JP5641401B2 - Iii族窒化物結晶基板の製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物結晶基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、III族窒化物結晶基板の製造方法に関する。
窒化ガリウム(GaN)などによって代表されるIII族窒化物結晶は、発光ダイオードやレーザーダイオードなどの発光デバイス、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)などの高周波・高出力の電子デバイスに適用される物質として有用である。
III族窒化物結晶は、例えば、有機金属気相成長法(MOCVD法)、分子線エピタキシ法(MBE法)またはハイドライド気相成長法(HVPE法)といったエピタキシャル成長法により、(0001)面を主面とするサファイア基板または(111)面を主面とするGaAs基板などの主面上に結晶成長させることにより製造されうる。このため、通常は、III族窒化物結晶基板は、(0001)面を主面として有する。(0001)面を主面として有するIII族窒化物結晶基板の主面上にMQW(多重量子井戸)構造の発光層を形成させた発光デバイスは、III族窒化物結晶が有する<0001>方向の極性により、発光層内において自発分極が生じるため、発光効率が低下する。
(0001)以外の面を主面として有するIII族窒化物結晶基板は、例えば、次のようにして製造されうる。(0001)面を主面として成長したIII族窒化物結晶を斜めにスライスして、それによって得られた基板を所望の形状に整えた後、裏面の加工歪を除去して、基板をプレートに固定してラッピング/ポリッシングを行い所定の厚みにする。
基板をラッピング/ポリッシングのためにプレートに固定する方法としては、ワックスを用いるワックス法と、ワックスを用いないワックスレス法とがある(特許文献1−5)。
特開平9−27467号公報 特開2002−261058号公報 特開2008− 60598号公報 特開2004−200438号公報 特開2003−218075号公報
ワックス法では、研磨の終了後にワックスを除去する必要があり、そのための洗浄に多大な時間を要する。ワックスを効率的に除去するための方法は、まだ提案されていない。ワックスレス法は、ワックスの除去のための洗浄が不要ではあるが、現状では、10時間以上に及びうる研磨工程においては、基板の固定が確実である点でワックス法が有利である。
しかしながら、ワックス法で基板をプレートに固定した状態で化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)工程を実施し、その後に、ワックスを除去するために酸やアルカリで基板を洗浄する方法では、特に、窒素面と呼ばれる(000−1)面や、半極性面と呼ばれる(11−22)面および(10−11)面を主面とする基板では、エッチング反応によって基板の主面に荒れが発生しうる。
なお、本明細書においては、上述の特許文献におけるワックスという用語に代えてホットメルト接着剤という用語を使用する。ホットメルト接着剤は、加熱すると軟化し、外力を加えて変形あるいは流動させることができるといった熱可塑性を有する。そして、温度を下げると硬くなり、再び加熱すると軟化する。
本発明は、表面品質の良いIII族窒化物結晶基板、例えば、表面へのホットメルト接着剤や研磨剤の付着が少なく表面の荒れの小さいIII族窒化物結晶基板を製造するために有利な方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、III族窒化物結晶基板の製造方法に係り、前記製造方法は、第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶の前記第2面を支持体に向けてホットメルト接着剤を用いることなく前記支持体に固定する固定工程と、前記支持体に固定された前記III族窒化物結晶の前記第1面を化学機械研磨する研磨工程と、前記研磨工程の後に、前記第1面をスクラブ洗浄するスクラブ洗浄工程とを含み、前記スクラブ洗浄工程は、前記第1面とパッドとの間に中性界面活性剤を与えた状態で前記III族窒化物結晶と前記パッドとを相対的に運動させることによって前記第1面をスクラブ洗浄する第1スクラブ洗浄工程と、前記第1スクラブ洗浄工程の後に、前記第1面と前記パッドとの間に純水を与えた状態で前記III族窒化物結晶と前記パッドとを相対的に運動させることによって前記第1面をスクラブ洗浄する第2スクラブ洗浄工程と、前記第2スクラブ洗浄工程の後に前記パッドを洗浄するパッド洗浄工程と、前記パッド洗浄工程の後に前記第1面とパッドとの間に純水を与えた状態で前記III族窒化物結晶と前記パッドとを相対的に運動させることによって前記第1面をスクラブ洗浄する第3スクラブ洗浄工程とを含む
本発明の第2の側面は、III族窒化物結晶基板の製造方法に係り、前記製造方法は、第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶の前記第2面をホットメルト接着剤によって研磨プレートに固定した状態で前記第1面を化学機械研磨する工程と、前記研磨プレートから前記III族窒化物結晶を剥離する剥離工程と、前記剥離工程の後に、前記III族窒化物結晶の前記第2面を支持体に向けてホットメルト接着剤を用いることなく前記支持体に固定する固定工程と、前記支持体に固定された前記III族窒化物結晶の前記第1面を化学機械研磨する研磨工程と、前記研磨工程の後に、前記第1面をスクラブ洗浄するスクラブ洗浄工程とを含む。
本発明の好適な実施形態において、前記固定工程において前記支持体に固定された前記III族窒化物結晶は、前記スクラブ洗浄工程の後に前記支持体から剥離されうる。
本発明の好適な実施形態において、前記固定工程では、加熱発泡粘着テープによって前記III族窒化物結晶の前記第2面を前記支持体に固定しうる。
本発明の好適な実施形態において、前記第1面は、(000−1)面、(11−22)面および(10−11)面から選択される1つの面または当該面に対してオフ角を有する面でありうる。
本発明の好適な実施形態において、前記研磨工程の後における前記第1面の表面粗さ(Rmax)が5nm以下になるように前記研磨工程が実施されうる。
本発明の第の側面は、III族窒化物結晶基板の製造方法に係り、前記製造方法は、第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶の前記第2面を研磨プレートに向けてホットメルト接着剤によって前記研磨プレートに固定した状態で前記第1面を化学機械研磨する第1研磨工程と、前記研磨工程の後に、前記III族窒化物結晶の前記第2面を支持体に向けてホットメルト接着剤を用いることなく前記支持体に固定した状態で前記第1面を化学機械研磨する第2研磨工程とを含む。
本発明の好適な実施形態において、前記第1研磨工程の後であって前記第2研磨工程の前に、前記III族窒化物結晶を前記研磨プレートから取り外して有機溶剤によって洗浄する洗浄工程を更に含みうる。
本発明の好適な実施形態において、前記第2研磨工程では、加熱発泡粘着テープによって前記III族窒化物結晶の前記第2面を前記支持体に固定しうる。
本発明の好適な実施形態において、前記第2研磨工程の後における前記第1面の表面粗さ(Rmax)が5nm以下になるように前記第1研磨工程および前記第2研磨工程が実施されうる。
本発明によれば、表面品質の良いIII族窒化物結晶基板、例えば、表面へのホットメルト接着剤や研磨剤の付着が少なく表面の荒れの小さいIII族窒化物結晶基板を製造するために有利な方法が提供される。
本発明の好適な実施形態のIII族窒化物結晶基板の製造方法を示す図である。 ホットメルト接着剤によってIII族窒化物結晶を研磨プレートに固定して第1面(主面)を化学機械研磨する工程を模式的に示す図である。 III族窒化物結晶を研磨プレートから剥離する工程を模式的に示す図である。 ホットメルト接着剤を用いることなくIII族窒化物結晶を支持体に固定して第1面(主面)を化学機械研磨する工程を模式的に示す図である。 ホットメルト接着剤を用いることなくIII族窒化物結晶が支持体に固定された状態で第1面(主面)をスクラブ洗浄する工程を模式的に示す図である。 実施例および比較例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
まず、第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶を形成する方法を例示的に説明する。III族窒化物結晶は、よく知られているように、六方晶系結晶構造(ウルツ鋼型結晶構造)を有する。ここでは、六方晶系結晶構造において、窒素で終端された窒素面(N面)と呼ばれる(000−1)面を第1面(主面)とするIII族窒化物結晶の製造方法を例示的に説明するが、III族窒化物結晶は、例えば、半極性面と呼ばれる(11−22)面および(10−11)面を第1面(主面)とする部材であってもよいし、他の半極性面、または極性面を第1面(主面)とする部材であってもよい。なかでも、本発明の効果がより顕著に見られることから、III族窒化物結晶は、(000−1)面、(11−22)面および(10−11)面から選択される1つの面または当該面に対してオフ角を有する面を第1面(主面)とすることが好ましい。これらのN極性面は酸やアルカリでエッチングされやすいため、CMPで用いられるシリカなどを除去するための酸やアルカリでの洗浄工程に不向きであるため、本発明における効果が顕著に見られる。
ここで、オフ角は通常0.1°以上であって、25°以下であることが好ましく、10°以下であることがより好ましく、5°以下であることが更に好ましい。オフ角がこの範囲にあれば、N極性面と略同等の性質を有するため、本発明の効果を顕著に発揮することができる。
本発明で用いられるIII族窒化物結晶の形状や大きさは特に限定されない。III族窒化物結晶基板を製造するためには、研磨工程やスクラブ工程の前に、スライス、研削などの加工を施して所望の面方位を有するIII族窒化物結晶としておくことが好ましい。スライス、研削などの加工方法については、通常用いられる方法、条件を適用することができるが、具体的には、次のような方法で行うことができる。
まず、直径が2インチ以上で厚み2mmのアズグロウン結晶の外周部を、ビトリファイド砥石を用いて加工し、直径を50mmにした。次に、ホットメルト接着剤を用いて、(000−1)面の側がセラミックスプレートと接触するように該結晶をセラミックスプレートに固定し、ビトリファイド砥石を用いて、(000−1)面の反対側の面である(0001)面を平坦に加工し、ダイヤスラリーを用いてラッピングを実施した。次に、ポリッシングにより加工歪を除去した後に、セラミックスプレートから結晶を取り外し、IPAによってホットメルト接着剤を除去した。その後、ホットメルト接着剤を用いて、(0001)面の側がセラミックスプレートと接触するように結晶をセラミックスプレートに固定し、ビトリファイド砥石を用いて、(000−1)面を平坦に加工し、ダイヤスラリーを用いてラッピングを実施した。これにより、(000−1)面を第1面(主面)とし、(0001)面を第2面とするIII族窒化物結晶が得られた。
以下、図1〜図5を参照しながら本発明の好適な実施形態のIII族窒化物結晶基板の製造方法を説明するが、本発明の製造方法はこれに限定されるものではなく、本発明の効果を奏するために後述する全ての工程を必須とするものではない。ここでは、上記のIII族窒化物結晶に代表されるIII族窒化物結晶150に対して図1に示す工程を施すことによってIII族窒化物結晶基板を製造する例を説明する。
まず、S10では、図2(a)に例示するように、(000−1)面を第1面(主面)150aとし、(0001)面を第2面150bとするIII族窒化物結晶150の第2面150bをホットメルト接着剤160によって支持体である研磨プレート100に固定する。
次いで、S20(第1研磨工程)では、図2(b)に例示するように、研磨プレート100に固定されたIII族窒化物結晶150の第1面150aとパッド200との間に研磨剤としてコロイダルシリカスラリーを与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド200とを相対的に運動させることによって第1面150aを化学機械研磨(CMP)する。この研磨工程の後に、第1面150aをスクラブ洗浄してもよい。スクラブ洗浄後の第1面150aをAFM観察すると、原子ステップが確認される。なお、S10及びS20は、任意的に実施される工程である。
次いで、S30(剥離工程)では、図3に例示するように、ホットプレート300によってホットメルト接着剤160を加熱することによってホットメルト接着剤160を流動状態にし、研磨プレート100からIII族窒化物結晶150を取り外す。
次いで、S40(洗浄工程)では、研磨プレート100から取り外したIII族窒化物結晶150を有機溶剤によって洗浄する。有機溶剤による洗浄工程は、例えば、沸騰したIPA(イソプロピルアルコール)にIII族窒化物結晶150を浸漬する工程を含みうる。この有機溶剤による洗浄によって、III族窒化物結晶150に付着している大部分のホットメルト接着剤160は除去されるが、有機溶剤中に溶け出したホットメルト接着剤160は、III族窒化物結晶150の第1面150aおよび第2面150bに再付着する。有機溶剤による洗浄後の第1面150aをAFM観察すると、多数のホットメルト接着剤の付着物が確認される。
特に、窒素面と呼ばれる(000−1)面である第1面150aには、ホットメルト接着剤が強固に付着しやすく、除去しにくい。半極性面と呼ばれる(11−22)面および(10−11)面を第1面50aとした場合においても同様である。また、(000−1)面、(1112)面または(10−11)面を第1面150aとするIII族窒化物結晶150は、酸やアルカリによって洗浄されると、エッチング反応によって荒れやすい。
次に、S50(固定工程)では、図4(a)に例示するように、III族窒化物結晶150の第2面150bを支持体400に向けて、ホットメルト接着剤を用いることなく、支持体400に固定する。ここで、支持体400は、前述の研磨プレート100であってもよい。ここで、III族窒化物結晶150の第2面150bは、例えば、加熱発泡粘着テープ401によって支持体400に固定されうる。加熱発泡粘着テープについては、特開2002−309222号公報に開示されており、同公報に開示された加熱発泡粘着テープを使用することができる。ここで、III族窒化物結晶150の第2面150bと支持体400との間に、第2面150bの側から、加熱発泡粘着テープ401、両面テープ402、耐熱テープ403を順に配置してIII族窒化物結晶150を支持体400に固定してもよい。ここで、加熱発泡粘着テープ401としては、例えば、ソマール株式会社製から入手可能な「ソマタックTE」が好適である。なお、支持体400へのIII族窒化物結晶150の固定方法は、加熱発泡粘着テープ401を使用する方法に限定されるものではなく、種々の方法、例えば、真空吸着法、静電吸着法、液体の表面張力を使用する方法、多孔質体からなる吸着パッドを使用する方法、メカニカルチャックを用いる方法等を採用しうる。
次に、S60(研磨工程あるいは第2研磨工程)では、支持体400に固定されたIII族窒化物結晶150の第1面150aを化学機械研磨する。S60の実施によって、洗浄工程(S40)等において第1面150aに付着しうるホットメルト接着剤160を除去することができる。S60は、S20が実施される場合には、S20に対する追加的な研磨工程として考えることができる。S60では、具体的には、図4(b)に例示的に示すように、支持体400に固定されたIII族窒化物結晶150の第1面150aとパッド500との間に研磨剤としてコロイダルシリカスラリーを与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aを化学機械研磨する。ここで、パッド500は、前述のパッド200であってもよい。S60の実施によって、第1面150aに付着しているホットメルト接着剤160が除去されうる。
研磨工程(S20およびS60)は、研磨工程(S60)の後または最終工程の後における第1面150aの表面粗さ(Rmax)が5nm以下になるように実施されることが好ましく、3nm以下になるように実施されることがより好ましく、1.7nm以下になるように実施されることが更に好ましい。表面粗さ(Rmax)が小さいほど、コロイダルシリカなどの研磨剤やホットメルト接着剤などの付着物が低減され、得られるIII族窒化物結晶基板の表面が清浄な状態であるといえる。
また、研磨工程(S20およびS60)は、研磨工程(S60)の後または最終工程の後における第1面150aの表面粗さ(Rms)が1nm以下になるように実施されることが好ましく、0.5nm以下になるように実施されることがより好ましく、0.3nm以下になるように実施されることが更に好ましい。表面粗さ(Rms)が小さいほど、基板表面のホットメルト剤や界面活性剤の付着物が除去され、得られるIII族窒化物結晶基板の表面が平滑な状態であるといえる。
次に、S70(スクラブ洗浄工程)では、第1面150aをスクラブ洗浄する。S70は、S60で使用される装置を用いてもよいし、異なる装置を用いてもよい。S70は、S60で使用される研磨剤を除去するために効果的である。S70では、酸やアルカリではなく、中性界面活性剤および/または水を使うことが好ましい。
S70(スクラブ洗浄工程)は、第1スクラブ洗浄工程と、それに続く第2スクラブ洗浄工程とを含みうる。第1スクラブ洗浄工程では、第1面150aとパッド500との間に中性界面活性剤を与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aがスクラブ洗浄されうる。第2スクラブ洗浄工程では、第1面150aとパッド500との間に純水を与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aがスクラブ洗浄されうる。
S70(スクラブ洗浄工程)は、第2スクラブ洗浄工程の後に、パッド500に付着している中性界面活性剤を除去するためにパッド500を洗浄するパッド洗浄工程と、その後に実施される第3スクラプ洗浄工程とを含んでもよい。パッド洗浄工程では、パッド500の表面に純水を提供しながらブラシで擦ることによって、パッド500の表面に残っている界面活性剤を除去する工程を含みうる。第3スクラブ洗浄工程では、第1面150aとパッド500との間に純水を与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aがスクラブ洗浄されうる。
第1スクラブ洗浄工程は、例えば、以下の条件で実施されうる。
・パッド500の材料:ポリウレタン、不織布、スエード
・パッド500の直径:30〜100cm
・支持体400の直径:10〜30cm
・支持体400をパッド500に押し付ける圧力:50〜500g/cm 好ましくは200〜500g/cm
・支持体400の回転数:30〜100rpm、好ましくは50〜100rpm
・パッド500の回転数:30〜100rpm、好ましくは50〜100rpm
・処理時間:1〜10分、好ましくは5〜10分
第2スクラブ洗浄工程は、例えば、以下の条件で実施されうる。
・パッド500の材料:ポリウレタン、不織布、スエード
・パッド500の直径:30〜100cm
・支持体400の直径:10〜30cm
・支持体400をパッド500に押し付ける圧力:50〜500g/cm
・支持体400の回転数:30〜100rpm
・パッド500の回転数:30〜100rpm
・処理時間:1〜10分、好ましくは5〜10分
第3スクラブ洗浄工程は、例えば、以下の条件で実施されうる。
・パッド500の材料:ポリウレタン、不織布、スエード
・パッド500の直径:30〜100cm
・支持体400の直径:10〜30cm
・支持体400をパッド500に押し付ける圧力:50〜500g/cm、好ましくは200〜500g/cm
・支持体400の回転数:30〜100rpm、好ましくは50〜100rpm
・パッド500の回転数:30〜100rpm、好ましくは50〜100rpm
・処理時間:1〜10分、好ましくは5〜10分
ここで、1つの例において、パッド500の材料はポリウレタン、パッド500の直径は36cm、支持体400の直径は17cm、支持体400をパッド500に押し付ける圧力は300g/cm、支持体400の回転数は70rpm、パッド500の回転数は70rpm、とされ、第1スクラブ洗浄工程は10分間、第2スクラブ洗浄工程は10分間、第3スクラブ洗浄工程は5分間実施されうる。S70(スクラブ洗浄工程)は、最後に、III族窒化物結晶150の上の純水をエアーによって飛ばす乾燥工程を含みうる。S70(スクラブ洗浄工程)の後に第1面150aをAFM観察すると、付着物が除去されていることが確認される。
次に、S80(剥離工程)では、ホットプレートによって加熱発泡粘着テープ401を加熱することによって加熱発泡粘着テープ401を発泡させ、支持体400からIII族窒化物結晶150を剥離する。以上の工程を経て、III族窒化物結晶150を処理した結果物としてのIII族窒化物結晶基板が製造される。
以下、本発明の実施例1〜5および比較例を説明する。
実施例1は、窒素面と呼ばれる(000−1)面を第1面150aとして、図1に示す製造方法に従ってIII族窒化物結晶基板を製造した例である。
より具体的には、S10において、図2(a)に示すように、(000−1)面を第1面(主面)150aとし、(0001)面を第2面150bとするIII族窒化物結晶150の第2面150bをホットメルト接着剤160によって研磨プレート100に固定した。
次いで、S20(第1研磨工程)では、図2(b)に示すように、研磨プレート100に固定されたIII族窒化物結晶150の第1面150aとパッド200との間に研磨剤としてコロイダルシリカスラリーを与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド200とを相対的に運動させることによって第1面150aを化学機械研磨(CMP)した。
次いで、S30(剥離工程)では、図3に示すように、ホットプレート300によってホットメルト接着剤160を加熱することによってホットメルト接着剤160を流動状態にし、研磨プレート100からIII族窒化物結晶150を取り外した。
次いで、S40(洗浄工程)では、研磨プレート100から取り外したIII族窒化物結晶150を有機溶剤によって洗浄した。この洗浄工程では、沸騰したIPA(イソプロピルアルコール)にIII族窒化物結晶150を浸漬した。有機溶剤による洗浄後の第1面150aをAFM観察したところ、多数のホットメルト接着剤の付着物が確認された。
次いで、S50(固定工程)では、図4(a)に示すように、III族窒化物結晶150の第2面150bを支持体400に向けて、ホットメルト接着剤を用いることなく、加熱発泡粘着テープ401としての「ソマタックTE」によって支持体400に固定した。
次いで、S60(研磨工程あるいは第2研磨工程)では、支持体400に固定されたIII族窒化物結晶150の第1面150aを化学機械研磨した。
次いで、S70(スクラブ洗浄工程)では、S60で使用された装置を用いて、第1面150aをスクラブ洗浄した。このスクラブ洗浄は、第1スクラブ洗浄工程と、それに続く第2スクラブ洗浄工程と、それに続くパッド洗浄工程と、それに続く第3スクラプ洗浄工程とを含む。第1スクラブ洗浄工程では、第1面150aとパッド500との間に中性界面活性剤を与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aを10分間にわたってスクラブ洗浄した。第2スクラブ洗浄工程では、第1面150aとパッド500との間に純水を与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aを10分間にわたってスクラブ洗浄した。パッド洗浄工程では、パッド500の表面に純水を提供しながらブラシで擦ることによって、パッド500の表面に残っている界面活性剤を除去した。第3スクラブ洗浄工程では、第1面150aとパッド500との間に純水を与えた状態でIII族窒化物結晶150とパッド500とを相対的に運動させることによって第1面150aを5分間にわたってスクラブ洗浄した。最後に、III族窒化物結晶150の上の純水をエアーによって飛ばす乾燥工程を実施した。
ここで、パッド500の材料はポリウレタン、パッド500の直径は36cm、支持体400の直径は17cm、支持体400をパッド500に押し付ける圧力は300g/cm、支持体400の回転数は70rpm、パッド500の回転数は70rpmとした。
実施例2は、(10−11)面を第1面150aとし、(10−1−1)を第2面150bとする以外は、実施例1と同一の方法でIII族窒化物結晶基板を製造した例である。
実施例3は、(11−22)面を第1面150aとし、(11−2−2)面を第2面150bとする以外は、実施例1と同一の方法でIII族窒化物結晶基板を製造した例である。
実施例4は、スクラブ洗浄工程(S70)におけるパッド洗浄工程および第3スクラブ洗浄工程を省略する以外は実施例1と同一の方法でIII族窒化物結晶基板を製造した例である。
実施例5は、スクラブ洗浄工程(S70)における第1スクラブ洗浄工程、パッド洗浄工程および第3スクラブ洗浄工程を省略する以外は実施例1と同一の方法でIII族窒化物結晶基板を製造した例である。
比較例は、研磨工程(S60)を省略する以外は実施例1と同一の方法でIII族窒化物結晶基板を製造した例である。
図6は、本発明の実施例1〜5および比較例を示す。なお、図6における「レ」は、該当する工程を実施したことを意味する。実施例1〜5では、最終工程の後における第1面150aの表面粗さ(Rmax)が5nm以下であった。最終工程の後のSEM観察において、実施例1〜3では界面活性剤痕やコロイダルシリカが観察されなかったが、実施例4では界面活性剤痕が観察され、実施例5ではコロイダルシリカが観察された。
比較例では、最終工程の後における付着物が多く、表面粗さRms及びRmaxも大きかった。

Claims (11)

  1. 第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶の前記第2面を支持体に向けてホットメルト接着剤を用いることなく前記支持体に固定する固定工程と、
    前記支持体に固定された前記III族窒化物結晶の前記第1面を化学機械研磨する研磨工程と、
    前記研磨工程の後に、前記第1面をスクラブ洗浄するスクラブ洗浄工程と、を含み、
    前記スクラブ洗浄工程は、
    前記第1面とパッドとの間に中性界面活性剤を与えた状態で前記III族窒化物結晶と前記パッドとを相対的に運動させることによって前記第1面をスクラブ洗浄する第1スクラブ洗浄工程と、
    前記第1スクラブ洗浄工程の後に、前記第1面と前記パッドとの間に純水を与えた状態で前記III族窒化物結晶と前記パッドとを相対的に運動させることによって前記第1面をスクラブ洗浄する第2スクラブ洗浄工程と、
    前記第2スクラブ洗浄工程の後に前記パッドを洗浄するパッド洗浄工程と、
    前記パッド洗浄工程の後に前記第1面とパッドとの間に純水を与えた状態で前記III族窒化物結晶と前記パッドとを相対的に運動させることによって前記第1面をスクラブ洗浄する第3スクラブ洗浄工程と、を含む
    ことを特徴とするIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  2. 第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶の前記第2面をホットメルト接着剤によって研磨プレートに固定した状態で前記第1面を化学機械研磨する工程と、
    前記研磨プレートから前記III族窒化物結晶を剥離する剥離工程と、
    前記剥離工程の後に、前記III族窒化物結晶の前記第2面を支持体に向けてホットメルト接着剤を用いることなく前記支持体に固定する固定工程と、
    前記支持体に固定された前記III族窒化物結晶の前記第1面を化学機械研磨する研磨工程と、
    前記研磨工程の後に、前記第1面をスクラブ洗浄するスクラブ洗浄工程と、
    を含むことを特徴とするIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  3. 前記固定工程の前に、前記研磨プレートから剥離した前記III族窒化物結晶を有機溶剤によって洗浄する洗浄工程を更に含むことを特徴とする請求項2に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  4. 前記固定工程において前記支持体に固定された前記III族窒化物結晶は、前記スクラブ洗浄工程の後に前記支持体から剥離される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  5. 前記固定工程では、加熱発泡粘着テープによって前記III族窒化物結晶の前記第2面を前記支持体に固定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  6. 前記第1面は、(000−1)面、(11−22)面および(10−11)面から選択される1つの面または当該面に対してオフ角を有する面である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  7. 前記研磨工程の後における前記第1面の表面粗さ(Rmax)が5nm以下になるように前記研磨工程が実施される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  8. 第1面およびその反対側の第2面を有するIII族窒化物結晶の前記第2面を研磨プレートに向けてホットメルト接着剤によって前記研磨プレートに固定した状態で前記第1面を化学機械研磨する第1研磨工程と、
    前記研磨工程の後に、前記III族窒化物結晶の前記第2面を支持体に向けてホットメルト接着剤を用いることなく前記支持体に固定した状態で前記第1面を化学機械研磨する第2研磨工程と、
    を含むことを特徴とするIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  9. 前記第1研磨工程の後であって前記第2研磨工程の前に、前記III族窒化物結晶を前記研磨プレートから取り外して有機溶剤によって洗浄する洗浄工程を更に含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  10. 前記第2研磨工程では、加熱発泡粘着テープによって前記III族窒化物結晶の前記第2面を前記支持体に固定する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
  11. 前記第2研磨工程の後における前記第1面の表面粗さ(Rmax)が5nm以下になるように前記第1研磨工程および前記第2研磨工程が実施される、
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のIII族窒化物結晶基板の製造方法。
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