JP5642225B2 - 情報処理装置及びその制御方法、並びに該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、並びに該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法、並びに該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
近年、近接無線通信(非接触通信)技術が広く一般に利用されるようになっている。一例として、RFID(Radio Frequency−Identification:電波方式認識)回路を内蔵した非接触ICカードが挙げられる。非接触ICカードは、簡易に機器間のアクセスが可能であることの利点を活かし、電車の乗車券等において利用されている。
また、近接無線通信の通信方式としては、電磁誘導を利用したNFC(Near Field Communication)、誘導電界を利用したTransferJet(登録商標)などがある。
これらの近接無線通信は、通信距離が非常に短く、通信を行う機器同士を数cm以内(例えばNFCなら10cm以内、TransferJetなら3cm以内)に近づけると無線リンクが接続され、遠ざけると無線リンクが切断される。
特許文献1には、無線リンクが切断されてから所定時間経過した場合に、上位プロトコルの切断処理を行うことが開示されている。
特開2008−92139号公報
このように、近接無線通信では、機器同士を近づける又は遠ざけるといったユーザの直感的な操作により、無線リンクを接続したり切断したりすることができる。よって、無線リンクが接続された機器同士を一旦離してから直ぐに近づけることにより、無線リンクの瞬断を意図的に発生させることができる。ここで、無線リンクの瞬断とは、無線リンクが切断されてから所定時間内(例えば200msec以内)に無線リンクが再接続されることを示す。
しかしながら、従来は、意図的に発生させた無線リンクの瞬断をうまく活用して機器上のアプリケーションを制御する、といった使い道は考えられていなかった。
本発明は、無線リンクの切断を活用してユーザの利便性を向上することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、相手装置との距離が通信可能な範囲内になることに応じて該手装置との間で無線リンクが接続され、前記相手装置との距離が通信可能な範囲外になると接続された無線リンクが切断される無線通信手段と、前記情報処理装置が保持する画像データを前記相手装置に送信する送信手段と、前記無線通信手段による前記相手装置との無線リンクの接続状態と切断状態との間の遷移の回数が1以上の第1の値である場合、前記画像データを処理する第1のアプリケーションを起動し、前記無線通信手段による前記相手装置との無線リンクの接続状態と切断状態との間の遷移の回数が1以上の値であって、前記第1の値と異なる第2の値である場合、前記画像データを処理するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションと異なる第2のアプリケーションを起動する起動手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、無線リンクの切断を活用しユーザの利便性を向上することができる。
デジタルカメラ1のブロック構成例 ディスプレイ2のブロック構成例 画像データ転送システムのシステム構成例 デジタルカメラの動作処理フローチャート 通信処理部109からアプリケーション処理部110に応答情報を通知する例 瞬断を検出する方法の一例 瞬断を検出する方法の一例
本実施形態における画像データ転送システムの構成を図3に示す。
本システムは、近接無線通信機能を備えたデジタルカメラ1とディスプレイ2とで構成される。なお、近接無線通信としては、NFC、TransferJet等を用いることができるが、他の通信方式にも適用可能である。デジタルカメラ1が備えるアンテナ104と、ディスプレイ2が備えるアンテナ202との距離を数mmから数cm程度の範囲内に近接させることによって無線リンクが確立(接続)され、デジタルカメラ1からディスプレイ2へ画像データを転送することができる。
また、ディスプレイ2はデジタルカメラ1から受信した画像データを表示部203に表示する表示機能と、記憶部204に保存(記憶)する保存機能と、を有し、夫々の機能を選択的に動作させることも並列的に動作させることもできる。
本実施形態では、デジタルカメラ1とディスプレイ2とを近接させることにより無線リンクを接続後、ユーザの意図的な操作により無線リンクを一時的に切断してから再度近接させて無線リンクを再接続する、という操作を所定回数行う。以降の説明では、無線リンクが切断されてから所定時間内に無線リンクが再接続することを、「無線リンクの瞬断」として説明する。無線リンクが切断されてから上記所定時間内に無線リンクが再接続されなければ、無線リンクが完全に切断されたものとして扱う。なお、瞬断か否かを判定するための上記所定時間は、デジタルカメラ1を一旦離してから再度近づける、というユーザの操作速度を考慮して設定される(例えば200msec)。該所定時間は、デジタルカメラ1の工場出荷時に予め設定するようにしてもよいし、ユーザが設定可能な構成としてもよい。そして、このようなユーザの操作により発生した無線リンクの瞬断を検出し、検出した瞬断の特徴に応じて、デジタルカメラ1とディスプレイ間のデータ転送処理を制御する例について説明する。
本実施形態のデジタルカメラ1のブロック構成例を図1に示す。101は、被写体の光像から画像データを生成する撮像部であり、102は、撮像部101により生成された画像データ、及びその他各種情報を記憶(保存)するメモリである。
103は、近接無線通信機能を実現する無線制御部であり、104は近接無線通信により信号を送信し、又は受信するためのアンテナである。無線制御部103は、近接無線通信による無線リンクが接続状態か切断状態かを管理する。
105は、探索パケットの送信時間を計測し、送信時間が終了するとイベントを発生する探索タイマである。探索タイマ105により計測する時間は工場出荷時に機器に設定しておいてもよいし、ユーザが後から設定できるようにしてもよい。106は、探索パケットに対する探索応答パケットの受信の有無を監視し、探索応答パケットの受信状態を応答情報として瞬断判定部107に通知する応答監視部である。なお、探索パケットは、接続された無線リンクが維持されているか否かを確認するために送信される確認信号であり、該探索パケットを正常に受信した相手装置は、応答信号として探索応答パケットを送信するように制御される。
107は、応答監視部106から通知された応答情報から瞬断を検出すると共に、瞬断の特徴(瞬断回数、瞬断の間隔、並びに瞬断のパターン(リズム)等)を解析する瞬断判定部である。108はデジタルカメラ1全体の処理を統制する制御部である。制御部108は、瞬断判定部107により判定された瞬断の特徴に応じて、データの転送に係る処理を制御する。
また、無線制御部103と探索タイマ105と応答監視部106とによって通信処理部109が構成され、瞬断判定部107と制御部108とによってアプリケーション処理部110が構成される。
111は、ユーザが撮像指示、近接無線通信の開始指示等の各種操作を行うための操作部である。112は、撮像部101により生成された画像データ、及びユーザに対して各種操作を促すメッセージ等を表示する表示部である。
次に、本実施形態のディスプレイ2のブロック構成例を図2に示す。201は、近接無線通信機能を実現する無線制御部であり、202は近接無線通信による信号を送信し、又は受信するためのアンテナである。無線制御部201は、近接無線通信による無線リンクが接続状態か切断状態かを管理する。
203は、近接無線通信機能を介してデジタルカメラ1から転送された画像データ、及びその他各種情報を表示する表示部である。204は、デジタルカメラ1から転送された画像データ、及びその他各種情報を記録(保存)する記憶部である。205は、ディスプレイ2全体の処理を統制する制御部である。
なお、上記機能ブロック構成は一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、何れかの機能ブロックが更に複数の機能を行うブロックに分かれていてもよい。
本実施形態におけるデジタルカメラ1の処理フローを図4に示す。
デジタルカメラ1及びディスプレイ2の近接無線通信機能は無線リンク接続が可能な状態であるものとする。本処理フローが開始される段階では、デジタルカメラ1の無線制御部103およびディスプレイ2の無線制御部201が管理する無線リンク状態は切断状態である。
また、デジタルカメラ1が備えるメモリ102には、事前に撮像部101により撮影された画像データ、または、他の機器から近接無線通信を介して取得した画像データが保存されているものとする。
まず、ユーザがデジタルカメラ1の操作部111において近接無線通信の開始指示操作を行うと、無線制御部103は近接無線通信の接続処理を開始する(S101)。
ここで、ユーザがデジタルカメラ1を手に持ち、デジタルカメラ1のアンテナ104とディスプレイ2のアンテナ202とを近接させるように配置する。両アンテナの配置が近接状態になると、無線リンクが接続され、デジタルカメラ1の無線制御部103およびディスプレイ2の無線制御部201が管理する無線リンク状態は切断状態から接続状態に遷移する(S102)。
なお、ここではユーザが近接無線通信の開始指示操作を行うことにより接続処理が開始されるものとして説明したが、必ずしも該操作を行わなくても良い。例えば、デジタルカメラ1のアンテナ104とディスプレイ2のアンテナ202とを近接させることにより、自動的に無線制御部103及び無線制御部201による無線リンクの接続処理が開始されるようにしてもよい。
デジタルカメラ1は、無線リンク状態が接続状態に遷移すると、無線リンクを瞬断させるためのユーザ操作(以下、瞬断操作とする)を受付可能な状態になる(S103)。このとき、瞬断操作を受付可能であることをユーザに通知するためのメッセージを表示部112に表示するようにしてもよい。そしてデジタルカメラ1は、瞬断操作の受付期間を計測するために探索タイマ105をスタートする(S104)。
ここで、ユーザが意図的に無線リンクの瞬断を発生させるために、デジタルカメラ1をディスプレイ2から一旦離してから再度近づける、という瞬断操作を探索タイマ105が終了するまでの間(例えば5秒以内)に所定回数行う。そして、探索タイマ105が終了するまでの間に発生した瞬断の特徴に応じて、起動するアプリケーションが選択される。ここで、瞬断の特徴とは、例えば発生した瞬断の回数、各瞬断の間隔、並びに瞬断のパターン(リズム)等がある、なお、瞬断のパターンは、瞬断の回数及び間隔を用いることより判定することが可能である。
ここでは、探索タイマ105が終了するまでの間に発生した瞬断の回数に応じて、起動するアプリケーションが選択される例について説明する。例えば、瞬断が2回発生した場合、デジタルカメラ1は画像表示アプリケーションを起動し、ディスプレイ2に対して画像データを送信し、ディスプレイ2の表示部203に該画像データを表示させる。また、瞬断が3回発生した場合、デジタルカメラ1は画像記憶アプリケーションを起動し、ディスプレイ2に対して画像データを送信し、ディスプレイ2の記憶部204に該画像データを保存させる。また、瞬断が4回以上発生した場合は、デジタルカメラ1から画像データを送信し、ディスプレイ2の表示部203にて該画像データを送信すると共に記憶部204に保存させるアプリケーションを実行する。このようにして、本実施形態では、ユーザが利用したいアプリケーションに応じて、意図的に瞬断を所定回数発生させる。
なお、ここでは、無線リンクの接続をトリガに瞬断操作を受付可能な状態に遷移するものとして説明したが、他のトリガを用いて状態遷移を行うようにしてもよい。例えば、操作部111により瞬断操作受付モードへの移行指示が行われた場合に、瞬断操作を受付可能な状態に遷移するようにしてもよい。このようにすることにより、操作部111、表示部112などの通常のUI(ユーザインタフェース)を用いてアプリケーションを制御する方法と、瞬断操作によりアプリケーションを制御する方法と、をユーザの意思により適宜切替えることができる。
デジタルカメラ1は、探索タイマ105がタイムアウトするまで(S107)、ディスプレイ2に対する探索パケットを周期的(例えば、100msec周期)に複数回送信する(S105)。そしてデジタルカメラ1は、ディスプレイ2からの探索応答パケットの受信の有無を監視する(S106)。
ここで、探索パケットの送信周期は、瞬断の検出が可能な程度に適宜設定することができる。例えば、瞬断時間T秒以上の瞬断を検出するために、探索パケットの送信間隔を(T/2)秒以下にするとよい。探索パケットの送信間隔は、工場出荷時に機器に設定しておいてもよいし、ユーザが後から設定できるようにしてもよい。
通信処理部109の応答監視部106は、探索応答パケットの受信結果を応答情報としてアプリケーション処理部110に通知する(S108)。アプリケーション処理部110の瞬断判定部107は、通知された応答情報から瞬断を検出すると共に、瞬断の特徴を判定する(S109)。判定される瞬断の特徴としては、瞬断回数、瞬断間隔、瞬断のパターン(リズム)等がある。
ここで、通信処理部109の応答監視部106が探索応答パケットの受信結果を応答情報として、アプリケーション処理部110に通知するまでの処理例について図5を用いて説明する。
瞬断操作を受付可能な状態に遷移すると、通信処理部109は探索タイマ105をスタートさせ、探索パケットの送信を開始する。ここでは説明を簡略化するため、探索タイマ105がタイムアウトするまでに探索パケットを3回送信するものとする。
ここで、瞬断操作の受付期間内において、デジタルカメラ1のアンテナ104とディスプレイ2のアンテナ202とが近接状態でなくなるようユーザがデジタルカメラ1を動かし、また直ぐにデジタルカメラ1を動かして近接状態に配置する。このように、ユーザがデジタルカメラ1を動かすことにより、デジタルカメラ1とディスプレイ2間の無線リンクの瞬断を意図的に発生させる。
すると、いくつかの探索パケットがディスプレイ2に届かず、ディスプレイ2からの探索応答パケットが送信されない、もしくはディスプレイ2が探索パケットを受信できてもいくつかの探索応答パケットがデジタルカメラ1に届かない、という状況が発生する。
図5の例では、探索パケット(F501)に対する探索応答パケット(F502)がデジタルカメラ1では受信できず、応答監視部106は「受信なし」を記憶する。一方、探索パケット(F503、F505)に対する探索応答パケット(F504、F506)はデジタルカメラ1が受信できるので、応答監視部106は「受信あり」を記憶する。
応答監視部106は、探索応答パケットの受信の有無を応答情報として生成する(F507)。例えば、「受信あり」を”1”、「受信なし」を”0”とすると、”011”という応答情報が生成される。そして、応答監視部106は、生成した応答情報をアプリケーション処理部110に通知する(F508)。
次に、アプリケーション処理部110の瞬断判定部107が、応答監視部106から通知された応答情報から瞬断を検出する方法について図6、図7を用いて詳細に説明する。図6、7は、探索パケットに対する応答パケットの受信状態を示した図である。上述したように、通信処理部109の応答監視部106は、探索応答パケットの受信の有無を応答情報としてアプリケーション処理部110に通知する。
図6は、応答情報に含まれる”0”、”1”のパターンが所定のパターンと一致する場合に、瞬断の発生を検出する例である。例えば、瞬断を検出するための応答パターンとして”1001”をメモリ102に記憶しておき、応答情報の中に該応答パターンが含まれるか、及び該応答パターンがいくつ含まれるかを判定する。図6の例では応答情報が“110011001101”であり、上記応答パターンとマッチングを取ることにより、瞬断判定部107は瞬断が2回発生したと判定する。この方法を用いる場合、応答情報の中に探索応答パケットを1回だけ受信しない箇所(例えば“101”)があったとしても、その箇所を瞬断とは判定しない。よって、例えば発生した瞬断が所定の間隔であれば所定のアプリケーションを起動させる(所定の間隔で瞬断が発生するようにユーザがデジタルカメラ1を動かす)、といった制御を行う場合に特に有効である。なお、瞬断を検出するための応答パターンを複数用意しておき、いずれかの応答パターンと一致した場合に瞬断が発生したと判定するようにするとよい。
図7は、応答情報のうち“0”から“1”に切替わる箇所で瞬断が発生したと判定する例である。言い換えると、瞬断を検出するための応答パターンとして“01”を使用した場合の例である。図7の例では応答情報が“110011000101”であり、“0”から“1”に切替わる箇所が3箇所検出されるため、瞬断判定部107は瞬断が3回発生したと判定する。この方法を用いる場合、探索応答パケットを連続して複数回受信しない場合であっても、発生した瞬断は1回と判定される。つまり、デジタルカメラ1をディスプレイ2から一旦離し、再度近づけるという操作を行えば、デジタルカメラ1をディスプレイ2から離している時間の長短に関係なく、発生した瞬断は1回と判定する。従って、例えば発生した瞬断の回数に応じて起動するアプリケーションを変更する、といった制御を行う場合に特に有効である。
なお、図6、7で説明した例は瞬断を検出する方法の一例であり、他の方法を用いてもよいし、図6、図7の方法を組み合わせて瞬断を検出するようにしてもよい。これらの方法を適応的に使用することにより、デジタルカメラ1を動かす速度の個人差や動かすタイミングの差違等の影響があっても適切に瞬断を検出することができる。
ここで図4の説明に戻る。S109にて瞬断の特徴が判定されると、アプリケーション処理部110の制御部108は、無線リンクの接続状態が維持されているか否かを確認し(S110)、接続が維持されていなければ切断処理を行い(S111)、処理を終了する。なお、無線リンクの接続状態が維持されているか否かは、応答監視部106により送信された応答情報を解析することにより確認することができる。例えば、応答情報の最後が”0”であれば(最後に送信した探索パケットに対する探索応答パケットの受信が無い場合)、無線リンクが切断されたと判断することができる。
S110にて、無線リンクの接続が維持されていると判断した場合、制御部108は、判定された瞬断の特徴に応じてアプリケーションを制御する(S112)。例えば、瞬断操作の受付期間内に検出された瞬断の回数が2回であれば、画像表示アプリケーションを起動してデジタルカメラ1からディスプレイ2へ画像データを転送すると共に(S113)、該画像データの表示要求も送信する(S114)。そして、デジタルカメラ1から送信された画像データと該画像データの表示要求を受信したディスプレイ2は、受信した画像データを表示部203にて表示する。また、瞬断操作の受付期間内に検出された瞬断の回数が3回であれば、画像記憶アプリケーションを起動してデジタルカメラ1からディスプレイ2へ画像データを転送すると共に(S113)、該画像データの保存要求も送信する(S114)。そして、デジタルカメラ1から送信された画像データと該画像データの保存要求を受信したディスプレイ2は、受信した画像データを記憶部204に記憶する。
このように、本実施形態によれば、ユーザが意図的に発生させた無線リンクの瞬断を検出すると共に瞬断の特徴を判定することができ、判定された瞬断の特徴に応じてアプリケーションを制御することができる。よって、ユーザは利用したいアプリケーションに応じて瞬断操作の速度やリズムを変えればよいので、複雑な操作が不要となり、ユーザの利便性が向上する。従って、機器間の距離を少し離すだけで無線リンクが切断されるという近接無線通信の特徴を生かし、ユーザの直感的な操作を反映したUIが実現可能となる。
また、本実施形態では、瞬断の検出、及び瞬断の特徴判定を瞬断判定部107で行っていたが、応答監視部106が瞬断の特徴の判定まで行い、該判定結果に応じて制御部108がアプリケーションを制御するようにしてもよい。
また、本実施形態では、瞬断操作受付期間内に周期的に送信した探索パケットに対する探索応答パケットの受信状態に基づいて、デジタルカメラは無線リンクの瞬断の特徴を判定していたが、必ずしも探索パケットを送信しなくてもよい。例えば、瞬断操作受付期間内にディスプレイが周期的に探索パケットを複数回送信するようにし、デジタルカメラは該探索パケットの受信状態に基づいて、無線リンクの瞬断の検出、及び瞬断の特徴を判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、デジタルカメラとディスプレイを用いたシステムについて説明したが、携帯電話、プリンタ、デジタルビデオカメラ、PCなど、近接無線通信機能を備える情報処理装置であれば本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、所定時間内に発生した瞬断の特徴に応じて、画像表示アプリケーション又は画像記憶アプリケーションを起動する例について説明したが、他のアプリ−ションを起動するようにしてもよい。起動するアプリケーションの種類は、システムを構成する機器の組合せに応じて適宜選択することができる。例えば、デジタルカメラとプリンタの組合せの場合、発生した瞬断の特徴に応じて、画像印刷アプリケーションを実行するようにしてもよい。
また、実行するアプリケーションは同じであっても、発生した瞬断の特徴に応じて、実行する処理を変更するようにしてもよい。例えば、発生した瞬断の回数に応じて、転送する画像データを切替えるようにしてもよい。画像表示アプリケーションの場合を例に挙げると、デジタルカメラの表示部112に複数の画像が表示され、そのうち1枚が選択されているとする。そして、その時発生した瞬断の回数に応じて、選択中の画像のみディスプレイに転送してディスプレイに表示させるか、表示中の全ての画像を転送してディスプレイに表示させるかを切替える、という方法が考えられる。また、画像記憶アプリケーションの場合、発生した瞬断の回数に応じて、表示部112に表示中の画像のみディスプレイに転送して記憶させるか、未転送画像全てをディスプレイに転送して記憶させるかを切替える、という方法が考えられる。また、デジタルカメラとプリンタの組合せの場合、表示部112に表示中の画像のみを印刷するか、予めユーザにより印刷予約されていた画像を印刷するか、またはメモリに記憶してある全ての画像を印刷するか、を発生した瞬断の回数に応じて切替えてもよい。このように、アプリケーションの制御の方法としては様々な方法が考えられる。
また、本実施形態では、デジタルカメラ側で瞬断の特徴を判定し、アプリケーションを制御する場合について説明したが、ディスプレイ側で瞬断の特徴を判定し、アプリケーションを制御するようにしても構わない。この場合、ディスプレイは、デジタルカメラから送信される探索パケットの受信状態に基づいて、無線リンクの瞬断の特徴を判定することができる。
なお、上記説明では、所定時間内に発生した無線リンクの瞬断の回数、瞬断のパターン等を判定する、として説明したが、所定時間内に発生した無線リンクの切断の回数、切断のパターンを判定する、と言い換えることもできる。
また、本実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
1 デジタルカメラ
2 ディスプレイ
101 撮像部
102 メモリ
103 無線制御部
104 アンテナ
105 探索タイマ
106 応答監視部
107 瞬断判定部
108 制御部
109 通信処理部
110 アプリケーション処理部
111 操作部
112 表示部
201 無線制御部
202 アンテナ
203 表示部
204 記憶部
205 制御部

Claims (14)

  1. 情報処理装置であって、
    相手装置との距離が通信可能な範囲内になることに応じて該手装置との間で無線リンクが接続され、前記相手装置との距離が通信可能な範囲外になると接続された無線リンクが切断される無線通信手段と、
    前記情報処理装置が保持する画像データを前記相手装置に送信する送信手段と、
    前記無線通信手段による前記相手装置との無線リンクの接続状態と切断状態との間の遷移の回数が1以上の第1の値である場合、前記画像データを処理する第1のアプリケーションを起動し、前記無線通信手段による前記相手装置との無線リンクの接続状態と切断状態との間の遷移の回数が1以上の値であって、前記第1の値と異なる第2の値である場合、前記画像データを処理するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションと異なる第2のアプリケーションを起動する起動手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記起動手段は、定期間における前記遷移の回数に応じて、起動するアプリケーションを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記遷移の回数を判定する判定手段をさらに有し、
    前記判定手段は、前記相手装置から所定期間内に複数回送信される信号の受信状態に基づいて、当該所定期間内に発生した無線リンクの切断の回数を判定に基づいて前記遷移の回数を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記起動手段は、定期間の内における前記遷移の回数が前記第1の値である場合、前記第1のアプリケーションを起動し、当該所定期間の内における前記遷移の回数が前記第2の値である場合、前記第2のアプリケーションを起動することを特徴とする請求項1乃至3に記載の情報処理装置。
