JP5641811B2 - コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、コンピュータ断層撮影装置に関する。
コンピュータ断層撮影(CT)には、図1Aと図1Bとにそれぞれ示されたように、主に平面タイプの検出器と湾曲タイプの検出器とがある。平面検出器は、z軸に平行な平面を有する。湾曲検出器は、z軸(回転軸)に平行、且つX線源を焦点とする円筒面を有する。検出器がX線源から如何なる距離Dで物理的に配置された場合でも、検出器がX線源から距離R(X線源軌道の半径)に位置させることが一般的である。これにより検出器は、回転軸を有する。
コーンビームCTに対して最も一般に利用される再構成アルゴリズムは、FDKと呼ばれている。このアルゴリズムは、フルスキャン(FS)とも呼ばれる完全回転データを利用する。Parkerは、π+FAだけの場合の方法を提案している。FAは、ファン角度方向に関する検出器の最大広がり角度(Full detector fan angle opening)である。
図2Aと図2Bとを参照して、FS用の再構成ボリュームについて説明する。FOV20は、X線源―中心間距離RによりX線でスキャンされる。ここで、FOV20の中心から距離rに再構成画素21が位置するとする。円軌道スキャンによるボリューム再構成領域のz方向は、発散X線ビームによって制限される。発散X線ビームは、X線源側のFOV20の全てのz範囲をカバーできない。そのため、特定のビュー角度でFOVのいくつかの角領域がX線に曝されない(図2Bを参照)。従って、z方向に関する有効範囲(zカバレッジ)は、z軸上の中心で最大であり、z軸上の周囲部分で減少する。それにより、再構成FOVは、図2Bにおいて太線の領域22で示された六角形状を有する。しかしながら、X線源が回転するので、欠損部分は、X線源が反対側にあるときにX線ビームによってカバーされる。
中心からの距離rにおける、z方向に関するボリュームカバレッジ(ボリュームzカバレッジ:volume z-coverage)は、次の(1)式によって与えられる。
Figure 0005641811
Wは、中心における検出器半値幅である。中心(r=0)でzカバレッジが最大値、すなわちH=Wとなる。中心から離れるほどzカバレッジは線形に減少する。フルスキャンの場合、zカバレッジは、検出器タイプすなわち平面検出器であるのか湾曲検出器であるのかに依存しない。再構成画素は、極座標(γ,φ)を有する。そのショートスキャン再構成範囲は、図2Cに示すように、[βstart,βend]で示される。図2Dは、zカバレッジを示す。ここで、H(r)は、中心から距離rにおけるボリュームzカバレッジの半値高さである。再構成画素を境界ビュー角度(βstart,βend)から見るファン角度は、次の(2)式で与えられる。
Figure 0005641811
ビュー角度範囲の端点は、次の(3)式によって与えられる。
Figure 0005641811
ここで、Δβ(r)は、再構成ビュー角度範囲であり、次の(4)式によって与えられる。
Figure 0005641811
湾曲検出器によるショートスキャンの場合、中心から距離rにおけるボリュームzカバレッジは、次の(5)式によって与えられる。
Figure 0005641811
平面検出器によるショートスキャンの場合、中心から距離rにおけるボリュームzカバレッジは、次の(6)式によって与えられる。
Figure 0005641811
図2Eにおいて、rの関数であるボリュームzカバレッジが示されている。図2Eにおいて、フルスキャンに関するzカバレッジ23、平面検出器によるショートスキャンに関するzカバレッジ24、及び湾曲検出器によるショートスキャンに関するzカバレッジ25が示されている。なお、これら曲線は、W=80mm、R=600mmとしている。ショートスキャンは、フルスキャンより優れたzカバレッジを提供する。また、湾曲検出器は、平面検出器より優れたzカバレッジを提供する。
L.A.Feldkamp, L.C.Davis and J.W.Kress, "Practical cone beam algorithm," Journal of Optical Society of America, vol.1(6), pp.612-619 (1984), D.Parker, "Optimal short scan convolution reconstruction for fan-beam CT, "Med. Phys., vol.9, pp.254-257 (1982)
目的は、拡張されたボリュームカバレッジと改善された線量利用とを実現する。
本実施形態に係るコンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線源と、前記X線源から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線検出器を介して収集されたデータから前記被検体に関する全体画像を生成する処理部と、を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、前記処理部は、前記全体画像のうちの第1の部分画像をフルスキャンデータを利用して再構成し、前記全体画像のうちの第2の部分画像をショートスキャンデータを利用して再構成し、前記フルスキャンデータから外挿されたデータを利用して前記全体画像のうちの第3の部分画像を再構成し、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との合成画像を生成し、ここで、前記合成画像は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像とのオーバラップ部分を有し、前記オーバラップ部分は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との重み付き加算に関し、前記第1の部分画像、前記第2の部分画像、前記第3の部分画像、及び前記合成画像を利用して前記全体画像を生成する、ことを特徴とする。
