は、前記第1保持部材の前記支持ベースと前記第2保持部材との間をシールする第2の突出部をさらに有する。
本発明のめっき装置は、前述の基板ホルダと、内部にめっき液を保持するめっき槽とを有する。
本発明の基板ホルダによれば、たとえ基板の厚みが変化しても、基板シール部材の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で基板を保持することで、めっき液の漏れや基板の破損等を防止することができる。しかも、厚みの異なる基板を基板ホルダで基板を保持した時に、基板に基板シール部材を支点としたモーメントが作用して、基板が撓んでしまうことを防止することができる。
本発明の実施形態の基板ホルダを備えためっき装置の全体配置図である。 図1に示すめっき装置に備えられている基板ホルダの平面図である。 図2に示す基板ホルダの第2保持部材を開いた状態を仮想線で示す右側面図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 図2のC−C線拡大断面図である。 図2のD−D線拡大断面図である。 厚み吸収機構を備えていない従来タイプの基板ホルダ(比較例1)で厚みが775μmと1075μmの基板を保持した時と、厚み吸収機構を備えた本実施形態の基板ホルダ(実施例1)で厚みが775μmと1550μmの基板を保持した時における基板シール部材の圧縮寸法を示すグラフである。 本実施形態の基板ホルダにおける圧縮ばねのばね力(設計ばね力)と基板シール部材の圧縮寸法との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施形態の基板ホルダの平面図である。 図10のE−E線断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同一または相当する部材には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態の基板ホルダを備えためっき装置の全体配置図を示す。図1に示すように、このめっき装置には、半導体ウエハ等の基板Wを収納したカセット10を搭載する2台のカセットテーブル12と、基板Wのオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせるアライナ14と、めっき処理後の基板Wを高速回転させて乾燥させるスピンドライヤ16が備えられている。更に、この近くには、基板ホルダ18を載置して基板Wの該基板ホルダ18との着脱を行う基板着脱部20が設けられ、これらのユニットの中央には、これらの間で基板Wを搬送する搬送用ロボットからなる基板搬送装置22が配置されている。
そして、基板着脱部20側から順に、基板ホルダ18の保管及び一時仮置きを行うストッカ24、基板Wを純水に浸漬させるプリウェット槽26、基板Wの表面に形成したシード層等の表面の酸化膜をエッチング除去するプリソーク槽28、基板Wの表面を純水で水洗する第1の水洗槽30a、洗浄後の基板Wの水切りを行うブロー槽32、第2の水洗槽30b及びめっき槽34が順に配置されている。このめっき槽34は、オーバーフロー槽36の内部に複数のめっきユニット38を収納して構成され、各めっきユニット38は、内部に1個の基板Wを収納して、銅めっき等のめっきを施すようになっている。なお、この例では、銅めっきについて説明するが、ニッケルやはんだ、銀、更には金めっきにおいても同様であることは勿論である。
更に、これらの各機器の側方に位置して、これらの各機器の間で基板ホルダ18を基板Wとともに搬送する、例えばリニアモータ方式を採用した基板ホルダ搬送装置40が備えられている。この基板ホルダ搬送装置40は、基板着脱部20とストッカ24との間で基板Wを搬送する第1のトランスポータ42と、ストッカ24、プリウェット槽26、プリソーク槽28、水洗槽30a,30b、ブロー槽32及びめっき槽34との間で基板Wを搬送する第2のトランスポータ44を有している。なお、第2のトランスポータ44を備えることなく、第1のトランスポータ42のみを備えるようにしてもよい。
また、この基板ホルダ搬送装置40のオーバーフロー槽36を挟んだ反対側には、各めっきユニット38の内部に位置してめっき液を攪拌する掻き混ぜ棒としてのパドル(図示せず)を駆動するパドル駆動装置46が配置されている。
基板着脱部20は、レール50に沿って横方向にスライド自在な平板状の載置プレート52を備えており、この載置プレート52に2個の基板ホルダ18を水平状態で並列に載置して、この一方の基板ホルダ18と基板搬送装置22との間で基板Wの受渡しを行った後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、他方の基板ホルダ18と基板搬送装置22との間で基板Wの受渡しを行うようになっている。
基板ホルダ18は、図2乃至図7に示すように、例えば塩化ビニル製で矩形平板状の第1保持部材(固定保持部材)54と、この第1保持部材54にヒンジ56を介して開閉自在に取付けた第2保持部材(可動保持部材)58とを有している。なお、この例では、第2保持部材58を、ヒンジ56を介して開閉自在に構成した例を示しているが、例えば第2保持部材58を第1保持部材54に対峙した位置に配置し、この第2保持部材58を第1保持部材54に向けて前進させて開閉するようにしてもよい。
この第2保持部材58は、基部60とリング状のシールホルダ62とを有し、例えば塩化ビニル製で、下記の押えリング72との滑りを良くしている。シールホルダ62の第1保持部材54と対向する面には、基板ホルダ18で基板Wを保持した時、基板Wの外周部の基板シールライン64に沿って基板Wの外周部に圧接してここをシールする基板シール部材66が内方に突出して取付けられている。更に、シールホルダ62の第1保持部材54と対向する面には、基板シール部材66の外方位置で第1保持部材54の下記の支持ベース80に圧接してここをシールするホルダシール部材68が取付けられている。
基板シール部材66及びホルダシール部材68は、シールホルダ62と、該シールホルダ62にボルト等の締結具を介して取付けられる固定リング70との間に挟持されてシールホルダ62に取付けられている。基板シール部材66のシールホルダ62との当接面(上面)には、基板シール部材66とシールホルダ62との間をシールする突条部66aが設けられている。
第2保持部材58のシールホルダ62の外周部には段部が設けられ、この段部に、押えリング72がスペーサ74を介して回転自在に装着されている。押えリング72は、シールホルダ62の側面に外方に突出ように取付けられた押え板(図示せず)により、脱出不能に装着されている。この押えリング72は、酸に対して耐食性に優れ、十分な剛性を有する、例えばチタンから構成され、スペーサ74は、押えリング72がスムーズに回転できるように、摩擦係数の低い材料、例えばPTEFで構成されている。
第1保持部材54は、略平板状で、基板ホルダ18で基板Wを保持した時にホルダシール部材68と圧接して第2保持部材58との間をシールする支持ベース80と、この支持ベース80と互いに分離した略円板状の可動ベース82とを有している。押えリング72の外側方に位置して、第1保持部材54の支持ベース80には、内方に突出する突出部を有する逆L字状のクランパ84が円周方向に沿って等間隔で立設されている。一方、押えリング72の円周方向に沿ったクランパ84と対向する位置には、外方に突出する突起部72aが設けられている。そして、クランパ84の内方突出部の下面及び押えリング72の突起部72aの上面は、回転方向に沿って互いに逆方向に傾斜するテーパ面となっている。押えリング72の円周方向に沿った複数箇所(例えば4箇所)には、上方に突出するポッチ72bが設けられている。これにより、回転ピン(図示せず)を回転させてポッチ72bを横から押し回すことにより、押えリング72を回転させることができる。
これにより、図3に仮想線で示すように、第2保持部材58を開いた状態で、第1保持部材54の中央部に基板Wを挿入し、ヒンジ56を介して第2保持部材58を閉じる。そして、押えリング72を時計回りに回転させて、押えリング72の突起部72aをクランパ84の内方突出部の内部に滑り込ませることで、押えリング72の突起部72aとクランパ84にそれそれぞれ設けたテーパ面を介して、第1保持部材54と第2保持部材58とを互いに締付けてロックし、押えリング72を反時計回りに回転させて逆L字状のクランパ84の内方突出部から押えリング72の突起部72aを引き抜くことで、このロックを解くことができる。
可動ベース82は、基板ホルダ18で基板Wを保持した時に、基板Wの外周部と当接して基板Wを支持するリング状の支持面82aを有しており、圧縮ばね86を介して、支持ベース80から離れる方向に付勢され、圧縮ばね86の付勢力(ばね力)に抗して、支持ベース80に近接する方向に移動自在に支持ベース80に取付けられている。これによって、厚みの異なる基板Wを基板ホルダ18で保持した時に、基板Wの厚みに応じて、可動ベース82が圧縮ばね86の付勢力(ばね力)に抗して支持ベース80に近接する方向に移動することで、基板Wの厚みを吸収する厚み吸収機構88が構成されている。
つまり、前述のようにして、第2保持部材58を第1保持部材54にロックして基板Wを基板ホルダ18で保持した時、基板シール部材66の内周面側の下方突出部下端が基板ホルダ18で保持した基板Wの外周部の基板シールライン64に沿った位置に、ホルダシール部材68にあっては、その外周側の下方突出部下端が第1保持部材54の支持ベース80の表面にそれぞれ圧接し、シール部材66,68を均一に押圧して、ここをシールする。この時、可動ベース82が基板Wの厚みの変化に対応して、支持ベース80に対する移動量が異なるように、つまり基板Wの厚みが厚い程、可動ベース82の支持ベース80に対する移動量が大きくなって、支持ベース80により近づくように可動ベース82が移動し、これによって、基板Wの厚みの変化が厚み吸収機構88によって吸収される。
つまり、基板Wの厚みに関係なく、基板ホルダ18で基板Wを保持した時の支持ベース80と基板シール部材66との距離はほぼ一定となるが、基板Wの厚みが厚くなればなる程、この基板Wの厚みの増加分にほぼ見合った量だけ圧縮ばね86の歪み(縮み)量が増え、その分、可動ベース82の支持ベース80に対する移動量が大きくなる。この結果、基板シール部材66の圧縮寸法(撓み代)が減少して、基板シール部材66の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で基板Wを保持することができる。
例えば、図8に示すように、厚み吸収機構88を備えていない従来タイプの基板ホルダ(比較例1)にあっては、基板の厚みを775μm〜1075μmに変化させて基板を保持すると、基板シール部材の圧縮寸法(潰し代)は、0.11mm〜0.3mmと大幅に増加する。これに対して、厚み吸収機構88を備えたこの例の基板ホルダ18(実施例1)にあっては、基板の厚みを775μm〜1550μmに変化させて基板を保持しても、基板シール部材66の圧縮寸法(潰し代)の増加を、0.12mm〜0.17mmと大幅に減少させることができる。
このように、基板Wの厚みの変化に応じて、可動ベース82の移動量が異なる(基板の厚みが厚くなればなる程、可動ベースの移動量が大きくなって支持ベースとの間隔が狭くなる)ようにすることで、基板シール部材66の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で厚みの異なる基板Wを基板ホルダ18で保持することができる。
圧縮ばね86は、この例では合計24個備えられており、基板シールライン64に沿った位置に等間隔で配置されている。ここに、基板シールライン64と基板Wのエッジ部までの距離は、例えば1〜3mm程度であり、基板シールライン64に沿った位置に配置される圧縮ばね86の各中心を該基板シールライン64と同心円状に結ぶラインと基板Wのエッジ部までの距離は、例えば1〜5mm程度である。そして、圧縮ばね86の姿勢を安定させるため、支持ベース80の各圧縮ばね86の装着位置には、圧縮ばね86の下部が周囲を囲繞する突起80aが、可動ベース82の各圧縮ばね86の装着位置には、圧縮ばね86の上部を内部に挿入する凹部82bがそれぞれ設けられている。
このように、基板シールライン64に沿った位置、すなわち基板シールライン64のライン上またはその近傍に複数の圧縮ばね86を配置すると、基板ホルダ18で基板Wを保持した時に、複数の圧縮ばね86のばね力が、基板シールライン64に沿った位置で、可動ベース82を介して、基板Wに作用する。これによって、基板ホルダ18で保持された基板Wに基板シール部材66を支点としたモーメントが作用して、基板Wが撓んでしまうことを防止することができる。
図9は、この例の基板ホルダ18における圧縮ばね86のばね力(設計ばね力)と基板シール部材66の圧縮寸法との関係を示す。図9から、圧縮ばね86のばね力(付勢力)を大きくすると、基板シール部材66の圧縮寸法も圧縮ばね86のばね力にほぼ比例して大きくなる。これにより、この例の基板ホルダ18にあっては、基板シール部材66の圧縮寸法を圧縮ばね86のばね力により適正に調整可能なことが判る。実際には、めっき液への基板の浸漬によるリーク試験などにより、600Nが圧縮ばね86の適正ばね力である。
支持ベース80と可動ベース82との間には、可動ベース82を支持ベース80に対してスムーズに動かすため、図5に示すように、ベースガイド機構90が備えられている。このベースガイド機構90は、支持ベース80に固定した、この例ではボルトからなるガイドシャフト92と、可動ベース82に固定した、フランジ94aを有する略円筒状のシャフト受け94とを有しており、ガイドシャフト92はシャフト受け94の内部を挿通し、シャフト受け94をガイドとして移動するように構成されている。ガイドシャフト92は、例えばステンレス製で、シャフト受け94は、例えば潤滑性のよい樹脂製である。ここに、可動ベース82が支持ベース80に対して横方向に動かないようにするため、ガイドシャフト92の外径とシャフト受け94の内径との差は、0.05mm〜0.16mmに設定されている。
なお、ベースガイド機構90は、各圧縮ばね86の近傍に一対一の関係で設置するのが望ましいが、コストと組立性を考慮して、この例では、ベースガイド機構90を3箇所に設置している。
この例の基板ホルダ18にあっては、厚みの薄い基板を保持した時と、厚みの厚い基板を保持した時とで、圧縮ばね86のばね力が多少変化する。このため、この例では、圧縮ばね86のばね力の変化を極力少なくするため、圧縮ばね86として、ばね定数の小さいものを使用し、圧縮ばね86に初期圧縮歪み(縮み)を与えた状態で、支持ベース80に可動ベース82を取付けている。
つまり、この例では、ガイドシャフト92を構成するボルトの頭部をストッパ92aとして使用し、圧縮ばね86のばね力によって、ストッパ92aをシャフト受け94のフランジ94aに当接させることで、可動ベース82の支持ベース80からの脱出を防止しつつ、圧縮ばね86に初期圧縮歪みを与え、可動ベース82が、例えば0.5mm押された位置で、基板シール部材66の適正な圧縮寸法(潰し代)が実現できるようにストッパ92aを設置している。
この例では、可動ベース82の表面に凹部82cを設け、この凹部82c内にガイドシャフト92を構成するボルトのストッパ92aを構成する頭部が露出するようにしている。これにより、ガイドシャフト92を構成するボルトを介して、可動ベース82の支持ベース80への取付け、取外しを容易に行うことができる。
図6に示すように、第2保持部材58の固定リング70の内周面には、基板ホルダ18で基板Wを保持した時、基板Wの外周部に圧接して基板Wに給電する複数の第1接点部材100が取付けられている。この第1接点部材100は、基板シール部材66の外方に位置して、内方に板ばね状に突出する接点100aを有しており、この接点100aにおいて、その弾性力によるばね性を有して容易に屈曲し、基板ホルダ18で基板Wを保持した時に、第1接点部材100の接点100aが基板Wの外周面に弾性的に接触するように構成されている。
一方、可動ベース82の周縁部の第1接点部材100と対応する位置には、内方に矩形状に切欠いた切欠き部82dが設けられ、支持ベース80の該各切欠き部82dに対応する位置には、下記のハンド102に設けた外部接点から延びる配線104に接続された第2接点部材106が配置されている。この第2接点部材106は、外方に板ばね状に突出する接点106aを有しており、この接点106aにおいて、その弾性力によるばね性を有して容易に屈曲し、基板ホルダ18で基板Wを保持した時に、第2接点部材106の接点106aが第1接点部材100に弾性的に接触するように構成されている。これにより、基板ホルダ18で基板Wを保持した時、第1接点部材100及び第2接点部材106を通して基板Wに給電される。
基板ホルダ18で基板Wを保持した時に、基板Wの厚みが異なっていても、基板Wの露出表面がなす平面、第1保持部材54の支持ベース80、及び第2保持部材58との位置関係は常に一定となる。
この例によれば、第2保持部材58に第1接点部材100を、第1保持部材54の支持ベース80に第2接点部材106をそれぞれ固定することで、第1接点部材100の接点100aが接触する基板Wの外周部、第1接点部材100及び第2接点部材106の位置関係が、基板Wの厚みの変化に拘わらず常に一定となる。これにより、第1接点部材100の接点100aの基板Wの外周部に対する接触力、及び第2接点部材106の接点10aの第1接点部材100に対する接触力が常に一定となるようにして、基板Wに確実に給電することができる。
可動ベース82の周縁部上面には、矩形状に上方に開口する複数の凹溝82eが設けられ、この各凹溝82e内に、図7に示すように、基板Wの外周端部をガイドして基板Wの可動ベース82に対する位置決めを行う基板ガイド108が備えられている。つまり、基板Wを基板ホルダ18で保持するに先だって、基板Wを可動ベース82の支持面82aに支持する時、基板Wの外周端部が基板ガイド108に案内されて、基板Wの可動ベース82に対する位置決めが行われる。
このように、可動ベース82に固定した基板ガイド108を介して基板Wの可動ベース82に対する位置決めを行って、基板Wと可動ベース82が一体となって移動するようにすることで、基板Wが第2保持部材58のシールホルダ62と干渉してしまうことを防止することができる。
なお、図示しないが、基板ホルダ18には、基板Wの位置決め(センタリング)機能を担う芯出スプリングと、めっき後の基板Wを基板ホルダ18から取出す際に、基板Wが基板シール部材66に引っ付いて基板Wと共に持ち上がることを防止する引っ付き防止機能が備えられている。第1接点部材100に、基板Wの位置決め機能と、前記引っ付き防止機能を持たせるようにしてもよい。
第2保持部材58の開閉は、図示しないシリンダと第2保持部材58の自重によって行われる。つまり、第1保持部材54には通孔(図示せず)が設けられ、載置プレート52の上に基板ホルダ18を載置した時に該通孔に対向する位置にシリンダが設けられている。これにより、シリンダロッドを伸展させ、通孔を通じて押圧棒で第2保持部材58のシールホルダ62を上方に押上げることで、図3に仮想線で示すように、第2保持部材58を開き、シリンダロッドを収縮させることで、第2保持部材58をその自重で閉じるようになっている。
第1保持部材54の支持ベース80の端部には、基板ホルダ18を搬送したり、吊下げ支持したりする際の支持部となる一対の略T字状のハンド102が連接されている。そして、ストッカ24内においては、この周壁上面にハンド120の突出端部を引っ掛けることで、これを垂直に吊下げ保持し、この吊下げ保持した基板ホルダ18のハンド120を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で把持して基板ホルダ18を搬送するようになっている。なお、プリウェット槽26、プリソーク槽28、水洗槽30a,30b、ブロー槽32及びめっき槽34内においても、基板ホルダ18は、ハンド120を介してそれらの周壁に吊下げ保持される。
このように構成しためっき装置による一連のめっき処理を説明する。先ず、カセットテーブル12に搭載したカセット10から、基板搬送装置22で基板を1枚取出し、アライナ14に載せてオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。このアライナ14で方向を合わせた基板を基板搬送装置22で基板着脱部20まで搬送する。
基板着脱部20においては、ストッカ24内に収容されていた基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で2基同時に把持して、基板着脱部20まで搬送する。そして、基板ホルダ18を水平な状態として下降させ、これによって、2基の基板ホルダ18を基板着脱部20の載置プレート52の上に同時に載置し、シリンダを作動させて、図3に示すように、基板ホルダ18の第2保持部材58を開いた状態にしておく。
この状態で、中央側に位置する基板ホルダ18に基板搬送装置22で基板Wを搬送し、搬送した基板を可動ベース82の支持面82aで支持する。この時、基板Wは、基板ガイド108に案内されて可動ベース82に対する位置決めが行われる。次に、シリンダを逆作動させて第2保持部材58を閉じ、しかる後、ロック・アンロック機構で第2保持部材58をロックする。このように第2保持部材58をロックすると、第1保持部材54の可動ベース82が基板Wの厚みに応じて支持ベース80に対して相対的に移動し、これによって、基板Wの厚みの変化が吸収される。しかも、基板Wに基板シール部材66を支点としたモーメントが作用しないので、基板Wが撓んでしまうことはない。そして、一方の基板ホルダ18への基板の装着が完了した後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、同様にして、他方の基板ホルダ18に基板を装着し、しかる後、載置プレート52を元の位置に戻す。
