JP5640498B2 - 電動倍力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動ブースタ制動装置等として適用され、電動アクチュエータによりドライバ操作力をアシストする電動倍力装置に関する。
従来、ストロークセンサによりドライバ操作量を検出し、その検出値に基づいたモータトルクをボールねじで変換した推力と、ペダル操作によりインプットロッドに加えられた推力と、をプライマリピストンに作用させ、ドライバによるペダル踏力をアシストする電動倍力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−112426号公報
しかしながら、従来の電動倍力装置にあっては、システム起動中にペダルを支持するクレビスを調整し、このクレビス調整によりペダル位置が操作ありの位置になった場合、ストロークセンサによる操作量の検出分、プライマリピストンを移動した状態となる。このため、インプットロッドのフランジとプライマリピストンの隙間量が変化し、インプットロッドのバネセット荷重を正しく調整できない、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、システム起動中にクレビス調整したとき、インプットロッドのバネセット荷重を正しく調整できる電動倍力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電動倍力装置は、システム起動中、ストロークセンサにより操作ペダルへのドライバ操作量を検出し、ストローク検出値に基づく電動アクチュエータからの推力によりドライバ操作力をアシストする。
この電動倍力装置において、クレビスと、インプットロッドと、フランジと、ピストン部材と、一対のスプリングと、フランジ嵌合構造と、を備えた。
前記クレビスは、前記操作ペダルがピン結合され、前記操作ペダルに加えられた操作力を入力する。
前記インプットロッドは、前記クレビスのクレビスネジ部に対しねじ結合され、前記操作ペダルに加えられた操作力を伝達すると共に、前記クレビスの位置調整を行う際に回転する。
前記フランジは、前記インプットロッドにフランジネジ部を介してねじ結合され、前記インプットロッドから外周に突出する。
前記ピストン部材は、前記フランジの外周位置に配置され、ペダル操作による推力とアシストによる推力を伝達する。
前記一対のスプリングは、前記ピストン部材の凹部と前記フランジとの間の軸方向隙間に介装され、前記フランジを前記凹部の中立位置に付勢する。
前記フランジ嵌合構造は、前記ピストン部材と前記フランジとの間に設けられ、システム起動前は嵌合せず、システム起動中は前記フランジを回り止め嵌合する。
クレビスの位置調整は、クレビスネジ部によりクレビスがねじ結合されたインプットロッドを回転させて行われる。このインプットロッドには、フランジネジ部によりフランジもねじ結合されている。
システム起動前にインプットロッドを回転させてクレビスの位置調整を行った際は、ピストン部材とフランジが嵌合しないので、インプットロッドとフランジの位置が変化せず、ストッパなどにより位置調整ストロークに規制がかからない限り、ピストン部材とフランジの軸方向隙間量が変わらない。
システム起動中にインプットロッドを回転させてクレビスの位置調整を行った際は、フランジ嵌合構造によって、フランジはインプットロッドに対し回り止め嵌合される。したがって、インプットロッドの回転によりフランジが移動すると共に、システム起動中であるため、ストロークセンサからのストローク検出値に基づく電動アクチュエータからの推力によりピストン部材が移動する。このように、フランジとピストン部材が共に移動することで、ピストン部材とフランジの軸方向隙間量が変わらない。
この結果、システム起動中にクレビス調整したとき、インプットロッドのバネセット荷重を正しく調整できる。
実施例1の電動ブースタ制動装置(電動倍力装置の一例)を示す全体断面図である。 実施例1の電動ブースタ制動装置における制御系を示す制御系ブロック図である。 実施例1の電動ブースタ制動装置におけるクレビス調整構造を示す概略図である。 実施例1の電動ブースタ制動装置におけるクレビス調整構造を示す図3のD−D線断面図である。 実施例1の電動ブースタ制動装置における圧力平衡を説明するための模式図である。 実施例1の電動ブースタ制動装置におけるコントローラでの一定倍力制御の説明図であり、(a)は入力ストロークに対するアシストストロークの特性データを示し、(b)は入力ストロークに対する相対変位量の特性データを示し、(c)は入力ストロークに対する液圧の特性データを示す。 比較例におけるクレビス調整作用説明図であり、(a)は起動前クレビス延長時を示し、(b)は起動中クレビス延長時を示し、(c)は起動前クレビス短縮時を示し、(d)は起動中クレビス短縮時を示す。 実施例1の電動ブースタ制動装置におけるクレビス調整作用説明図であり、(a)は起動前クレビス延長時を示し、(b)は起動中クレビス延長時を示し、(c)は起動前クレビス短縮時を示し、(d)は起動中クレビス短縮時を示す。
以下、本発明の電動倍力装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の電動ブースタ制動装置(電動倍力装置の一例)を示す全体断面図である。以下、図1に基づき全体構成を説明する。
実施例1の電動ブースタ制動装置は、図1に示すように、ペダル操作ユニット1と、電動ブースタユニット3と、マスタシリンダユニット5と、を備えている。前記ペダル操作ユニット1は、ドライバのペダル操作によるピストン推力を与える。前記電動ブースタユニット3は、モータトルクによるピストン推力を与える。前記マスタシリンダユニット5は、2つのピストン推力の合計推力をプライマリ液圧とセカンダリ液圧に変換する。
前記ペダル操作ユニット1は、図1に示すように、ブレーキペダル10と、クレビスピン11と、クレビス12と、ペダルロッド13と、連結ロッド14と、インプットロッド15と、ストロークセンサ16と、を備えている。
前記ブレーキペダル10は、上端部がダッシュパネル17に対し回動可能に支持され、中央部がクレビスピン11を介してクレビス12に取り付けられる。すなわち、ドライバがペダル踏力を加えると、ペダル踏力は、ペダルロッド13と連結ロッド14を介し、インプットロッド15に伝達され、インプットロッド15を図1の左方向にストロークさせる。なお、インプットロッド15は、電動ブースタユニット3を経由し、マスタシリンダユニット5まで貫通状態にて配置される。
前記ストロークセンサ16は、ダッシュパネル17に対するインプットロッド15の絶対変位量(以下、「入力絶対変位検出値A」という。)を検出するポテンショメータである。このストロークセンサ16は、ダッシュパネル17側に設定した車体側ブラケット18と、インプットロッド15側に設定したロッド側ブラケット19と、の間に介装され、内蔵したばねにより常に伸長状態を保っている。
前記電動ブースタユニット3は、図1に示すように、ブースタハウジング30と、ハウジングカバー31と、モータ支持プレート32と、電動モータ33(電動アクチュエータ)と、モータ軸34と、回転伝達機構35と、軸受け36と、ボールねじ機構37と、リングガイド38と、フランジ部材39と、筒状ガイド40と、を備えている。
前記ブースタハウジング30と前記ハウジングカバー31と前記モータ支持プレート32は、ダッシュパネル17に固定された静止部材である。
前記電動モータ33は、モータ支持プレート32に固定され、ストロークセンサ16と相対変位センサ41からの検出情報を入力するコントローラ70により、所定の制御則にしたがって駆動制御される。
前記回転伝達機構35は、電動モータ33からの回転を、ボールねじ機構37へ伝達する機構である。この回転伝達機構35は、モータ軸34に取り付けた第1プーリ35aと、ボールねじ機構37のナット部材37aに取り付けた第2プーリ35bと、両プーリ35a,35bを掛け渡すベルト35cと、を有する。
前記ボールねじ機構37は、電動モータ33から回転伝達機構35を経由して伝達されたモータ回転トルクを、軸方向のピストン推力に変換する機構である。このボールねじ機構37は、モータ回転トルクが伝達されるナット部材37aと、ナット部材37aとはボールを介して螺合する中空ねじ軸37bと、を有する。ナット部材37aは、リングガイド38により軸方向の後退移動が規制される。中空ねじ軸37bは、ナット部材37aの回転により軸方向に前進移動し、その前端部に嵌合固定されたフランジ部材39がプライマリピストン54(ピストン部材)を押す。中空ねじ軸37bの後端部には、インプットロッド15を摺動案内する筒状ガイド40が嵌合固定されている。
なお、この電動ブースタユニット3の中心軸を貫通するインプットロッド15には、インプットロッド15とプライマリピストン54の相対変位量を検出する相対変位センサ41が設けられている。
前記マスタシリンダユニット5は、図1に示すように、リザーバタンク50と、第1シリンダハウジング51と、第2シリンダハウジング52と、ポートシリンダ53と、プライマリピストン54(ピストン部材)と、セカンダリピストン55と、を備えている。
前記リザーバタンク50は、ブレーキ液を蓄えているタンクであり、第2シリンダハウジング52に固定されている。そして、ブレーキ非操作時、プライマリピストン54により形成されるプライマリ液圧室56と、セカンダリピストン55により形成されるセカンダリ液圧室57に対し、リリーフポート58,59を介し、リザーバタンク50内の液室は連通している。ブレーキ操作時、プライマリピストン54とセカンダリピストン55のストロークにより、リザーバタンク50内の液室とプライマリ液圧室56の連通と、リザーバタンク50内の液室とセカンダリ液圧室57との連通を遮断する。そして、ピストン推力に応じてプライマリ液圧とセカンダリ液圧を上昇させる。
前記プライマリピストン54は、ブレーキ操作時、インプットロッド15に設けたフランジ60と、フランジ60を中立位置に付勢するスプリング61,62を介し、ドライバのペダル操作によるピストン推力が与えられる。そして、フランジ部材39を介して、モータトルクによるピストン推力が与えられる。なお、図1において、63はフランジ部材39のリターンスプリングであり、64はプライマリピストン54のリターンスプリングである。
前記セカンダリピストン55は、ブレーキ操作時、インプットロッド15の先端部を介し、ドライバのペダル操作によるピストン推力とモータトルクによるピストン推力が与えられる。なお、図1において、63はセカンダリピストン55のリターンスプリングである。
図2は、実施例1の電動ブースタ制動装置における制御系を示す制御系ブロック図である。以下、図2に基づいて、制御系の構成を説明する。
前記コントローラ70は、図2に示すように、メモリ71を有し、このメモリ71に、演算・制御内容を有するプログラム、入力ストロークとこれに対応する相対変位量とを用いて表示される目標変位量算出特性データおよび入力ストローク−液圧特性データ、等を格納している。そして、コントローラ70は、メモリ71に加え、図2に示すように、微分回路72、目標変位量設定器73、減算回路74および制御器75を備えている。
前記微分回路72は、ストロークセンサ16が検出した絶対変位量を微分して速度V(適宜、速度信号Vという。)を算出する。前記目標変位量設定器73は、微分回路72からの速度信号Vおよびストロークセンサ16の検出信号(入力絶対変位検出値A)の入力を受け、目標変位量C(相対変位量)を設定し、これを減算回路74に入力する。前記減算回路74は、目標変位量設定器73が出力する目標変位量Cから、相対変位センサ41が検出した相対変位量(相対変位検出値B)を減算〔C−B〕して偏差を求める。前記制御器75は、減算回路74が得た偏差の入力を受けて電動モータ33への供給電流を求め、電動モータ33の駆動部を制御する。
そして、コントローラ70により、図2に示すように、電動モータ33および伝達機構(回転伝達機構35およびボールねじ機構37)が、この順に制御され、中空ねじ軸37bの作動とリターンスプリング61のばね力により、プライマリピストン54が変位(前進および後退)する。そして、プライマリピストン54の変位分がインプットロッド15の変位に加算されて、プライマリ液圧とセカンダリ液圧が調整される。このとき、プライマリピストン54の変位とストロークセンサ16の変位との差分(相対変位検出値B)が相対変位センサ41に検出される。この検出データ(相対変位検出値B)がコントローラ70にフィードバックされて、電動モータ33の制御に用いられる。
すなわち、コントローラ70は、ストロークセンサ16の検出信号(入力絶対変位検出値A)に応じて、インプットロッド15とプライマリピストン54との相対変位関係が可変となる目標変位量Cを設定し、相対変位センサ41の検出信号(相対変位検出値B)に基づき、インプットロッド15とプライマリピストン54との相対変位関係(相対変位検出値B)が前記目標変位量Cとなるように電動モータ33を制御する。なお、目標変位量Cの設定は、予め求められている目標変位量算出特性データを用いて行われる。
そして、コントローラ70は、プログラム実行により、例えば、一定倍力制御、可変倍力制御、ジャンプイン制御、ブレーキアシスト制御、ビルドアップ制御、回生協調制御、減倍力制御、無効ストローク低減制御、等を行えるようになっている。
図3は、実施例1の電動ブースタ制動装置におけるクレビス調整構造を示す概略図である。図4は、実施例1の電動ブースタ制動装置におけるクレビス調整構造を示す図3のD−D線断面図である。以下、図3および図4に基づいて、クレビス調整構造を説明する。
実施例1の電動ブースタ制動装置は、上記のように、システム起動中、ストロークセンサ16によりブレーキペダル10(操作ペダル)へのドライバ操作量を検出し、ストローク検出値に基づく電動モータ33(電動アクチュエータ)からの推力によりドライバ操作力をアシストする。
上記電動ブースタ制動装置において、クレビス調整構造として、クレビス12と、インプットロッド15と、フランジ60と、プライマリピストン54(ピストン部材)と、一対のスプリング61,62と、溝部80(フランジ嵌合構造)と、つば部81(フランジ嵌合構造)と、を備えている。なお、インプットロッド15は、一体に設けられたペダルロッド13と連結ロッド14を含む意味で用いる。
前記クレビス12は、ブレーキペダル10がクレビスピン11を介してピン結合され、ブレーキペダル10に加えられたペダル踏力(操作力)を入力する。
前記インプットロッド15は、クレビス12のクレビスネジ部82に対しねじ結合され、ブレーキペダル10に加えられた操作力を伝達すると共に、クレビス12の位置調整を行う際に回転する。
前記フランジ60は、インプットロッド15にフランジネジ部83を介してねじ結合され、インプットロッド15から外周に突出する。ここで、フランジネジ部83は、クレビスネジ部82のネジピッチ間隔と等しいネジピッチ間隔に設定したネジ部である。これにより、クレビス12の位置調整のためにインプットロッド15を回転させると、同じ方向に同じ量だけ移動する、つまり、クレビス12とフランジ60の間隔を一定に保つようにしている。
前記プライマリピストン54は、フランジ60の外周位置に配置され、ペダル操作による推力とアシストによる推力を伝達する。このプライマリピストン54は、システム起動により起動前初期位置から起動中初期位置まで所定量αだけ前進方向に移動する。このように移動させるようにした理由の一つは、起動前に嵌合せず、システム起動により溝部80とつば部81の回り止め嵌合させるためである。そして、他の理由は、システム起動中にプライマリピストン54を少し戻せる隙間を持っておくことで、打音などを防止するためである。
前記一対のスプリング61,62は、プライマリピストン54の凹部54aとフランジ60との間の軸方向隙間に介装され、フランジ60をプライマリピストン54の凹部54aの中立位置に付勢する。
前記溝部80と前記つば部81は、プライマリピストン54とフランジ60との間に設けられ、システム起動前は嵌合せず、システム起動中はフランジ60を回り止め嵌合するフランジ嵌合構造である。より詳しくは、プライマリピストン54がシステム起動により移動(所定量α)することを利用し、プライマリピストン54が起動前初期位置にあるシステム起動前は嵌合せず、プライマリピストン54が起動中初期位置にあるシステム起動中はフランジ60を回り止め嵌合する。溝部80は、図4に示すように、フランジ60の外周部にキー溝構造により設けられている。つば部81は、図3に示すように、プライマリピストン54に設けられ、軸方向隙間のうちブレーキペダル10に近い側の軸方向隙間の位置に配置されている。
次に、作用を説明する。
実施例1の電動ブースタ制動装置における作用を、「マスタシリンダ液圧調整作用と一定倍力制御作用」、「比較例でのクレビス調整作用」、「実施例1でのクレビス調整作用」に分けて説明する。
[マスタシリンダ液圧調整作用と一定倍力制御作用]
マスタシリンダの液圧調整の際、プライマリピストン54の変位分(前進および後退)がインプットロッド15の変位に加算されて行われるが、この液圧調整は、下記の式(1)で示される圧力平衡関係をもって行われる。
Pb=(Fi−K×△X)/Ai=(Fb+K×△X)/Ab …(1)
ここで、圧力平衡式(1)における各要素は、図5に示したように、
Pb:プライマリ液圧
Fi:ブレーキ操作入力による推力
Fb:ブースタ推力
Ai:インプットロッド15の受圧面積
Ab:プライマリピストン54の受圧面積
K:スプリング61,62のばね定数
ΔX:インプットロッド15とプライマリピストン54との相対変位量
となっている。
また、相対変位量ΔXは、インプットロッド15の変位をXi、プライマリピストン54の変位をXbとして、ΔX=Xi−Xbと定義している。したがって、ΔXは、相対移動の中立位置では0、インプットロッド15に対してプライマリピストン54が後退する方向では正符号、その逆方向では負符号となる。なお、圧力平衡式(1)ではシールの摺動抵抗を無視している。この圧力平衡式(1)において、ブースタ推力Fbは、電動モータ33の電流値から推定できる。
一方、倍力比αは、下記(2)式のように表わされる。
α=Pb×(Ab+Ai)/Fi …(2)
したがって、この(2)式に上記圧力平衡式(1)のPbを代入すると、倍力比αは、
α=(1−K×ΔX/Fi)×(Ab/Ai+1) …(3)
の式により表される。
実施例1の電動ブースタ制動装置で一定倍力制御(制御の一例)を行う場合には、ストロークセンサ16の検出結果に基づいて相対変位量ΔXが0となるように電動モータ33の回転を制御(フィードバック制御)する。そうすると、倍力比αは、α=Ab/Ai+1となり、真空倍力装置と同様に、プライマリピストン54の受圧面積Abとインプットロッド15の受圧面積Aiとの面積比で一義的に定まる(図5)。
これに対して、相対変位量ΔXを負の所定値に設定し、相対変位量ΔXが前記所定値となるようにする。すなわち、ブレーキ液圧を増加する方向へインプットロッド15が移動するに従い、インプットロッド15の絶対変位量に比べてプライマリピストン54の絶対変位量が大きくなるように、電動モータ33の回転を制御する。この制御によれば、倍力比αは、(1−K×ΔX/Fi)倍の大きさとなり、すなわち、倍力比が可変となり、電動アクチュエータ53が倍力源として働いて、ペダル踏力の大きな低減を図ることができるようになる。
一定倍力制御は、インプットロッド15およびプライマリピストン54を一体的に変位させる(インプットロッド15に対してプライマリピストン54が常に上述の中立位置となるように相対変位0で変位させる)ものである。インプットロッド15のストローク(入力ストローク)を横軸にとり、プライマリピストン54のストローク(アシストストローク)を縦軸にとると、アシストストロークが、図6(a)の実線で示される特性となる制御方法である。そして、この制御を行うことにより、図6(c)に示されるように、インプットロッド15の前進に伴いマスタシリンダ2で発生する液圧が2次曲線、3次曲線、あるいはこれらにそれ以上の高次曲線等が複合した多次曲線状に大きくなる。
入力ストロークを横軸、インプットロッド15とプライマリピストン54との相対変位量を縦軸にすると、図6(a)に示される特性データおよび図6(c)に示される特性データで示される一定倍力制御の特性を、図6(b)に示す目標変位量算出特性データで表現することができる。図6(b)で実線は、インプットロッド15とプライマリピストン54との相対変位量である。図6(b)の実線で示すように、インプットロッド15とプライマリピストン54との相対変位量が常に0であるように電動モータ33を制御すると、図6(c)に示される液圧特性が得られる。
[比較例でのクレビス調整作用]
クレビスネジ部のみを持ち、実施例1の特徴とする構成であるフランジネジ部と溝部とつば部を持たない構成を比較例とし、図7に基づき、この比較例でのクレビス調整作用を説明する。
(a) 起動前クレビス延長時
システム起動前にクレビス位置を延長側に調整するとき、システム起動前であるためプライマリピストンは、正規位置に停止したままである。そして、ペダルストッパでクレビスが延長側に移動できず、代わりにフランジが図7(a)の左方向へ進むことになる。
この起動前クレビス延長時、フランジがプライマリピストンの凹部の中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、延長側調整による移動量をXとする。この場合、延長側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図7(a)に示すように、ギャップ量=(δ+X)となり、インプットロッドのバネセット荷重が大となり、バネセット荷重を正しく調整することができない。
(b) 起動中クレビス延長時
システム起動中にクレビス位置を延長側に調整するとき、システム起動中であるが比較例の場合、プライマリピストンは、正規位置に停止したままである。そして、ペダルストッパでクレビスが延長側に移動できず、代わりにフランジが図7(b)の左方向へ進むことになる。
この起動中クレビス延長時、フランジがプライマリピストンの凹部の中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、延長側調整による移動量をXとする。この場合、延長側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図7(b)に示すように、起動前クレビス延長時と同様に、ギャップ量=(δ+X)となり、インプットロッドのバネセット荷重が大となり、バネセット荷重を正しく調整することができない。
(c) 起動前クレビス短縮時
システム起動前にクレビス位置を短縮側に調整するとき、システム起動前であるためプライマリピストンは、正規位置に停止したままである。そして、フランジとプライマリピストンの位置関係はそのままで、クレビスのみがインプットロッドに対し短縮側に移動することになる。
この起動前クレビス短縮時、フランジがプライマリピストンの凹部の中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、短縮側調整による移動量をXとする。この場合、短縮側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図7(c)に示すように、ギャップ量=δとなり、インプットロッドのバネセット荷重を正しく調整することができる。
(d) 起動中クレビス短縮時
システム起動中にクレビス位置を短縮側に調整するとき、システム起動中であるため、短縮量をペダル操作量とし、プライマリピストンは、図7(d)に示すように、短縮量に応じて正規位置から左方向へ進むことになる。そして、クレビスがインプットロッドに対し短縮側に移動することになる。
この起動中クレビス短縮時、フランジがプライマリピストンの凹部の中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、延長側調整による移動量をXとする。この場合、短縮側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図7(d)に示すように、ギャップ量=(δ−X)となり、インプットロッドのバネセット荷重が小となり、バネセット荷重を正しく調整することができない。
以上説明したように、比較例では、起動前クレビス短縮時を除いて、バネセット荷重を正しく調整することができない。言い換えると、システム起動前であるかシステム起動中であるかにかかわらず、クレビス位置を延長側に調整することができないし、クレビス位置を短縮側に調整する際もシステム起動前に限られることになる。
[実施例1でのクレビス調整作用]
システム起動前とシステム起動中のうち、少なくとも一方のシステム状態において、クレビス位置の延長側調整も短縮側調整も行うことができるようにすることが必要である。以下、図8に基づき、これを反映する実施例1でのクレビス調整作用を説明する。
(a) 起動前クレビス延長時
システム起動前にクレビス位置を延長側に調整するとき、プライマリピストン54は起動前初期位置に停止したままであるため、溝部80とつば部81は非嵌合状態にある。そして、ペダルストッパでクレビス12が延長側に移動できず、代わりにフランジ60が図8(a)の左方向へ進むことになる。
この起動前クレビス延長時、フランジ60がプライマリピストン54の凹部54aの中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、延長側調整による移動量をXとし、プライマリピストン54の起動前初期位置と起動中初期位置の差を所定量αとする。このシステム起動前における延長側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図8(a)に示すように、ギャップ量=(δ+α+X)となる。そして、システム起動すると、プライマリピストン54が所定量αだけ移動することで、ギャップ量=(δ+X)となる。したがって、インプットロッド15のバネセット荷重が大となり、バネセット荷重を正しく調整することができない。
(b) 起動中クレビス延長時
システム起動中にクレビス位置を延長側に調整するとき、プライマリピストン54は、起動前初期位置に所定量αを加えた起動中初期位置にあるため、溝部80とつば部81は回り止め嵌合状態になる。クレビス位置の調整のためにインプットロッド15を回転させると、クレビス12はペダルストッパにより移動できず、見かけ上、クレビス12とフランジ60の停止状態が保たれる。つまり、クレビスネジ部82を介して結合されたクレビス12と、フランジネジ部83を介して結合されたフランジ60と、の設定間隔が、インプットロッド15を回転しても一定に保たれる。そして、プライマリピストン54は、起動中初期位置にあり、インプットロッド15を回転させてクレビス12の位置調整を開始しても、クレビス12の位置(=ストローク位置)が変わらないため、アシスト制御が実行されず、起動中初期位置をそのまま保つ。すなわち、フランジ60とプライマリピストン54は、相対的な位置関係を変えることがない。
この起動中クレビス延長時、フランジ60がプライマリピストン54の凹部54aの中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとする。このシステム起動中には、フランジ60とプライマリピストン54の相対的な位置関係が変わらないため、延長側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図8(b)に示すように、ギャップ量=δとなり、インプットロッド15のバネセット荷重を正しく調整することができる。
(c) 起動前クレビス短縮時
システム起動前にクレビス位置を短縮側に調整するとき、プライマリピストン54は起動前初期位置に停止したままであるため、溝部80とつば部81は非嵌合状態にある。そして、そして、フランジ60とプライマリピストン54の位置関係はそのままで、クレビス12のみがインプットロッド15に対し短縮側に移動することになる。
この起動前クレビス短縮時、フランジ60がプライマリピストン54の凹部54aの中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、短縮側調整による移動量をXとし、プライマリピストン54の起動前初期位置と起動中初期位置の差を所定量αとする。この場合、短縮側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図8(c)に示すように、ギャップ量=(δ+α)となる。そして、システム起動すると、プライマリピストン54が所定量αだけ移動することで、ギャップ量=δとなり、インプットロッド15のバネセット荷重を正しく調整することができる。
(d) 起動中クレビス短縮時
システム起動中にクレビス位置を短縮側に調整するとき、プライマリピストン54は、起動前初期位置に所定量αを加えた起動中初期位置にあるため、溝部80とつば部81は回り止め嵌合状態になる。クレビス位置の調整のためにインプットロッド15を回転させると、クレビス12は短縮側に移動し、フランジ60もクレビス12との設定間隔を一定に保ちながら図8(d)の左方向に移動する。そして、プライマリピストン54は、短縮調整前に起動中初期位置にあり、インプットロッド15を回転させてクレビス12の位置調整を開始すると、クレビス12の位置(=ストローク位置)が変わるため、アシスト制御が実行され、起動中初期位置から図8(d)の左方向に移動する。すなわち、クレビス12とフランジ60とプライマリピストン54は、相対的な位置関係を変えることなく、図8(d)の左方向に移動する。
この起動中クレビス延長時、フランジ60がプライマリピストン54の凹部54aの中央位置に付勢されているときの軸方向隙間量をδとし、短縮側調整による移動量をXとする。このシステム起動中には、クレビス12とフランジ60とプライマリピストン54の相対的な位置関係が変わらないため、延長側調整後の軸方向隙間量(ギャップ量)は、図8(d)に示すように、ギャップ量=δとなり、インプットロッド15のバネセット荷重を正しく調整することができる。
以上説明したように、実施例1では、起動前クレビス延長時を除いて、バネセット荷重を正しく調整することができる。言い換えると、システム起動中においては、クレビス位置を延長側に調整することができるし、クレビス位置を短縮側に調整することもできる。さらに、クレビス位置を短縮側に調整する際は、システム起動前もシステム起動中のいずれであっても良い。
次に、効果を説明する。
実施例1の電動ブースタ制動装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) システム起動中、ストロークセンサ16により操作ペダル(ブレーキペダル10)へのドライバ操作量を検出し、ストローク検出値に基づく電動アクチュエータ(電動モータ33)からの推力によりドライバ操作力をアシストする電動ブースタ制動装置(電動倍力装置)において、
前記操作ペダル(ブレーキペダル10)がピン結合され、前記操作ペダル(ブレーキペダル10)に加えられた操作力を入力するクレビス12と、
前記クレビス12のクレビスネジ部82に対しねじ結合され、前記操作ペダル(ブレーキペダル10)に加えられた操作力を伝達すると共に、前記クレビス12の位置調整を行う際に回転するインプットロッド15と、
前記インプットロッド15にフランジネジ部83を介してねじ結合され、前記インプットロッド15から外周に突出するフランジ60と、
前記フランジ60の外周位置に配置され、ペダル操作による推力とアシストによる推力を伝達するピストン部材(プライマリピストン54)と、
前記ピストン部材(プライマリピストン54)の凹部54aと前記フランジ60との間の軸方向隙間に介装され、前記フランジ60を前記凹部54aの中立位置に付勢する一対のスプリング61,62と、
前記ピストン部材(プライマリピストン54)と前記フランジ60との間に設けられ、システム起動前は嵌合せず、システム起動中は前記フランジ60を回り止め嵌合するフランジ嵌合構造(溝部80、つば部81)と、
を備えた。
このため、システム起動中にクレビス調整したとき、インプットロッド15のバネセット荷重を正しく調整できる。
(2) 前記ピストン部材(プライマリピストン54)は、システム起動により起動前初期位置から起動中初期位置まで所定量αだけ前進方向に移動する部材であり、
前記フランジ嵌合構造は、前記ピストン部材(プライマリピストン54)が起動前初期位置にあるシステム起動前は嵌合せず、前記ピストン部材(プライマリピストン54)が起動中初期位置にあるシステム起動中は前記フランジ60を回り止め嵌合する。
このため、(1)の効果に加え、ピストン部材(プライマリピストン54)のシステム起動に伴う移動を利用した簡単な構成により、システム起動前は嵌合せず、システム起動中はフランジ60を回り止め嵌合するフランジ嵌合構造にすることができる。
(3) 前記フランジ嵌合構造は、前記フランジ60に設けられた溝部80と、前記ピストン部材(プライマリピストン54)に設けられ、前記軸方向隙間のうち前記操作ペダル(ブレーキペダル10)に近い側の軸方向隙間の位置に配置されたつば部81と、を有する。
このため、(2)の効果に加え、溝部80とつば部81を追加するだけで、システム起動前は嵌合せず、システム起動中は確実にフランジ60を回り止め嵌合するフランジ嵌合構造にすることができる。
以上、本発明の電動倍力装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、ピストン部材として、2系統のブレーキ液圧を制御する制動装置に設けられるプライマリピストンの例を示した。しかし、ピストン部材としては、1系統の液圧などを制御するピストンであっても良い。
実施例1では、フランジ嵌合構造として、プライマリピストン54のシステム起動に伴う移動を利用し、システム起動前は嵌合せず、システム起動中はフランジ60を回り止め嵌合する構造の例を示した。しかし、フランジ嵌合構造としては、システム起動に伴って移動することのないピストン部材とし、システム起動中はアクチュエータを用いてフランジを回り止め嵌合動作するようなフランジ嵌合構造としても良い。
実施例1では、フランジ嵌合構造として、プライマリピストン54のシステム起動に伴う移動で回り止め嵌合する溝部80とつば部81を用いた例を示した。しかし、フランジ嵌合構造としては、ピストン部材のシステム起動に伴う移動で回り止め嵌合するスプライン歯や他の嵌合構造の例としても良い。
実施例1では、電動倍力装置を制動系のアシストに適用した電動ブースタ制動装置の例を示したが、電動倍力装置は、制動系以外のクラッチなどのドライバ操作系のアシストに適用することができる。また、電動アクチュエータとして、電動モータを用いる例を示したが、ソレノイドなどの電動モータ以外のアクチュエータを用いても良い。
10 ブレーキペダル(操作ペダル)
11 クレビスピン
12 クレビス
13 ペダルロッド(インプットロッド)
14 連結ロッド(インプットロッド)
15 インプットロッド
16 ストロークセンサ
23 電動モータ(電動アクチュエータ)
54 プライマリピストン(ピストン部材)
54a 凹部
60 フランジ
61,62 一対のスプリング
80 溝部(フランジ嵌合構造)
81 つば部(フランジ嵌合構造)
82 クレビスネジ部
83 フランジネジ部
α 所定量

Claims (3)

  1. システム起動中、ストロークセンサにより操作ペダルへのドライバ操作量を検出し、ストローク検出値に基づく電動アクチュエータからの推力によりドライバ操作力をアシストする電動倍力装置において、
    前記操作ペダルがピン結合され、前記操作ペダルに加えられた操作力を入力するクレビスと、
    前記クレビスのクレビスネジ部に対しねじ結合され、前記操作ペダルに加えられた操作力を伝達すると共に、前記クレビスの位置調整を行う際に回転するインプットロッドと、
    前記インプットロッドにフランジネジ部を介してねじ結合され、前記インプットロッドから外周に突出するフランジと、
    前記フランジの外周位置に配置され、ペダル操作による推力とアシストによる推力を伝達するピストン部材と、
    前記ピストン部材の凹部と前記フランジとの間の軸方向隙間に介装され、前記フランジを前記凹部の中立位置に付勢する一対のスプリングと、
    前記ピストン部材と前記フランジとの間に設けられ、システム起動前は嵌合せず、システム起動中は前記フランジを回り止め嵌合するフランジ嵌合構造と、
    を備えたことを特徴とする電動倍力装置。
  2. 請求項1に記載された電動倍力装置において、
    前記ピストン部材は、システム起動により起動前初期位置から起動中初期位置まで所定量だけ前進方向に移動する部材であり、
    前記フランジ嵌合構造は、前記ピストン部材が起動前初期位置にあるシステム起動前は嵌合せず、前記ピストン部材が起動中初期位置にあるシステム起動中は前記フランジを回り止め嵌合することを特徴とする電動倍力装置。
  3. 請求項2に記載された電動倍力装置において、
    前記フランジ嵌合構造は、前記フランジに設けられた溝部と、前記ピストン部材に設けられ、前記軸方向隙間のうち前記操作ペダルに近い側の軸方向隙間の位置に配置されたつば部と、を有することを特徴とする電動倍力装置。
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