平面検出器を有するコンピュータ断層撮影法のジオメトリ(geometry:幾何学的配置)を示す図。 湾曲検出器を有するコンピュータ断層撮影法のジオメトリを示す図。 フルスキャン再構成ボリュームを示す図。 フルスキャン再構成ボリュームを示す図。 ハーフスキャンを示す図。 ハーフスキャンを示す図。 中心からの距離の関数として様々なスキャンによるボリュームzカバレッジの図。 本実施形態の第1の実施例に係る方法の典型的な流れ図。 スキャンジオメトリの図。 円形断面を有するFOVのスライスの再構成領域を示す図。 円形断面を有するFOVのスライスの再構成領域を示す図。 ハーフスキャンにおけるビュー角度範囲を示す図。 ハーフスキャンにおけるビュー角度範囲を示す図。 半径距離の関数としてビュー角度範囲をラジアンで示す図。 ビュー角度範囲をzの関数としてラジアンで示す図。 様々なビュー角度範囲と様々な平滑化間隔値の場合の重みの中心チャネルプロファイルを示す図。 様々なビュー角度範囲と様々な平滑化間隔値の場合の重みの中央チャネルプロファイルを示す図。 本実施形態の第2の実施例を示す図。 本実施形態に係るコンピュータ断層撮影装置の構成を示す図。 本実施形態により生成された画像と従来技術により生成された画像とを示す図。 本実施形態により生成された画像と従来技術により生成された画像とを示す他の図。 本実施形態により生成された画像と従来技術により生成された画像とを示す他の図。 本実施形態により生成された画像と従来技術により生成された画像とを示す他の図。
本実施形態において、被検体は、複数のスキャンに対して円軌道でスキャンされ、被検体に関する円軌道画像データが得られる。円軌道スキャン再構成において、z方向の視野(FOV)サイズは、中心軸上への検出器の投影によって決定される。典型的には、円軌道スキャンによるボリューム再構成領域のz方向は、発散X線ビームによって制限される。発散X線ビームは、X線源側でFOVのz範囲全体をカバーできない。その結果、特定のビュー角度ではFOVのいくつかの角領域がX線に曝されない。従って、zカバレッジは、中心で最大であり、周囲で減少する。このため、再構成FOVは、六角形状を有する。図2Aと図2Bとにおいて、FOV20内の六角形状の再構成FOV22と角領域26とが示される。しかしながら、X線源が回転するので、X線源が反対側にあるときに角領域がX線ビームによってカバーされる。
フルスキャン再構成を利用してFOVの角領域を再構成するための十分なデータがない場合であっても、ショートスキャン再構成を利用して角領域を再構成することができる。各半径方向は、その軌道に対向するそれ自体のショートスキャン円弧を利用する。本実施形態に係る再構成は、周囲においてFOVを完全にカバーし、完全な長方形状を有する再構成FOVを得る。その結果、改善された画像が得られる。
本実施形態に係る第1の実施例は、図3に示される。図3に示すように、ステップ30において被検体を円軌道スキャンでスキャンする。図4は、スキャンのジオメトリを示す。図4は、ファン角度が線40で示されたスキャン領域(FOV45)の半分を示す。線40により画定される、網掛けで示されたFOV45内の領域(一回転分のデータ、すなわち、360度分のデータが揃っている。)で、フルスキャン再構成が利用される。破線41は、z方向に関する拡張要素42からデータを外挿可能な領域である。この破線41により画定された領域は、再構成可能である。データは、既知の方法により外挿される。より多くのデータを外挿するほど、より多くのエラーが発生する。外挿で利用されるデータが少ない場合、画素値に飛び越しが生じる可能性があり、画像に不連続性が生じる。
角領域内の再構成は、PBS(Pixel-Based Sector)再構成と呼ばれる再構成法が利用される(後でより詳細に説明する)。角領域は、領域43と領域44とを含む。PBS再構成は、領域43と領域44とで利用される。外挿データは、領域43において再構成される。PBS再構成において、各画像画素は、固有のショートスキャン(SS)再構成ビュー角度範囲を有する。一つのレイ上の複数の画素は、同一のショートスキャン再構成ビュー角度範囲を共用する。しかしながら、離散的画像座標において、複数の画像画素の各々は、互いに異なるレイに属する。従って、画像画素に対してショートスキャンの重み付け関数が計算される。そのようなセクタの割り当てにより、最良のデータ利用が可能になり、画質が改善される。
FOV内のz=0から線46までの領域は、360度分のデータ(フルスキャンデータ)が揃っている。この領域に関するサブボリュームは、フルスキャンデータに基づいてフルスキャン再構成により再構成される(ステップ31)。以下、FOV内のz=0から線46までの領域をフルスキャン領域と呼ぶ。FOV内の線46からFOVの最上部までの領域は、360度分のデータが揃っていない。換言すれば、この領域は、360度未満のデータ(ショートスキャンデータ)が揃っている。この領域に関するサブボリュームは、シュートスキャンデータに基づいて拡張フルスキャン再構成とPBS再構成との少なくとも1つにより再構成される(ステップ32)。以下、FOV内の線46からFOVの最上部までの領域をシュートスキャン領域と呼ぶ。領域43において、拡張フルスキャン再構成とPBS再構成とがオーバラップする。以下、領域43を拡張領域と呼ぶことにする。なお拡張フルスキャン再構成は、外挿データに基づくフルスキャン再構成を意味する。拡張領域43に関するサブボリュームは、外挿データに基づいてフルスキャン再構成を利用して再構成される。また、拡張領域43に関するサブボリュームは、ショートスキャンデータに基づいてPBS再構成を利用して再構成される。領域44に関するサブボリュームは、ショートスキャンデータに基づいてPBS再構成を利用して再構成される。以下、領域44をPBS領域と呼ぶことにする。拡張フルスキャン再構成によるサブボリュームとPBS再構成によるサブボリュームとは、後でより詳細に説明される重み付け関数を利用して重み付け加算される(ステップ33)。これにより、拡張フルスキャン再構成によるサブボリュームとPBS再構成によるサブボリュームとの重み付け加算に基づくサブボリュームが生成される。例えば、拡張領域33について、拡張フルスキャン再構成によるサブボリュームとPBS再構成によるサブボリュームとは、フェザリング(feather)される。FOV全体に関する画像は、種々のサブボリュームと重み付け加算とから再構成される(ステップ34)。具体的には、FOV全体に関する画像は、ステップ31において再構成されたサブボリューム、ステップ32において再構成されたサブボリューム、及びステップ33において生成されたサブボリュームに基づいて再構成される。
図5Aと図5Bとは、FOV上のスライス50の再構成領域を示す。スライス50は、フルスキャン(網掛け)領域、拡張領域43、及びPBS領域44に交差する円形断面を有する。なお、本実施形態に係る方法は、任意形状のFOVにも利用できる。また、以下、シュートスキャンとしてハーフスキャンを例に挙げて説明する。
より詳細には、再構成画素x´(x,y,z)の場合、その極座標は、次の(7)式で与えられる。
Figure 0005641811
フルスキャン領域は、次の(8)式で与えられる。
Figure 0005641811
ここで、HFS(r)は、(1)式によって与えられる。ハーフスキャン領域は、次の(9)式によって与えられる。
Figure 0005641811
ここで、HHS―CD(r)は、(5)式によって与えられる。ΩFSは、ΩHSのサブセットである。拡張領域は、次の(10)式により規定される差分によって与えられる。
ΩEXT=ΩHS−ΩFS (10)
再構成画素がフルスキャン領域に属する場合(すなわち、x´∈ΩFS)、フルスキャンアルゴリズムは、A.A.Zamyatin, K.Taguchi及びM.D.Silver, "Practical Hybrid Convolution Algorithm for Helical CT Reconstruction, "IEEE Transactions on Nuclear Sciences, vol.53, no.1, pages 167-174に示されるように利用されてもよい。この文献は、引用により本明細書に組み込まれる。
Figure 0005641811
ここで、Q0[・]は、Zamyatinらによって示されたような直流調整ランプ・コンボルーションである。L(β,x´)は、X線源y(β)と画素x´との間の距離である。なお、フルスキャン・フェルドカンプ再構成が利用されてもよい。
再構成画素が拡張領域に属する場合(すなわち、x´∈ΩEXT)、Zamyatinらにより示されたショートスキャンアルゴリズムが利用される。
Figure 0005641811
ここで、K[・]は、Zamyatinらにより示された混成コンボルーション(hybrid convolution)を示す。wは、重み付け関数を示す。重み付け関数wについては、後でより詳細に説明する。
以下、本実施形態をより詳細に説明する。上記の(3)式は、1π分のビュー角度範囲、すなわち最小ビュー角度範囲を画定することに注意されたい。この式は、外挿なしのショートスキャン再構成が可能な領域を見つけるのに役立つ。しかしながら、より大きなショートスキャン範囲(2π未満分のビュー角度範囲)が利用されてもよい。再構成に含めるデータを増やすと、ノイズとコーンビームアーチファクトとが減少する。これにより、画像スライスz位置とrとの関数である最大ショートスキャン範囲が得られる。図2Eは、異なる複数のrについてのボリュームカバレッジを示す。線23では、2π分のビュー角度範囲が利用可能である。一方、線24(直線検出器)と線25(湾曲検出器)とでは、1π分のビュー角度範囲が利用可能である。利用可能なビュー角度範囲は、線23から線24、又は線23から線25までの間で1πから2πに変化する。
軌道円弧が画像スライスを取り巻くので、投影コーン角が大きくなる。zとrとが与えられた場合、再構成ビュー角度範囲[βstart,βend]は、図6Aと図6Bとに示すように、値dによって決定される。この値dは、次の(13)式によって与えられる。
