JP5640373B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5640373B2 JP5640373B2 JP2009291241A JP2009291241A JP5640373B2 JP 5640373 B2 JP5640373 B2 JP 5640373B2 JP 2009291241 A JP2009291241 A JP 2009291241A JP 2009291241 A JP2009291241 A JP 2009291241A JP 5640373 B2 JP5640373 B2 JP 5640373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- roll paper
- sheet
- image forming
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 41
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 41
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 32
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 241000282537 Mandrillus sphinx Species 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 1
- 238000003892 spreading Methods 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Unwinding Webs (AREA)
Description
前記画像形成装置に用いられるロール紙の保持方法、給紙方式に関しては、大別して、ロール紙に長い軸を通すスプール方式(タイプ)と、ロール紙の両端部にフランジを挿入・装着するフランジ方式とがある。
ロール紙をロール紙支持部にセットする場合、長尺軸をロール紙に通すスプール方式は、フランジ方式と比べそのセット・操作性に劣るとされている(この詳細な内容は後述の実施形態でも述べる)。
ロール紙は巻かれている用紙(シート)の種類や用紙幅、巻き数にもよるが、10kgを超えるものもあり、通常の流通形態で梱包されているカット用紙・枚葉紙束と比べて、一般的に重い。このように重いロール紙は、上方向からセットしたほうが作業者・操作者・使用者等(以下、代表して「操作者」という)の負担を軽減できる。このため、1ロール式の装置では、ロール紙支持部であるロール紙セット部をマシン(装置)外部に出っ張らせて配置するか、上方や前方、後方に出っ張らせることで対処し、これによりロール紙セット時の操作性や視認性を向上させている。
この不具合の一つの解決手段として、図17(a)に示すように、上下段のロール紙セット部105a,105bを装置本体の外部に配置し、且つ前後にずらし段差をつけた配置とすればよいが、この場合多段ロール機ないしは画像形成装置100の装置全体が大型化してしまう。
このような観点から装置構成をコンパクトにするには、ロール紙セット部は装置に固定したほうがよいと言える。
スプール方式はロール紙サイズによっても、スプール長さを変更する必要がなく、常に同じ位置の装置内側板間に橋渡ししてセットすればよく、また、セット位置に載置するスプールの軸の両端がロール紙両端から大きく突出しているため、視認性の点でもあまり問題とはならない。
これと比べて、フランジ方式ではロール紙両端にフランジを挿入・装着するので、ロール紙サイズに応じてロール紙セット部(具体的には載置台やフランジ受け台等を指す)位置も移動する必要がある。さらに、用紙送りが中央基準の場合、ロール紙サイズに応じて両方のフランジセット位置がずれることになり、操作者はロール紙セット部のセット位置を確認しながらロール紙をセットする必要がある。このとき、操作者の視線の角度によっては、フランジがロール紙によって隠れてしまうため、セット位置へフランジを合わせることが難しい。
特許文献3には、フランジ方式の簡単な構成で給紙時のスキューやジャム等の発生を防止する目的で、引き出されたロール紙をその紙幅に合わせて誘導するマニュアル式の方法が開示されている。
これは、フランジ方式のロール紙セット部がセットすべきロール紙を下方から支持する構造となっているためであり、操作者の目視確認によってロール紙セット部へのロール紙のセットを可能に指示するロール紙セット基準、すなわち載置位置ターゲットは操作者が持っているロール紙の下側になることに起因する。
また、ロール紙サイズが広幅となる程、ロール紙重量が増大するため、セット時に操作者の腰に負担をかけるという問題点もあった。
なお、本願発明者の知る限りでは、装置本体内における画像形成部の下方且つセットする操作者の立位状態での腰の高さより低い位置に配置され、用紙(シート)サイズに応じてシート幅方向に移動可能なロール紙セット部を備えたコンパクトな構成の画像形成装置の本格的な提案はなされていない知見であることを付記しておく。
請求項1記載の発明は、搬送されてくるシートに画像形成を行う画像形成部と、長尺のシートが巻回されてなるシートロールから該シートを前記画像形成部に向けて繰り出す繰り出し方向と直交するシート幅方向における該シートロールの両端部に装着される一対のフランジ部材と、装置本体内における前記画像形成部の下方且つセットする操作者の立位状態での腰の高さより低い位置に配置され、前記各フランジ部材を支持することにより前記シートロールから該シートを繰り出し可能に支持する繰出支持部を備えるとともに、シートサイズに応じて前記シート幅方向にのみ移動可能な一対のシートロール支持部と、前記各シートロール支持部に連結し、前記フランジ部材装着済みのシートロールを一時載置する略平坦部を備えて前記装置本体の前面から突出するとともに、前記装置本体内に格納可能に設けられた突出ガイド部と、前記突出ガイド部の前記略平坦部上の載置位置を目視可能に指示する載置位置ガイド部と、を有し、前記フランジ部材装着済みのシートロールは、前記前面側から前記略平坦部上の載置位置に載置されてから前記突出ガイド部に沿って移動して前記繰出支持部へセットされることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、前記構成により、装置本体の前面から出っ張りが生じることがなく、シートロール装着性を損ねることなく装置全体をさらにコンパクトにできる。また、シートロールセット以外の操作時、例えば、操作パネルの操作、出力紙の取り出し、記録ヘッド交換、インク補充時等に操作者の邪魔にならない。
図1〜図10を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。まず、図1および図2を参照して、第1の実施形態に係る画像形成装置全体の構成とともに要部の動作を説明する。図1に示す画像形成装置は、装置本体1の上部から下部に向けて、画像読取部2と、画像形成部3と、フランジ受け台5A,5Bとがこの順に配置されている。
画像読取部2は、原稿(図示せず)の画像を読み取る機能・構成を、画像形成部3は、搬送されてくるシートとしての用紙10に画像形成を行う機能・構成を有する。フランジ受け台5A,5Bは、長尺の用紙が巻回されてなるシートロールとしてのロール紙4a,4bから用紙10をそれぞれ繰り出し可能に支持するシートロール支持部としての機能・構成を有し、装置本体1の鉛直方向でもある上下方向Zに隣る上下2段に配置されている。
以下、図において上段に位置するフランジ受け台5Aを「上段フランジ受け台5A」と、図において下段に位置するフランジ受け台5Bを「フランジ受け台5B」ともいう。同様に、上段フランジ受け台5Aにセットされるロール紙4aを「上段ロール紙4a」と、フランジ受け台5Bにセットされるロール紙4bを「下段ロール紙4b」ともいう。
密着イメージセンサ14は、全体として主走査方向Y(図2参照)に長い形状をしており、原稿を照明する光源およびイメージセンサを有している。密着イメージセンサ14の上記光源で原稿搬送路13において原稿を照明し、該原稿からの反射光をレンズアレイなどを通して上記イメージセンサ上に結像させて、光電変換を行うことにより画像信号を出力する。また、密着イメージセンサ14の上方近傍に設けられたコンタクトガラス(図示せず)に対向して、原稿を押圧する白色基準板を兼ねる圧板17が設けられている。
画像形成部3に対応した装置本体1の内部には、ガイドロッド18およびガイドレール19が図示しない側板に掛け渡され、これらのガイドロッド18およびガイドレール19にキャリッジ20が主走査方向Yに摺動可能に保持されている。キャリッジ20には、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドである液体記録ヘッド(図示せず)が搭載されている。各液体記録ヘッドには、図示しないが、各液体記録ヘッドにインクを供給するサブタンクが一体的に備えられている。
ベルト部材24は、キャリッジ20背面側に設けられたベルト固定部にその一部分が固定保持されていることで、キャリッジ20を主走査方向Yに牽引するようになっている。
また、主走査領域のうちの一方の端部側領域(図において右斜め下方側)には、キャリッジ20内の各液体記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構25が配置され、さらに、各液体記録ヘッドのサブタンクに供給する各色のインクを収容したメインカートリッジ26が装置本体1に対して着脱自在に装着される。
図2に示すように、フランジ受け台5Aにはフランジ部材6aを介してロール紙4aが、フランジ受け台5Bにはフランジ部材6bを介してロール紙4bがそれぞれセットされているが、幅方向のサイズや紙種(シート種類)が異なるロール紙をセット可能である。幅方向のサイズとしては、例えばA0やA1に対応した大きいサイズやその他様々なサイズが、紙種としては光沢紙等の大変高価なもの(現状価格で数万円もする)から普通紙等も用いられる。
ロール紙は、通常、長尺の用紙が、厚紙などを材料として構成された紙管等の芯管に巻き付けられて形成されている。本実施形態では、未使用時のロール紙4a,4bの最大外径として、例えば大体180mm程度までを用いることを想定しているが、この数値に限定されるものではない。
なお、図1を始めとして後述する図8等を含め、図面の簡明化を図るため、ロール紙4a,4b部分を省略してフランジ部材(以下、単に「フランジ」ともいう)6a,6bを誇張して図示し、これにロール紙の符号「4a」、「4b」を付する場合のあることを付記しておく。
各開口部7,8には、傾斜部7a,8aが設けられている。これは、各ロール紙4a,4bのフランジ受け台5A,5Bへのセット挿入時あるいは交換離脱時等に懸念されるロール紙4a,4bへの汚染や打痕などのダメージを防止するためである。
上記のとおり、フランジ6a,6bは、上段ロール紙4a(または下段ロール紙4b)の前記紙管(巻き芯)の軸方向に沿って両端にそれぞれ同軸上に固定される。フランジ6a,6bの外径は、ロール紙4a,4bの最大外径(未使用時)よりも小さく形成されている。図3において、31は、主走査方向Yの両端に位置する上段フランジ受け台5Aを保持する「受け台位置決めステー」を示す。
フランジ6a,6bの大径円盤部6cは、後述する図5に示す中継コロ28および支持コロ29と当接して回転可能に支持される当接部6eと、図5に二点鎖線で示す上段ロール紙4aの端面に突き当たる突き当て部6fと、後述する図4に示す被載置部6gとから形成されている。
ロール紙とフランジとの固定は、大径円盤部にレバー(図示せず)が備えられており、このレバーを操作することで小径円筒部から爪(図示せず)が突出し、紙管に食い込んで嵌合する構成や、小径円筒部がテーパ形状となっており、小径円筒部を紙管に強く挿し込んでテーパ部を紙管に食い込み・嵌合させるものなどが一般的に知られている。
本実施形態では、ロール紙セットの操作・作業性向上が大きな目的の一つであるため、ロール紙給紙方式としてフランジ方式を採用している。
上段ロール紙4aの両端部に装着されたフランジ6aを上段フランジ受け台5Aに装着・セットするときの図と、下段ロール紙4bの両端部に装着されたフランジ6bをフランジ受け台5Bに装着・セットするときの図とは、図3、図5および図6に示すように上下段の位置等が異なるだけで他は共通であるため、これを表すため図3では下段ロール紙4b、フランジ受け台5B、フランジ6bの各符号に括弧を付して区別している(図5および図6のフランジ受け台5Bも同様)。以下、上段ロール紙4aの両端部に装着されたフランジ6aを上段フランジ受け台5Aに装着・セットする場合を代表して説明する。
フランジ受け台5Aは、ロール紙4aから用紙が繰り出し可能に、すなわち回転可能に支持されるロール紙4aの両端に対応し、受け台位置決めステー31の2箇所に設けられている。また、中継コロ28、支持コロ29は、支持されるロール紙(図5および図6の例では上段ロール紙4a、以下同じ)の回転軸に垂直な同一の面内に設けられている。また、巻戻しローラ30は、ロール紙4aの両端に位置している2つのフランジ受け台5Aの中継コロ28と接触するように長尺に形成されている。
図6に示すように、フランジ6aの当接部6eは、中継コロ28および支持コロ29と当接して回転可能に支持される。テーパ部35は、フランジ受け台5Aに装着・セットされたロール紙4aの回転中心軸に沿う手前側に隣接して、ロール紙4aから用紙先端をセットする際のガイドとして機能する。
駆動装置は、例えばモータ等で構成され、ロール紙4aからの用紙を順方向へ搬送するための駆動力を図1に示す給紙ローラ9a,9bに、またロール紙4aに用紙を巻き戻すための駆動力を巻戻しローラ30に与える。
なお、本実施形態例においては、説明の簡明化のため上段ロール紙4aと下段ロール紙4bとの各紙管の内径および用紙幅が同じものを用い、これに対応してフランジ6a,6bおよび上・下段フランジ受け台5A,5Bも同じものを用いているものとして説明する。
ロール紙には、上述したように紙種が異なるものがある他、紙管(芯管)の径が異なる複数のサイズ、例えば一般的なサイズである2インチや3インチのものがあり、その場合には上記した支持コロの配置位置や数を変えて対応できるように構成されるが、これ以上の説明は省略する。
操作者によって、画像読取部2の原稿台11に画像形成すべき原稿(図示せず)がセットされるとともに、画像読取部2近傍の装置本体1に配設された図示しない操作部のキー操作などが行われることで、各種の画像形成条件、例えば上下段のロール紙の選択や、カラー色の選択、画像形成枚数などが設定される。これらの信号が画像形成装置の制御部(図示せず)に入力されると、画像形成装置が作動する。すなわち、画像読取部2では上述した原稿画像の読み取りが行われて、密着イメージセンサ14から画像信号が出力される。
画像情報(画像データ)としては、画像読取部2で読み取られる原稿画像によるものに限らず、画像形成装置に通信可能に接続されたパソコン等のコンピュータから送信されるものであってよいことは無論である。
図1において、上述したように、上段ロール紙4aはフランジ6a(図1では省略、図2等参照)を介して上段フランジ受け台5Aに、下段ロール紙4bはフランジ6b(図1では省略、図2等参照)を介してフランジ受け台5Bにそれぞれセットされ、上段ロール紙4aと下段ロール紙4bとは、装置本体1の前面1F側の下端部に配置されている。装置本体1の前面1Fは、装置本体1の前面1Fから上段ロール紙4aの交換を行うための開口部7と下段ロール紙4bの交換を行うための開口部8とを備えている。
ここで、「操作者34の立位状態での腰34bの高さ」とは、画像形成装置を操作する標準的な操作者の腰の高さ位置を意味し、人間工学的・設計上の観点から一例を挙げれば、日本人の場合には身長が男1686.8mm、 女1557.9mmで、腰の高さが男845.9mm、 女768.8mmに設定される。また、外国人(例えば米国人)の場合には身長が男1760.4mm、 女1626.7mmで、腰の高さが男934.3mm、 女829.9mmに設定される(1998年度成人平均データによる)。
操作者34が日本人の条件において、一例を挙げればHa=520mm、Hb=250mm程度に設定されるが、これに限定するものではない。
載置位置ガイド部としての載置位置ターゲット5bは、上記したように挿入ガイド5aへのロール紙4aのフランジ6aの載置位置を目視可能に指示する機能があればよい。本実施形態では、図1および図8等に示すように、操作者34が目視可能な挿入ガイド5aの先端部がこれに相当するが、例えば矢印マークやLED(発光ダイオード)等での点灯・点滅表示なども含まれる。
換言すれば、上・下段ロール紙4a,4bをセットする上・下段フランジ受け台5A,5Bが、装置本体1の前後方向Xにずらして配置されており、これと同様に、上段フランジ受け台5Aを支持する受け台位置決めステー31(図1では省略、図3、図5および図6等参照)の中心位置が、フランジ受け台5Bを支持する受け台位置決めステー(図示せず)の中心位置よりも装置本体1の後側寄りにαmmだけ偏倚して配置されているとも言える。
偏倚量αmmは、本実施形態に対応した効果を奏するように、すなわち上・下段フランジ受け台5A,5Bに対する上・下段ロール紙4a,4bの視認性および操作性(交換作業性)の向上、操作者34の腰34bの高さより低く抑えること、用いる上・下段ロール紙4a,4bの最大外径(未使用時)などを考慮して具体的に決める事項である。
従来例ではシートロール支持部がマシン(装置本体)の上部に配置されている例(特にロール紙一本対応の機種に多く見られるが)もあるが、最大で10kgを超えるロール紙を自分の胸の高さ近くまで持ち上げる作業は、負荷が余りにも大きく、特に女性操作者にはとても辛い作業となることから支持されないものと思われる。
図11および図12を参照して、第1の実施形態の変形例1を説明する。本変形例は、図1〜図10に示した第1の実施形態例と比較して、フランジ受け台5A,5Bに代えて、図11に示すフランジ受け台5A1,5B1を用いる点のみ相違する。フランジ受け台5A1,5B1は、フランジ受け台5A,5Bと比較して、挿入ガイド5aに代えて、ロール紙4a,4bのフランジ6a,6bを略平坦部5cに一時載置した状態でもその位置が確認できる長さまで装置本体1の前面1Fから突出させた挿入ガイド5a1を用いる点、および載置位置ターゲット5bに代えて、さらに目視可能な矢印マークを設けた載置位置ターゲット5b1を用いる点のみ相違する。以下、第1の実施形態と同様に、上段ロール紙4aおよび上段フランジ受け台5A1を代表して説明する。本変形例は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。
また、図11(b)〜図12(b)に示すように、操作者34が上段ロール紙4aのフランジ6aを略平坦部5cの手前側に置くようにして、実際にフランジ6aが置かれる位置が目視確認できるようにしてやれば、略平坦部5cの奥側が載置位置ターゲット5b1となる。本変形例では、より判りやすくするため、ロール挿入ガイド5aに矢印等を設けて、これを載置位置ターゲット5b1としている。
本変形例は、第1の実施形態に適用できることは無論である。
図13を参照して、第1の実施形態の変形例2を説明する。本変形例は、図1〜図10に示した第1の実施形態例と比較して、フランジ受け台5A,5Bに代えて、図13に示すフランジ受け台5A2,5B2を用いる点のみ相違する。フランジ受け台5A2,5B2は、フランジ受け台5A,5Bと比較して、挿入ガイド5a,5a(突出ガイド部)の配置位置を表す表示マークとしての矢印を、ロール紙4a,4bのフランジ6a,6bがフランジ受け台5A2,5B2にセットされた状態のフランジ6a,6bの高さ位置よりも上方に設けられた載置位置ガイド部としての載置位置ターゲット5b2,5b2に設けた点が相違する。本変形例は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。
ロール紙を手前上方よりセットする場合、フランジの直下に載置位置ターゲットが来るようにセットする必要がある。ただし、操作者は図9に示す斜め視線となるため、載置位置ターゲットに対応するフランジの下側面はブラインド状態となり位置合わせが難しい。本変形例のように載置位置ターゲットを上にすることで、フランジ上部と載置位置ターゲットの両方を見ながら位置合わせすればよいので、セットが容易になるという利点もある。
本変形例は、第1の実施形態や変形例1に適用できることは無論である。
図14を参照して、第1の実施形態の変形例3を説明する。本変形例は、図1〜図10に示した第1の実施形態例と比較して、フランジ受け台5A,5Bに代えて、図14に示すフランジ受け台5A3,5B3を用いる点のみ相違する。フランジ受け台5A3,5B3は、フランジ受け台5A,5Bと比較して、フランジ受け台5A,5Bに一体的に固設された挿入ガイド5a,5a(突出ガイド部)に代えて、開口部7,8からの突出量部分を装置本体1内に格納可能に構成した挿入ガイド5a3,5a3を用いる点が相違する。以下、第1の実施形態と同様に、上段ロール紙4aおよび上段フランジ受け台5A3を代表して説明する。本変形例は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。
本変形例は、変形例1や2にも適用できることは無論である。
図15および図16を参照して、第1の実施形態の変形例4を説明する。本変形例は、図1〜図10に示した第1の実施形態例と比較して、フランジ受け台5A,5Bに代えて、図15および図16に示すフランジ受け台5A4,5B4を用いる点のみ相違する。フランジ受け台5A4,5B4は、フランジ受け台5A,5Bと比較して、図7に示した収容壁32と収容壁33を備えて形成された挿入ガイド5aに代えて、ロール紙4a,4bのフランジ6a,6b(図15には図示せず、図7等参照)を挿入可能な外開きの傾斜角β4をなす第1の傾斜壁33bを装置本体1の前面1F側に、第1の傾斜壁33bの上部に外開きの傾斜角α4をなす第2の傾斜壁33cをそれぞれ備えている突出ガイド部としての挿入ガイド5a4を用いる点が相違する。以下、第1の実施形態と同様に、上段ロール紙4aおよび上段フランジ受け台5A4を代表して説明する。本変形例は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。
図16は、変形例4を適用した画像形成装置を、装置本体1における最上面の前面1F上方手前から見たときの挿入ガイド5a4の形状を示している。同図を見て分かるように、挿入ガイド5a4の視認性が向上していることがうかがえる。
本変形例は、第1の実施形態や変形例1、2、3に適用できることは無論である。
例えば、図1に示した画像読取部2、画像形成部3、装置本体1の上下方向Zに隣る上下2段のフランジ受け台5A,5B、これらの構成部品や部材は、上述したものに限らず、それらと均等な全ての公知のものに置き換えてもよい。一例を挙げると、画像形成部3は、シリアル型インクジェット記録装置に限定されず、ライン型インクジェット記録装置や電子写真方式による画像形成装置等またはそれら複数の機能を組み合わせた装置でもよい。
図1に示した画像形成装置に限らず、画像読取部2に加えて、装置本体の上部の正面側に操作部としての操作パネルを設けたものであってもよい。また、画像読取部2が配設されていない、例えば専らコンピュータ等の外部入力データやコンパクトディスク等の各種記憶媒体に記録されているデータに基づいて画像形成を行う画像形成装置であってもよい。
また、ロール紙およびこれから用紙を繰り出し可能に支持するフランジ受け台は、図1等に示したように、上下方向に隣る上下2段の構成に限らず、上下方向に3段以上の構成、すなわち装置本体の上下方向に隣る少なくとも上下2段のシートロール支持部を配置したものでもよいし、上下方向に1段のシートロール支持部を配置したものでもよい。
1F 装置本体の前面
1Fa 装置本体前面端
2 画像読取部
3 画像形成部
4a 上段ロール紙(上段のシートロール)
4a1 上段ロール紙の中心位置(上段のシートロールの中心位置)
4b 下段ロール紙(下段のシートロール)
4b1 下段ロール紙の中心位置(下段のシートロールの中心位置)
5A、5A1〜5A4 上段フランジ受け台(上段のシートロール支持部)
5B、5B1〜5B4 下段フランジ受け台(下段のシートロール支持部)
5a、5a1、5a4 挿入ガイド(突出ガイド部)
5b、5b1、5b2 載置位置ターゲット(載置位置ガイド部)
5c 略平坦部
6a、6b フランジ(フランジ部材)
7 開口部
8 開口部
10 用紙(シート)
11 原稿台(原稿載置台)
20 キャリッジ
28 中継コロ(繰出支持部の構成要素)
29 支持コロ(繰出支持部の構成要素)
30 巻き戻しローラ
31 受け台位置決めステー
32 収容壁
33 収容壁
33b 第1の傾斜壁
33c 第2の傾斜壁
34 操作者
34a 操作者の手
34b 操作者の腰
36 床面
X 前後方向
Y 主走査方向、シート幅方向
Z 上下方向
Claims (3)
- 搬送されてくるシートに画像形成を行う画像形成部と、
長尺のシートが巻回されてなるシートロールから該シートを前記画像形成部に向けて繰り出す繰り出し方向と直交するシート幅方向における該シートロールの両端部に装着される一対のフランジ部材と、
装置本体内における前記画像形成部の下方且つセットする操作者の立位状態での腰の高さより低い位置に配置され、前記各フランジ部材を支持することにより前記シートロールから該シートを繰り出し可能に支持する繰出支持部を備えるとともに、シートサイズに応じて前記シート幅方向にのみ移動可能な一対のシートロール支持部と、
前記各シートロール支持部に連結し、前記フランジ部材装着済みのシートロールを一時載置する略平坦部を備えて前記装置本体の前面から突出するとともに、前記装置本体内に格納可能に設けられた突出ガイド部と、
前記突出ガイド部の前記略平坦部上の載置位置を目視可能に指示する載置位置ガイド部と、
を有し、
前記フランジ部材装着済みのシートロールは、前記前面側から前記略平坦部上の載置位置に載置されてから前記突出ガイド部に沿って移動して前記繰出支持部へセットされることを特徴とする画像形成装置。 - 前記突出ガイド部の配置位置を表す表示マークを、前記フランジ部材装着済みのシートロールが前記各シートロール支持部にセットされた状態の該フランジ部材の高さ位置よりも上方に設けられた前記載置位置ガイド部に設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記突出ガイド部は、前記フランジ部材装着済みのシートロールの該各フランジ部材を挿入可能な外開きの第1の傾斜壁を前記装置本体の前記前面側に、第1の傾斜壁の上部に外開きの第2の傾斜壁をそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1または2記載の画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009291241A JP5640373B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009291241A JP5640373B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011131434A JP2011131434A (ja) | 2011-07-07 |
JP5640373B2 true JP5640373B2 (ja) | 2014-12-17 |
Family
ID=44344696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009291241A Expired - Fee Related JP5640373B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5640373B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6011209B2 (ja) | 2012-02-24 | 2016-10-19 | 株式会社リコー | 給紙装置及び画像形成装置 |
JP5942479B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2016-06-29 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
US8967793B2 (en) | 2012-03-15 | 2015-03-03 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet transport device and image forming device |
JP6641039B1 (ja) * | 2019-01-30 | 2020-02-05 | ローランドディー.ジー.株式会社 | プリンタ |
JP2022060733A (ja) | 2020-10-05 | 2022-04-15 | キヤノン株式会社 | 記録装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0577150U (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-19 | グラフテック株式会社 | 記録装置の記録紙保持構造 |
JP3496910B2 (ja) * | 1997-01-13 | 2004-02-16 | キヤノンファインテック株式会社 | ロール紙ユニット |
JP2000044099A (ja) * | 1998-07-28 | 2000-02-15 | Seiko Epson Corp | プリンタ |
JP2000128402A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-09 | Anritsu Corp | プリンタ |
JP2000289895A (ja) * | 1999-04-08 | 2000-10-17 | Ricoh Co Ltd | ロール紙支持装置 |
JP2006016167A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | 給紙装置 |
-
2009
- 2009-12-22 JP JP2009291241A patent/JP5640373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011131434A (ja) | 2011-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5560960B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5560959B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5447000B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5640373B2 (ja) | 画像形成装置 | |
EP1609748A1 (en) | Sheet supplying device | |
US11298958B2 (en) | Ink-jet recording apparatus and ink-jet recording method | |
US8955960B2 (en) | Tray unit and image recording device | |
JP2010150030A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2010023942A (ja) | 記録媒体搬送装置及びこれを備える後処理機能付き画像形成装置 | |
US7083245B2 (en) | Recording apparatus | |
US8625173B2 (en) | Image recording apparatus | |
CN100400399C (zh) | 图像记录设备以及记录介质供应装置 | |
JP2015110461A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2008162756A (ja) | 画像記録装置 | |
JP5834597B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4868018B2 (ja) | 両面記録装置 | |
JP5966574B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4600492B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP5942479B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3686023B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP2008239257A (ja) | 画像記録装置 | |
JP4246647B2 (ja) | 給紙装置の接続機構 | |
JP2006076731A (ja) | 用紙供給装置 | |
JP2008074515A (ja) | 給紙装置及びこれを用いた画像読取り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121009 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140422 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140930 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141013 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5640373 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |