JP4137670B2 - 電子機器およびコンテンツデータ出力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信で音データを送信可能で且つ、自機器で音再生可能な電子機器およびコンテンツデータ出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、通信技術の発達と多様化に伴い様々な無線通信ネットワークが開発、実用化されており、その中にBluetoothTMと呼ばれる無線通信技術がある。
【0003】
BluetoothTMはISM(Industry Science Medical)バンドを利用した短距離無線通信規格の一つであり、例えば、パーソナルコンピュータ(以後、パソコンと称す)とプリンタやモデム、キーボード、音声出力装置等の周辺機器との間の通信や、携帯電話機とパソコンとの間のデータ通信などに用いられ無線通信方式である。BluetoothTMを使用すると各機器間を接続するケーブルが不要となるため、各種機器の使用勝手を大幅に向上させることができる。
【0004】
また、このようなBluetoothTMの通信を利用したシステムの一つとして、パソコンや音楽プレーヤーなどの電子機器から、ヘッドフォンなどの外部機器に対してオーディオデータ(以後、コンテンツデータと称す)を無線通信によって送信するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−112383号公報(第5−6頁、第4図)
【0006】
【非特許文献1】
TOSHIBA DynabookSS 2000 DS75P/2モデル 取扱説明書 2002年1月21日発行 (42頁、44頁、146頁) http://dynabook.com/pc/catalog/ss/manupdf/mp1032a.pdf
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなシステムにおいては、電子機器(音楽プレーヤー)と外部機器(ヘッドフォン)との間の物理的距離、遮蔽物の有無、または電波状態等によって、コンテンツデータの再生出力中に電子機器と外部機器との間の無線接続が突然切断されてしまう場合がある。
【0008】
また、非特許文献1に開示されているように、パソコンのようにスピーカ等の出力手段を有する機器にヘッドフォン等の外部出力機器が接続されている場合はヘッドフォンからコンテンツデータが再生出力され、パソコンに設けられているスピーカからはコンテンツデータの再生出力が行われない。しかし、パソコンとヘッドフォンとの接続が解除された場合にパソコンに設けられたスピーカからコンテンツデータが再生出力されてしまう。
【0009】
この場合、ヘッドフォンとパソコンとの接続が途切れることで、突然スピーカからコンテンツデータが再生出力されてしまい、周囲にいる人たちにも騒音として迷惑がかかるという問題があった。
【0010】
上記課題を解決するために本発明では、コンテンツデータを自機器から外部機器に送信して再生させる場合において、外部機器との無線通信が切断された場合のコンテンツデータの出力を適宜制御可能な電子機器及びコンテンツデータ出力方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、本体と、前記本体に設けられコンテンツデータを再生処理する処理手段と、前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを再生出力する出力手段と、外部機器との無線通信のチャネルを確立して前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを前記外部機器へ送信する無線通信手段と、前記処理手段で処理された前記コンテンツデータの送信が前記無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断する手段と、前記不意の切断の場合に再生出力が前記無線通信手段から前記出力手段へ切り替わることを禁止する制御手段を具備することを特徴とする。
【0012】
このような構成により、コンテンツデータを自機器から外部機器に送信して再生させる場合において、外部機器との無線通信が切断された場合、出力手段からコンテンツデータが出力されることを防止できる電子機器を提供することが可能である。
【0013】
また、請求項2に係る発明は、本体と、前記本体に設けられコンテンツデータを再生処理する処理手段と、前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを再生出力する出力手段と、外部機器との無線通信のチャネルを確立して前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを前記外部機器へ送信する無線通信手段と、前記処理手段で処理された前記コンテンツデータの送信が前記無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断する手段と、前記不意の切断の場合、予め設定された前記無線通信手段による再接続処理または前記出力手段による前記無線通信手段とは別の再生出力のいずれかの出力処理を実行させる制御手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
このような構成によりコンテンツデータを自機器から外部機器に送信して再生させる場合において、外部機器との無線通信が切断された場合のコンテンツデータの出力を適宜制御可能な電子機器を提供することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
まず図1乃至図9を参照して第1の実施形態を説明する。
【0017】
第1の実施形態では、電子機器と外部機器とのコンテンツデータの無線送信が切断された場合に、電子機器に設けられているスピーカからコンテンツデータが出力されることを禁止する例について説明する。
【0018】
図1に第1の実施形態に係るシステムの構成図を示す。
【0019】
電子機器1は、音楽などのコンテンツデータを外部機器2に無線通信によって送信可能な装置である。第1の実施形態では、電子機器1を音楽再生可能なパソコンによって実現し、また外部機器2をワイヤレスヘッドセット(以後、ヘッドセットと称す)2によって実現した場合を想定する。ヘッドセット2は、パソコン1からストリームとして送信される音楽等のコンテンツデータを再生する出力装置として機能する。
【0020】
BluetoothTMは近距離無線通信の規格であり、2.4GHz帯(2.4000〜2.4835GHz)のISM(Industry Science Medical)バンドを用いて10m以内(最大100m)の無線通信を実現するものである。BluetoothTMでは、スペクトラム拡散方式として周波数ホッピング方式(FHSS:Frequency Hopping Spread Spectrum)を用い、最大1Mbpsの通信速度で、最大8台までの機器を時分割多重送信方式によって一つのグループ(ピコネット)を構成し、通信を行うことが可能である。また、2.4GHz帯の周波数を周波数帯域幅1MHzの79個のチャネルに分け、通信チャネルを1秒間に1600回切替えて通信を行う。このチャネルはランダムに選択されるため、特定の周波数に依存することは無く、秘匿性に優れていると言われている。ピコネットは、マスタと呼ばれるピコネットを管理する機器、本実施形態ではパソコン1と、マスタに管理されるスレーブと呼ばれる機器、本実施形態ではヘッドセット2とを有するシステムであり、本実施形態ではパソコン1からヘッドセット2へ音楽等のコンテンツデータを送信し、ヘッドセット2で再生可能とする。本実施形態では、コンテンツデータとしてオーディオデータの場合を例に説明を行う。
【0021】
パソコン1は、本体ケース101と表示部ケース102とがヒンジ部103を介して回動可能に接続されている。本体ケース101には、その上面にユーザインターフェースとして文字情報などを入力可能なキーボード104及びポインティングデバイスであるタッチパッド105が配設されている。表示部ケース102には、LCD(Liquid Crystal Display)106が設けられている。また、このパソコン1は図1で図示しないBluetoooth(R)規格に準拠した無線通信部とアンテナとを有し、アンテナを介してヘッドセット2へコンテンツデータを送信可能とする。また、本体ケース101側面にはスピーカ107が設けられており、音楽等のオーディオデータを再生可能である。
【0022】
ヘッドセット2は、パソコン1から無線通信によって送信されるコンテンツデータを再生して、そのコンテンツデータに対応する音を発生する出力装置である。ヘッドセット2は利用者の頭部に装着可能に構成されている。
【0023】
このヘッドセット2の外形は、図示のようにヘッドアーム201と、その両端にそれぞれ設けられた2つのパッド202,203とから構成されている。2つのパッド202,203にはそれぞれスピーカが内蔵されている。ヘッドセット2が利用者の頭部に装着された状態において、2つのパッド202,203は利用者の左右の耳をそれぞれ覆うように構成される。パッド203の外面には、図1では図示しない操作スイッチ、例えば電源ボタン、再生ボタン、停止ボタン、先送りボタン、および逆戻しボタン等が設けられている。
【0024】
続いて図2に第1の実施形態に係るパソコン1のハードウェア構成図を示す。
【0025】
パソコン1は、通常のパソコン1が動作するのに必要なデバイスにより構成されている。このパソコン1全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)111と第1のブリッジ回路112とは例えば64ビット幅のデータバスを有するCPUローカルバスによって接続されており、第1のブリッジ回路112とメインメモリ113との接続はメモリバスを介して接続されている。第1のブリッジ回路112と第2のブリッジ回路114とは、32ビット幅のデータバスを有する高速バス115により接続されている。また、第2のブリッジ回路114には、USB(Universal Serial Bus)116を介してBluetoothTM規格に準拠した無線通信を実行する無線通信部117が接続されている。また、第2のブリッジ回路114から延出されている低速バスに118は、EC(Enbedded Controller)119と呼ばれるサブマイコンが接続されている。
【0026】
CPU111は、パソコン1全体の動作制御およびメインメモリ113の内容を参照し、それに基づきデータ処理等を実行するデバイスである。
【0027】
第1のブリッジ回路112は、CPUローカルバスと高速バス115との間を繋ぐブリッジLSIであり、高速バス115のバスマスタデバイスの1つとして機能する。この第1のブリッジ回路112は、CPU113と高速バス115に接続されるデバイスとの間で、データ及びアドレスを含むバス幅を変換する機能、及びメモリバスを介してメインメモリ113のアクセス制御を行なう機能や、LCD106への表示データを送信し、表示制御を行う機能などを有している。
【0028】
メインメモリ113は、オペレーティングシステム(Operating System:OS)120、無線通信やコンテンツデータ再生するためのドライバソフト121、例えば音楽再生を実行する音楽再生アプリケーション123、ユーティリティソフトおよび処理データなどを格納するメモリデバイスであり、複数のDRAMなどによって構成されている。
【0029】
高速バス115はクロック同期型の入出力バスであり、高速バス115上の全てのサイクルは、高速バスクロックに同期して行う。この高速バス115は、時分割的に使用されるアドレス/データバスを有している。
【0030】
第2のブリッジ回路114は、高速バス115と低速バス118との間を繋ぐブリッジLSIであり、高速バス115と低速バス118との間のバス変換等を行う。また、USBコントローラ124、IDE(Intelligent Device Electronics)コントローラ125、AC97コントローラ126などの各種インターフェースコントローラが組み込まれている。USBコントローラ124はシリアルデータ転送を制御するためのものであり、USB116を介して接続される無線通信部117との信号送受信の制御を行なう。IDEコントローラ125は、IDEインターフェースを介して接続されるハードディスクドライブ(HDD)127や図示しない光ディスクドライブ装置とのデータ転送制御等を行う。また、AC97コントローラ126は、オーディオデータ、モデムなどのサウンド処理を行なうコントローラであり、オーディオコーデック128(以後、コーデックと称す)に接続され、オーディオデータ(コンテンツデータ)をコーデック128へ送信する。
【0031】
無線通信部117は、BluetoothTMの通信規格に準拠したデータ変調、復調を及び、周波数ホッピング制御等をデータ変調/復調部129で行なう。データ変調/復調部129で変調されたデータをRF部130で無線通信に使用される周波数へ変換し、アンテナ131を介して、外部へ送信する。またアンテナ131を介して受信した無線信号をRF部130で増幅し、データ変調/復調部129で復調した後、第2のブリッジ回路114へ送信する。アンテナ131は例えば、平板形状の逆F型アンテナなどを用いることができ、表示部ケース102内の上部などに設けられる。
【0032】
HDD127は、不揮発性のデータ記憶デバイスであり、パソコン1の電源が切断されている状態でもデータを保持可能である。このHDD127には、OSや、各種アプリケーション、ドライバ、ユーティリティソフト、音楽や映像などのコンテンツデータが記憶されており、これらのデータは適宜メインメモリ113へ読み出され、CPU114によって処理される。
【0033】
コーデック128は、オーディオデータなどのD/A(Digital to Analog)変換を行い、アンプ132へ送信する。アンプ132は、コーデック128から出力されるアナログ信号を増幅してスピーカ107へ出力する。
【0034】
第2のブリッジ回路114に接続される低速バス118には、EC119が接続されている。
【0035】
EC119は、CPU111によってリード/ライト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。これらレジスタ群を使用することにより、CPU111と、EC119に接続されたデバイスとの間の通信が可能となる。また、キーボードコントローラおよびPS/2コントローラの機能も内蔵されており、EC119に接続されるキーボード104およびタッチパッド105から入力される信号の処理が行われ、上位のデバイス(CPU111等)へ通知する。
【0036】
上記のような構成のパソコンで、音楽再生アプリケーション123等を利用することによりコンテンツデータの再生処理が行なわれた場合、無線モジュール117を介してヘッドセット2へ音楽等のコンテンツデータ(オーディオデータ)を送信したり、スピーカ107からオーディオデータの再生出力を行うことが可能となる。
【0037】
次に、図3に第1の実施形態に係るヘッドセット2のハードウェア構成図を示す。
【0038】
ヘッドセット2には、ヘッドセット2のシステム制御を実行するシステム制御部211、無線通信部212、データバッファ213、およびオーディオ再生部214が設けられている。
【0039】
システム制御部211は、ヘッドセット2の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、無線通信部212、およびオーディオ再生部214等をそれぞれ制御する。また、システム制御部211には、パソコン1から送信されたデータにエラーを検出するエラー検出・訂正部、および再送要求発行部を有している。エラー検出・訂正部は、無線通信部212によって受信されたデータに対してエラー検出および訂正処理を施す。エラー検出・訂正部が訂正できないエラーが発生した場合には、再送要求発行部は当該データの再送要求を発行する。この再送要求は無線通信部212によって送信元デバイスに送られる。
【0040】
無線通信部212は、パソコン1に設けられた無線通信部117と同じく、BluetoothTMの規格に準拠した手順で無線通信を実行可能なモジュールである。
【0041】
この無線通信部212は、パソコン1から無線信号によって送信されるデータを受信するために用いられる。また、無線通信部212は、操作スイッチ215の操作に応じて各種再生制御信号をパソコン1に送信する際にデータ送信を行うために利用される。
【0042】
無線通信部212は、図示のように、RF部216、データ変調/復調部217を備えている。無線通信部212はアンテナ218を介して受信される無線信号をRF部216で電気信号に変換し、データ変調/復調部217で復調処理を行ないシステム制御部211へ送信する。また、操作スイッチ215などの操作が行われた場合、システム制御部211を介して入力される信号をデータ変調/復調部217で変調処理を行ない、RF部216で無線信号に変換した後、アンテナ218を介してパソコン1へ送信する。
【0043】
オーディオ再生部214は、パソコン1から送信される音楽等のコンテンツデータを無線通信部212、システム制御部211、およびデータバッファ213を介して受信しながら、それをパッド202,203それぞれ内蔵されたスピーカから音として出力可能な電気信号に変換するという、いわゆるストリーミング再生のためのデータ再生処理を実行する。ストリーミング再生とは、送信されるデータを受信しながら、逐次コンテンツデータの再生処理を行う再生方法である
【0044】
上述のように、ヘッドセット2は、パソコン1から送信される音楽等のコンテンツデータをパッド202,203から再生出力可能となる。
【0045】
次に、図4に第1の実施形態に係るコンテンツデータの再生に関わるソフトウェアとハードウェアの構成図を示す。
【0046】
本実施形態では、音楽等のコンテンツデータの再生を行う際に、コンテンツデータを再生可能な音楽再生アプリケーション123を使用して再生することが可能である。通常、コンテンツデータを再生する場合は、音楽再生アプリケーション123で処理したデータをサウンドドライバ135を使用してコンテンツデータの処理を行い、コーデック128及びアンプ132を介してスピーカ107から出力が可能となる。サウンドドライバ135は、OS120が標準で有するものや、特定のスピーカー専用のサウンドドライバなどが存在するが、本実施形態では、スピーカ107に適合するサウンドドライバであるものとする。
【0047】
また、ヘッドセット2からコンテンツデータを出力する場合は、BluetoothTMで音楽等のコンテンツデータのストリーミング再生を行うために使用されるA2DP(Advanced Audio DistribututionProfile)136と呼ばれるプロファイル(通信方式の規定)を使用し、ヘッドセット2へコンテンツデータの送信が行われる。プロファイルとは、BluetoothTMが提供する機能を定義づけたもので、デバイス間で通信する際のプロトコルを纏めたものである。BluetoothTMに基づく無線通信で使用されるサウンドドライバ(以後、BTサウンドドライバと称す)137は、A2DP136に基づいたデータ通信方式に沿って、BluetoothTM規格に準じたデバイスへコンテンツデータを送信する際に用いられる。このBTサウンドドライバ137では、コンテンツデータのエンコード、デコード、データ圧縮形式の変換等を行う。
【0048】
また、A2DP136は無線通信部117の通信状態、切断の監視を行っており、通信の切断が起きた場合などに、BTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切り替えることも可能である。なお、コンテンツデータは音楽再生アプリケーション123からサウンドドライバ135またはBTサウンドドライバ137へ渡される。ここで、無線通信部117を介してヘッドセット2へコンテンツデータを送信する際は、A2DP136に従った送信手順に沿って、コンテンツデータがヘッドセット2へ送信される。また、スピーカ107へコンテンツデータを再生出力する際はサウンドドライバ135の制御に基づいてスピーカ107へコンテンツデータが出力されることになる。
【0049】
続いて、図5にA2DPのプロファイル構成図を示す。
【0050】
最下層は、ハードウェアであるRF層130、216、データ変調/復調部129、217であるが、この上にBluetoothTMのコアプロトコルで定義されるLMP(Link Manager Protocol)141、241、L2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)142、242、SDP(Service Discovery Protocol)143、243が構成される。さらにA/Vデータストリームの転送、ストリームパラメタの調停などを行うAVDTP(Audio/Video Distribution TransportProtocol)144、244がソフトウェア的に接続される。
【0051】
LMP141、241はBluetoothTMデバイス間のリンク確立および認証などのセキュリティを管理する。L2CAP142,242は、接続される機器同士のデータ伝送路である論理リンクの設定や、上位層からのパケットを分割して下位層へ渡し、下位層からのパケットを上位層へ渡す際の組み立て処理などを行う。SDP143、243は、無線通信可能なBluetooth機器が提供する機能やサービスについて問い合わせるためのプロトコルである。
【0052】
AVDTP144、244はコンテンツデータのストリーム転送のセットアップのための通信調整と、送信先デバイスのエンコード、デコードなどの能力取得、ストリーム送信(チャネル)の確立と終了の手法を提供するプロトコルである。また、AVDTP144が、サウンドドライバ135とBTサウンドドライバ137との切り替えを行うことが可能である。
【0053】
コンテンツデータは、パソコン1側のプロファイル構成のBTサウンドドライバ137によりデータのエンコード等の処理が行われた後、AVDTP144に基づく通信手法でRF部130を介して無線送信される。ヘッドセット2側では、RF部216を介してデータを受信し、RF部216からさらにAVDTP244によりデータの受信が行われ、BTサウンドドライバ245によりコンテンツデータのデコード処理が行われた後、ヘッドセット2で音楽の再生が可能となる。
【0054】
続いて図6にパソコン1とヘッドセット2との通信接続のフローチャートを示す。
【0055】
パソコン1の電源が入った直後や通信リンクを切断したBluetooth機器は待ち受け状態にある。このフェーズではデータの送受信は行われない。
【0056】
パソコン1が問い合わせパケット(Inquiryパケット)をブロードキャスト(同報発信)する(ステップS101)。Inquiryパケットを受信したヘッドセット2はBluetoothアドレス(固有)とクロック情報を含むFHS(Frequency Hop Synchronization)パケットをパソコン1に返信する。この時点における送受信では,周波数ホッピングパターンに関する同意がマスター・スレーブ間で確立していないので、間い合わせ専用に定義された固定ホッピングパターンが使われる。
【0057】
パソコン1がヘッドセット2からFHSパケットを受け取り、どのようなスレーブ(ヘッドセット2)が存在するかを把握すると、ヘッドセット2に対してパソコン1が固有に持つIDを示すIDパケットを送信する(ステップS102)。ヘッドセット2からIDパケットに対する応答が返ると、パソコン1は、パソコン1が有するBluetoothアドレス(固有)とクロック情報を含むFHSパケットをヘッドセット2に送信し、自分のアドレスとクロックをヘッドセット2に知らせる(ステップS103)。ここで初めてパソコン1とヘッドセット2は同一のホッピングパターンを共有可能となる。
【0058】
続いて、この後、通信接続フェーズに移り、パソコン1からヘッドセット2へL2CAP141,241レイヤ間での論理リンクの接続を行う(ステップS104)。AVDTP144は、論理リンクの接続が確立した通知を受けたら、ヘッドセット2との接続の状態を監視するコマンド(BT_Notify)をコールし、ヘッドセット2との接続状態を監視する(ステップS105)。
【0059】
続いて、AVDTP144によって、ヘッドセット2のStrem end Point(SEP)を取得する(ステップS106)。SEPとは、通信先デバイスの能力、リソースを示す情報であり、取得したSEPを参照して通信先デバイス(本実施形態ではヘッドセット2)に合わせたデータ変換処理を行うことが可能になる。
【0060】
次に、パソコン1は、ヘッドセット2から取得したSEPに基づいてヘッドセット2の能力、リソース情報を判断し送信データ形式などの通信設定を行う(ステップS107)。上記の手順によって、パソコン1とヘッドセット2との通信接続が設定される。
【0061】
続いて、パソコン1とヘッドセット2とのコンテンツデータの送信チャネルの設定を行う。パソコン1側のAVDTP144とヘッドセット2側のAVDTP244と間でデータの送受信を可能とするストリームチャネルを確立する(ステップS108)。これは、データをストリーム転送するためのパラメタの調停などを行うことでコンテンツデータをストリームで送受信することが可能な状態になる。
【0062】
ストリームチャネルが確立したら、送受信するコンテンツデータのエンコード、デコードのパラメータの初期化を行い(ステップS109)、コンテンツデータのストリーム送信が可能となる。
【0063】
上述の手順によりパソコン1からヘッドセット2へのコンテンツデータが送信可能となり、ヘッドセット2では受信したコンテンツデータをオーディオ再生部214で処理して再生出力することが可能となる。しかし、パソコン1とヘッドセット2との間の物理的距離、遮蔽物の有無、または電波状態等によって、ヘッドセット2でコンテンツデータの再生出力中に無線接続が突然切断されてしまう場合がある。
【0064】
このように、不意に無線接続が切断された場合(意図しない無線切断)のコンテンツデータの処理について図7を用いて説明する。図7に第1の実施形態に係る無線通信切断時の処理フローチャートを示す。
【0065】
AVDTP144は、図6で説明したように通信接続を行う際に無線通信接続を監視するコマンド(BT_Notify)を実行している(図6のステップS105)。このコマンドにより、パソコン1は無線通信が切断されたことを検知可能となる。
【0066】
コンテンツデータの送信が行われている状態(ステップS201)で、無線通信が切断された場合(ステップS202)、AVDTP144のストリームチャネルをクローズする処理(シグナリング処理と言う)が行われたか否かを判断する(ステップS203)。パソコン1とヘッドセット2とは、無線接続の際に所定の手順でストリームチャネルを確立したように、通信を切断する際にも所定の手順を実行することで、論理的(相互にデータを意味のあるものと理解できるか)、物理的(単に無線通信の電波の送受信可能であるか)に無線通信を切断することが可能となる。しかし、ここでは所定の処理を実行した上での切断か否かを判断することで、不意の(意図しない)切断か、正常処理(意図した)切断かを判断する。本実施形態では、AVDTP144は切断処理を行う際に、ストリームチャネルのクローズ処理を行なう必要があるため、このような所定の処理を実行したか否かを判断することによって、不意の(意図しない)切断か、正常処理(意図した)切断かを判断する。
【0067】
AVDTP144は、所定の切断処理を行っていないと判断した場合(ステップS203のYES)、BTサウンドドライバ137でのエンコード処理を停止する(ステップS204)。この際に、AVDTP144は無線通信が切断されたことによってBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切替わることを禁止する(ステップS205)。また、音楽再生アプリケーション123から送られてくるコンテンツデータの破棄処理を行なう(ステップS206)。
【0068】
また、無線通信が切断された際に、AVDTP144が所定の処理を行なっていた場合(ステップS203のNO)、正常な切断処理とみなし、コンテンツデータをBTサウンドドライバ137へ送信することが停止される。
【0069】
このように、AVDTP144において、無線通信の切断を監視し、無線通信が切断され場合に、BTサウンドドライバ137でのエンコード処理の停止、コンテンツデータの破棄処理を行ない、且つBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135への切り替え処理を行わないことで、スピーカ107から突然コンテンツデータが再生出力されることを防止することが可能である。また、音楽再生アプリケーション123からはコンテンツデータをBTサウンドドライバ137へ送信したように認識されるため、アプリケーションがハングアップすることも防止できる。
【0070】
次に図8および図9を用いて正常に通信が切断されなかった場合に実行されるパソコン1とヘッドセット2との再接続処理について説明する。図8に第1の実施形態に係る再接続処理のフローチャートを示す。また図9に第1の実施形態に係る出力先変更を示すダイアログウインドウの図を示す。
【0071】
上述した不意の切断の場合、パソコン1とヘッドセット2とは無線通信の再接続を試みる。これは、パソコン1から再接続要求を出しても良いし、ヘッドセット2から再接続要求を出しても良い。
【0072】
再接続処理の詳細は、図6で示した処理とほぼ同様である。再接続時は、L2CAP142の接続を行った後、前回取得したSEPを元に再設定を行い、ストリーミングチャンネルのオープンを行うことで、コンテンツデータの送受信が再開可能となる(ステップS301、S302のYES)。
【0073】
パソコン1とヘッドセット2とが再接続された場合、音楽再生アプリケーション123は、コンテンツデータの再生処理を継続しているため、BTサウンドドライバ137は受け取ったコンテンツデータのエンコード処理を開始し(ステップS303)、コンテンツデータの送信が再開される(ステップS304)。但し、音楽再生アプリケーション123は、無線通信が切断されている間もコンテンツデータの再生処理を実行しているため、無線通信が途絶えていた間のコンテンツデータは破棄されたことになる。
【0074】
また、無線通信の再接続が出来ない場合(ステップS302のNO)、無線通信が切断されてから所定時間経過したか否かを判断する(ステップS305)。ここでは、例えば切断されてから90秒が設定されているものとする。無線通信が切断されてから所定時間(90秒)経過していない場合(ステップS305のNO)、再び再接続処理を行う(ステップS301)。
【0075】
無線通信が切断されてから所定時間(90秒)経過した場合は(ステップS305のYES)、再接続不可能(電波状態が悪い)と判断してパソコン1に設けられているスピーカ107へコンテンツデータの出力を切り替える。この際に、パソコン1のLCD106へダイアログウインドウを表示する(ステップS306)。ダイアログウインドウの例を図9に示す。このダイアログウインドウ150を用いて、コンテンツデータの出力先を変更する旨をユーザへ通知することでユーザは、コンテンツデータの出力先が変更されることを把握できる。
【0076】
ここで、ダイアログ150の「OK」ボタンが押されると、BTサウンドドライバ137の終了処理が行なわれ(ステップS307)、AVDTP144はBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切り替える(ステップS308)。このことにより、音楽再生アプリケーション123からサウンドドライバ135へコンテンツデータが送られて、スピーカ107からコンテンツデータが出力される(ステップS309)。
【0077】
以上述べたように、第1の実施形態では、パソコン1またはヘッドセット2において、パソコン1から送信されるコンテンツデータの送信が、電波状態の問題などで不意に途切れた場合などでも、パソコン1に設けられたスピーカ107からコンテンツデータが再生出力されることを禁止しする。さらに、ヘッドセット2との無線通信の再接続を試みる。また一定時間、再接続を試みて、再接続が不可能な場合にパソコンに1設けられたスピーカ107からコンテンツデータを出力可能とする。
【0078】
以上のように、第1の実施形態では、電子機器と外部機器との無線通信が切断された場合に、突然パソコンのスピーカからコンテンツデータが出力されることを防止することが可能である。
【0079】
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
【0080】
第2の実施形態では、電子機器と外部機器との無線通信が切断された場合のコンテンツデータの処理をユーザにより適宜設定可能とする例である。
【0081】
本第2の実施形態のハードウェア構成も、上述第1の実施形態と同様に電子機器としてパソコン1、外部機器としてヘッドセット2を用いる場合の例を示す。このため、上述したハードウェア、ソフトウェアの説明は省略する。
【0082】
図10に第2の実施形態に係るコンテンツデータの出力設定ウインドウの図を示す。
【0083】
サウンド出力設定ウインドウ160は、無線通信が不意に切断された場合のコンテンツデータの処理の設定として「無線デバイス優先モード」161と「本体スピーカ優先モード」162とが設けられている。このウインドウは専用のユーティリティで実現しても良いし、特定のアプリケーションとして実現しても良い。
【0084】
無線デバイス優先モード161は、パソコン1とヘッドセット2との無線通信が切断された場合に、再接続を試みて、無線デバイスからのコンテンツデータを優先するモードである。この場合、無線通信が切断された場合は、第1の実施形態と同様にスピーカ107からのコンテンツデータの出力を禁止する。また、この設定画面では、オプションとして、無線再接続のタイムアウト時間を設定するタイムアウト設定部163と、無線通信が切断されている場合に音楽再生アプリケーション123の動作を停止可能なチェックボックス164が設けられている。
【0085】
タイムアウト設定部163は、図8のステップS305で判断される所定時間を設定可能な設定部である。再接続処理にかかる時間が、ここで設定された時間以上に達した場合は、コンテンツデータの出力をパソコン1に設けられたスピーカ107へ切り替える。
【0086】
チェックボックス164は、無線通信が切断されている場合に音楽再生アプリケーション123によるコンテンツデータの再生処理を停止するたAVDTP144から音楽再生アプリケーション123へ再生処理の停止指示が発行される。このため、無線再接続が成功した場合、切断された個所からコンテンツデータの再生が行われることになる。
【0087】
本体スピーカ優先モード162は、ヘッドセット2との無線通信が切断された場合に、BTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切り替え、パソコン1に設けられたスピーカ107からコンテンツデータの再生出力を行うモードである。この設定画面では、オプションとしてスピーカ107からの出力に切り替える際にフェードイン処理(小さい音量から徐々に音量を大きくする処理)でコンテンツデータの出力を行うことが可能なチェックボックス166が設けられている。
【0088】
チェックボックス166がチェックされている場合、サウンドドライバ135に切り替えられた後、コンテンツデータの出力をフェードイン処理により再生出力する。上記の設定は、メインメモリ113に保持され、パソコン1とヘッドセット2との無線通信が切断された際に参照される。
【0089】
次に、図11を参照し第2の実施形態に係る無線通信が切断された際のパソコン1の処理を説明する。図11に第2の実施形態に係る無線通信が切断された場合のパソコン1の処理フローチャートを示す。
【0090】
コンテンツデータの送信が行われている状態(ステップS401)で、無線通信が切断された場合(ステップS402)、メインメモリ113に保持されている前述のサウンド出力設定ウインドウ160で設定された設定値が参照される(ステップS403)。
【0091】
設定値を参照し、無線デバイス優先モード161に設定されているか否かを判断する(ステップS404)。無線デバイス優先モードに設定されている場合(ステップS404のYES)は、AVDTP144のストリームチャネルをクローズする所定の処理が行われたか否かを判断する(ステップS405)。AVDTP144は、所定の切断処理を行っていないと判断した場合(ステップS405のYES)、BTサウンドドライバ137でのエンコード処理を停止する(ステップS406)。この際に、AVDTP144は無線通信が切断されたことによってBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切替わることを禁止する(ステップS407)。また、音楽再生アプリケーション123から送られてくるコンテンツデータの破棄処理を行なう(ステップS408)。
【0092】
また、無線通信が切断された際に、AVDTP144が所定の処理を行なっていた場合(ステップS405のNO)、正常な切断処理と判断し(ステップS409)、コンテンツデータをBTサウンドドライバ137へ送信することが停止される。
【0093】
ステップS404において、無線デバイス優先モード161に設定されていない場合(ステップS404のNO)、本体スピーカ優先モード162に設定されているものと判断し、BTサウンドドライバ137の終了処理が行なわれ(ステップS410)、AVDTP144はBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切り替え(ステップS411)、スピーカ107からコンテンツデータが出力される(ステップS412)。
【0094】
この際、チェックボックス166がチェックされている場合はフェードイン処理でコンテンツデータの再生処理が行なわれる。
【0095】
上述のように、第2の実施形態では無線通信が切断された場合のコンテンツデータの出力処理を設定可能とし、設定に基づいた処理を行なうことで、無線通信が切断された場合、コンテンツデータの出力を適宜制御することが可能となる。
【0096】
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
【0097】
第3の実施形態では、無線通信が切断された場合、再接続処理を行う前に出力先を設定可能とする例である。
【0098】
第3の実施形態のハードウェア構成も、上述第1の実施形態と同様に電子機器としてパソコン1、外部機器としてヘッドセット2を用いる場合の例を示す。このため、上述したハードウェア、ソフトウェアの説明は省略する。
【0099】
図12及び図13を参照し、第3の実施形態について説明する。図12に第3の実施形態に係る無線通信切断時のフローチャートを示す。図13に第3の実施形態に係る出力先変更を示すダイアログウインドウの図を示す。
【0100】
コンテンツデータの送信が行われている状態(ステップS501)で、無線通信が切断された場合(ステップS502)、上述第1の実施形態と同様スピーカ107からの出力を禁止する。このためBTサウンドドライバ137でのエンコード処理を停止する(ステップS503)し、AVDTP144は無線通信が切断されたことによってBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切替わることを禁止する(ステップS504)。また、音楽再生アプリケーション123から送られてくるコンテンツデータの破棄処理を行なう(ステップS505)。このようにスピーカ107からコンテンツデータの出力を行わないように処理した上で、図13に示すダイアログウインドウ170を表示する(ステップS506)。
【0101】
ダイアログウインドウ170は、無線通信が切断された場合に表示され、ダイアログウインドウ170に表示されている「OK」ボタンを押すと、コンテンツデータの出力をパソコン1に設けられているスピーカ107へ切り替える。また「キャンセル」ボタンを押すと、ヘッドセット2との再接続処理を実行する。
【0102】
ここで、「OK」ボタンが押された場合出力先をパソコン1に設けられているスピーカ107へ切り替える指示と判断し(ステップS507のYES)、BTサウンドドライバ137の終了処理が行なわれ(ステップS508)、AVDTP144はBTサウンドドライバ137からサウンドドライバ135へ切り替える(ステップS509)。このことにより、音楽再生アプリケーション123からサウンドドライバ135へコンテンツデータが送られて、スピーカ107からコンテンツデータが出力される(ステップS510)。
【0103】
また、ダイアログウインドウ107で「キャンセルボタン」が押された場合、再接続処理を行なうものと判断し(ステップS507のNO)、ヘッドセット2との再接続処理を行う(ステップS511)。
【0104】
パソコン1とヘッドセット2とが再接続された場合、音楽再生アプリケーション123は、コンテンツデータの再生処理を継続しているため、BTサウンドドライバ137は受け取ったコンテンツデータのエンコード処理を開始し(ステップS512)、コンテンツデータの送信が再開される(ステップS513)。
【0105】
このように第3の実施形態では、無線通信が切断された場合に、コンテンツデータの出力処理をどのようにするかを問い合わせるウインドウを表示し、ユーザの支持に応じてコンテンツデータの出力を制御することが可能となる。この実施形態では、意図的に無線通信を切断し、パソコン1に設けられているスピーカ107からコンテンツデータを出力したい場合などに有効である。
【0106】
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。
【0107】
また、上述の第1の実施形態乃至第3の実施形態では、コンテンツデータとしてオーディオデータの例を示したが、第4の実施形態ではコンテンツデータとして映像データの場合を例にとり説明する。
【0108】
図14に第4の実施形態に係るシステムの構成図を示す。
【0109】
第4の実施形態では、電子機器の例としてテレビジョン(以後、TVと称す)301、外部機器の例としてパソコン1が存在し、TV301からの映像・音声を含むコンテンツデータを無線通信によりパソコン1へ送信する例を説明する。パソコン1は上述の第1の実施形態と同様のため説明は省略する。
【0110】
TV301は本体ケース302の前面に設けられたLCD303に映像データを表示し、本体イケースの下方に設けられたスピーカ304からオーディオデータを出力する。また、このTVは内部に無線通信部を設け、パソコン1の無線通信部117と無線通信を行うことが可能であり、上述の映像データとオーディオデータをパソコン1へ送信することも可能である。
【0111】
続いて図15に第4の実施形態に係るTVのハードウェア構成図を示す。
【0112】
TV301には、TV全体のシステム制御を担うシステム制御部311、無線通信部312、チューナ313、および映像・オーディオコントローラ314が設けられている。
【0113】
システム制御部311は、TV2の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、無線通信部312等をそれぞれ制御する。
【0114】
無線通信部312は、パソコン1に設けられた無線通信部117と同じく、BluetoothTMの規格に準拠した手順で無線通信を実行可能なモジュールであり、データ変調/復調部314、およびRF部315を有する。
【0115】
この無線通信部312は、パソコン1と無線通信を行うために用いられ、パソコンへコンテンツデータを送信したり、パソコン1から送信される制御コマンド(チャネル変更等)を受信する。無線通信部312で受信した制御コマンド、及びTV2に設けられるチャネル変更、音量変更などの操作スイッチ316からの制御信号はシステム制御部311により処理され、チャネルの変更、音量の変更などが行われる。
【0116】
チューナ313は、図示しないアンテナケーブルから入力されたTV信号(UHF/VHF)を復調し、コンテンツデータ(映像データ・音声データ)をシステム制御部311へ送信する。システム制御部311は、LCD303、スピーカ304へ夫々映像データ、オーディオデータを出力し、映像と音声を視聴することが可能となる。
【0117】
また、無線通信部312を介してパソコン1へコンテンツデータを送信する場合は、システム制御部311は、チューナ313から送られてきたコンテンツデータをエンコードし、無線通信部212へ渡し、データ変調/復調部314、RF部315及びアンテナ317を介してパソコンへコンテンツデータを送信する。
【0118】
またシステム制御部311は例えばコンテンツデータの圧縮処理を行う機能を有しており、無線通信部312を介してパソコン1へコンテンツデータを送信する場合はコンテンツデータを圧縮して送信するような構成としても良い。
【0119】
本実施形態では、システム制御部311は、チューナ313から受け取ったコンテンツデータを、LCD303とスピーカ304または、無線通信部312のどちらか一方へのみ送信可能な構成とする。
【0120】
このため、TV301でコンテンツデータを視聴する場合は、コンテンツデータはパソコン1へ送信されず、パソコン1でコンテンツデータを視聴する場合はTV301ではコンテンツデータを視聴できないことになる。パソコン1では受信したコンテンツデータを所定の専用アプリケーションなどにより再生処理を行う。
【0121】
次に、図16を用いて、TV301からパソコン1へコンテンツデータを送信していた時に無線通信が切断された場合の処理について説明する。図16に第4の実施形態に係る無線通信切断時のフローチャートを示す。また図17に第4の実施形態に係るTVの表示部へ出力するダイアログウインドウの図を示す。図18に第4の実施形態に係るパソコンの表示部へ出力するダイアログウインドウの図を示す
【0122】
TV301からパソコン1へコンテンツデータの送信が行われている状態(ステップS601)で、無線通信が切断された場合(ステップS602のYES)、システム制御部311はコンテンツデータを無線通信部312とLCD303/スピーカ304とへ送信することを行わず、コンテンツデータの破棄を行う(ステップS603)。続いて、パソコン1との再接続処理を行なう。この再接続処理はパソコン1から要求を出しても良いし、TV303から要求を出しても良い。再接続されると、TV303は無線通信部312を介してコンテンツデータをパソコン1へ送信する。
【0123】
また、所定時間再接続が行えず(ステップS605のNO)、所定時間経過した場合(ステップS607のYES)、TV301に設けられたLCD303へ図17に示すダイアログウインドウを表示する。またパソコン1でも所定時間再接続が行えなかった場合は、図18に示すようなダイアログウインドウを表示する。
【0124】
図17に示すダイアログウインドウ320は、TV301のLCD303に表示され、TV301から送信されていたコンテンツデータの出力先を変更するかを問うものである。ここでダイアログウインドウ320の「OK」ボタンが押されると(ステップS609のYES)、システム制御部311はLCD303/スピーカ304へコンテンツデータの出力を行う(ステップS610)。またダイアログウインドウ320の「キャンセル」が押されると(ステップS609のNO)コンテンツデータの出力先を変更を行わず、無線通信も接続できないのでTV301の電源を落とす(ステップS611)。
【0125】
また、パソコン1のLCD106には図18に示すダイアログウインドウ330が表示される。パソコン1はTV301からコンテンツデータを受信してコンテンツデータの視聴を行うデバイスである。
【0126】
このため、本実施形態ではダイアログウインドウ330の「OK」ボタンが押されると、コンテンツデータの再生処理を行うアプリケーションを終了する。ダイアログウインドウ330の「キャンセル」が押された場合は、パソコン1から再接続処理を試みる。この場合、TVの電源がオフされている場合は無線接続は接続されない。このため、例えばパソコン側でダイアログウインドウの表示回数をカウントしておき、3回以上ダイアログウインドウが表示された場合は自動的にコンテンツデータを再生するアプリケーションを終了するようにしても良い。
【0127】
第4の実施形態ではTVかパソコンへ映像データを通信する例を示したが、これに限らずパソコンに設けられたDVDドライブ(図示せず)から読み出した映像データを外部の表示デバイスへ送信する場合や、パソコンに設けられたTVチューナで復調された映像データを外部の表示デバイスへ送信する場合にも適用可能である。
【0128】
以上のように第4の実施形態では、TVからパソコンへコンテンツデータが無線通信により送信されている時に無線通信が切断された場合、映像・音声のコンテンツデータの出力先をTVへ切り替えることを禁止する。またTVの表示画面へ切り替えるか否かの問合せ画面を出すことで、適宜コンテンツデータの出力制御を行うことが可能である。
【0129】
以上、本発明では、無線通信デバイスとの通信が切断された場合のコンテンツデータの出力を適宜制御することが可能である。
【0130】
また本発明では、無線通信の例としてBluetoothTMの例を示したが、IEEE802.11ワーキンググループで定められた無線通信規格(例えばIEEE802.11a、802.11b、802.11g)等の無線通信にも適用可能である。これらに適用する場合は、無線通信の接続を監視する手段、サウンドドライバ、グラフィックコントローラのドライバの切り替えを行う手段を設けると良い。
【0131】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0132】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、無線通信デバイスとの通信が切断された場合のコンテンツデータの出力を適宜制御可能な電子機器及びコンテンツデータ出力方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るシステムの構成図。
【図2】第1の実施形態に係るパソコン1のハードウェア構成図。
【図3】第1の実施形態に係るヘッドセット2のハードウェア構成図を示す。
【図4】第1の実施形態に係るコンテンツデータの再生に関わるソフトウェアとハードウェアの構成図。
【図5】A2DPのプロファイル構成図。
【図6】第1の実施形態に係るパソコンとヘッドセットとの通信接続のフローチャート。
【図7】第1の実施形態に係る無線通信切断時の処理フローチャート。
【図8】第1の実施形態に係る再接続処理のフローチャート。
【図9】第1の実施形態に係る出力先変更を示すダイアログウインドウの図。
【図10】第2の実施形態に係るコンテンツデータの出力設定ウインドウの図。
【図11】第2の実施形態に係る無線通信が切断された場合のパソコンの処理フローチャート。
【図12】第3の実施形態に係る無線通信切断時のフローチャート。
【図13】第3の実施形態に係る出力先変更を示すダイアログウインドウの図。
【図14】第4の実施形態に係るシステムの構成図。
【図15】第4の実施形態に係るTVのハードウェア構成図。
【図16】第4の実施形態に係る無線通信切断時のフローチャート。
【図17】第4の実施形態に係るTVの表示部へ出力するダイアログウインドウの図。
【図18】第4の実施形態に係るパソコンの表示部へ出力するダイアログウインドウの図。
【符号の説明】
1…パソコン
2…ヘッドセット
101…本体ケース
102…表示部ケース
103…ヒンジ部
104…キーボード
105…タッチパッド
106…LCD
107…スピーカ
111…CPU
113…メインメモリ
117、212…無線通信部
120…オペレーティングシステム
121…ドライバソフト
123…音楽再生アプリケーション
129、217…データ変調/復調部
130、216…RF部
135…サウンドドライバ
136…A2DP(Advanced Audio Distributution Profile)
137、245…BTサウンドドライバ
141、241…LMP(Link Manager Protocol)
142、242…L2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)
143、243…SDP(Service Discovery Protocol)
144、244…AVDTP(Audio/Video Distribution Transport Protocol)
150…ダイアログウインドウ
160…サウンド出力設定ウインドウ
201…ヘッドアーム
202、203…パッド
214…オーディオ再生部

Claims (18)

  1. 本体と、
    前記本体に設けられコンテンツデータを再生処理する処理手段と、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを再生出力する出力手段と、
    外部機器との無線通信のチャネルを確立して前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを前記外部機器へ送信する無線通信手段と、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータの送信が前記無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断する手段と、
    前記不意の切断の場合に再生出力が前記無線通信手段から前記出力手段へ切り替わることを禁止する制御手段
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 本体と、
    前記本体に設けられコンテンツデータを再生処理する処理手段と、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを再生出力する出力手段と、
    外部機器との無線通信のチャネルを確立して前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを前記外部機器へ送信する無線通信手段と、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータの送信が前記無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断する手段と、
    前記不意の切断の場合、予め設定された前記無線通信手段による再接続処理または前記出力手段による前記無線通信手段とは別の再生出力のいずれかの出力処理を実行させる制御手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記再生出力が前記無線通信手段から前記出力手段へ切り替わったときに、前記別の再生出力として前記コンテンツデータをフェードイン処理で再生させることを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 表示手段を備え、
    前記制御手段は、出力処理を実行するためのボタンを備えたダイアログボックス画面を前記表示部に表示し、前記ダイアログボックス画面のボタン操作により前記別の再生出力として予め設定された出力処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記無線通信手段は、前記外部機器との無線通信の再接続処理を所定時間実行することを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  6. 前記再接続処理により前記外部機器との無線通信が可能となった場合、前記制御手段は前記コンテンツデータを前記無線通信手段へ出力することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記再接続処理を行い、所定時間内に前記外部機器との無線通信が可能とならない場合、前記制御手段は前記出力手段へ前記コンテンツデータを出力することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  8. 前記無線通信手段は、BluetoothTMの規格に準じた無線通信を実行可能であり、前記無線通信のチャネルをクローズする処理はAVDTP(Audio/Video Distribution Transport Protocol)のシグナリング処理であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 表示手段を備え、
    前記制御手段は、前記別の再生出力の出力処理を指示するためのボタンを備えたダイアログボックス画面を前記表示手段に表示し、前記ダイアログボックス画面のボタン操作により指示された出力処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  10. 前記無線通信が切断された場合に前記処理手段の処理を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  11. 記再接続処理により前記外部機器との無線通信が可能となった場合、前記処理手段での処理を開始することを特徴とする請求項2または5に記載の電子機器。
  12. 前記コンテンツデータは、オーディオデータであり、前記出力手段はスピーカであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  13. 前記コンテンツデータは、映像データであり、前記出力手段は前記電子機器に設けられたディスプレイであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  14. 前記電子機器は情報を表示する表示手段を具備し、
    前記無線通信が切断された場合に、前記コンテンツデータの出力を前記出力手段へ切り替えるか否かの問合せを前記表示手段へ表示することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  15. コンテンツデータを出力可能な出力手段と、前記コンテンツデータを無線通信により送信可能な無線通信手段とを有する電子機器によるコンテンツデータ出力方法において、
    外部機器との無線通信のチャネルを確立して前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを前記無線通信手段から前記外部機器へ送信し、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータの送信が前記無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断し、
    前記不意の切断の場合に再生出力が前記無線通信手段から前記出力手段へ切り替わることを禁止する
    ことを特徴とするコンテンツデータ出力方法。
  16. 前記無線通信が切断された場合に、前記コンテンツデータの出力を前記出力手段へ切り替えるか否かの問合せ通知を前記電子機器が具備する表示手段へ表示することを特徴とする請求項15に記載のコンテンツデータ出力方法。
  17. コンテンツデータを処理する処理手段と、前記コンテンツデータを出力可能な出力手段と、前記コンテンツデータを無線通信により送信可能な無線通信手段とを有する電子機器によるコンテンツデータ出力方法において、
    外部機器との無線通信のチャネルを確立して前記処理手段が処理した前記コンテンツデータの送信が前記無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断し、
    前記不意の切断の場合、予め設定された前記無線通信手段による再接続処理または前記出力手段による前記無線通信手段とは別の再生出力のいずれかの出力処理を実行させることを特徴とするコンテンツデータ出力方法。
  18. コンピュータと、前記コンピュータと無線通信可能なコンテンツデータ出力デバイスとを有するコンピュータシステムにおいて、
    前記コンピュータは、
    コンテンツデータを処理する処理手段と、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを再生出力する第1の出力手段と、
    前記コンテンツデータ出力デバイスとの無線通信のチャネルを確立して前記処理手段で処理された前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ出力デバイスへ送信する第1の無線通信手段と、
    前記処理手段で処理された前記コンテンツデータの送信が前記第1の無線通信手段により行われているときに、前記無線通信が切断された場合、前記チャネルをクローズする処理が行われたか否かによって、正常処理による切断か不意の切断かを判断する手段と、
    前記不意の切断の場合に再生出力が前記無線通信手段から前記出力手段へ切り替わることを禁止する制御手段とを具備し、
    前記コンテンツデータ出力デバイスは、
    前記コンピュータから送信された前記コンテンツデータを受信可能な第2の無線通信手段と、
    前記コンテンツデータを再生出力可能な第2の出力手段とを具備することを特徴とするコンピュータシステム。
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