  5. 前記起動手段は、所定期間内に発生した各瞬断の間隔に基づいて起動するアプリケーションを選択することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記無線リンクが維持されているかを確認するための確認信号を送信する送信手段を有し、
    前記情報処理装置は、期間内に複数回送信した前記確認信号に対する応答信号に基づいて無線リンクの接続状態を判定することを特徴とする請求項1乃至5何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記応答信号の受信の有無を示す応答情報から前記無線リンクの切断を検出するための応答パターンを記憶する記憶手段と、
    前記応答情報と前記応答パターンとのマッチングを行うことにより、前記無線リンクの切断を検出する検出手段と、を有し、
    前記情報処理装置は、前記検出手段による検出に基づいて、無線リンクの接続状態を判定することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 複数の画像データを記憶する記憶手段を有し、
    前記起動手段は、前記憶手段に記憶されている画像データを前記相手装置へ転送するためのアプリケーションを起動することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記送信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記複数の画像データの中から前記相手装置へ転送するデータを選択し、選択したデータを前記相手装置へ転送することを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記第1アプリケーションは、前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に表示させる画像表示アプリケーション、前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に記憶させる画像記憶アプリケーション、前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に表示させるとともに記憶させる画像記憶アプリケーションまたは前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に印刷させる画像印刷アプリケーションであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2アプリケーションは、前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に表示させる画像表示アプリケーション、前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に記憶させる画像記憶アプリケーション、前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に表示させるとともに記憶させる画像記憶アプリケーションまたは前記送信手段により送信される前記画像データを前記相手装置に印刷させる画像印刷アプリケーションであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 相手装置との距離が通信可能な範囲内になることに応じて該相手意装置と前記相手装置との間で無線リンクが接続され、前記相手装置との距離が通信可能な範囲外になると接続された無線リンクが切断される無線通信手段を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置が保持する画像データを前記相手装置に送信する送信工程と、
    前記無線通信手段による前記相手装置との無線リンクの接続状態と切断状態との間の遷移の回数が1以上の第1の値である場合、前記画像データを処理する第1のアプリケーションを起動し、前記無線通信手段による前記相手装置との無線リンクの接続状態と切断状態との間の遷移の回数が1以上の値であって、前記第1の値と異なる第2の値である場合、前記画像データを処理するアプリケーションであって、前記第1のアプリケーションと異なる第2のアプリケーションを起動する起動工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 請求項1に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 前記無線通信手段は、NFC(Near Field Communication)を用いることを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の情報処理装置
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