これにより、基板Wは、そのめっき処理を行う面を基板ホルダ18の開口部から露出させた状態で、周囲をシール部材66,68でめっき液が浸入しないようにシールされ、シール部材66,68によってめっき液に触れない部分において、複数の第1接点部材100の接点100aと電気的に導通するように固定される。ここで、第1接点部材100からは基板ホルダ18のハンド102まで配線が繋がっており、ハンド102の部分に電源を接続することにより基板のシード層等に給電することができる。なお、基板着脱部20は、基板ホルダ18に装着された基板Wと第1接点部材100の接点100aとの接触状態を確認するセンサを有している。このセンサは、基板Wと第1接点部材100の接点100aの接触状態が不良であると判断した時に、その信号をコントローラ(図示せず)に入力する。
次に、基板Wを装着した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で2基同時に把持し、ストッカ24まで搬送する。そして、基板ホルダ18を垂直な状態となして下降させ、これによって、2基の基板ホルダ18をストッカ24に吊下げ保持(仮置き)する。これらの基板搬送装置22、基板着脱部20及び基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42においては、前記作業を順次繰り返して、ストッカ24内に収容された基板ホルダ18に順次基板を装着し、ストッカ24の所定の位置に順次吊り下げ保持(仮置き)する。
なお、図示しないが、2基の基板ホルダ18を水平に載置する基板着脱部20の代わりに、トランスポータ42で搬送された2基の基板ホルダを鉛直に支持するフィキシングステーションを備え、基板ホルダを鉛直に保持したフィキシングステーションを90°回転させて基板ホルダを水平な状態となすようにしてもよい。
また、この例では、1つのロック・アンロック機構を備えた例を示しているが、2つのロック・アンロック機構を備え、互いに隣接した位置に配置される2基の基板ホルダのロック・アンロック機構によりロック・アンロックを同時に行うようにしてもよい。
一方、基板ホルダ搬送装置40の他方のトランスポータ44にあっては、基板を装着しストッカ24に仮置きした基板ホルダ18を2基同時に把持し、プリウェット槽26まで搬送して下降させ、これによって、2基の基板ホルダ18をプリウェット槽26内に入れる。
なお、この時、基板着脱部20に備えられていた基板と第1接点部材100の接点100aとの接触状態を確認するセンサで、この接触状態が不良であると判断した基板を収納した基板ホルダ18は、ストッカ24に仮置きしたままにしておく。これにより、基板ホルダ18に基板を装着した時に該基板と第1接点部材100の接点100aとの間に接触不良が生じても、装置を停止させることなく、めっき作業を継続することができる。この接触不良を生じた基板にはめっき処理が施されないが、この場合には、カセットを戻した後にめっき未処理の基板をカセットから排除することで、これに対処することができる。
次に、この基板を装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、プリソーク槽28に搬送し、プリソーク槽28で酸化膜をエッチングし、清浄な金属面を露出させる。更に、この基板を装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、水洗槽30aに搬送し、この水洗槽30aに入れた純水で基板の表面を水洗する。
水洗が終了した基板を装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、めっき液を満たしためっき槽34に搬送し、めっきユニット38に吊り下げ保持する。基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ44は、上記作業を順次繰り返し行って、基板を装着した基板ホルダ18を順次めっき槽34のめっきユニット38に搬送して所定の位置に吊下げ保持する。
全ての基板ホルダ18の吊下げ保持が完了した後、オーバーフロー槽36のめっき液を循環させ、かつ、オーバーフローさせながら、めっき槽34内のアノード(図示せず)と基板Wとの間にめっき電圧を印加し、同時にパドル駆動装置46によりパドルを基板の表面と平行に往復移動させることで、基板の表面にめっきを施す。この時、基板ホルダ18は、めっきユニット38の上部でハンド102により吊り下げられて固定され、めっき電源から第1接点部材100及び第2接点部材106を通して、シード層等に給電される。
めっきが終了した後、めっき電源の印加、めっき液の供給及びパドル往復運動を停止し、めっき後の基板Wを装着した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ44で2基同時に把持し、前述と同様にして、水洗槽30bまで搬送し、この水洗槽30bに入れた純水に浸漬させて基板の表面を純水洗浄する。次に、この基板Wを装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、ブロー槽32に搬送し、ここで、エアーの吹き付けによって基板ホルダ18に付着した水滴を除去する。しかる後、この基板Wを装着した基板ホルダ18を、前記と同様にして、ストッカ24の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ44は、上記作業を順次繰り返し、めっきが終了した基板を装着した基板ホルダ18を順次ストッカ24の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
一方、基板ホルダ搬送装置40の他方のトランスポータ42にあっては、めっき処理後の基板Wを装着しストッカ24に戻した基板ホルダ18を2基同時に把持し、前記と同様にして、基板着脱部20の載置プレート52の上に載置する。この時、基板着脱部20に備えられていた基板と第1接点部材100の接点100aとの接触状態を確認するセンサで、この接触状態が不良であると判断した基板を装着しストッカ24に仮置きしたままの基板ホルダ18も同時に搬送して載置プレート52の上に載置する。
そして、中央側に位置する基板ホルダ18の第2保持部材58のロックを、ロック・アンロック機構を介して解き、シリンダを作動させて第2保持部材58を開く。この時、前述のように、基板Wが第2保持部材58にくっついたまま第2保持部材58が開くことが防止される。この状態で、基板ホルダ18内のめっき処理後の基板Wを基板搬送装置22で取出して、スピンドライヤ16に運び、このスピンドライヤ16の高速回転によってスピンドライ(水切り)した基板を基板搬送装置22でカセット10に戻す。
そして、一方の基板ホルダ18に装着した基板をカセット10に戻した後、或いはこれと並行して、載置プレート52を横方向にスライドさせて、同様にして、他方の基板ホルダ18に装着した基板をスピンドライしてカセット10に戻す。
載置プレート52を元の状態に戻した後、基板を取出した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40のトランスポータ42で2基同時に把持し、前記と同様にして、これをストッカ24の所定の場所に戻す。しかる後、めっき処理後の基板を装着しストッカ24に戻した基板ホルダ18を基板ホルダ搬送装置40で2基同時に把持し、前記と同様にして、基板着脱部20の載置プレート52の上に載置して、前記と同様な作業を繰り返す。
そして、めっき処理後の基板を装着しストッカ24に戻した基板ホルダ18から全ての基板を取出し、スピンドライしてカセット10に戻して作業を完了する。
図10は、本発明の他の実施形態の基板ホルダの平面図で、図11は、図10のE−E線拡大断面図である。図10及び図11に示すように、この例の基板ホルダ18の第1保持部材54は、支持ベース80と該支持ベースに固定された固定ベース110を有している。そして、固定ベース110の基板シールライン64に沿った位置には、この例では合計24個の上下に貫通した貫通孔110aが設けられ、この各貫通孔110aの内部に、伸縮ピン112が、支持ベース80との間に介装された圧縮ばね114によって、支持ベース80から離れる方向(上方)に付勢されて配置されている。この伸縮ピン112は、固定ベース110の表面がなす平面よりも反支持ベース80側(上方)に突出し、この突出端面を基板Wに当接させて基板Wを支持するようになっている。これによって、厚みの異なる基板Wを基板ホルダ18で保持した時に、基板Wの厚みに応じて、伸縮ピン112が圧縮ばね114の付勢力(ばね力)に抗して伸縮することで、基板Wの厚みを吸収する厚み吸収機構116が構成されている。
つまり、基板Wの厚みに関係なく、基板ホルダ18で基板Wを保持した時の支持ベース80と基板シール部材66との距離はほぼ一定となるが、基板Wの厚みが厚くなればなる程、この基板Wの厚みの増加分にほぼ見合った量だけ圧縮ばね114の歪み(縮み)量が増え、その分、伸縮ピン112の支持ベース80に対する伸縮量が大きくなる。この結果、基板シール部材66の圧縮寸法(撓み代)が減少して、基板シール部材66の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で基板Wを保持することができる。
貫通孔110aは、支持ベース80側が大径となる段付孔となっており、伸縮ピン112には、貫通孔110aの段部に当接して伸縮ピン112の移動を規制する大径のストッパ112aが設けられている。これによって、圧縮ばね114は、初期圧縮歪み(縮み)を与えた状態で、支持ベース80と伸縮ピン112との間に介装されている。
この例にあっても、基板Wの厚みの変化に応じて、複数の伸縮ピン112を伸縮させることにより、基板シール部材66の圧縮寸法をより一定範囲に保った状態で基板Wを基板ホルダ18で保持し、しかも、基板Wを基板ホルダ18で保持した時に、複数の伸縮ピン112の付勢力(ばね力)が基板シールライン64に沿った位置で基板Wに作用するようにすることで、基板Wが撓んでしまうことを防止することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことはいうまでもない。
18 基板ホルダ
24 ストッカ
26 プリウェット槽
28 プリソーク槽
30a,30b 水洗槽
32 ブロー槽
34 めっき槽
36 オーバーフロー槽
54 第1保持部材
58 第2保持部材
62 シールホルダ
64 基板シールライン
66 基板シール部材
68 ホルダシール部材
70 固定リング
72 押えリング
80 支持ベース
82 可動ベース
84 クランパ
86,114 圧縮ばね
88,116 厚み吸収機構
90 ベースガイド機構
92 ガイドシャフト
92a ストッパ
94 シャフト受け
100 第1接点部材
106 第2接点部材
108 基板ガイド
110 固定ベース
112 伸縮ピン
112a ストッパ

Claims (7)

  1. 基板の外周部を挟持して基板を着脱自在に保持する第1保持部材及び第2保持部材を備え
    前記第2保持部材、前記第2保持部材と前記第1保持部材で基板を保持した時に、前記第2保持部材と基板の外周部との間を基板シールラインに沿ってシールする突出部を有し、
    前記第1保持部材は、基板を支持する支持面を有し支持ベースと分離した可動ベースと、前記第2保持部材との間で基板の外周部を挟持して基板を保持する時に、前記基板シールラインに沿った位置で、基板を前記第2保持部材に向けて付勢して基板の厚みの変化を吸収する厚み吸収機構を有し、
    前記厚み吸収機構は、前記支持ベースと前記可動ベースとの間に配置されており、
    前記第2保持部材には、前記第1保持部材との間で基板を保持した時に基板の外周部に接触して給電する第1接点部材が備えられ、前記第1保持部材の前記支持ベースには、外部電源に接続されて前記第1接点部材に給電する第2接点部材が備えられていることを特徴とする基板ホルダ。
  2. 前記厚み吸収機構は、前記可動ベースを前記支持ベースに対して移動自在に支持する複数の圧縮ばねを有することを特徴とする請求項1に記載の基板ホルダ。
  3. 前記第1保持部材には、前記可動ベースの前記支持ベースからの脱出を防止するストッパを有し、前記可動ベースの前記支持ベースに対する移動を規制するベースガイド機構が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板ホルダ。
  4. 前記第1保持部材の前記可動ベースには、基板の外周端部をガイドして基板の前記可動ベースに対する位置決めを行う基板ガイドが備えられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の基板ホルダ。
  5. 前記厚み吸収機構は、前記第2保持部材との間で基板の外周部を挟持して基板を保持する時に、前記基板シールラインに沿った位置で基板に当接して該基板を前記第2保持部材に向けて付勢する複数の伸縮自在な伸縮ピンを有することを特徴とする請求項1に記載の基板ホルダ。
  6. 前記突出部は第1の突出部であり、
    前記第2保持部材は、前記第1保持部材の前記支持ベースと前記第2保持部材との間をシールする第2の突出部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の基板ホルダ。
  7. 請求項1乃至6の少なくとも一項に記載の基板ホルダと、
    内部にめっき液を保持するめっき槽とを有することを特徴とするめっき装置。
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