JP5640515B2 - 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法 - Google Patents

電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5640515B2
JP5640515B2 JP2010160412A JP2010160412A JP5640515B2 JP 5640515 B2 JP5640515 B2 JP 5640515B2 JP 2010160412 A JP2010160412 A JP 2010160412A JP 2010160412 A JP2010160412 A JP 2010160412A JP 5640515 B2 JP5640515 B2 JP 5640515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonance element
power
relay
resonance
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010160412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012023878A (ja
Inventor
浦本 洋一
洋一 浦本
隆 成清
隆 成清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2010160412A priority Critical patent/JP5640515B2/ja
Priority to US13/178,589 priority patent/US9077193B2/en
Priority to CN201110191212.9A priority patent/CN102340186B/zh
Publication of JP2012023878A publication Critical patent/JP2012023878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5640515B2 publication Critical patent/JP5640515B2/ja
Priority to US14/724,264 priority patent/US9577439B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/50Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using additional energy repeaters between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Waveguide Connection Structure (AREA)

Description

本発明は、電力伝送中継装置(中継端末、レピータ)、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法に関する。より詳細には、共鳴型を適用して非接触(ワイヤレス)で電力伝送を行なう技術に関する。
電力給電装置(電力供給装置、送電端末)から電力受電装置(受電端末)に対して非接触で電力を伝送する方法が種々提案されている。非接触で電力を伝送する方法は、「非接触給電」、「ワイヤレス給電」、「ワイヤレス電力伝送」などと称され、受電側の電子機器の電力源として使用されることもあれば、電力受電装置を充電器として構成することで、ワイヤレスで電子機器の2次電池を充電するのに使用されることもある。
非接触電力伝送の原理は、電磁エネルギを利用するものであり、放射型(電波受信型、電波収穫型)と非放射型に大別される。放射型は、さらにマイクロ波型とレーザ型に区別され、非放射型はさらに電磁誘導型と共鳴型(電磁共鳴型とも称する)に区別される。今日では、効率や伝送距離、位置ずれや角度ずれなどの側面で有利な電場又は磁場の共鳴を利用した「共鳴型」が着目されており、その中でも特に、生物体によるエネルギ吸収の影響の少ない(誘電体の損失の少ない)磁場の共鳴を利用する磁界共鳴型や磁気共鳴型と称される方式(国際公開第2009/140506号パンフレットを参照)が注目されている。
国際公開第2009/140506号パンフレット
共鳴型は、電力を供給する電力供給装置に備えられた共振器(共鳴素子)と、電力供給装置から供給される電力を受ける電力受電装置に備えられた共振器(共鳴素子)との間の電場又は磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を伝送する方式である。電場の共鳴を利用する方式を以下では電界共鳴型と記述し、磁場の共鳴を利用する方式を以下では磁界共鳴型と記述する。
しかしながら、共鳴を利用した電力伝送装置は、共振器間の最大伝送効率は共振器のQ値と共振器間の結合係数kの積(k×Q)によって決定され、結合係数kは共振器間の距離にも依存する。一例として、共振器間の距離が離れる程、電力の伝送効率が低下する。
この対策として、共振器間に第3の共振器を電力伝送中継装置(レピータ)として配置して電力を中継することで距離特性を改善する(伝送距離を延す)ことが考えられる。この場合、電力伝送中継装置をどのような位置に配置するかや、どのようにして決められた(最適な)位置に配置するかが問題となる。
本発明は、共鳴を利用した電力伝送技術の適用において、電力伝送中継装置(特に中継共鳴素子)を適切な方法で配置することのできる技術、及び/又は、電力伝送中継装置(特に中継共鳴素子)を適切な位置に配置することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明においては、給電共鳴素子及び給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、共鳴方式によって電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置と、電力供給装置と電力受電装置との間に配置され、給電共鳴素子と受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子を有する電力伝送中継装置とを備えて非接触型の電力伝送装置を構成する。
電力伝送中継装置は、中継共鳴素子が、絶縁部材で予め定められた位置に固定されているものとする。絶縁部材は、共鳴方式による電力伝送に耐え得るだけの耐力を有するものとする。
このような中継端末を製造するに当たっては、中継共鳴素子を、絶縁部材で予め定められた位置に固定すればよい。この際には例えば、中継共鳴素子を内部に収容し得る箱体の内部に中継共鳴素子を収容した後に、絶縁部材で箱体の内部を充填する方法や、中継共鳴素子を整列配置させるための区分け機構の区分けされたそれぞれの区分の何れかに中継共鳴素子を設置した後に、絶縁部材で中継共鳴素子を固定する手法を採るとよい。
本発明によれば、共鳴型の非接触電力伝送の適用において、電力電力伝送中継装置を用いることで距離特性を改善することができる。加えて、中継共鳴素子を用いた場合の伝送特性を劣化させないように適切な方法で中継共鳴素子を固定することができる。複数の中継共鳴素子を配置する場合にも、複数の中継共鳴素子を用いた場合の伝送特性を劣化させないように各中継共鳴素子を適切な方法で適切な位置に配置することができる。
図1は、本実施形態の非接触電力伝送装置の全体構成の概要を示す図である。 図2(A)〜図2(C)は、共鳴関係について説明する図(中継端末が存在しない場合)である。 図3(A)〜図3(C)は、共鳴関係について説明する図(中継端末が存在する場合)である。 図4(A)〜図4(C)は、電磁共鳴の回路解析を説明する図である。 図5は、2つのレピータ同士が近接した際の電気的特性を説明する図である。 図6(A)〜図6(B)((B−1)〜(B−3))は、実施例1(第1例)のレピータ配置手法を説明する図である。 図7(A)〜図7(B)は、実施例1(第2例)のレピータ配置手法を説明する図である。 図8(A)〜図8(B)は、実施例1(第3例)のレピータ配置手法を説明する図である。 図9は、実施例1(第4例)のレピータ配置手法を説明する図である。 図10(A)〜図10(C)は、実施例2(第1例)のレピータ配置手法を説明する図である。 図11は、実施例2(第2例)のレピータ配置手法を説明する図である。 図12は、実施例2(第3例)のレピータ配置手法を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行なう。
1.全体概要(構成、共鳴関係)
2.配置上の問題点と対策原理(固定手法、複数のレピータの配置手法)
3.実施例1(第1例〜第4例)
4.実施例2(第1例〜第3例)
<全体概要>
[構成]
図1は、本実施形態の非接触電力伝送装置の全体構成の概要を示す図である。本実施形態の非接触電力伝送装置1は、送電端末3(電力供給装置)、中継端末5(電力伝送中継装置)、受電端末7(電力受電装置)を備える。
送電端末3は、交流電流を生成する給電電源部32、給電電源部32で生成された電流の供給を受ける給電共鳴素子38(送電用共振器)を有する。
給電電源部32は、電磁誘導結合により給電共鳴素子38を励振する給電励振素子34、給電励振素子34に交流電流を供給する交流電源部36を有する。なお、本構成では給電共鳴素子38に電力(交流電流)を入力するための給電励振素子34を設けているが、後述のように、給電励振素子34を使用せずに給電共鳴素子38に電力を供給する構成にすることも可能である。
交流電源部36は、図示しないが例えば、所定周波数の交流電力を出力する発振部及び発振部より出力される交流電力(交流電流)に公知の各種の変調方式で制御信号を重畳する周波数混合部を具備した変調部と、変調部で変調された交流電力を増幅する電力増幅部などを有する。制御信号の伝送が不要な場合は周波数混合部を設けなくてもよく、発振部で生成された所定周波数の交流電力(いわゆる無変調キャリア)を電力増幅部で増幅して給電励振素子34に供給してもよい。
発振部は、一定の周波数成分からなる電気信号を発生させるものであるが、この例では、給電共鳴素子38の有する自己共振周波数と略同一(最適な状態は完全同一)の周波数の交流電力(交流電流)を発生する。
給電励振素子34は、交流電源部36から供給される電気信号により励振されることによって、給電共鳴素子38に電磁誘導作用による結合を利用して交流電力を伝送する素子である。給電励振素子34は、交流電源部36と給電共鳴素子38との間のインピーダンス整合をとることによって、電気信号の反射を防止する役割を果たす。給電励振素子34を使用せずに、給電共鳴素子38への投入電力と給電共鳴素子38のパラメータを自動調整する機能部を設けてもよい。
受電端末7は、受電電源部72と、磁界共鳴方式によって送電端末3からの電力を受けるための受電共鳴素子78(受電用共振器)を有する。受電電源部72は、電磁誘導結合により受電共鳴素子78により励振される受電励振素子74、受電励振素子74に励起された交流電流に基づいて電力を取得する電力取得部76を有する。なお、本構成では受電共鳴素子78から電力(交流電流)を受け取るための受電励振素子74を設けているが、後述のように、受電励振素子74を使用せずに受電共鳴素子78から電力を受け取る構成にすることも可能である。
電力取得部76は、図示しないが例えば、受電した交流電流を直流電流に整流して直流電力を生成する整流部、直流電力を充電する二次電池(バッテリ)、二次電池の電圧を降圧あるいは昇圧するDC・DCコンバータ、モータやその他の電気回路などの負荷を有する。また、送電端末3側で制御信号を重畳する場合は、これに対応して受電電源部72には交流電力を復調して制御信号を再生する復調部が設けられる。
受電励振素子74は、受電共鳴素子78から出力される電気信号により励振されることによって電力取得部76に電磁誘導作用による結合を利用して電気信号を出力する素子である。受電励振素子74は、受電共鳴素子78と電力取得部76との間のインピーダンス整合をとることによって、電気信号の反射を防止する役割を果たす。受電励振素子74を使用せずに、受電共鳴素子78からの受電電力と受電共鳴素子78のパラメータを自動調整する機能部を設けてもよい。
中継端末5は、送電端末3側の給電共鳴素子38及び受電端末7側の受電共鳴素子78のそれぞれと共鳴可能な中継共鳴素子58(中継用共振器、レピータ)を有する。
給電共鳴素子38と受電共鳴素子78は、共振器やアンテナとも称される。電界共鳴型で使用される電界型アンテナは、電界が結合面に対して集中するように(換言すると磁界が結合面に現れないように)設計され、例えば平面状にジグザグの導体パターンを形成したメアンダラインアンテナなどの平板状のものが使用される。電界共鳴型で使用される磁界型アンテナは、磁界が結合面に対して集中するように(換言すると電界が結合面に現れないように)設計され、例えば導体を螺旋状に巻回したヘリカルアンテナやスパイラル共振器などのコイル状のものが使用される。
中継共鳴素子58は、給電共鳴素子38や受電共鳴素子78と共鳴方式によって結合可能なものが使用される。例えば、導体を螺旋状に巻回したヘリカルアンテナやスパイラル共振器などのコイル状のものが中継共鳴素子58として使用される。
給電共鳴素子38、中継共鳴素子58、受電共鳴素子78は何れも、インダクタンス成分Lと容量成分Cが存在し、公知の関係式(1/√L・C)に基づく自己共振周波数(ωo ,fo=ωo /2π )が特定される。
このような装置構成では、送電端末3は給電共鳴素子38を備えており、給電電源部32により給電共鳴素子38に交流電力が供給されると、交流電力が中継端末5を介して受電端末7に設けられている受電共鳴素子78に伝達される。すなわち、交流電源部36から給電励振素子34に交流電流が供給されると、電磁誘導によって給電共鳴素子38へ電流が誘起される。給電共鳴素子38と中継共鳴素子58と受電共鳴素子78は、互いに磁界共鳴し易い関係に配置されているため、自己共振周波数において給電共鳴素子38から中継共鳴素子58を介して受電共鳴素子78へと非接触で交流電力が供給される。そして、受電共鳴素子78から電磁誘導によって受電励振素子74に電流が供給され、電力取得部76によって電力が取り出される。
例えば、中継端末5が存在しない場合、公知のように、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78は、互いに共鳴し易い関係に配置される。給電元の給電共鳴素子38と給電先の受電共鳴素子78は、それぞれの自己共振周波数が一致したときに共鳴関係になり、結合量が最大、損失が最小となる。
この関係は、中継端末5(中継共鳴素子58)を配置した場合でも同様であり、給電共鳴素子38と中継共鳴素子58と受電共鳴素子78は、互いに共鳴し易い位置に配置される。給電元の給電共鳴素子38と中継手段として機能する中継共鳴素子58と給電先の受電共鳴素子78は、それぞれの自己共振周波数が一致したときに共鳴関係になり、結合量が最大、損失が最小となる。つまり、給電共鳴素子38、中継共鳴素子58、受電共鳴素子78の自己共振周波数を全て同一の周波数に設定することによって、送電端末3から受電端末7への電力伝送の効率を最適に向上させることができる。なお、中継共鳴素子58が1つの場合は、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78との中間に中継共鳴素子58を配置するのが最適である。
[共鳴関係]
図2〜図4は、共鳴関係について説明する図である。ここで、図2は、中継端末5が存在しない場合であり、図3は、中継端末5が存在する場合である。図4は、電磁共鳴の回路解析を説明する図である。
図2(A)に示すように中継端末5が存在しない場合、交流電源部36の周波数と結合量の関係(伝送特性)は、図2(B)に示すように、共鳴により周波数選択性を示すことが分かる。具体的には、自己共振周波数を頂点とする単峰特性を示す。また、共鳴素子間の距離と結合量(減衰量)の関係は、図2(C)に示すように、ある共鳴周波数において、結合量が最大となる距離があることが分かる。図示しないが、共鳴周波数が低い場合は共鳴素子間隔を広くし、共鳴周波数が高い場合は共鳴素子間隔を狭くすることによって最大結合量が得られる。
一方、図3(A)に示すように中継端末5が1つ存在する場合、共鳴素子間の距離と結合量(減衰量)及び伝送効率の関係は、図3(B)、図3(C)に示すように、磁気共鳴により周波数選択性を示すとともに結合量及び伝送効率が最大となる距離があることが分かる。具体的には、給電共鳴素子38と給電共鳴素子38の間の伝送距離の中間に中継共鳴素子58を配置することによって、自己共振周波数(=共鳴周波数)の近傍において減衰量を最も低減することができ(図3(B))、また、伝送効率を最も高くできる(図3(C))。
このため、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間における一定の伝送効率を維持することができる伝送距離を長くできる。例えば、図4(A)に示すように、給電共鳴素子38、中継共鳴素子58、受電共鳴素子78のそれぞれは、矩形ループコイル(辺a、線径bφ、材質:銅など)と外付けの容量C(cpF)を付加した矩形ループアンテナとし、自己共振周波数をfo (MHz)にした場合を例に説明する。
図4(B)には、図4(A)に示す構成の等価回路が示されている。各矩形ループアンテナは、抵抗成分R、インダクタンス成分L、容量成分Cで表すことができる。図の等価回路は、磁界共鳴での場合を示している。すなわち、磁界共鳴は、共振状態における磁界での結合であり、共振器(あるいはアンテナ)は、LC共振器で表すことができ、結合は相互インダクタンスLm(その結合係数はk)で表せる。
給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間の結合係数kと矩形ループアンテナのR、L、Cを利用し、信号源(給電電源部32に相当)と負荷(受電電源部72に相当)のインピーダンスRs とRL をそれぞれマッチングさせることで給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間の最大伝送効率が回路解析より求まる。給電共鳴素子38及び受電共鳴素子78と同一の自己共振周波数を持つ中継共鳴素子58を、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間に配置すると、等価回路は共振器の3段構成となる。
この場合の解析結果を図4(C)に示している。中継共鳴素子58を給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の中間点に配置することで(図4(C)中の矢指A)、中継共鳴素子58を使用しない場合(図4(C)中の矢指B)に比べて、伝送距離が長くなっても減衰量を低く抑えられるため、伝送効率を向上させることができる。例えば、中継共鳴素子58を使用しない場合と比較し、効率80%時の距離特性が約1.7倍となり、大きな改善を図ることができる。
電界共鳴での等価回路及びその場合の特性については図示しないが、磁界共鳴の場合と同様に考えればよい。すなわち、電界共鳴は、共振状態における電界での結合であり、共振器(あるいはアンテナ)は、LC共振器で表すことができ、結合は相互キャパシタンスCm(その結合係数はk)で表せる。つまり、磁界共鳴と電界共鳴は、結合が相互インダクタンスLmで表されるのか、相互キャパシタンスCmで表されるのかの違いがあるが、電磁気学的には両者には大差がなく、例えば損失や伝送効率などの特性は同じように考えられる。
なお、ここでは、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間に中継共鳴素子58を1つ設置する例について説明したが、複数の中継共鳴素子58を設置することもでき、この場合、さらに伝送距離を延ばすことができる。
また、公知のように、各素子の角度を厳密に調整することなく、伝送効率をある程度向上させることができる。給電共鳴素子38、中継共鳴素子58、受電共鳴素子78の向きや角度などによって、特性値は異なるが、基本的な特性形状は概ね同じになる。なお、電磁気学的には、何れかの素子を他の素子に対して軸を垂直にした場合(90度に回転させた場合)には、電磁界の回り込みによる結合が殆ど得られず減衰量が極めて大きくなる。ただし、実際には、完全に「90度」を満たすことは殆どないので、電力を一定の割合で受けることができる。また、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78を結ぶ軸上に中継共鳴素子58を配置しなくても(つまり給電共鳴素子38や受電共鳴素子78の周辺に中継共鳴素子58を配置しても)、給電共鳴素子38や受電共鳴素子78と中継共鳴素子58との間において共鳴による結合が生じるため、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78との間の伝送効率を向上させることができる。
<配置上の問題点と対策原理>
中継共鳴素子58を使用する場合、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間(1つの場合は中間点が最適)に中継共鳴素子58を如何様にして配置するかが問題となる。第1の観点としては、中継共鳴素子58を如何様にして決められた位置に固定するかが問題である。第2の観点としては、複数の中継共鳴素子58を使用する場合、それぞれの間隔を如何様にするかの問題も加わる。
[固定手法]
先ず、第1の観点(固定手法)からの問題点とその対策原理について説明する。レピータ(中継共鳴素子58)そのものは、単純なアンテナ構造(例えばコイル構造)であるため、その構成はシンプルである。電気的には、図4(B)にも示したように、コイルの形状、巻数によって決まるインダクタンス成分Lと、そのコイル周辺の浮遊容量によって決定される容量成分Cにより、固有の電気的な「共振(共鳴)周波数(自己共振周波数)」が決まる。浮遊容量は、固定コンデンサを用いることで、特定の共振周波数をもった共振回路として構成しても良いことはレピータの構造上当然のことである。
レピータに鎖交する磁力線Φ(もしくは磁界H)が、「自己共振周波数」で時間的変化を持っていれば、レピータそのものが共振回路であるため、そこには「皮相電力」が蓄積され、レピータ同士で「共鳴」し合うことで電力が伝送されていく。
高い電力で「共鳴」するレピータは非常に高電圧に達するので、そのような状態にあるレピータに不用意に触れることがないように、レピータを固定する方法を如何様にするかが課題になる。また、レピータそのものは非常にQ値(コイルの共振の度合い)が高い共振回路であるため、レピータを固定する材質によってはQ値が低下し電力伝送効率が劣化するので、如何様にしてQ値を低下させないように固定するかも課題となる。例えば、レピータそのものを金属などに直接触れるように配置してしまった場合、共振周波数が変わることでQ値が低下するため電力伝送効率が低下する。つまり、レピータを実際に使用する場合、レピータを固定して使用することが肝要となり、その際には、レピータそのものの特性を考慮したレピータの固定方法をとることが必要になると考えられる。
これらの第1の観点からの課題に対して、本実施形態では、共鳴方式による電力伝送に耐え得るだけの耐力を有する絶縁部材で予め定められた位置にレピータ(中継共鳴素子58)を固定することにする。
共鳴方式による電力伝送に耐え得るだけの耐力を有する、つまり、電気的に絶縁性を有する絶縁部材としては、共鳴時における高電圧・高電流に耐え得る耐圧・電流容量を有するだけでなく、磁気飽和を引き起こさないことも肝要となる。磁気飽和を引き起こすと絶縁性が崩れることになるからである。もちろん、共鳴時の条件は使用条件(非接触電力伝送装置の仕様)にも左右されるものであり、例えば、通常の空間に作り込む場合(伝送距離は長い:cmオーダー以上:「前者」と称する)と回路デバイス(例えば半導体デバイス)に作り込む場合(伝送距離は短い:mmオーダー以下:「後者」と称する)とでは、要求される耐力も異なる。例えば、前者の場合に必要とされる耐力を持つ絶縁部材としてはガラス又は碍子が好適である。一方、後者の場合に必要とされる耐力を持つ絶縁部材としては基板材料(誘電体素材や半導体素材)でもよい。どちらの場合も、中継端末5を製造するに当たっては、レピータ(中継共鳴素子58)を簡易な方法で決められた位置に固定できる。このような第1の観点に着目した構成を実施例1とする(詳しくは後述する)。
例えば、高圧電線を固定することを想定して作られた「碍子」は、「沿面放電」を考慮して、高圧電線の電圧によって、その形状、長さが様々なものが作られてきた。今後、レピータによる非接触電力給電を想定した場合、従来の碍子の技術は非常に有効に生かすことができる。つまり開発費やコストなどで有効である。レピータの固定方法として、碍子を利用することは、簡易な固定手法として非常に有効な手段であると考えられる。例えば、近い将来、電気自動車への給電方式としての「非接触給電」でもレピータの技術が使われることを想定すると、その際、レピータの固定方法としては非常に有効な手段になると考えられる。
[複数のレピータの配置手法]
次に、第2の観点(複数のレピータを使用する場合)からの問題点とその対策原理について説明する。図3から分かるように、共振器同士が近づきすぎると伝送効率が低下する。このことは、複数のレピータを使用する場合においても同様であり、レピータ同士が近づき過ぎると伝送効率が低下する。つまり、レピータ同士が近づき過ぎると、お互いの共振特性が重なり合い、その結果、Q値(コイルの共振の度合い)が低下し、電力伝送効率が低下する。このことは、レピータはその電気的な特性から使用方法、特に複数のレピータを配置する場合、レピータの特性を考慮して配置しなければならないことを意味する。
図5は、2つのレピータ同士が近接した際の電気的特性を説明する図である。レピータは非常に高いQ値をもった共振回路であるため、レピータ同士の電気的な干渉により、共振周波数が本来の値から2つ以上(図5では、2つのレピータによる干渉を表わしている)に分かれ、結果として本来の共振周波数でQ値が低下する。複数のレピータを配置し、自由に電力が取り出せるような空間を想定した場合、レピータ同士の間隔を「密」に配置すると電力伝送効率の低下を招くことになる。
例えば、磁界共鳴は、送信共振器と受信共振器の磁気的な結合によるものである。そのため、共振器間の距離を長くすると磁気的な結合が弱まり相互インダクタンスが小さくなり、逆に共振器間の距離を短くすると相互インダクタンスが大きくなる。そして図5に示すように、共振器間の距離が短く相互インダクタンスが大きい場合は、共振周波数は2つに分離する。共振器間の距離が徐々に長くなり相互インダクタンスが小さくなると2つの共振周波数は近づいてやがて1つに纏まる。そこからさらに共振器間の距離を長くすると、1つに纏まった共振周波数は動かずに、伝送効率のみが低下する。
電界共鳴の場合も共振器間の距離を長くしたときの振る舞いは磁界共鳴の場合と同様であり、共振器間の距離が短く相互キャパシタンスが大きい場合は、共振周波数は2つに分離する。共振器間の距離が徐々に長くなり相互キャパシタンスが小さくなると2つの共振周波数は近づいてやがて1つに纏まる。そこからさらに共振器間の距離を長くすると、1つに纏まった共振周波数は動かずに、伝送効率のみが低下する。
この過程で、Q値が一定であれば(例えばレピータが存在しない場合が該当する)、2つの共振周波数が1つに纏まるまでは、共振周波数における伝送効率は概ね一定であるが、レピータの場合、実際には、共振器間の距離(レピータと送信共振器や受信共振器の距離及びレピータ同士の距離)を短くする程、Q値が小さくなるため、伝送効率が低下してしまう。
しかしながら、当該技術に詳しくない一般的な者からすると、電力を空間に広く分布させることを考えた場合、レピータの数が多い方が(つまりレピータの密度が大きい方が)、電力配布において有効であるような(感覚的に)勘違いを招くことが想定される。本来、レピータは扱う磁力線の周波数、電力伝送距離、電気的特性(インピーダンスのマッチング)、コイルの大きさなどで、レピータの「最適な密度」はおおよそ決まる。もし、適当にレピータを配置した場合、レピータ同士の間隔が狭くなってしまうことで、その電力伝送効率は低下することが考えられる。
このような第2の観点からの課題に対して、本実施形態では、「共鳴型」の電力伝送距離をさらに延ばす「レピータ」技術として、複数のレピータを使用する場合に、レピータ同士が近づき過ぎないようにレピータ(中継共鳴素子58)を固定することにする。つまり、許容される最小間隔(許容最小間隔)よりもレピータ同士が近づき過ぎないようにする、好ましくは、第1の問題点に対する手法を適用して、最小間隔よりも離した位置に各レピータを固定する。このような第2の観点に着目した構成を実施例2とする(詳しくは後述する)。
例えば、許容最小間隔以上にレピータ間隔を設定するべく、中継端末5を製造するに当たっては、許容最小間隔以上の固定枠を利用したケース収容(第1の手法)やパレット(あるいはトレイとも称する)配置の手法(第2の手法)を適用する。何れの場合も、レピータを適切な密度で配置するためにレピータそのものを覆うことができるので、レピータ同士をある一定以上近づけないようにすることができる。
例えば、第1の手法として、許容最小間隔以上の外形寸法を持つケース内(好ましくはその中央部)にレピータ(中継共鳴素子58)を収容する。レピータを内部に収容した状態で絶縁部材で充填する。この場合の充填材である絶縁部材は好ましくは共鳴時に必要とされる耐力を持つものとする。さらに、この場合のケース(箱体)は、充填材である絶縁部材が共鳴時に必要とされる耐力を十分に持っていれば、金属などの導電体であってもよいのであるが、好ましくは共鳴時に必要とされる耐力を持つものとするとよい。
複数のケースを連結する場合、ケース内の中央部にレピータが存在せずどちらかに偏って配置されていても、同じ位置関係を保って連結すれば、許容最小間隔以上のサイズである限り、レピータ間隔は許容最小間隔以上になる。また、ケース内の中央部にレピータが存在する場合は、ケースの位置関係に拘わらず、許容最小間隔以上のサイズである限り、レピータ間隔は許容最小間隔以上になる。
レピータそのものを許容最小間隔以上のサイズのケースに収納することで、そのケースを連結するか否かに拘わらず、レピータ自体を他の金属との接触を避けると同時に、高電圧状態のレピータに直接触れることもなく、また、複数のレピータ同士が必要以上に近接することを防ぎ、結果として電力伝送効率の低下を防ぐことができる。レピータをケースに収容するという簡易な配置方法であり、非常に有効な手段である。
第2の手法としては、中継端末5を製造するに当たっては、許容最小間隔以上の固定枠で区分けされた各区分の所望の位置(好適には中央部)にレピータ(中継共鳴素子58)を敷き詰める。その区分け機構は、絶縁部材で構成する。中継共鳴素子58の位置決め機構として、中継共鳴素子58を整列させるためのパレットあるいはトレイなどの手法を利用することで、中継端末5を製造するコストや手間を省けるし、共振器間(中継共鳴素子58同士に限らず、給電共鳴素子38や受電共鳴素子78と中継共鳴素子58との間隔)を確実に許容最小間隔以上にできる。何故なら、各区分のピッチは許容最小間隔以上であるから、全ての区分にレピータを敷き詰めたとしてもレピータ間隔は許容最小間隔以上になる。また、N個おきにレピータを敷き詰めれば、レピータ間隔は、ピッチのN倍であり、当然に許容最小間隔以上になる。第2の手法も、レピータそのものの特性を考慮し複数のレピータ同士の干渉による電力伝送劣化を防ぐべく、レピータを、お互いに「近づけ過ぎないための手段」として、簡易な方法である。
非接触に電力を供給するためのレピータの使い方は様々であるが、その特性をきちんと理解しないと、その効果が期待できない。これに対して、第1の手法及び第2の手法の何れも、レピータの特徴の1つである、共振器同士が(レピータ同士に限らず送信側や受信側の共振器との関係においても)近接し過ぎた場合に、お互いの磁気結合によるQ値の低下を最小限に回避することができる。共振器同士が近づき過ぎることに起因する電力伝送効率の低下を防ぐための好適な手段である。
[第1例]
図6は、実施例1(第1例)のレピータ配置手法を説明する図である。ここで、図6(A)は、実施例1(第1例)に対する比較例を示し、図6(B)は、実施例1(第1例)を示す。実施例1(第1例)は、保持体(固定台)が鉄塔など金属体である場合に、その固定台にレピータを固定する場合の適用例である。
レピータは非常に高Q値をもった共振回路であるため、共鳴方式でcmオーダー以上の伝送距離をとるための電力伝送の媒体として使用した場合、レピータ自体が非常に高電圧値(数1000V以上)を持つ。また、レピータそのものは高Q値を保つ必要があるため、レピータの固定・設置の際はその固定用の材質、周囲の影響によって、Q値が低下することが考えられる。例えば、図6(A)に示すように、土木・建築用の柱、鉄塔などの金属体502にレピータ558(中継共鳴素子58に相当)を固定する場合、レピータ558を金属体504で直接に鉄塔に固定する場合、鉄塔そのものがアースであるため、レピータ558そのものがアースに直接接続されたことになり、その結果、Q値が低下し、電力伝送媒体としての機能が損なわれる。このため、実際にはレピータ558を金属体502から浮かせる(電気的に離す)ことが必要となる。しかしながら、レピータ558を金属体502から浮かせるとはいっても、共鳴時における高電圧・高電流に耐え得るようにするには工夫が必要になる。
その対策として、例えば、図6(B)に示すように、中継端末5は、レピータ558を、共鳴時に必要とされる耐力を持つ絶縁部材560を支持体として使用して金属体502に固定されたものとする。例えば、一般的に、碍子は「絶縁被膜」の無い電力伝送用ケーブルを固定、保持するために使用されるものであり、この碍子を絶縁部材560として使用できる。また、電気的に「碍子」相当の働きをする材質であれば、その材質は碍子には限らない。例えばガラスを絶縁部材560として使用することもできる。例えば、電気自動車への充電への適用などの「強電関連」で、中継共鳴素子58を利用して非接触電力伝送装置1を構成する場合に、有効で基本的な技術になると考えられる。
[第2例]
図7は、実施例1(第2例)のレピータ配置手法を説明する図である。ここで、図7(A)は、実施例1(第2例)に対する比較例として実施例1(第1例)を示し、図7(B)は、実施例1(第2例)を示す。
実施例1(第2例)は、保持体(固定台)そのものが共鳴時に必要とされる耐力を持つ場合に、その固定台にレピータを固定する場合の適用例である。例えば、保持体512がガラスや碍子でできている場合は、中継端末5は、図7(B)に示すように、保持体512そのものへ、レピータ558を直接(例えば接着剤514や金属体504で)固定することが考えられる。因みに、保持体512は、「絶縁体」であっても、誘電体損の大きな材質の場合には、このような固定使用方法には向かない。
[第3例]
図8は、実施例1(第3例)のレピータ配置手法を説明する図である。ここで、図8(A)は、実施例1(第3例)に対する比較例として実施例1(第1例)を示し、図8(B)は、実施例1(第2例)を示す。
実施例1(第3例)は、保持体そのものが共鳴時に必要とされる耐力を持つ場合に、その保持体をパイプ状に形成し、そのパイプ内にレピータを固定する場合の適用例である。例えば、中継端末5は、共鳴時に必要とされる耐力を持つ絶縁部材で構成されているパイプ状の保持体522を備え、レピータ558を保持体522内に内包しつつ、その内包面で予め定められた位置に直接(例えば接着剤で)固定している。
この実施例1(第3例)は、また、電力供給手段として、人間の入り難い場所、シチュエーションでレピータ558を採用する場合に、そのレピータ558の固定方法として適用することが考えられる。例えば、非常に長いチューブのトンネル(静止衛星などと直接行き来するエレベータなど)を想定する。通常のエレベータは、ワイヤで吊るして上下に移動させるが、非常に長いエレベータではワイヤ制御は行なわず、チューブ内を行き来する「電車」のようなイメージが想定される。もちろん、その電車の軌道を使って電源を供給することもできるが、何らかのトラブルで「断線」の場合に、補助的に電力を供給する手段としてレピータ558を使用することを考えられる。レピータ558を、ガラスのようなチューブ(非常に長いエレベータに想定)に等間隔でレピータ558を固定配置することで、ガラスチューブ(保持体522に相当)そのものが、電力伝送媒体かのように扱うことができる。もちろん、ガラスチューブに直接、導線のように電流が流れるわけではない。
このように、電力供給手段としても、人間の入り難い場所、シチュエーションでレピータ558が採用されることが想像され、そのレピータ558の固定方法として、非常に有効であると考えられる。
[第4例]
図9は、実施例1(第4例)のレピータ配置手法を説明する図である。実施例1(第4例)は、回路デバイス(例えば半導体デバイス)に非接触電力伝送装置1を作り込む場合において、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の伝送距離として、製造上の制約を受ける場合に中継端末5を設ける場合の適用例である。例えば、半導体デバイスに適用した場合における半導体デバイスの積層構造の一例を示す。
ここでは、給電共鳴素子38及び受電共鳴素子78と中継端末5(中継共鳴素子58)と、基板531〜533と、メタル層541〜543が示されている。製造上の制約により、上段において基板531上に給電共鳴素子38及びメタル層541が、中段において基板532上にメタル層542が、下段において基板533上に受電共鳴素子78及びメタル層543がそれぞれ形成される場合を想定している。この構造において、給電共鳴素子38からの電力を受電共鳴素子78により受けて、その受けた電力をメタル層543に供給する。
このような場合において、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間のメタル層542に中継端末5(中継共鳴素子58)を形成することによって、給電共鳴素子38と受電共鳴素子78の間の電力伝送効率を向上させることができる。基板531と基板532を中継共鳴素子58を支持・固定する絶縁部材として利用する。
[第1例]
図10は、実施例2(第1例)のレピータ配置手法を説明する図である。実施例2(第1例)は、許容最小間隔以上の外形寸法を持つケース内にレピータを収容する場合の適用例である。
中継端末5は、許容最小間隔以上の外形寸法を持つケース570(箱体)内(好ましくはその中央部)にレピータ558を収容した構造となっている。そして、ケース570は、レピータ558をケース壁面に接触しないように内部に収容した状態で絶縁部材574が充填され固定されている。ケース570や充填材である絶縁部材574は、共鳴時に必要とされる耐力を持つものを使用する。なお、レピータ558をケース570内に配置する際には、絶縁部材574で充填するのではなく、実施例1の手法を適用して絶縁部材560でレピータ558をケース壁面に接触しないように支持し固定してもよい。この際には、好ましくは、絶縁性を空気よりも高めるため絶縁部材574を充填するとよい。
このように、レピータ558を適切な密度で配置するために、レピータ558そのものをケース570に収納する、換言すると、ケース570の外装でレピータ558を覆い内部を絶縁部材574で充填してレピータ558が動かないようにすることで、レピータ558同士をある一定以上近づけないようにできる。なお、レピータ558そのものの「自己共振周波数」は、ケース570に収めた状態で最適状態(つまり給電共鳴素子38や受電共鳴素子78の自己共振周波数と一致)であるようにする。
レピータ558自体は、電力を伝送しているときには非常に高電圧となるが、レピータ558はケース570内に収容されているので、ケース570外からはレピータ558に直接に触れることはできない。
レピータ558そのものを金属などに直接触れるように配置してしまった場合、共振周波数が変わることでQ値が低下し、その結果、電力伝送効率が低下する。しかしながら、レピータ558を収納するケース570の外装の材質を絶縁体にすれば、加えて、充填材も絶縁部材574にするなど、誘電体損の極力少ない材質にすることで、この問題を解消できる。
なお、レピータ558は、高いQ値で大電力を給電するためケース570の外装や絶縁部材574は磁性体でできている方が望ましい場合もあれば、そうで無いことが望ましい場合もある。要は、磁性体の磁気飽和に依存する。よって、これらは磁気飽和しないような材質のものにするとよい。
このような実施例2(第1例)は、次のような場合に適用すると好適である。すなわち、レピータ558を電力伝送媒体として使用した場合、レピータ558の利用方法としては、例えば、火山火口の定点カメラへの電力伝送など、電力伝送用ケーブルを引き回すことが難しい環境や、人工衛星など宇宙空間、地雷が埋まっている場所など、人間によるメンテナンスが容易では無い場所での適用が想定される。
例えば、火山火口での定点カメラの場合、噴出した溶岩などでケーブルにダメージを与えてしまうことも考えられる。また、一度切断したケーブルを容易にはメンテナンスできない。さらに、宇宙空間に浮いている人工衛星外部に何らかの電源を供給する場合も、宇宙空間であるため、容易には人間によるメンテナンスが難しく、また、「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」などの影響でケーブルが切断されないとは言い切れない。地雷が埋まっている場所への電力供給もまた同様である。こういった状況でのレピータ558の活用は、非接触電力伝送距離を飛躍する上で非常に有効な技術である。
しかし、レピータ558は、その電気的な特性から使用方法、特に複数のレピータ558を配置する場合、レピータ558の特性を考慮して配置しなければならない。何故なら、前述のように、レピータ558は非常に高いQ値をもった共振器であるため、レピータ558同士の電気的な干渉により、共振周波数が本来の値から2つ以上に分かれ、結果として本来の共振周波数でQ値が低下する。特に、複数のレピータ558を配置し、自由に電力が取り出せるような空間を想定した場合、レピータ558同士の間隔を「密」に配置すると電力伝送効率の低下を招くことになる。
例えば、火山の噴火口への固定カメラを設置する場合、カメラへの電源供給方法について考えてみる。ここで、カメラの画像データは、カメラ自体が無線装置機能を持っていると想定し、画像データを配信するためのケーブルは不要であるとする。火山の噴火口に無線機能付カメラを設置し、通常なら電源用にケーブルを安全な電源まで引き回して接続する。しかし、噴火口近くであるため、至る所、熱い蒸気などを噴出している所がある。その結果、ケーブルはその火山の熱で被覆が溶け劣化し、ケーブルとしての役目を果たさなくなってしまう。その際は、ケーブルの交換は容易ではない。
そこで、実施例2(第1例)のように、ケース570内に中継共鳴素子58を収納した中継端末5をカメラ周囲に空中から「ばら撒く」ことを考える。空中からばら撒かれた中継端末5(ケース570)は、カメラの周囲で電力伝送空間を形成する。もちろん、レピータ558同士が近接することもなく、また、噴火によって散乱している金属製の物質と相互干渉することもない。その結果、電力をカメラに供給することができる。もちろん、溶岩などでケース570が溶解した場合や、落石などの破壊が起きて電源供給が遮断しても、直接にケーブルを配線する危険を冒さなくても再び空中から、中継端末5(レピータ558を収容したケース570)をばら撒けばよい。
[第2例]
図11は、実施例2(第2例)のレピータ配置手法を説明する図である。実施例2(第2例)は、許容最小間隔以上の外形寸法を持つケース内にレピータを収容して、そのケースを複数連結する場合の適用例である。
レピータ558の収納された複数のケース570、つまりレピータ558をケース570内に収容した状態の中継端末5aを適当に敷き詰めることで、電力伝送空間を実現できる。ケース570自体が適切な間隔を保てるサイズであるため、許容最小間隔以上のサイズのケース570である限り、レピータ558間隔は許容最小間隔以上になる。よって、例えば、レピータ558の特性を全く知らない工事関係者などによるレピータ設置工事でも、レピータ558同士を近づけ過ぎることがなく、中継端末5を製造する手法として有効な技術である。
[第3例]
図12は、実施例2(第3例)のレピータ配置手法を説明する図である。実施例2(第3例)は、許容最小間隔以上の固定枠で区分けされた各区分の所望の位置にレピータを敷き詰める場合の適用例である。
図示のように、中継端末5は、給電共鳴素子38(レピータ558)あるいはレピータ558を収容したケース570を収めることのできるパレット状あるいはトレイ状の区分582が多数設けられている区分け機構580を備える。給電共鳴素子38を単独で区分に配置する際には、実施例1の手法を適用して絶縁部材560で給電共鳴素子38を壁面584に接触しないように支持し固定するとよい。さらに好ましくは、絶縁性を空気よりも高めるため実施例2(第1例)のように絶縁部材574を充填してもよい。レピータ558を収容したケース570を収める際には、予め実施例2(第1例)の手法を適用してレピータ558を固定するとよい。
その区分け機構580は、区分582を形成する壁面584(側面だけでなく上面や底面も含む)が絶縁部材で構成されたものとする。なお、実際には、その複数の区分の内の1つは、送電端末3用に使用される。換言すると、送電端末3と中継端末5を備えた非接触電力伝送装置1の半完成品を製造することになる。後述のように、このようなものを例えば床などとして構成し、その床の上に受電端末7をなす電子機器などを配置することで、非接触電力伝送装置1が完成される。
各区分のピッチは許容最小間隔以上とする。こうすることで、全ての区分にレピータ558やレピータ558を収容したケース570を敷き詰めて中継端末5の製造を完了させたとしても、レピータ558の間隔は許容最小間隔以上になる。N個おきに敷き詰めれば、レピータ558の間隔は、ピッチのN倍であり、当然に許容最小間隔以上になる。
このような実施例2(第3例)は、次のような場合に適用すると好適である。例えば、従来の非接触電力供給方法に「電磁誘導型」がある。この方式はコイルによる誘電結合を利用するものであり、例えば、電動歯ブラシや電動髭剃りなど、主に「水周り」で使用される電化製品への電源を供給する方式であり、特徴としては電気的接点が不要になるというものである。
一方、本実施形態のレピータ558を使った非接触電力供給方式は、「共鳴型」であり、「電磁誘導型」では得られない効果を享受できる。すなわち、何れの方式も、交流の磁力線(又は交流磁界)を使った空間電力伝送方式であるが、「共鳴型」は、より積極的に高いQ値を共振器(共鳴素子)に持たせることで電力伝送を行なう。「共鳴型」の方が、より遠くに電力を供給することができ、また、レピータ558のような技術も同時に使うことができる。もちろん、電気的接点も不要である。
例えば、2つの方式で、それぞれ部屋の床一面にコイルを敷き詰め(例えば図12を参照)、電力伝送空間を構成し、AC100Vコンセントレスの掃除機を動かすことを想定した場合、よりコイル(本実施形態では共振器)の数を少なくできるのは、本実施形態の「共鳴型」である。
また「電磁誘導型」は、個々のコイルに電源を供給する回路を設置又は給電できる装置を設け、丁度、コイルの上に掃除機が移動したときにコイルに電力を給電するような回路が必要になる。つまり、既に広く用いられている電磁誘導型の非接触給電方式は、給電元と給電先とで磁束を共有する必要があり、効率よく電力を送るには、給電元と給電先とを極近接して配置する必要があり、結合の軸合わせも重要である。
一方、本実施形態の「共鳴型」は、敷き詰めるコイルが「レピータ558」をなす共振器として機能することで、ある1個のコイル(共振器)のみに給電すれば、同様の機能が実現可能である。共鳴現象を用いた本実施形態の非接触給電方式は、共鳴現象という原理から、電磁誘導方式よりも距離を離して電力伝送することができ、しかも、多少軸合わせが悪くても伝送効率があまり落ちないという利点がある。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、前記の実施形態は、クレーム(請求項)に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…非接触電力伝送装置、3…送電端末、32…給電電源部、34…給電励振素子、36…交流電源部、38…給電共鳴素子、5…中継端末、502…金属体、504…金属体、512…保持体、514…接着剤、522…保持体、524…接着剤、558…レピータ、560…絶縁部材、570…ケース、574…絶縁部材、58…中継共鳴素子、580…区分け機構、7…受電端末、72…受電電源部、74…受電励振素子、76…電力取得部、78…受電共鳴素子

Claims (12)

  1. 給電共鳴素子及び前記給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、
    共鳴方式によって前記電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置と、
    前記給電共鳴素子と前記受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子と、
    を備え、
    前記中継共鳴素子は、絶縁部材で構成されているパイプ状の保持体内に内包され、その内包面で予め定められた位置に固定されている、
    電力伝送中継装置。
  2. 前記中継共鳴素子を複数有し、
    前記給電共鳴素子と前記中継共鳴素子との距離、前記中継共鳴素子同士の距離、前記受電共鳴素子と前記中継共鳴素子との距離が、それぞれ等しく設定されている、
    請求項1に記載の電力伝送中継装置。
  3. 給電共鳴素子及び前記給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、
    共鳴方式によって前記電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置と、
    前記給電共鳴素子と前記受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子と、
    を備え、
    前記中継共鳴素子は、絶縁部材で構成されている箱体の内部に収容されており、
    前記箱体の内部は、前記中継共鳴素子が予め定められた位置に固定されるように、絶縁部材で充填されている、
    電力伝送中継装置。
  4. 前記中継共鳴素子は前記箱体の中央部に固定されており、
    前記箱体の外形寸法は、前記中継共鳴素子と前記中継共鳴素子との干渉による電力伝送劣化を防止することができる所定の最小間隔以上の寸法に設定されている、
    請求項3に記載の電力伝送中継装置。
  5. 前記中継共鳴素子が内部に収容された前記箱体を複数有し、
    前記給電共鳴素子と前記中継共鳴素子との距離、前記中継共鳴素子同士の距離、前記受電共鳴素子と前記中継共鳴素子との距離が、それぞれ等しく設定されている、
    請求項3または請求項4に記載の電力伝送中継装置。
  6. 中継共鳴素子を整列配置させるための区分け機構を備え、
    区分けされたそれぞれの区分に前記中継共鳴素子を設置可能に構成されており、
    前記各区分のピッチは、前記中継共鳴素子と前記中継共鳴素子との干渉による電力伝送劣化を防止することができる所定の最小間隔以上の寸法に設定されている、
    電力伝送中継装置。
  7. 前記区分け機構は、前記各区分の中央部に前記中継共鳴素子を配置可能に構成されている、
    請求項6に記載の電力伝送中継装置。
  8. 前記区分け機構は、絶縁部材で構成されている、
    請求項6または請求項7に記載の電力伝送中継装置。
  9. 給電共鳴素子及び前記給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、
    共鳴方式によって前記電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置と、
    前記電力供給装置と前記電力受電装置との間に配置され、前記給電共鳴素子と前記受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子を有する電力伝送中継装置と、
    を備え、
    前記力伝送中継装置を構成する前記中継共鳴素子は、絶縁部材で構成されているパイプ状の保持体内に内包され、その内包面で予め定められた位置に固定されている、
    電力伝送装置。
  10. 給電共鳴素子及び前記給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、
    共鳴方式によって前記電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置と、
    前記電力供給装置と前記電力受電装置との間に配置され、前記給電共鳴素子と前記受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子を有する電力伝送中継装置と、
    を備え、
    前記電力伝送中継装置を構成する前記中継共鳴素子は、絶縁部材で構成されている箱体の内部に収容されており、
    前記箱体の内部は、前記中継共鳴素子が予め定められた位置に固定されるように、絶縁部材で充填されている、
    電力伝送装置。
  11. 給電共鳴素子及び前記給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、共鳴方式によって前記電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置の、前記給電共鳴素子及び前記受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子を有する電力伝送中継装置の製造方法であって、
    前記中継共鳴素子を、絶縁部材で構成されているパイプ状の保持体内に内包し、その内包面で予め定められた位置に固定する、
    電力伝送中継装置の製造方法。
  12. 給電共鳴素子及び前記給電共鳴素子に交流電流を供給する給電電源部を有する電力供給装置と、共鳴方式によって前記電力供給装置からの電力を受けるための受電共鳴素子を有する電力受電装置の、前記給電共鳴素子及び前記受電共鳴素子との間で共鳴する中継共鳴素子を有する電力伝送中継装置の製造方法であって、
    絶縁部材で構成されている箱体の内部で前記中継共鳴素子が予め定められた位置に固定されるように前記箱体の内部を絶縁部材で充填する、
    電力伝送中継装置の製造方法。
JP2010160412A 2010-07-15 2010-07-15 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法 Expired - Fee Related JP5640515B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160412A JP5640515B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法
US13/178,589 US9077193B2 (en) 2010-07-15 2011-07-08 Power relaying apparatus, power transmission system and method for manufacturing power relaying apparatus
CN201110191212.9A CN102340186B (zh) 2010-07-15 2011-07-08 电力中继装置、电力输送系统和制造电力中继装置的方法
US14/724,264 US9577439B2 (en) 2010-07-15 2015-05-28 Power relaying apparatus, power transmission system and method for manufacturing power relaying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010160412A JP5640515B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012023878A JP2012023878A (ja) 2012-02-02
JP5640515B2 true JP5640515B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=45466395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010160412A Expired - Fee Related JP5640515B2 (ja) 2010-07-15 2010-07-15 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9077193B2 (ja)
JP (1) JP5640515B2 (ja)
CN (1) CN102340186B (ja)

Families Citing this family (221)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150333536A1 (en) * 2008-09-27 2015-11-19 Witricity Corporation Wireless energy distribution system
US9577436B2 (en) 2008-09-27 2017-02-21 Witricity Corporation Wireless energy transfer for implantable devices
US9065423B2 (en) * 2008-09-27 2015-06-23 Witricity Corporation Wireless energy distribution system
JP5640515B2 (ja) * 2010-07-15 2014-12-17 ソニー株式会社 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法
US9203380B2 (en) * 2010-12-29 2015-12-01 National Semiconductor Corporation Resonance tuning
JP5439416B2 (ja) * 2011-03-04 2014-03-12 株式会社東芝 無線電力伝送装置
CN102590576B (zh) * 2012-02-22 2014-03-12 西安交通大学 无线感应供电的有源光电电流互感器
KR102121919B1 (ko) * 2012-02-29 2020-06-11 한국전자통신연구원 무선 전력 전송 장치
US9824815B2 (en) 2013-05-10 2017-11-21 Energous Corporation Wireless charging and powering of healthcare gadgets and sensors
US10381880B2 (en) 2014-07-21 2019-08-13 Energous Corporation Integrated antenna structure arrays for wireless power transmission
US9876379B1 (en) 2013-07-11 2018-01-23 Energous Corporation Wireless charging and powering of electronic devices in a vehicle
US12057715B2 (en) 2012-07-06 2024-08-06 Energous Corporation Systems and methods of wirelessly delivering power to a wireless-power receiver device in response to a change of orientation of the wireless-power receiver device
US9941707B1 (en) 2013-07-19 2018-04-10 Energous Corporation Home base station for multiple room coverage with multiple transmitters
US10291055B1 (en) 2014-12-29 2019-05-14 Energous Corporation Systems and methods for controlling far-field wireless power transmission based on battery power levels of a receiving device
US10223717B1 (en) 2014-05-23 2019-03-05 Energous Corporation Systems and methods for payment-based authorization of wireless power transmission service
US9806564B2 (en) 2014-05-07 2017-10-31 Energous Corporation Integrated rectifier and boost converter for wireless power transmission
US10263432B1 (en) 2013-06-25 2019-04-16 Energous Corporation Multi-mode transmitter with an antenna array for delivering wireless power and providing Wi-Fi access
US10230266B1 (en) 2014-02-06 2019-03-12 Energous Corporation Wireless power receivers that communicate status data indicating wireless power transmission effectiveness with a transmitter using a built-in communications component of a mobile device, and methods of use thereof
US9438045B1 (en) 2013-05-10 2016-09-06 Energous Corporation Methods and systems for maximum power point transfer in receivers
US9853692B1 (en) 2014-05-23 2017-12-26 Energous Corporation Systems and methods for wireless power transmission
US10038337B1 (en) 2013-09-16 2018-07-31 Energous Corporation Wireless power supply for rescue devices
US10141791B2 (en) 2014-05-07 2018-11-27 Energous Corporation Systems and methods for controlling communications during wireless transmission of power using application programming interfaces
US10128699B2 (en) 2014-07-14 2018-11-13 Energous Corporation Systems and methods of providing wireless power using receiver device sensor inputs
US9887584B1 (en) 2014-08-21 2018-02-06 Energous Corporation Systems and methods for a configuration web service to provide configuration of a wireless power transmitter within a wireless power transmission system
US20140008993A1 (en) 2012-07-06 2014-01-09 DvineWave Inc. Methodology for pocket-forming
US10992187B2 (en) 2012-07-06 2021-04-27 Energous Corporation System and methods of using electromagnetic waves to wirelessly deliver power to electronic devices
US9900057B2 (en) 2012-07-06 2018-02-20 Energous Corporation Systems and methods for assigning groups of antenas of a wireless power transmitter to different wireless power receivers, and determining effective phases to use for wirelessly transmitting power using the assigned groups of antennas
US10206185B2 (en) 2013-05-10 2019-02-12 Energous Corporation System and methods for wireless power transmission to an electronic device in accordance with user-defined restrictions
US10103582B2 (en) 2012-07-06 2018-10-16 Energous Corporation Transmitters for wireless power transmission
US9812890B1 (en) 2013-07-11 2017-11-07 Energous Corporation Portable wireless charging pad
US9882430B1 (en) 2014-05-07 2018-01-30 Energous Corporation Cluster management of transmitters in a wireless power transmission system
US10063105B2 (en) 2013-07-11 2018-08-28 Energous Corporation Proximity transmitters for wireless power charging systems
US9876394B1 (en) 2014-05-07 2018-01-23 Energous Corporation Boost-charger-boost system for enhanced power delivery
US9843213B2 (en) 2013-08-06 2017-12-12 Energous Corporation Social power sharing for mobile devices based on pocket-forming
US9867062B1 (en) 2014-07-21 2018-01-09 Energous Corporation System and methods for using a remote server to authorize a receiving device that has requested wireless power and to determine whether another receiving device should request wireless power in a wireless power transmission system