Figure 0005641811
すなわち、値dは、検出器外への投影なしにX線源が画素(r,φ)に接近できる最短距離である。図6Aと図6Bとから、拡張ビュー角度範囲は、次の(14)式によって与えられる。
Figure 0005641811
あるいは、ある程度単純化した後で、以下の(18)式が得られる。
Figure 0005641811
図7Aは、ビュー角度範囲をrの関数として示す。ビュー角度範囲は、ラジアン(rad)で示される。曲線70はz=79.5、曲線71はz=75、曲線72はz=70、曲線73はz=65、曲線74はz=60、曲線75はz=55、曲線76はz=50に対応する。図7Bは、ビュー角度範囲をzの関数として示す。曲線77はr=250、曲線78はr=200、曲線79はr=150、曲線80はr=100、曲線81はr=50、曲線82はr=10に対応する。
各画像画素には、画素の位置とX線源の位置とに依存する、それ自体の冗長度重み(redundancy weight)が与えられる。ショートスキャン重み付けを伴う一般的なFDKアルゴリズムは、コンボルーション前に重み付けを実行する。各画素データは、コンボルーションされ、バックプロジェクションされる。データを全ての画像画素に対して1回だけコンボルーションしなければならず、バックプロジェクションにおいて冗長度重み付けが実行されるので、冗長度重み付けがコンボルーション後に実行された場合、効率が高くなる。R.Grimmer, M.Oelhafen, U.Elstrom及びM.Kacheiriess「CT Reconstruction with Extended z-Range」Conf. Record of IEEE NSSMIC, Oct 2008において、これは、データをパラレルジオメトリ(parallel geometry)にリビニングすることによって達成される。本実施形態において、A.A.Zamyatin, K.Taguchi 及びM.D.Silver「Practical Hybrid Convolution Algorithm for Helical CT Reconstruction」IEEE Transactions on Nuclear Sciences, vol.53, no.1, pages 167-174に提案されたアルゴリズムが利用される。この文献は、引用により本明細書に組み込まれる。これにより、パラレルジオメトリにリビニングすることなく重み付けとコンボルーションとの順序を入れ替えることができる。
好ましい冗長度重み付け関数は、Noo, M.Defrise, R.Clackdoyle及びH.Kudo「Image reconstruction from fan-beam projections on less than a short scan」Phys. Med. Biol., 47 (2002) 2525-2546, (NDCK weight)に記述されており、次の(20)式で与えられる。
Figure 0005641811
ここで、Nは、自然数(1,2,...)であり、画像再構成に利用される1π分の円弧の数である。関数c(β)は、次の(22)式によって与えられる。
Figure 0005641811
ここで、σは、平滑化間隔(smoothing interval)である。図8は、複数のビュー角度範囲についての重みの中心チャネルプロファイルに示す。図9は、複数の平滑化間隔σについての重みの中心チャネルプロファイルを示す。σが0に近づくほど、ショートスキャン重みがフルスキャン重みに近づく。従って、2π範囲の端近傍において、小さなσを利用することが望ましい。また、σが小さいほどノイズが少なくなる。しかしながら、σが小さすぎると、重み付けが滑らかでなくなり、それによりストリークアーチファクトが生じる場合がある。一方、外挿データが利用される場合、ビュー角度範囲の端部で外挿データに小さな重みを付ける方がよく、従って大きな値のσを利用する方がよい。
図8は、冗長度重み付け関数の範囲[βstart,βend]が、FS領域の端近傍のフルスキャンからHS領域の端近くの画素に対する1πハーフスキャンまで滑らかに変化することを示す。図9は、冗長度重み付け関数の形状が、FS領域の端近くのフルスキャンからHS領域の端近くの画素に対する1πショートスキャンまで滑らかに変化することを示す。 従って、ビュー角度範囲Δβ(r,z)に応じてσを変化させることが好ましい。Δβ(r,z)が2πに近い場合、σは小さく、例えば、σ=0.05×Δβ(r,z)に設定される。一方、Δβ(r,z)がΔβπ(r)に近づく場合、σ→0.5×Δβ(r,z)に設定されると良い。換言すると、σは、次の(23)式で求めることができる。なお、kmin=0.05、kmax=0.5である。
Figure 0005641811
好ましくは、予め計算された重みテーブルが利用されるとよい。重み値は、ルックアップテーブルにより求めることが好ましい。
図2に示すように、外挿データは、FS領域外で得られる。いくつかの領域において、外挿FSデータは、PBSデータにオーバラップする。オーバラップ領域において、画像サブボリュームは、以下の式に示す重み付き加算を利用することによって滑らかにフェザリングされ、画質が改善される。
Img=w×ImgExtFS+(1−w)×ImgPBS
FS領域と拡張領域との境界において、w=1であり、拡張領域とPBS領域との境界において、w=0である。wは、これらの間で滑らかに変化する。線形関数または平滑非線形関数(例えば、多項式3x2−2x3、または三角関数)が利用されてもよい。これにより、FS領域とPBS領域との間でwは、段差なく滑らかに遷移される。
本実施形態の第2の実施例は、図10に示される。第2の実施例は、より優れたHU均一性を達成し、外挿領域内の画質を改善する。付加的な補正が図10のフローチャートに従って実行される。前述の方法を利用して、FS画像90とPBS画像91とが得られる。FS画像90は、妥当な品質のCT値を有するが、構造歪みを多く含む。PBS画像91は、低品質のCT値を有するが、構造歪みをあまり含まない。FS画像90とPBS画像91とに基づいて差分画像92が生成される。より詳細には、PBS画像91からFS画像90が減算されて差分画像92が生成される。差分画像92は、構造歪みに応じた様々な差分値を有する。差分画像92は、閾値処理にかけられて閾値処理された画像93が生成される。閾値処理は、構造歪みを除去するように選択された上限閾値と下限閾値とを利用する。次に、閾値処理された画像93は、N点ガウスフィルタにかけられてガウスフィルタリングされた画像94が生成される。閾値処理された画像93は、高周波数成分と低周波数成分とを有する。HUシフトは、低周波数である。高周波数成分は、ガウスフィルタ(ローパスフィルタ)によって除去される。従って、ガウスフィルタリングされた画像94は、低周波数のHUシフトを有する。HUシフトは、画像94をフィルタリングすることによって抽出され、次にPBS画像91に加算されて、改善されたHU値を有する補正PBS画像95が生成される。次に、補正PBS画像95には、前述のフェザリング処理が適用され、拡張領域とPBS領域とがフェザリングされる。このフェザリングにより、画質が改善された最終画像96が生成される。
図11は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置を示す。架台1によって構成された投影データ測定システムは、X線源3と二次元配列型X線検出器5とを収容する。X線源3は、略コーン形状のX線フラックスのコーンビームを生成する。二次元配列型X線検出器5は、二次元に配列された複数の検出器素子からなる。すなわち、二次元配列型X線検出器5は、一次元に配列された複数の素子が複数列で積み重ねられてなる、X線源3と二次元配列型X線検出器5とは、被検体を挟んで向かい合うように回転リング2上に取り付けられる。被検体は、寝台6のスライドシート上に載置される。各検出器要素は、1つのチャネルに対応する。X線源3からのX線は、X線フィルタ4を介して被検体に放射される。被検体を透過したX線は、二次元配列型X線検出器5によって電気信号として検出される。
X線制御部8は、高電圧発生部7にトリガ信号を供給する。高電圧発生部7は、トリガ信号を受け取ったタイミングでX線源3に高電圧を印加する。これによりX線源3からX線が放射される。架台/寝台制御部9は、架台1の回転リング2の回転と寝台6のスライドシートのスライドとを同期して制御する。システム制御部10は、システム全体の制御中枢として機能する。システム制御部10は、X線制御部8と架台/寝台制御部9とを制御し、その結果、被検体から見てX線源3が螺旋経路に沿って移動するいわゆるヘリカルスキャンを実行する。具体的には、回転リング2は、一定角速度で連続的に回転され、同時に、スライドシートは、一定速度で移動され、X線は、X線源3から一定角度間隔で連続的または断続的に放射される。なお、システム制御部10は、円軌道スキャンを実行してもよい。
二次元配列型X線検出器5の出力信号は、各チャネルのデータ収集部11によって増幅され、デジタル信号に変換され、投影データが生成される。データ収集部11からの投影データは、処理部12に供給される。処理部12は、投影データを利用して前述の各種処理を実行する。処理部12は、FS領域、拡張領域、及びPBS領域に、前述のように補間、バックプロジェクション、及び再構成を実行して、完全な長方形FOVに関する改善された画像を生成する。処理部12は、各ボクセルにおけるX線吸収を反映する逆投影データを決定する。X線コーンビームを利用するヘリカルスキャンシステムにおいて、イメージング領域(FOV)は、回転軸上に中心を有する円柱形状を有する。処理部12は、このイメージング領域内で複数のボクセル(三次元画素)を規定し、各ボクセルの逆投影データを求める。この逆投影データを利用してコンパイルされた三次元画像データまたは断層画像データは、表示部14に供給される。表示部14は、供給された三次元画像データを三次元画像として視覚的に表示し、あるいは、断層画像データを断層画像として視覚的に表示する。
図12に、本実施形態の一例を示す。ここで、256列で0.5mmの検出素子幅を有する検出器を利用して胴体ファントムにX線を照射した。図12の左側の画像は、従来のFDK−FS再構成により発生され、右側の画像は、本実施形態による方法により発生されたものである。従来の画像は、データが不十分なために角領域に強いアーチファクトが発生している。
図13、図14、及び図15に他の例を示す。検出器幅0.5mmで320列の検出器が利用された。図13、図14、及び図15の各々の図において、左側の画像は、従来のFDK−FS処理により発生され、右側の画像は、本実施形態により発生されたものである。図13では、従来の画像において欠損領域が隠され、本実施形態により処理された画像は、より優れたカバレッジと詳細とを有する。図14と図15との画像は、従来の画像の六角形FOVと、本実施形態に係る処理により発生された画像の長方形FOVとを示す。本実施形態に係る画像は、角領域に形状歪みを含まない良好なCT値を示している。
本実施形態は、コンピュータに前述の各種操作と機能とを実行させる記憶プログラムを含むコンピュータ可読媒体の形態で実施されてもよい。
以上の教示を鑑みて、本実施形態の多数の他の修正及び変形が可能である。この文書と式とは、湾曲検出器アレイに関して開発された。例えば、平面検出器アレイや他の検出器アレイの形状を実施することができる。画像は、コーンビーム(CB)ジオメトリまたはリビニングされたコーン―パラレル(CP)ジオメトリのいずれで再構成されてもよい。CPジオメトリは、計算を単純にするが、補間データを利用する追加のリサンプリングステップにより空間分解能が低下する。CBジオメトリをより適切に利用することにより空間分解能が維持される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…架台、2…回転リング、3…X線源、4…X線フィルタ、5…X線検出器、6…寝台、7…高電圧発生部、8…X線制御部、9…架台/寝台制御部、10…システム制御部、11…データ収集部、12…処理部、14…表示部

Claims (17)

  1. X線を発生するX線源と、
    前記X線源から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器を介して収集されたデータから前記被検体に関する全体画像を生成する処理部と、を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    前記全体画像のうちの第1の部分画像をフルスキャンデータを利用して再構成し、
    前記全体画像のうちの第2の部分画像をショートスキャンデータを利用して再構成し、
    前記フルスキャンデータから外挿されたデータを利用して前記全体画像のうちの第3の部分画像を再構成し、
    前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との合成画像を生成し、ここで、前記合成画像は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像とのオーバラップ部分を有し、前記オーバラップ部分は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との重み付き加算に関し、
    前記第1の部分画像、前記第2の部分画像、前記第3の部分画像、及び前記合成画像を利用して前記全体画像を生成し、
    (r,φ)に位置する画素に対する前記ショートスキャンデータの角度範囲は、β start (r,φ,z)=φ+π−Δβ(r,z)/2とβ end (r,φ,z)=φ+π+Δβ(r,z)/2=β start (r,φ,z)+Δβ(r,z)とにより規定され、ここで、
    Figure 0005641811
    であり、Rは、前記X線源から前記X線検出器の中心までの距離、Wは、前記X線検出器の前記中心における前記X線検出器の半値幅、zは、前記被検体の軸方向である、ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  2. X線を発生するX線源と、
    前記X線源から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器を介して収集されたデータから前記被検体に関する全体画像を生成する処理部と、を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    前記全体画像のうちの第1の部分画像をフルスキャンデータを利用して再構成し、
    前記全体画像のうちの第2の部分画像をショートスキャンデータを利用して再構成し、
    前記フルスキャンデータから外挿されたデータを利用して前記全体画像のうちの第3の部分画像を再構成し、
    前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との合成画像を生成し、ここで、前記合成画像は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像とのオーバラップ部分を有し、前記オーバラップ部分は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との重み付き加算に関し、
    前記第1の部分画像、前記第2の部分画像、前記第3の部分画像、及び前記合成画像を利用して前記全体画像を生成し、
    前記処理部は、各画素に冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記処理部は、
    Figure 0005641811
    を利用して前記画素に冗長度重み付けを適用し、ここで、
    Figure 0005641811
    であり、Nは、自然数であり、画像再構成に利用される1π分の円弧の数であり、
    Figure 0005641811
    である、ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記冗長度重み付けは、再構成画素の角度位置に依存する、ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記処理部は、再構成画素の半径方向の位置に依存する冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記処理部は、再構成画素のz方向の位置に依存する冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記処理部は、
    前記第2の部分画像のうちの第1領域を決定し、ここで、前記第1領域は前記第3の部分画像のうちの第2領域にオーバラップし、
    前記第1領域と前記第2領域との重み付き加算を合成して前記合成画像を生成し、
    前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との非オーバラップ部分を決定し、
    前記第1の部分画像、前記非オーバラップ部分、及び前記合成画像を利用して前記全体画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記処理部は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像とをフェザリングする、ことを特徴とする請求項1又は2記載のコンピュータ断層撮影装置。
  9. X線を発生するX線源と、
    前記X線源から発生され被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線検出器を介して収集されたデータから前記被検体に関する全体画像を生成する処理部と、を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    前記全体画像のうちの第1の部分画像をフルスキャンデータを利用して再構成し、
    前記全体画像のうちの第2の部分画像をショートスキャンデータを利用して再構成し、
    前記フルスキャンデータから外挿されたデータを利用して前記全体画像のうちの第3の部分画像を再構成し、
    前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との合成画像を生成し、ここで、前記合成画像は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像とのオーバラップ部分を有し、前記オーバラップ部分は、前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との重み付き加算に関し、
    前記第1の部分画像、前記第2の部分画像、前記第3の部分画像、及び前記合成画像を利用して前記全体画像を生成し、
    前記処理部は、
    前記第1の部分画像と前記第2の部分画像との第1の境界に関するデータに重みw=1を割り当て、
    前記第2の部分画像と前記第3の部分画像との第2の境界に関するデータに重みw=0を割り当て、
    前記第2の部分画像に亘って前記重みwを0と1との間で滑らかに変化させ、
    前記第2の部分画像と前記第3の部分画像とを式(Img=w×Img2+(w−1)×Img3)を利用して合成し、ここで、Imgは前記合成画像の所定の画素に関する画像データであり、Img2は前記第2の部分画像の所定の画素に関する画像データであり、Img3は前記第3の部分画像の所定の画素に関する画像データである、
    ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  10. 被検体にX線を照射するX線源と、
    前記被検体に関する画像データを得るX線検出器と、
    前記被検体に関する画像を再構成する処理部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    フルスキャンデータを利用して前記被検体に関する第1の画像を生成し、
    ショートスキャンデータを利用して前記被検体に関する第2の画像を生成し、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成し、
    前記差分画像を閾値処理して閾値画像を生成し、
    前記閾値画像をフィルタリングしてフィルタ画像を生成し、
    前記フィルタ画像と前記第2の画像とを加算して加算画像を生成し、
    前記第1の画像の部分と前記加算画像の部分とをフェザリングして第3の画像を生成し、
    前記第2の画像を生成することにおいて、(r,φ)に位置する画素の角度範囲は、β start (r,φ,z)=φ+π−Δβ(r,z)/2とβ end (r,φ,z)=φ+π+Δβ(r,z)/2=β start (r,φ,z)+Δβ(r,z)とにより規定され、ここで、
    Figure 0005641811
    であり、Rは、前記X線源から前記X線検出器の中心までの距離、Wは、前記X線検出器の中心における前記X線検出器の半値幅、zは、前記被検体の軸方向である、
    ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  11. 被検体にX線を照射するX線源と、
    前記被検体に関する画像データを得るX線検出器と、
    前記被検体に関する画像を再構成する処理部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    フルスキャンデータを利用して前記被検体に関する第1の画像を生成し、
    ショートスキャンデータを利用して前記被検体に関する第2の画像を生成し、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成し、
    前記差分画像を閾値処理して閾値画像を生成し、
    前記閾値画像をフィルタリングしてフィルタ画像を生成し、
    前記フィルタ画像と前記第2の画像とを加算して加算画像を生成し、
    前記第1の画像の部分と前記加算画像の部分とをフェザリングして第3の画像を生成し、
    前記処理部は、前記第1の画像と前記第2の画像とにおける各画素に冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記処理部は、
    Figure 0005641811
    を利用して前記画素に冗長度重み付けを適用し、ここで、
    Figure 0005641811
    であり、Nは、自然数であり、画像再構成に利用される1π分の円弧の数であり、
    Figure 0005641811
    である、ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ断層撮影装置。
  13. 前記処理部は、再構成画素の角度位置に依存する冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ断層撮影装置。
  14. 前記処理部は、再構成画素の半径方向の位置に依存する冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ断層撮影装置。
  15. 前記処理部は、再構成画素のz方向の位置に依存する冗長度重み付けを適用する、ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ断層撮影装置。
  16. 被検体にX線を照射するX線源と、
    前記被検体に関する画像データを得るX線検出器と、
    前記被検体に関する画像を再構成する処理部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    フルスキャンデータを利用して前記被検体に関する第1の画像を生成し、
    ショートスキャンデータを利用して前記被検体に関する第2の画像を生成し、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成し、
    前記差分画像を閾値処理して閾値画像を生成し、
    前記閾値画像をフィルタリングしてフィルタ画像を生成し、
    前記フィルタ画像と前記第2の画像とを加算して加算画像を生成し、
    前記第1の画像の部分と前記加算画像の部分とをフェザリングして第3の画像を生成し、
    前記処理部は、さらに、前記第1の画像と前記第2の画像との合成画像を生成し、
    前記合成画像は、前記第1の画像と前記第2の画像とのオーバラップ部分の重み付け加算である、
    ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
  17. 被検体にX線を照射するX線源と、
    前記被検体に関する画像データを得るX線検出器と、
    前記被検体に関する画像を再構成する処理部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影装置であって、
    前記処理部は、
    フルスキャンデータを利用して前記被検体に関する第1の画像を生成し、
    ショートスキャンデータを利用して前記被検体に関する第2の画像を生成し、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像を生成し、
    前記差分画像を閾値処理して閾値画像を生成し、
    前記閾値画像をフィルタリングしてフィルタ画像を生成し、
    前記フィルタ画像と前記第2の画像とを加算して加算画像を生成し、
    前記第1の画像の部分と前記加算画像の部分とをフェザリングして第3の画像を生成し、
    データは、前記フルスキャンデータが揃っている部分に隣接し、且つ前記ショートスキャンデータにオーバラップする画像の領域全体にわたって外挿され、
    前記領域のうちの、前記フルスキャンデータに隣接する一端に位置するデータに重みw=1を割り当て、
    前記領域のうちの、前記ショートスキャンデータに交差する最遠範囲に位置するデータに重みw=0を割り当て、
    前記領域に亘って前記重みwを1と0との間で滑らかに変化させ、
    外挿画像のデータとショートスキャンデータとを式(Img=w×Img2+(w−1)×Img3)を利用して合成し、ここで、Imgは、所定の画素における合成画像のデータであり、Img2は、所定の画素における外挿画像のデータであり、Img3は、所定の画素におけるショートスキャンデータである、
    ことを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。
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