US10199835B2 (en) 2015-12-29 2019-02-05 Energous Corporation Radar motion detection using stepped frequency in wireless power transmission system
US10218227B2 (en) 2014-05-07 2019-02-26 Energous Corporation Compact PIFA antenna
US9124125B2 (en) 2013-05-10 2015-09-01 Energous Corporation Wireless power transmission with selective range
US10211674B1 (en) 2013-06-12 2019-02-19 Energous Corporation Wireless charging using selected reflectors
US10965164B2 (en) 2012-07-06 2021-03-30 Energous Corporation Systems and methods of wirelessly delivering power to a receiver device
US10090886B1 (en) 2014-07-14 2018-10-02 Energous Corporation System and method for enabling automatic charging schedules in a wireless power network to one or more devices
US10063064B1 (en) 2014-05-23 2018-08-28 Energous Corporation System and method for generating a power receiver identifier in a wireless power network
US9893554B2 (en) 2014-07-14 2018-02-13 Energous Corporation System and method for providing health safety in a wireless power transmission system
US9899861B1 (en) 2013-10-10 2018-02-20 Energous Corporation Wireless charging methods and systems for game controllers, based on pocket-forming
US10090699B1 (en) 2013-11-01 2018-10-02 Energous Corporation Wireless powered house
US9859756B2 (en) 2012-07-06 2018-01-02 Energous Corporation Transmittersand methods for adjusting wireless power transmission based on information from receivers
US9939864B1 (en) 2014-08-21 2018-04-10 Energous Corporation System and method to control a wireless power transmission system by configuration of wireless power transmission control parameters
US10224758B2 (en) 2013-05-10 2019-03-05 Energous Corporation Wireless powering of electronic devices with selective delivery range
US9906065B2 (en) 2012-07-06 2018-02-27 Energous Corporation Systems and methods of transmitting power transmission waves based on signals received at first and second subsets of a transmitter's antenna array
US9871398B1 (en) 2013-07-01 2018-01-16 Energous Corporation Hybrid charging method for wireless power transmission based on pocket-forming
US9891669B2 (en) 2014-08-21 2018-02-13 Energous Corporation Systems and methods for a configuration web service to provide configuration of a wireless power transmitter within a wireless power transmission system
US9843201B1 (en) 2012-07-06 2017-12-12 Energous Corporation Wireless power transmitter that selects antenna sets for transmitting wireless power to a receiver based on location of the receiver, and methods of use thereof
US9966765B1 (en) 2013-06-25 2018-05-08 Energous Corporation Multi-mode transmitter
US9876648B2 (en) 2014-08-21 2018-01-23 Energous Corporation System and method to control a wireless power transmission system by configuration of wireless power transmission control parameters
US9831718B2 (en) 2013-07-25 2017-11-28 Energous Corporation TV with integrated wireless power transmitter
US10186913B2 (en) 2012-07-06 2019-01-22 Energous Corporation System and methods for pocket-forming based on constructive and destructive interferences to power one or more wireless power receivers using a wireless power transmitter including a plurality of antennas
US9887739B2 (en) 2012-07-06 2018-02-06 Energous Corporation Systems and methods for wireless power transmission by comparing voltage levels associated with power waves transmitted by antennas of a plurality of antennas of a transmitter to determine appropriate phase adjustments for the power waves
US11502551B2 (en) 2012-07-06 2022-11-15 Energous Corporation Wirelessly charging multiple wireless-power receivers using different subsets of an antenna array to focus energy at different locations
US9941747B2 (en) 2014-07-14 2018-04-10 Energous Corporation System and method for manually selecting and deselecting devices to charge in a wireless power network
US10124754B1 (en) 2013-07-19 2018-11-13 Energous Corporation Wireless charging and powering of electronic sensors in a vehicle
US9893768B2 (en) 2012-07-06 2018-02-13 Energous Corporation Methodology for multiple pocket-forming
US10141768B2 (en) 2013-06-03 2018-11-27 Energous Corporation Systems and methods for maximizing wireless power transfer efficiency by instructing a user to change a receiver device's position
US10128693B2 (en) 2014-07-14 2018-11-13 Energous Corporation System and method for providing health safety in a wireless power transmission system
US9973021B2 (en) 2012-07-06 2018-05-15 Energous Corporation Receivers for wireless power transmission
US10148097B1 (en) 2013-11-08 2018-12-04 Energous Corporation Systems and methods for using a predetermined number of communication channels of a wireless power transmitter to communicate with different wireless power receivers
US10291066B1 (en) 2014-05-07 2019-05-14 Energous Corporation Power transmission control systems and methods
US9948135B2 (en) 2015-09-22 2018-04-17 Energous Corporation Systems and methods for identifying sensitive objects in a wireless charging transmission field
US9847679B2 (en) 2014-05-07 2017-12-19 Energous Corporation System and method for controlling communication between wireless power transmitter managers
US10199849B1 (en) 2014-08-21 2019-02-05 Energous Corporation Method for automatically testing the operational status of a wireless power receiver in a wireless power transmission system
US10063106B2 (en) 2014-05-23 2018-08-28 Energous Corporation System and method for a self-system analysis in a wireless power transmission network
US10075008B1 (en) 2014-07-14 2018-09-11 Energous Corporation Systems and methods for manually adjusting when receiving electronic devices are scheduled to receive wirelessly delivered power from a wireless power transmitter in a wireless power network
US9847677B1 (en) 2013-10-10 2017-12-19 Energous Corporation Wireless charging and powering of healthcare gadgets and sensors
US9825674B1 (en) 2014-05-23 2017-11-21 Energous Corporation Enhanced transmitter that selects configurations of antenna elements for performing wireless power transmission and receiving functions
US10992185B2 (en) 2012-07-06 2021-04-27 Energous Corporation Systems and methods of using electromagnetic waves to wirelessly deliver power to game controllers
US10008889B2 (en) 2014-08-21 2018-06-26 Energous Corporation Method for automatically testing the operational status of a wireless power receiver in a wireless power transmission system
US9838083B2 (en) 2014-07-21 2017-12-05 Energous Corporation Systems and methods for communication with remote management systems
US9899873B2 (en) 2014-05-23 2018-02-20 Energous Corporation System and method for generating a power receiver identifier in a wireless power network
US9923386B1 (en) 2012-07-06 2018-03-20 Energous Corporation Systems and methods for wireless power transmission by modifying a number of antenna elements used to transmit power waves to a receiver
US9859797B1 (en) 2014-05-07 2018-01-02 Energous Corporation Synchronous rectifier design for wireless power receiver
US10205239B1 (en) 2014-05-07 2019-02-12 Energous Corporation Compact PIFA antenna
US10211680B2 (en) 2013-07-19 2019-02-19 Energous Corporation Method for 3 dimensional pocket-forming
US10439448B2 (en) 2014-08-21 2019-10-08 Energous Corporation Systems and methods for automatically testing the communication between wireless power transmitter and wireless power receiver
US9941754B2 (en) 2012-07-06 2018-04-10 Energous Corporation Wireless power transmission with selective range
US20150326070A1 (en) 2014-05-07 2015-11-12 Energous Corporation Methods and Systems for Maximum Power Point Transfer in Receivers
US9912199B2 (en) 2012-07-06 2018-03-06 Energous Corporation Receivers for wireless power transmission
US9853458B1 (en) 2014-05-07 2017-12-26 Energous Corporation Systems and methods for device and power receiver pairing
US10256657B2 (en) 2015-12-24 2019-04-09 Energous Corporation Antenna having coaxial structure for near field wireless power charging
US10270261B2 (en) 2015-09-16 2019-04-23 Energous Corporation Systems and methods of object detection in wireless power charging systems
US10211682B2 (en) 2014-05-07 2019-02-19 Energous Corporation Systems and methods for controlling operation of a transmitter of a wireless power network based on user instructions received from an authenticated computing device powered or charged by a receiver of the wireless power network
US9368020B1 (en) 2013-05-10 2016-06-14 Energous Corporation Off-premises alert system and method for wireless power receivers in a wireless power network
US9143000B2 (en) 2012-07-06 2015-09-22 Energous Corporation Portable wireless charging pad
US9991741B1 (en) 2014-07-14 2018-06-05 Energous Corporation System for tracking and reporting status and usage information in a wireless power management system
US9252628B2 (en) 2013-05-10 2016-02-02 Energous Corporation Laptop computer as a transmitter for wireless charging
US9793758B2 (en) 2014-05-23 2017-10-17 Energous Corporation Enhanced transmitter using frequency control for wireless power transmission
US10312715B2 (en) 2015-09-16 2019-06-04 Energous Corporation Systems and methods for wireless power charging
US9787103B1 (en) 2013-08-06 2017-10-10 Energous Corporation Systems and methods for wirelessly delivering power to electronic devices that are unable to communicate with a transmitter
US9859757B1 (en) 2013-07-25 2018-01-02 Energous Corporation Antenna tile arrangements in electronic device enclosures
US10193396B1 (en) 2014-05-07 2019-01-29 Energous Corporation Cluster management of transmitters in a wireless power transmission system
US9954374B1 (en) 2014-05-23 2018-04-24 Energous Corporation System and method for self-system analysis for detecting a fault in a wireless power transmission Network
US10050462B1 (en) 2013-08-06 2018-08-14 Energous Corporation Social power sharing for mobile devices based on pocket-forming
US9882427B2 (en) 2013-05-10 2018-01-30 Energous Corporation Wireless power delivery using a base station to control operations of a plurality of wireless power transmitters
US10224982B1 (en) 2013-07-11 2019-03-05 Energous Corporation Wireless power transmitters for transmitting wireless power and tracking whether wireless power receivers are within authorized locations
US9893555B1 (en) 2013-10-10 2018-02-13 Energous Corporation Wireless charging of tools using a toolbox transmitter
US10243414B1 (en) 2014-05-07 2019-03-26 Energous Corporation Wearable device with wireless power and payload receiver
US9697951B2 (en) * 2012-08-29 2017-07-04 General Electric Company Contactless power transfer system
US9331518B2 (en) * 2012-09-28 2016-05-03 Broadcom Corporation Adaptive multi-pathway wireless power transfer
DE102012219673A1 (de) * 2012-10-26 2014-04-30 Robert Bosch Gmbh Anordnung zur induktiven Energieübertragung an ein elektrisch antreibbares Fahrzeug
US9419477B2 (en) * 2012-11-08 2016-08-16 Samsung Electronics Co., Ltd Wireless power transmitter and wireless power receiver
KR101991341B1 (ko) 2013-01-04 2019-06-20 삼성전자 주식회사 무선 전력 수신 장치 및 무선 전력 전송 시스템
JP6168781B2 (ja) * 2013-01-31 2017-07-26 古河電気工業株式会社 非接触電力伝送システム
US9819230B2 (en) 2014-05-07 2017-11-14 Energous Corporation Enhanced receiver for wireless power transmission
US9419443B2 (en) 2013-05-10 2016-08-16 Energous Corporation Transducer sound arrangement for pocket-forming
US9537357B2 (en) 2013-05-10 2017-01-03 Energous Corporation Wireless sound charging methods and systems for game controllers, based on pocket-forming
US9866279B2 (en) 2013-05-10 2018-01-09 Energous Corporation Systems and methods for selecting which power transmitter should deliver wireless power to a receiving device in a wireless power delivery network
US9538382B2 (en) 2013-05-10 2017-01-03 Energous Corporation System and method for smart registration of wireless power receivers in a wireless power network
KR102040717B1 (ko) * 2013-05-16 2019-11-27 삼성전자주식회사 무선 전력 전송 장치 및 무선 전력 전송 방법
US10103552B1 (en) 2013-06-03 2018-10-16 Energous Corporation Protocols for authenticated wireless power transmission
US10003211B1 (en) 2013-06-17 2018-06-19 Energous Corporation Battery life of portable electronic devices
US10021523B2 (en) 2013-07-11 2018-07-10 Energous Corporation Proximity transmitters for wireless power charging systems
JP6156872B2 (ja) * 2013-07-17 2017-07-05 株式会社リューテック 無線電力伝送システム
US9979440B1 (en) 2013-07-25 2018-05-22 Energous Corporation Antenna tile arrangements configured to operate as one functional unit
EP3014735A4 (en) * 2013-08-06 2017-03-01 MediaTek Singapore Pte Ltd. Wireless power source with parallel resonant power paths
JP6095224B2 (ja) * 2013-10-04 2017-03-15 新電元工業株式会社 非接触給電システム
US9391470B2 (en) * 2013-11-06 2016-07-12 Blackberry Limited Energy transfer optimization by detecting and mitigating magnetic saturation in wireless charging with foreign object detection
JP6291860B2 (ja) * 2014-01-21 2018-03-14 株式会社Ihi 非接触給電システム及び磁束回収装置
US10075017B2 (en) 2014-02-06 2018-09-11 Energous Corporation External or internal wireless power receiver with spaced-apart antenna elements for charging or powering mobile devices using wirelessly delivered power
US9935482B1 (en) 2014-02-06 2018-04-03 Energous Corporation Wireless power transmitters that transmit at determined times based on power availability and consumption at a receiving mobile device
US10158257B2 (en) 2014-05-01 2018-12-18 Energous Corporation System and methods for using sound waves to wirelessly deliver power to electronic devices
US9966784B2 (en) 2014-06-03 2018-05-08 Energous Corporation Systems and methods for extending battery life of portable electronic devices charged by sound
US10153653B1 (en) 2014-05-07 2018-12-11 Energous Corporation Systems and methods for using application programming interfaces to control communications between a transmitter and a receiver
US9973008B1 (en) 2014-05-07 2018-05-15 Energous Corporation Wireless power receiver with boost converters directly coupled to a storage element
US10153645B1 (en) 2014-05-07 2018-12-11 Energous Corporation Systems and methods for designating a master power transmitter in a cluster of wireless power transmitters
US9800172B1 (en) 2014-05-07 2017-10-24 Energous Corporation Integrated rectifier and boost converter for boosting voltage received from wireless power transmission waves
US10170917B1 (en) 2014-05-07 2019-01-01 Energous Corporation Systems and methods for managing and controlling a wireless power network by establishing time intervals during which receivers communicate with a transmitter
AU2015259540B2 (en) * 2014-05-12 2018-11-08 Commscope Technologies Llc Remote radio heads having wireless jumper connections and related equipment, systems and methods
US9876536B1 (en) 2014-05-23 2018-01-23 Energous Corporation Systems and methods for assigning groups of antennas to transmit wireless power to different wireless power receivers
US9991048B2 (en) 2014-06-24 2018-06-05 The Board Of Trustees Of The University Of Alabama Wireless power transfer systems and methods
US10116143B1 (en) 2014-07-21 2018-10-30 Energous Corporation Integrated antenna arrays for wireless power transmission
US10068703B1 (en) 2014-07-21 2018-09-04 Energous Corporation Integrated miniature PIFA with artificial magnetic conductor metamaterials
US9871301B2 (en) 2014-07-21 2018-01-16 Energous Corporation Integrated miniature PIFA with artificial magnetic conductor metamaterials
US9965009B1 (en) 2014-08-21 2018-05-08 Energous Corporation Systems and methods for assigning a power receiver to individual power transmitters based on location of the power receiver
US9917477B1 (en) 2014-08-21 2018-03-13 Energous Corporation Systems and methods for automatically testing the communication between power transmitter and wireless receiver
CN104333147B (zh) * 2014-10-31 2017-01-11 北京智谷睿拓技术服务有限公司 无线能量传输方法和移动中继设备
WO2016099032A1 (ko) * 2014-12-16 2016-06-23 주식회사 한림포스텍 무선 전력 전송 네트워크의 전력 전송 커버리지 제어 장치 및 방법
JP6233294B2 (ja) * 2014-12-25 2017-11-22 豊田合成株式会社 ホルダ装置
US10122415B2 (en) 2014-12-27 2018-11-06 Energous Corporation Systems and methods for assigning a set of antennas of a wireless power transmitter to a wireless power receiver based on a location of the wireless power receiver
CN104638683B (zh) * 2015-01-26 2017-07-11 南昌大学 磁耦合谐振式多节组合非接触式安全插座和插头
CN104617681B (zh) * 2015-01-26 2017-07-28 南昌大学 一种磁耦合谐振式无线电能多向传输三维空心线圈
US9893535B2 (en) 2015-02-13 2018-02-13 Energous Corporation Systems and methods for determining optimal charging positions to maximize efficiency of power received from wirelessly delivered sound wave energy
JP6628273B2 (ja) * 2015-05-18 2020-01-08 一般財団法人電力中央研究所 非接触電力伝送装置
JP2017034940A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 株式会社フジクラ 非接触電力伝送システム、非接触電力伝送システムのアンテナ設計方法、および非接触電力伝送方法
US10333357B1 (en) * 2015-08-15 2019-06-25 Jaber Abu Qahouq Methods and systems for arrangement and control of wireless power transfer and receiving
US10523033B2 (en) 2015-09-15 2019-12-31 Energous Corporation Receiver devices configured to determine location within a transmission field
US9906275B2 (en) 2015-09-15 2018-02-27 Energous Corporation Identifying receivers in a wireless charging transmission field
US9893538B1 (en) 2015-09-16 2018-02-13 Energous Corporation Systems and methods of object detection in wireless power charging systems
US9941752B2 (en) 2015-09-16 2018-04-10 Energous Corporation Systems and methods of object detection in wireless power charging systems
US10211685B2 (en) 2015-09-16 2019-02-19 Energous Corporation Systems and methods for real or near real time wireless communications between a wireless power transmitter and a wireless power receiver
US10158259B1 (en) 2015-09-16 2018-12-18 Energous Corporation Systems and methods for identifying receivers in a transmission field by transmitting exploratory power waves towards different segments of a transmission field
US9871387B1 (en) 2015-09-16 2018-01-16 Energous Corporation Systems and methods of object detection using one or more video cameras in wireless power charging systems
US10199850B2 (en) 2015-09-16 2019-02-05 Energous Corporation Systems and methods for wirelessly transmitting power from a transmitter to a receiver by determining refined locations of the receiver in a segmented transmission field associated with the transmitter
US11710321B2 (en) 2015-09-16 2023-07-25 Energous Corporation Systems and methods of object detection in wireless power charging systems
US10778041B2 (en) 2015-09-16 2020-09-15 Energous Corporation Systems and methods for generating power waves in a wireless power transmission system
US10008875B1 (en) 2015-09-16 2018-06-26 Energous Corporation Wireless power transmitter configured to transmit power waves to a predicted location of a moving wireless power receiver
US10186893B2 (en) 2015-09-16 2019-01-22 Energous Corporation Systems and methods for real time or near real time wireless communications between a wireless power transmitter and a wireless power receiver
US10135295B2 (en) 2015-09-22 2018-11-20 Energous Corporation Systems and methods for nullifying energy levels for wireless power transmission waves
US10135294B1 (en) 2015-09-22 2018-11-20 Energous Corporation Systems and methods for preconfiguring transmission devices for power wave transmissions based on location data of one or more receivers
US10027168B2 (en) 2015-09-22 2018-07-17 Energous Corporation Systems and methods for generating and transmitting wireless power transmission waves using antennas having a spacing that is selected by the transmitter
US10020678B1 (en) 2015-09-22 2018-07-10 Energous Corporation Systems and methods for selecting antennas to generate and transmit power transmission waves
US10033222B1 (en) 2015-09-22 2018-07-24 Energous Corporation Systems and methods for determining and generating a waveform for wireless power transmission waves
US10050470B1 (en) 2015-09-22 2018-08-14 Energous Corporation Wireless power transmission device having antennas oriented in three dimensions
US10153660B1 (en) 2015-09-22 2018-12-11 Energous Corporation Systems and methods for preconfiguring sensor data for wireless charging systems
US10128686B1 (en) 2015-09-22 2018-11-13 Energous Corporation Systems and methods for identifying receiver locations using sensor technologies
WO2017059369A1 (en) * 2015-09-30 2017-04-06 Photonica, Inc. Wirelessly addressed and powered distributed device arrays
US10333332B1 (en) 2015-10-13 2019-06-25 Energous Corporation Cross-polarized dipole antenna
US10734717B2 (en) * 2015-10-13 2020-08-04 Energous Corporation 3D ceramic mold antenna
US9853485B2 (en) 2015-10-28 2017-12-26 Energous Corporation Antenna for wireless charging systems
US9899744B1 (en) 2015-10-28 2018-02-20 Energous Corporation Antenna for wireless charging systems
US10063108B1 (en) 2015-11-02 2018-08-28 Energous Corporation Stamped three-dimensional antenna
US10135112B1 (en) 2015-11-02 2018-11-20 Energous Corporation 3D antenna mount
US10027180B1 (en) 2015-11-02 2018-07-17 Energous Corporation 3D triple linear antenna that acts as heat sink
WO2017084599A1 (en) * 2015-11-18 2017-05-26 The University Of Hong Kong A wireless power transfer system
US10923957B2 (en) 2015-11-18 2021-02-16 The University Of Hong Kong Wireless power transfer system
US10320446B2 (en) 2015-12-24 2019-06-11 Energous Corporation Miniaturized highly-efficient designs for near-field power transfer system
US10038332B1 (en) 2015-12-24 2018-07-31 Energous Corporation Systems and methods of wireless power charging through multiple receiving devices
US10116162B2 (en) 2015-12-24 2018-10-30 Energous Corporation Near field transmitters with harmonic filters for wireless power charging
US11863001B2 (en) 2015-12-24 2024-01-02 Energous Corporation Near-field antenna for wireless power transmission with antenna elements that follow meandering patterns
US10256677B2 (en) 2016-12-12 2019-04-09 Energous Corporation Near-field RF charging pad with adaptive loading to efficiently charge an electronic device at any position on the pad
US10079515B2 (en) 2016-12-12 2018-09-18 Energous Corporation Near-field RF charging pad with multi-band antenna element with adaptive loading to efficiently charge an electronic device at any position on the pad
US10027159B2 (en) 2015-12-24 2018-07-17 Energous Corporation Antenna for transmitting wireless power signals
US10263476B2 (en) 2015-12-29 2019-04-16 Energous Corporation Transmitter board allowing for modular antenna configurations in wireless power transmission systems
US10923954B2 (en) 2016-11-03 2021-02-16 Energous Corporation Wireless power receiver with a synchronous rectifier
KR102349607B1 (ko) 2016-12-12 2022-01-12 에너저스 코포레이션 전달되는 무선 전력을 최대화하기 위한 근접장 충전 패드의 안테나 존들을 선택적으로 활성화시키는 방법
US10389161B2 (en) 2017-03-15 2019-08-20 Energous Corporation Surface mount dielectric antennas for wireless power transmitters
US10439442B2 (en) 2017-01-24 2019-10-08 Energous Corporation Microstrip antennas for wireless power transmitters
US10680319B2 (en) 2017-01-06 2020-06-09 Energous Corporation Devices and methods for reducing mutual coupling effects in wireless power transmission systems
US11011942B2 (en) 2017-03-30 2021-05-18 Energous Corporation Flat antennas having two or more resonant frequencies for use in wireless power transmission systems
US10511097B2 (en) 2017-05-12 2019-12-17 Energous Corporation Near-field antennas for accumulating energy at a near-field distance with minimal far-field gain
US11462949B2 (en) 2017-05-16 2022-10-04 Wireless electrical Grid LAN, WiGL Inc Wireless charging method and system
US12074452B2 (en) 2017-05-16 2024-08-27 Wireless Electrical Grid Lan, Wigl Inc. Networked wireless charging system
US12074460B2 (en) 2017-05-16 2024-08-27 Wireless Electrical Grid Lan, Wigl Inc. Rechargeable wireless power bank and method of using
US10283952B2 (en) 2017-06-22 2019-05-07 Bretford Manufacturing, Inc. Rapidly deployable floor power system
US10848853B2 (en) 2017-06-23 2020-11-24 Energous Corporation Systems, methods, and devices for utilizing a wire of a sound-producing device as an antenna for receipt of wirelessly delivered power
US10122219B1 (en) 2017-10-10 2018-11-06 Energous Corporation Systems, methods, and devices for using a battery as a antenna for receiving wirelessly delivered power from radio frequency power waves
US11342798B2 (en) 2017-10-30 2022-05-24 Energous Corporation Systems and methods for managing coexistence of wireless-power signals and data signals operating in a same frequency band
US10615647B2 (en) 2018-02-02 2020-04-07 Energous Corporation Systems and methods for detecting wireless power receivers and other objects at a near-field charging pad
MX2019013036A (es) * 2018-02-28 2020-02-05 Massachusetts Inst Technology Transformador de energia sin nucleo.
US11159057B2 (en) 2018-03-14 2021-10-26 Energous Corporation Loop antennas with selectively-activated feeds to control propagation patterns of wireless power signals
CN108539820B (zh) * 2018-04-26 2021-01-26 华东交通大学 一种基于无线充电的充电系统
US11515732B2 (en) 2018-06-25 2022-11-29 Energous Corporation Power wave transmission techniques to focus wirelessly delivered power at a receiving device
US11437735B2 (en) 2018-11-14 2022-09-06 Energous Corporation Systems for receiving electromagnetic energy using antennas that are minimally affected by the presence of the human body
KR102109104B1 (ko) * 2018-11-28 2020-05-12 한국전자통신연구원 무선 전력 전송 장치
KR20210117283A (ko) 2019-01-28 2021-09-28 에너저스 코포레이션 무선 전력 전송을 위한 소형 안테나에 대한 시스템들 및 방법들
EP3921945A1 (en) 2019-02-06 2021-12-15 Energous Corporation Systems and methods of estimating optimal phases to use for individual antennas in an antenna array
US11139699B2 (en) 2019-09-20 2021-10-05 Energous Corporation Classifying and detecting foreign objects using a power amplifier controller integrated circuit in wireless power transmission systems
US11381118B2 (en) 2019-09-20 2022-07-05 Energous Corporation Systems and methods for machine learning based foreign object detection for wireless power transmission
WO2021055898A1 (en) 2019-09-20 2021-03-25 Energous Corporation Systems and methods for machine learning based foreign object detection for wireless power transmission
CN115104234A (zh) 2019-09-20 2022-09-23 艾诺格思公司 使用多个整流器保护无线电力接收器以及使用多个整流器建立带内通信的系统和方法
EP4073905A4 (en) 2019-12-13 2024-01-03 Energous Corporation CHARGING PAD WITH GUIDING CONTOURS FOR ALIGNING AN ELECTRONIC DEVICE ON THE CHARGING PAD AND FOR EFFICIENTLY TRANSMITTING NEAR FIELD HIGH FREQUENCY ENERGY TO THE ELECTRONIC DEVICE
US10985617B1 (en) 2019-12-31 2021-04-20 Energous Corporation System for wirelessly transmitting energy at a near-field distance without using beam-forming control
US11799324B2 (en) 2020-04-13 2023-10-24 Energous Corporation Wireless-power transmitting device for creating a uniform near-field charging area
US11916398B2 (en) 2021-12-29 2024-02-27 Energous Corporation Small form-factor devices with integrated and modular harvesting receivers, and shelving-mounted wireless-power transmitters for use therewith

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677863A (ja) * 1991-07-04 1994-03-18 Reideitsuku:Kk 地中データ収集装置
JPH11214905A (ja) * 1998-01-21 1999-08-06 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd 共振器及びこの共振器を用いたフィルタ
JP3821023B2 (ja) * 2002-03-12 2006-09-13 ソニー株式会社 非接触充電装置
JP2004333242A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Hanex Co Ltd 回転軸のデータキャリア設置構造
KR20040072581A (ko) * 2004-07-29 2004-08-18 (주)제이씨 프로텍 전자기파 증폭중계기 및 이를 이용한 무선전력변환장치
US7952322B2 (en) * 2006-01-31 2011-05-31 Mojo Mobility, Inc. Inductive power source and charging system
KR20080094953A (ko) * 2006-02-13 2008-10-27 파워캐스트 코포레이션 Rf 전력 송신기 및 망 구현
JP2008099425A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Dainippon Printing Co Ltd 電力供給装置
US9774086B2 (en) * 2007-03-02 2017-09-26 Qualcomm Incorporated Wireless power apparatus and methods
JP4451463B2 (ja) * 2007-04-13 2010-04-14 東光株式会社 非接触電力伝送装置の送電トランス
US20090058189A1 (en) * 2007-08-13 2009-03-05 Nigelpower, Llc Long range low frequency resonator and materials
TWI361540B (en) * 2007-12-14 2012-04-01 Darfon Electronics Corp Energy transferring system and method thereof
KR101478269B1 (ko) 2008-05-14 2014-12-31 메사추세츠 인스티튜트 오브 테크놀로지 간섭 강화를 포함하는 무선 에너지 전달
US8421274B2 (en) * 2008-09-12 2013-04-16 University Of Pittsburgh-Of The Commonwealth System Of Higher Education Wireless energy transfer system
US8400017B2 (en) * 2008-09-27 2013-03-19 Witricity Corporation Wireless energy transfer for computer peripheral applications
US8587155B2 (en) * 2008-09-27 2013-11-19 Witricity Corporation Wireless energy transfer using repeater resonators
US8497601B2 (en) * 2008-09-27 2013-07-30 Witricity Corporation Wireless energy transfer converters
US8723366B2 (en) * 2008-09-27 2014-05-13 Witricity Corporation Wireless energy transfer resonator enclosures
JP5437650B2 (ja) * 2009-01-30 2014-03-12 昭和飛行機工業株式会社 非接触給電装置
JP5387201B2 (ja) * 2009-07-23 2014-01-15 ソニー株式会社 非接触給電システム、非接触中継装置、非接触受電装置および非接触給電方法
JP5640515B2 (ja) * 2010-07-15 2014-12-17 ソニー株式会社 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150263538A1 (en) 2015-09-17
US9577439B2 (en) 2017-02-21
US9077193B2 (en) 2015-07-07
CN102340186B (zh) 2016-06-01
CN102340186A (zh) 2012-02-01
US20120013198A1 (en) 2012-01-19
JP2012023878A (ja) 2012-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5640515B2 (ja) 電力伝送中継装置、電力伝送装置、及び、電力伝送中継装置の製造方法
TWI600248B (zh) 無線電力供應系統
Garnica et al. Wireless power transmission: From far field to near field
KR101159565B1 (ko) 장거리 저주파 공진기 및 재료
JP6094762B2 (ja) 無線エネルギー分配システム
JP5054113B2 (ja) 誘導電力伝送回路
JP6219285B2 (ja) 電界を用いたワイヤレス電力送信システムおよび電力送信方法
US9065423B2 (en) Wireless energy distribution system
JP5476917B2 (ja) ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システム
US10243411B2 (en) Wireless charger with uniform H-field generator and EMI reduction
KR101896979B1 (ko) 무선 전력 전송 및 충전 시스템, 무선전력 전송 및 충전 시스템의 공진 주파수 제어 방법
KR101962747B1 (ko) 무선 전력 전송 시스템의 누설 자기장 차폐 장치 및 방법
CN102386684A (zh) 电子部件、馈电设备、电力接收设备和无线馈电系统
US10819156B2 (en) Flush-mount wireless charging power-transfer system
JP2010063324A (ja) 誘導電力伝送回路
JP6168500B2 (ja) 無線電力伝送装置、送電装置、および受電装置
Bhutkar et al. Wireless energy transfer using magnetic resonance
US20220014042A1 (en) System and method for wireless transmission of power
US20150333536A1 (en) Wireless energy distribution system
US20230378813A1 (en) Hybrid em-lc resonator
KR102041988B1 (ko) 무선 전력 전송 장치
KR101985022B1 (ko) 무선 전력 중계 장치 및 무선 전력 전송 시스템
KR102109104B1 (ko) 무선 전력 전송 장치
JP2015220891A (ja) 共振器及び無線給電システム
JP2016010168A (ja) 共振器及び無線給電システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141013

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5640515

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees